JP2007073357A - 固体酸化物形燃料電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】 改質器によって燃料電池スタックが冷却されず、燃料電池スタック全体の発電性能が低下しない固体酸化物形燃料電池を提供することを目的とする。
【解決手段】 断熱部材(11)によって覆われた装置本体(1)内に配設され、発電セル(21)とセパレータ(23)とを交互に複数積層してなる燃料電池スタック(2)と、当該燃料電池スタックにおいて発電時に発生する熱を吸熱する位置に、当該燃料電池スタックの積層方向に沿って配設された第1の改質器(3)と、上記第1の改質器よりも上記燃料電池スタックから離間して配設され、内部に燃料ガスが導入される第2の改質器(4)とを備えてなり、かつ、上記第2の改質器(4)は、その内部に導入された燃料ガスが上記燃料電池スタックからの排ガスを熱源として改質反応温度まで上昇する位置に配設され、上記第1の改質器(3)との上流側に直列的に接続されていることを特徴とする固体酸化物形燃料電池とした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、改質器が設けられた固体酸化物形燃料電池に関するものである。
現在、固体酸化物形燃料電池は、発電用燃料電池として開発されつつある。
例えば特許文献1に示すように、酸化物イオン導電体からなる固体電解質層の両側を空気極層(カソード)と燃料極層(アノード)とで挟んだ積層構造を有する発電セルと、セパレータとが交互に複数積層されて、スタック化した燃料電池スタックを具備する固体酸化物形燃料電池が開発されている。
これらの空気極層及び燃料極層は、多孔質層から形成されており、空気極層においては、反応用ガスとして酸化剤ガス(酸素)が供給され、固体電解質層との界面近傍まで移動しながら、この酸化剤ガスに電子が供与されて酸化物イオン(O2 - )を生成する。この酸化物イオンは、さらに固体電解質層内を燃料極層に向かって拡散移動する。
他方、燃料極層には、燃料ガス(H2 等)が供給される。
すると、燃料電池スタック内において、発熱を伴いながら以下に示す電極反応が行われ、高温の排ガスを放出する。
空気極 1/2O2+2e-→O2-
燃料極 H2+O2-→H2O+2e-
全体 H2+1/2O2→H2
一方、上記燃料ガスは、通常、メタンを主成分とする都市ガス等の炭化水素化合物を、水蒸気改質法によって改質して用いる。
例えば、メタンを原料とする場合は、脱硫されたメタンガス中に水蒸気を導入させると、吸熱反応により水素と一酸化炭素とが生成する。これにより生成された一酸化炭素中に、さらに水蒸気を導入させることにより水素と二酸化炭素とが生成する。これらを反応式で示すと、以下の通りである。
CH4 +H2O(g)→3H2+CO
CO+H2O(g)→3H2+CO2
特開2004−55195号公報
ところで、上記改質器は、改質反応のために600℃以上の内部温度雰囲気が必要であり、燃料電池スタックの積層方向に沿って配設すれば、上記燃料電池スタックが発電時に排出する750℃程度の高温ガスの熱を利用して上記改質反応を行うことができる。
しかしながら、改質器の入り口近傍においては、急激な改質反応により、吸熱反応が急速に進行する。この結果、上述のように改質器を燃料電池スタックの積層方向に沿って配設した場合、特に、改質器の燃料ガス導入部が燃料電池スタック下端部近傍に位置すると、この下端部が局部的に改質反応により冷却されて、著しく電極反応が遅くなる。
さらに、もともとこの種の燃料電池スタックは、両端部において熱が放出されやすく、中央部よりも低温になりやすいことから、両端部の電極反応が遅くなる傾向にある。
一方、燃料電池は、スタックが積層されているため全体として直列に電気が流れ、この両端部の電極反応により発電性能が抑制されるため、上記改質器による局部的な電極反応の低下と相まって全体として効率的な発電が行えない傾向にある。
