JP2007074362A - 符号化装置、復号化装置、符号化方法、復号化方法及びこれらのプログラム - Google Patents

符号化装置、復号化装置、符号化方法、復号化方法及びこれらのプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2007074362A
JP2007074362A JP2005259111A JP2005259111A JP2007074362A JP 2007074362 A JP2007074362 A JP 2007074362A JP 2005259111 A JP2005259111 A JP 2005259111A JP 2005259111 A JP2005259111 A JP 2005259111A JP 2007074362 A JP2007074362 A JP 2007074362A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
code
image
unit
decoding
background
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005259111A
Other languages
English (en)
Inventor
Shunichi Kimura
俊一 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2005259111A priority Critical patent/JP2007074362A/ja
Publication of JP2007074362A publication Critical patent/JP2007074362A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 改ざん痕を検知しうる程度に効果的に文書を符号化及び復号化できる符号化装置及び復号化装置を提供する。
【解決手段】 符号化装置2は、入力画像を下地領域と非下地領域に分割し、下地画像、非下地画像及びマスク画像を生成する。符号化装置2は、生成された下地画像を符号化して、下地符号を生成する。ここで、下地符号は、復号時に改ざん痕が検知できる程度に処理されている。また、符号化装置2は、非下地画像を符号化して非下地符号を生成し、マスク画像を符号化して、マスク符号を生成する。符号化装置2は、下地符号、非下地符号及びマスク符号をまとめて、出力符号を生成する。さらに、符号化装置2は、下地符号、非下地符号、及び出力符号に対して電子署名を行う。
【選択図】 図2

