JP2007082384A - モータ - Google Patents

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Abstract

【課題】 一対の軸受を固定するための金属製の軸受ブッシュを、モータ支持部と軸受位置決め部と同時にインサート成形されたモータにおいて、インサート成形部分の成形不良を防止する。
【解決手段】 一対の軸受46,47を保持する軸受ブッシュ48に、それら軸受46,47を所定位置に位置決めする機構を、軸受ブッシュ48をモータ支持部22にインサート成形するのと同時に、軸受ブッシュ48の内周面に軸受位置決め部6として一体的に成形するようにして、軸受ブッシュ48を高精度に形成する。このとき、軸受位置決め部6の剥がれや破断などの成形不良が生じないようにするために、その内周面を、軸受位置決め部6を成形する金型を離型する方向に内径が徐々に拡大する面とする。或いは、軸受位置決め部6の開口端から軸線方向に十分に離れた内周面にパーティングラインが形成されるように成形用金型を組み合わせてもよい。
【選択図】 図1

Description

本発明は、上側軸受と下側軸受からなる軸受機構を固定するために金属製の軸受ブッシュを備えたモータに関する。
上側軸受と下側軸受からなる軸受機構を固定するために金属製の軸受ブッシュを備えたモータとして、例えば、特許文献1に記載されたファンモータが知られている。特許文献1のファンモータは、インペラを取り囲むファンハウジングが、モータを支持するモータ支持部と共に合成樹脂によって一体成形されており、このモータ支持部に円筒状の金属製のベアリングライナー(軸受ブッシュに相当)がインサート成形されている。このベアリングライナーの内周面には、インペラ付きのロータを回転自在に支持するための一対の軸受が固定され、ベアリングライナーの外周面には、ステータが固定されている。
そのベアリングライナーは、プレス加工によって成形されたものであって、円筒部と、この円筒部の下端部に設けられたフランジ部と、円筒部の内周面にその一対の軸受を軸線方向の所定位置に位置決めするための位置決め用突出部とを備えている。
ところが、このベアリングライナーは、位置決め用突出部をプレス加工によって形成されていることから、位置決め用突出部を精度良く形成することが困難であった。また位置決め用突出部をプレス加工する際に、ベアリングライナーに過大な応力が作用することから、円筒部の真円度が低下し、軸受またはステータが傾いて取り付けられてしまうことがあった。このようにベアリングライナーの部品精度が良くないと、ロータが傾いたまま回転して、軸受から異音が発生したり、軸受に余計な負荷がかかって軸受寿命が低下するといった問題を引き起こす。
このような問題を解消するために、例えば、特許文献2及び特許文献3に記載されたモータが知られている。即ち、一対の軸受を軸線方向の所定位置に位置決めする円筒状の軸受位置決め部(特許文献1の突出部に相当)を、軸受ブッシュに直接形成するのではなく、軸受ブッシュを保持するモータ支持部(ブラケットに相当)を合成樹脂で一体成形する際に、軸受ブッシュとともに、軸受ブッシュの内周面に同時に一体成形する構成である。この構成であれば、その軸受用位置決め部を、軸受ブッシュをプレス加工によって変形させてしまうことがなく、かつ軸受が当接する位置決め面を高精度に形成することができる。
ところが、特許文献2及び特許文献3のモータは、これまで量産品として実現することは困難であった。その原因として以下が考えられる。
第一の原因は、成形工程におけて成形品を金型から分離する時に、軸受位置決め部が軸受ブッシュから剥がれたりひび割れるなどの不良が発生することである。これは、軸受位置決め部が比較的薄いために、型から分離する時に軸受位置決め部が成形用金型に付着してそのような不良を招いてしまうことが考えられる。
第二の原因は、軸受位置決め部の両端面(軸受が当接する面)と軸受ブッシュの内周面との境界部分にバリが形成される可能性があることである。この部位にバリが形成されてしまうと、そのバリが軸受の高精度な位置決めを妨害する。このバリを防止するには軸受ブッシュ及び成形用金型を高精度に形成したり、さらには成形用金型の交換時期を早めるなどにより解消することができるが、製造コストを高騰させてしまう。
第三の原因は、軸受ブッシュが射出成形時の射出圧によって変形し、軸受ブッシュの真円度が低下することである。軸受ブッシュの真円度が低下すると、軸受を精度良く固定できなくなる。この場合、軸受ブッシュが変形しないように射出圧を低くすると、成形材が細部にまで行き渡らなくなって成形精度が低下する恐れがある。この射出圧と成形精度との関係は、微妙であり、その調整は容易ではない。
第四の原因は、軸受ブッシュが傾いて成形されてしまうため、モータ支持部を基準とする軸受ブッシュの直角度が低下することである。これは、成型時に軸受ブッシュを成型用金型の所定位置に精度良く配置することが困難であることが考えられる。
第五の原因は、回転中に軸受を通じて軸受ブッシュに半径方向の荷重が過大に作用した場合に、モータ支持部が軸受ブッシュを支持しきれずに、軸受ブッシュが傾いたり、軸受ブッシュの締結側でモータ支持部が破断する恐れがあることである。
このように特許文献1のファンモータでは、プレス加工によって成形された軸受ブッシュに対して、軸受位置決め部までもプレス加工にて成形する構成であるため軸受ブッシュの部品精度に問題がありモータの回転精度を向上させることができなかった。特許文献2及び3のモータでは、特許文献1における軸受ブッシュの部品精度の問題は解消できるものの、実施に際して種々の問題があるため、量産化が困難であった。
特開2002−155939号公報 実開平1−79373号公報 実開平1−61854号公報
以上より、本発明が解決しようとする課題は、一対の軸受を固定するための金属製の軸受ブッシュを、モータ支持部と軸受位置決め部と同時にインサート成形されたモータにおいて、インサート成形部分の成形不良を防止することである。
上記課題を解決するために、本発明のモータでは、一対の軸受を保持する軸受ブッシュに、それら軸受を所定位置に位置決めする機構を、軸受ブッシュをモータ支持部にインサート成形するのと同時に、軸受ブッシュの内周面に軸受位置決め部として一体的に成形して、軸受ブッシュを高精度に形成する。このとき、軸受位置決め部の剥がれや破断などの成形不良が生じないようにするために、その内周面を、軸受位置決め部を成形する金型を離型する方向に内径が徐々に拡大する構成とする。或いは、軸受位置決め部の開口端から軸線方向に十分に離れた内周面にパーティングラインが形成されるように成形用金型を組み合わせてもよい。また、軸受位置決め部において軸受が位置決めされる部位にバリが形成されないようにするために、その軸受が位置決めされる部位と軸受ブッシュとの境界部分に凹部を設け、バリが凹部内に形成される構成とする。
