JP2007074512A - 信号出力装置および信号出力方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 2方式の映像信号を1つの出力手段から出力する。
【解決手段】 セレクタ47は、映像信号出力部48に出力する映像信号を、D/A変換部45からのアナログのRGB信号にするか、または、D/A変換部46からのアナログのYPbPr信号に切り替える。映像信号出力部48は、例えば、D-sub15pin(ミニ)コネクタで構成され、セレクタ47から供給されるRGB信号またはYPbPr信号の映像信号を出力する。本発明は、例えば、2方式の映像信号を出力する映像信号出力装置に適用できる。
【選択図】図2
【解決手段】 セレクタ47は、映像信号出力部48に出力する映像信号を、D/A変換部45からのアナログのRGB信号にするか、または、D/A変換部46からのアナログのYPbPr信号に切り替える。映像信号出力部48は、例えば、D-sub15pin(ミニ)コネクタで構成され、セレクタ47から供給されるRGB信号またはYPbPr信号の映像信号を出力する。本発明は、例えば、2方式の映像信号を出力する映像信号出力装置に適用できる。
【選択図】図2
Description
本発明は、信号出力装置および信号出力方法に関し、特に、2方式の映像信号を1つの出力手段から出力することができる信号出力装置および信号出力方法に関する。
映像信号には、映像をRGB(Red,Green,Blue)によって表す方式の信号(以下、RGB信号と称する)や、YPbPr(Y,Pb,Pc)によって表す方式の信号(以下、YPbPr信号と称する)がある。RGB信号は、例えば、PC(Personal Computer)用ディスプレイに供給するための映像信号として一般的に利用され、YPbPr信号は、例えば、テレビジョン受像機やプロジェクタなどに供給するための映像信号として利用されている。
図1はRGB信号とYPbPr信号の2方式の映像信号を出力する、従来の映像信号出力装置のブロック図を示している。
図1の映像信号出力装置1は、記憶部11、読み出し装置12、画像処理部13および14、D/A変換部15および16、RGB信号出力部17、並びにYPbPr信号出力部18により構成されている。
記憶部11には、所定の画像が、MPEG (Moving Picture Experts Group)などの符号化方式でエンコードされ、ファイルとして記憶されている。即ち、記憶部11は、所定の画像に対応するデータ(映像信号)を記憶(記録)する。なお、記憶部11では、YPbPr信号のデータとして、画像が記憶されているものとする。記憶部11は、例えば、青紫色レーザによる高密度記録が可能なプロフェッショナルディスク、Blu-ray Disk(商標)やDVD(Digital Versatile Disc )などの光ディスク、フラッシュメモリなどの半導体メモリ、またはハードディスク、等の記録媒体で構成される。
読み出し装置12は、例えば、光ディスクやハードディスクを駆動するドライブ装置で構成され、記憶部11に記憶(記録)されている映像信号を読み出し、画像処理部13または画像処理部14に供給する。
画像処理部13は、読み出し装置12が供給する、エンコードされたYPbPr信号をデコードし、その結果得られるYPbPr信号をRGB信号に変換して、D/A変換部15に供給する。画像処理部14は、読み出し装置12が供給する、エンコードされたYPbPr信号をデコードし、D/A変換部16に供給する。
D/A(Digial to Analog)変換部15は、画像処理部13からのデジタルのRGB信号をアナログ信号に変換し、RGB信号出力部17に供給する。D/A変換部16は、画像処理部14からのデジタルのYPbPr信号をアナログ信号に変換し、YPbPr信号出力部18に供給する。
RGB信号出力部17は、例えば、D-sub15pin(ミニ)コネクタで構成され、D/A変換部15から供給されるRGB信号を、自身に接続されたアナログRGBケーブル(図示せず)を介して、PC(Personal Computer)用ディスプレイなどに出力する。
YPbPr信号出力部18は、Y信号、Pb信号、Pr信号それぞれを出力する出力部18a乃至18cを有している。出力部18a乃至18cそれぞれは、例えば、BNCコネクタで構成される。YPbPr信号出力部18は、D/A変換部15から供給されるYPbPr信号を、出力部18a乃至18cそれぞれに接続されたBNCケーブル(図示せず)を介して、テレビジョン受像機などに出力する。
