JP2007075228A - 食器洗い機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 貯水タンク後方の狭い空間を利用して、洗浄庫からの排水と貯水タンクからの溢水を集約して1本のホースで機外へと排出する。
【解決手段】 タンク収納筐体40の後壁面に奥行き方向に薄い扁平形状の排出流路ユニット60を設ける。排出流路ユニット60の内部には、貯水タンク31内に連通する溢水流路613と、洗浄庫からの排水管に連通する排水流路615と、両流路613、615が合流する合流室612とが設けられ、合流室612から排水ホース連結口617に流路が続く。排水流路615及び溢水流路613と合流室615との接続部には合流室615内に延出したリブ618、619が設けられ、さらに合流室615内空間には緩衝空間612a、612bが設けられる。これにより、排水流路615を勢いよく流れる水は合流室615に吐き出された後に効率よく合流口616に入り、溢水流路613へ逆流することを回避できる。
【選択図】 図11

Description

本発明は、洗浄庫内に収容された食器類に水を噴射して洗浄を行う食器洗い機に関し、更に詳しくは、洗いやすすぎに使用する水を予め貯留するための貯水タンクを洗浄庫の外部に備える食器洗い機に関する。
家庭用の一般的な食器洗い機は、食器類を収容した洗浄庫に水を供給して該洗浄庫の底部に水を貯留し、その水を洗浄ポンプにより吸引して回動可能なノズルアームへと圧送し、そのノズルアームに設けた水噴射穴から水を噴射することによって食器類の洗い及びすすぎを行う構成を有している。こうした食器洗い機を一般家庭の台所に設置する際には、通常、台所のシンクに配設されている水道栓の開閉栓の上流側の配管に専用の分岐水栓を取り付け、この分岐水栓と食器洗い機本体とを給水ホースで接続するような設置工事が必要となる。しかしながら、例えば、食器洗い機を購入したが分岐水栓の取付工事を行う業者との工事日程が合わずにすぐに取付工事をしてもらえなかったり、賃貸住宅などではこうした分岐水栓の取付工事が困難であったり許可されなかったりする場合もあり、こうした場合には食器洗い機を使用したくてもできないといった問題がある。
そこで、工事専門業者による分岐水栓の取付工事が不要な分岐水栓工事レス方式の食器洗い機が市場から要望されている。こうした食器洗い機として、例えば特許文献1及び2に記載のように、洗いやすすぎの運転に必要とする水を予め貯留しておくための貯水タンクを備えた食器洗い機が従来より知られている。こうした食器洗い機では、自動運転コースの実行に先立って使用者が運転に必要な量の水を貯水タンクに注入しておき、運転が開始されると、食器洗い機本体はその貯水タンク内の水を使用して全ての運転を実行する。
こうした貯水タンク式の食器洗い機において、使用者が水道栓を開けて貯水タンクへの給水を行う構成の場合、貯水タンクが満杯になったときに使用者が水道栓を閉め忘れたり閉めるのが遅れたりすると貯水タンクから水が溢れ出し、周囲を水浸しにするおそれがある。そのため、過剰な量の水が貯水タンクに給水されたときに水をオーバーフローさせて機外に排出するための溢水管を設けることが好ましい。その場合、通常の食器洗い機で洗いやすすぎ後に洗浄庫内の水を機外に排出するための排水ホースに加えて、貯水タンクからの溢水を機外に排出するための溢水ホースを食器洗い機から台所のシンクまで配設する必要があり、ホースの引き回しが煩雑になるという問題がある。
これを避けるために、貯水タンクに設けられた溢水管路と食器洗い機本体(通常排水ポンプの吐出口)からの排水管路を筐体内で合流させ、一本のホースとして筐体から引き出せるようにした構造が考えられる。貯水タンクが固定式である場合にはこうした構造を容易に採ることができるが、貯水タンクが固定式ではなく引き出し式であり、さらに貯水タンクの清掃のし易さを考慮して貯水タンクを取り外せるようにした構成では、上記のような構造を採ることは容易ではない。何故なら、貯水タンクの引き出し時に溢水管路が本体から離脱可能であるような着脱式の構造とする必要があるからである。
また、上記のような排水管路と溢水管路とを合流させるための構造体のサイズが大きくなると、その分だけ筐体内のスペースが占有されるため、貯水タンクの内容積を小さくするか或いは食器洗い機全体のサイズを大きくする必要が生じる。こうした事態を避けるためには、上記のような構造体の占有スペースをできるだけ小さくし、筐体内の空間を有効に利用しつつ設置することが望ましい。従来、こうした目的に適合した構造体は提案されていない。
特開2000−296092号公報 特開2003−180596号公報
本発明は上記のような課題を解決するために成されたものであり、その目的とするところは、洗いやすすぎに使用する水を予め貯留しておくための貯水タンクを備えた食器洗い機において、外形サイズを大きくしたり貯水タンクの内容積を減らしたりすることなく、排水の経路を一系統にして据付設置を容易にすることができる食器洗い機を提供することである。
