JP2007082269A - 単相3相変換装置および単相3相変換方法 - Google Patents

単相3相変換装置および単相3相変換方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 装置の信頼性を高めて、単相交流電圧を3相交流電圧に変換することを可能にする単相3相変換装置および単相3相変換方法を提供する。
【解決手段】 3相交流電圧入力用の端子11C、11D、12Cと、単相交流電圧出力用の端子11E、11Fと、端子11E、11Fに比べて位相の進んだ単相交流電圧出力用の端子12D、12Eとを具備し、端子11E、11F間に単相交流電圧が加えられるスコット結線変圧器1と、端子11E、11F間に加えられる単相交流電圧の電圧ベクトルVの位相を進めて、スコット結線変圧器1の端子12D、12E間に電圧ベクトルV1の単相交流電圧を加えるコンデンサ2と、端子11C、11D、12Cに接続されて、3相交流電圧を発生させる負荷抵抗3A〜3Cとを備える。
【選択図】 図1

Description

この発明は、単相交流電圧を3相交流電圧に変換する単相3相変換装置および単相3相変換方法に関する。
交流電源として、単相交流電圧を供給するものと、3相交流電圧を供給するものとがある。単相交流電圧は一般家庭などで電気製品を動かすために用いられ、3相交流電圧は工場などで3相モータ等の動力源として用いられる。
ところで、単相交流電圧だけが利用可能な所で3相交流電圧を必要とする場合がある。たとえば、単相交流電圧だけが供給されている所で、3相用の位相差計を試験したいときがある。このときには、単相交流電圧を3相交流電圧に変換する変換装置を用意し、この変換装置を用いて単相交流電圧から3相交流電圧を生成し、位相差計の試験をすることになる。
また、単相交流電圧だけが供給されている所で、3相交流電圧を用いた実験を行わなければならないときもある。このようなときにも、単相交流電圧を3相交流電圧に変換する変換装置を用いる。これらの装置は、単相電圧を直流電圧に変換するコンバータと、直流電圧を交流電圧に変換するインバータとを備え、このインバータを制御して直流電圧を3相交流電圧に変換する。こうした変換装置については、特許文献1、2などに記載されている。
特開平5−49260号公報 特開平11−196582号公報
ところで、前記の各文献に記載された変換装置は、3相交流電圧を生成するために、スイッチング素子などの多数の半導体素子をコンバータやインバータに用いている。一方、変換装置が生成する3相交流電圧は100ボルト以上の高い電圧である。こうした高い電圧が半導体素子に負担となり、装置の信頼性が低下すると言った課題が従来の変換装置にはある。
この発明は、前記の課題を解決し、装置の信頼性を高めて、単相交流電圧を3相交流電圧に変換することを可能にする単相3相変換装置および単相3相変換方法を提供することにある。
前記課題を解決するために、請求項1の発明は、3相交流電圧入力用の3つの第1端子と、単相交流電圧出力用の2つの第2端子と、この第2端子に比べて位相の進んだ単相交流電圧出力用の2つの第3端子とを具備し、前記第2端子間に単相交流電圧が加えられるスコット結線変圧器と、前記第2端子間に加えられる単相交流電圧の位相を進めて、前記スコット結線変圧器の第3端子間に加えるコンデンサと、前記各第1端子に接続されて、3相交流電圧を発生させる負荷回路とを備えることを特徴とする単相3相変換装置である。
請求項1の発明によれば、スコット結線変圧器を次のように用いる。通常、スコット結線変圧器の一次側である3相交流電圧入力用の3つの第1端子に3相交流電圧を加えると、2次側である第2端子から単相交流電圧を出力し、さらに、2次側である第3端子からこの単相交流電圧に比べて位相の進んだ単相交流電圧を出力する。この発明では、スコット結線変圧器の2次側である第2端子に単相交流電圧を加え、この単相交流電圧に比べて位相の進んだ単相交流電圧を、2次側である第3端子に加える。そして、1次側に接続された負荷回路に3相交流電圧を発生させている。