Description

本発明は、イメージ化文書を作成する符号化装置及び復号化装置に関する。
電磁的に保存された文書を紙文書と同じように利用することが求められている。
非特許文献1においては、文書の見読性が保証されることが要件となっている。
さらに、文書の見読性に関する技術的事項として、「文書やその制度の性質上、一定の改ざん痕の発見などといった特殊な用途のために通常と異なる再現性の確保を要することを政府省令で定めているものについては、その定めに従った設定を行うべきである」ことが言われている。このような特殊な用途の場合、紙の段階での改ざんがわかる程度のパラメータでスキャンあるいは圧縮を行うことが必要である。
電子化後の文書の完全性(改変されていないこと)を確認するための技術として、例えば、特許文献1においては、ユーザによって提供された電子文書を、暗号関数を用いて認定し、文書フィンガープリントを作成する手法が開示されている。この文書フィンガープリントは、タイムスタンプと共に暗号により署名される。これにより、この文書フィンガープリントとタイムスタンプとを用いて、オリジナル文書のコピーの真正性を確認し、文書の優先日における存在を判定することができる。即ち、電子化後の改ざんは検知できるが、電子化前の紙の段階での改ざんは視覚情報によって、人が検知することになる。
一方、イメージ化文書として必要な意味のある部分(文字部や写真部など)は、見読性が保存されるように、スキャンあるいは圧縮が行われる。しかし、一般的に、スキャン時では、上記のような意味のある部分以外(下地部分)は、画像処理を行って除去される。
例えば、特許文献2において、カラーの入力画像に対して、画像の劣化を抑えながら、下地色や裏写り等の不要画像部を除去する手法が開示されている。
また、特許文献3において、下地が網点領域でも孤立点を残すことなく下地を除去する手法が開示されている。
これにより、視覚上の画質を高めることができる、あるいは圧縮率を高めることができる。
しかしながら、改ざん痕を保持する下地部分は、通常、濃度値が低い、あるいは濃度のダイナミックレンジが小さいため、圧縮によって容易に変化されうる。その結果として、改ざん痕をイメージ化文書において検知することが不可能となってしまう。
この問題点は、圧縮画像の品質を上げる、即ち圧縮率を下げることにより、回避されうる。
しかしながら、上記のように圧縮率を下げることにより、画像のデータ量が増大してしまう。その結果、画像を転送しようとしたときに時間及びコストがかかってしまう、画像を閲覧しようとしたときに閲覧開始までに要する時間がかかり、ユーザに負担を与えてしまう、という問題点が発生する。
なお、非特許文献2及び非特許文献3において、画像の多層構成について開示されている。また、非特許文献4においては、JPEGについて開示されており、非特許文献5においては、JPEG2000について開示されている。
特開平11−338780 特開2001−094804 特開2002−354253 文書の電磁的保存等に関する検討委員会,「文書の電磁的保存等に関する検討委員会中間報告書」,[online」,平成17年1月11日,文書の電磁的保存等に関する検討委員会,[平成17年8月30日検索],インターネット<URL:http://www.meti.go.jp/press/20050111002/050111bunsyo2.pdf> ITU-T Recommendation T.44 (04/99),「Mixed raster content (MRC)」,[online」,平成11年,ITU−T,[平成17年8月30日検索],インターネット<URL:http://www.itu.int/rec/recommendation.asp?type=folders&lang=e&parent=T-REC-T.44> IETF,「RFC 2301 - File Format for Internet Fax」,[online」,平成10年3月,IETF,[平成17年8月30日検索],インターネット<URL:http://rfc.net/rfc2301.html> ITU-T Recommendation T.81 (09/92),「Information technology - Digital compression and coding of continuous-tone still images - Requirements and guidelines」,[online」,平成4年,ITU−T,[平成17年8月30日検索],インターネット<URL:http://www.itu.int/rec/recommendation.asp?type=folders&lang=e&parent=T-REC-T.81> ITU-T Recommendation T.800 (08/02),「Information technology - JPEG 2000 image coding system: Core coding system 」,[online」,平成14年,ITU−T,[平成17年8月30日検索],インターネット<URL:http://www.itu.int/rec/recommendation.asp?type=folders&lang=e&parent=T-REC-T.800>
本発明は、上述した背景からなされたものであり、改ざん痕を検知しうる程度に効果的に文書を符号化及び復号化する符号化装置及び復号化装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る符号化装置は、入力画像を複数の階層の画像に分割する分割手段と、前記分割手段により分割された画像それぞれから符号を生成する符号生成手段とを有し、前記符号生成手段により生成された符号の少なくともいずれかは、復号時に改ざん痕が検知できる程度に処理されている。
好適には、前記分割手段は、下地画像と非下地画像とに入力画像を分割する。
好適には、前記分割手段は、下地画像における非下地領域の画素を所定の画素値に変換する。
好適には、前記分割手段は、非下地画像における下地領域の画素を所定の画素値に変換する。
好適には、前記符号生成手段は、下地画像から符号を生成する下地符号生成手段と、非下地画像から符号を生成する非下地符号生成手段と、マスク画像から符号を生成するマスク符号生成手段と、前記下地符号生成手段、前記非下地符号生成手段及び前記マスク符号生成手段から生成された符号を合成する符号合成手段とを有する。
好適には、前記分割手段は、入力画像より低画質である画像を生成して、入力画像を複数の階層の画像に分割する。
好適には、前記符号生成手段は、前記分割手段により分割された画像それぞれに基づいて、プログレッシブ符号化を適用して符号を生成する。
好適には、前記符号生成手段は、少なくとも2つの部分符号領域を含む符号を生成する。
好適には、前記符号生成手段は、少なくともいずれかの部分符号に基づいて、符号をさらに生成する。
好適には、前記符号生成手段は、部分符号の符号量を含むヘッダを含む符号を生成する。
好適には、前記符号生成手段は、変換係数の低域から順に符号化するプログレッシブ符号化を適用する。
好適には、前記符号生成手段は、変換係数の最上位ビットから順に符号化するプログレッシブ符号化を適用する。
また、本発明に係る復号化装置は、入力符号を複数の符号に分離する分離手段と、前記分離手段により分離された符号の少なくともいずれかを復号して出力画像を出力する画像出力手段と、入力符号及び前記画像出力手段により復号された符号の少なくともいずれかに基づいて、改ざん痕を検出する検出手段とを有する。
好適には、前記分離手段は、少なくとも下地符号と非下地符号とに入力符号を分離する。
好適には、前記画像出力手段は、下地符号を復号する下地符号復号手段と、非下地符号を復号する非下地画像復号手段と、マスク符号を復号するマスク符号復号手段と、前記下地符号復号手段、前記非下地符号復号手段及び前記マスク符号復号手段の少なくともいずれかにより復号された画像に基づいて画像を生成する画像生成手段とを有する。
好適には、前記検出手段による改ざん痕検出処理を制御する制御手段をさらに有する。
好適には、前記検出手段は、前記制御手段の制御により、入力符号に基づいて改ざん痕を検出する。
好適には、前記検出手段は、前記制御手段の制御により、非下地符号に基づいて改ざん痕を検出する。
好適には、前記検出手段は、前記制御手段の制御により、下地符号に基づいて改ざん痕を検出する。
好適には、前記分離手段は、入力符号に含まれる複数の符号の少なくとも一部を抽出する。
好適には、前記分離手段は、入力符号に示されている符号量に基づいて符号を抽出する。
好適には、前記画像出力手段は、復号画像の解像度を順に上げるプログレッシブを適用する。
好適には、前記画像出力手段は、復号画像のSN比を順に上げるプログレッシブを適用する。
また、本発明に係る画像処理システムは、符号化装置及び復号化装置を有する画像処理システムであって、前記符号化装置は、入力画像を複数の階層の画像に分割する分割手段と、前記分割手段により分割された画像それぞれから符号を生成する符号生成手段とを有し、前記符号生成手段により生成された符号の少なくともいずれかは、復号時に改ざん痕が検知できる程度に処理されており、前記復号化装置は、入力符号を複数の符号に分離する分離手段と、前記分離手段により分離された符号の少なくともいずれかを復号して出力画像を出力する画像出力手段と、入力符号及び前記画像出力手段により復号された符号の少なくともいずれかに基づいて、改ざん痕を検出する検出手段とを有する。
また、本発明に係る符号化方法は、入力画像を複数の階層の画像に分割し、前記分割された画像それぞれから符号を生成し、前記生成された符号の少なくともいずれかは、復号時に改ざん痕が検知できる程度に処理されている。
また、本発明に係る復号化方法は、入力符号を複数の符号に分離し、前記分離された符号の少なくともいずれかを復号して出力画像を出力し、入力符号及び前記復号された符号の少なくともいずれかに基づいて、改ざん痕を検出する。
さらに、本発明に係る第1のプログラムは、、コンピュータを含む符号化装置において、入力画像を複数の階層の画像に分割する分割ステップと、前記分割手段により分割された画像それぞれから符号を生成する符号生成ステップとを前記符号化装置のコンピュータに実行させるプログラムであって、前記生成された符号の少なくともいずれかは、復号時に改ざん痕が検知できる程度に処理されている。
