JP2007079843A - 紙幣処理装置及び紙幣処理方法 - Google Patents

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JP2007079843A JP2005265834A JP2005265834A JP2007079843A JP 2007079843 A JP2007079843 A JP 2007079843A JP 2005265834 A JP2005265834 A JP 2005265834A JP 2005265834 A JP2005265834 A JP 2005265834A JP 2007079843 A JP2007079843 A JP 2007079843A
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Abstract

【課題】 金庫部内の紙幣残量が少ないと判断された場合、金庫部内の収納紙幣を一旦繰り出して計数して正確な残枚数による釣り札判別を行い、この判別に基づいて高額紙幣の受付禁止処理を行う紙幣処理装置及び紙幣処理方法を提供する。
【解決手段】 ニアエンドが発生した場合(S14のY)、釣り札の状態を把握するために、計数処理を実施し、計数有効フラグをオンにセットする(S15)。その後、取引を実施し、釣り札不足が発生した場合は(S16のY)、釣り札の出金ができないため、高額紙幣受付禁止にして(S17)、次の取引待機処理を行う。なお、ニアエンドが発生しても釣り札不足が発生していない場合は(S16のN)、高額紙幣受付許可にし(S18)、次の取引待機処理に移行する。なお、取引実施中(S10)に異常発生又は金庫部扉開が検知された場合は(S11のY)、金庫部6内の収納紙幣枚数が不確実な状態であるため、起動/リセット処理を行う。
【選択図】 図4

Description

本発明は、主に駅の券売機などに搭載される紙幣を入出金する紙幣処理装置に関し、特に、釣り札不足の発生を抑えた紙幣処理装置及び紙幣処理方法に関する。
従来、駅の券売機などに搭載される紙幣などの紙幣処理装置は、入金時に入出金口より挿入された紙幣を一括して集積部に取り込み、この集積部に取り込まれた紙幣を分離ローラによって分離し、1枚ずつ一定間隔で搬送路に繰り出す。搬送路に繰り出された紙幣は、搬送路によって搬送され、鑑査部の金種判定に従って各金種別にスタッカ(金庫)に収納される。一方出金時には、上記スタッカから1枚ずつ取り出した紙幣を集積部に搬送して集積し、入出金口に一括して排出する(例えば特許文献1参照)。
以下、図5に示す金庫の従来例を参照しながら説明する。金庫部600には、バックアッププレート650が設けられており、このバックアッププレート650の上に紙幣Pが集積されている(以下、紙幣Pが集積されたものを紙幣束Hと称する。)。この紙幣束Hの厚みを計測するために、繰出ローラ63A0の位置を検知する繰出ローラ位置検知センサ63E0と、バックアッププレート検知センサ690が設けられている。
繰出ローラ63A0は、回転することによって紙幣束Hの上端の紙幣Pを図示矢印D方向に繰り出すとともに、繰り出す紙幣Pを検知する接触子を兼ねており、繰出ローラ63A0が押し上げられることによって、繰出ローラ63A0に連結されている繰出ローラアーム63B0が支点63C0を軸として回動し、先端の検出子63D0が光学式検知センサ63E0により検知される。このことによって、紙幣束Hの上端の紙幣Pが繰出ローラ63A0の位置にあることが検知される。
バックアッププレート検知センサ690は、光学式センサで構成されており、バックアッププレート650の通過を検知する。
従来、バックアッププレート650に積載されている紙幣束Hの枚数が少なくなったことを示すニアエンド検知は、バックアッププレート650を図示矢印B方向に上昇させ、バックアッププレート検知センサ690がバックアップ650を検知してから、さらに所定の時間上昇させその間に繰出ローラ63A0が紙幣束Hの上端紙幣Pを検知した場合に紙幣束Hの厚さが所定の厚さ以下の状態であるためニアエンド状態であると判別している。