請求項2の発明は、請求項1に記載の単相3相変換装置において、前記スコット結線変圧器は、T座巻線と主座巻線とで形成され、前記第1端子は、前記T座巻線および前記主座巻線の1次側に接続され、前記第2端子は前記主座巻線の2次側に接続され、前記第3端子は前記T座巻線の2次側に接続され、かつ、前記第2端子と前記第3端子とが並列に接続され、前記コンデンサは、前記第2端子と前記第3端子との間に挿入されていることを特徴とする。
請求項2の発明によれば、スコット結線変圧器の第3端子はT座巻線の2次側に接続され、第2端子と第3端子とが並列に接続されている。かつ、コンデンサは、第2端子と第3端子との間に挿入されているので、単相交流電圧を第2端子間に加えて、第3端子間に位相の進んだ単相交流電圧を加えている。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載の単相3相変換装置において、前記負荷回路は、一端が前記第1端子にそれぞれ接続され、他端が結線された3つの負荷抵抗であることを特徴とする。
請求項3の発明によれば、星形結線をされた3つの負荷抵抗を用いて負荷回路を構成している。
請求項4の発明は、請求項3に記載の単相3相変換装置において、前記T座巻線の二次側からみたこのT座巻線の1次・2次間リアクタンスと、前記T座巻線の二次側からみた負荷回路の大きさと、前記コンデンサの大きさとを調整して、前記第2端子に加える単相交流電圧の位相に比較して、前記第3端子に加える単相交流電圧の位相を90度進めることを特徴とする。
請求項4の発明によれば、T座巻線の1次・2次間リアクタンスと、負荷回路の大きさと、コンデンサの大きさとを調整することにより、第2端子に加える単相交流電圧の位相に比較して、第3端子に加える単相交流電圧の位相を90度進めて、3相交流電圧を負荷回路に発生させる。
請求項5の発明は、請求項4に記載の単相3相変換装置において、前記T座巻線の1次・2次間リアクタンスに発生する電圧の大きさと、前記負荷回路の電圧の大きさと、前記コンデンサの電圧の半分の大きさとを等しくすることを特徴とする。
請求項5の発明によれば、T座巻線の1次・2次間リアクタンスに発生する電圧の大きさと、負荷回路の電圧の大きさと、コンデンサの電圧の半分の大きさとを等しくし、第3端子に加える単相交流電圧の位相を90度進めて、3相交流電圧を負荷回路に発生させる。
請求項6の発明は、請求項5に記載の単相3相変換装置において、前記T座巻線の1次・2次間リアクタンスと前記負荷回路との間に、リアクタンスを挿入して、前記第3端子に加える単相交流電圧の位相を90度進めることを特徴とする。
請求項6の発明によれば、T座巻線の1次・2次間リアクタンスが不足した場合に、T座巻線の1次・2次間リアクタンスと負荷回路との間に、リアクタンスを挿入することにより、第3端子に加える単相交流電圧の位相を90度進めている。
請求項7の発明は、3相交流電圧入力用の3つの第1端子と、単相交流電圧出力用の2つの第2端子と、この第2端子に比べて位相の進んだ単相交流電圧出力用の2つの第3端子とを具備するスコット結線変圧器を用いた単相3相変換方法であって、スコット結線変圧器の前記第2端子間に単相交流電圧を加え、前記第2端子間に加える単相交流電圧の位相をコンデンサにより進めて、前記スコット結線変圧器の第3端子間に加え、前記第1端子に負荷回路を接続して、この負荷回路に3相交流電圧を発生することを特徴とする単相3相変換方法である。
請求項7の発明によれば、スコット結線変圧器の2次側である第2端子に単相交流電圧を加え、この単相交流電圧に比べて位相の進んだ単相交流電圧を、2次側である第3端子に加えることにより、1次側の負荷回路に3相交流電圧を発生させている。
請求項8の発明は、請求項7に記載の単相3相変換方法において、前記第1端子をスコット結線変圧器の前記T座巻線および前記主座巻線の1次側に接続し、前記第2端子を前記主座巻線の2次側に接続し、前記第3端子を前記T座巻線の2次側に接続し、前記第2端子と前記第3端子とを並列に接続し、前記第2端子と前記第3端子との間に前記コンデンサを挿入したことを特徴とする。
請求項8の発明によれば、スコット結線変圧器の第3端子をT座巻線の2次側に接続し、第2端子と第3端子とを並列に接続している。かつ、第2端子と第3端子との間にコンデンサを挿入しているので、単相交流電圧を第2端子間に加えるだけで、第3端子間に位相の進んだ単相交流電圧を加えている。
