JP2007072600A - 電源連動システム、及び電源連動用のケーブル - Google Patents
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Abstract
【課題】 ディスクアレイ2の電源オン/オフ操作を、簡単な構成の装置で、サーバー1の電源オン/オフに連動させる。
【解決手段】 サーバー1のUSBソケットに接続されるUSBコネクタ5及びディスクアレイ2に接続されるディスクアレイ専用コネクタ7とを含む電源連動ケーブル6を用い、サーバー1が起動されたとき、該サーバー1のUSBソケットから給電される電力(電源電圧)をディスクアレイの起動信号に変換することによって、サーバー1の起動とディスクアレイ2の起動を連動させた電源連動システム。
【選択図】 図1
【解決手段】 サーバー1のUSBソケットに接続されるUSBコネクタ5及びディスクアレイ2に接続されるディスクアレイ専用コネクタ7とを含む電源連動ケーブル6を用い、サーバー1が起動されたとき、該サーバー1のUSBソケットから給電される電力(電源電圧)をディスクアレイの起動信号に変換することによって、サーバー1の起動とディスクアレイ2の起動を連動させた電源連動システム。
【選択図】 図1
Description
本発明は、サーバーに併設されているディスクアレイの電源を、上記サーバーに連動させて自動的にオンオフすることができる電源連動システム、及び電源連動用のケーブルに関するものである。
図4は、この種の電源連動システムの従来例を示し、(A)は接続系統図、(B)はフロー図である。この電源連動システムは、図4(A)に示す如く、電源オンオフの対象となるサーバー1及びディスクアレイ2と、商用電源3からの電力が供給されてシステムの無停電制御を行うと共に、サーバー1の起動時にディスクアレイ起動信号sを発信する無停電電源UPSと、該無停電電源UPSからの指示によりディスクアレイ2の電源スイッチをオンさせる電源連動装置4とから構成され、サーバー1の電源をオンしたとき、前記無停電電源UPSがディスクアレイ起動信号sを発信し、電源連動装置4を作動させてディスクアレイ2の電源スイッチをオンさせることによって、サーバー1とディスクアレイ2とを同時に起動させるように構成されている。
この電源連動システムは、図4(B)に示す、ステップf1において、無停電電源UPSがOFFされていることによりディスクアレイ2がスタンバイ状態に在り、ステップf2の如く無停電電源UPSの出力回路がオンされたとき、ステップf3によりサーバー1を起動し、これに伴って電源連動装置4からディスクアレイ2に起動信号sが送られ、ステップf4の如くディスクアレイ2も同時に起動するものである。
本発明に最も近い先行技術として、下記特許文献が挙げられ、この特許文献には、複数の周辺装置が接続される情報処理装置において、周辺機器の電源がオン/オフされたとき、本体機器がこれに連動して自動的にオン/オフされる技術が記載されている。
特開平11−212682号公報
前記特許文献1記載の技術は、SCSIバスを介して接続された複数の周辺機器の電源のオンオフを監視し、予め設定された特定の周辺機器の電源のオンオフに連動して情報処理装置本体や他の周辺装置の電源制御を行う旨が記載されている。この従来技術による電源制御は、SCSIバスを利用するために情報処理装置本体がSCSIバスとの接続を認識可能な状態、具体的には通常に起動しているか省電力モードのスタンバイ状態である必要があり、本発明の対象とするサーバーやディスクアレイをLAN等で接続したコンピュータシステムには適用することができないと言う不具合があった。
また図4に示した従来技術は、サーバー1の起動に連動させてディスクアレイ2を起動させることができるが、無停電電源UPS及び電源連動装置の存在が前提となっており、これら無停電電源UPS及び電源連動装置を具備していない設備においては適用できない。
本発明は以上に述べた事情に鑑みて為されたものであって、その目的とするところは、無停電電源UPS等を必要条件とせずにサーバーの起動に連動させてディスクアレイを自動的に起動せしめ得る電源連動システム、及び電源連動用のケーブルを提供するにある。
