JP2007078279A - 気化冷却装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 被冷却物の全体を均一に気化冷却することのできる気化冷却装置を提供する。
【解決手段】 横長円筒状シェル1の内部に略U字状の細管2を上下方向に傾斜して取り付ける。シェル1の左側上下に、被冷却物供給管14と被冷却物排出管16をそれぞれ接続する。シェル1の全周に端部6の噴射ノズル及び制御弁5を介して冷却流体供給管3を接続する。シェル1の下部に吸引手段接続管4を接続する。
冷却流体供給管3からシェル1内の細管2へ冷却流体を噴射することにより、細管2の外表面の上方から下方へ冷却流体が流れ落ち、細管2内の被冷却物の熱を奪って蒸発気化することによって、被冷却物の全体が均一に気化冷却される。
【選択図】 図1
【解決手段】 横長円筒状シェル1の内部に略U字状の細管2を上下方向に傾斜して取り付ける。シェル1の左側上下に、被冷却物供給管14と被冷却物排出管16をそれぞれ接続する。シェル1の全周に端部6の噴射ノズル及び制御弁5を介して冷却流体供給管3を接続する。シェル1の下部に吸引手段接続管4を接続する。
冷却流体供給管3からシェル1内の細管2へ冷却流体を噴射することにより、細管2の外表面の上方から下方へ冷却流体が流れ落ち、細管2内の被冷却物の熱を奪って蒸発気化することによって、被冷却物の全体が均一に気化冷却される。
【選択図】 図1
Description
本発明は、気化冷却室で冷却流体の蒸発潜熱によって被冷却物を冷却する気化冷却装置に関する。
冷却装置は、冷却室の内部に長尺状の複数の伝熱チューブを水平に配置して、この伝熱チューブの内部に冷媒を流下させることによって、伝熱チューブの外周に位置する被冷却物を間接冷却することができるものである。
この冷却装置においては、上記とは反対に、伝熱チューブの内部を被冷却物が流下して、冷媒を伝熱チューブの外周に噴射することによって、伝熱チューブ内の被冷却物を冷却する場合に、伝熱チューブが水平に配置されているために、伝熱チューブの外周の全長に渡って冷媒が行き渡らず、流下する被冷却物の全体を均一に冷却することができない問題があった。
特開2002−372384号公報
解決しようとする課題は、被冷却物の全体を均一に気化冷却することのできる気化冷却装置を提供することである。
本発明は、被冷却物を冷却する気化冷却室を形成して、当該気化冷却室に冷却流体を供給すると共に、気化冷却室を吸引手段と接続して被冷却物を気化冷却するものにおいて、気化冷却室の内部に複数の細管を配置すると共に、当該細管を上下方向に傾斜して配置したものである。
本発明の気化冷却装置は、伝熱チューブとしての細管を上下方向に傾斜して配置したことによって、供給された冷却流体が細管の上から下方向へ沿って流れ落ち易くなり、細管外周面の全体に行き渡ることができ、従って、被冷却物の全体を均一に気化冷却することができる。
本発明は、細管を上下方向に傾斜して配置するものであるが、傾斜の角度は、冷却流体が細管外表面に沿って流れ落ち易くなる角度とすることが好ましい。
本実施例においては、気化冷却室として横長中空円筒状のシェル1と、シェル1内に配置した伝熱チューブとしての細管2と、シェル1内に冷却流体を供給する冷却流体供給管3、及び、図示しない吸引手段と接続する吸引手段接続管4とで気化冷却装置を構成する。
シェル1の左側端部に被冷却物流入口12と被冷却物流出口13を、それぞれ上下に取り付ける。被冷却物入口12は、被冷却物供給管14と接続すると共に、連通孔15を介して細管2の一端と接続する。また、被冷却物出口13は、被冷却物排出管16と接続すると共に、連通孔17を介して細管2の他端部と接続する。
細管2は、図1に示すように上下方向に傾斜して配置する。本実施例においては、略U字状の細管2を用いた例を示す。なお、図1には1本の細管2しか記載していないが、実使用においてはシェル1内に均等に多数本を取り付ける。
シェル1の全周に冷却流体供給管3を接続する。冷却流体供給管3には、供給する流体量を制御するための制御弁5を取り付ける。また、冷却流体供給管3のシェル1側端部6には、図示はしないが冷却流体を、細管2の外表面へ噴射するための噴射ノズルを取り付ける。冷却流体供給管3から細管2の外表面へ噴射された冷却流体によって、細管2内を流下する被冷却物が冷却されるものである。
シェル1の下部には、吸引手段接続管4を接続して、図示しない真空ポンプ等の吸引手段と接続する。吸引手段接続管4には開閉バルブ8を取り付ける。
細管2内を流下する被冷却物を冷却する場合は、図示しない吸引手段を駆動し吸引手段接続管4を介してシェル1内を所定の減圧状態としておき、冷却流体供給管3から細管2の外表面へ冷却流体を噴射することによって、冷却流体が被冷却物の熱を奪って蒸発することにより、すなわち、冷却流体の気化潜熱によって被冷却物が気化冷却される。
細管2を上下方向に傾斜して配置したことによって、端部6の噴射ノズルから細管2の外表面へ供給される冷却流体が、細管2の上方から下方へと沿いながら流れ落ちることができ、細管2外表面の広い面積から冷却流体が気化することにより、細管2内を流下する被冷却物の全体を均一に気化冷却することができる。
被冷却物を気化冷却したことにより発生した気化蒸気、及び、残余の冷却流体は、開閉バルブ8と吸引手段接続管4を通って吸引手段へ吸引される。
1 シェル
2 細管
3 冷却流体供給管
4 吸引手段接続管
5 制御弁
6 端部
8 開閉バルブ
12 被冷却物入口
13 被冷却物出口
14 被冷却物供給管
16 被冷却物排出管
2 細管
3 冷却流体供給管
4 吸引手段接続管
5 制御弁
6 端部
8 開閉バルブ
12 被冷却物入口
13 被冷却物出口
14 被冷却物供給管
16 被冷却物排出管
Claims (1)
- 被冷却物を冷却する気化冷却室を形成して、当該気化冷却室に冷却流体を供給すると共に、気化冷却室を吸引手段と接続して被冷却物を気化冷却するものにおいて、気化冷却室の内部に複数の細管を配置すると共に、当該細管を上下方向に傾斜して配置したことを特徴とする気化冷却装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005268146A JP2007078279A (ja) | 2005-09-15 | 2005-09-15 | 気化冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005268146A JP2007078279A (ja) | 2005-09-15 | 2005-09-15 | 気化冷却装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007078279A true JP2007078279A (ja) | 2007-03-29 |
Family
ID=37938787
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005268146A Pending JP2007078279A (ja) | 2005-09-15 | 2005-09-15 | 気化冷却装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007078279A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1114290A (ja) * | 1997-06-26 | 1999-01-22 | Shimazaki Seisakusho:Kk | 熱交換方法及び装置 |
-
2005
- 2005-09-15 JP JP2005268146A patent/JP2007078279A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1114290A (ja) * | 1997-06-26 | 1999-01-22 | Shimazaki Seisakusho:Kk | 熱交換方法及び装置 |
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Legal Events
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110125 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110705 |