また、本発明に係る第2のプログラムは、コンピュータを含む復号化装置において、入力符号を複数の符号に分離する分離ステップと、前記分離された符号の少なくともいずれかを復号して出力画像を出力する画像出力ステップと、入力符号及び前記復号された符号の少なくともいずれかに基づいて、改ざん痕を検出する検出ステップとを前記復号化装置のコンピュータに実行させる。
本発明の符号化装置及び復号化装置によれば、改ざん痕を検知しうる程度に効果的に文書を符号化及び復号化することができる。
本発明の第1の実施形態に係る符号化装置2及び復号化装置3を説明する。
図1は、本発明に係る符号化方法及び復号化方法が適応される符号化装置2及び復号化装置3のハードウェア構成を、制御装置20を中心に例示する図である。
図1に例示するように、符号化装置2等は、CPU202及びメモリ204などを含む制御装置20、通信装置22、HDD・CD装置などの記憶装置24、及びLCD表示装置あるいはCRT表示装置並びにキーボード・タッチパネルなどを含むユーザインターフェース装置(UI装置)26を有する。
符号化装置2及び復号化装置3は、例えば、後述する符号化プログラム40及び復号化プログラム50がインストールされた汎用コンピュータである。符号化装置2は、通信装置22又は記憶装置24を介して入力された入力画像データに対して所定の符号化処理を施して、改ざん痕を検知しうる出力符号データを生成する。復号化装置3は、図示しないネットワークを介して通信装置22より出力符号データを取得し、又は記憶装置24に記憶されている出力符号データを取得し、復号処理を施して、文書の改ざん痕を検知しうるデータを抽出する。また、符号化装置2及び復号化装置3は、ネットワークを介して接続されて、画像処理システムを構成する。このネットワークは、有線であってもよいし、無線であってもよい。
図2は、制御装置20により実行され、本発明に係る符号化方法を実現する符号化プログラム40の機能構成を示す図である。
図2に示すように、符号化プログラム40は、下地抽出部400、下地画像符号化部402、非下地画像符号化部404、マスク画像符号化部406、符号合成部408、下地符号電子署名部410、非下地符号電子署名部412及び出力符号電子署名部414を有する。ここで、下地抽出部は分割手段を構成し、下地画像符号化部402、非下地画像符号化部404、マスク画像符号化部406及び符号合成部408は、符号生成手段を構成する。
符号化プログラム40は、このような構成により、入力画像を複数の階層の画像に分割し、分割された画像それぞれから符号を生成する。また、符号化プログラム40は、生成された符号の少なくともいずれかが、復号時に改ざん痕が検知できる程度に符号化する。
なお、符号化プログラム40の全部又は一部の機能は、符号化装置2に設けられた例えばASICなどのハードウェアにより実現されてもよい。
符号化プログラム40において、下地抽出部400は、入力画像を複数の階層の画像に分割する。より具体的には、下地抽出部400は、入力画像を下地画像と非下地画像とに入力画像を分割して、下地画像、非下地画像及びマスク画像を抽出する。ここで、下地画像は、文字、写真、網点、線画等ではない画像領域である。下地抽出部400は、下地画像を下地画像符号化部402に対して出力し、非下地画像を非下地画像符号化部404に対して出力し、マスク画像をマスク画像符号化部406に対して出力する。
下地抽出部400において、下地抽出あるいは地肌抽出方法は、特に限定されない。例えば、下地抽出部400は、所定の濃度値以下の画素を含む画像領域を下地領域として抽出する。あるいは、例えば、下地抽出部400は、文字、写真、網点、線画等を所定の手法により認識し、これら以外の画像領域を下地領域として抽出する。また、下地抽出部400は、入力画像に対して孤立点除去処理を行って、下地領域を抽出してもよい。なお、下地抽出部400による下地抽出処理は、後で詳述する。
下地画像符号化部402は、下地抽出部400から入力された下地画像から下地符号を生成して、符号合成部408及び下地符号電子署名部410に対して出力する。より具体的には、下地画像符号化部402は、JPEG、JPEG2000等の非可逆圧縮手法を適用して下地画像を符号化してもよいし、その他の可逆圧縮手法を適用してもよい。また、下地画像符号化部402は、可逆圧縮として、JBIG等の2値画像符号化を適用してもよいし、JPEG可逆方式、JPEG2000、JPEG−LS等の多値画像可逆符号化を適用してもよい。
ここで、下地画像符号化部402は、復号時に改ざん痕が検知できる程度に、下地画像を符号化する。より具体的には、下地画像符号化部402は、抽出された下地画像と、この下地画像を符号化して得られた下地符号との差分を評価して、符号化率(例えば、符号化のためのパラメータ)を決定する。
例えば、JPEGを用いる場合について、以下に説明する。JPEGの符号化パラメータをQとする。Qは、0から100までのいずれかの数値で表され、Qが0である場合に画質は悪く、Qが100である場合に画質は良い。ここで、画質は、例えば、符号化前の画像と符号化後の画像との差分の自乗の平均値で表される。
改ざん痕が発見されうる画質は、実験により予め確認されており、符号化装置2は、この画質を記憶している。ここで、改ざん痕発見可能な画質の最低値をTとする。
下地抽出部400により抽出された下地画像をP、下地画像PをパラメータQを用いて符号化した結果をP(Q)、PとP(Q)とから求められる画質をF(P,P(Q))とする。また、eは、予め決定された定数であり、関数abs()は、絶対値を求める関数であるとする。
まず、下地画像符号化部402は、予め定められているパラメータQ(=q0)を用いて下地画像Pを符号化し、P(Q)を求める。
次に、下地画像符号化部402は、PとP(Q)とから求められる画質F(P,P(Q))を算出し、この絶対値が改ざん痕発見条件を満たすか否かを判断する。ここで、改ざん痕発見条件は、所定の式で表され、例えば、abs(F(P,P(Q))−T)<eを満たすか否かが判定される。当該式が満たされる場合には、下地画像符号化部402は、このときのパラメータQを用いて下地画像を符号化し、当該式が満たされない場合には、下地画像符号化部402は、これまでに試していないパラメータQ(=q1)を用いて、下地画像Pを再度符号化して、上記の条件式を判定する。
非下地画像符号化部404は、下地抽出部400から入力された非下地画像から非下地符号を生成して、符号合成部408及び非下地符号電子署名部412に対して出力する。非下地画像符号化部404もまた、非可逆圧縮及び可逆圧縮のいずれを用いて、非下地画像を符号化してよい。好適には、非下地画像符号化部404は、高い符号化率で非下地画像を符号化し、非可逆圧縮手法及び可逆圧縮手法のうち、符号化率が高い手法を適用して符号化する。ここで、非下地画像符号化部404は、復号時に改ざん痕が検知できる程度に、非下地画像を符号化してもよい。
マスク画像符号化部406は、下地抽出部400から入力されたマスク画像からマスク符号を生成して、符号合成部408に対して出力する。より具体的には、マスク画像符号化部406は、2値画像符号化を適用してマスク符号を生成する。例えば、マスク画像符号化部406は、MH,MR,MMR,JBIG,JBIG2等の方式を適用する。
符号合成部408は、下地画像符号化部402、非下地画像符号化部404及びマスク画像符号化部406から生成された下地符号、非下地符号及びマスク符号を合成して、1つのストリームを生成し、出力符号として出力する。符号合成部408は、例えばITU−T T.44あるいはRFC2301に開示されている手法を適用して、3つの符号ストリームをまとめて1つのストリームを生成する。
下地符号電子署名部410は、下地符号に対して電子署名を行う。より具体的には、下地符号電子署名部410は、ハッシュ関数を用いて下地符号に対するハッシュ値(文書フィンガープリント)を算出し、このハッシュ値にタイムスタンプ情報を付加する。さらに、下地符号電子署名部410は、公開鍵暗号化方式における秘密鍵を用いて、ハッシュ値及びタイムスタンプ情報を暗号化する。
なお、電子署名の方法は、上記の方法に限定されず、例えば、特許文献1に開示されている方法であってもよいし、非特許文献1の42〜43ページに記載されている方法であってもよい。
非下地符号電子署名部412は、非下地符号に対して電子署名を行う。また、出力符号電子署名部414は、符号合成部408により生成された出力符号に対して電子署名を行う。非下地符号電子署名部412及び出力符号電子署名部414は、下地符号電子署名部410と同様にして電子署名を行う。
なお、下地符号電子署名部410、非下地符号電子署名部412及び出力符号電子署名部414により生成された電子署名データは、符号合成部408により生成された出力符号データに含まれてもよい。
図3は、下地抽出部400による下地抽出処理を説明する図である。
図3に例示するように、入力画像は、下地抽出部400により、下地画像、非下地画像及びマスク画像に分割される。下地画像は、所定の下地抽出処理により抽出された下地領域のみを含む画像である。下地画像において、非下地領域の画素値は、所定値(例えば0)である。
非下地画像は、抽出された非下地領域のみを含む画像である。非下地画像において、下地領域の画素値は、所定値(例えば0)である。マスク画像は、下地領域と非下地領域とを示す2値画像である。マスク画像において、例えば、下地領域の画素値は0であり、非下地領域の画素値は1である。
図4は、下地抽出部400による下地抽出処理のバリエーションを例示する図である。
図4(A)に例示するように、下地抽出部400は、下地画像における非下地領域の画素を所定の画素値に変換してもよい。より具体的には、下地画像において、非下地領域の画素値は、当該画素の周囲の画素値を考慮して、同じ画素値になるように変換される。例えば、非下地領域の画素値は、下地領域の濃度の平均値に変換される。
また、例えば、下地抽出部400は、ラスタスキャン順で画素が非下地領域となったことが分かり、かつ当該画素の周囲に非下地領域がない場合、当該画素値を、当該画素の左あるいは上などに存在している下地画素の値で埋めてもよい。当該画素の周囲に非下地領域がある場合は、下地抽出部400は、当該画素を、周囲に存在している非下地領域の画素の画素値で埋める。下地抽出部400は、最も左上の画素が非下地領域の画素である場合は、所定の画素値(例えば0)で埋めてもよい。