より詳細には、請求項1に記載の発明は、モータであって、ステータコアにコイルが巻設された中央部に貫通孔を有するステータと、前記ステータに半径方向に対向する駆動用マグネットと、該駆動用マグネットを保持するカップ状部材と、該カップ状部材の中央部に回転軸線に沿って設けられたシャフトと、を備えた、回転軸線の周りで回転するロータと、前記ロータを回転自在に支持するために軸線方向に一対、設けられた上側軸受と下側軸受よりなる軸受機構と、内周面に前記軸受機構が固定され、且つ外周面に前記ステータの前記貫通孔が嵌合して固定された円筒部と、該円筒部の該外周面の下端部から半径方向外方に拡がるフランジ部と、該円筒部の該内周面と該外周面とを連通する少なくとも一つの連通孔とを備えた、金属製の軸受ブッシュと、前記シャフトが挿通するように、前記連通孔の内端側を含む前記軸受ブッシュの前記内周面に固着された円筒状の軸受位置決め部であって、該軸受位置決め部には、該軸受位置決め部の上端部において前記上側軸受が軸線方向の所定位置に位置決めされる上側位置決め部と、前記軸受位置決め部の下端部において前記下側軸受が軸線方向の所定位置に位置決めされる下側位置決め部とを有し、更に該軸受位置決め部の内周面には最小内径部とその両開口端から軸線方向に沿って当該最小内径部に向かうに従ってその内径が徐々に狭くなる上側および下側縮径内周面とを有する軸受位置決め部と、前記軸受ブッシュの前記フランジ部の少なくとも一部と前記連通孔の外端側を含む前記軸受ブッシュの前記外周面とに固着されたモータ支持部と、からなるモータであって、前記モータ支持部、及び前記軸受位置決め部は、所定の成形用金型に前記軸受ブッシュを挿入後に成形材を注入加圧することで一体的に成形されており、前記軸受位置決め部と前記モータ支持部とは前記連通孔を介して成形材により連結されてなり、さらに、前記軸受位置決め部の前記最小内径部には、前記上側縮径内周面を成形する上側金型と前記下側縮径内周面を成形する下側金型とを成形後に分離することにより生ずるパーティングラインが形成されている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のモータであって、さらに、回転時に空気流を誘起するために、前記ロータに設けられたインペラと、前記空気流が流れる空気流路を形成し、且つ前記インペラを取り囲むようにして前記モータ支持部に一体的に成形されたハウジングと、を備える。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2の何れかに記載のモータであって、前記軸受位置決め部が固着された、前記軸受ブッシュの前記内周面の少なくとも一部には、少なくとも半径方向に向かう凹部または凸部の何れかが形成されている。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3の何れかに記載のモータであって、前記軸受ブッシュの前記円筒部における軸線方向の所定位置より下側の肉厚の平均値が前記所定位置より上側の肉厚の平均値よりも大きい。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4の何れかに記載のモータであって、前記軸受ブッシュにおける前記フランジ部の下面の少なくとも一部が、外気に触れるように露出している外気接触面を有する。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のモータであって、前記軸受ブッシュの前記フランジ部の外気接触面は、前記軸受ブッシュを前記所定の成形用金型に配置するに際しての位置決め面として用いられる。
請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6の何れかに記載のモータであって、前記軸受ブッシュの前記フランジ部における前記モータ支持部が固着される固着領域に、軸線方向に向かう凹部または凸部の少なくとも何れかが形成されている。
請求項8に記載の発明は、請求項1乃至7の何れかに記載のモータであって、前記連通孔は、少なくとも2つを一組となし、前記一組の連通孔は前記軸受ブッシュの前記円筒部において回転方向に180度だけ離れている。
請求項9に記載の発明は、請求項1乃至8の何れかに記載のモータであって、前記軸受位置決め部の前記上側位置決め部は、前記上側軸受の下端面が当接して前記上側軸受の軸線方向の位置決めを行う第一上側位置決め面と、前記第一上側位置決め面と前記軸受ブッシュの前記内周面との間で軸線方向上方に開くように設けられた上側環状凹部と、前記軸受位置決め部の前記下側位置決め部は、前記下側軸受の上端面が当接して前記下側軸受の軸線方向の位置決めを行う第一下側位置決め面と、前記第一下側位置決め面と前記軸受ブッシュの前記内周面との間で軸線方向下方に開くように設けられた下側環状凹部とを備えている。
請求項10に記載の発明では、請求項1乃至8の何れかに記載のモータであって、前記軸受位置決め部の前記上側位置決め部は、前記上側軸受の下端面及び外周面に当接して、前記上側軸受の軸線方向の位置決めを行う略L字断面形状の第二上側位置決め面と、前記軸受位置決め部の前記下側位置決め部は、前記下側軸受の上端面及び外周面に当接して、前記下側軸受の軸線方向の位置決めを行う略L字断面形状の第二下側位置決め面とを備えている。
請求項11に記載の発明では、請求項1乃至10の何れかに記載のモータであって、前記モータ支持部は、前記ステータを前記モータ支持部の前記外周面に固定するに際して、軸線方向に位置決めするための第一ステータ位置決め部を一体的に備えている。
請求項12に記載の発明では、請求項1乃至11の何れかに記載のモータであって、前記ステータの前記貫通孔の内周面には、軸線方向に切り欠かれたステータ切欠き部を有し、 前記モータ支持部は、前記ステータを前記モータ支持部の前記外周面に固定するに際して、前記ステータ切欠き部に収容されて前記ステータの回転方向に位置決めするための第二ステータ位置決め部を一体的に備えている。
請求項13に記載の発明であって、請求項12に記載のモータであって、前記第一ステータ位置決め部は、前記ステータが軸線方向上方から当接する、軸線方向に垂直な水平面を有し、前記水平面と前記軸受ブッシュの前記外周面との間で軸線方向上方に開くように設けられた環状凹部を備えている。
請求項14に記載の発明では、請求項1乃至13の何れかに記載のモータであって、前記軸受ブッシュは、プレス加工によって成形されている。
請求項15に記載の発明では、モータであって、ステータコアにコイルが巻設された中央部に貫通孔を有するステータと、前記ステータに半径方向に対向する駆動用マグネットと、該駆動用マグネットを保持するカップ状部材と、該カップ状部材の中央部に回転軸線に沿って設けられたシャフトと、を備えた、回転軸線の周りで回転するロータと、前記ロータを回転自在に支持するために軸線方向に一対、設けられた上側軸受と下側軸受よりなる軸受機構と、内周面に前記軸受機構が固定され、且つ外周面に前記ステータの前記貫通孔が嵌合して固定された円筒部と、該円筒部の該外周面の下端部から半径方向外方に拡がるフランジ部と、該円筒部の該内周面と該外周面とを連通する少なくとも一つの連通孔とを備えた、金属製の軸受ブッシュと、前記シャフトが挿通するように、前記連通孔の内端側を含む前記軸受ブッシュの前記内周面に固着された円筒状の軸受位置決め部であって、該軸受位置決め部には、該軸受位置決め部の上端部において前記上側軸受が軸線方向の所定位置に位置決めされる上側位置決め部と、前記軸受位置決め部の下端部において前記下側軸受が軸線方向の所定位置に位置決めされる下側位置決め部とを有し、更に該軸受位置決め部の内周面には最小内径部とその両開口端の少なくとも一方から軸線方向に沿って当該最小内径部に向かうに従ってその内径が徐々に狭くなる少なくとも一つの縮径内周面とを有する軸受位置決め部と、前記軸受ブッシュの前記フランジ部の少なくとも一部と前記連通孔の外端側を含む前記軸受ブッシュの前記外周面とに固着されたモータ支持部と、からなるモータであって、前記モータ支持部、及び前記軸受位置決め部は、所定の成形用金型に前記軸受ブッシュを挿入後に成形材を注入加圧することで一体的に成形されており、前記軸受位置決め部と前記モータ支持部とは前記連通孔を介して成形材により連結されてなり、さらに、前記軸受位置決め部の前記最小内径部には、前記縮径内周面を成形するために軸線方向の一方に配置される第一金型と、軸線方向の他方に配置される第二金型とを成形後に分離することにより生ずるパーティングラインが形成されている。