以上のように、従来の映像信号出力装置では、PC用ディスプレイ等にRGB信号を出力する出力部(コネクタ)と、テレビジョン受像機にYPrPb信号を出力する出力部が、別々に設けられている。
ところで、D-sub9pinコネクタを用いた場合における装置間での映像信号の接続を簡略化する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
RGB信号とYPrPb信号を出力する映像信号出力装置においても、装置の小型化(省スペース化)などの理由により、1つの出力部(出力手段)から異なる方式の映像信号を出力することが要請されている。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、2方式の映像信号を1つの出力手段から出力することができるようにするものである。
本発明の一側面の信号出力装置は、出力する映像信号を、第1の方式の第1の映像信号か、または、第2の方式の第2の映像信号に切り替える切り替え手段と、前記切り替え手段から出力される前記第1の映像信号か、または、前記第2の映像信号を他の装置に出力する出力手段とを備える。
前記第1の映像信号の解像度を変更する第1の解像度変更手段と、前記第2の映像信号の解像度を変更する第2の解像度変更手段との少なくとも一方をさらに設けることができる。
前記第1の解像度変更手段には、表示される画像のサイズも変更させることができる。
前記第2の解像度変更手段には、解像度をHD(High Definition)からSD(Standard Definition)に変更させることができる。
映像信号を前記第2の方式から前記第1の方式に変換する変換手段をさらに設け、前記第1の映像信号は、前記変換手段により前記第2の方式から前記第1の方式に変換された映像信号であるようにさせることができる。
前記第1の方式は、映像をRGB(Red,Green,Blue)によって表す方式であり、前記第2の方式は、映像をYPbPr(Y,Pb,Pc)によって表す方式であるようにさせることができる。
前記出力手段は、D-sub15pinコネクタであるようにさせることができる。
本発明の一側面の信号出力方法は、出力する映像信号を、第1の方式の第1の映像信号か、または、第2の方式の第2の映像信号に切り替える切り替え手段と、前記切り替え手段から出力される前記第1の映像信号か、または前記第2の映像信号を他の装置に出力する出力手段とを備える信号出力装置の信号出力方法において、前記切り替え手段において、出力する映像信号を、前記第1の映像信号か、または、前記第2の映像信号を切り替え、前記出力手段において、前記切り替え手段から出力される前記第1の映像信号か、または、前記第2の映像信号を前記他の装置に出力するステップを含む。
本発明の一側面においては、切り替え手段において、出力する映像信号が、前記第1の映像信号か、または、前記第2の映像信号に切り替えられ、出力手段において、前記切り替え手段から出力される前記第1の映像信号か、または、前記第2の映像信号が前記他の装置に出力される。
本発明の一側面によれば、2方式の映像信号を1つの出力手段から出力することができる。
以下に本発明の実施の形態を説明するが、本発明の構成要件と、明細書又は図面に記載の実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、本発明をサポートする実施の形態が、明細書又は図面に記載されていることを確認するためのものである。従って、明細書又は図面中には記載されているが、本発明の構成要件に対応する実施の形態として、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
本発明の一側面の信号出力装置(例えば、図2の映像信号出力装置31)は、第1に、
出力する映像信号を、第1の方式の第1の映像信号か、または、第2の方式の第2の映像信号に切り替える切り替え手段(例えば、図2のセレクタ47)と、
前記切り替え手段から出力される前記第1の映像信号か、または、前記第2の映像信号を他の装置に出力する出力手段(例えば、図2の映像信号出力部48)と
を備える。
出力する映像信号を、第1の方式の第1の映像信号か、または、第2の方式の第2の映像信号に切り替える切り替え手段(例えば、図2のセレクタ47)と、
