JP2007073472A - 低圧水銀ランプ装置 - Google Patents

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Fumio Suzuki
史生 鈴木
Yoshihisa Shibata
好久 柴田
Hiroki Takahashi
広樹 高橋
Masanobu Inoue
雅伸 井上
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Abstract

【課題】 本発明は、水温の低い被処理水に対しても、低温環境下においても紫外線強度を低下させない紫外線殺菌装置及び低圧水銀ランプ用口金および低圧水銀ランプ殺菌装置を提供する。
【解決手段】 発光管の両端部に電極を有し、発光管両端部に口金を接続して成る低圧水銀ランプと該低圧水銀ランプを覆うようにしてなる透光性を有するジャケットとが前記口金部によって接して成り、該ジャケットは低温環境下に囲まれている低圧水銀ランプ殺菌装置において、低温環境の熱がジャケットを通じて発光管内端部へ影響するのを抑えた口金構造を持つ事を特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、液体殺菌等に用いられる低圧水銀ランプに関するものである。特に冷水の殺菌や低温環境下で使用する低圧水銀ランプに関する。
紫外線出力を応用する低圧水銀ランプは、紫外線透過率に優れた石英ガラスの両端に一対の電極を設置するとともに、この石英管内に希ガスと水銀を封入して構成され、殺菌に有効な254nmや185nmの波長をメインに効率良く出力することを特徴とするランプである。
低圧水銀ランプは、特許文献1に開示されているように、発光管の最冷部温度を40度にすることで水銀蒸気圧をコントロールし、254nmの波長の出力が最大となる事が知られている。また、水殺菌に用いられる低圧水銀ランプは、通常水温が25度程度の水を対象としている。このような場合、被処理水の温度がジャケットと接する口金を通して最冷部部分に伝わり最冷部温度を40度に調整していた。
特開昭64−7945
図11−1は従来の水殺菌用の低圧水銀ランプの構成を示している。発光管91の両端に電極マウント93を有している。また図11−2はこの低圧水銀ランプの端部付近の拡大図を示している。発光管の両端部には円筒状の口金92が接続されている。ランプと被処理水の間の絶縁・保護のためのジャケット94は紫外線を透過する石英ガラスからなり片側を封止した形状を有する。該ランプの紫外線出力に関わる上述の最冷部温度となる箇所は口金を通してジャケットの内面に接触しており、そのジャケットの温度はランプ自体の発熱及びジャケットの外を流れる被処理水の温度バランスに起因している。
従来の紫外線の殺菌対象の被処理水の温度は約25℃が主であった。しかし紫外線殺菌の用途が常温水に限らず氷結温度に近い温度から80度位の用途まで要求が広がってきている。具体的な例として、8〜10度では漁業関連で海水・淡水の養殖場・生け簀・生鮮品の加工水の殺菌に用いられ、80度近い高温では飲料水の液糖の殺菌がある。これらの分野で紫外線殺菌が用いられるが、上記紫外線の消費電力に対する発光効率が高いことで低圧水銀ランプがメインに使用される。特に魚の解凍水温度は10度以下に保たれることが食品衛生法に定められているため、低水温に対しても十分な紫外線を出力する低圧水銀ランプが求められている。
図3は従来の構成の紫外線殺菌装置を用いて水温を3度から40度まで変化させた時の紫外線強度を示したグラフである。殺菌に有効な波長254nmの出力は、水温が25度を下回ると徐々に減少し始め、水温が10度の時の紫外線強度は水温が25度の時と比較して半分近い値となっている。
本発明は上記課題を鑑み、水温の低い被処理水に対しても、低温環境下においても紫外線強度を低下させない紫外線殺菌装置及び低圧水銀ランプ用口金を提供する。
本発明では、発光管の両端部に電極を有し、発光管両端部に口金を接続して成る低圧水銀ランプと該低圧水銀ランプを覆うようにしてなる透光性を有するジャケットとが前記口金部によって接して成り、該ジャケットは低温環境下に囲まれている低圧水銀ランプ殺菌装置において、低温環境の熱がジャケットを通じて発光管内端部へ影響するのを抑えた口金構造を持つ事を特徴とする。
前記口金は前記透光性のあるジャケットと接する面積を小さくし、前記透光性のあるジャケットが接する部分と発光管内端部とが近接しないことを特徴とする。
また、口金の形状は、円筒体と該円筒体よりも径の大きい円盤とがそれぞれの円の軸が合うように該円筒体片側端面に円盤の平面部を接続し、発光管ピンチシール部に嵌め込むような溝を設けた事を特徴とする。
口金の材料としては、セラミックスを用いた事を特徴とする。
本発明によると生け簀や魚の養殖などの低水温環境下や低温環境下において、低温の水や空気の熱が低圧水銀ランプの最冷部となる箇所に影響を与えにくい口金構造としたので、最冷部の温度を約40度に保つことができ、低温環境下において254nmの紫外線強度を高くすることができる。
最冷部が低温環境の熱を受けたジャケットからの熱の影響を受けやすい従来構造の低圧水銀ランプでは、最冷部が40度を大幅に下回ってしまうために、紫外線出力が激減してしまっていたので、本発明のランプに比べ倍以上のランプを使用しなくてはならなかった。しかし本発明のランプを使うことにより従来のランプ灯数の半数以下になる為非常に経済的である。
本発明の低圧水銀ランプを図に基づいて説明する。図1は本発明の低圧水銀ランプの概略図であり11は発光管、12は口金、13は電極マウントを示す。これらをジャケット14内に収容し、ジャケット14内面に口金12が接しており、発光管11を支えている。低圧水銀ランプ殺菌装置内にジャケット14を配置し、装置内に被処理水を流し殺菌する。
図2は図1における口金部の拡大図である。発光管内端部は最冷部となり水銀15が溜まるよう構成されている。本発明においては、この水銀の溜まる最冷部に低温環境の熱がジャケットを通じて影響するのを抑えた口金構造としている。これは口金とジャケットの接触面を減らすことで、低温環境の熱を受けたジャケットから口金へ熱の影響を抑え、また口金の材質を熱伝導率の低いものにし、更に口金と最冷部を近接しない構成とすることで、達成する。