請求項9の発明は、請求項7または8に記載の単相3相変換方法において、負荷抵抗の一端を前記第1端子にそれぞれ接続し、これらの負荷抵抗の他端を結線して前記負荷回路を形成したことを特徴とする。
請求項9の発明によれば、星形結線をされた3つの負荷抵抗を用いて負荷回路を構成する。
請求項10の発明は、請求項9に記載の単相3相変換方法において、前記T座巻線の二次側からみたこのT座巻線の1次・2次間リアクタンスの大きさと、前記T座巻線の二次側からみた負荷回路の大きさと、前記コンデンサの大きさとを調整し、前記第2端子に加える単相交流電圧の位相に比較して、前記第3端子に加える単相交流電圧の位相を90度進めることを特徴とする。
請求項10の発明によれば、T座巻線の1次・2次間リアクタンスと、負荷回路の大きさと、コンデンサの大きさとを調整することにより、第2端子に加える単相交流電圧の位相に比較して、第3端子に加える単相交流電圧の位相を90度進め、3相交流電圧を負荷回路に発生させる。
請求項11の発明は、請求項10に記載の単相3相変換方法において、前記1次・2次間リアクタンスに発生する電圧の大きさと、前記負荷回路の電圧の大きさと、前記コンデンサの電圧の半分の大きさとを等しくすることを特徴とする。
請求項11の発明によれば、T座巻線の1次・2次間リアクタンスに発生する電圧の大きさと、負荷回路の電圧の大きさと、コンデンサの電圧の半分の大きさとを等しくすることにより、第3端子に加える単相交流電圧の位相を90度進め、3相交流電圧を負荷回路に発生させる。
請求項12の発明は、請求項11に記載の単相3相変換方法において、前記T座巻線の1次・2次間リアクタンスと前記負荷回路との間に、リアクタンスを挿入して、前記第3端子に加える単相交流電圧の位相を90度進めることを特徴とする。
請求項12の発明によれば、T座巻線の1次・2次間リアクタンスが不足した場合に、T座巻線の1次・2次間リアクタンスと負荷回路との間に、リアクタンスを挿入することにより、第3端子に加える単相交流電圧の位相を90度進める。
請求項1および請求項7の発明によれば、スコット結線変圧器とコンデンサと負荷回路とで装置を構成することができ、半導体部品を不要にしているので、装置の信頼性を高めて、単相交流電圧を3相交流電圧に変換することができる。
請求項2および請求項8の発明よれば、単相交流電圧を第2端子間に加えるだけで、位相の進んだ単相交流電圧を第3端子間に加えることができる。
請求項3および請求項9の発明によれば、星形結線をされた3つの負荷抵抗を用いて負荷回路を構成することができる。
請求項4、5および請求項10、11の発明によれば、T座巻線の1次・2次間リアクタンスと、負荷回路の大きさと、コンデンサの大きさとを調整して、第2端子に加える単相交流電圧の位相に比較して、第3端子に加える単相交流電圧の位相を90度進めることができる。これにより、3相交流電圧を負荷回路に発生させることができる。
請求項6および請求項12の発明によれば、T座巻線の1次・2次間リアクタンスが不足した場合に、T座巻線の1次・2次間リアクタンスと負荷回路との間に、リアクタンスを挿入することにより、T座巻線の1次・2次間リアクタンスの不足分を補い、第3端子に加える単相交流電圧の位相を90度進めることができる。
つぎに、この発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
(実施の形態1)
この実施の形態による単相3相変換装置を図1に示す。この単相3相変換装置は、スコット結線変圧器1とコンデンサ2と負荷抵抗3A〜3Cとで構成されている。
スコット結線変圧器1は、3相交流電圧を単相交流電圧に変換するものであり、図2に示すように、主座巻線11とT座巻線12とを備えている。なお、図1、2では、スコット結線変圧器1のコアの記載を省略している。主座巻線11は2つの巻線部分11A、11Bを備え、2つの巻線部分11A、11Bは互いに磁気的に結合されている。巻線部分11Aは1次側のコイルであり、巻線部分11Bは2次側のコイルである。巻線部分11Aの一端および他端は端子11C、11Dにそれぞれ接続され、巻線部分11Bの一端および他端は端子11E、11Fにそれぞれ接続されている。