図4(B)に例示するように、下地抽出部400は、非下地画像における下地領域の画素を所定の画素値に変換してもよい。例えば、下地抽出部400は、下地領域の画素値を、非下地領域の濃度の平均値に変換する。
また、例えば、下地抽出部400は、ラスタスキャン順で画素が下地領域となったことが分かり、かつ当該画素の周囲に下地領域がない場合、当該画素値を、当該画素の左あるいは上などに存在している非下地画素の値で埋めてもよい。当該画素の周囲に下地領域がある場合は、下地抽出部400は、当該画素を、周囲に存在している下地領域の画素の画素値で埋める。下地抽出部400は、最も左上の画素が下地領域の画素である場合は、所定の画素値(例えば0)で埋めてもよい。
図4(C)に例示するように、下地抽出部400は、下地領域を残したままの画像を非下地画像としてもよい。これにより、下地領域抽出ミスの影響が抑えられることができ、下地領域の画素値を変換する処理の負荷が抑えられることができる。また、下地領域の画素値と非下地領域の画素値とが同じような画素値である場合には、画素値を変換する処理より、圧縮率を高くすることができる場合がある。さらに、入力画像が非下地画像のみから復号されることもできる。加えて、下地領域は、一般に、圧縮時の符号量に対する寄与が小さいため、下地領域が残されたままでも、圧縮率低下への影響は小さい。
図5は、符号化プログラム40による符号化処理(S10)を示すフローチャートである。
図5に示すように、ステップ100(S100)において、下地抽出部400は、入力画像を下地領域と非下地領域に分割し、下地画像、非下地画像及びマスク画像を生成する。
ステップ102(S102)において、下地画像符号化部402は、下地抽出部400から入力された下地画像を符号化して、下地符号を生成する。ここで、下地符号は、復号時に改ざん痕が検知できる程度に処理されている。
ステップ104(S104)において、非下地画像符号化部404は、下地抽出部400から入力された非下地画像を符号化して、非下地符号を生成する。ここで、非下地符号は、復号時に改ざん痕が検知できる程度に処理されてもよい。また、この場合には、上記の下地符号は、復号時に改ざん痕が検知できる程度に処理されなくてもよい。
ステップ106(S106)において、マスク画像符号化部406は、下地抽出部400から入力されたマスク画像を符号化して、マスク符号を生成する。
ステップ108(S108)において、符号合成部408は、下地符号、非下地符号及びマスク符号をまとめて、出力符号を生成し、通信装置22に対して出力する、又は記憶装置24に格納する。
ステップ110(S110)において、下地符号電子署名部410は、下地画像符号化部402から入力された下地符号に対して電子署名を行う。
ステップ112(S112)において、非下地符号電子署名部412は、非下地画像符号化部404から入力された非下地符号に対して電子署名を行う。
ステップ114(S114)において、出力符号電子署名部414は、符号合成部408から入力された出力符号に対して電子署名を行う。
図6は、制御装置20により実行され、本発明に係る復号化方法を実現する復号化プログラム50の機能構成を示す図である。
図6に示すように、復号化プログラム50は、符号分離部500、下地画像復号部502、非下地画像復号部504、マスク画像復号部506、画像合成部508、下地符号電子署名検証部510、非下地符号電子署名検証部512、入力符号電子署名検証部514及び制御部516を有する。
ここで、符号分離部は、入力符号を複数の符号に分離する分離手段を構成し、下地画像復号部502、非下地画像復号部504、マスク画像復号部506及び画像合成部508は、分離された符号の少なくともいずれかを復号して出力画像を出力する画像出力手段を構成する。また、下地符号電子署名検証部510、非下地符号電子署名検証部512及び入力符号電子署名検証部514は、入力符号及び復号された符号の少なくともいずれかに基づいて改ざん痕を検出する検出手段を構成し、制御部516は、改ざん痕検出処理を制御する制御手段を構成する。
復号化プログラム50は、このような構成により、入力符号を複数の符号に分離し、分離された符号の少なくともいずれかを復号して出力画像を出力し、入力符号及び復号された符号の少なくともいずれかに基づいて改ざん痕を検出する。
なお、復号化プログラム50の全部又は一部の機能は、復号化装置3に設けられた例えばASICなどのハードウェアにより実現されてもよい。
復号化プログラム50において、符号分離部500は、入力符号を複数の符号に分離する。好適には、符号分離部500は、少なくとも下地符号と非下地符号とに入力符号を分離する。より具体的には、一つのストリームになっている入力符号を、下地符号、非下地符号及びマスク符号に分離し、下地符号を下地画像復号部502及び下地符号電子署名検証部510に対して出力し、非下地符号を非下地画像復号部504及び非下地符号電子署名検証部512に対して出力し、マスク符号をマスク画像復号部506に対して出力する。ここで、符号分離部500は、分離された符号全てをバッファリングする必要はなく、各符号の位置(例えば、ファイル中のバイト位置)を把握すればよい。
下地画像復号部502は、制御部516の制御により、符号化プログラム40(図2)において適用された符号化手法に対応する復号手法を適用して、符号分離部500から入力された下地符号を復号する。下地画像復号部502は、復号された下地画像を画像合成部508に対して出力する。
非下地画像復号部504は、下地画像復号部502と同様にして、符号分離部500から入力された非下地符号を復号し、非下地画像を画像合成部508に対して出力する。
マスク画像復号部506も、下地画像復号部502と同様にして、符号分離部500から入力されたマスク符号を復号し、マスク画像を画像合成部508に対して出力する。
制御部516は、後述する画像合成処理並びに電子署名検証処理を制御する。制御部516は、ユーザがUI装置26(図1)等を介して入力する復号対象画像を受け付けて、この復号対象画像に応じて、画像合成処理等を制御する。ここで、復号対象画像には、全画像、非下地画像、下地画像が含まれる。
復号対象画像が全画像である旨を受け付けた場合、制御部516は、後述する画像合成部508が、下地画像、非下地画像及びマスク画像に基づいて出力画像を生成するように制御する。また、制御部516は、入力符号電子署名検証部514が入力符号に基づいて入力符号の真正性を検証するように制御する。
復号対象画像が非下地画像である旨を受け付けた場合、制御部516は、画像合成部508が、非下地画像に基づいて出力画像を生成するように制御する。また、制御部516は、非下地符号電子署名検証部512が非下地符号に基づいて非下地符号の真正性を検証するように制御する。なお、この場合には、制御部516は、非下地画像復号部504のみが符号を復号し、下地画像復号部502及びマスク画像復号部506は符号を復号しないように制御してもよい。
復号対象画像が下地画像である旨を受け付けた場合、制御部516は、画像合成部508が、下地画像に基づいて出力画像を生成するように制御する。また、制御部516は、下地符号電子署名検証部510が下地符号に基づいて下地符号の真正性を検証するように制御する。ここでは、改ざん痕が下地領域から検知されるか否かが検証される。なお、この場合には、制御部516は、下地画像復号部502のみが符号を復号し、非下地画像復号部504及びマスク画像復号部506は符号を復号しないように制御してもよい。
画像合成部508は、制御部516の制御により、下地画像、非下地画像及びマスク画像の少なくともいずれかに基づいて出力画像を生成する。画像合成部508は、上記の通り、下地画像、非下地画像及びマスク画像に基づいて出力画像を生成するか、非下地画像のみに基づいて出力画像を生成するか、又は下地画像のみに基づいて出力画像を生成する。画像合成部508は、生成された出力画像を、通信装置22に対して出力し、又は記憶装置24に保存する。
下地符号電子署名検証部510は、制御部516の制御により、下地符号に基づいて改ざん痕を検出する。より具体的には、下地符号電子署名検証部510は、符号化プログラム40(図2)の下地符号電子署名部410において用いられた秘密鍵に対応する公開鍵を用いて、符号分離部500により分離された下地符号が真正であることを検証する。ここで、下地符号電子署名検証部510は、改ざん痕が下地画像にあるか否かを検証する。
非下地符号電子署名検証部512は、下地符号電子署名検証部510と同様にして、非下地符号が真正であることを検証し、非下地符号に基づいて改ざん痕を検出する。また、入力符号電子署名検証部514もまた、下地符号電子署名検証部510と同様にして、入力符号が真正であることを検証する。
図7は、復号化プログラム50による復号化処理(S20)を示すフローチャートである。
図7に示すように、ステップ200(S200)において、符号分離部500は、符号化装置2において符号化された入力符号を受け付け、入力符号を下地符号、非下地符号及びマスク符号に分離する。
ステップ202(S202)において、制御部516は、ユーザがUI装置26を介して入力した復号対象画像、あるいは通信装置22を介して入力された復号対象画像を受け付け、復号対象画像がいずれの画像であるかを判定する。復号化プログラム50は、復号対象画像が全画像である場合にはS204の処理に進み、復号対象画像が非下地画像である場合にはS214の処理に進み、復号対象画像が下地画像である場合にはS220の処理に進む。
全画像が復号される場合には、ステップ204(S204)において、制御部516は、下地画像復号部502が下地符号を復号するように制御する。下地画像復号部502は、符号分離部500から入力された下地符号を復号し、下地画像を生成して、画像合成部508に対して出力する。
ステップ206(S206)において、制御部516は、非下地画像復号部504が非下地符号を復号するように制御する。非下地画像復号部504は、符号分離部500から入力された非下地符号を復号し、非下地画像を生成して、画像合成部508に対して出力する。
ステップ208(S208)において、制御部516は、マスク画像復号部506がマスク符号を復号するように制御する。マスク画像復号部506は、符号分離部500から入力されたマスク符号を復号し、マスク画像を生成して、画像合成部508に対して出力する。
ステップ210(S210)において、制御部516は、画像合成部508が下地画像、非下地画像及びマスク画像に基づいて出力画像を生成するように制御する。画像合成部508は、これら3つの画像を合成して出力画像を生成する。