上記課題を解決するために成された本発明は、食器類が内部に収容され、その底部に貯留された水を吸引して食器類に向けて噴射することで該食器類を洗浄するための洗浄庫と、該洗浄庫の下部にあって食器類の洗浄に必要な水を貯留しておくための貯水タンクと、該貯水タンクを収納するタンク収納筐体と、前記貯水タンクから前記洗浄庫内に水を送給するための給水手段と、を具備する食器洗い機において、
前記貯水タンクは所定水位以上の水をタンク外に排出するために出口端が後方に指向した溢水管を有し、
前記貯水タンクが前記タンク収納筐体内に収納された際に前記溢水管と連通する溢水流路と、前記洗浄庫内の水を機外に排出するための排水流路と、それら両流路を合流させる合流部とが内部に形成された排出流路ユニットを、前記タンク収納筐体の背面側に設けたことを特徴としている。
本発明に係る食器洗い機では、貯水タンクがタンク収納筐体内に収納されると、溢水管と排出流路ユニットの溢水流路とが連通し、貯水タンクからの溢水と洗浄庫からの排水とが排出流路ユニット内で合流して一系統の排出流路になる。したがって、本食器洗い機の据付時の排水に関わる作業としては、この排出流路の出口に一端を接続したホースを例えば台所のシンクまで伸ばすだけでよい。これにより、据付作業が容易になるとともに、食器洗い機周りのホースの引き回しがすっきりする。
また、本発明に係る食器洗い機では、好ましくは、排出流路ユニットが奥行き方向に扁平薄形形状である構成とするとよい。この構成によれば、奥行き方向に薄形扁平形状の排出流路ユニットで排水流路と溢水流路との合流が行えるので、タンク収納筐体内で貯水タンクの後方にそうした流路を通すための広いスペースを確保する必要がなく、その分だけ貯水タンクの内容積を増やしたり逆にタンク収納筐体のサイズを小さくしたりすることができる。それにより、食器洗いに十分な量の水を確保しながら、外形サイズを小さくすることができる。
また、本発明に係る食器洗い機では、前記排出流路ユニット内の溢水流路にあって前記貯水タンクからの水の入口端の底部の高さは前記合流部の底部の高さよりも高くされている構成とすることが好ましい。
この構成によれば、合流部から下流側で排水状態が良好でない場合でも、貯水タンク内で溢れた水は排出流路ユニット内の溢水流路に流れ込み易い。それにより、溢水管を通して水が排出できないために貯水タンクが満杯になって、水が溢れ出して周囲を濡らしてしまうことを回避することができる。
また、本発明に係る食器洗い機において、好ましくは、前記排出流路ユニット内の溢水流路は、その途中の流路の断面全体が前記合流部よりも低い位置となるように形成されている構成とするとよい。
この構成では、溢水流路への水の流入が止まったときに溢水流路の途中に水が溜まった状態となり、その流路断面全体が水で閉塞されていわゆる水封トラップが形成される。これにより、排水ホースの内部に侵入して来た不快害虫が合流部から溢水流路内に入り込んで来ても水封トラップで遮断されるため、そうした不快害虫が貯水タンク内に入り込むことを防止することができ、貯水タンクの清潔性を確保することができる。
また本発明に係る食器洗い機の一態様として、前記合流部は左右方向に幅広い空間を有する合流室であり、該合流室と前記排水流路との接続口は該合流室の上面に設けられ、合流した水の流出口は前記合流室の底面で且つ前記接続口に対面した位置に設けられ、さらに前記合流室と前記溢水流路との接続口は該合流室の側面に設けられて成るものとすることができる。
この構成では、例えば洗浄庫内の水を排出する際に排水流路に流れ込んで来た水は、合流室の上面の接続口から吐き出された後にその直下の流出口に入って機外へと案内される。合流室内に吐き出された水の中で、その一部は直接流出口に入らないこともあるが、合流室は左右方向に幅広い空間を有しているため、両側の空間が緩衝となって水の勢いを殺ぎ、水は合流室と溢水流路との接続口まで達しにくい。それによって、洗浄庫からの排水が溢水流路を逆流してしまうことを防止することができる。
さらに上記構成では、前記合流室と前記排水流路との接続口に、整流用のリブが前記合流室の内部に延出して設けられている構成とすると好ましい。
この構成によれば、整流用のリブの作用により、排水流路から合流室内に吐き出された水は合流室内に広がりにくいので、その水が合流室と溢水流路との接続口まで一層達しにくくなる。そのため、洗浄庫からの排水が溢水流路を逆流することをより一層確実に防止することができる。
これに加えて或いは上記構成とは別に、前記合流室と前記溢水流路との接続口に該合流室から溢水流路への水の流れに直交又は斜交するリブが前記合流室の内部に延出して設けられた構成としてもよい。
こうした構成によれば、排水流路から合流室内に吐き出され、合流室内に広がった水の一部が合流室と溢水流路との接続口まで進行しようとしても、上記リブによりその進行が妨害されて該接続口まで達しにくくなる。そのため、洗浄庫からの排水が溢水流路を逆流することをより一層確実に防止することができる。
また、本発明に係る食器洗い機において、前記貯水タンクとは別部材であって上端が該貯水タンク内部に開口した溢水口となる略L字形状の管路部材を、該貯水タンク本体の外側から取り付けることにより前記溢水管を形成するとよい。
