JP2007074986A - 木質熱処理物を用いた緑化資材並びにその製造方法及び使用方法 - Google Patents

木質熱処理物を用いた緑化資材並びにその製造方法及び使用方法 Download PDF

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Abstract

【課題】外生菌根菌などの共生微生物は、土壌中にもともと生息する土壌微生物の影響や土壌の特性によって、安定した効果を得ることが難しかったので、これらの共生微生物の増殖が容易な素材を見出し、菌を高密度に保持した資材を作出することが課題であった。
【解決手段】弱酸性乃至酸性である炭化物すなわち木質熱処理物に共生微生物を高密度に保持することを見出し、VA菌根菌、外生菌根菌及びエリコイド菌根菌などの共生微生物を保持してなる緑化資材及びその製造方法並びにその使用方法を提供するに至った。
【選択図】なし

Description

本発明は、弱酸性乃至酸性である木質熱処理物に有用微生物を保持してなる緑化資材並びにその製造方法及び使用方法に関する。
木炭、竹炭などの植物炭化物は、園芸及び農業分野では古くから利用されているが、有用微生物、特に外生菌根菌、VA菌根菌、エリコイド菌根菌などと組み合わせた利用例は数少なく、これらの有用微生物を作物の栽培に利用した代表的な例としては、ダイズの栽培に木炭とマメ科植物固有の根粒菌(リゾビウム(Rhizobium)属)を利用した栽培例がみられる(例えば、特許文献1参照。)。また、植物炭化物が土壌中における有用微生物の保持及び増殖に適切な素材であることは知られているが(例えば、特許文献2、特許文献3、非特許文献1及び非特許文献2など参照。)、微生物に応じた適切な特性を有する植物炭化物と上記の有用微生物とを組み合わせて、予め有用微生物を増殖させた製品については知られていない。すなわち、植物炭化物を有用微生物の保持ではなく、増殖のための素材として利用した例は見当たらない。
有用微生物の働きを利用した緑化資材及び園芸資材は既に開発され、商品化されているが(例えば、特許文献4、特許文献5及び特許文献6など参照。)、特に外生菌根菌やVA菌根菌のような共生微生物を用いた共生微生物資材では、土壌に施用した場合、安定した効果が得られていない。これは、施用した土壌中にもともと存在する土壌微生物の影響や土壌そのものの特性によって、施用した共生微生物が十分に作用できる環境が整わないためである(例えば、非特許文献3など参照。)。すなわち、これらの共生微生物が土壌中で植物と共生関係を結ぶためには、ある程度以上の菌密度が必要であるが、土壌中では他の微生物の菌密度の方が遙かに高く、施用した有用微生物が上手く機能しないためである。
従来の緑化技術では、施工場所の土壌養水分条件が劣悪であったり、施工場所が急斜面である場合には、植物の生長が遅く、土壌も流亡しやすいため、植物の定着が難しく、そのような場所での植物の生育には肥料分の補給が不可欠であるが、緑化の場合には、特に施肥管理を行うことが難しく、園芸や造園の場合でも、その効果は長くても1年以内であった。また、肥料を大量に施用することは、雨水の流出により周辺水源の汚染にもつながるため、周囲の環境に対して負荷の少ない栽培管理方法が望まれている。さらに、施肥時に窒素成分が多いと雑草が繁茂するため、除草などの管理が必要以上に増えるばかりか、土壌中の硝化細菌などの土壌微生物相が攪乱され、生態系の早期回復も遅れる要因となる。また、窒素成分は、特に流亡し、分解されやすく、何らかの方法による継続的な補給が不可欠である。
特開平3−266915号公報 特開平8−109109号公報 特開2001−199782号公報 特開平8−109110号公報 特開平10−98938号公報 特開2002−97093号公報 小川眞、共生微生物、菌根菌の利用と新資材の開発、日本土壌肥料学会誌、1987年58巻4号500〜504頁 小川眞、Symbiosis of People and Nature in the Tropics、Farming Japan,1994,vol.28,No.5,p10- p34. 梅谷献二、加藤肇共編、農業有用微生物、第1版、養賢堂、1990年3月31日、539〜550頁
