JP2007078227A - 熱交換器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ケーシング1の肉厚よりも薄い板厚のチューブプレート5に複数のチューブ6を貫通固定し、ケーシング1の開口3の孔縁部にチューブプレート5の外周を固定する。
【選択図】 図1
Description
即ち、廃プラスチックが収納されるタンク状のケーシング1の下部に、多数の偏平なチューブ6を並列し、各チューブ6の両端をケーシング1の両側壁2に貫通し、その貫通部をろう付けまたは溶接固定する。そして、側壁2の外面側で多数のチューブ6の端部外周を被嵌するようにダクト4の先端を接続する。そして、ケーシング1内に第1熱交換媒体7として粉砕した廃プラスチックを収納し、一方のダクト4から第2熱交換媒体8として加熱ガスを導き各チューブ6内を流通させる。そして、第2熱交換媒体8と第1熱交換媒体7とを熱交換させ廃プラスチックを溶融し、次いでそれを熱分解して気化させ、その気化ガスを冷却凝縮して油化させることができる。
このような亀裂を防止するには、チューブ6自体に伸縮自在な蛇腹状部を設けたり、或いはケーシング1自体にそれを設けたりすることが考えられる。
しかしながら、係る手段は製作が面倒でコストがかかると共に、蛇腹状部に流体が滞留しがちである。
そこで本発明は、係る問題点を取り除いた構造が簡単で信頼性の高い熱交換器を提供することを課題とする。
前記ケーシング(1) の前記側壁(2) の板厚より薄い板厚の一対のチューブプレート(5) に複数のチューブ(6) の両端が液密に貫通し、
その一対のチューブプレート(5) の外周が前記開口(3) の口縁に夫々接続されて、前記チューブ(6) がケーシング(1) 内に位置し、
前記ケーシング(1) 内に第1熱交換媒体(7) が収容されると共に、前記ダクト(4) を介し夫々の前記チューブ(6) 内に第2熱交換媒体(8) が流通して、両媒体(7) (8) 間に熱交換が行われる熱交換器である。
前記チューブプレート(5) の外周が前記開口(3) より大に形成され、前記チューブ(6) の長手方向に延在する枠部(9) を介して、前記チューブプレート(5) の外周が前記開口(3) の口縁部に接続された熱交換器である。
前記開口(3) より大に形成されたチューブプレート(5) の外周が、前記ダクト(4) 側で前記開口(3) の口縁部に接続された熱交換器である。
前記第1熱交換媒体が廃プラスチックであり、第2熱交換媒体が加熱ガスであって、前記ケーシング内で廃プラスチックが熱分解される熱交換器である。
図1は本発明の第1の実施の形態を示す縦断面図であって、図3のI−I矢視断面図およびB部拡大図である。また、図2は同熱交換器の分解斜視図であり、図3は図1の III− III矢視断面図である。
この熱交換器は、廃プラスチックの熱分解装置として最適なものであり、ケーシング1と、複数のチューブ6およびチューブプレート5と、一対のダクト4とを有する。
ケーシング1の両側には開口3が形成され、その開口3にダクト4の端部がろう付けまたは溶接固定されている。ケーシング1(側壁2を含む)は、比較的肉厚の厚いステンレス鋼板等の金属板からなる。
この枠部9は、図1および図2に示す如く、ケーシング1の内面側において、開口3の口縁部に一端が固定され、他端にチューブプレート5が固定される。そしてダクト4の端部にフランジ10を介して接続ダクト4aが接続され、ダクト4内に第2熱交換媒体8として高温の加熱ガスが導かれ、各チューブ6内を流通する。
このとき、チューブ6とケーシング1との間には温度差が生じ、チューブ6がより長く伸張する。すると、図1(B)の如くチューブプレート5がダクト4側に変形し、開口3とチューブプレート5との付根に加わる熱応力を円滑に吸収する。
この例では、薄肉のチューブプレート5がダクト4側において、ケーシング1の開口3の口縁部に溶接等の手段により接合される。そしてケーシング1に比較して熱膨張の大きなチューブ6により、チューブプレート5は実線の状態から鎖線の状態に移動し、そのチューブプレート5の変形によってチューブ6とチューブプレート5との間に生じる熱応力を効果的に吸収する。
なお、本発明の熱交換器の用途は、廃プラスチックの熱分解装置に限らず、化学機械等の他の各種熱交換器としても用いられる。
2 側壁
3 開口
4 ダクト
4a 接続ダクト
6 チューブ
7 第1熱交換媒体
8 第2熱交換媒体
9 枠部
10 フランジ
Claims (4)
- ケーシング(1) の対向する一対の両側壁(2) に一対の開口(3) が設けられ、その開口(3) の口縁にダクト(4) の一端が接続され、
前記ケーシング(1) の前記側壁(2) の板厚より薄い板厚の一対のチューブプレート(5) に複数のチューブ(6) の両端が液密に貫通し、
その一対のチューブプレート(5) の外周が前記開口(3) の口縁に夫々接続されて、前記チューブ(6) がケーシング(1) 内に位置し、
前記ケーシング(1) 内に第1熱交換媒体(7) が収容されると共に、前記ダクト(4) を介し夫々の前記チューブ(6) 内に第2熱交換媒体(8) が流通して、両媒体(7) (8) 間に熱交換が行われる熱交換器。 - 請求項1において、
前記チューブプレート(5) の外周が前記開口(3) より大に形成され、前記チューブ(6) の長手方向に延在する枠部(9) を介して、前記チューブプレート(5) の外周が前記開口(3) の口縁部に接続された熱交換器。 - 請求項1において、
前記開口(3) より大に形成されたチューブプレート(5) の外周が、前記ダクト(4) 側で前記開口(3) の口縁部に接続された熱交換器。 - 請求項1〜請求項3において、
前記第1熱交換媒体が廃プラスチックであり、第2熱交換媒体が加熱ガスであって、前記ケーシング内で廃プラスチックが熱分解される熱交換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005265075A JP2007078227A (ja) | 2005-09-13 | 2005-09-13 | 熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005265075A JP2007078227A (ja) | 2005-09-13 | 2005-09-13 | 熱交換器 |
Publications (1)
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JP2007078227A true JP2007078227A (ja) | 2007-03-29 |
Family
ID=37938739
Family Applications (1)
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JP2005265075A Pending JP2007078227A (ja) | 2005-09-13 | 2005-09-13 | 熱交換器 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2007078227A (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5167556A (ja) * | 1974-11-27 | 1976-06-11 | Foster Wheeler Corp | |
JPH08219679A (ja) * | 1994-12-16 | 1996-08-30 | Nisshin Kogyo Kk | 熱交換器 |
JP2000213889A (ja) * | 1999-01-26 | 2000-08-02 | Toyo Radiator Co Ltd | 熱交換器のチュ―ブプレ―ト |
JP2005089485A (ja) * | 2003-09-11 | 2005-04-07 | Toyo Radiator Co Ltd | 熱分解装置 |
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2005
- 2005-09-13 JP JP2005265075A patent/JP2007078227A/ja active Pending
Patent Citations (4)
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