この構成によれば、貯水タンクは同型であっても別部材である管路部材の形状を適宜変更することによって、貯水タンク内部の溢水口の高さ、つまり溢水水位を変更することができる。これによって、例えば同型の貯水タンクを仕様の異なる別機種の食器洗い機に利用することが容易になる。また、貯水タンクが上下の二つの部材を略水平面で熱溶着して形成されるものである場合に、溢水口の位置を熱溶着面よりも高い位置に設定することができる。これにより、溢水口の高さの制約が少なくなり、貯水タンクの構造設計や意匠設計の自由度が向上する。
また、本発明に係る食器洗い機において、前記貯水タンクの一部に該タンク内の水位が規定水位に達したことを検知するための水位検知手段を有し、該水位検知手段は該タンク内の水位に応じて上下するフロートと、該タンク内に水が貯留されていない状態で前記フロートを前記規定水位よりも低く且つタンク底部よりも高い初期位置に嵩上げするフロート初期位置設定手段と、前記初期位置にある前記フロートを挟むように設置された発光部と受光部とを一組とする光センサと、を含む構成とすることができる。
この構成では、貯水タンクに水が溜まらない状態ではフロートは発光部から出射した光を遮るため、受光部では光を受光せず検知信号は得られない。貯水タンクに水が供給されて水位が上昇し、規定水位、例えば満水水位に近くなると、フロートが上昇して発光部から出射した光を遮らなくなるため、受光部では光を受光して検知信号が得られるようになる。その後に給水手段が作動して貯水タンク内の貯留水を吸引し始めても、その吸引流量よりも貯水タンクへ流入する給水流量が多ければ、フロートは上昇したままであり、光センサで検知信号が得られ続けることにより満水状態が続くことを認識できる。
一方、給水手段が作動して貯水タンク内の貯留水を吸引し始めた後に、その吸引流量が貯水タンクへ流入する給水流量よりも多ければ、貯水タンク内の水位は一旦下がるから、フロートは発光部から出射した光を遮り検知信号は得られなくなる。その後、洗浄庫内の水位が上がって給水手段が停止されると貯水タンク内の水位も再び上昇し始め、光センサで検知信号が得られるようになり満水を検知できる。このように上記構成によれば、給水流量の多少に拘わらず貯水タンク内の水位が規定水位になったことを確実に検知することができる。
以上のように、本発明に係る食器洗い機によれば、溢水流路、排水流路、及び両流路を合流させる合流部を内部に有する排出流路ユニットをタンク収納筐体の背面側に設けたので、排水ホースはその排出流路ユニット内で一系統に集約された排出流路の出口から台所のシンクまで延伸する一本だけでよい。これにより、この食器洗い機の据付・設置が容易に行えるとともに、食器洗い機周りのホースの引き回しがすっきりする。また、排出流路ユニットが貯水タンクの出し入れの邪魔にならないので、貯水タンクの内容積を確保し易く、タンク収納筐体内のスペースを有効に利用することができる。
本発明の一実施例による食器洗い機について、図面を参照して以下に詳しく説明する。図1は本実施例による食器洗い機の正面外観斜視図、図2はこの食器洗い機の背面外観斜視図、図3はこの食器洗い機の要部の右側面縦断面図、図4は本食器洗い機の設置状況の一例を示す斜視図である。
図4に示すように、本実施例の食器洗い機は、通常、台所のシステムキッチン100の天板101上に設置される。そして、シンク102上方の水道栓103の蛇口先端に本食器洗い機の付属部品として(又は別売品として)用意される分岐給水器具92を装着し、その分岐給水器具92と本食器洗い機背面側の図示しない給水ホース連結口との間を給水ホース90で以て連結する。また、本食器洗い機の背面側の図示しない排水ホース連結口に一端が接続された排水ホース91をシンク102まで延ばし、その末端をシンク102内に開放する。食器洗いを行いたい場合に、使用者は分岐給水器具92のレバーを回動させてその内部水路を給水ホース90側に切り替え、水道栓103の開閉栓を開いて食器洗い機へ、より詳しくは貯水タンク31へ給水を行う。一方、食器洗い機からの排水は排水ホース91を通してシンク102内に放出される。
図1〜図3に示すように本食器洗い機は、大別して本体部1と貯水部30とから成り、本体部1が扁平薄形形状の貯水部30の上に載った構造となっている。本体部1はその外形を形成する本体筐体2を有し、この本体筐体2の内部には乾燥室を兼用する洗浄庫3が配設されている。本体筐体2は、本体部1の上面及び左右両側面を被覆する略コ字状の上側面板2aと、本体部1の背面を被覆する背面板2bとを含み、上側面板2aの下縁端は内方に略直角に折り曲げられて下部のタンク収納筐体40の上に載った状態で固定され、背面板2bはタンク収納筐体40の後壁面の上縁部の上に載った状態で固定されている。
図3に示すように、洗浄庫3の前面開口には、その上端及び下端でそれぞれ軸支される上部ドア4及び下部ドア5が、上下方向に観音開きするように取り付けられている。下部ドア5の上端中央部にはドア開放操作体6が設けられており、使用者がこのドア開放操作体6を指で押して下部ドア5を図3で左方に開けると、これに連動して上部ドア4が上方に開放する。下部ドア5の下方には使用者が本食器洗い機に動作の指示を与えるための複数の操作キーが配置された操作パネル7が設けられている。