ステップ212(S212)において、入力符号電子署名検証部514は、制御部516の制御により、入力符号に基づいて入力符号の真正性を検証する。ここで、改ざん痕が下地領域にあるか否かが検証される。
非下地画像のみが復号される場合には、ステップ214(S214)において、非下地画像復号部504は、制御部516の制御により、非下地符号を復号して、非下地画像を生成する。
ステップ216(S216)において、画像合成部508は、制御部516の制御により、非下地画像を出力画像として出力する。
ステップ218(S218)において、非下地符号電子署名検証部512は、制御部516の制御により、非下地符号に基づいて非下地符号の真正性を検証する。
下地画像のみが復号される場合には、ステップ220(S220)において、下地画像復号部502は、制御部516の制御により、下地符号を復号して、下地画像を生成する。
ステップ222(S222)において、画像合成部508は、制御部516の制御により、下地画像を出力画像として出力する。
ステップ224(S224)において、下地符号電子署名検証部510は、制御部516の制御により、下地符号に基づいて下地符号の真正性を検証する。ここで、改ざん痕が下地領域にあるか否かが検証される。
以上説明したように、本実施形態に係る符号化装置2は、入力画像を複数の階層の画像に分割し、分割された画像それぞれから符号を生成し、この生成された符号の少なくともいずれかは、復号時に改ざん痕が検知できる程度に処理されている。また、本実施形態に係る復号化装置3は、入力符号を複数の符号に分離し、分離された符号の少なくともいずれかを復号して出力画像を出力し、入力符号及び復号された符号の少なくともいずれかに基づいて改ざん痕を検出する。これにより、改ざん痕を検知しうる程度に効果的に文書を符号化及び復号化することができる。また、復号時の処理負荷が低減されることができ、画像利用時の画質が向上されることができる。
特に、ユーザが通常の閲覧を行う場合には、非下地符号に付加された電子署名のみが検証されるので、復号時の処理負荷が低減されることができる。また、改ざん痕を検証する場合には、出力符号の電子署名、又は下地符号の電子署名が検証されればよい。これにより、改ざん痕検証時の処理負荷も低減されることができる。
次に、本発明の第2の実施形態に係る符号化装置2及び復号化装置3を説明する。
本実施形態は、復号対象画像が、全画像又は非下地画像である点で、第1の実施形態と異なる。
図8は、本実施形態に係る符号化プログラム42の機能構成を示す図である。
図8に示すように、符号化プログラム42は、符号化プログラム40(図2)から下地符号電子署名部410が削除された構成である。符号化プログラム42においては、非下地符号電子署名部412が非下地符号に対して電子署名を行い、出力符号電子署名部414が出力符号に対して電子署名を行う。
これにより、本実施形態においては、符号時の処理負荷が低減されることができる。
図9は、本実施形態に係る復号化プログラム52の機能構成を示す図である。
図9に示すように、復号化プログラム52は、復号化プログラム50(図6)から下地符号電子署名検証部510が削除された構成である。復号化プログラム52においては、制御部516は、ユーザよりUI装置26等を介して、復号対象画像が全画像であるか又は非下地画像であるかを受け付けて、復号処理及び画像合成処理を制御する。
これにより、改ざん痕を検知する場合には、入力符号電子署名検証部514が、制御部516の制御により検証処理を行い、非下地画像を閲覧する場合には、画像合成部508が、制御部516の制御により、非下地画像から出力画像を生成するので、それぞれの処理において処理負荷が低減されることができる。
また、本実施形態の変形例として、電子署名は、下地画像及び非下地画像のみに対して行われてもよい。また、電子署名は、出力符号のみに対して行われてもよい。いずれの場合においても、符号時の処理負荷が低減されることができる。また、このような符号化装置2に対応する復号化装置3においては、改ざん痕検知時の処理負荷が低減されることができる。
さらに、上記の実施形態においては、画像は、常に復号されているが、画像が復号されず、所望の画像部分のみが、ネットワークで接続された他の装置に対して転送されてもよい。これにより、符号の真正性が検証され、あるいは改ざん痕が検証された上で、少なくともいずれかの符号が転送されることができる。
次に、本発明の第3の実施形態に係る符号化装置2及び復号化装置3を説明する。
本実施形態は、JPEG,JPEG2000等のプログレッシブ符号化を適用して、符号化処理が行われる点で、第1の実施形態と異なる。
図10は、本実施形態に係る符号化プログラム60の機能構成を示す図である。
図10に示すように、符号化プログラム60は、画像符号化部600、部分符号抽出部602、部分符号電子署名部604及び全符号電子署名部606を有する。
符号化プログラム60は、このような構成により、JPEGあるいは、JPEG2000のプログレッシブ符号化を適用して、入力画像から少なくとも2種類の符号を生成する。
符号化プログラム60において、画像符号化部600は、入力画像を複数の階層の画像に分割し、分割された画像それぞれから符号を生成する。ここで、複数の階層の画像には、プログレッシブ途中の低画質画像が含まれる。即ち、画像符号化部600は、入力画像より低画質である画像を生成して、入力画像を複数の階層の画像に分割する。
さらに、画像符号化部600は、分割された画像それぞれに基づいて、プログレッシブ符号化を適用して、出力符号を生成する。ここで、出力符号には、少なくとも2つの部分符号領域が含まれる。画像符号化部600は、少なくともいずれかの部分符号に基づいて、この部分符号の符号量を示す符号(ヘッダ等)を生成してもよく、部分符号の符号量を含むヘッダを含む出力符号を生成してもよい。画像符号化部600は、生成された出力符号を、部分符号抽出部602及び全符号電子署名部606に対して出力する。また、画像符号化部600は、生成された出力符号を、通信装置22に対して出力し、又は記憶装置24に保存する。
なお、部分符号領域及びプログレッシブ符号化については、後で詳述する。
部分符号抽出部602は、画像符号化部600から入力された出力符号に含まれる複数の部分符号から、所定の部分符号を抽出する。部分符号抽出部602は、抽出された部分符号を、部分符号電子署名部604に対して出力する。
部分符号電子署名部604は、部分符号抽出部602から入力された部分符号に対して電子署名を行う。
全符号電子署名部606は、画像符号化部600から入力された出力符号(以降、全符号ともいう)に対して電子署名を行う。
なお、電子署名の方法は、特に限定されず、第1の実施形態と同様の手法を適用すればよい。
また、部分符号電子署名部604及び全符号電子署名部606により生成された電子署名データは、画像符号化部600により生成された出力符号データに含まれてもよい。
図11は、プログレッシブ符号の構造を例示する図である。
図11に例示するように、プログレッシブ符号は、少なくとも2つ以上の符号領域を有する。本例では、全符号領域は、符号領域1及び符号領域2の2つの符号領域からなる。なお、以降、符号領域1及び符号領域2を部分符号とも称する。
ここで、全符号を用いて復号を行ったときの画像を、画像0とする。プログレッシブ符号化は、符号領域1のみを用いて復号を行って、画像を形成することを可能とする。このときの復号画像を画像1とする。一般に、画像1の画質は、画像0の画質よりも悪い。その代わり、画像1に対応する符号領域1のデータ量は、全符号領域のデータ量に比べて小さい。そのため、符号領域1のみを用いて復号するときには、データ転送時間や復号時間は、全符号領域を用いて復号するときに比べて小さくなる。これにより、ユーザの負荷が軽減されることができる。
符号化プログラム60においては、部分符号抽出部602は、符号領域1を抽出する。部分符号電子署名部604は、抽出された符号領域1に対して電子署名を行う。全符号電子署名部606は、全符号に対して電子署名を行う。電子署名の方法は、特に限定されず、文書フィンガープリント及びタイムスタンプ情報を用いる方法であってよく、例えば、非特許文献1、特許文献1等に開示されている方法であってもよい。
非特許文献4には、JPEGの仕様が記載されている。この中で、図11に示されるような符号形態を持つことのできるモードが存在する。以下、これらに関して説明する。
ITU−T T.81勧告 アネックスGには、プログレッシブDCTベース符号化方式が述べられている。このプログレッシブには、以下の2種ある。
1.スペクトラムセレクション
2.サクセッシブアプロキシメーション
ここで、スペクトラムセレクションは、DCTの低域から順に符号化する方式である。サクセッシブアプロキシメーションは、DCT係数のMSB(Most Significant Bit;最上位ビット)から順に符号化する方式である。
このため、画像符号化部600は、変換係数の低域から順に符号化するプログレッシブ符号化を適用して、入力画像から符号を生成してもよく、変換係数の最上位ビットから順に符号化するプログレッシブ符号化を適用して、入力画像から符号を生成してもよい。
また、ITU−T T.81のFigure10に示されるように、JPEGには、縮小画像から順に拡大するような符号化方式も用意されている。画像符号化部600は、この方式を用いて、プログレッシブを行うことも可能である。
さらに、非特許文献5には、JPEG2000について記載されている。ITU−T T.800勧告に示されるように、JPEG2000では、位置(P)、コンポーネント(C)、レイヤ(L)、解像度レベル(R)などを自由な順序で符号化することが可能である。ここで、レイヤは、画質に対応している。
ITU−T T.800アネックスB.12を参照するように、プログレッシブ順序には、以下に示される種類がある。
1.LRCPプログレッション
2.RLCPプログレッション
3.RPCLプログレッション
4.PCRLプログレッション
5.CPRLプログレッション
本実施形態において、画像符号化部600がLRCPプログレッションを用いる場合には、画質を順に上げるように、符号化が行われる。また、画像符号化部600がRLCPプログレッション及びRPCLプログレッションを用いる場合には、解像度を順にあげるように、符号化が行われる。
