JP2007076443A - ガラスラン - Google Patents
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Abstract
【課題】ドアガラス閉時における衝突音をより確実に抑制することができるガラスランを提供する。
【解決手段】自動車ドアはドアガラスGに対応してガラスラン2を備えている。ガラスラン2は、底壁部10並びに当該底壁部10の両端から延びる車内側側壁部11及び車外側側壁部12からなる本体部13を備えている。さらに、本体部13の内側では、車外側側壁部12の略先端部から延出し、車内側側壁部11の内側側面に連結された緩衝部14と、車内側側壁部11の略先端部から本体部13内側に延び、当該略先端部より上方位置において緩衝部14に連結されたシール部15とが形成されている。これにより、底壁部10と緩衝部14との間に第1の中空部16が形成され、シール部15と車内側側壁部11との間に第2の中空部17が形成されている。
【選択図】 図2
【解決手段】自動車ドアはドアガラスGに対応してガラスラン2を備えている。ガラスラン2は、底壁部10並びに当該底壁部10の両端から延びる車内側側壁部11及び車外側側壁部12からなる本体部13を備えている。さらに、本体部13の内側では、車外側側壁部12の略先端部から延出し、車内側側壁部11の内側側面に連結された緩衝部14と、車内側側壁部11の略先端部から本体部13内側に延び、当該略先端部より上方位置において緩衝部14に連結されたシール部15とが形成されている。これにより、底壁部10と緩衝部14との間に第1の中空部16が形成され、シール部15と車内側側壁部11との間に第2の中空部17が形成されている。
【選択図】 図2
Description
本発明は、車両用ドアに取付けられるガラスランに関するものである。
自動車等の車両用ドアには、昇降するドアガラスの周縁部をシールするガラスランが設けられている。ガラスランは、底壁部並びに当該底壁部の両端から延びる一対の側壁部からなる断面略コ字状の本体部と、当該本体部の両側壁部の略先端から本体部内側に延び、ドアガラスをシールする一対のシールリップとを備えている。
従来、ドアガラスを閉じ切り状態とする場合、ドアガラスがガラスランの上辺部に当接する際の衝撃に起因して「ドスン」という衝突音、いわゆるドン突き音が発生するおそれがあった。かかる衝突音を低減させるべく、近年では、底壁部に緩衝部を備えたものも見受けられる。このようなガラスランでは、ドアガラスの上縁部が、緩衝部、及び、当該緩衝部と底壁部との間の中空部を介して底壁部に当接することで衝撃が緩和され、衝突音が軽減される(例えば、特許文献1参照。)。
特許第3312554号公報
しかしながら、上記特許第3312554号公報に記載の従来技術では、緩衝部が底壁部に連接されているため、緩衝部と底壁部との間に例えば底壁部の幅方向全域にわたる中空部のような比較的大きな中空部を形成することが困難であり、緩衝部が適正に機能する範囲が極めて限定的であった。このため、ドアガラスの当接位置が設定位置より車内外方向へずれた場合、ドアガラスの当たり所によっては十分な効果が発揮されないおそれがあった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、ドアガラス閉時における衝突音をより確実に抑制することができるガラスランを提供することにある。
以下、上記目的を解決するのに適した各手段につき、項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果等を付記する。
手段1.昇降するドアガラスを有する車両用ドアに取付けられ、
底壁部並びに当該底壁部の両端から延びる車内側側壁部及び車外側側壁部からなる本体部を有し、当該本体部の内側において前記ドアガラスをシールするガラスランであって、
前記ドアガラスの上辺に対応する上辺部において、
前記車外側側壁部から延出し、前記車内側側壁部に連結され、前記ドアガラスの上端面に当接可能なドアガラス当接面を有する緩衝部と、
前記車内側側壁部の略先端部から前記本体部内側に延び、前記略先端部より上方位置において前記車内側側壁部又は前記緩衝部に連結され、前記ドアガラスの上縁部の車内壁面に当接可能なドアガラス当接面を有するシール部とを備え、
前記底壁部と前記緩衝部との間に第1の中空部を形成し、
前記シール部と前記車内側側壁部との間に第2の中空部を形成したことを特徴とするガラスラン。
底壁部並びに当該底壁部の両端から延びる車内側側壁部及び車外側側壁部からなる本体部を有し、当該本体部の内側において前記ドアガラスをシールするガラスランであって、