請求項16に記載の発明では、請求項15に記載のモータであって、前記軸受位置決め部の前記最小内径部は、前記軸受位置決め部の何れか一方の開口端に形成され、前記縮径内周面は、前記軸受位置決め部の一方の開口端と他方の開口端との間に形成され、前記最小内径部には、前記第一金型と前記第二金型とを分離することにより生ずるパーティングラインが形成されている。
請求項17に記載の発明では、モータであって、ステータコアにコイルが巻設された中央部に貫通孔を有するステータと、前記ステータに半径方向に対向する駆動用マグネットと、該駆動用マグネットを保持するカップ状部材と、該カップ状部材の中央部に回転軸線に沿って設けられたシャフトと、を備えた、回転軸線の周りで回転するロータと、前記ロータを回転自在に支持するために軸線方向に一対、設けられた上側軸受と下側軸受よりなる軸受機構と、内周面に前記軸受機構が固定され、且つ外周面に前記ステータの前記貫通孔が嵌合して固定された円筒部と、該円筒部の該外周面の下端部から半径方向外方に拡がるフランジ部と、該円筒部の該内周面と該外周面とを連通する少なくとも一つの連通孔とを備えた、金属製の軸受ブッシュと、前記シャフトが挿通するように、前記連通孔の内端側を含む前記軸受ブッシュの前記内周面に固着された円筒状の軸受位置決め部であって、該軸受位置決め部には、該軸受位置決め部の上端部において前記上側軸受が軸線方向の所定位置に位置決めされる上側位置決め部と、前記軸受位置決め部の下端部において前記下側軸受が軸線方向の所定位置に位置決めされる下側位置決め部と、一方の開口端から他方の開口端まで同一の内径として形成された内周面と、を備えた軸受位置決め部と、前記軸受ブッシュの前記フランジ部の少なくとも一部と前記連通孔の外端側を含む前記軸受ブッシュの前記外周面に固着されたモータ支持部と、からなるモータであって、前記モータ支持部、及び前記軸受位置決め部は、所定の成形用金型に前記軸受ブッシュを挿入後に成形材を注入加圧することで一体的に成形されており、前記軸受位置決め部と前記モータ支持部とは前記連通孔を介して成型材により連結されてなり、さらに、前記軸受位置決め部における前記両開口端から離れた前記内周面の所定位置には、前記内周面の前記所定位置より上側を成形する上側金型と前記内周面の前記所定位置より下側を成形する下側金型とを成形後に分離することにより生ずるパーティングラインが形成されている。
本発明では、一対の軸受を固定するための金属製の軸受ブッシュがモータ支持部にインサート成形される。そして軸受をモータ支持部に容易且つ高精度に固定できる。その結果回転時のブレの少ない、高精度に回転することができるモータを、コストを掛けることなく量産化することができる。
本発明のモータは、上側軸受と下側軸受を固定する円筒状の金属製の軸受ブッシュが、モータ支持部及び軸受位置決め部からなる成形体にインサート成形されたインサート成形構造体を有し、このインサート成形構造体に種々の特徴がある。以下に本発明のモータについて、複数の実施例を例示するが、本発明の範囲はこれらに限定されるものではない。なお、実施例2乃至8は、実施例1に対して異なる部位を中心に説明する。またそれら異なる実施例であっても同じ符号であれば同じ部位及び部材を示すものとする。
実施例1では、ファンモータを例示する。ファンモータAは、図1に示すように、ファンハウジング21の内部にインペラ付きモータ4が設けられ、インペラ41の回転によって誘起された空気流がファンハウジング2内を通って軸線方向の一方から流入し他方から排出される軸流型ファンである。実施例1では軸流型ファンを示すが、本発明は遠心型ファンにも適用できる。なお、図1において直線L1は当該モータの回転軸線を示し、軸線方向とは回転軸線L1が伸びる方向をいう。また、半径方向とは回転軸線L1を通るこの線に垂直な方向をいう。
インペラ付きモータ4は、回転組立体(ロータに相当)と、静止組立体と、両者の間に介在する軸受機構とからなる。回転組立体は、インペラ41と、インペラ41の内側に固定された磁性材からなるカップ状のヨーク42(カップ状部材に相当)と、ヨーク42の内側に固定された駆動用マグネット43と、ヨーク42の中央に固定されたシャフト44からなる。静止組立体は、駆動用マグネット43に半径方向に対向するステータ45と、外側にステータ45及び内側に一対の軸受46,47をそれぞれ保持する軸受ブッシュ48と、回路基板49と、からなる。軸受機構は、一対の軸受46,47からなり、その回転組立体のシャフト44と静止組立体の軸受ブッシュ48との間に軸線方向に並列させて設けられ、回転組立体を静止組立体に対して回転自在に支持している。一対の軸受46,47は、玉軸受であって、シャフト45の下端部に設けられたバネによって予圧が付与されている。一対の軸受46,47は、滑り軸受を使用することもできる。その回転組立体は、インペラにカップ状部材が一体的に成形されたインペラ付きカップ状部材の内側に、駆動用マグネット付きのヨークが固定され、中央部にシャフトが設けられた構成とすることもできる。ステータ45は、中央部に貫通孔を有し珪素鋼板を積層してなるステータコア45aに上下から合成樹脂によって成形されたインシュレータ45bを装着し、これを介してコイル45cが巻設されている。
ファンハウジング21は、図2に示すように、インペラ41を取り囲む内周面を有する矩形状であって、これの内側中央に、インペラ付きモータ4の軸受ブッシュ48を支持する円板状のモータ支持部22が位置し、このモータ支持部22を略放射状に延伸する複数の連結部23によって支持した構成となっている。これらファンハウジング21、モータ支持部22、及び連結部23は、合成樹脂によって射出成形にて一体的に成形されている。なお、ファンハウジング21とモータ支持部22との間の空隙は、当該ファンモータAの排気口である。連結部23は、モータ支持部22の一部として構成されているが、遠心型ファンでは、モータ支持部22がファンハウジング21に直接、接続されたような構成となる。
モータ支持部22は、インサート成形によって金属製の軸受ブッシュ48を締結している。軸受ブッシュ48の内周面には、合成樹脂製の軸受位置決め部6が設けられ、ここに一対の軸受46,47が軸線方向の所定位置に位置決めがされて嵌合固定されている。軸受位置決め部6は、軸受ブッシュ48をモータ支持部22にインサート成形する際に同時に射出成形される。つまり、このモータ4では、図2に示すように、軸受ブッシュ48が、ファンハウジング21、モータ支持部22,連結部23、及び軸受位置決め部6からなる成形体に一体化されたインサート成形構造体2が構成されている。
次に、インサート成形構造体2について詳しく説明する。