同じく、T座巻線12は2つの巻線部分12A、12Bを備え、2つの巻線部分12A、12Bは互いに磁気的に結合されている。巻線部分12Aは1次側のコイルであり、巻線部分12Bは2次側のコイルである。巻線部分12Aの一端は主座巻線11の巻線部分11Aに接続され、他端は端子12Cに接続されている。巻線部分12Bの一端および他端は端子12D、12Eにそれぞれ接続されている。
通常、スコット結線変圧器1の端子11C、11D、12Cに3相交流電圧が加えられると、端子11Eと端子11Fとの間および端子12Dと端子12Eとの間に単相交流電圧がそれぞれ発生する。このとき、図3のベクトル図に示すように、3相交流電圧を加えると、端子11C、11D、12Cに電圧ベクトルU1、U2、U3の交流電圧が発生し、さらに、端子11C、11D、12Cの電圧ベクトルU1、U2、U3に対して、端子11E、11Fに電圧ベクトルU11が発生し、端子12D、12Eに電圧ベクトルU12が発生する。つまり、スコット結線変圧器1の主座巻線11が発生する単相交流電圧と、T座巻線12が発生する単相交流電圧とでは90度の位相差があり、電圧ベクトルU12で示されるT座巻線12の単相交流電圧の位相が、電圧ベクトルU11で示される主座巻線11の単相交流電圧の位相に比べて90度進んでいる。
この実施の形態では、こうしたスコット結線変圧器1を次のように用いる。主座巻線11の2次側に単相交流電圧を加えると共に、T座巻線12には90度位相が進んだ単相交流電圧を加える。つまり、図3(b)に示される電圧ベクトルを持つ単相交流電圧を入力電圧とし、図3(a)に示される電圧ベクトルを持つ交流電圧を出力電圧として得ている。これにより、スコット結線変圧器1の1次側の端子11C、11D、12Cに発生する交流電圧を負荷抵抗3A〜3Cに加えて、3相交流電圧を負荷抵抗3A〜3Cに発生させることができる。このために、スコット結線変圧器1の2次側の端子11Eと端子12Dとの間が接続され、端子11Fと端子12Eとの間にはコンデンサ2が接続されている。端子11Eと端子11Fとが交流電源100からの電源電圧を加える入力端子である。さらに、スコット結線変圧器1の1次側の端子11C、11D、12Cには負荷抵抗3A〜3Cが接続されている。
コンデンサ2は、端子11Eと端子11Fとの間に加えられた電源電圧の位相を進めるための進相用である。負荷抵抗3A〜3Cは、星形結線をされた負荷回路を構成している。負荷抵抗3Aが端子11Cに接続され、負荷抵抗3Bが端子11Dに接続され、負荷抵抗3Cが端子12Cに接続されている。
こうした単相3相変換装置では、スコット結線変圧器1のT座巻線12の各電圧は以下に説明する位相となる。なお、以下では、端子11Eと端子11Fとの間の電源電圧および端子12Dと端子12Eとの間の入力電圧を電圧ベクトルV、V1でそれぞれ表し、端子11Cと端子11Dとの間および端子11Dと端子12Cとの間の交流電圧を電圧ベクトルV2で表す。このとき、巻線部分12Aの両端に発生する交流電圧は、
(31/2/2)V2
である。また、負荷抵抗3A〜3Cの抵抗値をそれぞれ値rとする。
T座巻線12の入力側では、図4に示すように、交流電源100からの電源電圧がコンデンサ2を経由して巻線部分12Bに加えられる。T座巻線12の出力側では、巻線部分12Aに発生した交流電圧が負荷抵抗3A〜3Cに加わる。この様子を図5の等価回路を用いて説明する。図5の等価回路はT座巻線12の入力側からみた回路であり、1次・2次間リアクタンス121は、T座巻線12の漏れインダクタンスであり、巻線部分12A、巻線部分12B、および、巻線部分12Aと巻線部分12Bとの結合により形成される。また、等価抵抗31は、負荷抵抗3Aと負荷抵抗3Bとの並列抵抗に負荷抵抗3Cが直列に加えられて形成された抵抗の抵抗値1.5rを、巻線部分12Bと巻線部分12Aとの巻線比nの2乗倍された値1.5rn2である。さらに、回路に流れる入力電流のベクトルが電流ベクトルIT1であり、この電流によりコンデンサ2に発生する電圧が電圧ベクトルVCであり、1次・2次間リアクタンス121に発生する電圧が電圧ベクトルVL1であり、等価抵抗31に発生する電圧が電圧ベクトルVR1である。