前記ドアガラスの上辺に対応する上辺部において、
前記車外側側壁部から延出し、前記車内側側壁部に連結され、前記ドアガラスの上端面に当接可能なドアガラス当接面を有する緩衝部と、
前記車内側側壁部の略先端部から前記本体部内側に延び、前記略先端部より上方位置において前記車内側側壁部又は前記緩衝部に連結され、前記ドアガラスの上縁部の車内壁面に当接可能なドアガラス当接面を有するシール部とを備え、
前記底壁部と前記緩衝部との間に第1の中空部を形成し、
前記シール部と前記車内側側壁部との間に第2の中空部を形成したことを特徴とするガラスラン。
上記手段1によれば、ドア上辺部において、ドアガラス閉時には、第1の中空部を形成する緩衝部がドアガラスの上端面に当接し、第2の中空部を形成するシール部がドアガラスの上縁部の車内壁面に当接することにより、ドアガラスがシールされる。さらに、緩衝部、及び、当該緩衝部と底壁部との間に形成された第1の中空部によりドアガラス当接時の衝撃を緩和し、衝突音の発生を抑制することができる。
また、本手段では、緩衝部が車外側側壁部から延出し、車内側側壁部に連結されているため、底壁部の幅方向全域に対応する比較的大きな中空部を形成することができる。その結果、底壁部のより広範囲において均一な緩衝効果を確保することができ、ドアガラスの当接位置が設定位置より車内外方向へずれた場合でも、より広範囲でそのズレを許容することができる。ひいては、ガラスランの製造誤差や取付誤差などの影響を受けにくくなる。
手段2.前記シール部は車外側に凸に構成されていることを特徴とする手段1に記載のガラスラン。
上記手段2によれば、ドアガラスの昇降位置の車内外方向へのバラツキをある程度吸収でき、ドアガラスとのラップ量を確保しやすく、シール性の向上を図ることができる。さらに、シール部はドアガラスの車内側に当接するため、当接による反発応力がドアガラスに加えられ、ドアガラスが車外側へ押圧され易くなる。そのため、ドアガラス閉時におけるフラッシュサーフェイス化を図りやすいというメリットがある。
手段3.前記シール部はスポンジ弾性材料よりなることを特徴とする手段1又は2に記載のガラスラン。
上記手段3によれば、シール部がスポンジ弾性材料により構成されている。スポンジ弾性材料よりなるシール部は、ソリッド弾性材料のものに比べ柔軟性があるため、ドアガラスとシール部との摩擦音が生じにくくなる。また、スポンジ弾性材料よりなるシール部は、圧縮永久歪が小さく経年変化を起こしにくいため、より長期間、適正なシール性を確保することができる。結果として、手段1の作用効果と合わせ、ドアガラス昇降動作に起因した各種異音の発生を効果的に抑制することができる。さらに、走行時の振動吸収といった効果もある。なお、スポンジ弾性材料よりなるシール部の表面にソリッド皮膜部を設けても良い。このようにするとシール部の耐久性を向上させることができる。
手段4.前記緩衝部はソリッド弾性材料よりなることを特徴とする手段1乃至3のいずれかに記載のガラスラン。
上記手段4によれば、緩衝部がスポンジ弾性材料により構成されている場合に比べて、耐摩耗性などが向上する。
手段5.前記緩衝部は、前記車外側側壁部の略先端部から延出し、前記車内側側壁部の内側側面に連結され、
前記ドアガラスの上縁部の車外壁面に当接可能なドアガラス当接面を有していることを特徴とする手段1乃至4のいずれかに記載のガラスラン。
前記ドアガラスの上縁部の車外壁面に当接可能なドアガラス当接面を有していることを特徴とする手段1乃至4のいずれかに記載のガラスラン。
上記手段5によれば、緩衝部及び上記シール部が、ドアガラスの車外壁面、上端面及び車内壁面に沿って略U字状にほぼ隙間なく当接する。これにより、ドアガラスのシール性をさらに向上させることができる。また、車外側のシールリップ等を省略でき、構成の簡素化を図ることができる。一般に、ガラスランの押出成形では、車内側側壁部及び車外側側壁部の先端側を本体部の外側に開くようにして成形される。この点、本手段では、前記緩衝部を伸ばし、前記第1の中空部の空間を変化させることにより広げた状態で成形することが可能である。このため、上辺部の押出成形時等において、緩衝部が本体部に付着して中空部が潰れてしまうといった事態を抑制できる。
手段6.前記緩衝部は、前記車外側側壁部の内側側面から延出し、前記車内側側壁部の内側側面に連結されていることを特徴とする手段1乃至4のいずれかに記載のガラスラン。
上記手段6によれば、緩衝部を底壁部に並行して設けているため、底壁部の幅方向でより均一な緩衝効果を確保することができる。
手段7.前記車外側側壁部の略先端から前記本体部内側に延びるシールリップを備えたことを特徴とする手段6に記載のガラスラン。