軸受ブッシュ48は、金属製であって、図3に示すように、内周面に一対の軸受46,47が固定され、外周面にステータ45の貫通孔が嵌合して固定される円筒部48aと、この円筒部48aの外周面の下端部に半径方向外方に拡がるフランジ部48bとを有し、深絞り加工などのプレス加工にによって成形されている。軸受ブッシュ48の円筒部48aには、内周面と外周面を連通する複数の連通孔48cを備えている。円筒部48aの下側は、外周面が突出するようにして厚肉に形成され、これによりこの厚肉部と薄肉部との間に段差面48dが形成されている。つまり、軸受ブッシュ48の円筒部48aは、軸線方向の所定位置に位置する段差面48dより下側の肉厚の平均値が、上側の肉厚の平均値よりも大きい。複数の連通孔48cは、円筒部48aの厚肉部と回転軸線に垂直な仮想面とが交わる円周上の四箇所に等配して設けられている(図3では二箇所のみ示す)。軸受ブッシュ48は加工コスト面からプレス加工が望ましいが、切削加工によって形成されてもよい。
モータ支持部22は、図4に示すように軸受ブッシュ48における円筒部48aの段差面48dより僅かだけ上方の位置からフランジ部48bに向かう外周面、フランジ部48bの上面、外周面及び下面の一部にわたる領域に固着されている。モータ支持部22の固着部の上端面22a(第一ステータ位置決め部に相当)は、軸線方向に垂直な水平面として環状に形成されている。各連通孔48cの外端側及び内端側は、モータ支持部22の固着部及び軸受位置決め部6によって覆われることから、成形後は露出しない。また、フランジ部48cの下面には、半径方向の中間付近から内側にかけて外気に触れる気体接触面48eが形成されている。
ステータ45は、軸受ブッシュ48の外周面に嵌合して接着固定されており、モータ支持部22の上端面22aに当接して軸線方向の所定位置に位置決めされている。インシュレータ45bの上側内周壁は、軸受ブッシュに48の外周面に軽圧入されている。これにより、ステータ45を軸受ブッシュ48に接着固定する際に、接着剤が未硬化であっても、ステータ45が軸受ブッシュ48に仮止めされる。そのため、ステータ45を治具などを用いて一時的に保持したり、硬化までに一時保管するなどの工程をとる必要がなく、ステータ45の取付作業性がよい。
さらにモータ支持部22の上端面22aには、図4に示すように、軸線方向に突出する突起22b(第二ステータ位置決め部に相当)が一体的に設けられている。この突起22bは、ステータコア45aの内周面に設けられた切欠き溝(図略)に収容され、ステータ45を回転方向の所定位置に位置決めする位置決めと回り止めを行うことができる。
ステータ45で発生した熱は軸受ブッシュ45を通じて放熱されるが、そのフランジ部48bの下面に気体接触面48eがあるため、放熱が促進される。気体接触面48eは、軸受ブッシュ48とモータ支持部22との締結強度に支障のない範囲でできるだけ広く確保するのが望ましい。気体接触面48eは、ファンモータAにおいて外気に触れやすい部位であるため放熱に適している。
軸受位置決め部6は、図4に示すように、各連通孔48cの内端側よりも僅かだけ下側の位置から軸受ブッシュ48の上側にわたる領域において、シャフト46が接触しないように挿通することができる内径を確保した円筒状体として形成されている。軸受位置決め部6の上端面61及び下端面62は、軸線方向に垂直な平坦面として環状に形成されている。この上端面61は、上側軸受46の下端面が当接することによって、上側軸受46を軸線方向の所定位置に位置決めできる。また、下端面62についても、下側軸受47の上端面が当接することによって、下側軸受47を軸線方向の所定位置に位置決めできる。上端面61及び下端面62は、各軸受46,47が位置決めされた時に、両軸受46,47が軸受ブッシュ48からはみ出ない位置に形成されている。なお、両軸受46,47の位置決めは、上端面61及び下端面62にバネやスペーサなどを介して行うこともできる。
軸受位置決め部6の上端面61と軸受ブッシュ48の内周面との間には、図4に示すように、軸線方向の上側に開く環状凹部63が形成されている。同様に、軸受位置決め部6の下端面62と軸受ブッシュ48の内周面との間にも、軸線方向の下側に開く環状凹部64が形成されている。より詳細には、図5から明らかなように、軸受ブッシュ48の内周面に表れる軸受位置決め部6の境界が、その環状凹部63、64内に形成される。したがって、上端面61及び下端面62の外周側に環状凹部63、64があることにより、軸受ブッシュ48の内周面と軸受位置決め部6との両側の境界にバリBが形成されたとしても、このバリBは環状凹部63、64内に形成される。
その結果、バリBが形成されたとしてもある程度の大きさであれば、上側軸受46及び下側軸受47が上端面61及び下端面62に当接する際に邪魔になることがないため、それら軸受46、47の軸線方向の位置決めを高精度に行うことができる。この場合、環状凹部63、64の容積は、上端面61及び下端面62が各軸受46,47を受け止めて適切に位置決めできるのに十分な面積を確保しつつ、深さd及び幅rをできるだけ大きく設定するとよい。また、環状凹部63,64の形状は、ここでは断面が矩形であるが、略三角形など種々の形状としてもよい。
このバリの問題は、軸受ブッシュ48と射出成形用金型とが設計通りに形成されていればバリは発生しないが、それらの部品の誤差や金型の摩耗、さらには成形条件などによって、生産台数が多ければ多い程、バリの発生を阻止することは困難となる。軸受ブッシュ48の部品精度を厳しくしたり、金型の交換時期を短くすることで、バリの発生を低減することはできるが、コストアップを招いてしまう。
一方、本実施例では、上述のように環状凹部63,64を設けることによって、仮にバリが発生してもバリが軸受の位置決めに影響しない構成としている。つまり、本実施例では、バリを皆無にするという考え方ではなく、バリの発生をある程度許容した構成とすることにより、部品精度が緩和できると共に金型の交換時期を延ばすことができ、コストアップを伴うことなくバリの問題を解決している。
軸受位置決め部6の内周面は、図4に示すように、上端面61および下端面62から軸線方向に十分に離れた部位(本実施例では軸受位置決め部6の軸線方向の中間部)を最小内径部r1として、上側及び下側の開口端から軸線方向に沿ってその最小内径部r1に向かうに従ってその内径が徐々に狭くなる上側及び下側縮径内周面65、66を有している。上側及び下側縮径内周面65,66は、軸受位置決め部6の成形時に金型を分離し易くできる(詳細は後述)。
次にインサート成形構造体2の製造方法について説明する。
図6、7に示すように、軸受ブッシュ48を配置した静止側金型100に、可動側金型150を軸線方向に組み合わせて、両金型100,150の間に、ファンハウジング2、連結部23、軸受位置決め部6、モータ支持部22及び軸受ブッシュ48の連結孔48cに対応する空間を形成する。なお、図6,7では、ファンハウジング21及び連結部23に対応する金型部分は、図面の都合上、図示していない。ゲート101は、モータ支持部22に対応する静止側金型100に複数箇所形成されており、溶融した合成樹脂を射出する。ゲート101から射出された合成樹脂は、ファンハウジング2側、及び軸受ブッシュ48の各連通孔48cを通って軸受位置決め部6側へと流れ込む。射出後の合成樹脂が硬化した後、両金型100,150を分離すると、インサート成形構造体2が可動側金型150に付着する。可動側金型150には、成型品を分離するためのイジェクターピンが備わっているため、このイジェクターピンによってインサート成形構造体2が取り出される。成型品が可動側金型150に付着するのは、可動側金型150の成形面積が静止側金型100よりも大きいためである。
