JP2007073915A - 有機半導体装置の製造方法 - Google Patents

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尚男 西川
Shinichiro Kobayashi
慎一郎 小林
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Abstract

【課題】 本発明は、有機半導体薄膜を形成する材料を変更せずに、n型特性とp型特性を有する有機半導体装置を製造する方法を提供することを目的とする。
【解決手段】 本発明は、ゲート絶縁膜(14)と、アンバイポーラ特性を有する有機半導体膜(20)とを備える有機半導体装置(1)の製造方法であって、真空中または還元雰囲気中で、ペンタセンを用いて有機半導体膜(20)を形成する半導体膜形成工程を含み、前記半導体膜形成工程以降、有機半導体装置(1)を真空中または還元雰囲気中に維持することを特徴とする、有機半導体装置の製造方法を提供するものである。
【選択図】 図2

Description

本発明は、有機半導体装置の製造方法に関する。
半導体装置として例えば薄膜トランジスタ(TFT)は、アクティブマトリックス液晶ディスプレイ等のスイッチング素子として実用化されており、アモルファスまたは多結晶シリコンを半導体として用いることにより作製されている。
また、近年、TFT用の半導体材料として、有機半導体材料が注目を集めている。有機半導体は、スピンコート法や真空蒸着法といった簡便な成膜法によって容易に薄膜を形成でき、さらに、アモルファスまたは多結晶シリコンを用いた従来のTFTに比べて、製造プロセス温度を低温化できるという利点がある。プロセス温度の低温化は、一般に耐熱性の低いプラスティック基板の使用を可能にし、ディスプレイの軽量化や低コスト化、さらにはプラスティック基板のフレキシビリティを生かしたことによる用途の多様化等、多くの効果が期待される。
しかしながら、これまでの有機半導体材料を用いたTFTの開発では、アモルファスまたは多結晶シリコンを用いたTFTにおいて行なわれているような、不純物のドーピングによる極性の制御が困難であり、これが実用化を妨げる要因の一つとなっている。極性の制御については、有機半導体材料を適宜に選択することで、nチャネル型の薄膜トランジスタやpチャネル型の薄膜トランジスタを作り分けているのが現状である。
これに対し、本発明者らは、有機半導体層としてフラーレンを用いた場合に、当該有機半導体層とゲート絶縁膜との間にシラン化合物からなる電圧制御層を設けることによって、その有機半導体層にアンバイポーラ特性が与えられることを見出した(非特許文献1)。
Journal of Applied Physics, 97, 104509 (2005)
しかしながら、他の有機半導体材料を用いた場合にも極性を制御できる方法が求められている。
そこで、本発明は、有機半導体薄膜を形成する材料を変更せずに、n型特性とp型特性を有する有機半導体装置を製造する方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る有機半導体装置の製造方法は、ゲート絶縁膜と、アンバイポーラ特性を有する有機半導体膜とを備える有機半導体装置の製造方法であって、真空中または還元雰囲気中で、ペンタセンを用いて前記有機半導体膜を形成する半導体膜形成工程を含み、前記半導体膜形成工程以降、該有機半導体装置を真空中または還元雰囲気中に維持することを特徴とする。
このような方法によれば、有機半導体膜にアンバイポーラ特性が付与され、単一の材料でnチャネル領域とpチャネル領域とを共に有する有機半導体装置を得ることができる。
ここで、アンバイポーラ(ambipolar)特性とは、主に有機半導体の研究分野で定義されている言葉であり、キャリアとしてホールが注入されるとp型の特性を示し、キャリアとして電子が注入されるとn型の特性を示す性質をいう。
また、本発明に係る有機半導体装置の製造方法は、前記半導体膜形成工程後、該有機半導体装置を真空中または還元雰囲気中に封止する工程を含むことも好ましい。このような構成により、有機半導体装置を、真空中または還元雰囲気中に維持することが可能となり、半導体膜に付与されたアンバイポーラ特性も維持することができる。
また、本発明に係る有機半導体装置の製造方法は、前記ゲート絶縁膜と前記有機半導体膜との間に、シラン化合物層またはジシラザン化合物層を形成する工程をさらに含むことも好ましい。このような構成により、有機半導体膜にさらにアンバイポーラ特性を付与しやすくなると共に、閾値電圧を制御できるという効果も得ることができる。尚、シラン化合物層またはジシラザン化合物層を形成する工程は、ゲート絶縁膜形成後に有機半導体膜を形成する場合は、ゲート絶縁膜形成後、有機半導体膜形成前に行われ、有機半導体膜形成後にゲート絶縁膜を形成する場合は、有機半導体膜形成後、ゲート絶縁膜形成前に行われる。
ここで、上記シラン化合物層またはジシラザン化合物層は、3nm以下であることが好ましい。このように超薄膜とすることにより、トランジスタの構造設計や製造プロセスにおいて、シラン化合物層またはジシラザン化合物層を設けることによる制約がほとんど発生しない。また、極小量の材料でシラン化合物層またはジシラザン化合物層を形成することが可能となり、低コスト化を図ることができる。
尚、上記シラン化合物層は、下記式(I)で表されるシラン化合物、あるいは、下記式
(II)で表されるジシラザン化合物から形成されることが好ましい。
1−SiXn3-n (I)
式中、nは0、1または2を表し;R1は、アルキル基、フェニル基またはそれらの誘導体を表し;Xは、アルキル基またはその誘導体を表し、nが2の時、各Xは互いに同一でも異なっていてもよい。;Yは、ハロゲンまたはアルコキシ基を表し、nが0または1の時、各Yは互いに同一でも異なっていてもよい。