図5(1)は、紙幣束Hの厚さが十分ありニアエンド状態になっていない場合を示す。一方、図5(2)は、紙幣束Hの厚さが薄く、バックアッププレート650がバックアッププレート検知センサ690に検知されてから所定の時間さらに上昇する間に紙幣束H上端の紙幣Pが繰出ローラ63A0に検知された状態を示す。
従来、上述したように、繰出ローラ位置検知センサ63E0及びバックアッププレート検知センサ690によって当該バックアッププレート650に積載されている紙幣束Hの厚さが判別されていた。この紙幣束Hの厚さ判別によって収納紙幣の枚数がある程度少なくなったと判断された場合(釣り札不足)、釣り札不足の発生を防ぐために高額紙幣の受付を禁止する運用が行われていた。例えば、千円の収納枚数が少なくなったと判断された場合には、釣り札不足の発生を防ぐために高額紙幣の受付を禁止していた。
特開2003−308553号公報 (第1頁、図1)
しかしながら、上述した従来の紙幣束Hの厚み検知方法では、紙幣の状態や収納状態によって検知枚数にばらつきが発生する。また、本来釣り札の出金に十分対応できる枚数が残っていても高額紙幣の受付禁止処理が働いてしまい、装置の稼働率が低下するという問題があった。
この問題に対応するために、金庫内に収納されている紙幣枚数を予め設定し、枚数管理することによって、正確な残枚数を把握する方法がある。しかしながら、この場合、あらかじめ金庫にセットされる多量の釣り札準備金を計数して記憶させる手段が必要になる。また、金庫に直接手差しで紙幣の補給を行ったり、あるいは紙幣詰まりなどで紙幣を除去したりする場合に、枚数の補正、又は計数のやり直しを実施する手段が必要になり、処理効率が悪く、操作性が煩わしいという問題があった。
本発明は、上記問題を解決するためになされたもので、金庫部内の紙幣枚数がある程度少なくなったと判断された場合(ニアエンド時)、金庫部内の収納紙幣を一旦繰り出して計数し、その後金庫部に再収納することにより、正確な残枚数による釣り札判別を行い、この判別に基づいて高額紙幣の受付禁止処理を行うことができるので、操作性がよく、装置の稼働率が向上する紙幣処理装置及び紙幣処理方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1記載の紙幣処理装置は、高額紙幣受付の許可又は禁止機能を有し、紙幣の入金及び出金可能な紙幣処理装置であって、入金紙幣と出金紙幣が出入りする入出金部と、前記入出金部に供給された複数金種の紙幣を一括して集積部に取り込み、この集積部から1枚毎に分離して繰り出す分離部と、この分離部によって繰り出された前記紙幣を往復搬送可能な搬送部と、この搬送部によって往路搬送された前記紙幣を判別する鑑査部と、この鑑査部の判別結果に基づいて前記紙幣を金種毎に集積する一時集積部と、この一時集積部に集積された紙幣束を取引毎に収納する収納部と、前記収納部に収納された前記紙幣束をバックアッププレートに積載して、紙幣の繰り出し位置まで移動するとき、前記バックアッププレートの通過を検知するバックアッププレート検知部と、出金用に、前記紙幣の繰り出し位置に前記紙幣束の上端が到達したのを検知する繰出位置検知部と、前記バックアッププレート検知部及び前記繰出位置検知部から前記紙幣束の残量が所定の値以下になったのを検知するニアエンド検知部と、前記バックアッププレートに積載された紙幣束を1枚ずつ前記搬送部に繰り出して復路搬送し、計数して前記集積部に集積し、この集積された紙幣束を再度前記収納部に収納する計数処理手段と、前記計数値を比較判別する釣り札判別手段と、前記ニアエンド検知部によってニアエンドが検知されたとき、前記計数処理手段によって紙幣束の枚数を計数すると共に前記計数有効フラグ設定手段によって