静止側金型100と可動側金型150とは、軸受位置決め部6の内周面を成形するための円錐台形状部102,151を備えている。両円錐台形状部102、151は、両金型100,150を組み合わせた時に、互いの先端面が軸受位置決め部6の最小内径部r1において当接するように先細りした形状である。このような金型を用いて成型されているため、図4に示すように、軸受位置決め部6の最小内径部r1にパーティングラインL2が形成されている。なお、静止側金型100及び可動側金型150は、単一の部材として図示しているが、複数の部材に分けて構成してもよい。例えば、円錐台形状部102,151を分割した構成とすると、両軸受46,47の間隔のみを変更したインサート成形構造体2を成形したい場合に、その円錐台形状部102,151の金型を交換し他の金型はそのまま使用することができる。インサート成形構造体2の成形材は、合成樹脂に限るものではなく、アルミニウムや亜鉛のような金属であってもよい。
軸受位置決め部6の内周面は、上端面61及び下端面62から軸線方向に離れた部位(最小内径部)にパーティングラインL2が形成されるように、両金型100,150が構成されているため、この軸受位置決め部6と同等の軸線方向長さの内周面を一つの金型で成形する場合に比べて、円錐台形状部102,151の個々の軸線方向長さを短くすることができる。そのため、成形品を金型から分離する時に、両金型100,150に対する両円錐台状部102,151の相対的な移動距離が短くなり、比較的薄肉の軸受位置決め部6であっても、それら金型の分離時に両金型100,150に引っ張られて剥がれたり破断するといった成形不良を防止することができる。なお、それら金型の分離時における両円錐台形状部102,151の相対的な移動距離は、最小内径部が軸受位置決め部6の軸線方向の中間部にあると両方とも短くできるが、成形の都合によって中間部にある必要はない。
軸受位置決め部6の上側縮径内周面65及び下側縮径内周面66は、静止側金型100の円錐台形状部102と可動側金型150の円錐台形状部151とが成形部から分離する方向に内径が拡大する構成であることから、同一内径の内周面を円柱体状の金型によって成形する場合に比べて、分離時に作用する成形面(上側縮径内周面65及び下側縮径内周面66)と金型面(円錐台形状部102、151)との間の摩擦力が小さい。それによって分離時に軸受位置決め部6に作用する負荷が小さいため、軸受位置決め部6が剥がれたり破損するといった成形不良を防止することができる。
軸受ブッシュ48は、フランジ部付き円筒体であることから剛性が高い。しかも軸受ブッシュ48の下側が厚肉の円筒体であることでも、剛性が高くなっている。そのため、射出成形時の射出圧が高くても、軸受ブッシュ48が歪みにくい。射出圧を高くすることができれば、射出された合成樹脂の湯流れが良好となり、成形品の品質を向上させることができる。
軸受ブッシュ48の気体接触面48eは、射出成形時に静止側金型100に軸線方向の位置決め面として使用される。この気体接触面48eを形成するフランジ部48bの下面は、軸受ブッシュ48のプレス加工時の基準面として使用されている。そのため、この気体接触面48eの面精度が良好であることから、この気体接触面48eを位置決め面として使用することで、軸受ブッシュ48を静止用金型100に精度良く設置することができる。その結果、インサート成形構造体2は、水平面に対する軸受ブッシュ48の直角度が良好となる。なお、そのフランジ部48bの下面が軸受ブッシュ48のプレス加工時の基準面としない場合でも、フランジ部48bがあることにより、軸受ブッシュ48を金型の所定部に設置したときに安定し、フランジ部48bがない場合よりも直角度は良好となる。
軸受位置決め部6とモータ支持部22とは、複数の連結孔48c内に満たされた合成樹脂によって連結されている。そのため、射出成形時の成形材に加圧されて軸受ブッシュ48が移動しようとしても、各連結孔48c内の合成樹脂が抵抗となってそのような移動を防止することができる。また、当該ファンモータAの組立後の軸受位置決め部6に、一対の軸受46,47から作用する軸線方向の荷重が軸受ブッシュ48と軸受位置決め部6との固着力を越えたとしても、各連結部48c内に満たされた合成樹脂によって軸受位置決め部6が保持されるため、軸受位置決め部6が軸受ブッシュ48から脱落するのを防止できる。
連通孔48cは、図3に示すように、孔形状が軸線方向に偏平な楕円である。このような楕円形状は、同じ開口面積の真円及び回転方向に偏平な楕円に比べて、連結孔48cの孔高さを小さくできる。したがってモータ支持部22の上端面22aを下方に配置することができる。
四個の連結孔48cの加工方法は、図8(a)に示すように、ダイス200の円柱部201を軸受ブッシュ48に挿入して密接させた状態で、ポンチ210を軸受ブッシュ48の外周側から回転軸線L1に向けて押圧して、連結孔48cを形成する。この孔加工工程は、図8(b)に示すように、対向する二個を一組とした連結孔48c毎に二回に分けて行う。円柱部201は、図8(a)に示すように、外周面のうち、連結孔48cに対応する部位に、連結孔48cの加工時に形成される除去片を逃がすための縦溝202が四箇所設けられている。
加工手順は、図8(b)に示すように、図上の左右方向に対向する一組の連結孔48cを先に加工し、その後、図上の上下方向に対向する一組の連結孔48cを加工する。つまり四箇所の連結孔48cを二回に分けて加工する。このような手順を踏む理由は二つある。その第一の理由は、ポンチ210によって除去された除去片Sが他の連結孔48cの除去片Sと干渉して、加工中の不具合の発生を防止するためである。つまり、複数の連結孔48cを同時に加工すると、それぞれの隣接する連結孔48c同士が近ければ近い程、軸受ブッシュ48と円柱部201との間にそれら除去片Sがかみ込まれて、軸受ブッシュ48をダイス200から外せなくなるといった不具合が発生する恐れがある。そのため、同時加工される複数の連結孔48cをできるだけ離すことによって、そのような不具合を防止できる。本実施例では、同時加工される一組の連結孔48cは、回転軸線L1を中心に対向して配置(回転方向に180度離れる)しているため、最も離れた位置関係である。
その第二の理由は、孔加工に伴う軸受ブッシュ48の真円度の低下を抑えるためである。回転軸線L1を中心に対向する半径方向から軸受ブッシュ48に応力が作用することから、それら応力が相殺される。しかも一回目と二回目との加工時に作用する応力の方向が互いに回転方向に90度ずれることから、一回目の加工時に生じた歪みを二回目の加工時に作用する応力が矯正するようになり、結果的に軸受ブッシュ48の歪み量が少なくなる。
以上より、実施例1では、軸受ブッシュ48における一対の軸受46,47を位置決めする機構を、インサート成形構造体2の射出成形と同時に設けるようにしているため、工数削減による低コスト化が実現できるだけでなく、その軸受ブッシュ48をプレス加工にて形成することによっても大幅な低コスト化を実現できる。