食器類を収容するための食器籠8は、上部ドア4及び下部ドア5を開放した状態で洗浄庫3内に出し入れされる。洗浄庫3の内底部には、上面に複数の水噴射穴10が形成された、垂直軸を中心に回転自在であるノズルアーム9が設けられている。この食器洗い機では洗浄庫3の幅が奥行よりも大きいため、1本のノズルアームだけでは洗浄庫3内の両側方部まで水が行き渡らない。そこで、回転時においても図示したノズルアーム9と干渉しない位置に並んで、図示しない他のノズルアームが設けられている。洗浄庫3の底部には一段低く窪んで水溜め部11が形成されており、その上面には、食器類から流れ落ちた残菜を捕集するための残菜フィルタ12が着脱自在に設けられている。
洗浄庫3の底壁面下方には、左右方向に延在するように洗浄兼排水ポンプ13が配置されている。洗浄兼排水ポンプ13は、図示しないものの、隔壁で区画された洗浄ポンプ室と排水ポンプ室とを有しており、洗浄ポンプ室内及び排水ポンプ室内には、ポンプモータの同軸に取り付けられた洗浄用インペラ及び排水用インペラが設けられている。洗浄ポンプ室の吸入口14は水溜め部11の後壁に設けられた循環口15に接続され、洗浄ポンプ室の吐出口16は左右方向に延在して配設された通水路17を介してノズルアーム9及び図示しないもう一方のノズルアームの水路に連通している。一方、図示していないが、排水ポンプ室の吸入口は水溜め部11の側壁に設けられた排水口18に接続され、排水ポンプ室の吐出口は排水管19を介して後述する排出流路ユニット60内の流路に接続されている。
洗浄庫3内に貯留された水の水位は、水溜め部11に連通する図示しないエアトラップケース、洗浄庫3の背面下部に配置された圧力センサ、及びエアトラップケースと圧力センサとを連結するエアホースから成る庫内水位センサ20により検知される。また、洗浄庫3の底部には、洗浄庫3内に貯留された水を温めるとともに乾燥時には洗浄庫3内の空気を加熱するためのループ状のヒータ21が配設されている。
なお、図示しないものの洗浄兼排水ポンプ13の横に送風装置が配置されており、乾燥運転時にヒータ21に通電されるとともに送風装置のファンが回転駆動されると、本体筐体2の側面又は背面に形成された吸気口から外気が洗浄庫3内へと導入され、ヒータ21で加熱された熱風で洗浄庫3内に収容されている食器類を乾燥し、一方、洗浄庫3内の湿気を含む空気は前面側上部の排気口から機外へと排出される。
上記構成の本体部1では、図3に示す洗浄水位L1までの水が洗浄庫3内に貯留された状態で洗いやすすぎが実行される。即ち、洗浄兼排水ポンプ13のポンプモータは、正転方向に回転駆動されることで洗浄ポンプとして機能する。このとき、回転する洗浄用インペラの作用によって、循環口15を通して水溜め部11から吸い込んだ水を通水路17を介してノズルアーム9へと圧送する。すると、ノズルアーム9の上面に設けられた水噴射穴10から水が噴出し、その水勢によってノズルアーム9は垂直軸を中心に所定方向に回転する。水噴射穴10から噴射された水は洗浄庫3内に収容されている食器類に当たり、食器類に付着している汚れを落としたり洗剤水を流したりする。
一方、洗浄兼排水ポンプ13のポンプモータが逆転方向に回転駆動されることで、洗浄兼排水ポンプ13は排水ポンプとして機能する。このときには、回転する排水用インペラの作用により、排水口18を通して水溜め部11から吸い込んだ水を排水管19へと送る。
本体部1の下面は開放されており、洗浄庫3の底部の四隅付近に下方に延伸して設けられた四本の支持脚3aが貯水部30のタンク収納筐体40の上壁面上で支え受けられている。貯水部30は、上記のように洗浄庫3内で行われる食器類の洗いやすすぎに必要な水を予め貯留しておくとともに、所定のタイミングでこの貯留水を洗浄庫3内に送給する機能を有する。
次に、この貯水部30の構造について説明する。図5は貯水部30においてタンク収納筐体40の上面部材を取り外した状態の上面斜視図、図6は図5の状態で貯水タンクの蓋を取り外した状態の上面平面図、図7は図6中のA−A’矢視線断面図、図8は貯水タンクの斜視図、図9は貯水タンクの上面部材及び溢水口部材を取り外した状態を示す斜視図、図10は溢水口部材の斜視図である。なお、図5では給水ポンプの記載を省略しており、図6では給水ポンプを記載してある。
貯水部30は、水を貯留するための貯水タンク31と、該貯水タンク31を前方へ引き出し自在に収納する前面が開放されたタンク収納筐体40と、を含む。この例ではタンク収納筐体40と本体筐体2とは別であるが、これを一体化することもできる。
貯水タンク31は、図8に示すように、底面、左右両側面、前面及び後面を形成する凹状の容器部材32と、上面を形成する上面部材33とから成るが、上面部材33の周縁部は容器部材32の上縁部に熱溶着されることで両者は一体化される。