通常、植物炭化物は含まれる灰分によって化学的特性が弱アルカリ性〜アルカリ性となるため、有用微生物の中でも弱酸性〜酸性の条件を好む外生菌根菌、VA菌根菌、エリコイド菌根菌などの共生微生物にとって、増殖素材としての適性は低く、土壌中に植物炭化物を少量施用することにより、雨水によって中和されることにより、有用微生物の効果が得られることを期待して使用していたが、土壌中にもともと生息する土壌微生物の影響や土壌そのものの特性によって、安定した効果を得ることが難しかった。従って、外生菌根菌、VA菌根菌、エリコイド菌根菌などの共生微生物の増殖が容易な素材を見出し、これらの菌を高密度に保持した資材を作出することが緑化資材の開発にとっての課題であった。
本発明者らは、上記課題を解決するために種々の検討を行った結果、弱酸性乃至酸性である炭化物すなわち木質熱処理物に共生微生物を高密度に保持することを見出し、本発明を提供するに至った。
すなわち、弱酸性乃至酸性である木質熱処理物にVA菌根菌を保持してなることを特徴とする緑化資材であって、VA菌根菌が、ジャイガスポーラ(Gigaspora)属、ステクロスポーラ(Scutellospora)属、グロマス(Glomus)属、アカウロスポーラ(Acaulospora)属、スクレロシスチス(Sclerocystis)属およびエンテロスポーラ(Entrophospora)属のいずれか1種または2種以上であることが好ましい。
本発明の第二は、弱酸性乃至酸性である木質熱処理物に外生菌根菌を保持してなることを特徴とする緑化資材であって、外生菌根菌が、キシメジ(Tricholomataceae)科、イグチ(Boletaceae)科、テングタケ(Amanitaceae)科、フウセンタケ(Cortinariaceae)科、ヒダハタケ(Paxillaceae)科、ベニタケ(Russulaceae)科、オニイグチ(Strobilomycetaceae)科、アンズタケ(Cantharellaceae)科、イボタケ(Thelephoraceae)科、コツブタケ(Pisolithaceae)科、ニセショウロ(Sclerodermataceae)科およびイモタケ(Terfeziaceae)科のいずれか1種または2種以上であることが好ましい。
本発明の第三は、弱酸性乃至酸性である木質熱処理物にエリコイド菌根菌を保持してなることを特徴とする緑化資材であって、エリコイド菌根菌が、子嚢菌類、不完全菌類及び担子菌類のいずれか1種または2種以上であることが好ましく、子嚢菌類が、Hymenoscyphus属、Gymnascella属、Pseudogymnascus属及びMyxotrichum属のいずれか1種または2種以上であることが特に好ましく、不完全菌類が、Oidiodendron属であることが特に好ましい。
本発明の第四は、弱酸性乃至酸性である木質熱処理物にVA菌根菌、外生菌根菌およびエリコイド菌根菌のいずれか1種または2種以上を保持してなることを特徴とする緑化資材であって、VA菌根菌が、ジャイガスポーラ(Gigaspora)属、ステクロスポーラ(Scutellospora)属、グロマス(Glomus)属、アカウロスポーラ(Acaulospora)属、スクレロシスチス(Sclerocystis)属およびエンテロスポーラ(Entrophospora)属のいずれか1種または2種以上であることが好ましく、外生菌根菌が、キシメジ(Tricholomataceae)科、イグチ(Boletaceae)科、テングタケ(Amanitaceae)科、フウセンタケ(Cortinariaceae)科、ヒダハタケ(Paxillaceae)科、ベニタケ(Russulaceae)科、オニイグチ(Strobilomycetaceae)科、アンズタケ(Cantharellaceae)科、イボタケ(Thelephoraceae)科、コツブタケ(Pisolithaceae)科、ニセショウロ(Sclerodermataceae)科およびイモタケ(Terfeziaceae)科のいずれか1種または2種以上であることが好ましく、エリコイド菌根菌が、子嚢菌類、不完全菌類及び担子菌類のいずれか1種または2種以上であることが好ましく、子嚢菌類が、Hymenoscyphus属、Gymnascella属、Pseudogymnascus属及びMyxotrichum属のいずれか1種または2種以上であることが特に好ましく、不完全菌類が、Oidiodendron属であることが特に好ましい。