このとき、背景技術の引用文献1を用いて説明したように、軸受ブッシュ48に、一対の軸受46,47を位置決めする機構をプレス加工にて塑性変形させて設ける構成では、軸受が位置決めされる位置決め面の精度出しが困難であること、及び軸受ブッシュ48の真円度が低下することの欠点があるため、このようにして形成された部位を位置決め部とすると、モータを高精度に組み立てることができない。この点について、実施例1では、その一対の軸受46,47を所定位置に位置決めする機構を、上述のように射出成形された軸受位置決め部6によって解決している。しかも、その軸受位置決め部6は、上側及び下側縮径内周面65,66及び環状凹部63,64を備え、パーティングラインL2が軸受位置決め部6の略中間部に位置するように成形されるようにすることによって、成形不良を防止している。
また、軸受ブッシュ48は、フランジ付きの円筒体であることから、インサート成形構造体2において水平面に対する直角度が良好となって、成形精度が良好となる。これによっても、一対の軸受46,47が精度良く取付され、モータの回転精度の向上に寄与している。また軸受ブッシュ48がフランジ付き円筒体であることから、モータ支持部に対して強固に支持され、回転時に軸受ブッシュが傾いたり、破断するといった不具合を防止できる
このようにして、実施例1では、低コストかつ高精度に回転するファンモータAを量産品として実現することができる。
本実施例では、図9に示すように、軸受ブッシュ48における軸受位置決め部6が固着された内周面に、半径方向に向かう凸部481又は凹部(図略)の何れかが形成されている。この構成では、上述した連結孔48cと同様に、成形時に軸受ブッシュ48の移動を防止できると共に、両者の固着力を向上させることができる。この構成は、連結孔48cと凸部481(又は凹部)の二重の作用効果が得られるため、例えば、実施例1よりも軸受に作用する荷重が大きいファンモータに好適である。凸部481は、軸受ブッシュ48の外周面から内側に向けて押圧するプレス加工によって形成することができ、内周面に複数箇所設けるのが望ましい。この場合、軸受ブッシュ48の真円度の低下が懸念されるが、この突出部481は、一対の軸受46,47から離れた位置であるため、仮に真円度が低下しても各軸受の取付精度に影響することはほどんどない。しかもこの凸部481は、軸受の位置決め面のように精度が要求されないので、ラフに加工できコストアップを伴うものではない。また凸部481又は凹部ではなく、その内周面にブラスト処理を施すなどして面粗度が高い面とするだけでも、同様の効果が得られる。
また、軸受ブッシュ48とモータ支持部22との固着力の向上および射出成形時の成形材による移動を防止するために、軸受ブッシュ48のフランジ部48bの表面に射出材料に対する抵抗が大きくなるように貫通孔や切欠きを設けたり、面粗度を上げる表面処理を施してもよい。
本実施例では、図10に示すように、軸受位置決め部6の上端部において、上述した上端面61の外周縁をさらに軸線方向の上側に延長して外壁面611を設け、略L字断面形状の上側位置決め部が設けられている。軸受位置決め部6の下端部においても、同様の外壁面621を設けて、略L字断面形状の下側位置決め部が設けられている。上側位置決め部は、軸受46の下端面及び外周面に当接して、軸受46を軸線方向の所定位置に位置決めをすることができる。下側位置決め部についても同様である。この構成では、上側位置決め部における上端面61と外壁面611とが、同一材料にて一体的に形成されているため、軸受位置決め部6の上端面61に軸受ブッシュ48の内周面との境界が表れない。下側位置決め部においても、同様に下端面62に軸受ブッシュ48の内周面との境界が表れない。よって、上端面61及び下端面62にバリが発生しないため、実施例1で示したバリの問題を環状凹部63,64を設けることなく解決することができる。なお、この場合、外壁面611,621の肉厚だけ、本実施形態と寸法の変更を伴うので、例えば軸受ブッシュ48を大径化するか、又は一対の軸受46,47を小径化する必要がある。
本実施例では、軸受ブッシュ48の連結孔48cは、実施例1に示したような楕円形状に限るものではなく、真円や矩形であってもよいし、その個数も四個に限定されるものではない。また、連通孔48cは、軸受ブッシュ48の一部を除去して貫通させるのではなく、図11(a)に示すように軸受ブッシュ48の一部を切開して、半径方向に向くように変形させて開口させてもよいし、図11(b)に示すように回転方向に変形させて開口させてもよい。何れも連通部48cから流れる射出材料の流れ方向を変更することができる。加えて、その連通孔48cの周縁が半径方向に向くように突出することから、軸受位置決め部6の固着力を向上させることができる。
実施例1では、モータ支持部22の上端面22aに軸受ブッシュ48の外周面との境界が表れるように、モータ支持部22が成形されている。この構成では、ステータコア45aの貫通孔の開口端がアール面となっている側を、モータ支持部22の上端面22aに向けてステータ45を固定しているため、仮に上端面22aにバリが存在しても、ステータ45の位置決めに大きな影響はなかったが、その境界に発生するバリが問題となる場合の実施例として、図12に示すように、この上端面22aと軸受ブッシュ48の外周面との間に環状凹部22cを設けるように成形するとよい。この環状凹部22cは、ステータ45の固定に使用する接着剤の溜まり溝として利用することもできる。
実施例1では、軸受位置決め部6の内周面に上側及び下側縮径内周面65,66を備えた構成であるが、縮径内周面を一面のみとすることもできる。即ち、本実施例では、図13に示すように、軸受位置決め部6の最小内径部r1が軸受位置決め部6の下側の開口端に形成され、上側の開口端からその最小内径部r1に向かうに従って内径が徐々に狭くなる縮径内周面67が形成されている。この軸受位置決め部6は、下側に縮径する円錐台形状部を有する可動側金型と、軸受位置決め部6の下端面と軸受ブッシュ48の内周面で規定される円柱部を有する静止側金型とを使用して、これらが軸受位置決め部6の最小内径部r1において当接するように組み合わせて成形される。これにより、軸受位置決め部6の内周面は、一つの金型によって成形され、軸受位置決め部6の下側の開口端(最小内径部r1)にパーティングラインL2が形成されている。本実施例でも、その縮径内周面67がその可動側金型の円錐台形状部に対して分離する方向に内径が拡大する構成であるため、その分離時に軸受位置決め部6に作用する負荷が小さく、軸受位置決め部6が剥がれたり破損するといった成形不良を防止することができる。図示は省略するが、その最小内径部は、上側の開口端に位置して内径が上側に向かって縮径する内周面としてもよい。
上述した各実施例では、軸受位置決め部6の内周面の内径が軸線方向に拡大させ金型を離型し易い構成とすることによって、軸受位置決め部6の成形不良を防止する構成を示したが、軸受位置決め部6の内周面の内径が同一の構成としても、成形不良を防止することができる。即ち、本実施例では、図14に示すように、軸受位置決め部6は、内径が軸線方向に同一で、しかも、軸受位置決め部6の両開口端から軸線方向に十分に離れた部位に、パーティングラインL2が形成されるようにして成形されている。仮に、この軸受位置決め部6を、パーティングラインL2が軸受位置決め部6の開口端の何れかに形成されるように成形すると、軸受位置決め部の内周面を成形するための金型を成形品に対して分離する時の相対的な移動距離が長くなるため、軸受位置決め部に成形不良が発生しやすい。これに対して、本実施例では、軸受位置決め部6の内周面が2つの金型によって成形されることから、それぞれの金型の移動距離を短くすることができ、同一の内径を有する軸受位置決め部6であっても成形不良を防止することができる。
