JP2007082132A - 複合機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 簡単な操作で制御シートを得ることができる、複合機を提供する。
【解決手段】 本発明に係る複合機は、ユーザの行った操作を順次記憶する、記憶手段と、前記記憶手段に記憶されている操作を読み出して、その操作内容を特定することのできる第1制御パターンを生成する、第1制御パターン生成手段と、前記第1制御パターン生成手段で生成された第1制御パターンを含む制御シートを印刷する、制御シート印刷手段と、を備えている。
【選択図】 図2
【解決手段】 本発明に係る複合機は、ユーザの行った操作を順次記憶する、記憶手段と、前記記憶手段に記憶されている操作を読み出して、その操作内容を特定することのできる第1制御パターンを生成する、第1制御パターン生成手段と、前記第1制御パターン生成手段で生成された第1制御パターンを含む制御シートを印刷する、制御シート印刷手段と、を備えている。
【選択図】 図2
Description
本発明は、複合機に関し、特に、少なくともスキャナ機能とプリンタ機能とを有する複合機に関する。
1つの機器で、スキャナ機能や、プリンタ機能、ファックス機能などの複数の機能を実現することのできる複合機が、家庭やオフィスに広く普及してきている。このような複合機では、複数の機能が実現可能なゆえに、その操作がどうしても複雑になる傾向がある。このため、複合機の操作系を容易にすることが強く求められている。
現状の複合機では、中央にカラー又はモノクロの液晶表示画面が設けられており、この液晶表示画面の周囲に、各機能を実現するのに必要なボタンが配置されている。各ボタンには、そのボタンが押下されたときに実現される機能の概要を示すマークや文字が記されている。
しかしながら、ボタンは小さいため、それを説明するマークや文字がどうしても小さくなるとともに、文字が省略されることも多いことから、わかりにくいという問題が生じている。このため、ユーザは、マニュアルを片手に複合機の操作を行わなければならなくなり、その操作が煩雑である。また、年配者などにとっては、マニュアルを読んでも、そこに書かれている操作手順を理解することは、必ずしも容易ではなく、特に複数の機能が連動する操作に関しては、その複雑さが増大してしまう。このため、せっかく、複数の機能が1つにまとめられた複合機を購入しても、そのメリットを十分に享受できないという問題がある。
このような問題に対処するため、特開2004−242295号公報には、自動原稿供給機(ADF)に制御シートと処理対象のシートとをセットし、自動原稿供給機でこれらを一度に取り込むとともに、制御シートに記載されている制御内容に基づいて、処理対象のシートの処理を行う技術が、開示されている。
特開2004−242295号公報
しかしながら、ユーザは、予め指定されたフォーマットの制御シートを印刷し、これに実行したい処理内容に応じた書き込みを行い、適正な制御シートを作成する必要がある。しかし、このような制御シートを作成する事前準備自体がそもそも複雑であり、操作に不慣れなユーザは、この制御シートを用意することができないという事態に陥る。或いは、マニュアルを片手に、煩雑な操作を繰り返して、この制御シートを用意する必要が生じる。
そこで本発明は、前記課題に鑑みてなされたものであり、簡単な操作で制御シートを得ることができる、複合機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る複合機は、
ユーザの行った操作を順次記憶する、記憶手段と、
前記記憶手段に記憶されている操作を読み出して、その操作内容を特定することのできる第1制御パターンを生成する、第1制御パターン生成手段と、
前記第1制御パターン生成手段で生成された第1制御パターンを含む制御シートを印刷する、制御シート印刷手段と、
を備えることを特徴とする。
ユーザの行った操作を順次記憶する、記憶手段と、
前記記憶手段に記憶されている操作を読み出して、その操作内容を特定することのできる第1制御パターンを生成する、第1制御パターン生成手段と、
前記第1制御パターン生成手段で生成された第1制御パターンを含む制御シートを印刷する、制御シート印刷手段と、
を備えることを特徴とする。
この場合、前記制御シート印刷手段は、そのシートが制御シートであることを示す第2制御パターンも前記制御シートに印刷するようにしてもよい。
また、前記記憶手段は、一連の操作の開始から終了までを記憶するようにしてもよい。
また、前記制御シート印刷手段は、ユーザが前記第1制御パターンの操作内容を特定できるように、文字情報も前記制御シートに印刷するようにしてもよい。