本発明の第五は、 木質熱処理物に等容量の川砂を混合した混合物を高圧滅菌処理した後、予めVA菌根菌を感染させた宿主植物を該混合物に植え付け、25℃〜28℃で該混合物中に菌糸を充分に伸長させることを特徴とする弱酸性乃至酸性である木質熱処理物にVA菌根菌を保持してなる緑化資材の製造方法である。
本発明の第六は、木質熱処理物にポテト・デキストロース液体培地(PDB培地)を添加して高圧滅菌処理した後、予め外生菌根菌をポテト・デキストロース寒天培地(PDA培地)で平板培養し、その所要量を該木質熱処理物に接種し、25℃〜28℃で培養し、菌糸を充分に伸長させることを特徴とする弱酸性乃至酸性である木質熱処理物に外生菌根菌を保持してなる緑化資材の製造方法である。
本発明の第七は、木質熱処理物にポテト・デキストロース液体培地(PDB培地)を添加して高圧滅菌処理した後、予めエリコイド菌根菌のいずれか1種をポテト・デキストロース寒天培地(PDA培地)で平板培養し、その所要量を該木質熱処理物に接種し、25℃〜28℃で培養し、菌糸を充分に伸長させることを特徴とする弱酸性乃至酸性である木質熱処理物にエリコイド菌根菌を保持してなる緑化資材の製造方法である。
本発明の第八は、本発明の第五に記載した製造方法で製造したVA菌根菌を保持してなる緑化資材、本発明の第六に記載した製造方法で製造した外生菌根菌を保持してなる緑化資材、及び本発明の第七に記載した製造方法で製造したエリコイド菌根菌を保持してなる緑化資材、のいずれか2種以上を混合することを特徴とする緑化資材の製造方法である。
本発明の第九は、弱酸性乃至酸性である木質熱処理物にVA菌根菌、外生菌根菌及びエリコイド菌根菌のいずれか1種または2種以上を保持してなる緑化資材を、苗木を植裁する緑化工事または造園工事において、肥料の代替または肥料の一部の代替として施用することを特徴とする緑化資材の使用方法である。
本発明の第十は、弱酸性乃至酸性である木質熱処理物にVA菌根菌、外生菌根菌及びエリコイド菌根菌のいずれか1種または2種以上を保持してなる緑化資材を、花卉、野菜、果樹などのいずれか1種または2種以上の育苗時に肥料の代替または肥料の一部の代替として施用することを特徴とする緑化資材の使用方法である。
本発明の第十一は、弱酸性乃至酸性である木質熱処理物にVA菌根菌、外生菌根菌及びエリコイド菌根菌のいずれか1種または2種以上を保持してなる緑化資材を、樹勢の衰えた樹木または果樹に、樹勢回復資材として施用することを特徴とする緑化資材の使用方法である。
共生微生物であるVA菌根菌、外生菌根菌およびエリコイド菌根菌を保持すべき担体としては、従来の植物炭化物による担体では、その特性がアルカリ性であるため、洗浄したり、薬品などでpHを調整しない限り、対象となる共生微生物の菌糸が増殖し、資材とすることは望めなかったが、本発明の緑化資材は、多くの微細な孔をもつ多孔質素材である木質熱処理物の表面に形成した空隙に、対象となる共生微生物の菌糸が吸着され、保持された資材であるため、菌体の保持量が非常に多く、土壌に施用した場合に対象となる植物の根と効率よく、共生関係を成立させ、共生微生物が有する効果を確実にもたらすことができる。また、本発明の緑化資材は選択された菌株のみを高密度に保持しているため、土壌に元来生息している土壌微生物の影響を受けずに作用することができる。さらに、木質熱処理物は軽量であるため、本発明の緑化資材は運搬及び保管が従来の資材よりも容易に取り扱うことができる。
本発明における弱酸性乃至酸性である木質熱処理物とは、木質材料を150〜350℃の低温度で、軽度の加熱処理することによって得られるものであって、特許第3057561号に記載の製造方法、すなわち木質系粉砕物、廃棄物などの木質材料を150〜350℃の低温度で、軽度の加熱処理することによって、木炭のような著しい強度低下を防ぎながら、微生物、腐朽菌による分解、腐朽性を抑止するよう構成したことを特徴とする木質熱処理物の製造法によって得られた木質熱処理物が、本発明を実施する上で最も好ましいものである。