計数有効フラグをオンにし、かつ、前記計数処理手段によって計数された計数値が前記釣り札判別手段による判別の結果所定の値に達していないとき高額紙幣の受付を禁止にし、又は前記釣り札判別手段による判別の結果所定の値に達しているとき高額紙幣の受付を許可する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明の請求項5記載の紙幣処理方法は、高額紙幣受付の許可又は禁止機能を有し、紙幣の入金及び出金可能な紙幣処理装置であって、装置の起動時、又は前記入出金時の前記紙幣の計数に関わる異常、又は前記一時集積部及び前記収納部を備えた金庫部が開閉されたとき、計数有効フラグをオフにする第1工程と、この第1工程終了後、金庫に収納されている紙幣のニアエンドチェックを行う第2工程と、この第2工程の結果、ニアエンドであれば計数処理を実施し、かつ計数有効フラグをオンにする第3工程と、この第3工程による計数処理の結果、釣り札不足を判別する第4工程と、この第4工程の判別の結果、釣り札不足の場合は高額紙幣の受付を禁止し、釣り札不足が発生していない場合は高額紙幣の受付を許可する第5工程と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、金庫内の紙幣枚数がある程度少なくなったと判断された場合(ニアエンド時)、金庫部内の収納紙幣を一旦繰り出して計数し、その後金庫部に再収納することにより、正確な残枚数による釣り札判別を行い、この判別に基づいて高額紙幣の受付禁止処理を行うことができるので、操作性がよく、装置の稼働率が向上する。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図1は、本発明の実施例による紙幣処理装置(以下、装置と称する。)の概略図である。本装置は、主に駅の券売機などに搭載されるユニットで、利用券購入に伴う紙幣の入金、及び入金された金額に伴って釣り札を出金する装置である。
本装には、入金紙幣と出金紙幣が出入りする入出金部1、及びこの入出金部1から入金された紙幣束を一括して取り込む集積部2が設けられている。
集積部2は、最大50枚までの一括入金及び出金可能に構成されている。この集積部2には、取り込まれた紙幣束から紙幣Pを1枚ずつ分離して搬送部4に繰り出す分離部3が設けられており、紙幣Pが一定間隔に1枚ずつ搬送部4に繰り出される。
搬送部4は、集積部2と入出金する紙幣が収納されている金庫部6〜10を連結するもので、搬送ローラ(図示しない)、搬送ベルト(図示しない)、分岐ゲート(図示しない)及びこれらを駆動する駆動モータ(図示しない)などで構成され、当該搬送路4に繰り出された紙幣Pの往復搬送が可能である。
搬送部4の途中は、搬送される紙幣Pの金種判別及び真偽判別を行う鑑査部5が設けられている。この鑑査部5の判別結果に基づいて金種毎に区分された紙幣Pは、金庫部6〜10に収納される。なお、入出金部1、集積部2、分離部3、搬送部4、及び金庫部6〜10は、制御部11に接続される。この制御部11は、CPU(Central Processing Unit)11A及びメモリ11Bで構成され、このCPU11Aによって制御される。
以上の構成に基づき、入金時に入出金部1に入金された紙幣束は、1枚ずつ分離して往路搬送され、鑑査部5の判別結果に基づいて金庫部6〜10に収納される。
一方、出金時には、金庫部6〜10から1枚ずつ繰り出された紙幣を集積部2に搬送し、入出金部1に一括して出金する。
図2は、図1に示す紙幣処理装置に使用される金庫部6の構成図である。金庫部6〜10は取り扱う金種毎にサイズが異なる場合や、取り扱う紙幣の流通量が金種によって異なるため、紙幣を収納する部分の大きさが異なる場合があるが、基本的には同一の構成をしているため、ここでは、一例として金庫部6の構成及び動作を説明する。
金庫部6には、一時集積部66、収納部67、繰出部兼繰出位置検知部63、バックアッププレート検知部69、及び金庫扉開閉検知60が設けられている。