なお、本実施形態は、JPEG及びJPEG2000に限定されず、画像を2つ以上の部分に分割し、そのうちの少なくとも1つのみを用いて視覚的に認識可能な画像を復号する符号化方式を適用すればよい。
図12は、符号化プログラム60による符号化処理(S30)を示すフローチャートである。
図12に示すように、ステップ300(S300)において、画像符号化部600は、プログレッシブ可能な符号化方式を適用して、入力画像から出力符号を生成する。この出力符号には、1つ以上の部分符号が含まれる。画像符号化部600は、生成された出力符号を、部分符号抽出部602及び全符号電子署名部606に対して出力する。
ステップ302(S302)において、部分符号抽出部602は、画像符号化部600から入力された出力符号に含まれる部分符号のうち、符号領域1の部分符号(図11)を抽出して、部分符号電子署名部604に対して出力する。
ステップ304(S304)において、部分符号電子署名部604は、部分符号抽出部602により抽出された部分符号に対して電子署名を行う。
ステップ306(S306)において、全符号電子署名部606は、画像符号化部600から入力された出力符号(全符号)に対して電子署名を行う。
ここで、電子署名データは、画像符号化部600により生成された出力符号データに含まれてもよい。
図13は、本実施形態に係る復号化プログラム70の機能構成を示す図である。
図13に示すように、復号化プログラム70は、符号抽出部700、画像復号部702、電子署名検証部704及び制御部706を有する。ここで、符号抽出部700は分離手段を構成し、画像復号部702は画像出力手段を構成し、電子署名検証部704は検出手段を構成する。
復号化プログラム70において、制御部706は、符号抽出部700、画像復号部702および電子署名検証部704を制御する。制御部706は、ユーザがUI装置26(図1)等を介して入力する復号対象画像を受け付けて、この復号対象画像に応じて、符号抽出部700等を制御する。ここで、復号対象画像には、全符号が復号される全画像(高画質画像)、及び部分符号のみが復号される部分画像(低画質画像)が含まれる。また、制御部706は、改ざん痕が検知される必要がある場合には、全符号が復号されるように制御し、改ざん痕が検知される必要がない場合には、部分符号のみが復号されるように制御する。
復号対象画像が高画質画像である場合には、制御部706は、符号抽出部700が全符号を抽出し、画像復号部702が全符号を復号するように制御する。また、制御部706は、電子署名検証部704が全符号と全符号電子署名の検証を行うように制御する。
復号対象画像が低画質画像である場合には、制御部706は、符号抽出部700が部分符号のみを抽出し、画像復号部702が部分符号を復号するように制御する。また、制御部706は、電子署名検証部704が部分符号と部分符号電子署名の検証を行うように制御する。
符号抽出部700は、制御部706の制御により、入力符号に含まれる複数の符号の少なくとも一部を抽出し、抽出された符号を画像復号部702及び電子署名検証部704に対してしゅつりょくする。より具体的には、符号抽出部700は、全符号が復号される場合には、全符号を抽出し、部分符号が復号される場合には、部分符号のみを抽出する。
符号抽出部700は、部分符号のみを抽出する場合には、全ての符号を抽出してバッファリングする必要はない。この場合、符号抽出部700は、入力符号のヘッダ等に示されている符号量に基づいて部分符号を抽出する。より具体的には、符号抽出部700は、既に入力された符号の量を計測し、部分符号(符号領域1)の終端に達した時点で、符号の入力を停止する。例えば、符号抽出部700は、JPEG2000の場合には、へっだを解析することにより、部分符号の符号量を取得してもよいし、JPEGの場合には、コメント文中から符号量を取得してもよい。
画像復号部702は、制御部706の制御により、全符号が入力された場合には、全符号を復号して高画質画像を出力し、部分符号のみが入力された場合には、部分符号を復号して低画質画像を出力する。ここで、画像復号部702は、復号画像の解像度を順に上げるように画像を出力してもよいし、復号画像のSN比を順に上げるように画像を出力してもよい。
電子署名検証部704は、制御部706の制御により、全符号が入力された場合には、電子署名を検証て全符号の真正性を検証し、改ざん痕の有無を検証する。また、電子署名検証部704は、部分符号が入力された場合には、電子署名を検証して部分符号の真正性を検証する。
図14は、復号化プログラム70による復号化処理(S40)を示すフローチャートである。
図14に示すように、ステップ400(S400)において、符号抽出部700は、符号化装置2において符号化された入力符号を受け付け、入力符号を複数の部分符号に分離する。
ステップ402(S402)において、制御部706は、高画質画像を復号するのか、又は低画質画像を復号するのかを、UI装置26を介してユーザより受け付けて、いずれの画像が復号されるかを判定する。復号化プログラム70は、復号対象画像が高画質画像である場合にはS404の処理に進み、復号対象画像が低画質画像である場合にはS410の処理に進む。
高画質画像が復号される場合には、ステップ404(S404)において、制御部706は、符号抽出部700が全符号を抽出するように制御する。符号抽出部700は、入力符号から全符号を抽出して、画像復号部702及び電子署名検証部704に対して出力する。
ステップ406(S406)において、制御部706は、画像復号部702が全符号を復号するように制御する。画像復号部702は、全符号を復号して高画質画像を出力する。この高画質画像から、改ざん痕が検知されることができる。
ステップ408(S408)において、制御部706は、電子署名検証部704が全符号の真正性を検証するように制御する。電子署名検証部704は、全符号に基づいて全符号の真正性を検証する。ここで、改ざん痕があるか否かが検証される。
低画質画像が復号される場合には、ステップ410(S410)において、制御部706は、符号抽出部700が部分符号のみを抽出するように制御する。符号抽出部700は、入力符号から部分符号のみ(例えば符号領域1)を抽出して、画像復号部702及び電子署名検証部704に対して出力する。
ステップ412(S412)において、制御部706は、画像復号部702が部分符号を復号するように制御する。画像復号部702は、部分符号を復号して低画質画像を出力する。部分符号の復号処理は、全符号の復号処理より、高速に行われることができる。
ステップ414(S414)において、制御部706は、電子署名検証部704が部分符号の真正性を検証するように制御する。電子署名検証部704は、部分符号に基づいて部分符号の真正性を検証する。
以上説明したように、本実施形態に係る符号化装置2は、入力画像より低画質である画像を生成して、入力画像を複数の階層の画像に分割し、分割された画像それぞれに基づいて、プログレッシブ符号化を適用して符号を生成する。また、復号化装置3は、入力符号に含まれる複数の符号の少なくとも一部を抽出して、抽出された符号を復号して画像を出力する。
これにより、入力画像は、写真あるいは文字などの見読性に問題ない程度に高圧縮されることができる。このため、データ量は小さくされることができ、復号時(即ち、ユーザが閲覧等するとき)に、処理が高速になされることができ、ユーザの負担が低減されることができる。
さらに、符号化装置2は、改ざん痕が検知されうる程度の圧縮率で符号化することができる。このため、復号化装置3は、全符号を復号して高画質画像を出力し、これにより、高画質画像から改ざん痕の検知がなされることができる。
本発明に係る符号化方法及び復号化方法が適応される符号化装置2及び復号化装置3のハードウェア構成を、制御装置20を中心に例示する図である。 本発明に係る符号化方法を実現し、本発明の第1の実施形態に係る符号化プログラム40の機能構成を示す図である。 下地抽出部400による下地抽出処理を説明する図である。 下地抽出部400による下地抽出処理のバリエーションを例示する図である。 符号化プログラム40による符号化処理(S10)を示すフローチャートである。 本発明に係る復号化方法を実現し、本発明の第1の実施形態に係る復号化プログラム50の機能構成を示す図である。 復号化プログラム50による復号化処理(S20)を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る符号化プログラム42の機能構成を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る復号化プログラム52の機能構成を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る符号化プログラム60の機能構成を示す図である。 プログレッシブ符号の構造を例示する図である。 符号化プログラム60による符号化処理(S30)を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係る復号化プログラム70の機能構成を示す図である。 復号化プログラム70による復号化処理(S40)を示すフローチャートである。
符号の説明
2・・・符号化装置
20・・・制御装置
202・・・CPU
204・・・メモリ
22・・・通信装置
24・・・記憶装置
26・・・UI装置
40・・・符号化プログラム
400・・・下地抽出部
402・・・下地画像符号化部
404・・・非下地画像符号化部
406・・・マスク画像符号化部
408・・・符号合成部
410・・・下地符号電子署名部
412・・・非下地符号電子署名部
414・・・出力符号電子署名部
42・・・符号化プログラム
60・・・符号化プログラム
600・・・画像符号化部
602・・・部分符号抽出部
604・・・部分符号電子署名部
606・・・全符号電子署名部
3・・・復号化装置
50・・・復号化プログラム
500・・・符号分離部
502・・・下地画像復号部
504・・・非下地画像復号部
506・・・マスク画像復号部
508・・・画像合成部
510・・・下地符号電子署名検証部
512・・・非下地符号電子署名検証部
514・・・入力符号電子署名検証部
516・・・制御部
52・・・復号化プログラム
70・・・復号化プログラム
700・・・符号抽出部
702・・・画像復号部
704・・・電子署名検証部
706・・・制御部

