JP2007073859A - 信頼性解析システムおよび信頼性解析方法 - Google Patents

信頼性解析システムおよび信頼性解析方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 設計した熱負荷条件に適う材料(樹脂)、構造(パッケージ寸法)について製造プロセスで受ける熱履歴を考慮した信頼性解析を多重化して行って最適なものを選択する信頼性解析システムおよび信頼性解析方法を提供する。
【解決手段】 パッケージの信頼性を解析するためにまず製造プロセス解析シミュレーション部10で製造プロセス解析シミュレーションを実施して解析し、ついで信頼性評価解析シミュレーション部20で信頼性評価解析シミュレーションを実施して解析する。それぞれのシミュレーション解析結果を、逐次、製造プロセスに反映させてパッケージを製造し、製造したパッケージを出荷判定部30で出荷可能かを最終的に判定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、信頼性解析システムおよび信頼性解析方法に関し、特に、設計した熱負荷条件に適う材料(樹脂)、構造(パッケージ寸法)について製造プロセスで受ける熱履歴を考慮した信頼性解析を多重化して行って最適なものを選択する信頼性解析システムおよび信頼性解析方法に関する。
従来、ICパッケージを製造する場合、用いる樹脂の物性値は樹脂メーカが提供するものを使用し樹脂の物性値は変わらない(温度依存性程度)として設計して製造し、製造した種々のICパッケージのサンプルを取り出して製造プロセスの評価および解析を行っていた。また製造した種々のICパッケージのサンプルに対して信頼性評価を行い、信頼性評価の結果をフィードバックして製造プロセスの評価及び解析に繋げるようにしていたため信頼性評価を含めるとICパッケージの設計、製造、評価解析には長い日数(通常、数ケ月〜半年)を要するのが一般的であった。製造したICパッケージの信頼性評価を行う場合に、計算機模擬によって信頼性評価のための試験を実施することも知られている(特許文献1参照)。
図7は、従来から知られたICパッケージ製造プロセスの概要を説明するための工程図である。図7に示したICパッケージの製造プロセスは、ICにAu1次バンプを形成する工程41および樹脂基板をプラズマ洗浄する工程42を含み、プラズマ洗浄した樹脂基板をマガジン化してローダ43を介して搬送供給すると共に搬送供給された樹脂基板に対し特殊トレイに載せたICを供給して超音波(Ultra Sonic:以下、USと略す)接合する工程44、US接合した樹脂基板とIC間にアンダーフィル(Under Fill)する工程45、アンダーフィル(Under Fill)した樹脂基板及びICを恒温ストッカ、恒温槽等で1次及び2次キュアする工程46,47、2次キュアした樹脂基板及びICに対し樹脂封止する工程48、樹脂封止されたICをマガジンから切断する工程49、切断された樹脂封止されたICにAu2次バンプを形成する工程50を経ることによりICパッケージが製造されていた。そしてICパッケージに対し信頼性評価60を行い、信頼性評価60をクリアしたICパッケージを出荷するようにしている。なお、信頼性評価60における信頼性試験としては、図7左下に示すように冷熱衝撃試験、吸湿試験、機械サイクル試験、落下衝撃試験を行うものとされており、冷熱衝撃試験では、例えば温度条件(−60℃〜125℃)を1000サイクル実施して熱負荷を与えたりしている。
特開2000−46905号公報
ICパッケージの製造プロセスでは図7に見られるように、UF(Under Fill)塗布、1次及び2次キュアなどの工程を含め何度も熱負荷が当該材料(樹脂)に加えられるため、反り、クラックなどが発生し、適材と見込んだ材料(樹脂)であっても2次バンプが形成できない、また製造したICパッケージが反りによりマザーボードに実装できないなどの不具合がしばしば起こっていた。
その原因としては、製造プロセスシミュレーションを実行してからICパッケージを製造するようにしても製造プロセスシミュレーションでは、温度依存のヤング率、耐応力緩和特性、線膨張係数を入力情報とする程度なので、樹脂が焼けて収縮を起すなどICパッケージを製造するまでに熱履歴が繰り返されて樹脂の物性値が変わる現象については製造プロセスシミュレーションに反映されていないことが挙げられる。このように熱履歴が考慮されずに製造プロセスを経てICパッケージが製造されていたために予想していなかった現象が起こって実使用に耐えるものを開発するのに長い月日を必要としていた。
