JP2007081922A - 信号受信装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 アンテナ1,51とRF回路2,52からなる二組のフロントエンドの後段にそれぞれ、AGC回路3,4,53,54、ミキサ5,6,55,56を有する同数の受信信号処理の系を接続し、且つ、ミキサ5,6,55,56によって中間周波数を得るための局部発信器7,57を前記二組のフロントエンドの系で互いに共用する構成にした。
【選択図】 図1
Description
特に、より安定した利得を得るように、2つのフロントエンドを備えて受信信号を切換えて、感度のよりよい信号を選択するアンテナダイバーシティの構成を有する信号受信装置に関する。
この問題を解決するために、2つのフロントエンドを備えてアンテナダイバーシティを構成し、入力を選択的に切換えることによってより利得のよい信号を得る信号受信の方法が知られている。
このようなアンテナダイバーシティの方式を採用している受信装置として、以下に示す公報で開示されている。
そして、この時の電界強度の強さに対応させて、CPUはディジタルアッテネータのAGCゲインの切り換え制御を行うことになる。つまり、ディジタルアッテネータのAGCゲインは、低く抑えるように自動的に切り換えの制御が行われる。
つまり、別言すると、信号を送るマイクロホンの側は、信号受信装置に対して大きな距離を隔てて使用すると、確実に良好な利得を得ることができるということが保証されず、両装置の間の距離つまり飛距離を稼ぐことができない問題が生じる。
よって、信号受信装置の受信する信号に対する各出力が一定ではなく不安定であり、複数のマイクロホンからの信号を受信して全てが確実なレベルで出力するには、電界強度の最も劣悪な信号に合わせることになり、受信の信号の数が増えるほど問題はより一層であった。
しかしながら、斯かる構成では、利得を得るためのAGC回路はディジタルアッテネータに内蔵されているので、利得のレベルはフロントエンドで決定され、その決定された利得のレベルがそのままフロントエンド以降の信号処理の系に作用するので、結果的に、電界強度の強弱に対応することはない。よって、信号送信装置との飛距離を稼ぐことができないという問題は、依然として残ることになる。
前記各受信信号処理の系は、前記フロントエンドの後段に接続されるAGC回路と、そのAGC回路の後段に接続される周波数変換手段と、その周波数変換手段の後段に接続されるIF回路と、そのIF回路の後段に接続され、当該受信信号処理の系のAGC回路に制御信号を出力し、且つ、入力信号を復調して出力する復調回路と、その復調回路の後段に接続され、復調回路からの信号を増幅するAFアンプと、局部発信機能を有し、上記第1のフロントエンドからの受信信号処理の系と第2のフロントエンドからの受信信号処理の系の間でペアとなるように前記局部発信機能の発信周波数を共通させて前記AGC回路からの信号にミキシングを行う局部発信手段とを備えて構成され、
加えて、各受信信号処理の系の復調回路からの信号に基づいて、前記受信信号処理の系の各AFアンプからの出力の中からノイズの少ない出力信号を選択して出力するように制御する制御手段が備えられてなる信号受信装置である。
信号受信装置Rは、図1に示すように、アンテナ1,51と、RF回路2,52と、AGC回路3,4,53,54と、ミキサ5,6,55,56と、局部発信器7,57と、IF回路8,9,58,59と、復調回路10,11,60,61と、AFアンプ12,13,62,63と、スイッチ14,15,64,65と、出力端部16,66と、制御手段17が備えられている。
RF回路2,52はそれぞれアンテナ1,51からの信号を受け取ると、希望波、つまり前記信号送信装置からの信号を選択し、その選択した希望波の信号を低雑音増幅して感度を向上させためのものである。
つまり、アンテナ1,51、又は、アンテナ1とRF回路2及びアンテナ51とRF回路52が、ダイバーシティアンテナを構成している。
ミキサ5と局部発信器7、ミキサ6と局部発信器57、ミキサ55と局部発信器7、ミキサ56と局部発信器57から、周波数変換手段がそれぞれ構成されている。
尚、局部発信器7からの局部発信の周波数はミキサ5及びミキサ55に、局部発信器57からの局部発信の周波数はミキサ6及びミキサ56にそれぞれ共用されている。
斯かる構成によって、ミキサ5,6,55,56から中間周波数を得る構成になっている。
復調回路10,11,60,61はそれぞれ高利得の増幅が行われたIF回路8,9,58,59からの信号を受け取って復調を行って、受信の対象としている周波数を受信すると、その信号を音声信号に復調して出力するものである。
AFアンプ12,13,62,63は、それぞれの前段に位置する復調回路10,11,60,61からの音声信号を受けて、必要な帯域に整え且つ増幅を行うものである。
出力端部16,66は、スイッチ14,15,64,65の後段に接続され、信号を出力するためのものである。
ここで、信号受信装置Rは、上述したように、アンテナダイバシティの方式が採用されている。更に、各フロントエンドの後段に接続されている受信信号処理の系は構成が互いに同じであって、且つ、それぞれ同数である2つずつが接続されている。
デュエット歌唱のカラオケでユーザーA及びBがそれぞれのマイクロホンMa及びMb(図示省略)に対して歌謡音声を発する。
マイクロホンMa及びMbはそれぞれ彼らの歌謡音声を電気信号に変換し、更に、その電気信号はそのマイクロホンMa及びMbに内蔵されている信号送信装置によって送られる。
フロントエンドであるアンテナ1,51及びRF回路2,52は共に信号Sa,Sbを受け取って後段に送るが、アンテナ1とRF回路2を介した信号SaはAGC回路3に送られる。他方、アンテナ51とRF回路52を介した信号Saは、AGC回路53に送られる。
AGC回路3に送られた信号Saは、復調回路10のこの時の出力に基づいて、それぞれのフロントエンドからの信号の受信電界強度が変動することに対応するように、利得を自動的に制御し、その制御した信号Saをミキサ5に送る。
同様にして、AGC回路4,53,54はそれぞれ、制御した信号Sb,Sa,Sbをミキサ6,55,56に送る。
同様に、ミキサ6は、AGC回路4からの信号Sbと局部発信器57からの局部発信の周波数を受けて、中間周波数変換を行ってIF回路9に送る。ミキサ55は、AGC回路53からの信号Saと局部発信器7からの局部発信の周波数を受けて、中間周波数変換を行ってIF回路58に送る。ミキサ56は、AGC回路54からの信号Sbと局部発信器57からの局部発信の周波数を受けて、中間周波数変換を行ってIF回路59に送る。