2Si−NH−SiR2 (II)
式中、R2は、アルキル基またはその誘導体を表す。
シラン化合物、あるいはジシラザン化合物は、SiO2、Al23等の酸化物表面に単分子膜を形成し、半導体膜にアンバイポーラ特性を良好に付与する。また、X、Y、RおよびZを適宜選択することにより、有機半導体装置の閾値電圧も制御することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の有機半導体装置を有機薄膜トランジスタに適用した場合の一実施形態を示す図であり、図1中符号1は有機薄膜トランジスタである。有機薄膜トランジスタ1は、基板10上にゲート電極12、ゲート絶縁膜14をこの順に形成し、さらにゲート絶縁膜14上にソース電極16、ドレイン電極18をそれぞれ形成するとともに、これらソース電極16とドレイン電極18との間に、ペンタセンを含む有機半導体膜20を形成したものである。また、有機半導体膜20とゲート絶縁膜14との間にはシラン化合物層22が形成されている。
有機薄膜トランジスタ1は、有機半導体膜20にアンバイポーラ特性を付与するため、内部が真空または還元雰囲気に維持された密閉容器100中に載置されている。ここで、本発明において、還元雰囲気とは、窒素(N2)、アルゴン(Ar)、水素(H2)の中から選択されるガスを単体または混合して得られる雰囲気のことである。
また、シラン化合物層22も、有機半導体膜20へのアンバイポーラ特性の付与に寄与する。さらに、シラン化合物層22によって、有機半導体装置1の閾値電圧を制御できるという利点もある。このようなシラン化合物層22の厚さは、3nm以下とするのが好ましい。シラン化合物層22を超薄膜にすれば、有機薄膜トランジスタ1の構造設計や製造プロセスにおいて、シラン化合物層22が無い場合とほぼ同じ状態で取り扱うことができ、したがってシラン化合物層22を設けることによる新たな制約がほとんど発生しない。また、極少量の材料で電圧制御層を形成することができるため、経済的にも有利になる。
次に、図2を用いて、有機薄膜トランジスタ1の製造方法を説明する。
まず、基板10としては、例えばホウ素(B)、リン(P)、アンチモン(Sb)等を不純物として添加したp型またはn型の単結晶シリコン基板、あるいはガラス基板や石英基板、ポリメチルメタクリレートやポリエーテルスルフォン、ポリカーボネート等のプラスティック基板を用いることができる。
本実施形態では、図2(A)に示すように基板10として不純物がドーピングされた単結晶シリコン基板を用い、これをゲート電極12とする。
続いて、基板10(ゲート電極12)上にゲート絶縁膜14を、厚さ100〜800nm程度に形成する。このゲート絶縁膜14の形成方法としては、特に限定されることなく、例えば熱酸化法によって基板表面を酸化し、二酸化シリコン(SiO2)を形成してこれをゲート絶縁膜14としてもよく、また、スパッタリング法や化学的気相成長法(CVD法)等の真空成膜法により、SiO2やAl23等の絶縁性の膜を形成してこれをゲート絶縁膜14としてもよい。
次に、図2(B)に示すようにソース電極16及びドレイン電極18を、厚さ50〜300nm程度に形成する。ソース電極16及びドレイン電極18の材質については、特に限定されることなく、各種の金属や金属酸化物、及び炭素等を用いることができる。具体的には、白金(Pt)、金(Au)、銀(Ag)、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、インジウム−スズ酸化物(ITO)等が挙げられる。ソース電極16及びドレイン電極18は、例えば真空成膜法によってゲート絶縁膜14上に導電性の薄膜を形成し、続いてリソグラフィ技術を用いて得られた薄膜をパターニングすることにより、所定の形状に形成することができる。
次いで、図2(C)に示すようにシラン化合物層22を、例えば厚さ3nm以下に形成する。このシラン化合物層22は、例えば、下記式(I)で表されるシラン化合物、あるいは、下記式(II)で表されるジシラザン化合物を用いて形成することができる。
1−SiXn3-n (I)
式中、nは0、1または2を表し;R1は、アルキル基、フェニル基またはそれらの誘導体を表し;Xは、アルキル基またはその誘導体を表し、nが2の時、各Xは互いに同一でも異なっていてもよい。;Yは、ハロゲンまたはアルコキシ基を表し、nが0または1の時、各Yは互いに同一でも異なっていてもよい。
2Si−NH−SiR2 (II)
式中、R2は、アルキル基またはその誘導体を表す。
これらのようなシラン化合物あるいはジシラザン化合物は、SiO2、Al23等の酸化物からなるゲート絶縁膜14表面に緻密で強固な超薄膜(単分子膜)を形成し、半導体膜にアンバイポーラ特性を良好に付与する。
また、このようなシラン化合物層22は、有機半導体膜20に対してアンバイポーラ特性を付与するのに加えて、有機薄膜トランジスタの閾値電圧を制御する作用も奏する。具体的には、Xを適宜に変更することにより、有機半導体膜20の閾値電圧特性を制御することができる。
式(I)で表される化合物として、具体的には、以下の式に示すものが挙げられる。
CF3(CF27(CH22Si(OC253
CH3(CH27Si(OC253
NH2(CH210Si(OC253
また、式(II)で表される化合物として、具体的には、以下の式に示すものが挙げられる。
[(CH33Si]2NH
シラン化合物層22の形成方法は、特に限定されることなく、例えばCVD法等の気相法を採用することもでき、また、スピンコート法やディッピング法等の液相法を採用することもできる。また、マスク蒸着法等により、成膜とパターニングを同時に行うようにしてもよい。