上面部材33の略中央には円形状の開口331が形成され、その開口331を閉塞するように蓋体34が密閉可能に設けられている。貯水タンク31は全体としては扁平な略直方体形状であるが、後壁面にあって左右方向の中央から少し右側に片寄った位置に、内方(つまり前方側)に窪んで凹形状に形成された凹部311を有し、さらにその右方は外方(つまり後方側)に膨出した凸形状に形成された凸部312を有する。凹部311はタンク収納筐体40側に固定される給水ポンプユニット50との干渉を避けるために設けられている。一方、凸部312はその内側に、貯水タンク31内の貯留水の水位が満水であることを検知するためのタンク満水センサの検知室が設けられる。この点は後述する。さらに、貯水タンク31の後面にあって左方にも内方に窪んだ凹部313が形成されており、ここには略水平に後方に突出して後述する円筒形状の溢水パイプが設けられている。
図3及び図9に示すように、貯水タンク31の容器部材32の底壁面321は全体として前方から後方に向かって低くなるように傾斜しており、特に凹部311の内側が最も低い窪み部322となっている。この凹部311の後面下部に後方に向かって略水平に円筒形状の出水パイプ323が延設されている。この出水パイプ323が貯水タンク31への注水時に貯水タンク31外から水が流れ込む流入口であり、一方、本体部1の洗浄庫3に給水を行う際には貯水タンク31からの水の流出口となる。
容器部材32の左後部には底壁面321から上方に大きく略直方体形状に膨出して、上面に開口325を有する溢水口取付部324が形成されている。この溢水口取付部324に下方(つまり容器部材32の底壁面の下方)から図10に示す溢水口部材(本発明における管路部材に相当)35を嵌め込んで下から四隅のネジで固定することにより、貯水タンク31の内部に溢水口が形成される。溢水口部材35はその内部に略L字形状の溢水流路351を有し、図7に示すように溢水口取付部324に取り付けられた状態では、その溢水流路351の上端が貯水タンク31内で略水平に開放した溢水口352となり、溢水流路351の出口側は上述の凹部313に突出している溢水パイプ(本発明における溢水管に相当)353となる。
この溢水口352の高さが貯水タンク31の溢水水位L2となり、貯留水の水位がこれを越えると溢水流路351を通って貯水タンク31外に水が流出する。この例では、溢水口部材35の上端は容器部材32の上端よりも上に高さtだけ突出した構成としているが、高さtの異なる溢水口部材に交換することにより貯水タンク31内での溢水水位L2の高さを変更することができる。これは、例えば異なる機種の食器洗い機において同一の貯水タンク31を利用し、且つ溢水水位L2を変更したい場合に都合がよい。
また、貯水タンク31の上面部材33と容器部材32とは水平面で以て熱溶着されるが、容器部材32と溢水口部材とが一体成型されていると、溢水口をその溶着面よりも高い位置にすることが難しい。これに対し、上記構成では、溢水口部材35を容器部材32と分離してその外側から後で取り付けできるようにしているため、上面部材33と容器部材32とを熱溶着した後に溢水口部材35を取り付けることで、熱溶着面の位置よりも溢水口352の位置を高くすることができる。
タンク収納筐体40の下部部材41は底壁面41a、左側壁面41b、右側壁面41c、後壁面41dを有し、左右両側壁面41b、41cの内側には、この部材の剛性を高めるための補強リブ411が壁面に沿って形成されている。さらにその内側には、貯水タンク31の左右両側に延出したフランジ部316を保持しつつ貯水タンク31を前後方向にスライド移動させるためのガイドレール412が左右一対で立設されている。このガイドレール412自体も上記補強リブ411と同様に補強の役目を果たす。
下部部材41の底壁面41aの右後部には図3及び図6に示すように本発明における給水手段としての給水ポンプユニット50が装着される。給水ポンプユニット50においては、その底部に扁平形状のポンプ室51が形成され、このポンプ室51内で垂直軸を中心にインペラを回転駆動するポンプモータ52がその上部に設けられている。ポンプ室51の底面に開口した吸込口から前方に向かって延びる吸い込み管53は上方に延伸する給水パイプ部54と前方に向かって略水平に延伸する円筒形状の吸入パイプ55とに分岐している。この吸入パイプ55の内径は貯水タンク31の出水パイプ323の外径よりも僅かに大きく、貯水タンク31がタンク収納筐体40に収納されたときに、図3に示すように、出水パイプ323が吸入パイプ55の内側に挿入されることで両者は連結される。
両パイプ323、55にはそれぞれ、両者が嵌挿されたときに管路を開放し、両者が離脱されるときに速やかに管路を閉塞するような開閉弁36、56がそれぞれ設けられている。これにより、貯水タンク31内に水が貯留された状態で貯水タンク31がタンク収納筐体40から引き出されても、開閉弁36、56がそれぞれ出水パイプ323及び吸入パイプ55の管路を閉鎖するので、多量の水が流出することを防止できる。
給水パイプ部54の上部には、給水ポンプユニット50の側方を通って本体筐体2の背面後方まで延出される給水配管58が接続され、前述のように分岐給水器具92を経た水道水を導入するための給水ホース90の端部がこの給水配管58の端部に接続される。これにより、給水配管58を通して水道水が外部から貯水タンク31内に供給できるようになっている。但し、貯水タンク31側から水道栓の側への水の逆流を防止するために、給水配管58の途中には逆止弁が介挿されている。