上記手段7によれば、上記手段6の構成において、シール性の向上を図ることができる。なお、このシールリップをスポンジ弾性材料により構成した場合には、当該シールリップにおいても上記手段3と同様の作用効果が奏される。
手段8.前記本体部はソリッド弾性材料よりなることを特徴とする手段1乃至7のいずれかに記載のガラスラン。
上記手段8によれば、本体部がソリッド弾性材料により構成されている。このため、上記各手段の作用効果を得つつも、ガラスランを適正形状に保持できる。
以下に、一実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1に示すように、車両本体としての自動車ボディの開口部において開閉可能に設けられる車両用ドアとしての自動車ドア(図ではフロントドア:以下、単に「ドア」という)1は、昇降可能なドアガラスGと、当該ドアガラスGの外周形状に対応して、EPDM(エチレン−プロピレン−ジエン共重合ゴム)よりなるガラスラン2とを備えている。
ガラスラン2は、その長手方向にみて上辺部に対応する押出成形部3、前後の縦辺部に対応する押出成形部4,5と、各押出成形部3,4,5の端部同士を接続する型成形部6,7(図1で散点模様を付した部分)とから構成される。各押出成形部3〜5は、図示しない押出成形機によりほぼ直線状に(長尺状に)形成される。また、型成形部6,7は、2つの押出成形部3,4及び押出成形部3,5が所定の角度をなした状態で相互に接続されるように図示しない金型装置にて接続成形される。
次に図2を参照して、ガラスラン2の上辺部(押出成形部)3の構成と、当該ガラスラン2が取付けられるドア1のドアフレーム1aの構成を詳細に説明する。図2は、図1のJ−J線部分断面図である。
ドアフレーム1aの上辺部は、ドアガラスGの車内側に配設されるインナーパネル51及びアウターパネル52と、当該パネル51,52に取付けられた外装部材としてのモール部材53とから構成されている。より詳しくは、インナーパネル51の車外側端部を挟持するようにアウターパネル52の車外側端部が折曲げ形成されており、これにより車外側方向へ延出したフランジ部54が形成されている。そして、このフランジ54にモール部材53が取付けられている。
モール部材53は、光輝金属製又は樹脂製であって、フランジ部54に沿って取付けられる取付部53aと、当該取付部53aの車外側において上下方向に沿って形成された縦壁部53bとを備えている。また、取付部53aの上側には、図示しないウエザストリップを装着するための断面略C字状のリテーナ55が形成されている。本実施形態において、モール部材53は、ドアガラスGの車外側に配設されるドアパネル部材(パネル部材)に相当する。
そして、フランジ部54及び取付部53aに形成された孔部55を介してリベット56で固定することで、インナーパネル51、アウターパネル52及びモール部材53が一体的に接合されている。本実施形態におけるドアフレーム1aは、車外側をモール部材53に覆われたいわゆるヒドンタイプのものであり、ガラスラン2を嵌め込むための断面略コ字状のチャンネルが設けられていない構造となっている。そのため、ガラスラン2は、アウターパネル52とモール部材53との間に取付けられることとなる。
次に、ガラスラン2の上辺部(押出成形部)3の構成について説明する。ガラスラン2の上辺部3は、底壁部10並びに当該底壁部10の両端から延びる車内側側壁部11及び車外側側壁部12からなる断面略コ字状をなす本体部13を備えている。
本体部13の内側では、車外側側壁部12の略先端部から延出し、車内側側壁部11の内側側面に連結された緩衝部14と、車内側側壁部11の略先端部から本体部13内側に延び、当該略先端部より上方位置において緩衝部14に連結されたシール部15とが形成されている。これにより、底壁部10と緩衝部14との間に第1の中空部16が形成され、シール部15と車内側側壁部11との間に第2の中空部17が形成されている。
また緩衝部14は、ドアガラスGの上端面及び上縁部の車外壁面に沿うように湾曲したドアガラス当接面14aを備えている。一方、シール部15は、車外側に凸となるように湾曲しており、ドアガラスGの上縁部の車内壁面に当接可能なドアガラス当接面15aを備えている。
なお、上述したようにガラスラン2はEPDMにより構成されている。そのうち、本体部13及び緩衝部14などはソリッド弾性材料としてのソリッドゴムにより構成されている。これに対し、シール部15はスポンジ弾性材料としてのスポンジゴムにより構成されている。また、シール部15のうちドアガラスGと接触する部位であるドアガラス当接面15aには、図示しない皮膜部としてのウレタンコーティングが施されている。これに代えて、ドアガラス当接面15aに薄肉のソリッドゴム層を皮膜部として設ける構成としてもよい。これにより、ドアガラスGとドアガラス当接面15aとの摺動抵抗を低減させるとともに、シール部15の耐摩耗性の向上を図ることができる。