また、複合機は、
前記制御シートを読み取る制御シート読み取り手段と、
読み取った前記制御シートの前記第1制御コードを解読して、操作内容を特定する、操作内容特定手段と、
前記操作内容特定手段で特定された操作内容を実行する、操作実行手段と、
をさらに備えるようにしてもよい。
前記制御シートを読み取る制御シート読み取り手段と、
読み取った前記制御シートの前記第1制御コードを解読して、操作内容を特定する、操作内容特定手段と、
前記操作内容特定手段で特定された操作内容を実行する、操作実行手段と、
をさらに備えるようにしてもよい。
本発明に係る複合機の制御方法は、
ユーザの行った操作を記憶手段に順次記憶するステップと、
前記記憶手段に記憶されている操作を読み出して、その操作内容を特定することのできる第1制御パターンを生成するステップと、
前記生成された第1制御パターンを含む制御シートを印刷するステップと、
を備えることを特徴とする。
ユーザの行った操作を記憶手段に順次記憶するステップと、
前記記憶手段に記憶されている操作を読み出して、その操作内容を特定することのできる第1制御パターンを生成するステップと、
前記生成された第1制御パターンを含む制御シートを印刷するステップと、
を備えることを特徴とする。
本発明に係るプログラムは、
ユーザの行った操作を記憶手段に順次記憶するステップと、
前記記憶手段に記憶されている操作を読み出して、その操作内容を特定することのできる第1制御パターンを生成するステップと、
前記生成された第1制御パターンを含む制御シートを印刷するステップと、
を複合機に実行させることを特徴とする。
ユーザの行った操作を記憶手段に順次記憶するステップと、
前記記憶手段に記憶されている操作を読み出して、その操作内容を特定することのできる第1制御パターンを生成するステップと、
前記生成された第1制御パターンを含む制御シートを印刷するステップと、
を複合機に実行させることを特徴とする。
本発明に係る記憶媒体は、
ユーザの行った操作を記憶手段に順次記憶するステップと、
前記記憶手段に記憶されている操作を読み出して、その操作内容を特定することのできる第1制御パターンを生成するステップと、
前記生成された第1制御パターンを含む制御シートを印刷するステップと、
を複合機に実行させるためのプログラムが記録されたことを特徴とする。
ユーザの行った操作を記憶手段に順次記憶するステップと、
前記記憶手段に記憶されている操作を読み出して、その操作内容を特定することのできる第1制御パターンを生成するステップと、
前記生成された第1制御パターンを含む制御シートを印刷するステップと、
を複合機に実行させるためのプログラムが記録されたことを特徴とする。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
図1は、本発明の一実施形態に係る複合機10の機能構成を説明するブロック図である。この図1に示すように、本実施形態に係る複合機10は、機能的に見た場合、スキャナ部20とプリンタ部30とファックス部40とを備えて構成されている。スキャナ部20はスキャナ機能を実現し、プリンタ部30はプリンタ機能を実現し、ファックス部40はファックス機能を実現する。本実施形態においては、スキャナ部20には、自動原稿供給機が備えられていてもよいし、備えられていなくてもよい。
図2は、図1の複合機10の内部構成の一例をより具体的に説明するためのブロック図である。この図2に示すように、本実施形態に係る複合機10は、CPU(Central Processing Unit)50と、RAM(Random Access Memory)52と、ROM(Read Only Memory)54と、不揮発性記憶装置56とを備えている。CPU50は、RAM52やROM54や不揮発性記憶装置56から、必要なプログラムやデータを読み込んで実行することにより、この複合機10の全体を制御する機能を有する。なお、本実施形態においては、不揮発性記憶装置56は、例えばEEPROMにより構成されている。したがって、不揮発性記憶装置56に格納された情報は、電気的に消去可能なように不揮発的に記憶される。
また、複合機10は、プリンタ制御モジュール60と、スキャナ制御モジュール62と、画像処理制御モジュール64とをさらに備えている。プリンタ制御モジュール60には、プリンタエンジン70が接続されており、このプリンタエンジン70の制御を行う。スキャナ制御モジュール62には、スキャナエンジン72が接続されており、このスキャナエンジン72の制御を行う。画像処理制御モジュール64には、ASICにより構成された画像処理部74に接続されており、この画像処理部74の制御を行う。