前記切り替え手段から出力される前記第1の映像信号か、または、前記第2の映像信号を他の装置に出力する出力手段(例えば、図2の映像信号出力部48)と
を備える。
本発明の一側面の信号出力装置は、第2に、
前記第1の映像信号の解像度を変更する第1の解像度変更手段(例えば、図2の解像度設定部62)と、
前記第2の映像信号の解像度を変更する第2の解像度変更手段(例えば、図2の解像度変換部71)と
の少なくとも一方をさらに備える。
前記第1の映像信号の解像度を変更する第1の解像度変更手段(例えば、図2の解像度設定部62)と、
前記第2の映像信号の解像度を変更する第2の解像度変更手段(例えば、図2の解像度変換部71)と
の少なくとも一方をさらに備える。
本発明の一側面の信号出力装置は、第3に、
映像信号を前記第2の方式から前記第1の方式に変換する変換手段(例えば、図2のRGB変換部61)をさらに備え、
前記第1の映像信号は、前記変換手段により前記第2の方式から前記第1の方式に変換された映像信号である。
映像信号を前記第2の方式から前記第1の方式に変換する変換手段(例えば、図2のRGB変換部61)をさらに備え、
前記第1の映像信号は、前記変換手段により前記第2の方式から前記第1の方式に変換された映像信号である。
本発明の一側面の信号出力方法は、
出力する映像信号を、第1の方式の第1の映像信号か、または、第2の方式の第2の映像信号に切り替える切り替え手段(例えば、図2のセレクタ47)と、前記切り替え手段から出力される前記第1の映像信号か、または前記第2の映像信号を他の装置に出力する出力手段(例えば、図2の映像信号出力部48)とを備える信号出力装置(例えば、図2の映像信号出力装置31)の信号出力方法において、
前記切り替え手段において、出力する映像信号を、前記第1の映像信号か、または、前記第2の映像信号を切り替え(例えば、図4のステップS3)、
前記出力手段において、前記切り替え手段から出力される前記第1の映像信号か、または、前記第2の映像信号を前記他の装置に出力する(例えば、図4のステップS4)
ステップを含む。
出力する映像信号を、第1の方式の第1の映像信号か、または、第2の方式の第2の映像信号に切り替える切り替え手段(例えば、図2のセレクタ47)と、前記切り替え手段から出力される前記第1の映像信号か、または前記第2の映像信号を他の装置に出力する出力手段(例えば、図2の映像信号出力部48)とを備える信号出力装置(例えば、図2の映像信号出力装置31)の信号出力方法において、
前記切り替え手段において、出力する映像信号を、前記第1の映像信号か、または、前記第2の映像信号を切り替え(例えば、図4のステップS3)、
前記出力手段において、前記切り替え手段から出力される前記第1の映像信号か、または、前記第2の映像信号を前記他の装置に出力する(例えば、図4のステップS4)
ステップを含む。
以下、図を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図2は、本発明を適用した映像信号出力装置の一実施の形態の構成例を示している。
図2の映像信号出力装置31は、記憶部41、読み出し装置42、画像処理部43および44、D/A変換部45および46、セレクタ47、並びに映像信号出力部48により構成されている。
記憶部41には、所定の画像が、MPEG (Moving Picture Experts Group)などの符号化方式でエンコードされ、ファイルとして記憶されている。即ち、記憶部41は、所定の画像に対応するデータ(映像信号)を記憶(記録)する。なお、記憶部41では、YPbPr(Y,Pb,Pc)方式によって表す方式の映像信号(YPbPr信号)として、画像が記憶されているものとする。記憶部41は、例えば、青紫色レーザによる高密度記録が可能なプロフェッショナルディスク、Blu-ray Disk(商標)やDVD(Digital Versatile Disc )などの光ディスク、フラッシュメモリなどの半導体メモリ、またはハードディスク、等の記録媒体で構成される。
読み出し装置42は、例えば、光ディスクやハードディスクを駆動するドライブ装置で構成され、記憶部41に記憶(記録)されている映像信号を読み出し、画像処理部43または画像処理部44に供給する。