Claims (28)

  1. 入力画像を複数の階層の画像に分割する分割手段と、
    前記分割手段により分割された画像それぞれから符号を生成する符号生成手段と
    を有し、
    前記符号生成手段により生成された符号の少なくともいずれかは、復号時に改ざん痕が検知できる程度に処理されている
    符号化装置。
  2. 前記分割手段は、下地画像と非下地画像とに入力画像を分割する
    請求項1に記載の符号化装置。
  3. 前記分割手段は、下地画像における非下地領域の画素を所定の画素値に変換する
    請求項2に記載の符号化装置。
  4. 前記分割手段は、非下地画像における下地領域の画素を所定の画素値に変換する
    請求項2又は3に記載の符号化装置。
  5. 前記符号生成手段は、
    下地画像から符号を生成する下地符号生成手段と、
    非下地画像から符号を生成する非下地符号生成手段と、
    マスク画像から符号を生成するマスク符号生成手段と、
    前記下地符号生成手段、前記非下地符号生成手段及び前記マスク符号生成手段から生成された符号を合成する符号合成手段と
    を有する
    請求項2乃至4のいずれかに記載の符号化装置。
  6. 前記分割手段は、入力画像より低画質である画像を生成して、入力画像を複数の階層の画像に分割する
    請求項1に記載に符号化装置。
  7. 前記符号生成手段は、前記分割手段により分割された画像それぞれに基づいて、プログレッシブ符号化を適用して符号を生成する
    請求項1又は6に記載の符号化装置。
  8. 前記符号生成手段は、少なくとも2つの部分符号領域を含む符号を生成する
    請求項7に記載の符号化装置。
  9. 前記符号生成手段は、少なくともいずれかの部分符号に基づいて、符号をさらに生成する
    請求項8に記載の符号化装置。
  10. 前記符号生成手段は、部分符号の符号量を含むヘッダを含む符号を生成する
    請求項9に記載の符号化装置。
  11. 前記符号生成手段は、変換係数の低域から順に符号化するプログレッシブ符号化を適用する
    請求項7乃至10のいずれかに記載の符号化装置。
  12. 前記符号生成手段は、変換係数の最上位ビットから順に符号化するプログレッシブ符号化を適用する
    請求項7乃至10のいずれかに記載の符号化装置。
  13. 入力符号を複数の符号に分離する分離手段と、
    前記分離手段により分離された符号の少なくともいずれかを復号して出力画像を出力する画像出力手段と、
    入力符号及び前記画像出力手段により復号された符号の少なくともいずれかに基づいて、改ざん痕を検出する検出手段と
    を有する復号化装置。
  14. 前記分離手段は、少なくとも下地符号と非下地符号とに入力符号を分離する
    請求項13に記載の復号化装置。
  15. 前記画像出力手段は、
    下地符号を復号する下地符号復号手段と、
    非下地符号を復号する非下地画像復号手段と、
    マスク符号を復号するマスク符号復号手段と、
    前記下地符号復号手段、前記非下地符号復号手段及び前記マスク符号復号手段の少なくともいずれかにより復号された画像に基づいて画像を生成する画像生成手段と
    を有する
    請求項14に記載の復号化装置。
  16. 前記検出手段による改ざん痕検出処理を制御する制御手段をさらに有する
    請求項13乃至15のいずれかに記載に復号化装置。
  17. 前記検出手段は、前記制御手段の制御により、入力符号に基づいて改ざん痕を検出する
    請求項16に記載の復号化装置。
  18. 前記検出手段は、前記制御手段の制御により、非下地符号に基づいて改ざん痕を検出する
    請求項16又は17に記載の復号化装置。
  19. 前記検出手段は、前記制御手段の制御により、下地符号に基づいて改ざん痕を検出する
    請求項16乃至18のいずれかに記載の復号化装置。
  20. 前記分離手段は、入力符号に含まれる複数の符号の少なくとも一部を抽出する
    請求項13に記載の復号化装置。
  21. 前記分離手段は、入力符号に示されている符号量に基づいて符号を抽出する
    請求項20に記載の復号化装置。
  22. 前記画像出力手段は、復号画像の解像度を順に上げるプログレッシブを適用する
    請求項20又は21に記載の復号化装置。
  23. 前記画像出力手段は、復号画像のSN比を順に上げるプログレッシブを適用する
    請求項20又は21に記載の復号化装置。
  24. 符号化装置及び復号化装置を有する画像処理システムであって、
    前記符号化装置は、
    入力画像を複数の階層の画像に分割する分割手段と、
    前記分割手段により分割された画像それぞれから符号を生成する符号生成手段と
    を有し、
    前記符号生成手段により生成された符号の少なくともいずれかは、復号時に改ざん痕が検知できる程度に処理されており、
    前記復号化装置は、
    入力符号を複数の符号に分離する分離手段と、
    前記分離手段により分離された符号の少なくともいずれかを復号して出力画像を出力する画像出力手段と、
    入力符号及び前記画像出力手段により復号された符号の少なくともいずれかに基づいて、改ざん痕を検出する検出手段と
    を有する
    画像処理システム。
  25. 入力画像を複数の階層の画像に分割し、
    前記分割された画像それぞれから符号を生成し、
    前記生成された符号の少なくともいずれかは、復号時に改ざん痕が検知できる程度に処理されている
    符号化方法。
  26. 入力符号を複数の符号に分離し、
    前記分離された符号の少なくともいずれかを復号して出力画像を出力し、
    入力符号及び前記復号された符号の少なくともいずれかに基づいて、改ざん痕を検出する
    復号化方法。
  27. コンピュータを含む符号化装置において、
    入力画像を複数の階層の画像に分割する分割ステップと、
    前記分割手段により分割された画像それぞれから符号を生成する符号生成ステップと
    を前記符号化装置のコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記生成された符号の少なくともいずれかは、復号時に改ざん痕が検知できる程度に処理されている
    プログラム。
  28. コンピュータを含む復号化装置において、
    入力符号を複数の符号に分離する分離ステップと、
    前記分離された符号の少なくともいずれかを復号して出力画像を出力する画像出力ステップと、
    入力符号及び前記復号された符号の少なくともいずれかに基づいて、改ざん痕を検出する検出ステップと
    を前記復号化装置のコンピュータに実行させるプログラム。
JP2005259111A 2005-09-07 2005-09-07 符号化装置、復号化装置、符号化方法、復号化方法及びこれらのプログラム Pending JP2007074362A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005259111A JP2007074362A (ja) 2005-09-07 2005-09-07 符号化装置、復号化装置、符号化方法、復号化方法及びこれらのプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005259111A JP2007074362A (ja) 2005-09-07 2005-09-07 符号化装置、復号化装置、符号化方法、復号化方法及びこれらのプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007074362A true JP2007074362A (ja) 2007-03-22