なお、シラン化合物層22を形成する前に、少なくともその下地(ここでは、ゲート絶縁膜14)となる表面を親水化処理し、シラン化合物層22を形成する材料が下地表面に容易に化学的に吸着するようにしてもよい。親水化処理方法としては、例えば波長150〜200nmの真空紫外光や、酸素(O2)プラズマを利用する方法が採用可能である。
また、シラン化合物層22を形成した後、エタノールや2−プロパノール等のアルコール類、または超純水などを用いてリンスを行うことにより、不要な吸着物を除去するようにしてもよい。
さらに、シラン化合物層22は、ゲート絶縁膜14と有機半導体膜20との間の一部の領域にのみ形成されていても、全領域に形成されていてもよい。また、得られるトランジスタ特性に問題が無ければ、絶縁膜14と有機半導体膜20との間以外の場所、例えば、ソース電極16上やドレイン電極18上にも形成されていてもよい。
次に、図2(D)に示すように、有機半導体膜20を、シラン化合物層22に接するようにしてゲート電極12(基板10)上に形成する。本発明においては、有機半導体膜20は、ペンタセンを用いて形成する。
ペンタセンを含む有機半導体膜20の成膜工程は、真空蒸着法などの公知の方法、またはそれに準ずる方法を用いることができる。具体的には、マスク蒸着法等が好ましい。
有機半導体膜20が形成された後、有機半導体装置1は、真空中に維持された状態、または還元雰囲気中に移された状態においてトランジスタ特性の評価を行うと、有機半導体膜20アンバイポーラ特性が観測される。具体的には、例えば、有機半導体膜20の形成した真空蒸着装置から、外気に触れさせずに密閉された真空容器等に封止することにより、有機半導体装置1を真空中、または還元雰囲気中に維持することができ、有機半導体膜20に付与されたアンバイポーラ特性を維持することができる。
このようにして得られた有機薄膜トランジスタ1は、有機半導体膜20が同一の材料でnチャネル領域にもpチャネル領域にもなることから、本実施形態の有機薄膜トランジスタ1は、チャネル領域形成用の有機半導体材料を変えることなく、同じ材料を用いて、nチャネルMOSトランジスタ(nMOS)にも、またpチャネルMOSトランジスタ(pMOS)にも形成が可能となっている。したがって、nMOSとpMOSとで有機半導体材料を使い分ける必要がないことなどから、製造工程が単純化され、これによって生産性の向上が図られたものとなる。
以下の通り、本発明に係る製造方法によって、シラン化合物の種類の異なる2種類の有機薄膜トランジスタ(A)および(B)を作製した。
まず、有機薄膜トランジスタ(A)、(B)共に、基板にはN型の単結晶基板を用い、これをゲート電極とした。この基板上に熱酸化膜を300nm形成し、その上にソース電極およびドレイン電極を、金(Au)を用いて形成した。Auの厚みは100nmとした。
次に、ソース電極およびドレイン電極間に露出したゲート絶縁膜上に、有機薄膜トランジスタ(A)には下記シラン化合物(a)を用いて、有機薄膜トランジスタ(B)には下記シラン化合物(b)を用いて、CVD法によって有機シラン薄膜を形成した。
(a)CF3(CF27(CH22Si(OC253
(b)[(CH33Si]2NH
続いて、有機半導体膜としてペンタセンを真空蒸着法により成膜し、真空蒸着装置内で、真空状態を維持したまま、トランジスタ特性のin situ測定を行った。
図3に、有機薄膜トランジスタ(A)および(B)のドレイン電圧を80Vに設定した時の、ドレイン電流IDとゲート電圧VGとの関係を表すグラフを示す。
有機薄膜トランジスタ(A)、(B)のいずれにおいても、VGを80Vから0Vに向けて減少させていくにつれてIDも減少し、n型特性を示すことが確認された。一方、VG<0においては、いずれの有機薄膜トランジスタにおいても、ドレイン電流IDは、VGの減少に伴って増加し、p型特性を示すことが確認され、これらの有機薄膜トランジスタがアンバイポーラ特性を発現することが示された。
また、図4(A)および(B)に、有機薄膜トランジスタ(B)において、VD>0Vの場合とVD<0Vの場合の各ゲート電圧VGでのドレイン電流(ID)とドレイン電圧(VD)の関係を示す。図4(A)から、VD<0Vにおいて、VGが小さくなるに従ってIDが増幅し、有機薄膜トランジスタ(B)がp型特性を有していることがわかる。また、図4(B)から、VD>0Vにおいては、VGが大きくなるに従って、VGが50VまではIDが減少し、VGが60V以上になるとIDが増幅しており、有機薄膜トランジスタ(B)がn型特性も有していることがわかる。
尚、本発明は上記実施形態に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、本発明に係る製造方法で製造する有機半導体装置は、図1に示した有機薄膜トランジスタのほか、図5に示すように有機半導体膜20の上にシラン化合物層22を設け、その上にゲート絶縁膜14を介してゲート電極12を設ける構成であってもよい。
また、図6に示すように、ソース電極16、ドレイン電極18を、有機半導体膜20の上に設けてもよい。この場合、図1の構造に比べて有機半導体膜20が、ソース電極16、ドレイン電極18の影響を受けにくいため、キャリアの移動度が高くなるという利点がある。
本発明の製造方法により製造される有機半導体装置の概略断面図である。 本発明の製造方法の概略を説明する工程図である。 ドレイン電流とゲート電圧の関係を示すグラフである。 ドレイン電流とドレイン電圧の関係を示すグラフである。 本発明の製造方法により製造される有機半導体装置の変形例である。 本発明の製造方法により製造される有機半導体装置の変形例である。
符号の説明
10…基板、12…ゲート電極、14…ゲート絶縁膜、16…ソース電極、18…ドレイン電極、20…有機半導体膜、22…シラン化合物層