一時集積部66には、入金時に図示矢印C方向に搬送されてくる紙幣Pを集積するバックアッププレート65が設けられている。この一時集積部66に集積する紙幣Pが複数枚ある場合には、先に集積された紙幣Pの後端が羽根車65Aの回転によってめくられ、バックアッププレート65との間に押し込まれる。従って、後続する紙幣Pは、下側から押し込まれて図示矢印Bで示す方向に集積される。
このようにして入金が確定すると、バックアッププレート65によって押し上げられ、セパレータ68を押しのけて収納部67に押し込まれる。なお、バックアッププレート65上の残留紙幣は残留紙幣検知65Aによって行われる。
セパレータ68は、搬送方向に直行する両端部に設けられた2枚の細長い板状体で、長手方向に軸支され、観音開き扉を構成しており、下部からの押圧力によって観音開き扉が軸を中心に回動して開状態になる。また、押圧力が無くなると内部に組み込まれたバネ力による復帰力によって閉状態になる。本実施例では、紙幣Pは図示矢印C方向に長手搬送されており、バックアッププレート65によって、その上に積載された紙幣束Hが押し上げられる(上昇する)と、上述したように、バックアッププレート65は、紙幣束Hを積載した状態でセパレータ68を押しのけることになる。その結果、入金された紙幣束Hはセパレータ68の底側から押し込まれて収納部67に積載される。
繰出部兼繰出位置検知部63は、紙幣Pを繰り出す繰出部、及び紙幣Pの繰り出し位置を検知する繰出位置検知部から構成される。
繰出部は、紙幣Pを繰り出す繰出ローラ63A、及びこの繰出ローラ63Aの繰り出し位置を設定するロータリーソレノイド63Fから構成される。このロータリーソレノイドは、繰出ローラ63Aを上下に移動し、紙幣Pが一定で1枚ずつ取り出されるようにする。
繰出位置検知部は、繰出ローラ63A、この繰出ローラ63Aが支点63Cを中心に回動可能に支える繰出ローラアーム63B、この繰出ローラアーム63Bに連結し、繰出ローラ63Aの上下移動に連動して動く検出子63D、及びこの検出子63Dを光学的に検知する検知センサ63Eで構成される。
このような構成により、紙幣束H上端の紙幣Pが繰出ローラ63Aを下から持ち上げると、紙幣Pが繰り出し位置に到達していることが検知される。この検知によって、繰出ローラ63Aによって紙幣Pが繰り出される。
分離部61は、出金時バックアッププレート65に積載された紙幣束H上端の紙幣Pを図示矢印D方向に搬送するために右回転する繰出ローラ61A、及びこの繰出ローラ61Aの搬送路の相対抗する位置に配置された分離ローラ61Bで構成される。この分離ローラ61Bは、繰出ローラ61Aのローラ表面に接触して配置され、紙幣Pが1枚ずつ挟持されて搬送されているときには、図示矢印Eで示すように右回転している繰出ローラ61Aに連れ回って左回転する。しかしながら、紙幣Pが複数枚繰り出された場合には、分離ローラ61Bに備えられたトルクリミッタ(図示しない)が動作し、図示矢印Fで示すように右回転する。このようにして、紙幣Pは1枚ずつ分離して取り出され、図示矢印D方向に搬送される。
バックアッププレート検知部69は、光学式検知センサを備えており、出金時、セパレータ68に積載された紙幣束Hが紙幣の繰り出し位置まで移動(この場合、上昇になる。)する際、上昇するバックアッププレート65の通過を検知する。なお、バックアッププレート65がバックアッププレート検知部69によって検知される前に、バックアッププレート65に積載された紙幣束Hの上端が繰出ローラ63Aによって検知された場合は、バックアッププレートの上昇を止める。その後の処理は出金時の動作で説明する。
図2は、上述したように金庫部6の扉(図示しない)を開けた正面図を示しており、金庫部6の扉を閉めると図で見えている部分が扉で覆われ見えない状態になる。金庫扉開閉検知60は、扉に付属するフックが扉の開閉によって出入りするのを検知する。