上述した各実施例ではファンモータを例示したが、本発明のモータは他の用途のモータ、例えば、OA機器などの駆動部を駆動させるためのメインモータや記録ディスクを駆動させるスピンドルモータなどのモータにも適用できる。本実施例では、図15のメインモータA1を例示する。このメインモータA1は、実施例1のファンモータAと磁気回路部分は実質的に同じ構成である。シャフト44の下端部は、OA機器の駆動部に連結されて、モータで発生したトルクをその駆動部へ伝達する。ステータ45は、軸受ブッシュ48の段差面48dに当接して固定されている。モータ支持部22は、軸受ブッシュ48と一体的に成形され、複数の連結孔48cを介して軸受位置決め部6と連結されている。このモータ支持部22は、当該メインモータA1を設置するOA機器の所定部にネジなどの固定手段を用いて取り付けられる。回路基板49は、モータ支持部22にねじ止めされている。
本実施例でのインサート成形構造体2は、モータ支持部22、軸受ブッシュ48、軸受位置決め部6によって構成されている。このメインモータA1では、静止組立体を頑丈に構成する必要があるため、インサート成形構造体の成形材としてアルミニウムが使用されている。本実施例でも、上述した各実施例と同様の効果を得ることができる。また本実施例に、それら各実施例を適用することもできる。
本発明の実施例1に係るモータを示す全体断面図である。 図1においてインサート成形構造体を対角線上に切断した状態を示す斜視図である。 図1において軸受ブッシュを回転軸線に平行に一部切断した状態を示す斜視図である。 図1のインサート成形構造体の要部を回転軸線に平行に切断した状態を示す斜視図である。 図1の軸受位置決め部の要部を示す要部断面図である。 図2のインサート成形構造体を製造する一工程を示す断面図である。 図6の次の工程を示す断面図である。 図1の軸受ブッシュの加工方法を示すもので、(a)はその縦断面図であり、(b)は横断面図である。 本発明の実施例2に係るモータにおけるインサート成形構造体の要部を示す要部断面図である。 本発明の実施例3に係るモータにおけるインサート成形構造体の要部を示す要部断面図である。 本発明の実施例4に係るモータにおける軸受ブッシュの要部を示すもので、(a)はその縦断面図、(b)はその横断面図である。 本発明の実施例5に係るモータにおけるインサート成形構造体の要部を示す断面図である。 本発明の実施例6に係るモータにおけるインサート成形構造体の要部を示す断面図である。 本発明の実施例7に係るモータにおけるインサート成形構造体の要部を示す断面図である。 本発明の実施例8に係るモータを示す全体断面図である。
符号の説明
A ファンモータ
L1 回転軸線
L2 パーティングライン
2 インサート成形構造体
22 モータ支持部
42 ヨーク
43 駆動用マグネット
44 シャフト
45 ステータ
46 上側軸受
47 下側軸受
48 軸受ブッシュ
48a 円筒部
48b フランジ部
48c 連通孔
6 軸受位置決め部
61 上端面(上側位置決め部)
62 下端面(下側位置決め部)
65 上側縮径内周面
66 下側縮径内周面
r1 最小内径部
100 静止側金型
102 円錐台形状部
150 可動側金型
151 円錐台形状部

Claims (17)

  1. ステータコアにコイルが巻設された中央部に貫通孔を有するステータと、
    前記ステータに半径方向に対向する駆動用マグネットと、該駆動用マグネットを保持するカップ状部材と、該カップ状部材の中央部に回転軸線に沿って設けられたシャフトと、を備えた、回転軸線の周りで回転するロータと、
    前記ロータを回転自在に支持するために軸線方向に一対、設けられた上側軸受と下側軸受よりなる軸受機構と、
    内周面に前記軸受機構が固定され、且つ外周面に前記ステータの前記貫通孔が嵌合して固定された円筒部と、該円筒部の該外周面の下端部から半径方向外方に拡がるフランジ部と、該円筒部の該内周面と該外周面とを連通する少なくとも一つの連通孔とを備えた、金属製の軸受ブッシュと、
    前記シャフトが挿通するように、前記連通孔の内端側を含む前記軸受ブッシュの前記内周面に固着された円筒状の軸受位置決め部であって、該軸受位置決め部には、該軸受位置決め部の上端部において前記上側軸受が軸線方向の所定位置に位置決めされる上側位置決め部と、前記軸受位置決め部の下端部において前記下側軸受が軸線方向の所定位置に位置決めされる下側位置決め部とを有し、更に該軸受位置決め部の内周面には最小内径部とその両開口端から軸線方向に沿って当該最小内径部に向かうに従ってその内径が徐々に狭くなる上側および下側縮径内周面とを有する軸受位置決め部と、
    前記軸受ブッシュの前記フランジ部の少なくとも一部と前記連通孔の外端側を含む前記軸受ブッシュの前記外周面とに固着されたモータ支持部と、
    からなるモータであって、
    前記モータ支持部、及び前記軸受位置決め部は、所定の成形用金型に前記軸受ブッシュを挿入後に成形材を注入加圧することで一体的に成形されており、前記軸受位置決め部と前記モータ支持部とは前記連通孔を介して成形材により連結されてなり、
    さらに、前記軸受位置決め部の前記最小内径部には、前記上側縮径内周面を成形する上側金型と前記下側縮径内周面を成形する下側金型とを成形後に分離することにより生ずるパーティングラインが形成されていることを特徴とするモータ。
  2. 請求項1に記載のモータであって、さらに、
    回転時に空気流を誘起するために、前記ロータに設けられたインペラと、
    前記空気流が流れる空気流路を形成し、且つ前記インペラを取り囲むようにして前記モータ支持部に一体的に成形されたハウジングと、を備えることを特徴とするモータ。
  3. 前記軸受位置決め部が固着された、前記軸受ブッシュの前記内周面の少なくとも一部には、少なくとも半径方向に向かう凹部または凸部の何れかが形成されていることを特徴とする請求項1又は2の何れかに記載のモータ。
  4. 前記軸受ブッシュの前記円筒部における軸線方向の所定位置より下側の肉厚の平均値が前記所定位置より上側の肉厚の平均値よりも大きいことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のモータ。
  5. 前記軸受ブッシュにおける前記フランジ部の下面の少なくとも一部が、外気に触れるように露出している外気接触面を有することを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のモータ。
  6. 前記軸受ブッシュの前記フランジ部の外気接触面は、前記軸受ブッシュを前記所定の成形用金型に配置するに際しての位置決め面として用いられることを特徴とする請求項5に記載のモータ。
  7. 前記軸受ブッシュの前記フランジ部における前記モータ支持部が固着される固着領域に、軸線方向に向かう凹部または凸部の少なくとも何れかが形成されていることを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載のモータ。