図5の等価回路では、1次・2次間リアクタンス121と等価抵抗31との直列接続に対して、さらに、コンデンサ2が直列に接続されている直列回路であり、この直列回路に流れる電流の電流ベクトルIT1は、図6に示すように、電源電圧の電圧ベクトルVに対して進んだ位相を持つ。等価抵抗31に発生する電圧ベクトルVR1は電流ベクトルIT1と同相である。電流ベクトルIT1を基準にすると、コンデンサ2による電圧ベクトルVCの位相は90度遅れ、1次・2次間リアクタンス121による電圧ベクトルVL1の位相は90度進んでいる。電源電圧の電圧ベクトルVは、コンデンサ2の電圧ベクトルVCと1次・2次間リアクタンス121の電圧ベクトルVL1との差分である差分電圧ベクトルVDと、等価抵抗31の電圧ベクトルVR1とを加えたものであり、これは図5からも明らかである。さらに、端子12Dと端子12Eとの間の入力電圧、つまりスコット結線変圧器1に対する入力電圧の電圧ベクトルV1は、1次・2次間リアクタンス121の電圧ベクトルVL1と等価抵抗31の電圧ベクトルVR1とを加えたものであり、これは図5からも明らかである。
この電圧ベクトルVR1に対して差分電圧ベクトルVDが90度の位相差を持つ。そして、等価抵抗31の電圧ベクトルVR1の大きさが差分電圧ベクトルVDの大きさと等しくなるようにし、コンデンサ2の電圧ベクトルVCと電源電圧の電圧ベクトルVとの位相差が45度になるようにすると、電源電圧の電圧ベクトルVと電流ベクトルIT1との位相差を45度にすることができる。つまり、等価抵抗31の電圧ベクトルVR1が電源電圧の電圧ベクトルVに対して45度の位相差を持つ。
一方、スコット結線変圧器1に対する入力電圧の電圧ベクトルV1は、1次・2次間リアクタンス121の電圧ベクトルVL1と等価抵抗31の電圧ベクトルVR1とを加えたものであり、電圧ベクトルVL1が電圧ベクトルVR1に対して90度の位相差を持つ。そして、電圧ベクトルVL1の大きさが電圧ベクトルVR1の大きさと等しくなるようにすると、スコット結線変圧器1に対する入力電圧の電圧ベクトルV1が電源電圧の電圧ベクトルVに対して90度進んだ位相を持つようにすることができる。
90度位相の進んだ交流電圧をスコット結線変圧器1のT座巻線12に加えるためには、各電圧ベクトルの関係を次のようにしている。なお、この関係を説明するために、図6の各三角形の頂点をそれぞれPA〜PDとする。図6では、
三角形PADCと三角形PCDBとが合同
三角形PBCAと三角形PADCとが相似
になっている。これらの関係を満たすためには、
CD=PDA=PAB/2
の関係が必要である。等価抵抗31の電圧ベクトルVR1に対して、1次・2次間リアクタンス121の電圧ベクトルVL1と、コンデンサ2の電圧ベクトルVCとが90度の位相差を持つので、この関係(PCD=PDA=PAB/2)は、
等価抵抗31の電圧ベクトルVR1の大きさ
=1次・2次間リアクタンス121の電圧ベクトルVL1大きさ
=(コンデンサ2の電圧ベクトルVCの大きさ)/2
という条件(以下、進相条件と記す)によって満たされる。この場合、1次・2次間リアクタンス121を大きくする。つまり、コンデンサ2、1次・2次間リアクタンス121、および負荷抵抗3A〜3Cの値を調整して、この進相条件を満たすことにより、スコット結線変圧器1のT座巻線12の2次側に90度位相の進んだ交流電圧を加えることができる。
スコット結線変圧器1では、T座巻線12の各電圧の位相は以上のとおりである。一方、主座巻線11の各電圧の位相は次のとおりである。主座巻線11の入力側では、図7に示すように、交流電源100からの電源電圧が巻線部分11Bに加えられる。つまり、スコット結線変圧器1の主座巻線11には、交流電源100と同相の交流電圧が加えられている。
主座巻線11の出力側では、巻線部分11Aに発生した交流電圧が負荷抵抗3A、3Bに加わる。この様子を図8の等価回路を用いて説明する。図8の等価回路は主座巻線11の入力側からみた回路であり、1次・2次間リアクタンス111は巻線部分11A、巻線部分11B、および、巻線部分11Aと巻線部分11Bとの結合により形成される。また、等価抵抗32は、負荷抵抗3Aと負荷抵抗3Bとの直列抵抗の値2rを、巻線部分11Bと巻線部分11Aとの巻線比nの2乗倍した値2rn2である。さらに、回路に流れる入力電流のベクトルが電流ベクトルIM1であり、この電流により1次・2次間リアクタンス111に発生する電圧が電圧ベクトルVL2であり、等価抵抗32に発生する降下電圧が電圧ベクトルVR2である。