本発明にいうポテト・デキストロース寒天培地(PDA培地)とは、ポテトスターチ4g、デキストロース20g及び寒天20gを精製水1000mlに溶解したものであり、ポテト・デキストロース液体培地(PDB培地)とは、ポテトスターチ4g及びデキストロース20gを精製水1000mlに溶解したものである。
本発明にいう高圧滅菌処理とは、11.8×104Pa(1.2kgf/cm2)において温度121℃の過熱蒸気により殺菌処理することをいい、処理時間は滅菌処理を行う対象とする物質により異なり、木質熱処理物と川砂の等量(容積量)混合物などの培土を高圧滅菌処理する場合には、培土の変質の問題が少なく、滅菌が難しいので、通常、処理時間を30分とし、ポテト・デキストロース液体培地(PDB培地)もしくはポテト・デキストロース寒天培地(PDA培地)などの培地を高圧滅菌処理する場合には、処理時間を長くすると培地成分の変質が起こるため、通常、処理時間を15分とする。
本発明におけるVA菌根菌の密度の測定方法は、予め乾燥重量を測定した木質熱処理物と川砂の等量(容積量)混合物を高圧滅菌処理し、滅菌された該混合物に予めVA菌根菌を感染させたアルファルファやソルガムなどの宿主植物を植え付け、25〜28℃の適正温度で約30〜40日間栽培し、混合物中に菌糸が充分に伸長した緑化資材を作製する。得られた緑化資材を乾燥器を用いて乾燥させ、最初に測定しておいた木質熱処理物と川砂の混合物の乾燥重量を差し引いて、増殖したVA菌根菌の菌体重量を得る。
本発明における外生菌根菌の密度の測定方法は、予め乾燥重量を測定した木質熱処理物に、外生菌根菌の生育に必要なポテト・デキストロース液体培地(PDB培地)を木質熱処理物の容積の半量を添加し、培養器に入れて高圧滅菌処理を行った後、ポテト・デキストロース寒天培地(PDA培地)を用いて平板培養した外生菌根菌を一定量接種し、25〜28℃の適正温度で約30〜40日間栽培し、混合物中に菌糸が充分に伸長した緑化資材を作製する。得られた緑化資材を乾燥器を用いて乾燥させ、最初に測定しておいた木質熱処理物と川砂の混合物の乾燥重量を差し引いて、増殖した外生菌根菌及びエリコイド菌根菌の菌体重量を得る。
本発明におけるエリコイド菌根菌の密度の測定方法は、予め乾燥重量を測定した木質熱処理物に、エリコイド菌根菌の生育に必要なポテト・デキストロース液体培地(PDB培地)を木質熱処理物の容積の半量を添加し、培養器に入れて高圧滅菌処理を行った後、ポテト・デキストロース寒天培地(PDA培地)を用いて平板培養したエリコイド菌根菌を一定量接種し、25〜28℃の適正温度で約30〜40日間栽培し、混合物中に菌糸が充分に伸長した緑化資材を作製する。得られた緑化資材を乾燥器を用いて乾燥させ、最初に測定しておいた木質熱処理物と川砂の混合物の乾燥重量を差し引いて、増殖したエリコイド菌根菌の菌体重量を得る。
VA菌根菌の製造方法は、木質熱処理物に等量(容積量)の川砂を混合して高圧滅菌処理をし、次いで滅菌された該混合物に予めVA菌根菌を感染させたアルファルファやソルガムなどの宿主植物を植え付け、25〜28℃の適正温度で約30〜40日間栽培し、混合物中に菌糸を充分に伸長させて緑化資材を作製する。
外生菌根菌の製造方法は、木質熱処理物にPDB培地を添加して高圧滅菌処理し、次いで滅菌された該混合物に予めPDA培地を用いて平板培養した外生菌根菌を一定量接種し、25〜28℃の適正温度で約30〜40日間栽培し、混合物中に菌糸を充分に伸長させて緑化資材を作製する。
エリコイド菌根菌の製造方法は、木質熱処理物にPDB培地を添加して高圧滅菌処理し、次いで滅菌された該混合物に予めPDA培地を用いて平板培養したエリコイド菌根菌を一定量接種し、25〜28℃の適正温度で約30〜40日間栽培し、混合物中に菌糸を充分に伸長させて緑化資材を作製する。
次に実施例によって本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例により何ら制限されるものではない。なお、実施例中の数字は重量部、「%」は重量%を意味する。
(実施例1)