画像処理部43は、RGB変換部61および解像度設定部62を有しており、読み出し装置42が供給するYPbPr信号から、RGB(Red,Green,Blue)によって表す方式の信号(RGB信号)を生成して、D/A変換部45に供給する。即ち、画像処理部43は、読み出し装置42から供給される映像信号(エンコードされたYPbPr信号)をデコードする。RGB変換部61は、デコードして得られるYPbPr信号をRGB信号に変換して、D/A変換部45に供給する。解像度設定部62は、RGB変換部61が出力するRGB信号に対応する画像の解像度を、例えば、1024×768画素(横×縦)のいわゆるXGAに設定する。また、解像度設定部62は、所定の解像度における画像のサイズ(画枠サイズ)を、16:9や4:3などの所定のアスペクト比に設定(変更)することもできる。なお、解像度設定部62は、XGAの他、SXGA(1280×1024),SVGA(800×600)、またはVGA(640×480)などの解像度に設定(変更)することもできる。
画像処理部44は、読み出し装置42から供給される映像信号から、YPbPr信号を生成し、D/A変換部46に供給する。即ち、画像処理部44は、読み出し装置42から供給される映像信号(エンコードされたYPbPr信号)をデコードし、その結果得られるYPbPr信号をD/A変換部46に供給する。なお、デコードして得られるYPbPr信号は、HDの解像度の信号となっている。画像処理部44は、HDの解像度のYPbPr信号を、4:3のアスペクト比を有するSD(Standard Definition)の解像度の信号に変換(変更)する解像度変換部71を有している。デコードして得られたYPbPr信号が解像度変換部71に供給された場合、YPbPr信号の解像度がHDからSDに変換され、その変換されたYPbPr信号がD/A変換部46に供給される。従って、解像度変換部71にYPbPr信号が供給されない場合には、D/A変換部46には、16:9のアスペクト比を有するHD(High Definition)の解像度のYPbPr信号が供給される。
D/A(Digial to Analog)変換部45は、画像処理部43からのデジタルのRGB信号をアナログ信号に変換し、セレクタ47に供給する。D/A変換部46は、画像処理部44からのデジタルのYPbPr信号をアナログ信号に変換し、セレクタ47に供給する。
セレクタ47は、図示せぬ制御部の制御にしたがい、映像信号出力部48に出力する映像信号を、D/A変換部45からのアナログのRGB信号(D/A変換部45側)にするか、または、D/A変換部46からのアナログのYPbPr信号(D/A変換部46側)にするかを切り替える。セレクタ47は、切り替えられた側のD/A変換部45または46から供給される、RGB信号またはYPbPr信号を映像信号出力部48に供給する。
映像信号出力部48は、例えば、D-sub15pin(ミニ)コネクタで構成され、セレクタ47から供給されるRGB信号またはYPbPr信号の映像信号を出力する。
以上のように構成される映像信号出力装置31では、映像信号出力部48にPC(Personal Computer)用ディスプレイなどが接続されている場合には、D/A変換部45から供給されるRGB信号が、映像信号出力部48から出力される。一方、映像信号出力部48にテレビジョン受像機やプロジェクタなどが接続されている場合には、D/A変換部46から供給されるYPbPr信号が、映像信号出力部48から出力される。
なお、映像信号出力装置31の映像信号の出力先であるPC用ディスプレイや、テレビジョン受像機、プロジェクタなどが、映像入力端子としてR(Pr)信号、G(Y)信号、B(Pb)信号、H-SYNC信号、V-SYNC信号それぞれのBNCコネクタを備えている場合には、D-sub15pin(ミニ)コネクタを5つのBNCコネクタに変換する変換ケーブル(いわゆるD-sub15pin(ミニ)→5BNCケーブル)などが使用される。
図3は、映像信号出力部48として設けられているD-sub15pin(ミニ)コネクタのピン配置と、そこに入力される映像信号(ピンアサイン)を示している。
D-sub15pin(ミニ)コネクタでは、15本の信号を伝送(出力)するピンが5本ずつ3段に配置されている。その3段のうちの上段の列には、1番ピン(P1)乃至5番ピン(P5)が図面右側から順に配置され、中段の列には、6番ピン(P6)乃至10番ピン(P10)が図面右側から順に配置され、下段の列には、11番ピン(P11)乃至15番ピン(P15)が図面右側から順に配置される。