また図4に示した従来技術は、サーバー1の起動に連動させてディスクアレイ2を起動させることができるが、無停電電源UPS及び電源連動装置の存在が前提となっており、これら無停電電源UPS及び電源連動装置を具備していない設備においては適用できない。
本発明は以上に述べた事情に鑑みて為されたものであって、その目的とするところは、無停電電源UPS等を必要条件とせずにサーバーの起動に連動させてディスクアレイを自動的に起動せしめ得る電源連動システム、及び電源連動用のケーブルを提供するにある。
前記目的を達成するため請求項1記載の発明は、起動により電力及び信号を発する機能を有するUSBソケットを備える主装置と、起動信号の入力により起動する機能を備える従装置とを含み、主装置の起動に従装置の起動を連動させる電源連動システムにおいて、前記主装置のUSBソケットから発する電力を入力とする電源供給用端子を有するUSBコネクタと、該電源供給用端子に供給された電力を従装置の起動信号に変換する専用コネクタを有する電源連動ケーブルを設け、前記主装置を起動したとき、電源連動ケーブルが、主装置のUSBソケットに接続されたUSBコネクタに供給された電力を、前記専用コネクタにより従装置の起動信号に変換して従装置に供給することを特徴とする。
前記目的を達成するために請求項2記載の電源連動システムは、ディスクアレイの電源オンオフをサーバーの電源オンオフに連動させる電源連動システムにおいて、前記サーバーのUSBソケットから発する電力を入力とする電源供給用端子を有するUSBコネクタと、該電源供給用端子に供給された電力をディスクアレイの起動信号に変換するディスクアレイ専用コネクタを有する電源連動ケーブルを設け、前記サーバーを起動したとき、電源連動ケーブルが、サーバーのUSBソケットに接続されたUSBコネクタに供給された電力を、前記ディスクアレイ専用コネクタによりディスクアレイの起動信号に変換してディスクアレイに供給することを特徴とする。
更に請求項3記載の電源連動システムは、前記ディスクアレイ専用コネクタが、USBコネクタから給電された電源電圧又は電圧電流を抵抗器を直列に介して前記起動信号に変換することを特徴とする。
更に請求項4記載の電源連動ケーブルは、サーバーとディスクアレイとの間に接続され、電源供給用端子及び信号伝達用端子を有するUSBコネクタと、該USBコネクタの電源供給用端子に給電された電源電圧又は電圧電流を抵抗を介して起動信号に変換するディスクアレイ専用コネクタとを含むことを特徴とする。
本発明は、主装置(サーバー)に設けられているUSBソケットとディスクアレイとを、USBソケットの電源供給用端子に給電された電源電圧又は電圧電流を抵抗を介して起動信号に変換するディスクアレイ専用コネクタを含む電源連動ケーブルで接続するという簡単な構成によって、サーバーとディスクアレイの電源オンとを容易に連動させることができる。
更に本発明は、ディスクアレイ専用コネクタが、USBコネクタに給電された電源電圧又は電圧電流を抵抗器を直列に介して前記起動信号に変換することにより、簡易な構成でディスクアレイに起動信号を供給することができる。
更に本発明は、一端が電源供給用端子及び信号伝達用端子を有するUSBコネクタ、他端が前記USBコネクタの電源供給用端子に給電された電源電圧又は電圧電流を抵抗を介して起動信号に変換するディスクアレイ専用コネクタとを備えた電源連動ケーブルを構成することにより、USBコネクタから供給される電源電圧又は電圧電流を容易に起動信号に変換することができる。
以下、本発明の一実施形態による電源連動システム及び電源連動ケーブルを図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の1実施形態を示し、(A)はサーバーとディスクアレイとを電源連動ケーブルで接続した状態を描いた系統図、(B)は上記系統図に描かれている電源連動ケーブルの3面図であり、図2は本発明の1実施形態を示し、(A)は概要的な接続系統図、(B)は作動フロー図であり、図3は前掲の図1(B)に記載された電源連動ケーブルをシンボルマークで描いた模式的な配線系統図である。