また、複合機10は、制御パターンエンコーダ/デコーダ80と、操作パネルモジュール82と、ファックスモジュール84とをさらに備えている。制御パターンエンコーダ/デコーダ80は、印刷する制御パターンを生成したり、読み取った制御パターンを解読したりする。本実施形態においては、制御パターンはいわゆるバーコードにより構成されているので、この制御パターンエンコーダ/デコーダ80は、バーコードのエンコーダ/デコーダにより構成されている。
操作パネルモジュール82は、図3に示すような操作パネル100と、この操作パネル100を制御するのに必要なソフトウェアとを備えて構成されている。図3に示すように、操作パネル100は、表示画面102と、テンキー110と、矢印キー120と、リセットボタン130と、スタートボタン140とを備えて構成されている。
表示画面102は、例えば、液晶表示装置により構成されている。テンキー110は、ファックスをする際の相手のファックス番号を入力したり、複数の機能の中から必要な機能をユーザが選択したりする際に用いられる。矢印キー120も、表示画面102に表示されたメニューに基づいて、複数の機能の中から必要な機能をユーザが選択する際に用いられる。リセットボタン130は、ユーザが操作をリセットする場合に押下され、スタートボタン140は、ユーザが処理の開始を複合機10に指示する際に押下される。
また、再び図2に示すように、ファックスモジュール84は、ファックス機能を実現するのに必要なハードウェアとソフトウェアにより構成されている。
また、複合機10は、I/O通信制御モジュール90をさらに備えている。このI/O通信制御モジュール90には、I/O通信デバイス92が接続されており、I/O通信デバイス92の制御を行う。
上述したCPU50と、RAM52と、ROM54と、不揮発性記憶装置56と、プリンタ制御モジュール60と、スキャナ制御モジュール62と、画像処理制御モジュール64と、制御パターンエンコーダ/デコーダ80と、操作パネルモジュール82と、ファックスモジュール84と、I/O通信制御モジュール90とは、互いに内部で接続されている。
このような構成の複合機10においては、例えば、印刷を行う場合には、CPU50からの指示に基づいて、プリンタ制御モジュール60がプリンタエンジン70の制御を行い、指定された印刷を行う。印刷にあたって、画像処理が必要な場合には、CPU50からの指示に基づいて、画像処理制御モジュール64が画像処理部74の制御を行い、指定された画像処理を行う。
また、複合機10において原稿のスキャンを行う場合には、CPU50からの指示に基づいて、スキャナ制御モジュール62がスキャナエンジン72の制御を行い、原稿の読み取りを行う。さらに、自動原稿供給機が取り付けられている場合には、スキャナ制御モジュール62は、この自動原稿供給機の制御も行う。
また、複合機10において原稿のファックスを行う場合には、CPU50から指示に基づいて、スキャナ制御モジュール62がスキャナエンジン72の制御を行い、原稿の読み取りを行う。続いて、CPU50からの指示に基づいて、I/O通信制御モジュール90はI/O通信デバイス92の制御を行い、CPU50から指定されたファックス番号に、読み取った原稿のファックスを行う。
図4は、本実施形態に係る複合機10が実行するユーザ操作記憶処理の内容を説明するフローチャートを示す図である。このユーザ操作記憶処理は、ROM54に格納されているユーザ操作記憶プログラムをCPU50が読み込んで実行することにより、実現する処理である。また、このユーザ操作記憶処理は、ユーザが操作パネル100の操作を開始した時点で自動的に起動される処理である。
この図4に示すように、このユーザ操作記憶処理においては、ユーザが操作パネル100の操作を順次行うので、このユーザが行った操作を、不揮発性記憶装置56に順次記憶していく(ステップS20)。
次に、複合機10は、スタートボタン140が押下されたかどうかを判断する(ステップS22)。スタートボタン140が押下されていない場合(ステップS22:NO)には、複合機10は、上述したステップS20に戻り、ユーザの行った操作を不揮発性記憶装置56に記憶し続ける。
一方、スタートボタン140が押下された場合(ステップS22:YES)には、ユーザの行った操作の内容に従って、処理を実行する(ステップS24)。例えば、ユーザが、操作パネル100を操作して、ファックスの送信を指示した場合を想定すると、ユーザは、処理内容がファックスであることを指定し、ファックスの送信先であるファックス番号を入力し、さらに、スキャナの読み取りの形態が片面であることを指定する。この一連の操作は、不揮発性記憶装置56に記憶されるとともに、スタートボタン140が押下された時点で実際に実行される。