また、車内側側壁部11及び車外側側壁部12には、それぞれ底壁部10との連接部11a,12a近傍において外方へ延出した係止リップ21,22が形成されている。そして、ガラスラン2の取付状態において、車内側の係止リップ21は、アウターパネル52に形成された傾斜部52aに係止される。一方、車外側の係止リップ22は、折曲げ形成された縦壁部53bの先端部53cに係止される。また、車内側側壁部11の先端部近傍には保持リップ25が外方に延出形成されている。そして、ガラスラン2の取付状態において、保持リップ25は、アウターパネル52に形成された段差部52bに係止される。これらの構成により、ガラスラン2の本体部13がドアフレーム1a内に保持される。
また、底壁部10には、連接部11a,12a近傍において外方へ延出した補助リップ27,28が形成されている。そして、ガラスラン2の取付状態において、これら補助リップ27,28がフランジ部54に弾接し、車内への水や騒音の浸入が防止される。
なお、図示は省略するが、前後の縦辺部に対応する押出成形部4,5は、上辺部3と同一構成の本体部13を備えるとともに、上記緩衝部14及びシール部15に代えて、従来同様に、車内側側壁部11及び車外側側壁部12からそれぞれ本体部13内側へ延び、ドアガラスGとの間でシールを行う一対のシールリップを備えている。
さて、ガラスラン2の上辺部(押出成形部)3を押出成形する際には、車内側側壁部11及び車外側側壁部12の先端側を本体部13の外側に向けて開いた状態で、図示しない押出成形機のダイスから押し出される。このとき、第1の中空部16は、ドアフレーム1a内に嵌め込まれた状態よりも空間が大きくなり、緩衝部14と底壁部10との間隔も広くなる。これにより、押出成形時に、緩衝部14が底壁部10へ付着するのを抑制することができる。
次に、ドアガラスGを閉じ切る際の上記上辺部3の変形動作について説明する。ドアガラスGが上辺部3内に進入すると、シール部15によって車内壁面を支持されつつ、ドアガラスGの上端面が緩衝部14に当接する。そして、緩衝部14は、ドアガラスGから押圧力を受け、ドアガラスGの上端面及び車外壁面に沿って変形しつつ、底壁部10に当接する。そして、ドアガラスG閉時には、緩衝部14及びシール部15がドアガラスGの車外壁面、上端面及び車内壁面に沿って略U字状にほぼ隙間なく当接し、ドアガラスGがシールされる。
以上詳述したように、本実施形態では、ドア1の上辺部において、ドアガラスG閉時には、第1の中空部16を形成する緩衝部14がドアガラスGの上端面に当接し、第2の中空部17を形成するシール部15がドアガラスGの上縁部の車内壁面に当接することにより、ドアガラスGがシールされる。さらに、緩衝部14、及び、当該緩衝部14と底壁部10との間に形成された第1の中空部16によりドアガラスG当接時の衝撃を緩和し、衝突音の発生を抑制することができる。
また、緩衝部14が車外側側壁部12から延出し、車内側側壁部11に連結されているため、底壁部10の幅方向全域に対応する比較的大きな第1の中空部16を形成することができる。その結果、底壁部10のより広範囲において均一な緩衝効果を確保することができ、ドアガラスGの当接位置が設定位置より車内外方向へずれた場合でも、より広範囲でそのズレを許容することができる。ひいては、ガラスラン2の製造誤差や取付誤差などの影響を受けにくくなる。
また、シール部15が車外側に凸となるように湾曲しているため、ドアガラスGの昇降位置の車内外方向へのバラツキをある程度吸収でき、ドアガラスGとのラップ量を確保しやすく、シール性の向上を図ることができる。さらに、シール部15はドアガラスGの車内側に当接するため、当接による反発応力がドアガラスGに加えられ、ドアガラスGが車外側へ押圧され易くなる。そのため、ドアガラスG閉時におけるフラッシュサーフェイス化を図りやすいというメリットがある。
さらに、本実施形態では、シール部15がスポンジゴムにより構成されている。スポンジゴムよりなるシール部15は、ソリッドゴムのものに比べ柔軟性があるため、ドアガラスGとシール部15との摩擦音が生じにくくなる。加えて、スポンジゴムよりなるシール部15は、圧縮永久歪が小さく経年変化を起こしにくいため、より長期間、適正なシール性を確保することができる。さらに、走行時の振動吸収といった効果もある。
一方、緩衝部14はソリッドゴムにより構成されているため、スポンジゴムにより構成されている場合に比べて、耐摩耗性などが向上する。