またICパッケージの製造プロセスではICパッケージに外見上の傷などが見受けられなくても出荷前に実施される信頼性を評価する各種試験によってさらに熱負荷を含む負荷が加えられるため不良(NG)になってしまうという課題があった。
さらにICパッケージの製造プロセスで問題をクリアしたものしか信頼性評価に回らないため、ICパッケージの設計、製造、評価解析には長い日数を要するという課題があった。
上記のような課題を解決するために本発明は、設計した熱負荷条件に適う材料(樹脂)、構造(パッケージ寸法)について製造プロセスで受ける熱履歴を考慮した信頼性解析を多重化して行って最適なものを選択する信頼性解析システムおよび信頼性解析方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、樹脂材料の熱や湿度に対する時間、温度依存の変化を物性データとして格納するデータベースと、設定したパッケージモデル及びプロセス条件を元に製造工程にしたがって前記データベースから物性データを取り込んで前記モデルの特定部位に掛かるストレスを計算しパッケージの熱履歴適性を解析する製造プロセス解析部と、設定した信頼性評価条件を元に前記データベースから物性データを取り込んで前記モデルの特定部位に掛かるストレスを計算しパッケージの熱履歴適性を解析する信頼性評価解析部を備えることを特徴とする。
本発明によれば、設計した熱負荷条件に適う材料(樹脂)、構造(パッケージ寸法)について製造プロセスで受ける熱履歴を考慮した信頼性解析を多重化して行って最適なものを選択することができるとともに試作回数、費用を削減できる。また本発明によれば、パッケージの材料特性にマッチしたパッケージの構造をフィードバックにより決定することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る信頼性解析システムの概略構成を示すブロック図である。図1において本発明の実施形態に係る信頼性解析システムは、製造プロセス解析シミュレーション部10と信頼性評価解析シミュレーション部20と出荷判定部30とから構成される。製造プロセス解析シミュレーション部10は、熱履歴を考慮した製造プロセス解析シミュレーションを実施し、信頼性評価解析シミュレーション部20は熱履歴を考慮した信頼性評価解析シミュレーションを実施する。パッケージの信頼性を解析するためにまず製造プロセス解析シミュレーション部10で製造プロセス解析シミュレーションを実施して解析し、ついで信頼性評価解析シミュレーション部20で信頼性評価解析シミュレーションを実施して解析する。それぞれのシミュレーション解析結果を、逐次、製造プロセスに反映させてパッケージを製造し、製造したパッケージを出荷判定部30で出荷可能かを最終的に判定する。出荷判定部30は上記信頼性評価解析シミュレーションで実施されなかった信頼性評価項目、例えば機械サイクル試験、落下衝撃試験等について実施し出荷可能かを最終判定する。なお、パッケージとしてはICパッケージを例にして説明するが、LSIパッケージであってもよい。
図2は、図1に示した本発明の実施形態における製造プロセス解析シミュレーション部の構成を示すブロック図である。図2に示すように本発明の実施形態における製造プロセス解析シミュレーション部は、製造プロセス条件などに係る製造プロセスデータを設定する製造プロセスデータ設定手段11と、材料(樹脂)の熱履歴を考慮した物性値を格納し出力する材料データベース12と、パッケージの構造(寸法など)をモデルデータとして出力するシミュレーションモデル設定手段13と、設定したモデルデータ及び製造プロセスデータを元に各温度、時間依存の物性値を材料データベース12から取り込んで有限要素法などの計算法を用いてパッケージの特定部位(例えばチップ表面、バンプ界面など)に掛かる反り又は応力(以下、ストレスと称する)などを計算し解析する計算実行解析手段14と、解析の結果、パッケージの特定部位に掛かるストレスが閾値(例えば材料の破壊靭性値)を超えるかを判定する結果判定手段15を備えて構成されている。なお、上記した有限要素法を用いる場合には、パッケージの特定部位(例えばチップ表面、バンプ界面など)を要素番号もしくは節点番号によって指定することができる。そして結果判定手段15による結果判定でパッケージの特定部位に掛かるストレスが閾値を超えると判定した場合には、製造プロセスデータ設定手段11にフィードバックし設定した製造プロセスデータを参考にしてパッケージの特定部位に掛かるストレスが閾値を超えない物性値を材料データベース12から得るか或はシミュレーションモデル設定手段13からモデルデータで使用した構造(寸法など)を変えて製造プロセスシミュレーション解析を再び実行する。なお、材料データベース12は温度依存のヤング率、耐応力緩和特性、線膨張係数だけでなく吸湿膨張、熱収縮などの樹脂材料の熱履歴に係る物性をデータベース化したものであり、例えば図3A及び図3Bに示すように、樹脂材料サンプルが製造プロセスで受けると予測される熱履歴に対応して硬化収縮率を事前に把握し数値データ化して格納するものである。