直径15mm、全長1560mm、電極間距離1400mmの発光管の両端部のシール部に、図4に示す口金の16の部分を嵌め込み接着剤で固定する。口金はセラミックスにより形成されており、アルミニウムの熱伝導率が236W/m・Kであるのに比べ、セラミックス(ここではMgO・SiOを使用)の熱伝導率は2.5W/m・Kと非常に低い。口金の円盤部分17の外径は19.5mmであり、ジャケットの内径は20mmであり、低圧水銀ランプは円盤17の外周部の一部とジャケットの内面が接し、ジャケット内に配置される。ジャケット19に接する口金の円盤17の端面は図4の一部を拡大した図5の18のように曲面とすることにより、少ない面での接触となる。
このように構成した低圧水銀ランプを定格電力230Wで点灯させる。実験で紫外線測定をしやすくするため、図6に示すように、ジャケット21は二重管とし、二重管の間に水を流し(22)、水温を40度から3度まで変化させ、低圧水銀ランプ20から3m離した所に照度計を設置し、254nmの紫外線強度を測定した。比較として図12に示すように円筒状であり、図11−2に示すように電極マウント部まで覆うように構成してある従来の口金92を用いた低圧水銀ランプにおいても上記と同様の実験を行い、254nmの紫外線強度を測定した。結果を図7に示す。
図7において、従来の口金構造を用いた紫外線殺菌装置での254nmの紫外線殺菌強度と本発明の口金構造を用いた紫外線装置での254nmの紫外線強度を比較すると、水温が約21度を境に低水温側では、従来の構成より今回の発明のほうが紫外線強度の値が高くなった。また、生け簀や養殖に使用される水の温度は約10度であり、水温が10度付近の紫外線強度は本発明のほうが2倍近く高い値が測定された。
先にも述べたが、これは従来の構成では被処理水の温度の影響で最冷部温度が40度を下回ってしまったためであると考える。通常254nmの紫外線強度が最大となるのは最冷部温度が40度付近の時であるが、従来の構成では口金がジャケットの内面と接する面積が大きいため、口金がジャケット内を流れる水温の影響を受けている。そしてまた、口金は最冷部となる発光管端部を覆うように構成してある為、冷却された口金の影響を受け、最冷部部分は40度以下に冷却され、254nmの紫外線強度が低くなってしまっていた。
一方本発明の構成では、口金はジャケットと接する面積が少ないので、口金はジャケット内を流れる水温の影響を受けにくくなっている。更に、口金は最冷部となる発光管端部を覆うような構造にはなっておらず、たとえ口金が冷却されたとしても、最冷部は直接影響を受ける事はない。そのため最冷部は40度付近に安定し、低水温の環境下で使用しても254nmの紫外線強度は減衰しない。
上記構成をした場合でも、最冷部温度が40度を下回ってしまう場合があり、その場合254nmの紫外線強度は最大とはならない。もし40度を下回ってしまう場合は電極位置を発光管端部にずらす事で、フィラメント及びアークの熱により発光管内端部を温め、最冷部温度を40度に近づける事が可能である。また反対に最冷部が40度を超えてしまう場合は、電極位置を発光管端部から離し、フィラメント及びアークの熱を減少する事で、40度の近づける事が可能である。
本発明の実施例では、水を対象とした紫外線ランプ用口金であり、かつ被処理水の温度を10度としたため、図4に示す形の口金を使用したが、この口金を用いてもランプ電力や被処理水の温度変化により、最冷部の温度は変わってしまう。もし最冷部の温度が40度を超えてしまう場合は、本発明の変形例として図8に示すようにジャケットと口金の接する面23を大きくすることによって、口金にジャケットに流れる水温の影響を受け易くし、最冷部の温度を40度まで下げる事ができる。また従来の構成の変形例として図9に示すようにすれば、口金が最冷部を囲んでいるため、実施例の口金よりも、低温環境の熱がジャケットを通じて発光管内端部へ影響しやすくなっており、最冷部の温度を40度まで下げることができる。
また反対に実施例の図4に示す形態の口金であっても、被処理水の温度が10度よりも低い低温環境下においては、最冷部の温度が40度を下回ってしまう場合がある。そのため本発明の変形例として図10−1、図10−2のようにすることが考えられる。図4で示す円盤状が25のような円盤の一部を欠いた形状である場合、円弧の部分のみでジャケット内面と接し、円盤形状を26のような多角形とした場合、頂点部分のみで、ジャケット内面と接する。そのため、口金とジャケットの接する面は少なくなり、口金に対する水温の影響を抑える事が出来る。
よって、本発明の低圧水銀ランプ用口金を用いればジャケット外に流れる低温の水に低圧水銀ランプの最冷部が大きく影響される事無く、紫外線強度の高いランプを提供することができる。
本発明の口金を用いた低圧水銀ランプ装置を現す図 図1の発光管端部付近の拡大図 従来の口金を用いた低圧水銀ランプ装置の水温と紫外線強度の関係を表すグラフ 本発明の口金形状の一例を表す図 本発明の口金とジャケットの接する部分における拡大図 実験用に二重管のジャケットを用いた低圧水銀ランプ装置を現す図 本発明の口金を用いた低圧水銀ランプ装置と、従来の口金を用いた低圧水銀ランプ装置の水温と紫外線強度の関係を表すグラフ 本発明の変形例を現す図 本発明の変形例を現す図 本発明の構成の円盤部分の変形例を現す図 本発明の構成の円盤部分の変形例を現す図 従来の口金を用いた低圧水銀ランプ装置を現す図 図11−1の発光管端部付近の拡大図 従来の口金形状を現す図
符号の説明
11 発光管
12 口金
13 電極マウント
14 ジャケット
15 水銀
16 発光管シール部嵌め込み用溝
17 口金用盤部
18 口金用盤部終端部
19 ジャケット内面
20 発光管
21 二重管ジャケット
22 殺菌対象の水
23 口金のジャケットと接する面
24 口金のジャケットと接する面
25、26 口金の板状部分
91 発光管
92 口金
93 電極マウント
94 ジャケット