Claims (6)

  1. ゲート絶縁膜と、アンバイポーラ特性を有する有機半導体膜とを備える有機半導体装置の製造方法であって、
    真空中または還元雰囲気中で、ペンタセンを用いて前記有機半導体膜を形成する半導体膜形成工程を含み、
    前記半導体膜形成工程以降、該有機半導体装置を真空中または還元雰囲気中に維持することを特徴とする、有機半導体装置の製造方法。
  2. 前記半導体膜形成工程後、前記有機半導体装置を真空中または還元雰囲気中に封止する工程を含む、請求項1に記載の有機半導体装置の製造方法。
  3. 前記ゲート絶縁膜と前記有機半導体膜との間に、シラン化合物層またはジシラザン化合物層を形成する工程をさらに含む、請求項1または2に記載の有機半導体装置の製造方法。
  4. 前記シラン化合物層またはジシラザン化合物層は、3nm以下であることを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載の有機半導体装置の製造方法。
  5. 前記シラン化合物層が、下記式(I)で表されるシラン化合物により形成される、請求項1から4のいずれか1項に記載の有機半導体装置の製造方法。
    1−SiXn3-n (I)
    [式中、nは0、1または2を表し;R1は、アルキル基、フェニル基またはそれらの誘導体を表し;Xは、アルキル基またはその誘導体を表し、nが2の時、各Xは互いに同一でも異なっていてもよい。;Yは、ハロゲンまたはアルコキシ基を表し、nが0または1の時、各Yは互いに同一でも異なっていてもよい。]
  6. 前記ジシラザン化合物層が、下記式(II)で表されるジシラザン化合物により形成される、請求項1から4のいずれか1項に記載の有機半導体装置の製造方法。
    2Si−NH−SiR2 (II)
    [式中、R2は、アルキル基またはその誘導体を表す。]

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