JP2007081633A - 骨伝導スピーカ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 骨伝導スピーカが人体に接触していない時に発生する音漏れを低減すると共に、消費電力を低減することが可能な骨伝導スピーカ装置を提供すること。
【解決手段】 骨伝導スピーカ4が人体に接触しているかどうかを感知する接触センサ6を設け、非接触時には骨伝導スピーカ4への電力供給をスイッチ3により遮断する。また、接触センサ6の出力が煩雑に変化するときにも、音声の不必要な断続を回避するために、識別回路5には不感期間を設定し、その不感期間の間はスイッチ3の小刻みな断続を停止する。
【選択図】図1
【解決手段】 骨伝導スピーカ4が人体に接触しているかどうかを感知する接触センサ6を設け、非接触時には骨伝導スピーカ4への電力供給をスイッチ3により遮断する。また、接触センサ6の出力が煩雑に変化するときにも、音声の不必要な断続を回避するために、識別回路5には不感期間を設定し、その不感期間の間はスイッチ3の小刻みな断続を停止する。
【選択図】図1
Description
本発明は、骨伝導スピーカが人体に接触していない時に発生する音漏れを低減する骨伝導スピーカ装置に関する。
骨伝導スピーカは人体頭部の要所にこれを当て、骨伝導により聴覚組織に音振動を伝達し音を聞く方法であり、外耳、および内耳部分の聴力障害で音声が聞き取り難い問題を解消するのに有効である。また主に空気以外のものの振動を仲介とするため、同じ空間で別の音情報を混在させることなく個別に聞ける点が、空気伝達すなわち気導を利用するスピーカに比べての利点である。これらの利点を生かし個別情報手段の発展に伴い、同じく個別の聴取手段であるイヤホンとは異なった使い勝手で用途が広がりつつある。
しかし、質量の大きな人体組織を加振するために、振動の力は気導のスピーカの場合に比べて大きく必要である。その上、その振動の駆動体は空気にも触れており、通常のスピーカのレベルと比べて低いとは言っても空気振動を発生して、近くでは気導を通して他の人にも聞こえるレベルの音、いわゆる音漏れが発生する。
このような空気中への音波の伝達を積極的に利用して音量を高めた骨伝導スピーカとして、特許文献1に開示された例などがある。
ところで、骨伝導スピーカの音漏れは、スピーカが質量の大きい人体に接触している時には小さく、接触していない時には大きくなる。特に音情報の秘密を保ちたい場合、人体からスピーカを離した時の音漏れを低減することが必要である。本発明は、この音漏れを簡単な方法で低減することを目的とする。
また、骨伝導スピーカが人体から離れている時は、骨伝導は行われずスピーカで電力を無駄に消費しており、この電力消費を無くすことも目的とする。
すなわち、本発明の課題は、骨伝導スピーカが人体に接触していないときの空気中への音漏れを防止すると共に、消費電力の低減を可能にする骨伝導スピーカ装置を提供することにある。
本発明では、骨伝導スピーカ装置内において、骨伝導スピーカの駆動回路と、骨伝導スピーカと人体との接触を感知する接触センサと、センサの出力による接触状態を判定する識別回路と、識別回路の出力により動作するスイッチとを使用し、骨伝導スピーカが人体に接触していない時に、駆動回路と骨伝導スピーカの間に設けたスイッチにより、スピーカへの電力供給を遮断してその振動を止めることで、音漏れを低減する。
また、骨伝導スピーカへの電力供給を遮断することで、スピーカが人体と接触していない非使用時の装置電力を低減することが可能となる。
すなわち、本発明の骨伝導スピーカ装置は、骨伝導スピーカと、その駆動回路と、前記骨伝導スピーカと人体の接触を感知する接触センサと、前記接触センサの出力により前記骨伝導スピーカと人体の接触状態を判定する識別回路と、前記識別回路の出力に応じて動作し前記接触状態が非接触のときには前記駆動回路の出力を遮断するスイッチとを備えることを特徴とする。
また、前記識別回路は、前記接触センサの出力に不感時間の間は出力を一定に保持する加工を施した後、前記スイッチを動作させる出力とすることで、前記接触センサのチャタリングによる前記スイッチの煩雑な動作を防止することができる。
本発明では、人体に骨伝導スピーカが接触していないときに、骨伝導スピーカに入力される電力を遮断するスイッチを設けたので、非接触状態での空気中への音漏れを防止すると共に、消費電力の低減を可能にする骨伝導スピーカ装置を提供することができる。
また、骨伝導スピーカと人体との接触状況が非接触状態と接触状態の間で煩雑に変化するとき、本発明では、接触状態を判別する識別回路に不感期間を設定したので、煩雑な骨伝導スピーカ出力のオンオフによる音声の断続的なとぎれの発生を防止することができる。