映像信号出力部48からRGB信号が出力される場合、セレクタ47は、D/A変換部45から供給されるR(Red)信号を1番ピン(P1)に出力し、G(Green)信号を2番ピン(P2)に出力し、B(Blue)信号を3番ピン(P3)に出力する。また、水平方向の同期信号H-SYNCをR,G,B信号とは別に出力する場合には、13番ピン(P13)が使用され、垂直方向の同期信号V-SYNCをR,G,B信号とは別に出力する場合には、14番ピン(P14)が使用される。なお、同期信号は、G信号などに重畳させて出力する(Sync On Green)ことも可能である。
一方、映像信号出力部48からYPbPr信号が出力される場合、セレクタ47は、D/A変換部46から供給されるPr(色差)信号を1番ピン(P1)に出力し、Y(輝度)信号を2番ピン(P2)に出力し、Pb(色差)信号を3番ピン(P3)に出力する。
なお、水平方向の同期信号H-SYNCおよび垂直方向の同期信号V-SYNCをY,Pb,Pr信号とは別に出力する場合には、RGB信号における場合と同様に、13番ピン(P13)および14番ピン(P14)がそれぞれ使用される。なお、同期信号は、Y信号などに重畳させて出力する(Sync On Y)ことも可能である。また、D-sub15pin(ミニ)コネクタのその他の4番ピン(P4)乃至12番ピン(P12)および15番ピン(P15)についても、RGB信号とYPbPr信号とで互換性が保たれている。
次に、図4のフローチャートを参照して、映像信号出力装置31がRGB信号を出力する場合の映像信号出力処理について説明する。
読み出し装置42により、記憶部41からエンコードされたYPbPr信号が読み出され、画像処理部43に供給されると、ステップS1において、画像処理部43は、エンコードされたYPbPr信号をデコードする。そして、RGB変換部61は、デコードして得られたYPbPr信号をRGB信号に変換する。
ステップS2において、解像度設定部62は、画像の解像度をXGAに設定するとともに、画枠サイズを4:3に設定する。
ステップS3において、セレクタ47は、制御部の制御にしたがい、映像信号出力部48に出力する映像信号を、D/A変換部45からのRGB信号に切り替える。なお、セレクタ47は、異なる制御信号を受け取るまでは同一の設定で動作するので、D/A変換部45側に切り替える処理は、D/A変換部45からRGB信号が供給される前に1度だけ行われる。また、ステップS3において、D/A変換部45は、画像処理部43からのデジタルのRGB信号をアナログ信号に変換(D/A変換)し、セレクタ47に供給する。
ステップS4において、セレクタ47は、D/A変換部45からのアナログのRGB信号を映像信号出力部48に供給する。また、ステップS4において、映像信号出力部48は、セレクタ47から供給されたアナログのRGB信号を、PC用ディスプレイなどの接続先の装置に出力して、処理を終了する。
次に、図5のフローチャートを参照して、映像信号出力装置31がYPbPr信号を出力する場合の映像信号出力処理について説明する。なお、図5のフローチャートは、映像信号出力装置31がSDの解像度のYPbPr信号を出力する場合の映像信号出力処理を示している。
読み出し装置42により、記憶部41からエンコードされたYPbPr信号が読み出され、画像処理部44に供給されると、ステップS11において、画像処理部44は、供給されたYPbPr信号をデコードし、その結果得られたYPbPr信号を取得する。
ステップS12において、解像度変換部71が、デコードして得られたYPbPr信号の解像度をHDからSDに変換し、D/A変換部46に供給する。
ステップS13において、セレクタ47は、制御部の制御にしたがい、映像信号出力部48に出力する映像信号を、D/A変換部46からのYPbPr信号に設定を切り替える。なお、セレクタ47は、異なる制御信号を受け取るまでは同一の設定で動作するので、D/A変換部46側に切り替える処理は、D/A変換部46からYPbPr信号が供給される前に1度だけ行われる。また、ステップS13において、D/A変換部46は、画像処理部44からのデジタルのYPbPr信号をアナログ信号に変換し、セレクタ47に供給する。
ステップS14において、セレクタ47は、D/A変換部46からのアナログのYPbPr信号を映像信号出力部48に供給する。また、ステップS14において、映像信号出力部48は、セレクタ47から供給されたアナログのYPbPr信号を、テレビジョン受像機などの接続先の装置に出力して、処理を終了する。