主座巻線11の等価回路が1次・2次間リアクタンス111と等価抵抗32との直列回路であり、電流ベクトルIM1は、図9に示すように、電源電圧の電圧ベクトルVに対して遅れた位相を持つ。等価抵抗32の電圧ベクトルVR2は、電流ベクトルIM1と同相である。電流ベクトルIM1を基準にすると、1次・2次間リアクタンス111の電圧ベクトルVL2の位相は90度進んでいる。そして、1次・2次間リアクタンス111の電圧ベクトルVL2と電源電圧の電圧ベクトルVとの位相差を45度にし、かつ、等価抵抗32の電圧ベクトルVR2の大きさと、電圧ベクトルVL2の大きさを等しくすると、電流ベクトルIM1を、電源電圧の電圧ベクトルVに対して45度遅れるようにすることができる。
このように、この実施の形態の単相3相変換装置によれば、スコット結線変圧器1の主座巻線11の2次側に、交流電源100からの単相の電源電圧を加えると、T座巻線12の2次側には、この電源電圧に対して90度位相の進んだ電圧を加えることができる。また、図10に示すように、交流電源100の電源電圧の電圧ベクトルVと同相の電源電流Iに対して、主座巻線11の電流ベクトルIM1の位相が45度位相遅れ、T座巻線12の電流ベクトルIT1の位相が45度進むので、主座巻線11の電流ベクトルIM1に対して、T座巻線12の電流ベクトルIT1の位相を90度進めることができる。
ところで、スコット結線変圧器1のT座巻線12の出力側つまりT座巻線12の1次側では、図11に示す電流ベクトルIT2が流れる。つまり、T座巻線12の2次側である入力側に電流ベクトルIT1で示される入力電流が流れると、T座巻線12の1次側である出力側では電流ベクトルIT2で示される出力電流が流れる。このとき、出力電流は、負荷抵抗3Cを流れた後、負荷抵抗3A、3Bに分岐する。分岐後に一方の出力電流は主座巻線11の端子11Cと巻線部分11Aを経由して巻線部分12Aに戻り、他方の出力電流は主座巻線11の端子11Dと巻線部分11Aを経由して巻線部分12Aに戻る。電流ベクトルIT2は、
大きさ=(31/2/2)V2/1.5r=0.58V2/r
である。抵抗値1.5rは先に述べたように、負荷抵抗3A〜3Cの合成抵抗31(図5)であり、合成抵抗31の負荷抵抗3Cにこの電流が流れる。負荷抵抗3A、3Bには、
(0.58V2/r)/2=0.29V2/r
の大きさの電流がそれぞれ流れる。
スコット結線変圧器1の主座巻線11の出力側つまり主座巻線11の1次側では、図12に示す電流ベクトルIM2が流れる。つまり、主座巻線11の2次側である入力側に電流ベクトルIM1で示される入力電流が流れると、主座巻線11の1次側である出力側では電流ベクトルIM2で示される出力電流が、負荷抵抗3A、3Bを流れて、巻線部分11Aに戻る。電流ベクトルIM2は、
大きさ=V2/2r=0.5V2/r
である。抵抗値2rは負荷抵抗3A、3Bの合成値であり、この電流が負荷抵抗3A、3Bを流れる。
したがって、主座巻線11とT座巻線12とから電流ベクトルIM2、IT2の出力電流が流れると、これらの出力電流により負荷抵抗3A〜3Cに流れる電流は、図13に示す電流ベクトルI3A、I3B、I3Cとなる。図13では、電流ベクトル成分IM2A、IM2Bが、電流ベクトルIM2が負荷抵抗3Aを、3Bを流れるときの電流を表し、電流ベクトル成分IT2A、IT2Bが、電流ベクトルIT2が負荷抵抗3A、3Bを流れるときの電流を表す。これらの各電流ベクトル成分を合成すると、電流ベクトルI3A、I3Bを得ることができる。そして、負荷抵抗3A〜3Cには、電流ベクトルI3A、I3B、I3Cにより、これらの電流ベクトルと同相の3相交流電源を発生させることができる。
このように、この実施の形態の単相3相変換装置により、単相交流電源を3相交流電源に変換することができ、かつ、コンバータやインバータを用いることなく、つまり半導体素子を不要にしているので、装置の信頼性を向上させることができる。また、交流電源100の電源電圧の電圧ベクトルVに対してT座巻線12の入力電圧の電圧ベクトルV1の位相を90度進めることができるので、負荷抵抗3A〜3Cに3相交流電圧を発生させることができる。