尚、上記実施の形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。勿論、以下において例示しない他の応用例、変更例も当然可能である。
(a)上記実施形態では、フロントドア用のガラスラン2について具体化したが、このようなガラスラン2が採用されるドアの部位は何ら限定されるものではなく、例えばリアドアにおいて適用することもできる。
(b)緩衝部14及びシール部15の構成は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、緩衝部14をスポンジゴムにより構成してもよいし、シール部15をソリッドゴムにより構成してもよい。また、図3に示すように、緩衝部14が、車外側側壁部12の内側側面の上下方向略中央部から延出し、当該内側側面と相対向する車内側側壁部11の内側側面に連結された構成とするとともに、シール部15が、車内側側壁部11の略先端部から本体部13内側に延び、当該略先端部より上方位置において車内側側壁部11の内側側面に連結された構成としてもよい。この場合、さらに車外側側壁部12の略先端から本体部13内側に延びるシールリップ19を備えた構成としてもよい。
(c)上記実施形態におけるガラスラン2を構成する弾性材料としては、EPDMが採用されているが、その外にも、例えばTPO(オレフィン系熱可塑性エラストマー)などを採用してもよい。
1…ドア、1a…ドアフレーム、2…ガラスラン、3…上辺部(押出成形部)、10…底壁部、11…車内側側壁部、12…車外側側壁部、13…本体部、14…緩衝部、15…シール部、16…第1の中空部、17…第2の中空部、G…ドアガラス。
Claims (6)
- 昇降するドアガラスを有する車両用ドアに取付けられ、
底壁部並びに当該底壁部の両端から延びる車内側側壁部及び車外側側壁部からなる本体部を有し、当該本体部の内側において前記ドアガラスをシールするガラスランであって、
前記ドアガラスの上辺に対応する上辺部において、
前記車外側側壁部から延出し、前記車内側側壁部に連結され、前記ドアガラスの上端面に当接可能なドアガラス当接面を有する緩衝部と、
前記車内側側壁部の略先端部から前記本体部内側に延び、前記略先端部より上方位置において前記車内側側壁部又は前記緩衝部に連結され、前記ドアガラスの上縁部の車内壁面に当接可能なドアガラス当接面を有するシール部とを備え、
前記底壁部と前記緩衝部との間に第1の中空部を形成し、
前記シール部と前記車内側側壁部との間に第2の中空部を形成したことを特徴とするガラスラン。 - 前記シール部は車外側に凸に構成されていることを特徴とする請求項1に記載のガラスラン。
- 前記シール部はスポンジ弾性材料よりなることを特徴とする請求項1又は2に記載のガラスラン。
- 前記緩衝部はソリッド弾性材料よりなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のガラスラン。
- 前記緩衝部は、前記車外側側壁部の略先端部から延出し、前記車内側側壁部の内側側面に連結され、
前記ドアガラスの上縁部の車外壁面に当接可能なドアガラス当接面を有していることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のガラスラン。 - 前記本体部はソリッド弾性材料よりなることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のガラスラン。
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JP2005264788A JP2007076443A (ja) | 2005-09-13 | 2005-09-13 | ガラスラン |
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Cited By (1)
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JP2013154862A (ja) * | 2012-02-01 | 2013-08-15 | Nishikawa Rubber Co Ltd | 自動車用グラスラン |
-
2005
- 2005-09-13 JP JP2005264788A patent/JP2007076443A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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