JP2000279491A - 殺菌装置および殺菌システム - Google Patents

殺菌装置および殺菌システム

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JP2000279491A
JP2000279491A JP11091901A JP9190199A JP2000279491A JP 2000279491 A JP2000279491 A JP 2000279491A JP 11091901 A JP11091901 A JP 11091901A JP 9190199 A JP9190199 A JP 9190199A JP 2000279491 A JP2000279491 A JP 2000279491A
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JP
Japan
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cold cathode
cathode lamp
sterilization
temperature
fluid
Prior art date
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Pending
Application number
JP11091901A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiko Yoshikawa
和彦 吉川
Eisaku Wada
英作 和田
Katsuhiko Tauchi
克彦 田内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理対象の流体の温度が低くても、紫外線変
換効率を高め、殺菌効率を高める。 【解決手段】 冷陰極ランプ2は、石英製の発光管4の
両端に電極5,5が気密に封入されている。発光管4の
内径は3mm以上6mm以下であり、発光管4内には水銀お
よび希ガスが封入されている。希ガスはNeの比率が8
0%以上のNeとArの混合ガスであり、発光管4内の
封入圧が40torr以上200torr以下である。容器3
は、透光性材料で形成され、冷陰極ランプ2を封入して
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、冷陰極ランプが
発する紫外線で流体を殺菌する殺菌装置および殺菌シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】紫外線を発する発光管を用いて流体の殺
菌等の処理を行う技術としては、実開平5−20744
号公報に開示の技術がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図1は、前記の従来技
術において、冷陰極ランプの最冷部温度(℃)と相対的
紫外線強度(%)との関係を示すグラフである。図1か
ら明らかなように、冷陰極ランプの最冷部温度が40℃
〜80℃にあるときには冷陰極ランプの紫外線変換効率
が高く、そのピークは60℃程度にあるが、冷陰極ラン
プの最冷部温度が0℃〜40℃にあるときには冷陰極ラ
ンプの紫外線変換効率が低い。しかし、殺菌に最適の水
温は40℃程度であり、冷陰極ランプの紫外線変換効率
が高い温度と殺菌に適した水温とにはずれがあるという
不具合がある。
【0004】この発明の目的は、処理対象の流体の温度
が低くても紫外線変換効率が高く、殺菌効率が高い殺菌
装置および殺菌システムを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、発光管内に水銀および希ガスが封入されていて、前
記発光管の内径は3mm以上6mm以下であり、前記希ガス
はNeの比率が80%以上のNeとArの混合ガスであ
り、封入圧が40torr以上200torr以下である冷陰極
ランプと;この冷陰極ランプを収納した透光性材料で形
成された容器と;を備え;前記容器はその外側の流体と
前記冷陰極ランプとの接触を防止するものである殺菌装
置である。
【0006】したがって、冷陰極ランプは容器内に封入
されているので処理対象の流体と冷陰極ランプが接触す
ることが無く、流体の温度が低くても冷陰極ランプの紫
外線変換効率を高く維持することができ、また、保温作
用により冷陰極ランプの温度を60℃前後に維持するこ
とができるので、効率よく殺菌を行うことができる。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の殺菌装置を備え、温度が0℃以上60℃以下である前
記流体を殺菌するものである殺菌システムである。
【0008】したがって、処理対象の流体の温度が0℃
以上60℃以下であるので、冷陰極ランプの紫外線変換
効率を高く維持して、効率よく殺菌を行うことができ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】図2は、この発明の一実施の形態
である殺菌システムを示す平面図である。この殺菌シス
テムは、殺菌装置1を備えている。この殺菌装置1は、
冷陰極ランプ2と容器3とからなる。
【0010】冷陰極ランプ2は、石英製の発光管4の両
端に電極5,5が気密に封入されている。発光管4の内
径は3mm以上6mm以下であり、発光管4内には水銀およ
び希ガスが封入されている。希ガスはNeの比率が80
%以上のNeとArの混合ガスであり、発光管4内の封
入圧が40torr以上200torr以下である。
【0011】容器3は、透光性材料で形成され、冷陰極
ランプ2を封入している。
【0012】なお、発光管4の内径を3mm以上6mm以下
であるのは、3mm未満としたのでは冷陰極ランプ2が点
灯せず、6mmより大きくしたのでは、紫外線変換効率を
充分に高められないからである。希ガスをNeとArの
混合ガスとしたのは、冷陰極ランプ2の始動が容易だか
らである。Neの比率を80%以上としたのは、紫外線
変換効率を充分に高めることができるからである。発光
管4内の封入圧が40torr以上200torr以下であるの
は、40torr未満や200torrより大きい場合は、冷陰
極ランプ2が点灯できないからである。
【0013】そして、このような冷陰極ランプ2を容器
3に収容して点灯させることにより、冷陰極ランプ2の
温度を60℃前後にすることができる。
【0014】以上のような殺菌システムで、殺菌装置1
の周囲の流体、例えば水6を殺菌処理すれば、冷陰極ラ
ンプ2は容器3内に封入されているので処理対象の水6
と冷陰極ランプ2が接触することが無く、水6の温度が
低くても冷陰極ランプ2の紫外線変換効率を高く維持す
ることができるので、効率よく殺菌を行うことができ
る。この場合に、処理対象の水6の温度が0℃以上60
℃以下であれば、冷陰極ランプ2の温度を最適に維持で
き、冷陰極ランプ2の紫外線変換効率を高く維持して、
効率よく殺菌を行うことができる。
【0015】
【実施例】本実施例の殺菌システムでは、冷陰極ランプ
2の内径を4mmとしていて、冷陰極ランプ2内には5mg
の水銀とNeが95%のNe−Arの混合ガスが、封入
圧100torrで封入されている。容器3は、石英製で内
径が15mmである。このような殺菌システムでは、処理
対象の水6の温度に対して、冷陰極ランプ2の温度は約
30℃高くなった。よって、水6の温度が10℃〜40
℃であっても、冷陰極ランプ2の紫外線変換効率を高く
維持することができる。図3は、本実施例の殺菌システ
ムを用いて測定した水温(℃)に対する相対紫外線強度
(%)のグラフである。このグラフから明らかなよう
に、処理対象の水6の温度が0℃以上60℃以下であれ
ば、冷陰極ランプ2の紫外線変換効率を高く維持できる
ので、効率よく殺菌を行うことができる。
【0016】
【発明の効果】請求項1に記載の発明は、冷陰極ランプ
は容器内に封入されているので処理対象の流体と冷陰極
ランプが接触することが無く、流体の温度が低くても冷
陰極ランプの紫外線変換効率を高く維持することがで
き、また、保温作用により冷陰極ランプの温度を60℃
前後に維持することができるので、効率よく殺菌を行う
ことができる。
【0017】請求項2に記載の発明は、処理対象の流体
の温度が0℃以上60℃以下であるので、冷陰極ランプ
の紫外線変換効率を高く維持して、効率よく殺菌を行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術において、冷陰極ランプの最冷部温度
(℃)と相対的紫外線照度(%)との関係を示すグラ
フ。
【図2】この発明の一実施の形態である殺菌システムを
示す平面図。
【図3】この発明の一実施例の殺菌システムを用いて測
定した水温(℃)に対する相対紫外線強度(%)のグラ
フ。
【符号の説明】
1 殺菌装置 2 冷陰極ランプ 3 容器 4 発光管 6 流体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田内 克彦 東京都品川区東品川四丁目3番1号 東芝 ライテック株式会社内 Fターム(参考) 4C058 AA20 BB06 KK02 KK14 KK25 KK46 4D037 AA01 AB03 BA18 BB01 BB02 BB06