このため、本発明は、改質器によって燃料電池スタックの一部が局部的に冷却されて、燃料電池スタック全体の発電性能の低下を抑制することができる固体酸化物形燃料電池を提供することを目的とする。
そこで、本発明者らは、改質器の入り口近傍において、急激な改質反応により吸熱反応が急速に進行し、これと対向する燃料電池スタックを局部的に冷却することから、第1の改質器の上流側に、別途直列的に接続された第2の改質器を設け、この第2の改質器を電池スタックから離間して配設することにより、改質器によって燃料電池スタックの一部が局部的に冷却されて、燃料電池スタック全体の発電性能の低下を抑制できることを見出し、本発明を完成するに至ったものである。
すなわち、上記請求項1に記載の発明は、断熱部材によって覆われた装置本体内に配設され、発電セルとセパレータとを交互に複数積層してなる燃料電池スタックと、当該燃料電池スタックにおいて発電時に発生する熱を吸熱する位置に、当該燃料電池スタックの積層方向に沿って配設された第1の改質器と、上記第1の改質器よりも上記燃料電池スタックから離間して配設され、内部に燃料ガスが導入される第2の改質器とを備えてなり、かつ、上記第2の改質器は、その内部に導入された燃料ガスが上記燃料電池スタックからの排ガスを熱源として改質反応温度まで上昇する位置に配設され、上記第1の改質器との上流側に直列的に接続されていることを特徴とする固体酸化物形燃料電池である。
上記請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の固体酸化物形燃料電池において、上記装置本体に接続された上記排ガス用の排気管内に配設されていることを特徴とする。
上記請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の固体酸化物形燃料電池において、上記第2の改質器の内容積は、すべての改質器の内容積を加算した値の1/70〜1/20であることを特徴とする。
上記請求項4に記載の発明は、請求項1から3までの何れか1項に記載の固体酸化物形燃料電池において、上記第2の改質器は、上記燃料ガスとしてメタンガスが供給され、その内部温度が改質反応により400℃以上になることを特徴とする。
上記請求項5に記載の発明は、請求項1から4までの何れか1項に記載の固体酸化物形燃料電池において、上記燃料電池スタックからの排ガスが上記発電セルの外周部より放出されるシールレス構造であることを特徴とする。
上記の請求項1に記載の発明によれば、第1の改質器は、燃料電池スタックの積層方向に沿って配設されているため、燃料電池スタックにおいて発生する熱を利用して、改質反応を行うことができる。また、第1の改質器の上流側に直列的に接続された第2の改質器を電池スタックから離間して配設したため、大きな吸熱を伴う初期段階の改質反応がもっぱら第2の改質器で行われる。この結果、第1の改質器の燃料ガス導入部における温度が改質反応により極端に低下せず、燃料電池スタックの一部が局部的に冷却されて、当該部分の発電セルの電極反応が不活性、すなわち著しく電極反応が遅くなることを防止する。その結果、燃料電池スタック全体の発電性能が低下しない。
特に、請求項2に記載の発明によれば、第2の改質器を排気管内に配設することにより、排気ガスが内部から外部へと流出して、改質器による冷却雰囲気が装置本体の内部へ流入することがない。また、装置本体の大きさを小さくして、省スペース化を図ることができる。
また、請求項3に記載の発明によれば、第2の改質器の内容積を、これと第1の改質器の内容積を加算した値の1/70〜1/20とすることより、第2の改質器により吸熱反応を急速に進行させて、大きな吸熱を伴う反応を完全に行い、第1の改質器により吸熱反応を緩やかに進行させる。この結果、第1の改質器は、第2の改質器よりも内部雰囲気温度が高くなり、十分な改質反応温度を得ることができる。
特に、請求項4に記載の発明によれば、燃料ガスとしてメタンガスを供給したときに、第2の改質器の内部温度が改質反応により400℃以上にして、燃料ガスの改質反応を急速に進行させているため、第1の改質器による燃料電池スタックの温度低下を抑制することができる。