  8. 前記連通孔は、少なくとも2つを一組となし、前記一組の連通孔は前記軸受ブッシュの前記円筒部において回転方向に180度だけ離れていることを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載のモータ。
  9. 前記軸受位置決め部の前記上側位置決め部は、前記上側軸受の下端面が当接して前記上側軸受を軸線方向の所定位置に位置決めを行う第一上側位置決め面と、
    前記第一上側位置決め面と前記軸受ブッシュの前記内周面との間で軸線方向上方に開くように設けられた上側環状凹部と、
    前記軸受位置決め部の前記下側位置決め部は、前記下側軸受の上端面が当接して前記下側軸受を軸線方向の所定位置に位置決めを行う第一下側位置決め面と、
    前記第一下側位置決め面と前記軸受ブッシュの前記内周面との間で軸線方向下方に開くように設けられた下側環状凹部とを備えていることを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載のモータ。
  10. 前記軸受位置決め部の前記上側位置決め部は、前記上側軸受の下端面及び外周面に当接して、前記上側軸受を軸線方向の所定位置に位置決めを行う略L字断面形状の第二上側位置決め面と、
    前記軸受位置決め部の前記下側位置決め部は、前記下側軸受の上端面及び外周面に当接して、前記下側軸受を軸線方向の所定位置に位置決めを行う略L字断面形状の第二下側位置決め面とを備えていることを特徴とする請求項1乃8の何れかに記載のモータ。
  11. 前記モータ支持部は、前記ステータを前記モータ支持部の前記外周面に固定するに際して、軸線方向の所定位置に位置決めするための第一ステータ位置決め部を一体的に備えていることを特徴とする請求項1乃至10に何れかに記載のモータ。
  12. 前記ステータの前記貫通孔の内周面には、軸線方向に切り欠かれたステータ切欠き部を有し、
    前記モータ支持部は、前記ステータを前記モータ支持部の前記外周面に固定するに際して、前記ステータ切欠き部に収容されて前記ステータを回転方向の所定位置に位置決めするための第二ステータ位置決め部を一体的に備えていることを特徴とする請求項1乃至11の何れかに記載のモータ。
  13. 前記第一ステータ位置決め部は、前記ステータが軸線方向上方から当接する、軸線方向に垂直な水平面を有し、
    前記水平面と前記軸受ブッシュの前記外周面との間で軸線方向上方に開くように設けられた環状凹部を備えていることを特徴とする請求項12に記載のモータ。
  14. 前記軸受ブッシュは、プレス加工によって成形されていることを特徴とする請求項1乃至13の何れかに記載のモータ。
  15. ステータコアにコイルが巻設された中央部に貫通孔を有するステータと、
    前記ステータに半径方向に対向する駆動用マグネットと、該駆動用マグネットを保持するカップ状部材と、該カップ状部材の中央部に回転軸線に沿って設けられたシャフトと、を備えた、回転軸線の周りで回転するロータと、
    前記ロータを回転自在に支持するために軸線方向に一対、設けられた上側軸受と下側軸受よりなる軸受機構と、
    内周面に前記軸受機構が固定され、且つ外周面に前記ステータの前記貫通孔が嵌合して固定された円筒部と、該円筒部の該外周面の下端部から半径方向外方に拡がるフランジ部と、該円筒部の該内周面と該外周面とを連通する少なくとも一つの連通孔とを備えた、金属製の軸受ブッシュと、
    前記シャフトが挿通するように、前記連通孔の内端側を含む前記軸受ブッシュの前記内周面に固着された円筒状の軸受位置決め部であって、該軸受位置決め部には、該軸受位置決め部の上端部において前記上側軸受が軸線方向の所定位置に位置決めされる上側位置決め部と、前記軸受位置決め部の下端部において前記下側軸受が軸線方向の所定位置に位置決めされる下側位置決め部とを有し、更に該軸受位置決め部の内周面には最小内径部とその両開口端の少なくとも一方から軸線方向に沿って当該最小内径部に向かうに従ってその内径が徐々に狭くなる少なくとも一つの縮径内周面とを有する軸受位置決め部と、
    前記軸受ブッシュの前記フランジ部の少なくとも一部と前記連通孔の外端側を含む前記軸受ブッシュの前記外周面とに固着されたモータ支持部と、
    からなるモータであって、
    前記モータ支持部、及び前記軸受位置決め部は、所定の成形用金型に前記軸受ブッシュを挿入後に成形材を注入加圧することで一体的に成形されており、前記軸受位置決め部と前記モータ支持部とは前記連通孔を介して成形材により連結されてなり、
    さらに、前記軸受位置決め部の前記最小内径部には、前記縮径内周面を成形するために軸線方向の一方に配置される第一金型と、軸線方向の他方に配置される第二金型とを成形後に分離することにより生ずるパーティングラインが形成されていることを特徴とするモータ。
  16. 前記軸受位置決め部の前記最小内径部は、前記軸受位置決め部の何れか一方の開口端に形成され、
    前記縮径内周面は、前記軸受位置決め部の一方の開口端と他方の開口端との間に形成され、
    前記最小内径部には、前記第一金型と前記第二金型とを分離することにより生ずるパーティングラインが形成されていることを特徴とする請求項15に記載のモータ。
  17. ステータコアにコイルが巻設された中央部に貫通孔を有するステータと、
    前記ステータに半径方向に対向する駆動用マグネットと、該駆動用マグネットを保持するカップ状部材と、該カップ状部材の中央部に回転軸線に沿って設けられたシャフトと、を備えた、回転軸線の周りで回転するロータと、
    前記ロータを回転自在に支持するために軸線方向に一対、設けられた上側軸受と下側軸受よりなる軸受機構と、
    内周面に前記軸受機構が固定され、且つ外周面に前記ステータの前記貫通孔が嵌合して固定された円筒部と、該円筒部の該外周面の下端部から半径方向外方に拡がるフランジ部と、該円筒部の該内周面と該外周面とを連通する少なくとも一つの連通孔とを備えた、金属製の軸受ブッシュと、
    前記シャフトが挿通するように、前記連通孔の内端側を含む前記軸受ブッシュの前記内周面に固着された円筒状の軸受位置決め部であって、該軸受位置決め部には、該軸受位置決め部の上端部において前記上側軸受が軸線方向の所定位置に位置決めされる上側位置決め部と、前記軸受位置決め部の下端部において前記下側軸受が軸線方向の所定位置に位置決めされる下側位置決め部と、一方の開口端から他方の開口端まで同一の内径として形成された内周面と、を備えた軸受位置決め部と、
    前記軸受ブッシュの前記フランジ部の少なくとも一部と前記連通孔の外端側を含む前記軸受ブッシュの前記外周面に固着されたモータ支持部と、
    からなるモータであって、
    前記モータ支持部、及び前記軸受位置決め部は、所定の成形用金型に前記軸受ブッシュを挿入後に成形材を注入加圧することで一体的に成形されており、前記軸受位置決め部と前記モータ支持部とは前記連通孔を介して成型材により連結されてなり、
    さらに、前記軸受位置決め部における前記両開口端から離れた前記内周面の所定位置には、前記内周面の前記所定位置より上側を成形する上側金型と前記内周面の前記所定位置より下側を成形する下側金型とを成形後に分離することにより生ずるパーティングラインが形成されていることを特徴とするモータ。
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