ポンプ室51の吐水口に接続された吐水配管57はほぼ真上に延伸し、洗浄庫3の後面下部に設けられた給水口22に接続されている。貯水タンク31に十分な水位の水(例えば満水水位L3の水)が貯留された状態では、ポンプ室51内にも水が充満している。このときに、ポンプモータ52によりインペラが所定方向に回転駆動されると、吸い込み管53を通して貯水タンク31内の水がポンプ室51に吸引され、ポンプ室51から吐水配管57内に水が押し上げられて給水口22を経て洗浄庫3内に注ぎ込まれる。このようにして、給水ポンプユニット50は貯水タンク31内の貯留水を洗浄庫3内へと送給する。
一方、本食器洗い機から機外へと水を排出するために、タンク収納筐体40の下部部材41の後壁面41dには奥行き方向に薄型扁平形状である排出流路ユニット60を備える。この排出流路ユニット60は、洗浄庫3に一旦貯留された水を排出するための排水管19を通した水と貯水タンク31内の過剰な量の水を排出するための溢水パイプ353を通した水とを一系統に集約して排水ホース91に導くものである。
次に、図7に加えて図11を参照して排出流路ユニット60の構造について説明する。図11は排出流路ユニットの背面側の板状の第2部材を取り外して内部の流路を露出した状態での背面斜視図である。
排出流路ユニット60は、流路を形成するための所定形状のリブが形成された第1部材61とこの第1部材61と熱溶着される第2部材63とを含み、両部材61、63の間に流路が形成される。なお、第1部材61、第2部材63はそれぞれ合成樹脂の一体成型品であるが、特に据付設置時などに食器洗い機の背面は障害物に接触する可能性が高い。そこで、こうした際にも排出流路ユニット60の損傷を防止することを目的として、排出流路ユニット60の背面には第2部材63全体を覆うように合成樹脂製のカバー65がネジで固着される(図2参照)。
図7に示すように、第1部材61は、貯水タンク31がタンク収納筐体40に収納された状態で貯水タンク31側の溢水パイプ353に対応する位置に前方に向かって延出する溢水口連結部611を有しており、溢水口連結部611の前端面には逆止弁を内部に備える連結管64が装着されている。これにより、貯水タンク31がタンク収納筐体40に収納されると貯水タンク31側の溢水パイプ353の後方側端部が連結管64の内側に嵌挿され、この連結管64を介して溢水パイプ353と溢水口連結部611とが接続される。
図11に示すように、排出流路ユニット60内には、上記溢水口連結部611から合流室(本発明における合流部に相当)612まで続く溢水流路613と、排水管19が接続される排水入口614から合流室612まで続く排水流路615とが形成され、合流室612で両流路613、615は合流してその下面に設けられた合流口616から排水ホース連結口617まで一系統の流路が設けられている。排水入口614は合流室612のほぼ直上に位置し、左右方向に幅広形状である合流室612への排水流路615の接続口には、合流室612内部に垂下するように一対の整流用のリブ618が形成されている。
一方、溢水口連結部611から溢水流路613への流入口は合流室612の側方で、合流口616よりも少し高い位置に設けられている。そして、溢水流路613はその途中で流路の断面全体が合流口616よりも低くなるように屈曲形状になっており、合流室612の左側面(但し、図11は背面から見た図であるので右側面)上部に接続されている。合流室612への溢水流路613の接続口にはその下縁部が合流室612内部に略水平に延出するようにリブ619が形成されている。
上述のように幅広い空間を有する合流室612内に2つのリブ618が垂下しており、リブ618の左右には緩衝空間612a、612bが形成されている。洗浄庫3内からの排水時には排水入口614から排水流路615へと勢いよく多量の水が流れ込んで来るが、合流室612に入る際に左右のリブ618によりその流れは左右に広がりにくく、その直下の合流口616に効率よく案内される。また、排水流路615を通って合流室612内に吐き出された水のうち、直接合流口616に入らなかった水は、両側の緩衝空間612a、612b内に広がることでその勢いが殺がれる。さらに、緩衝空間612bに略水平に延出したリブ619が障害になって、水は上に上がりにくい。こうしたことから、排水流路615から合流室612内に勢いよく水が吐き出されても、この水が合流室612から溢水流路613内に入って、該流路613内を逆流することを防止することができる。
また、上述したように溢水口連結部611から溢水流路613への流入口は合流口616よりも高い位置であるため、合流口616よりも下流の流路や合流室612の底部に水が溜まっている状態でも、貯水タンク31内に過剰に供給された水が溢水口等を通って溢水流路613に流れ込み、合流室612に達して合流口616から排出される。したがって、貯水タンク31からの水の溢流を確実に行える。