なお、映像信号出力装置31がHDの解像度のYPbPr信号を出力する場合には、上述したステップS12の処理が省略される。
以上のように図2の映像信号出力装置31では、映像信号出力部48として設けられている、1つのD-sub15pin(ミニ)コネクタ(出力端子)で、PC用ディスプレイなどのための映像信号であるRGB信号と、テレビジョン受像機などのための映像信号であるYPbPr信号の2方式の映像信号を出力することができる。
これにより、映像信号を出力する出力端子が1つで済むので、省スペース(装置の小型化)および部品点数削減による製造原価の低減を実現することができる。
また、映像信号出力装置31は、映像信号出力部48からYPbPr信号を出力する場合、HDの解像度で出力することもできるし、SDの解像度で出力することもできる。
上述した例では、映像信号出力装置31は、記憶部41に記憶されたデータに対応する映像信号(RGB信号またはYPbPr信号)を出力したが、チューナで受信して得られる映像信号や、映像信号出力装置31が生成した映像信号を出力してもよい。換言すれば、映像信号出力装置31は、記録媒体に記録されたデータに対応する映像信号を再生し、2方式の映像信号のいずれかで出力する再生装置であるとも言える。
なお、図2に示した映像信号出力装置31は、それ単独で構成されるのは勿論、チューナや外部入力端子などで受信された映像信号を記録媒体に記録するとともに、その記録媒体から映像信号を読み出して出力する記録再生装置の一部として構成されるものでもよい。
また、記憶部41は、所定の画像に対応するデータが、YPbPr信号で記憶されることとしたが、RGB信号で記憶されるようにしてもよい。この場合、画像処理部44には、RGB信号をYPbPr信号に変換するYPbPr変換部が設けられる。
さらに、記憶部41には、YPbPr信号で記憶されているデータと、RGB信号で記憶されているデータの両方が含まれるようにしてもよい。
本明細書において、フローチャートに記述されたステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
31 映像信号出力装置, 43,44 画像処理部, 47 セレクタ, 48 映像信号出力部, 61 RGB変換部, 62 解像度設定部, 71 解像度変換部
Claims (8)
- 出力する映像信号を、第1の方式の第1の映像信号か、または、第2の方式の第2の映像信号に切り替える切り替え手段と、
前記切り替え手段から出力される前記第1の映像信号か、または、前記第2の映像信号を他の装置に出力する出力手段と
を備える信号出力装置。 - 前記第1の映像信号の解像度を変更する第1の解像度変更手段と、
前記第2の映像信号の解像度を変更する第2の解像度変更手段と
の少なくとも一方をさらに備える
請求項1に記載の信号出力装置。 - 前記第1の解像度変更手段は、表示される画像のサイズも変更する
請求項2に記載の信号出力装置。 - 前記第2の解像度変更手段は、解像度をHD(High Definition)からSD(Standard Definition)に変更する
請求項2に記載の信号出力装置。 - 映像信号を前記第2の方式から前記第1の方式に変換する変換手段をさらに備え、
前記第1の映像信号は、前記変換手段により前記第2の方式から前記第1の方式に変換された映像信号である
請求項1に記載の信号出力装置。 - 前記第1の方式は、映像をRGB(Red,Green,Blue)によって表す方式であり、前記第2の方式は、映像をYPbPr(Y,Pb,Pc)によって表す方式である
請求項1に記載の信号出力装置。 - 前記出力手段は、D-sub15pinコネクタである
請求項1に記載の信号出力装置。 - 出力する映像信号を、第1の方式の第1の映像信号か、または、第2の方式の第2の映像信号に切り替える切り替え手段と、前記切り替え手段から出力される前記第1の映像信号か、または前記第2の映像信号を他の装置に出力する出力手段とを備える信号出力装置の信号出力方法において、
前記切り替え手段において、出力する映像信号を、前記第1の映像信号か、または、前記第2の映像信号を切り替え、
前記出力手段において、前記切り替え手段から出力される前記第1の映像信号か、または、前記第2の映像信号を前記他の装置に出力する
ステップを含む信号出力方法。
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