このことから分かるように、本実施形態においては、操作パネル100に対して何らかの操作を開始した時点から、スタートボタン140が押下された時点までの操作が、一連の操作の開始から終了までの操作として、自動的に記憶される。1つの一連の操作であるのか、別な操作であるのかは、基本的にはスタートボタン140が押下されたかどうかで峻別する。すなわち、前回のスタートボタン140が押下されてから、次にスタートボタン140が押下されるまでの操作が、1つのまとまりのある一連の操作とみなされる。
但し、ユーザが操作をやめたような場合も想定して、例えば30秒以上、操作パネル100の操作がされない場合には、操作は終了したと判断するようにしてもよい。さらには、ユーザが操作を間違えたような場合も想定して、リセットボタン130が押下された場合には、その一連の操作は終了したと判断してもよい。これらの場合には、次に、ユーザが別の一連の操作を開始すれば、新しく一連の操作が開始されたものとみなされて、正しく記憶されていくこととなる。
次に、図5に基づいて、ユーザ操作記憶処理で記憶した処理を、ユーザが制御シートに印刷するための制御シート印刷処理を説明する。この図5は、本実施形態に係る制御シート印刷処理の内容を説明するフローチャートを示す図である。この制御シート印刷処理は、ROM54に格納されている制御シート印刷プログラムをCPU50が読み込んで実行することにより、実現される処理である。
また、この制御シート印刷処理は、ユーザが操作パネル100を操作して、複合機10に、直前の操作についての制御シートを印刷するように指示した場合に、起動される処理である。
この図5に示すように、複合機10は、直前の操作内容を、不揮発性記憶装置56から読み出して取得する(ステップS40)。
次に、複合機10は、ステップS42で取得した操作内容をエンコードし、制御パターンを生成する(ステップS42)。本実施形態においては、操作内容のエンコードは、上述した制御パターンエンコーダ/デコーダ80が行う。但し、このエンコード処理は、CPU50でソフトウェア的に行うことも可能である。
次に、複合機10は、制御シートを印刷する(ステップS44)。本実施形態においては、制御シートの印刷は、プリンタエンジン70が行う。
図6は、このステップS44で印刷される制御シートの一例を示す図である。この図6に示すように、複合機10が印刷した制御シートには、操作内容をバーコード化した制御パターン150が含まれている。また、制御シートの周囲の4カ所には、このシートが制御シートであるこを示す制御パターン160が印刷されている。この制御パターン160をスキャナエンジン72で読み込み、制御パターンエンコーダ/デコーダ80でデコードすることにより、複合機10は、このシートが制御シートであると認識することができる。制御シートの4つの各辺に、この制御パターン160を印刷するのは、ユーザがどの方向からこの制御シートをスキャナにセットしても、この制御パターン160を複合機10が正しく認識できるようにするためである。本実施形態においては、この制御パターン160は、固定的なパターンであるので、ROM54に予め格納されている。したがって、このROM54に格納されている制御パターン160をCPU50は読み出して、プリンタエンジン70に印刷させる。
また、この制御シートには、ユーザがこの制御シートに記されている操作内容を特定することができるように、説明部170が設けられている。この説明部170には、制御シートに記されている操作内容が、ユーザの判読可能な文字情報で記載されている。
次に、図7に基づいて、制御シートを複合機10に読み込ませて、制御シートに記載されている処理を、複合機10に実行させるための制御実行処理について説明する。この図7は、本実施形態に係る複合機10が実行する制御実行処理の内容を説明するフローチャートを示す図である。この制御実行処理は、ROM54に格納されている制御実行プログラムをCPU50が読み込んで実行することにより、実現される処理である。
また、この制御実行処理は、ユーザが、スキャナ部に原稿をセットして、スタートボタン140を押下した場合に実行される処理である。
この図7に示すように、複合機10は、まず、スキャナエンジン72で原稿を読み取る(ステップS60)。この原稿の読み取りは、スキャナにユーザが原稿を1枚セットすることにより行ってもよいし、自動原稿供給機に複数枚まとめてセットして、自動的に1枚目を読み取るようにしてもよい。