また、溢水流路613の途中が合流口616よりも低くされているため、溢水流路613に流れ込んだ水は完全には合流口616から排出されず、溢水流路613への水の流れ込みが無くなったとき溢水流路613内に水が溜まる。最も低い部分では溢水流路613の流路断面は溜まった水で塞がれるので、この部分が水封トラップとして機能する。そして、仮に不快害虫などが合流室612から溢水流路613を通って入り込もうとした場合でも、上記水封トラップによってその進路を閉ざされ、貯水タンク31の内部にまで到達することを防止することができる。
以上のような構成の排出流路ユニット60を用いることで、貯水部30の背面側の奥行き方向に狭いスペースを有効に利用して、洗浄庫3からの排水と貯水タンク31からの溢水とを合流させて一本の排水ホースで機外に排出することができる。
次に、貯水タンク31の凸部312の内部に形成される検知室371を含んで構成されるタンク満水水位センサ(本発明における水位検知手段に相当)37の構成と動作について説明する。図12はタンク満水センサ周辺の上面図、図13はタンク満水センサの動作説明のための概略縦断面図である。
検知室371内の両側壁面には光が通過可能な透明の窓372が形成され、検知室371内には水位の上下動に伴って上下する黒色の球体(本発明におけるフロートに相当)373が収容されている。タンク収納筐体40側には、貯水タンク31がタンク収納筐体40に収納されときに、凸部312を左右から挟むように発光部375と受光部376とを対とする光センサが配設されている。この光センサは、発光部375から出射した光を受光部376で受け、その光の受光強度により球体373の上下方向の位置を検知するものである。なお、球体373を黒色にすることにより光の反射が抑制され、迷光による光センサでの誤検知を減らすことができる。
この実施例の構成では、検知室371内では立設されたリブ(本発明におけるフロート初期位置設定手段に相当)374により球体373の初期位置(つまり貯水タンク31内に水が溜まっていない状態での位置)が嵩上げされており、そのときに球体373により光が遮られる高さに光センサが配置されているのが特徴である(図13(bー1)参照)。このとき球体373の高さは貯水タンク31の満水水位L3よりも少し低い位置に設定されている。
上記構成のタンク満水センサの動作を、従来の一般的な構成の場合の動作と比較して説明する。
従来の一般的な構成としては、図13(a−1)に示すように、リブ374は設けられておらず、球体373は検知室371の底部にあり、光センサは、水位上昇に伴って球体373により光が一旦遮られ、その後に再び光が通過するようになったときに満水を検知するような高さに設けられる。この場合、貯水タンク31内の水位が低く球体373が低い位置にあるときには、発光部375から出射した光は検知室371内を通過して受光部376に到達する。水位が上昇して図13(a−2)に示すように球体373が発光部375、受光部376とほぼ同じ高さまで上昇すると、発光部375から出射した光が球体373に遮られて受光部376に到達せず、受光強度が急に下がる。そして、さらに水位が上がって球体373が上昇すると、発光部375から出射した光が再び受光部376に到達するようになるから、これにより満水になったことを検知できる。満水が検知されると給水ポンプ50が作動され、貯水タンク31内の貯留水は吸引されて一旦その水位が下がるが(図13(a−3)参照)、洗浄庫3に所定水位の水が溜まって給水ポンプユニット50の動作が停止されると、再び貯水タンク31内の水位が上がって図13(a−2)の状態となって満水が検知される。
ところが、例えば水道栓の給水圧力が高く、水道栓からの給水流量が給水ポンプユニット50の吸引流量よりも多いような場合には、給水ポンプ50が作動し始めても貯水タンク31内の水位が下がらないことがある。その場合に、球体373は発光部375から出射した光を遮るように移動しないので、二回目の満水検知ができないという問題がある。
これに対し、上述したような本実施例の構成では、貯水タンク31内に給水が開始されて暫くは光センサの検知出力は得られず(図13(b−1)参照)、水位が満水水位L3付近にまで上昇すると球体373が浮き上がって光を遮らなくなり、光センサの検知出力が得られるようになる(図13(b−2)参照)。給水ポンプユニット50が作動した後、光センサの検知出力がずっと得られない状態であれば、貯水タンク31内は満水状態が継続していると認識できる。一方、給水ポンプユニット50が作動した後、光センサの検知出力が再び得られれば(図13(b−3)参照)、給水ポンプユニット50による水の吸引によって貯水タンク31内の水位が下がったことがわかり、その後に再び光センサの検知出力が無くなれば満水であると認識できる。このように本実施例におけるタンク満水センサの構成では、水道栓からの給水流量が多い場合でも確実に満水検知を行うことができるという利点がある。
なお、上記実施例は本発明の一例にすぎず、本発明の趣旨の範囲で適宜、変形、修正又は追加などを行っても本発明に包含されることは明らかである。