次に、以上のように構成された金庫部6の出金時の動作を説明する。
出金時、収納紙幣束Hの上端は、バックアッププレート65によって繰出ローラ63Aの高さまで押し上げられる。繰出ローラ63Aが押し上げられることによって、繰出ローラ63Aに連結されている繰出ローラアーム63Bが支点63Cを軸として回動し、先端の検出子63Dが光学式検知センサ63Eにより検知される。このことによって、紙幣束Hの上端が繰出ローラ63Aの位置にあることが検知される。繰出ローラ63Aは、右回転し、紙幣束Hの上端から指定された枚数分、1枚ずつ繰り出す。同時に、繰出ローラ63Aによって繰り出された紙幣Pは分離部61の繰出ローラ61A及び分離ローラ61Bによって1枚毎に分離されて繰り出される。
繰出ローラ63Aによって紙幣Pが1枚ずつ繰り出された場合、繰出ローラ61Aは上述したように図示矢印Eで示す右回転(正転)して紙幣Pを繰り出し、分離ローラ61Bは繰出ローラ61Aに連れ回り左回転(正転)する。
一方、繰出ローラ63Aによって紙幣Pが複数枚繰り出された場合、繰出ローラ61Aは右回転(正転)して紙幣Pを繰り出そうとし、分離ローラ61Bは繰出ローラ61Aと分離ローラ61Bの間に紙幣Pが複数枚入り込んだことによるトルクを検知して図示矢印Fで示すように右回転(逆回転、)する。その結果、紙幣Pは1枚ずつに分離されて図示矢印Dで示す搬送部に繰り出される。
バックアッププレート65に積載されている紙幣束Hの残量はニアエンド検知及び残留紙幣検知68Bによって検知される。このニアエンド検知は、バックアッププレート65を図示矢印B方向に上昇させることにより、バックアッププレート検知センサ69がバックアッププレート65を検知すると、タイマー(図示しない)が起動され、このタイマー値が所定の時間に達するまでの間に、紙幣束Hの上端が繰出部兼繰出位置検知部63の繰出ローラ63Aによって検知されたとき、紙幣束Hの残量(厚さ)が所定の量以下であるためニアエンドであると検知する。また。残留紙幣検知68Bは、紙幣繰り出し位置でのバックアッププレート65上の紙幣Pが空になったことを検知するセンサである。
次に、図3を参照して、本発明の釣り札処理フローの起動/リセット処理を説明する。この処理は、制御部11のCPUによって制御される。以下、例えば金庫部6について説明するが、他の金庫部に付いても同様である。
まず、電源投入直後、紙幣詰まりなどの異常発生後、又は金庫扉の開閉検知後など、金庫部6内の収納紙幣枚数が不確実な状態になった場合には、計数有効フラグをオフにし(第1工程、S1)、収納紙幣のニアエンドチェックを行う(第2工程、S2)。
この時ニアエンドであれば(S2のY)、計数処理を実施して計数情報を記憶し、計数有効フラグをオンにする(計数有効フラグ設定手段)、(第3工程、S3)。
この結果、計数有効フラグはオン状態であるから(S4のY)、その記憶された計数情報を元に釣り札不足判別を行う(第4工程、S5)。
この釣り札不足判別による判別の結果、釣り札が不足していれば(S5のY)、釣り札の出金を行うことが出来ないため、高額紙幣の受付を禁止して取引待機にする。一方、釣り札不足判別による判定の結果、釣り札不足が発生していなければ(S5のN)、高額紙幣の受付は許可状態として取引待機にする(第5工程、S7)。
なお、ステップS2のニアエンドチャックにおいて、ニアエンド状態でない場合(S2のN)、計数有効フラグオフ(図ではオフと記載、以下同様)のまま(S4のN)、高額紙幣受付許可として取引待機となる。
次に、図4を参照して、本発明の釣り札処理フローの取引待機処理を説明する。以下、例えば金庫部6について説明するが、他の金庫部7〜10についても同様である。
まず、取引待機中に取引(入金又は出金)が実施される(S10)。
この取引実施中に異常状態又は金庫扉開が検知されず(S11のN)、金庫部6にも釣り札が十分あり、計数有効フラグがオフ状態で(S12のN)、ニアエンドも発生していなければ(S14のN)、通常の状態なので、高額紙幣受付許可状態(S18)のまま取引が行われる。