さらに、請求項5に記載の発明によれば、シールレス構造とすることにより、排ガスを熱源として第1の改質器及び第2の改質器において、効率的に改質反応を行うことができ、上述の固体酸化物形燃料電池を好適に実現することができる。
本発明の固体酸化物形燃料電池に係る第1の実施形態〜第3の実施形態について、図1ないし図4を用いて以下に説明する。
まず、第1の実施形態について、図1又は図2を用いて説明する。
第1実施形態における固体酸化物形燃料電池は、図1に示すように断熱部材11によって覆われた装置本体1内に配設され、発電セル21とセパレータ23とを交互に複数積層してなる燃料電池スタック2と、この燃料電池スタック2の積層方向に沿って配設された第1の改質器3と、上記第1の改質器との上流側に直列的に接続され、上記装置本体1に接続された排気管12内に配設された第2の改質器4と、この第2の改質器4の上流側に接続された水蒸気発生器5とから概略構成されている。
この発電セル21は、図2に示すように、固体電解質層21cを燃料極層21aと空気極層21bとで挟んだ積層構造からなり、この燃料極層21aの外側に燃料極集電体22aが、空気極層21bの外側に空気極集電体22bが各々設けられている。また、外周部にガス漏れ防止用シールを敢えて設けないシールレス構造を採用しており、発電セル21からの排ガスが上記発電21セルの外周部より放出されるようになっている。
ここで、固体電解質層21cはイットリアを添加した安定化ジルコニア(YSZ)等、燃料極層21aはNi、Co等の金属あるいはNi−YSZ、Co−YSZ等のサーメット、空気極層21bはLaMnO3、LaCoO3等で各々構成されている。また、燃料極集電体22aはNi基合金等のスポンジ状の多孔質焼結金属板、空気極集電体22bはAg基合金等のスポンジ状の多孔質焼結金属板で各々構成されている。
上記セパレータ23は、厚さ数mm程度の長方形状のステンレス板で構成されており、内部に燃料ガスが流通する燃料ガス通路23aと、酸化剤ガス(一般的には空気)が流通する酸化剤ガス通路23bとを備えている。
上述の燃料極集電体22a及び空気極集電体22bに挟まれた発電セル21と、セパレータ23とは、セパレータ23の右端部及び左端部に設けられた絶縁性のマニホールドリング26’を介して積層方向に連結されている。
また、この右端部のマニホールドリング26’を燃料電池スタック2の積層方向に連結して、内部に管状を成す燃料ガス用マニホールド26aが構成されている。同様に、左端部のマニホールドリング26’を燃料電池スタック2の積層方向に連結して、内部に管状を成す酸化剤ガス用マニホールド26bが構成されている。
そして、燃料ガス用マニホールド26aにより供給される燃料ガスが、連結路(図示を略す)によって上記燃料ガス通路23aへ供給されるようになっている。同様に、酸化剤ガス用マニホールド26bにより供給される空気が、連結路(図示を略す)によって上記酸化剤ガス通路23bに供給されるようになっている。
なお、燃料電池スタック2は、その中央部に、1層のセパレータ23に換えて、2層のセパレータ23の間に密接した状態で内部改質器24を介在させたものが数カ所(図中4箇所)に配設されている。
この上記燃料ガス用マニホールド26aは、図1に示すように、燃料電池スタック2において発生する熱を吸熱する位置に、燃料ガス供給管6aを介して、第1の改質器3が接続されている。
また、この第1の改質器3は、内部に導入される燃料ガスが燃料電池スタック2からの排ガスを熱源として改質反応温度まで上昇する位置に、配管34を介して、第2の改質器4が接続されている。この第2の改質器4は、第1の改質器3よりも燃料電池スタック2から離間して排気管12内に配設されている。