本実施形態による電源連動システムは、図2(A)に示す如く、商用電源3からの電力が供給され且つ電源オンオフの対象となるサーバー1及びディスクアレイ2と、一端を該サーバー1のUSBソケットにUSBコネクタ5を接続し、他端をディスクアレイ2のディスクアレイ専用コネクタに接続した電源連動ケーブル6とから構成される。尚、本出願においては、サーバー等の装置側に設けられたメス型のUSB端子をUSBソケット、該USBソケットに差し込むオス型端子をUSBコネクタと呼ぶ。
この様に構成した電源連動システムの概略動作は、図2(B)に示す如く、ステップf5の如くサーバー1の電源がOFFされ、ディスクアレイ2がスタンバイ状態において、ステップf6の如くサーバー1の電源がオンされたとき、これに伴って電源連動ケーブル6のUSBコネクタ5の端子(Ut1)の電位がオンし、これによりステップf7の如くUSBコネクタ5経由で電源連動ケーブル6を通してディスクアレイ2に起動信号が送られ、これによりステップf8の如くディスクアレイ2が起動するように動作する。
次いで前述の電源連動システムの詳細構成並びに動作を図1を参照して説明する。図1は本発明装置の1実施形態を示し、(A)はその詳細な系統図である。(B)は、上記(A)図に描かれている電源連動ケーブル6の詳細な正面図である。
本実施形態による電源連動システムは、図1(A)に示す如く、商用電源3からの電力が供給され且つ電源オンオフの対象となるサーバー1及びディスクアレイ2と、
一端のUSBコネクタ5を前記サーバー1のUSBソケットに接続し、他端をディスクアレイ2のディスクアレイ専用コネクタに接続した電源連動ケーブル6と、から構成され、前記ディスクアレイ2は、図示しない複数の磁気ディスク群と、これらディスク群他を制御する制御部2aと、商用電源3からの電力が供給される電源部2bと、該電源部2bの電源オンオフを制御する電源制御部2cとを備える。
一端のUSBコネクタ5を前記サーバー1のUSBソケットに接続し、他端をディスクアレイ2のディスクアレイ専用コネクタに接続した電源連動ケーブル6と、から構成され、前記ディスクアレイ2は、図示しない複数の磁気ディスク群と、これらディスク群他を制御する制御部2aと、商用電源3からの電力が供給される電源部2bと、該電源部2bの電源オンオフを制御する電源制御部2cとを備える。
また前記サーバー1は、近年のパーソナルコンピュータ同様にUSBソケットを有し、電源オン時には該USBソケットに挿入されたUSBコネクタの電源供給用端子を介して電力を給電すると共に信号伝送用端子を介して接続された周辺機器と信号の送受信を行う機能を備える。尚、本実施形態においては、電源がオンオフされる対象装置してサーバー及びディスクアレイを対象とするが、他の装置、例えば、電源がオンオフされる主装置と、他装置からの起動信号を入力とし、この起動信号により主装置と連動して電源をオンオフする従装置の関係がある他の装置構成であっても良い。
また前記電源連動ケーブル6は、図1下段に示す如く、本来的には4芯のケーブルであって、その両端部それぞれに、USBコネクタ5とディスクアレイ専用コネクタ7とが接続されている。この回路構成は、図3に示す如く、赤色電線は、片方の端がUSBコネクタ5のUBS端子Ut1に接続導通され、他方の端が抵抗器8を直列に介してディスクアレイ専用コネクタ7のコネクタピンDp1に接続導通され、グランド電位である黒色電線は、片方の端がUSBコネクタ5のUBS端子Ut2に接続導通されており、他方の端がコネクタピンDp2に接続導通され、他の信号伝達用の白色及び緑色電線は開放されるように構成されている。前記本例の抵抗器8は、620オーム、1/4ワットの固定電気抵抗器であって、USBコネクタ5のUBS端子Ut1から給電される電源電圧又は電圧電流(電力)を入力として、信号電流値を0.1mAに制限することにより、起動信号に変換する機能を果たしている。
この様に構成された電源連動システムは、サーバー1のスイッチ(図示省略)をオン操作することによって起動され、この起動によってUSBソケットからUSBコネクタを介して電源連動ケーブル6に電力が供給されることによって前述の如く変換された起動信号がディスクアレイ2のディスクアレイ専用コネクタ7に印可され、この起動信号が印可されたディスクアレイ2の電源制御部2cが電源部2bを介してディスクアレイ2を起動する様に動作する。