ところで、この実施の形態の単相3相変換装置を用いないで、単相交流電圧を3相交流電圧に変換するには、次のようにする。まず、先に述べた進相条件を満たすスコット結線変圧器1と、コンデンサ2と、負荷抵抗3A〜3Cとを用意する。次に、スコット結線変圧器1の2次側の端子11Eと端子12Dとの間を接続し、端子11Fと端子12Eとの間にコンデンサ2を接続する。さらに、スコット結線変圧器1の1次側の端子11C、11D、12Cに負荷抵抗3A〜3Cを接続する。この後、端子11Eと端子11Fとの間に交流電源100からの電源電圧を加えると、負荷抵抗3A〜3Cに3相交流電圧を発生することができる。
(実施の形態2)
実施の形態1の単相3相変換装置では、T座巻線12の1次・2次間リアクタンス121(図5)を大きく設計している。しかし、1次・2次間リアクタンス121が不足する場合には、図14に示すように、追加のリアクタンス4を設ける。なお、この実施の形態では、先に説明した実施の形態1の単相3相変換装置と同一もしくは同一と見なされる構成要素には、それと同じ参照符号を付けて、その説明を省略する。リアクタンス4は、T座巻線12の1次側、つまり、巻線部分12Aと抵抗回路31との直列回路に取り付けられている。抵抗回路31は図4の負荷抵抗3A〜3Cで形成される回路である。リアクタンス4を追加すると、図5の等価回路は図15の回路になる。つまり、図15の等価回路は、コンデンサ2と合成リアクタンス41と等価抵抗31との直列回路になる。したがって、合成リアクタンス41の値は、
1次・2次間リアクタンス121の値+リアクタンス4の値
であり、1次・2次間リアクタンス121だけの場合に比べて値を大きくすることができる。
リアクタンス4が無く、T座巻線12の1次・2次間リアクタンス121が不足する場合、図6に示す入力電流の電流ベクトルIT1が、図16に示すように、電源電圧の電圧ベクトルVに対して45度とは異なる角度θ1の位相差を持ち、先に述べた進相条件を満たさないので、電源電圧の電圧ベクトルVに対して90度位相の進んだ電圧ベクトルを持つ入力電圧を、T座巻線12の巻線部分12Bに加えることができない。
しかし、リアクタンス4を追加し、C(コンデンサ2の値)、L(合成リアクタンス41の値)、R(等価抵抗31の値)のインピーダンス比を2:1:1にすると、図17に示すように、1次・2次間リアクタンス121の電圧ベクトルVL1に対して、リアクタンス4の電圧ベクトルVL4が同相で加わり、電源電圧の電圧ベクトルVに対して入力電流の電流ベクトルIT1を45度にすることができる。これにより、先に述べた進相条件を満たすので、電源電圧の電圧ベクトルVに対して90度位相の進んだ電圧ベクトルV2の入力電圧を、T座巻線12の巻線部分12Bに加えることができる。これにより、負荷抵抗3A〜3Cに3相交流電圧を発生させることができる。
この発明の実施の形態1による単相3相変換装置を示す回路図である。 スコット結線変圧器を示す回路図である。 スコット結線変圧器の電圧ベクトルを示すベクトル図であり、図3(a)は1次側のベクトル図、図3(b)は2次側のベクトル図である。 T座巻線に加えられる交流電圧および発生する交流電圧を説明するための回路図である。 図4の等価回路を示す回路図である。 図5の電圧および電流のベクトルを示すベクトル図である。 主座巻線に加えられる交流電圧および発生する交流電圧を説明するための回路図である。 図7の等価回路を示す等価回路図である。 図7の電圧および電流のベクトルを示すベクトル図である。 入力側の電流ベクトルを示すベクトル図である。 T座巻線の出力側に流れる電流を示す回路図である。 主座巻線の出力側に流れる電流を示す回路図である。 スコット結線変圧器の出力側の電流ベクトルを示すベクトル図である。 この発明の実施の形態2に用いられるT座巻線を含む回路を示す回路図である。 図14の等価回路を示す回路図である。 実施の形態2を説明するためのベクトル図である。 実施の形態2を説明するためのベクトル図である。
符号の説明
1 スコット結線変圧器
11 主座巻線
111 1次・2次間リアクタンス
11A、11B 巻線部分
11C、11D 端子(第1端子)
11E、11F 端子(第2端子)
12 T座巻線
12A、12B 巻線部分
12C 端子(第1端子)
12D、12E 端子(第3端子)
121 1次・2次間リアクタンス
2 コンデンサ
3A〜3C 負荷抵抗(負荷回路)
31 抵抗回路
1、32 等価抵抗
4 リアクタンス
41 合成リアクタンス