一方、ステップS14において、ニアエンドが発生した場合(S14のY)、釣り札の状態を正確に把握するために、計数処理を実施し、計数有効フラグをオンにセットする(S15)。
その後、取引を実施し、釣り札不足を判別する(第7工程、S16)。この釣り札不足判別の結果、釣り札不足が発生した場合は(S16のY)、釣り札の出金ができないため、高額紙幣受付禁止にし(S17)、次の取引待機処理を行う。なお、釣り札不足が発生していない場合は(S16のN)、高額紙幣受付許可にし(S18)、次の取引待機処理に移行する(第8工程)。
ステップS11において、取引実施中に異常状態又は金庫扉開が検知された場合は(S11のY)、金庫部6内の収納紙幣枚数が不確実な状態であるため、図3に示す起動/リセット処理に移行する。
また、取引実施中に異常状態又は金庫扉開が検知されず(S11のN)、計数有効フラグがオン状態(S12のY)であれば、金庫部6は枚数管理状態にあり、枚数が管理されているため、例えば出金があれば、管理された枚数から出金された枚数が減算(枚数管理)されて記憶される(第6工程、S13)。
以上の処理によって、収納枚数をあらかじめ手入力で設定する必要もなく、金庫に手差しで直接紙幣を補充したり紙幣詰まりを除去したりした際に、枚数情報を補正しなければならないわずらわしさも解消される。また、紙幣束の厚み検知等の物理的な検知方法によって収納枚数がある程度少なくなったことを検知してから計数を行うため、計数にかかる処理時間が短くて済む。さらに計数時に金庫から繰り出した紙幣の一時的な格納部の収納容量も少なくて済むため、装置の小型化がはかれる。例えば図1に示す紙幣処理装置の場合、集積部2を一時的な格納場所として利用して計数処理を行うことが可能である。こうした場合、釣り札の最大枚数が千円9枚であることと、集積部2の最大容量が50枚であることから、金庫部内紙幣枚数の物理的な方法による検知精度(ニアエンドの検知精度)は9〜50枚の範囲程度で良いことになる。
本発明の実施例による紙幣処理装置の概略図。 図1に示す紙幣処理装置に使用される金庫の構成図。 本発明の釣り札処理フローにおける起動/リセット時の処理。 本発明の釣り札処理フローにおける取引待機時の処理。 紙幣処理装置の金庫部動作を説明する従来例。
符号の説明
1 入出金部
2 集積部
3 分離部
4 搬送部
5 鑑査部
6〜10金庫部
11 制御部
60 金庫扉開閉検知
61 分離部
61A 繰出ローラ
61B 分離ローラ
63 繰出部兼繰出位置検知部
63A 繰出ローラ
63E 検知センサ
65 バックアッププレート
65A 残留紙幣検知
66 一時集積部
67 収納部
68 セパレータ
68A、68B 残留紙幣検知
69 バックアッププレート検知センサ

Claims (6)

  1. 高額紙幣受付の許可又は禁止機能を有し、紙幣の入金及び出金可能な紙幣処理装置であって、
    入金紙幣と出金紙幣が出入りする入出金部と、
    前記入出金部に供給された複数金種の紙幣を一括して集積部に取り込み、この集積部から1枚毎に分離して繰り出す分離部と、
    この分離部によって繰り出された前記紙幣を往復搬送可能な搬送部と、
    この搬送部によって往路搬送された前記紙幣を判別する鑑査部と、
    この鑑査部の判別結果に基づいて前記紙幣を金種毎に集積する一時集積部と、
    この一時集積部に集積された紙幣束を取引毎に収納する収納部と、
    前記収納部に収納された前記紙幣束をバックアッププレートに積載して、紙幣の繰り出し位置まで移動するとき、前記バックアッププレートの通過を検知するバックアッププレート検知部と、
    前記紙幣の繰り出し位置に前記紙幣束の上端が到達したのを検知する繰出位置検知部と、
