JP2007083004A - おしゃれ着用洗濯ばさみ - Google Patents

Abstract

【課題】高級生地等の洗濯物に対し、洗濯ばさみの挟持部痕跡を残さず、生地を傷めない洗濯ばさみの提供。
【解決手段】洗濯ばさみの挟持部１の形を球形、又は楕円の球形にすることにより、挟持部内側５の接触面積を最小にとどめ、挟まれる生地に与える負担を最小に抑え、生地に挟持部の痕跡を残さず、傷めないようにする。
【選択図】図１

Description

本発明は、主として家庭で洗濯し、干される洗濯物の内、特に洗濯ばさみの挟持部の痕跡を残したくない生地の洗濯物を干す際に、生地に対して挟持部の痕跡を残さず、生地を傷めない洗濯ばさみに関する。

従来の洗濯ばさみの中に、挟持部内側の凹凸部分の溝巾を小さくし、挟み方を少しソフトにしたものがある。

昨今、家庭用洗濯洗剤の種類の多様化、品質のめざましい向上等により、これまでドライクリーニングでしか洗えなかった洗濯物も家庭で簡単に洗濯できるようになり、家庭で洗濯できる衣類、生地の種類が増加するようになった。こうした洗濯物は、これを乾かす際、生地の縮みや傷みを防ぐため、乾燥機を使わず、陰干し等の自然乾燥で乾かすのが、生地を傷めないことに加え、光熱費もかけない乾かし方の内の最良の方法であるが、この時、従来の先端挟持部内側に凹凸の溝のある洗濯ばさみを使うと、生地によってはその溝の痕跡が乾いた後も残り、見た目に見苦しいものとなる。溝の痕跡が残り易く、かつ、残したくないような生地に使用する場合は、従来の洗濯ばさみに使用されているスプリングの圧力であれば、溝がなくても十分に洗濯物を固定することができ、こうした生地を扱う時には、従来の洗濯ばさみの形のままでは、生地に不必要な圧力と負担をかける結果となる。

本発明は、このような従来の洗濯ばさみでは対応の難しい家庭の洗濯物の増加に伴い、高級生地等にも安心して使用できる、挟持部の痕跡を生地に残さない、おしゃれ着用洗濯ばさみの実現を目的とする。

対称に向かい合わせた挟持軸に取り付けたスプリングの圧力により、先端の挟持部が閉じるように構成された洗濯ばさみにおいて、その先端の挟持部の形を球形、又は楕円の球形にし、挟持部内側の接触面積を最小にすることにより、挟持された生地にその痕跡を残さず、傷めないようにする。さらに、挟持部を球形にすることにより、生地をひっかけたり、傷めたりすることからも防止できるようにする。

上述したように、本発明の洗濯ばさみは、挟持部内側の接触面積を可能な限り、小さくすることにより、挟持された生地に残る痕跡、傷みを最小限に抑えることができる。高級生地、純毛製品などの抑えられた痕跡の消えにくい生地の洗濯物にも安心して使用できる洗濯ばさみが提供できる。また、挟持部以外の部分を従来の洗濯ばさみと殆んど形を変えないことにより、従来の洗濯ばさみと同様に安価な製品として製造し、提供できる。

以下、本発明の実施の形態を図１〜図６に基づいて説明する。

本発明の洗濯ばさみの形態は、図１、図３、図５に示すように、一端を挟持部（１）とし、他端を開き操作部（２）とする挟持軸（３）を対称に向かい合わせ、その挟持軸に取り付けたスプリング（４）の圧力で挟持部（１）が閉じ、開き操作部（２）を指で押圧すると挟持部（１）が開くように構成する。

上記の挟持部（１）の形を球形、又は楕円の球形にすることにより、挟持部内側（５）の接触面積を最小にする。これにより挟持部（１）に挟持される生地にかかる圧力と負担を最少に軽減し、生地にその痕跡を残したり、傷めたりすることから防止することができる。また挟持部（１）を球形にすることにより、どの方向からも生地をひっかけたりせず、その点からも生地を傷めることを防ぐことができるように構成する。

本発明挟持軸直線型洗濯ばさみの断面図 同直線型洗濯ばさみの側面図 同挟持軸弓型洗濯ばさみの断面図 同弓型洗濯ばさみの側面図 同挟持軸弓型二本足型洗濯ばさみの断面図 同弓型二本足型洗濯ばさみの側面図

符号の説明

１ 挟持部
２ 開き操作部
３ 挟持軸
４ スプリング
５ 挟持軸内側

Claims (1)

1. 対称に向かい合わせた挟持軸に取り付けたスプリングの圧力により、先端の挟持部が閉じるように構成された洗濯ばさみにおいて、その先端の挟持部の形を球形、又は楕円の球形にすることにより、挟持部内側の接触面積を限りなく小さくすることを特徴とする洗濯ばさみ。

Images