本発明の一実施例による食器洗い機の外観斜視図。 本実施例の食器洗い機の背面外観斜視図。 本実施例による食器洗い機の要部の右側面縦断面図。 本実施例の食器洗い機の設置状態の一例を示す斜視図。 貯水部においてタンク収納筐体の上面部材を取り外した状態の上面斜視図。 図5の状態で貯水タンクの蓋を取り外した状態の上面平面図。 図6中のA−A’矢視線断面図。 貯水タンクの斜視図。 貯水タンクの上面部材及び溢水口部材を取り外した状態を示す斜視図。 溢水口部材の斜視図。 排出流路ユニットの背面側の第2部材を取り外して内部の流路を露出した状態での背面斜視図。 タンク満水センサ周辺の上面図。 タンク満水センサの動作説明図。
符号の説明
1…本体部
2…本体筐体
3…洗浄庫
19…排水管
30…貯水部
31…貯水タンク
32…容器部材
324…溢水口取付部
33…上面部材
331…開口
34…蓋体
35…溢水口部材
351…溢水流路
352…溢水口
353…溢水パイプ
37…タンク満水水位センサ
371…検知室
372…窓
373…球体
374…リブ
375…発光部
376…受光部
40…タンク収納筐体
41…下部部材
50…給水ポンプユニット
60…排出流路ユニット
61…第1部材
611…溢水口連結部
612…合流室
612a、612b…緩衝空間
613…溢水流路
614…排水入口
615…排水流路
616…合流口
617…排水ホース連結口
618、619…リブ
63…第2部材
64…連結管
65…カバー
91…排水ホース

Claims (9)

  1. 食器類が内部に収容され、その底部に貯留された水を吸引して食器類に向けて噴射することで該食器類を洗浄するための洗浄庫と、該洗浄庫の下部にあって食器類の洗浄に必要な水を貯留しておくための貯水タンクと、該貯水タンクを収納するタンク収納筐体と、前記貯水タンクから前記洗浄庫内に水を送給するための給水手段と、を具備する食器洗い機において、
    前記貯水タンクは所定水位以上の水を該タンク外に排出するために出口端が後方に指向した溢水管を有し、
    前記貯水タンクが前記タンク収納筐体内に収納された際に前記溢水管と連通する溢水流路と、前記洗浄庫内の水を機外に排出するための排水流路と、それら両流路を合流させる合流部と、が内部に形成された排出流路ユニットを前記タンク収納筐体の背面側に設けたことを特徴とする食器洗い機。
  2. 前記排出流路ユニットは奥行き方向に扁平薄形形状であることを特徴とする請求項1に記載の食器洗い機。
  3. 前記排出流路ユニット内の溢水流路にあって前記貯水タンクからの水の入口端の底部の高さが前記合流部の底部の高さよりも高くされていることを特徴とする請求項1又は2に記載の食器洗い機。
  4. 前記排出流路ユニット内の溢水流路は、その途中の流路の断面全体が前記合流部よりも低い位置となるように形成されていることを特徴とする請求項3に記載の食器洗い機。
  5. 前記合流部は左右方向に幅広い空間を有する合流室であり、該合流室と前記排水流路との接続口は該合流室の上面に設けられ、合流した水の流出口は前記合流室の底面で且つ前記接続口に対面した位置に設けられ、さらに前記合流室と前記溢水流路との接続口は該合流室の側面に設けられて成ることを特徴とする請求項1又は2に記載の食器洗い機。
  6. 前記合流室と前記排水流路との接続口に、整流用のリブが前記合流室の内部に延出して設けられていることを特徴とする請求項5に記載の食器洗い機。
  7. 前記合流室と前記溢水流路との接続口に、該合流室から溢水流路への水の流れに直交又は斜交するリブが前記合流室の内部に延出して設けられていることを特徴とする請求項5又は6に記載の食器洗い機。
  8. 前記貯水タンクとは別部材であって上端が該貯水タンク内部に開口した溢水口となる略L字形状の管路部材を、該貯水タンク本体の外側から取り付けることにより前記溢水管を形成するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の食器洗い機。
  9. 前記貯水タンクの一部に該タンク内の水位が規定水位に達したことを検知するための水位検知手段を有し、該水位検知手段は該タンク内の水位に応じて上下するフロートと、タンク内に水が貯留されていない状態で前記フロートを前記規定水位よりも低く且つタンク底部よりも高い初期位置に嵩上げするフロート初期位置設定手段と、前記初期位置にある前記フロートを挟むように設置された発光部と受光部とを一組とする光センサと、を含むことを特徴とする請求項1に記載の食器洗い機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011045436A (ja) * 2009-08-25 2011-03-10 Panasonic Corp 洗濯機
CN109431416A (zh) * 2018-12-17 2019-03-08 广东格兰仕集团有限公司 一种洗碗机溢水保护装置
CN112515596A (zh) * 2020-11-20 2021-03-19 佛山市百斯特电器科技有限公司 一种基于洗涤设备的喷臂的控制方法及装置

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