    前記バックアッププレート検知部及び前記繰出位置検知部から前記紙幣束の残量が所定の値以下になったのを検知するニアエンド検知部と、
    前記バックアッププレートに積載された紙幣束を1枚ずつ前記搬送部に繰り出して復路搬送し、計数して前記集積部に集積し、この集積された紙幣束を再度前記収納部に収納する計数処理手段と、
    前記計数値を比較判別する釣り札判別手段と、
    前記ニアエンド検知部によってニアエンドが検知されたとき、前記計数処理手段によって紙幣束の枚数を計数すると共に前記計数有効フラグ設定手段によって計数有効フラグをオンにし、かつ、前記計数処理手段によって計数された計数値が前記釣り札判別手段による判別の結果所定の値に達していないとき高額紙幣の受付を禁止にし、又は前記釣り札判別手段による判別の結果所定の値に達しているとき高額紙幣の受付を許可する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする紙幣処理装置。
  2. 前記制御手段は、
    装置の起動時、前記紙幣の計数に関わる異常、又は前記一時集積部及び前記収納部を備えた金庫部が開閉されたとき、前記計数値、及び前記計数有効フラグをオフすること特徴とする請求項1記載の紙幣処理装置。
  3. 前記制御手段は、
    前記計数有効フラグがオンのとき前記取引に応じて前記計数値を加減算する枚数管理処理を実行し、この枚数管理処理の実行の結果得られた計数値が前記釣り札判別手段による判別の結果所定の値に達していないとき高額紙幣の受付を禁止にし、又は前記釣り札判別手段による判別の結果所定の値に達しているとき高額紙幣の受付を許可することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の紙幣処理装置。
  4. 前記ニアエンド検知部は、
    前記紙幣束を積載したバックアッププレートが上昇し、前記バックアッププレート検知手段によって検知されてから起動するタイマーを備え、このタイマー値が所定の時間に達するまでの間に、前記紙幣束の上端が前記繰出位置検知部によって検知されたとき前記紙幣束の残量が所定の値以下であるニアエンドとすることを特徴とする請求項1記載の紙幣処理装置。
  5. 高額紙幣受付の許可又は禁止機能を有し、紙幣の入金及び出金可能な紙幣処理装置であって、
    装置の起動時、又は前記入出金時の前記紙幣の計数に関わる異常、又は前記一時集積部及び前記収納部を備えた金庫部が開閉されたとき、計数有効フラグをオフにする第1工程と、
    この第1工程終了後、金庫に収納されている紙幣のニアエンドチェックを行う第2工程と、
    この第2工程の結果、ニアエンドであれば計数処理を実施し、かつ計数有効フラグをオンにする第3工程と、
    この第3工程による計数処理の結果、釣り札不足を判別する第4工程と、
    この第4工程の判別の結果、釣り札不足の場合は高額紙幣の受付を禁止し、釣り札不足が発生していない場合は高額紙幣の受付を許可する第5工程と、
    を有することを特徴とする紙幣処理方法。
  6. 紙幣の入金及び出金の取引待機時に取引が実施されたとき、前記計数有効フラグがオンのときは枚数管理を実施する第6工程と、
    この第6工程による枚数管理の結果、釣り札不足を判別する第7工程と、
    この第7工程の判別の結果、釣り札不足の場合は高額紙幣の受付を禁止し、釣り札不足が発生していない場合は高額紙幣の受付を許可する第8工程と、
    を有することを特徴とする請求項5記載の紙幣処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107438867A (zh) * 2017-05-08 2017-12-05 深圳怡化电脑股份有限公司 自助终端的计数方法及装置、清机方法及装置、自助终端

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