1プラグ苗当たりの容量が15mlのセルトレイ(東缶興産株式会社製、セルトレイ#72)に、温度121℃、11.8×104Pa(1.2kgf/cm2)の条件で高圧滅菌器(株式会社トミー精工製、BS−325)にて30分間滅菌処理した川砂を7ml入れ、次いでVA菌根菌の保存菌株(Glomus sp.)を2ml添加し、さらに滅菌した川砂を3ml入れてアルファルファの種子を播種した。このときのセルトレイの断面図を図1に示した。気温20〜30℃の条件下で適切に栽培管理し、適時に潅水を行った。また、発芽後1週間毎にピータースの液肥(第一園芸社製、NPK:25−5−20)をポットの下部から液肥が滴るまで充分に施用した。30日間栽培を継続し、その後、アルファルファの細根を採取して、10%水酸化カリウム水溶液で脱色後にトリパンブルー染色液で染色して、顕微鏡を用いてVA菌根菌の感染を確認した。
次に、木質熱処理物(竹内木材工業合資会社製、美園な〜れTM)と等容量の川砂を予め充分に混合し、その混合物を温度121℃、11.8×104Pa(1.2kgf/cm2)の条件で高圧滅菌器(株式会社トミー精工製、BS−325)で30分間滅菌処理した。この混合物を培土として、先にセルトレイで育生したアルファルファを移植した。気温20〜30℃の条件下で適切に栽培管理し、適時に潅水を行った。また、発芽後1週間毎にピータースの液肥(第一園芸社製、NPK:25−5−20)をポットの下部から液肥が滴るまで充分に施用した。30〜40日間栽培を継続し、前述の方法でアルファルファの細根にVA菌根菌の感染を確認し、培土中の菌糸の増殖を確認した。その後、潅水を中止し、植物体を枯死させ、培土中での胞子形成を促した。充分に培土が乾燥した後、VA菌根菌を保持した緑化資材を得た。
本緑化資材中の菌体含量を測定した結果を図2に示した。VA菌根菌を赤玉土と川砂を用いて緑化資材とした場合よりも、本発明の緑化資材中に含まれる菌体の乾燥重量が2〜2.4倍であることが確認された。
(実施例2)
木質熱処理物(竹内木材工業合資会社製、美園な〜れTM)に、その容量の半量のPDB培地(Difco社製)を添加して、温度121℃、11.8×104Pa(1.2kgf/cm2)の条件で15分間の高圧滅菌処理を行った。一方、予めPDA培地(Difco社製)で平板培養した外生菌根菌(Scleroderma sp.)のコロニーを5mm角に4片切り取り、この滅菌処理を行ったPDB培地を含む木質熱処理物の表面に接種して、28℃で培養した。約1ヶ月培養して木質熱処理物が白色の菌糸で充分に覆われた後、外生菌根菌を保持した緑化資材として用いた。本緑化資材中の菌体含量を測定した結果を図3に示した。一方、比較例として、外生菌根菌を木質熱処理物の代わりに木炭(奈良炭化工業株式会社製、グリーンタンソTM)を用いて緑化資材化した場合の菌体含量及び木質熱処理物の代わりに鹿沼土(東洋園芸製)を用いて緑化資材化した場合の菌体含量も併せて図3に示した。この結果、木炭を用いて緑化資材化した場合には菌体がほとんど増殖せず、鹿沼土を用いて緑化資材化した場合よりも、本緑化資材中に含まれる菌体の乾燥重量が約2.5倍に増加することが確認された。
(実施例3)
木質熱処理物(竹内木材工業合資会社製、美園な〜れTM)に、その容量の半量のPDB培地(Difco社製)を添加して、温度121℃、11.8×104Pa(1.2kgf/cm2)の条件で15分間の高圧滅菌処理を行った。一方、予めPDA培地(Difco社製)で平板培養したエリコイド菌根菌(Oidiodendron sp.)のコロニーを5mm角に4片切り取り、この滅菌処理を行ったPDB培地を含む木質熱処理物の表面に接種して、28℃で培養した。約1ヶ月培養して木質熱処理物が黒灰色の菌糸で充分に覆われた後、エリコイド菌根菌を保持した緑化資材として用いた。本緑化資材中の菌体含量を測定した結果を図4に示した。一方、比較例として、外生菌根菌を木質熱処理物の代わりに木炭(奈良炭化工業株式会社製、グリーンタンソTM)を用いて緑化資材化した場合の菌体含量及び木質熱処理物の代わりに鹿沼土(東洋園芸製)を用いて緑化資材化した場合の菌体含量も併せて図4に示した。この結果、木炭を用いて緑化資材化した場合には菌体がほとんど増殖せず、鹿沼土を用いて緑化資材化した場合よりも、本緑化資材中に含まれる菌体の乾燥重量が約2倍に増加することが確認された。
(実施例4)
実施例1で作製したVA菌根菌を保持してなる緑化資材と実施例2で作製した外生菌根菌を保持してなる緑化資材を等量混合して、VA菌根菌及び外生菌根菌を保持してなる緑化資材を作製した。