Claims (5)

  1. 発光管の両端部に電極を有し、発光管両端部に口金を接続して成る低圧水銀ランプと該低圧水銀ランプを覆うようにしてなる透光性を有するジャケットとが前記口金によって接して成り、低温環境下で使用される低圧水銀ランプ装置において、前記口金はジャケットを通して低温環境下における熱を発光管内端部に影響するのを抑えた構造を持つ事を特徴とする低圧水銀ランプ装置。
  2. 前記口金は前記ジャケットと接する面積を小さくした事を特徴とする請求項1記載の低圧水銀ランプ装置。
  3. 前記口金は前記ジャケットと発光管とが近接しない構成とする事を特徴とする請求項1または請求項2記載の低圧水銀ランプ装置。
  4. 前記口金の形状は、円筒体と該円筒体よりも径の大きい円盤とがそれぞれの円の軸が合うように該円筒体片端部端面に円盤の平面部を接続し、該円筒体の円盤との接続部反対側は低圧水銀ランプ発光管のピンチシール部に嵌め込み可能な溝を設けた事を特徴とする請求項1乃至請求項3記載の低圧水銀ランプ装置。
  5. 前記口金の材料は、セラミックスを用いた事を特徴とする請求項1乃至4記載の低圧水銀ランプ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015150487A (ja) * 2014-02-13 2015-08-24 岩崎電気株式会社 低圧水銀ランプを使用した水処理槽

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