次に、複合機10は、読み取った原稿に、制御シートであることを示す制御パターン160があるかどうかを判断する(ステップS62)。具体的には、制御シートにある4つの制御パターン160のうち、1つを読み取って取得し、制御パターンエンコーダ/デコーダ80を用いてデコードして解読する。そして、この解読の結果、制御パターン160が原稿に存在するかどうかを判断する。但し、このデコード処理は、CPU50でソフトウェア的に行うことも可能である。
読み取った原稿に制御パターン160が存在する場合(ステップS62:YES)には、ステップS60で読み取った原稿から、制御パターン150を取得して、解読を行う(ステップS64)。具体的には、取得した制御パターン150を、制御パターンエンコーダ/デコーダ80でデコードして、処理内容を特定する。但し、このデコード処理も、CPU50でソフトウェア的に行うことも可能である。
次に、複合機10は、ステップS64で特定された操作を実行するために不足している情報があれば、ユーザに入力を促す(ステップS66)。無論、不足している情報がない場合には、そのような入力要求は不要である。
次に、複合機10は、ステップS64で特定された操作内容、及び、必要に応じてステップS66で入力された不足情報に基づいて、処理を実行する(ステップS68)。例えば、図6に示した制御シートが読み込まれた場合を想定すると、複合機10は、この制御シートで指定されているファックス番号にファックスを行う。また、原稿の読み取りに際しては、スキャナエンジン72は両面ではなく片面で原稿を読み込む。これにより、本実施形態に係る制御実行処理が終了する。
一方、上述したステップS62において、読み取った原稿に制御パターン160が存在しないと判断した場合(ステップS62:NO)には、この複合機10においてデフォルトで定義されている処理を行う(ステップS80)。例えば、本実施形態においては、スタートボタン140が押下された場合には、デフォルトでコピーを行うと定義されているので、複合機10は、スキャナエンジン72で読み取った原稿のコピーを行う。具体的は、スキャナエンジン72で読み取った原稿を、プリンタエンジン70で印刷することにより、コピーを行う。これにより、本実施形態に係る制御実行処理が終了する。
以上のように、本実施形態に係る複合機10によれば、ユーザが直前に行った操作を記憶しておき、ユーザから指示に基づいて、この操作内容を制御シートとして印刷できるようにしたので、ユーザの意図した処理が実際に実行できた後に、その制御シートを印刷させることができる。このため、ユーザが一連の操作が完了し、処理が実行された後に、この操作を制御シートに印刷したいと思い立った場合でも、速やかに制御シートの印刷をすることができる。特に、複雑な操作でユーザの意図した処理を実現したような場合には、同じ操作を繰り返すのは、避けたいと考えるユーザも多い。このような複雑な操作の場合には、処理を実行できたことを確認した時点で、ユーザは制御シートを印刷することができるので、制御シートを作成するに当たってのユーザの利便性が格段に向上する。
なお、本発明は上記実施形態に限定されず種々に変形可能である。例えば、上述した複合機10では、ファックス部40を備える複合機を例に説明したが、このファックス部40は必ずしも必要な機能ではない。すなわち、スキャナ部20とプリンタ部30とを備える複合機であれば、本発明を実現することができる。
また、複合機10が備える機能は、上述したスキャナ、プリンタ、ファックスに限られるものではなく、これ以外の機能を備えていてもよい。
また、上述した実施形態では、制御コード150、160はバーコードにより構成されている例を説明したが、バーコード以外のコード体系で、これらの制御コードを構成するようにしてもよい。
また、上述した実施形態においては、複合機10は、不揮発性記憶装置56に1つの一連の操作だけを記憶しておく場合を例に説明したが、この不揮発性記憶装置56に、複数の一連の操作を記憶しておくようにしてもよい。この場合、制御シートを印刷しようとするユーザは、これら複数の一連の操作の中から、制御シートとして印刷する操作を選択できるようにすればよい。この選択は、例えば、処理内容や設定条件や操作順などを用いて、一連の操作毎に機能種別名を作成して、この機能種別名を表示画面102に表示して、ユーザに選択させるようにすればよい。
また、上述した実施形態においては、一連の操作を不揮発性記憶装置56に記憶することとしたが、電源をオフにした場合に記憶した操作内容が消去されてもよければ、例えばRAM52に記憶することも可能である。