(実施例5)
実施例1で作製したVA菌根菌を保持してなる緑化資材と実施例3で作製したエリコイド菌根菌を保持してなる緑化資材を等量混合して、VA菌根菌及びエリコイド菌根菌を保持してなる緑化資材を作製した。
(実施例6)
実施例2で作製した外生菌根菌を保持してなる緑化資材と実施例3で作製したエリコイド菌根菌を保持してなる緑化資材を等量混合して、外生菌根菌及びエリコイド菌根菌を保持してなる緑化資材を作製した。
(実施例7)
実施例1で作製したVA菌根菌を保持してなる緑化資材、実施例2で作製した外生菌根菌を保持してなる緑化資材及び実施例3で作製したエリコイド菌根菌を保持してなる緑化資材をそれぞれ等量混合して、VA菌根菌、外生菌根菌及びエリコイド菌根菌を保持してなる緑化資材を作製した。
(実施例8)
乾熱滅菌処理を180℃にて8時間行ったバーミキュライト(ニッタイ株式会社製)にホルトノキ(大阪府岬町産)、タブノキ(大阪府岬町産)の種子を播種した後、適時潅水して大きさの揃った実生苗を育生した。次に、実施例1において作製したVA菌根菌による緑化資材を、上記実生苗1本当たり10mlを植穴に施用した後、1週間毎にピータースの液肥(第一園芸社製、NPK:25−5−20)を施用して栽培を行った。栽培40日目には、図5に示したようにVA菌根菌が感染して、肥料だけで育苗した苗木よりも健全な育苗を行うことができた。また、植物体の重量変化は図6に示したように、タブノキ及びホルトノキの両者において、無処理区に比して約4倍の生長を示した。
(実施例9)
乾熱滅菌処理を180℃にて8時間行ったバーミキュライト(ニッタイ株式会社製)にマテバシイ(大阪府岬町産)、スダジイ(大阪府岬町産)、ウバメガシ(大阪府岬町産)の種子を播種した後、適時潅水して大きさの揃った実生苗を育生した。次に、実施例2において作製した外生菌根菌による緑化資材を、上記実生苗1本当たり10mlを植穴に施用した後、1週間毎に表1に示した組成であるホークランドの液肥(自家製)を施用して栽培を行った。栽培40日目には、図7に示したように外生菌根菌が感染して、肥料だけで育苗した苗木よりも健全な育苗を行うことができた。また、植物体の重量変化は図8に示したように、マテバシイでは無処理区に比して約2倍、クロマツにおいては、無処理区に比して約3倍の生長を示した。
(実施例10)
乾熱滅菌処理を180℃にて8時間行ったバーミキュライト(ニッタイ株式会社製)にヒラドツツジ(京都府宇治市産)を挿し木育苗した後、適時潅水して大きさの揃った実生苗を育生した。次に、実施例3において作製したエリコイド菌根菌による緑化資材を、上記実生苗1本当たり10mlを植穴に施用した後、1週間毎にホークランドの液肥(自家製)を施用して栽培を行った。栽培40日目には、図9に示したようにエリコイド菌根菌が感染して、肥料だけで育苗した苗木よりも健全な育苗を行うことができた。また、植物体の重量変化は図10に示したように、ヒラドツツジでは無処理区に比して約2倍の生長を示した。
(実施例11)
VA菌根菌が共生するアジュガ(大阪府大阪市産)、フッキソウ(大阪府大阪市産)と外生菌根菌が共生するマテバシイ(大阪府大阪市産)、シラカシ(大阪府大阪市産)を混植する屋上緑化において、実施例4において作製したVA菌根菌と外生菌根菌を含む緑化資材を屋上緑化基盤に5%混合して施用した。その結果は図11に示したように、いずれの樹種においても植裁90日目にはVA菌根菌と外生菌根菌が共生し、肥料だけで緑化した場合よりも植物体の重量変化で無処理区に比して約50%増の生長を示し、健全な植物を育生することができた。
(実施例12)
VA菌根菌が共生するアジュガ(大阪府大阪市産)、フッキソウ(大阪府大阪市産)とエリコイド菌根菌が共生するヒラドツツジ(大阪府大阪市産)、サツキツツジ(大阪府大阪市産)を混植する屋上緑化において、実施例5において作製したVA菌根菌とエリコイド菌根菌を含む緑化資材を屋上緑化基盤に5%混合して施用した。その結果は図12に示したように、植裁90日目にはVA菌根菌、エリコイド菌根菌が共生し、肥料だけで緑化した場合よりも健全な植物を育生することができた。
(実施例13)