さらに第2の改質器4は、好ましくは内部改質器24、第1の改質器3及び第2の改質器4の内容積を加算した値の1/70〜1/20の内容積を具備している。例えば、第2の改質器4は、第1の改質器3及び第2の改質器4の内容積を991ccにしたときに、30cc〜40ccの内容積を具備している。このとき、例えば、SV(反応ガス体積流量/触媒体積)を1000h-1に、S/C(スチーム/カーボン比)を3.4に各々設計することができる。
これは、第2の改質器4の内容積が第1の改質器3及び第2の改質器4における内容積の1/70未満である場合には、第2の改質器4において吸熱反応を急速に進行させて、大きな吸熱を伴う反応を完全に行う前に、燃料ガスが第1の改質器3に供給される。すなわち、第2の改質器4において燃料ガスが充分に改質される前に第1の改質器3に供給されることとなる。この結果、第1の改質器において、改質反応に大きな吸熱を伴うこととなり、燃料ガス導入部が冷却されて、必要とされる十分な出口温度も得難くなる。
一方、1/20を超える場合には、改質温度に対して第2改質器4の容量が大きく、改質反応の少ない部分が生じて、効率的でない上に不要に装置本体が大きくなる。
具体的に燃料ガスとしてメタンガスを用いた場合、第2の改質器4内においては、燃料ガスの改質反応を行うことにより、内部温度が400℃以上になることが好ましい。
改質反応の温度が400℃未満では、第2の改質器4において燃料ガスの改質反応を急速に進行させるのに不十分となるためである。
この第2の改質器4には、その上流側に上記水蒸気発生器5を配した水蒸気供給管54が接続されており、この水蒸気供給管54には、燃料ガス供給管54aが接続されている。また、水蒸気発生器5には、その上流側に水供給管5aが接続されており、排気管12内に配設可能なあらゆる形態のものが用いられている。
他方、燃料電池スタック2に設けられた酸化剤ガス用マニホールド26bには、空気供給管6bが接続されており、装置本体1外から空気が供給されるようになっている。
次いで、第2の実施形態について図3、第3の実施形態について図4を、各々用いて、説明する。
第2実施形態における固体酸化物形燃料電池は、装置本体1内に、第1の実施形態と同様に燃料電池スタック2及び第1の改質器3が設けられ、さらに第1の改質器との上流側に直列的に接続された第2の改質器4とその上流側に直列的に接続された水蒸気発生器5が設けられており、第1の実施形態と装置本体1内に第2の改質器4及び水蒸気発生器5を設けた点において異なる。
この燃料電池スタック2、第1の改質器3、第2の改質器4及び水蒸気発生器5としては、上述の第1の実施形態と同様のものを用いることができる。
第3の実施形態における固体酸化物形燃料電池は、燃料電池スタック2の中央部に介在する内部改質器24を取り除いた点を除き、第1の実施形態における固体酸化物形燃料電池と同様である。すなわち、燃料電池スタック2の配置並びに第1の改質器3、第2の改質器4、水蒸気発生器5の配置及び構成は、第1の実施形態における固体酸化物形燃料電池と同様である。
以上のようにして構成された第1の実施形態における固体酸化物形燃料電池の作用について、図1を用いて説明する。
まず、水を水供給管5a、燃料ガスとしてメタンガスをガス供給管54aに各々供給する。
すると、水が、水供給管5aから水蒸気発生器5に供給されて水蒸気となり、この水蒸気が水蒸気供給管54に供給される。次いで、上記ガス供給管54aから供給された燃料ガス(メタン)がこの水蒸気とともに、第2の改質器4へ供給される。
すると、第2の改質器4内において、上述の燃料ガスの改質反応が生じ、水素と、一酸化炭素及び二酸化炭素が生成される。このとき、内部温度は400℃〜450℃である。この際、第2の改質器4が排気管12内に配設されているため、排気管12内においては排気ガスが内部から外部へと流通して、改質器による冷却雰囲気が内部へ流入することがない。また、装置本体1が小さくなり省スペース化が図られる。
次いで、この一部改質された燃料ガス(未反応のメタンガス及び水蒸気並びに水素、一酸化炭素及び二酸化炭素)が配管34を介して第1の改質器3へ供給される。すると、さらに改質反応が進行する。このとき、第1の改質器3は、改質反応に十分な温度であり、出口温度が600℃〜650℃になる。