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光管内に水銀および希ガスが封入され
    ていて、前記発光管の内径は3mm以上6mm以下であり、
    前記希ガスはNeの比率が80%以上のNeとArの混
    合ガスであり、封入圧が40torr以上200torr以下で
    ある冷陰極ランプと;この冷陰極ランプを収納した透光
    性材料で形成された容器とを備え;前記容器はその外側
    の流体と前記冷陰極ランプとの接触を防止するものであ
    る殺菌装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の殺菌装置を備え、温度
    が0℃以上60℃以下である前記流体を殺菌するもので
    ある殺菌システム。
JP11091901A 1999-03-31 1999-03-31 殺菌装置および殺菌システム Pending JP2000279491A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011143134A2 (en) * 2010-05-11 2011-11-17 Lumiette Inc. Improved fluorescent flat panel lamp for increased lumen output
JP2013163140A (ja) * 2012-02-09 2013-08-22 Stanley Electric Co Ltd 流水殺菌装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011143134A2 (en) * 2010-05-11 2011-11-17 Lumiette Inc. Improved fluorescent flat panel lamp for increased lumen output
WO2011143134A3 (en) * 2010-05-11 2012-03-01 Lumiette Inc. Improved fluorescent flat panel lamp for increased lumen output
JP2013163140A (ja) * 2012-02-09 2013-08-22 Stanley Electric Co Ltd 流水殺菌装置

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