また、上述の実施形態で説明した各処理については、これら各処理を実行するためのプログラムをフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、ROM、メモリカード等の記録媒体に記録して、記録媒体の形で頒布することが可能である。この場合、この記録媒体に記録されたプログラムを複合機10に読み込ませ、実行させることにより、上述した実施形態を実現することができる。
また、複合機10は、オペレーティングシステムや別のアプリケーションプログラム等の他のプログラムを備える場合がある。この場合、複合機10の備える他のプログラムを活用するために、その複合機10が備えるプログラムの中から、上述した実施形態と同等の処理を実現するプログラムを呼び出すような命令を含むプログラムを、記録媒体に記録するようにしてもよい。
さらに、このようなプログラムは、記録媒体の形ではなく、ネットワークを通じて搬送波として頒布することも可能である。ネットワーク上を搬送波の形で伝送されたプログラムは、複合機10に取り込まれて、このプログラムを実行することにより上述した実施形態を実現することができる。
また、記録媒体にプログラムを記録する際や、ネットワーク上を搬送波として伝送される際に、プログラムの暗号化や圧縮化がなされている場合がある。この場合には、これら記録媒体や搬送波からプログラムを読み込んだ複合機10は、そのプログラムの復号や伸張を行った上で、実行する必要がある。
また、上述した実施形態では、ユーザ操作記憶処理、制御シート印刷処理、及び、制御実行処理は、ソフトウェアにより実現すると説明したが、これらの処理はハードウェアにより実現することも可能である。
図8は、上述した処理をASICによりハードウェア的に構成した場合の複合機10の構成の一例を示す図である。この図8に示すように、複合機10は、記憶部200と、第1制御パターン生成部210と、制御シート印刷部220と、制御シート読み取り部230とを備えて構成されている。さらに、複合機10は、任意の構成として、操作内容特定部240と、操作実行部250とを備えて構成されている。
記憶部200は、ユーザの行った操作を順次記憶する。上述した実施形態では、この記憶部200は、不揮発性記憶装置56やRAM52により構成されている。
第1制御パターン生成部210は、記憶部200に記憶されている操作を読み出して、その操作内容を特定することのできる制御パターン150を生成する。上述した実施形態では、この第1制御パターン生成部210は、制御パターンエンコーダ/デコーダ80により構成されている。
制御シート印刷部220は、第1制御パターン生成部210で生成された制御パターン150を含む制御シートを印刷する。上述した実施形態では、この制御シート印刷部220は、プリンタエンジン70により構成されている。
制御シート印刷部220は、そのシートが制御シートであることを示す制御パターン160も制御シートに印刷するように、することもできる。
記憶部200は、一連の操作の開始から終了までを記憶する。例えば、記憶部200は、スタートボタン又はリセットボタンが押下されてから、次のスタートボタンが押下されるまでの間を、一連の操作として記憶するように、することもできる。
さらに、制御シート印刷部220は、ユーザが制御パターン150の操作内容を特定できるように、文字情報も制御シートに印刷するように、することもできる。
制御シート読み取り部230は、制御シートを読み取る。上述した実施形態では、この制御シート読み取り部230は、スキャナエンジン72により構成されている。
操作内容特定部240は、読み取った制御シートの制御コード150を解読して、操作内容を特定する。上述した実施形態では、この操作内容特定部240は、制御パターンエンコーダ/デコーダ80により構成されている。
操作実行部250は、操作内容特定部240で特定された操作内容を実行する。上述した実施形態では、この操作内容特定部240は、CPU50の制御のもと、図2に示した必要な構成要素が動作することにより実現されている。
なお、ここに説明した以外の構成や動作は、上述した実施形態と同様である。また、図8に示した複合機10は、図8に示した機能ブロックの他、図2に示した構成要素を備えていており、さらには、これらに図示しない構成要素を備えていてもよい。
10 複合機
20 スキャナ部
30 プリンタ部
40 ファックス部
50 CPU
52 RAM
54 ROM
56 不揮発性記憶装置
60 プリンタ制御モジュール
62 スキャナ制御モジュール
64 画像処理制御モジュール
70 プリンタエンジン