外生菌根菌が共生するマテバシイ(大阪府岬町産)、シラカシ(大阪府大阪市産)とエリコイド菌根菌が共生するヒラドツツジ(大阪府大阪市産)、サツキツツジ(大阪府大阪市産)を混植する屋上緑化において、実施例6において作製した外生菌根菌とエリコイド菌根菌を含む緑化資材を屋上緑化基盤に5%混合して施用した。その結果は図13に示したように、植裁90日目には外生菌根菌、エリコイド菌根菌が共生し、肥料だけで緑化した場合よりも健全な植物を育生することができた。
(実施例14)
VA菌根菌が共生するアジュガ(大阪府大阪市産)、フッキソウ(大阪府大阪市産)、外生菌根菌が共生するマテバシイ(大阪府大阪市産)、シラカシ(大阪府大阪市産)及びエリコイド菌根菌が共生するヒラドツツジ(大阪府大阪市産)、サツキツツジ(大阪府大阪市産)を混植する屋上緑化において、実施例7において作製したVA菌根菌、外生菌根菌及びエリコイド菌根菌を含む緑化資材を屋上緑化基盤に5%混合して施用した。その結果は図14に示したように、植裁90日目にはVA菌根菌、外生菌根菌及びエリコイド菌根菌が共生し、肥料だけで緑化した場合よりも健全な植物を育生することができた。
本発明の緑化資材は、法面の緑化、造成地の緑化、崩壊跡地の緑化、火山噴火跡地などの災害跡地の緑化をはじめ、造園、園芸、果樹栽培などの資材として利用可能な資材である。
セルトレイの断面図 アルファルファにおけるVA菌根菌の菌体重量の変化を示す図 外生菌根菌の菌体重量の変化を示す図 エリコイド菌根菌の菌体重量の変化を示す図 VA菌根菌を保持した緑化資材による植物の生育を示した図 a ホルトノキ b タブノキ ホルトノキ及びタブノキにおけるVA菌根菌資材による植物体乾燥重量の変化を示す図 外生菌根菌を保持した緑化資材による植物の生育を示した図 a マテバシイ b クロマツ マテバシイ及びクロマツにおける外生菌根菌の菌体重量の変化を示す図 ヒラドツツジにおけるエリコイド菌根菌を保持した緑化資材による植物の生育を示した図 ヒラドツツジにおけるエリコイド菌根菌資材による植物体乾燥重量の変化を示す図 a アジュガとフッキソウにおけるVA菌根菌と外生菌根菌を保持した緑化資材によるVA菌根菌と外生菌根菌資材による植物体乾燥重量の変化を示す図 b マテバシイとシラカシにおけるVA菌根菌と外生菌根菌を保持した緑化資材によるVA菌根菌と外生菌根菌資材による植物体乾燥重量の変化を示す図 a アジュガとフッキソウにおけるVA菌根菌とエリコイド菌根菌を保持した緑化資材によるVA菌根菌と外生菌根菌資材による植物体乾燥重量の変化を示す図 b サツキツツジとヒラドツツジにおけるVA菌根菌とエリコイド菌根菌を保持した緑化資材によるVA菌根菌と外生菌根菌資材による植物体乾燥重量の変化を示す図 a マテバシイとシラカシにおける外生菌根菌とエリコイド菌根菌を保持した緑化資材によるVA菌根菌と外生菌根菌資材による植物体乾燥重量の変化を示す図 b サツキツツジとヒラドツツジにおける外生菌根菌とエリコイド菌根菌を保持した緑化資材によるVA菌根菌と外生菌根菌資材による植物体乾燥重量の変化を示す図 a アジュガとフッキソウにおけるVA菌根菌、外生菌根菌及びエリコイド菌根菌を保持した緑化資材によるVA菌根菌、外生菌根菌及びエリコイド菌根菌資材による植物体乾燥重量の変化を示す図 b マテバシイとシラカシにおけるVA菌根菌、外生菌根菌及びエリコイド菌根菌を保持した緑化資材によるVA菌根菌、外生菌根菌及びエリコイド菌根菌資材による植物体乾燥重量の変化を示す図 c サツキツツジとヒラドツツジにおけるVA菌根菌、外生菌根菌及びエリコイド菌根菌を保持した緑化資材によるVA菌根菌、外生菌根菌及びエリコイド菌根菌資材による植物体乾燥重量の変化を示す図
符号の説明
1.セルトレイ
2.種子
3.VA菌根菌
4.川砂

Claims (16)

  1. 弱酸性乃至酸性である木質熱処理物にVA菌根菌を保持してなることを特徴とする緑化資材。
  2. 弱酸性乃至酸性である木質熱処理物に外生菌根菌を保持してなることを特徴とする緑化資材。
  3. 弱酸性乃至酸性である木質熱処理物にエリコイド菌根菌を保持してなることを特徴とする緑化資材。
  4. 弱酸性乃至酸性である木質熱処理物にVA菌根菌、外生菌根菌およびエリコイド菌根菌のいずれか1種または2種以上を保持してなることを特徴とする緑化資材。