Family

ID=37935434

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005259111A Pending JP2007074362A (ja) 2005-09-07 2005-09-07 符号化装置、復号化装置、符号化方法、復号化方法及びこれらのプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007074362A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008301266A (ja) * 2007-05-31 2008-12-11 Kyocera Mita Corp 画像処理装置及び画像形成装置
JP2009232085A (ja) * 2008-03-21 2009-10-08 Sharp Corp 画像処理方法、画像処理装置、画像形成装置、プログラムおよび記憶媒体
JP2010056801A (ja) * 2008-08-27 2010-03-11 Sharp Corp 画像処理装置、画像形成装置、画像処理装置の制御方法、制御プログラム、記録媒体
US9521281B2 (en) 2009-04-07 2016-12-13 Sharp Kabushiki Kaisha Image processing apparatus including first image processing section performing first image processing on image data to be supplied to image output apparatus and second image processing section performing second image processing on image data to be supplied to image display device, and image forming apparatus including the image processing apparatus

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002094769A (ja) * 2000-09-13 2002-03-29 Oki Electric Ind Co Ltd 電子すかし装置
JP2004350182A (ja) * 2003-05-26 2004-12-09 Fuji Xerox Co Ltd データ処理装置、データファイル、データ処理方法、およびプログラム
JP2005184086A (ja) * 2003-12-16 2005-07-07 Ricoh Co Ltd 画像処理装置、画像処理方法、プログラム及び情報記録媒体

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002094769A (ja) * 2000-09-13 2002-03-29 Oki Electric Ind Co Ltd 電子すかし装置
JP2004350182A (ja) * 2003-05-26 2004-12-09 Fuji Xerox Co Ltd データ処理装置、データファイル、データ処理方法、およびプログラム
JP2005184086A (ja) * 2003-12-16 2005-07-07 Ricoh Co Ltd 画像処理装置、画像処理方法、プログラム及び情報記録媒体

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008301266A (ja) * 2007-05-31 2008-12-11 Kyocera Mita Corp 画像処理装置及び画像形成装置
JP2009232085A (ja) * 2008-03-21 2009-10-08 Sharp Corp 画像処理方法、画像処理装置、画像形成装置、プログラムおよび記憶媒体
JP4604100B2 (ja) * 2008-03-21 2010-12-22 シャープ株式会社 画像処理方法、画像処理装置、画像形成装置、プログラムおよび記憶媒体
US8165402B2 (en) 2008-03-21 2012-04-24 Sharp Kabushiki Kaisha Image processing method, image processing apparatus, image forming apparatus and storage medium
JP2010056801A (ja) * 2008-08-27 2010-03-11 Sharp Corp 画像処理装置、画像形成装置、画像処理装置の制御方法、制御プログラム、記録媒体
US9521281B2 (en) 2009-04-07 2016-12-13 Sharp Kabushiki Kaisha Image processing apparatus including first image processing section performing first image processing on image data to be supplied to image output apparatus and second image processing section performing second image processing on image data to be supplied to image display device, and image forming apparatus including the image processing apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8055900B2 (en) Information processing apparatus, information processing system, information processing method, storage medium and program
US7515732B2 (en) Method of embedding color information in printed documents using watermarking
JP4728104B2 (ja) 電子画像の真正性保証方法および電子データ公開システム
US7394573B1 (en) System for authenticating hardcopy documents
US8014560B2 (en) Preserving scanner signature using MRC technology
US7545938B2 (en) Digital watermarking which allows tampering to be detected on a block-specific basis
Hu et al. An improved VLC-based lossless data hiding scheme for JPEG images
JP3848443B2 (ja) 圧縮デジタルデータ処理方法
WO2005094058A1 (ja) 印刷媒体の品質調整システム,検査用透かし媒体出力装置,透かし品質検査装置,調整済透かし媒体出力装置,印刷媒体の品質調整方法,および検査用透かし媒体
JP4454908B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、プログラム及び記録媒体
JP2007074362A (ja) 符号化装置、復号化装置、符号化方法、復号化方法及びこれらのプログラム
JP5086951B2 (ja) 画像生成装置、画像生成方法、コンピュータが実行可能なプログラム、およびコンピュータが読み取り可能な記録媒体
JP2007005844A (ja) 符号化処理装置、符号化処理方法、プログラム及び情報記録媒体
JP4948551B2 (ja) 電子透かし埋め込み検出方法とその装置、プログラム、記録媒体
KR101454208B1 (ko) 하프톤 영상 인코딩 및 디코딩 방법 및 장치
Sengupta et al. Self authentication of color images through discrete cosine transformation (SADCT)
JP2007081595A (ja) 符号化装置、復号化装置、符号化方法、復号化方法及びこれらのプログラム
JP2007081596A (ja) 符号化装置、復号化装置、符号化方法、復号化方法及びこれらのプログラム
JP4687263B2 (ja) 符号化装置、復号化装置、符号化方法、復号化方法及びこれらのプログラム
JP4097146B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、プログラム及び情報記録媒体
JP4757172B2 (ja) 画像符号化装置及びその制御方法
Triantaphillidou et al. Digital image file formats
JP4735806B2 (ja) 符号化装置、復号化装置及びこれらのプログラム
JP2006157371A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、プログラム及び情報記録媒体
JP2010200018A (ja) 符号化装置、復号装置、画像形成装置、画像読取装置、符号化方法、復号方法、プログラムおよびその記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080821

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100318

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100409

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100607

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100816