100 交流電源

Claims (12)

  1. 3相交流電圧入力用の3つの第1端子と、単相交流電圧出力用の2つの第2端子と、この第2端子に比べて位相の進んだ単相交流電圧出力用の2つの第3端子とを具備し、前記第2端子間に単相交流電圧が加えられるスコット結線変圧器と、
    前記第2端子間に加えられる単相交流電圧の位相を進めて、前記スコット結線変圧器の第3端子間に加えるコンデンサと、
    前記各第1端子に接続されて、3相交流電圧を発生させる負荷回路と、
    を備えることを特徴とする単相3相変換装置。
  2. 前記スコット結線変圧器は、T座巻線と主座巻線とで形成され、前記第1端子は、前記T座巻線および前記主座巻線の1次側に接続され、前記第2端子は前記主座巻線の2次側に接続され、前記第3端子は前記T座巻線の2次側に接続され、かつ、前記第2端子と前記第3端子とが並列に接続され、
    前記コンデンサは、前記第2端子と前記第3端子との間に挿入されていることを特徴とする請求項1に記載の単相3相変換装置。
  3. 前記負荷回路は、一端が前記第1端子にそれぞれ接続され、他端が結線された3つの負荷抵抗であることを特徴とする請求項1または2に記載の単相3相変換装置。
  4. 前記T座巻線の二次側からみたこのT座巻線の1次・2次間リアクタンスと、前記T座巻線の二次側からみた負荷回路の大きさと、前記コンデンサの大きさとを調整して、前記第2端子に加える単相交流電圧の位相に比較して、前記第3端子に加える単相交流電圧の位相を90度進めることを特徴とする請求項3に記載の単相3相変換装置。
  5. 前記T座巻線の1次・2次間リアクタンスに発生する電圧の大きさと、前記負荷回路の電圧の大きさと、前記コンデンサの電圧の半分の大きさとを等しくすることを特徴とする請求項4に記載の単相3相変換装置。
  6. 前記T座巻線の1次・2次間リアクタンスと前記負荷回路との間に、リアクタンスを挿入して、前記第3端子に加える単相交流電圧の位相を90度進めることを特徴とする請求項5に記載の単相3相変換装置。
  7. 3相交流電圧入力用の3つの第1端子と、単相交流電圧出力用の2つの第2端子と、この第2端子に比べて位相の進んだ単相交流電圧出力用の2つの第3端子とを具備するスコット結線変圧器を用いた単相3相変換方法であって、
    スコット結線変圧器の前記第2端子間に単相交流電圧を加え、
    前記第2端子間に加える単相交流電圧の位相をコンデンサにより進めて、前記スコット結線変圧器の第3端子間に加え、
    前記第1端子に負荷回路を接続して、この負荷回路に3相交流電圧を発生する、
    ことを特徴とする単相3相変換方法。
  8. 前記第1端子をスコット結線変圧器の前記T座巻線および前記主座巻線の1次側に接続し、
    前記第2端子を前記主座巻線の2次側に接続し、
    前記第3端子を前記T座巻線の2次側に接続し、
    前記第2端子と前記第3端子とを並列に接続し、
    前記第2端子と前記第3端子との間に前記コンデンサを挿入した、
    ことを特徴とする請求項7に記載の単相3相変換方法。
  9. 負荷抵抗の一端を前記第1端子にそれぞれ接続し、これらの負荷抵抗の他端を結線して前記負荷回路を形成した、
    ことを特徴とする請求項7または8に記載の単相3相変換方法。
  10. 前記T座巻線の二次側からみたこのT座巻線の1次・2次間リアクタンスの大きさと、前記T座巻線の二次側からみた負荷回路の大きさと、前記コンデンサの大きさとを調整し、
    前記第2端子に加える単相交流電圧の位相に比較して、前記第3端子に加える単相交流電圧の位相を90度進める、
    ことを特徴とする請求項9に記載の単相3相変換方法。
  11. 前記1次・2次間リアクタンスに発生する電圧の大きさと、前記負荷回路の電圧の大きさと、前記コンデンサの電圧の半分の大きさとを等しくすることを特徴とする請求項10に記載の単相3相変換方法。
  12. 前記T座巻線の1次・2次間リアクタンスと前記負荷回路との間に、リアクタンスを挿入して、前記第3端子に加える単相交流電圧の位相を90度進めることを特徴とする請求項11に記載の単相3相変換方法。

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