その後、この燃料ガスが、燃料ガス供給管6aを介して、燃料ガス用マニホールド26aに供給される。
すると、燃料ガス用マニホールド26aに導入された燃料ガスは、燃料電池スタック2のセパレータ23内に形成された燃料ガス通路23aを介して燃料極集電体22aに供給され、さらに燃料極層21aへと供給される。
他方、酸化剤ガス用マニホールド26bから空気が供給され、空気中の酸素がセパレータ23内に形成された酸化剤ガス通路23bを介して空気極集電体22bに供給され、さらに空気極層21bへと供給される。
すると、酸素は、空気極層21bにおいて固体電解質層21cとの界面近傍まで移動しながら電子が供与されて酸化物イオン(O2-)となり、さらに固体酸化物形燃料電池電解質層21c内を燃料極層21aに向かって拡散移動する。
これにより、燃料電池スタック2内において、発熱を伴いながら上述の電極反応が行われ、排ガスを放出する。
このため、第1の改質器3は、燃料電池スタック2が高温になるとともに排ガス(高温)を放出することから、熱源が得られて、効率的に改質反応を行うことができる。
また、第2の改質器4は、燃料電池スタック2から高熱の排ガスが放出されるため、第1の改質器3よりも燃料電池スタック2から離間して配設した場合にも、この排ガスを熱源として内部に導入される燃料ガスを改質反応温度まで上昇させることが可能となる。
一方、燃料ガスが、セパレータ23に形成された燃料ガス通路23aを介して内部改質器24に供給された場合には、この内部改質器内においてさらに改質された後、上述と同様にして燃料極層21aへと供給されて、酸化物イオンと反応する。
なお、本発明は、上述の実施の形態に何ら限定されるものではなく、例えば、第2の改質器4が多段に分けて配設されていてもよい。
本発明の第1の実施形態として示した改質器の断面模式図である。 図1における燃料電池スタックの拡大説明図である。 本発明の第2の実施形態として示した改質器の断面模式図である。 本発明の第3の実施形態として示した改質器の断面模式図である。
符号の説明
1・・・装置本体
2・・・燃料電池スタック
3・・・第1の改質器
4・・・第2の改質器
5・・・水蒸気発生器
11・・・断熱部材
12・・・排気管
21・・・発電セル
23・・・セパレータ

Claims (5)

  1. 断熱部材によって覆われた装置本体内に配設され、発電セルとセパレータとを交互に複数積層してなる燃料電池スタックと、当該燃料電池スタックにおいて発電時に発生する熱を吸熱する位置に、当該燃料電池スタックの積層方向に沿って配設された第1の改質器と、上記第1の改質器よりも上記燃料電池スタックから離間して配設され、内部に燃料ガスが導入される第2の改質器とを備えてなり、かつ、
    上記第2の改質器は、その内部に導入された燃料ガスが上記燃料電池スタックからの排ガスを熱源として改質反応温度まで上昇する位置に配設され、上記第1の改質器との上流側に直列的に接続されていることを特徴とする固体酸化物形燃料電池。
  2. 上記第2の改質器は、上記装置本体に接続された上記排ガス用の排気管内に配設されていることを特徴とする請求項1に記載の固体酸化物形燃料電池。
  3. 上記第2の改質器の内容積は、すべての改質器の内容積を加算した値の1/70〜1/20であることを特徴とする請求項1又は2に記載の固体酸化物形燃料電池。
  4. 上記第2の改質器は、上記燃料ガスとしてメタンガスが供給され、その内部温度が改質反応により400℃以上になることを特徴とする請求項1から3までの何れか1項に記載の固体酸化物形燃料電池。
  5. 上記燃料電池スタックからの排ガスが上記発電セルの外周部より放出されるシールレス構造であることを特徴とする請求項1から4までの何れか1項に記載の固体酸化物形燃料電池。
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