次に図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明の一実施の形態での骨伝導スピーカ装置を示すブロック図である。
本実施の形態の骨伝導スピーカ装置は、図1に示すように、骨伝導スピーカ4と、その骨伝導スピーカの駆動回路2と、人体との接触を感知する接触センサ6と、その接触センサの出力により接触状態を判定する識別回路5と、この識別回路の出力により動作するスイッチ3により構成される。ここで、接触センサ6には、圧力センサ、静電センサなどを用いることができる。また、骨伝導スピーカ駆動装置7は、駆動回路2、スイッチ3および識別回路5の全体を示している。
入力端子1に入力された音声信号は、駆動回路2により骨伝導スピーカ4を駆動できる信号に電力増幅される。通常は、この信号で骨伝導スピーカ4を振動させる。
接触センサ6は、骨伝導スピーカ4が人体と接触すると同時に動作するような配置で設置する。接触センサ6の出力は識別回路5に入力されて、スイッチ3を動作させる。骨伝導スピーカ4が人体に接触している時はスイッチ3がオンになり、また人体に接触していない時はオフになる。これにより、骨伝導スピーカ4が人体に接触していない時は駆動回路2から骨伝導スピーカ4への電力供給を遮断し、骨伝導スピーカ4の動作を停止させ未使用時の音漏れを低減することが可能となる。また、電力供給の遮断により、骨伝導スピーカ4での無駄な電力消費も停止することが可能となる。
また、接触センサ6の出力波形は、接触センサの出力波形およびスイッチの動作を対比する図2に示すように、接触センサ6と人体の接触状態によりオンオフが断続的に発生するチャタリングを含むことが考えられる。この場合、音声が断続的にとぎれることとなり、骨伝導スピーカの使用者にとって不快となる。これを防ぐため、識別回路5にスイッチ切替の不感期間(不感時間)を設け、一度スイッチ3を切替えた後は、一定期間は切替えないようにする。これにより、スイッチ3の動作は、図2に示すようになり、音声の断続的なとぎれを防止することが可能となる。
ところで、図1に示した本実施の形態では、スイッチ3は、駆動回路2と骨伝導スピーカ4の間に設けたが、このスイッチが駆動回路2の中にある場合も可能である。
1 入力端子
2 駆動回路
3 スイッチ
4 骨伝導スピーカ
5 識別回路
6 接触センサ
7 骨伝導スピーカ駆動装置
2 駆動回路
3 スイッチ
4 骨伝導スピーカ
5 識別回路
6 接触センサ
7 骨伝導スピーカ駆動装置
Claims (2)
- 骨伝導スピーカと、その駆動回路と、前記骨伝導スピーカと人体の接触を感知する接触センサと、前記接触センサの出力により前記骨伝導スピーカと人体の接触状態を判定する識別回路と、前記識別回路の出力に応じて動作し前記接触状態が非接触のときには前記駆動回路の出力を遮断するスイッチとを備えることを特徴とする骨伝導スピーカ装置。
- 前記識別回路は、前記接触センサの出力に不感時間の間は出力を一定に保持する加工を施した後、前記スイッチを動作させる出力とすることで、前記接触センサのチャタリングによる前記スイッチの煩雑な動作を防止することを特徴とする、請求項1記載の骨伝導スピーカ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005265051A JP2007081633A (ja) | 2005-09-13 | 2005-09-13 | 骨伝導スピーカ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005265051A JP2007081633A (ja) | 2005-09-13 | 2005-09-13 | 骨伝導スピーカ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007081633A true JP2007081633A (ja) | 2007-03-29 |
Family
ID=37941489
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005265051A Pending JP2007081633A (ja) | 2005-09-13 | 2005-09-13 | 骨伝導スピーカ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007081633A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2005
- 2005-09-13 JP JP2005265051A patent/JP2007081633A/ja active Pending
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