復調回路10は、IF回路8から信号Saを受け取って復調を行い、一つに制御用のフィードバック信号としてAGC回路3に、二つに音声信号(カラオケ歌謡に係る信号)としてAFアンプ12に、三つにフロントエンドの切り換えを決定するための信号を制御手段17に送る。
同様に、AFアンプ13は、復調回路11からの音声信号を受けると、必要な帯域に整え且つ増幅を行ってスイッチ15に送る。AFアンプ62は、復調回路60からの音声信号を受けると、必要な帯域に整え且つ増幅を行ってスイッチ64に送る。AFアンプ63は、復調回路61からの音声信号を受けると、必要な帯域に整え且つ増幅を行ってスイッチ65に送る。
従って、中間周波数を得る際にローカル共用のミキシングを行っているので、二つのフロントエンドの利得に係る優劣の比がそのまま後段の復調回路10,60に現れることになり、制御手段17は復調回路10,60からの信号に基づいて選択を行うので信頼性の高い選択が可能になっている。
従って、中間周波数を得る際にローカル共用のミキシングを行っているので、二つのフロントエンドの利得に係る優劣の比がそのまま後段の復調回路11,61に現れることになり、制御手段17は復調回路11,61からの信号に基づいて選択を行うので信頼性の高い選択が可能になっている。
他方、復調回路10,11,60,61が上記利得の状態が確保された信号を制御手段17に送り、制御手段17は復調回路10,11,60,61の斯かる状態の信号に基づいてスイッチ14,15,64,65のON/OFFの切り換えを制御、つまり、最終出力の選択を行うので、得られる最終の出力は利得が高く雑音の少ないより良質な信号が選ばれることになる。
1,51: アンテナ
2,52: RF回路
3,4,53,54: AGC回路
5,6,55,56: ミキサ
7,57: 局部発信器
8,9,58,59: IF回路
10,11,60,61: 復調回路
12,13,62,63: AFアンプ
14,15,64,65: スイッチ
16,66: 出力端部
17: 制御手段
Claims (2)
- アンテナダイバーシティの系を構成する互いに独立した第1及び第2のフロントエンドと、それら第1及び第2のフロントエンドの後段にそれぞれ複数で同数ずつ並列で接続され、構成が互いに同じである受信信号処理の系と、が備えられ、
前記各受信信号処理の系は、前記フロントエンドの後段に接続されるAGC回路と、そのAGC回路の後段に接続される周波数変換手段と、その周波数変換手段の後段に接続されるIF回路と、そのIF回路の後段に接続され、当該受信信号処理の系のAGC回路に制御信号を出力し、且つ、入力信号を復調して出力する復調回路と、その復調回路の後段に接続され、復調回路からの信号を増幅するAFアンプと、局部発信機能を有し、上記第1のフロントエンドからの受信信号処理の系と第2のフロントエンドからの受信信号処理の系の間でペアとなるように前記局部発信機能の発信周波数を共通させて前記AGC回路からの信号にミキシングを行う局部発信手段とを備えて構成され、
加えて、各受信信号処理の系の復調回路からの信号に基づいて、前記受信信号処理の系の各AFアンプからの出力の中からノイズの少ない出力信号を選択して出力するように制御する制御手段が備えられてなる信号受信装置。 - 前記複数の受信信号処理の系の各AFアンプの後段にそれぞれ、前記制御手段によって出力/出力停止の制御が行われるスイッチが接続されてなる請求項1に記載の信号受信装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2005268196A JP2007081922A (ja) | 2005-09-15 | 2005-09-15 | 信号受信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005268196A JP2007081922A (ja) | 2005-09-15 | 2005-09-15 | 信号受信装置 |
Publications (2)
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JP2007081922A true JP2007081922A (ja) | 2007-03-29 |
JP2007081922A5 JP2007081922A5 (ja) | 2008-04-24 |
Family
ID=37941729
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007081922A (ja) |
Citations (3)
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JPH0998121A (ja) * | 1995-09-29 | 1997-04-08 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 空間ダイバシティ・ワイヤレス受信装置 |
JP2000286769A (ja) * | 1999-03-30 | 2000-10-13 | Kokusai Electric Co Ltd | 受信装置 |
WO2004068754A1 (ja) * | 2003-01-30 | 2004-08-12 | Fujitsu Limited | マルチキャリア受信装置 |
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2005
- 2005-09-15 JP JP2005268196A patent/JP2007081922A/ja active Pending
Patent Citations (3)
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JP2000286769A (ja) * | 1999-03-30 | 2000-10-13 | Kokusai Electric Co Ltd | 受信装置 |
WO2004068754A1 (ja) * | 2003-01-30 | 2004-08-12 | Fujitsu Limited | マルチキャリア受信装置 |
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