この様に本実施形態による電源連動システムは、主装置側のサーバーが標準で備えるUSBコネクタから装置起動時に電力が供給されることを利用し、この電力を電源連動ケーブルが従装置であるディスクアレイの起動信号に変換することによって、主装置の起動に連動して従装置を起動することができる。
尚、前記実施形態においては電源オン時のみについて説明したが、本発明による電源連動システムは、主装置の電源がオフされ、USBソケットからの電力供給が停止されたとき、従装置の電源制御回路が起動信号の不存在を検出することによって、従装置の電源をオフするものであり、このような電源オフ時にも適用することができる。
1…サーバー、2…ディスクアレイ、2a…制御部、2b…電源部、2c…電源制御部、3…商用電源、4…電源連動装置、5…USBコネクタ、6…電源連動ケーブル、7…ディスクアレイ専用コネクタ、8…固定電気抵抗器。
Claims (4)
- 起動により電力及び信号を発する機能を有するUSBソケットを備える主装置と、起動信号の入力により起動する機能を備える従装置とを含み、主装置の起動に従装置の起動を連動させる電源連動システムであって、
前記主装置のUSBソケットから発する電力を入力とする電源供給用端子を有するUSBコネクタと、該電源供給用端子に供給された電力を従装置の起動信号に変換する専用コネクタを有する電源連動ケーブルを設け、
前記主装置を起動したとき、電源連動ケーブルが、主装置のUSBソケットに接続されたUSBコネクタに供給された電力を、前記専用コネクタにより従装置の起動信号に変換して従装置に供給することを特徴とする電源連動システム。 - ディスクアレイの電源オンオフをサーバーの電源オンオフに連動させる電源連動システムであって、
前記サーバーのUSBソケットから発する電力を入力とする電源供給用端子を有するUSBコネクタと、該電源供給用端子に供給された電力をディスクアレイの起動信号に変換するディスクアレイ専用コネクタを有する電源連動ケーブルを設け、
前記サーバーを起動したとき、電源連動ケーブルが、サーバーのUSBソケットに接続されたUSBコネクタに供給された電力を、前記ディスクアレイ専用コネクタによりディスクアレイの起動信号に変換してディスクアレイに供給することを特徴とする電源連動システム。 - 前記ディスクアレイ専用コネクタが、USBコネクタから給電された電源電圧又は電圧電流を抵抗器を直列に介して前記起動信号に変換することを特徴とする請求項2記載の電源連動システム。
- サーバーとディスクアレイとの間に接続される電源連動ケーブルであって、
電源供給用端子及び信号伝達用端子を有するUSBコネクタと、該USBコネクタの電源供給用端子に給電された電源電圧又は電圧電流を抵抗を介して起動信号に変換するディスクアレイ専用コネクタとを含むことを特徴とする電源連動ケーブル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005256772A JP2007072600A (ja) | 2005-09-05 | 2005-09-05 | 電源連動システム、及び電源連動用のケーブル |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008243148A (ja) * | 2007-03-29 | 2008-10-09 | Nec Corp | ディスクアレイ装置 |
JP2011164770A (ja) * | 2010-02-05 | 2011-08-25 | Nec Corp | 金融窓口システムおよび電源連動方法、現金処理機と金融窓口端末およびプログラム |
JP2011191750A (ja) * | 2010-02-19 | 2011-09-29 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 液晶表示装置 |
US8271808B2 (en) | 2008-03-06 | 2012-09-18 | Nec Corporation | Computer system, subordinate device, and power supply control method |
-
2005
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