図3Aは、樹脂材料サンプルA,Bの経過時間毎の硬化収縮率(%)を示した表であり、図3Bは、樹脂材料サンプルA,Bの経過時間毎の硬化収縮率(%)を示した折れ線グラフである。図3A及び図3Bにおいて樹脂材料サンプルA,Bについての硬化収縮率(%)は、測定開始(0H)から4H、12H、24H、48H、168Hが経過した各経過時間について硬化収縮率(%)を計測し数値データ(%)を得るとともにそれを折れ線グラフで示したものであり、樹脂材料サンプルA,Bとも168H後ではほぼ同じ硬化収縮率(%)(約0.11%収縮)となるものの、途中の経過時間、例えば4H、12H、24H、48Hでは樹脂材料サンプルA,Bの硬化収縮率(%)に違いがあること、すなわち一方が膨張なら他方が収縮、を示すものであり、経過時間における収縮率データ(%)を物性値の1ファクタとして温度依存のヤング率、耐応力緩和特性、線膨張係数などに加えて図2に示す材料データベース12に格納するようにしている。このように、図3A及び図3Bの硬化収縮率の表およびグラフは、樹脂材料サンプルが製造プロセス上で焼けて収縮を起こして物性が変わることを示しており、図2に示す材料データベース12に物性値としてあらかじめ蓄えておくものである。
図4は、図1に示した本発明の実施形態における信頼性評価解析シミュレーション部の構成を示すブロック図である。図4に示すように本発明の実施形態における信頼性評価解析シミュレーション部は、材料(樹脂)の熱履歴を考慮した物性値を格納し出力する材料データベース21と、信頼性評価試験条件データを設定する信頼性評価試験条件データ設定手段22と、設定された信頼性評価試験条件データを元に材料データベース21から材料(樹脂)の熱履歴を考慮した物性データを取り込んで有限要素法などの計算法を用いてパッケージの特定部位に掛かるストレスなどの信頼性評価に係る計算を実行しパッケージの熱履歴適性を解析する計算実行解析手段23と、解析の結果、パッケージの特定部位に掛かるストレスが閾値(例えば樹脂材料の破壊靭性値)を超えるかを判定する結果判定手段24を備えて構成されている。そして結果判定手段24による結果判定でパッケージの特定部位に掛かるストレスが閾値を超えると判定した場合には、信頼性評価試験条件データ設定手段22にフィードバックして設定した信頼性評価試験条件データを参考にしてパッケージの特定部位に掛かるストレスが閾値を超えない物性データを材料データベース21から取り込むとともに信頼性評価試験条件データを再び取り込んで信頼性評価試験解析をやり直す。ここで図4に示した材料データベース21は、図2に示した材料データベース12と共用するものであってよいし又は別個に設けるものであってもよい。なお図示していないが、結果判定手段24による結果判定でパッケージの特定部位に掛かるストレスが閾値を大きく超えると判定した場合には、図2に立ち戻って製造プロセス解析シミュレーションから再度実施しそれを踏まえて図4における信頼性評価解析シミュレーションを再度実施して最適なパッケージを得るようにする。
図5は、本発明の実施形態に係る信頼性解析方法の概要を説明するためのフローチャートである。図5においてステップ(図ではSと略記)1では、図2に示した製造プロセスデータ設定手段11から製造プロセスに係るプロセス条件(製造プロセスデータ)及びシミュレーションモデル設定手段13から寸法(モデルデータ)並びに図4に示した信頼性評価試験条件データ設定手段22に信頼性評価試験条件を設定するとともに設定されたプロセス条件(製造プロセスデータ)、寸法(モデルデータ)並びに材料データベース12から構成材料に関する吸湿膨張、熱収縮などを含む物性データを取得する。
ステップ2ではステップ1で設定したプロセス条件、寸法(モデルデータ)と、材料データベース12に格納されている各工程に係る温度、時間依存の物性データを計算機上に取り込んで有限要素法などの計算法を用いてパッケージの特定部位に掛かるストレスについて計算し解析する製造プロセス解析シミュレーションを実行する。そしてステップ3では製造プロセスにおけるパッケージの特定部位に掛かるストレスが所定の閾値(例えば構成材料の破壊靭性値)以内かを判定しパッケージの熱履歴適性を判定する。ここでパッケージの特定部位に掛かるストレスが所定の閾値を超えている場合にはパッケージの熱履歴適性を欠くことになるのでステップ1に戻り、再度、寸法、構成材料、プロセス条件などを選択的に変更してステップ2および3を実行する。