72 スキャナエンジン
74 画像処理部
80 制御パターンエンコーダ/デコーダ
82 操作パネルモジュール
84 ファックスモジュール
90 I/O通信制御モジュール
92 I/O通信デバイス
20 スキャナ部
30 プリンタ部
40 ファックス部
50 CPU
52 RAM
54 ROM
56 不揮発性記憶装置
60 プリンタ制御モジュール
62 スキャナ制御モジュール
64 画像処理制御モジュール
70 プリンタエンジン
72 スキャナエンジン
74 画像処理部
80 制御パターンエンコーダ/デコーダ
82 操作パネルモジュール
84 ファックスモジュール
90 I/O通信制御モジュール
92 I/O通信デバイス
Claims (8)
- ユーザの行った操作を順次記憶する、記憶手段と、
前記記憶手段に記憶されている操作を読み出して、その操作内容を特定することのできる第1制御パターンを生成する、第1制御パターン生成手段と、
前記第1制御パターン生成手段で生成された第1制御パターンを含む制御シートを印刷する、制御シート印刷手段と、
を備えることを特徴とする複合機。 - 前記制御シート印刷手段は、そのシートが制御シートであることを示す第2制御パターンも前記制御シートに印刷する、ことを特徴とする請求項1に記載の複合機。
- 前記記憶手段は、一連の操作の開始から終了までを記憶する、ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の複合機。
- 前記制御シート印刷手段は、ユーザが前記第1制御パターンの操作内容を特定できるように、文字情報も前記制御シートに印刷する、ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の複合機。
- 前記制御シートを読み取る制御シート読み取り手段と、
読み取った前記制御シートの前記第1制御コードを解読して、操作内容を特定する、操作内容特定手段と、
前記操作内容特定手段で特定された操作内容を実行する、操作実行手段と、
をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の複合機。 - ユーザの行った操作を記憶手段に順次記憶するステップと、
前記記憶手段に記憶されている操作を読み出して、その操作内容を特定することのできる第1制御パターンを生成するステップと、
前記生成された第1制御パターンを含む制御シートを印刷するステップと、
を備えることを特徴とする複合機の制御方法。 - ユーザの行った操作を記憶手段に順次記憶するステップと、
前記記憶手段に記憶されている操作を読み出して、その操作内容を特定することのできる第1制御パターンを生成するステップと、
前記生成された第1制御パターンを含む制御シートを印刷するステップと、
を複合機に実行させるためのプログラム。 - ユーザの行った操作を記憶手段に順次記憶するステップと、
前記記憶手段に記憶されている操作を読み出して、その操作内容を特定することのできる第1制御パターンを生成するステップと、
前記生成された第1制御パターンを含む制御シートを印刷するステップと、
を複合機に実行させるためのプログラムが記録された記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005270718A JP2007082132A (ja) | 2005-09-16 | 2005-09-16 | 複合機 |
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Cited By (1)
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-
2005
- 2005-09-16 JP JP2005270718A patent/JP2007082132A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011068084A (ja) * | 2009-09-28 | 2011-04-07 | Brother Industries Ltd | 印刷装置及び印刷装置制御方法 |
US8534828B2 (en) | 2009-09-28 | 2013-09-17 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Printer and method for controlling printer |
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