  5. 前記VA菌根菌が、ジャイガスポーラ(Gigaspora)属、ステクロスポーラ(Scutellospora)属、グロマス(Glomus)属、アカウロスポーラ(Acaulospora)属、スクレロシスチス(Sclerocystis)属およびエンテロスポーラ(Entrophospora)属のいずれか1種または2種以上であることを特徴とする請求項1または4に記載の緑化資材。
  6. 前記外生菌根菌が、キシメジ(Tricholomataceae)科、イグチ(Boletaceae)科、テングタケ(Amanitaceae)科、フウセンタケ(Cortinariaceae)科、ヒダハタケ(Paxillaceae)科、ベニタケ(Russulaceae)科、オニイグチ(Strobilomycetaceae)科、アンズタケ(Cantharellaceae)科、イボタケ(Thelephoraceae)科、コツブタケ(Pisolithaceae)科、ニセショウロ(Sclerodermataceae)科およびイモタケ(Terfeziaceae)科のいずれか1種または2種以上であることを特徴とする請求項2または4に記載の緑化資材。
  7. 前記エリコイド菌根菌が、子嚢菌類、不完全菌類及び担子菌類のいずれか1種または2種以上であることを特徴とする請求項3または4に記載の緑化資材。
  8. 前記子嚢菌類が、Hymenoscyphus属、Gymnascella属、Pseudogymnascus属及びMyxotrichum属のいずれか1種または2種以上であることを特徴とする請求項7に記載の緑化資材。
  9. 前記不完全菌類が、Oidiodendron属であることを特徴とする請求項7に記載の緑化資材。
  10. 木質熱処理物に等容量の川砂を混合した混合物を高圧滅菌処理した後、予めVA菌根菌を感染させた宿主植物を該混合物に植え付け、25℃〜28℃で該混合物中に菌糸を充分に伸長させることを特徴とする弱酸性乃至酸性である木質熱処理物にVA菌根菌を保持してなる緑化資材の製造方法。
  11. 木質熱処理物にポテト・デキストロース液体培地(PDB培地)を添加して高圧滅菌処理した後、予め外生菌根菌をポテト・デキストロース寒天培地(PDA培地)で平板培養し、その所要量を該木質熱処理物に接種し、25℃〜28℃で培養し、菌糸を充分に伸長させることを特徴とする弱酸性乃至酸性である木質熱処理物に外生菌根菌を保持してなる緑化資材の製造方法。
  12. 木質熱処理物にポテト・デキストロース液体培地(PDB培地)を添加して高圧滅菌処理した後、予めエリコイド菌根菌のいずれか1種をポテト・デキストロース寒天培地(PDA培地)で平板培養し、その所要量を該木質熱処理物に接種し、25℃〜28℃で培養し、菌糸を充分に伸長させることを特徴とする弱酸性乃至酸性である木質熱処理物にエリコイド菌根菌を保持してなる緑化資材の製造方法。
  13. 請求項10に記載した製造方法で製造したVA菌根菌を保持してなる緑化資材、請求項11に記載した製造方法で製造した外生菌根菌を保持してなる緑化資材、及び請求項12に記載した製造方法で製造したエリコイド菌根菌を保持してなる緑化資材、のいずれか2種以上を混合することを特徴とする請求項4に記載の緑化資材の製造方法。
  14. 弱酸性乃至酸性である木質熱処理物にVA菌根菌、外生菌根菌及びエリコイド菌根菌のいずれか1種または2種以上を保持してなる緑化資材を、苗木を植裁する緑化工事または造園工事において、肥料の代替または肥料の一部の代替として施用することを特徴とする緑化資材の使用方法。
  15. 弱酸性乃至酸性である木質熱処理物にVA菌根菌、外生菌根菌及びエリコイド菌根菌のいずれか1種または2種以上を保持してなる緑化資材を、花卉、野菜、果樹などのいずれか1種または2種以上の育苗時に肥料の代替または肥料の一部の代替として施用することを特徴とする緑化資材の使用方法。
  16. 弱酸性乃至酸性である木質熱処理物にVA菌根菌、外生菌根菌及びエリコイド菌根菌のいずれか1種または2種以上を保持してなる緑化資材を、樹勢の衰えた樹木または果樹に、樹勢回復資材として施用することを特徴とする緑化資材の使用方法。
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