ステップ3における判定でパッケージの特定部位に掛かるストレスが所定の閾値内に収まっている場合にはパッケージの熱履歴適性があるとしてステップ4に進む。ステップ4では信頼性評価解析シミュレーションを実行する。信頼性評価解析シミュレーションではステップ1で設定した信頼性評価試験条件に基づいて冷熱衝撃試験、吸湿試験等に関して材料データベース21に格納されている各温度、時間依存の物性データを計算機上に取り込んで有限要素法などの計算法を用いてパッケージの特定部位に掛かるストレスを計算し解析する信頼性評価解析シミュレーションを実行する。その後、ステップ5において信頼性評価におけるパッケージの特定部位に掛かるストレスが所定の閾値(例えば構成材料の破壊靭性値)以内かを判定する。ここでパッケージの特定部位に掛かるストレスが所定の閾値を大きく超えている場合にはパッケージの熱履歴適性を欠くことになるのでステップ1に戻り、信頼性評価試験条件における信頼性評価解析の結果から再度、寸法、構成材料、プロセス条件などを選択的に変更してステップ2〜4を実行する。ステップ5における判定でパッケージの特定部位に掛かるストレスが所定の閾値内に収まっている場合にはパッケージの熱履歴適性があるとしてステップ6に進み、ここにおいて上記信頼性評価解析シミュレーションで実施されなかった信頼性評価項目、例えば機械サイクル試験、落下衝撃試験などを実施し、これをクリアすることで最適パッケージ(PKG)を得ることができる。
図6は、本発明の実施形態に係る信頼性解析方法を詳しく説明するためのフローチャートである。図6においてパッケージの設計者がパッケージの信頼性解析を実行するためまずステップ(図ではSと略記)11において図5で説明したように図2に示した製造プロセスデータ設定手段11から製造プロセスに係る製造プロセスデータ及びシミュレーションモデル設定手段13からモデルデータ(寸法)並びに図4に示した信頼性評価試験条件データ設定手段22に信頼性評価試験条件を設定して製造プロセス解析・信頼性評価解析を開始する。ステップ12では設定された上記製造プロセスデータ及びモデルデータ(寸法)並びに材料データベース12から構成材料に関する吸湿膨張、熱収縮などを含む物性データを取得する。ついでステップ13では、製造プロセスの各工程に準拠して材料データベース12から得た各温度、時間依存の物性データを取り込んで計算機上で有限要素法などの計算法を用いてパッケージの特定部位に掛かるストレスを計算し解析する。そしてステップ14ではステップ13における計算結果が所定の閾値(例えば構成材料の破壊靭性値)以内かを判定し、判定結果がNoである場合にはパッケージの熱履歴適性を欠くことになるのでステップ12に戻り、再度、上記各種条件を変更しその上で各種条件を選択的に取得してステップ12および13を実行する。
ステップ14における判定結果がYesである場合には製造プロセス解析段階ではパッケージの熱履歴適性があるものとしてステップ15に進んで信頼性評価解析を開始する。そしてステップ16においてステップ11で設定された信頼性評価試験条件データを、また材料データベース21に納められている各温度、時間依存の物性データを取り込む。次いでステップ17では冷熱衝撃試験、吸湿試験等について計算機上で有限要素法などの計算法を用いてパッケージの特定部位に掛かるストレスについて計算し解析する。そしてステップ18ではステップ17における計算結果が所定の閾値(例えば構成材料の破壊靭性値)以内かを判定し、判定結果がNoである場合にはパッケージの熱履歴適性を欠くことになるのでステップ11またはステップ15に戻り、初期設定した信頼性評価試験条件を参考に信頼性評価解析の結果から再度、製造プロセスを含む各種条件を変更しその上で各種条件を選択的に取得してステップ11以降またはステップ15以降を実行する。ステップ18における判定結果がYesである場合にはパッケージの熱履歴適性があるとして次ステップに進む。次ステップでは図示していないが上記信頼性評価解析シミュレーションで実施されなかった信頼性評価項目、例えば機械サイクル試験、落下衝撃試験などを実施し、これをクリアすることで最適パッケージ(PKG)を得ることができる。
本発明の実施形態に係る信頼性解析システムの概略構成を示すブロック図である。 図1に示した本発明の実施形態における製造プロセス解析シミュレーション部の構成を示すブロック図である。 樹脂材料サンプルA,Bの経過時間毎の硬化収縮率を示す表である。 樹脂材料サンプルA,Bの経過時間毎の硬化収縮率を示す折れ線グラフである。 図1に示した本発明の実施形態における信頼性評価解析シミュレーション部の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る信頼性解析方法の概要を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施形態に係る信頼性解析方法を詳しく説明するためのフローチャートである。 従来から知られたICパッケージ製造プロセスの概要を説明するための工程図である。
符号の説明
10 製造プロセス解析シミュレーション部
11 製造プロセスデータ設定手段
12 材料データベース
13 シミュレーションモデル設定手段
14 計算実行解析手段
15 結果判定手段
20 信頼性評価解析シミュレーション部
21 材料データベース
22 信頼性評価試験条件データ設定手段
23 計算実行解析手段
24 結果判定手段
30 出荷判定部

Claims (5)

  1. 材料の熱や湿度に対する時間、温度依存の変化を物性データとして格納するデータベースと、設定したパッケージモデル及びプロセス条件を元に製造工程にしたがって前記データベースから物性データを取り込んで前記モデルの特定部位に掛かるストレスを計算しパッケージの熱履歴適性を解析する製造プロセス解析部と、設定した信頼性評価条件を元に前記データベースから物性データを取り込んで前記モデルの特定部位に掛かるストレスを計算しパッケージの熱履歴適性を解析する信頼性評価解析部を備えることを特徴とする信頼性解析システム。
  2. 前記製造プロセス解析部は、前記データベースから前記製造工程における時間、温度依存に係る前記物性データを取り出し、所定の計算法で前記モデルの特定部位に掛かるストレスの値を求め、当該ストレスの値によってパッケージの熱履歴適性を解析する機能を有することを請求項1記載の信頼性解析システム。
  3. 前記製造プロセス解析部における前記ストレスの値が所定の閾値を超えた場合には、前記製造プロセス解析部は、前記データベースに格納された材料を変えるか、条件設定した前記パッケージモデルを変えるか、または、設定した前記プロセス条件を変えて前記閾値を下回る物性データを算出するかのいずれかを選択できる機能を有することを特徴とする請求項1記載の信頼性解析システム。
  4. モデルデータ、プロセス条件、信頼性評価試験条件を設定すると共に設定したモデルデータ、プロセス条件並びに製造工程に係る温度、時間依存の物性データを取得するステップと、取得した前記プロセス条件、前記モデルデータ及び前記物性データを計算機上に取り込んで製造プロセスにおける前記モデルの特定部位に掛かるストレスを計算し解析するステップと、製造プロセスにおける前記ストレスが所定の閾値以内かを判定しパッケージの熱履歴適性を判定するステップと、設定した信頼性評価試験条件に係る各温度、時間依存の物性データを計算機上に取り込んで信頼性評価における前記モデルの特定部位に掛かるストレスを計算し解析するステップと、解析した前記ストレスが所定の閾値以内かを判定するステップと、解析した前記ストレスが所定の閾値以内に収まっていた場合にパッケージの熱履歴適性があると判定するステップを含むことを特徴とする信頼性解析方法。
  5. パッケージの信頼性を解析するプログラムであって、コンピュータに、モデルデータ、プロセス条件及び信頼性評価試験条件を入力する手順と、入力したモデルデータ、プロセス条件並びにデータベースから製造工程に係る温度、時間依存の物性データを取得する手順と、取得した前記プロセス条件、前記モデルデータ及び前記物性データを元に製造プロセスにおける前記モデルの特定部位に掛かるストレスを計算し解析する手順と、解析した前記ストレスが所定の閾値以内かを判定しパッケージの熱履歴適性を判定する手順と、入力した信頼性評価試験条件に係る各温度、時間依存の物性データを前記データベースから取得する手順と、信頼性評価における前記モデルの特定部位に掛かるストレスを計算し解析する手順と、解析した前記ストレスが所定の閾値以内かを判定する手順と、解析した前記ストレスが所定の閾値以内に収まっていた場合にパッケージの熱履歴適性があると判定する手順を実行させるための信頼性解析プログラム。
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