JP2007072057A - 画像形成装置を管理する装置およびシステム - Google Patents
画像形成装置を管理する装置およびシステム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007072057A JP2007072057A JP2005257556A JP2005257556A JP2007072057A JP 2007072057 A JP2007072057 A JP 2007072057A JP 2005257556 A JP2005257556 A JP 2005257556A JP 2005257556 A JP2005257556 A JP 2005257556A JP 2007072057 A JP2007072057 A JP 2007072057A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image forming
- data
- forming apparatus
- light emitting
- emitting element
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Landscapes
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
- Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
Abstract
【課題】 画像形成装置の構成を複雑化することなく各発光素子の経時的な劣化を補償する。
【解決手段】 各画像形成装置20は、感光体ドラム242に対する露光によって潜像を形成する複数の発光素子Eと、輝度を指定する画像データおよび輝度を補正する補正データに基づいて各発光素子Eの輝度を制御する制御部22とを含む。管理装置40の制御部42は、各発光素子Eの過去における発光の程度を示す使用度データを複数の画像形成装置20の各々から通信網Nを介して取得し、この使用度データに基づいて各画像形成装置20の補正データを生成する。さらに、制御部42は、ここで生成した補正データを通信網Nから各画像形成装置20に送信する。
【選択図】 図1
【解決手段】 各画像形成装置20は、感光体ドラム242に対する露光によって潜像を形成する複数の発光素子Eと、輝度を指定する画像データおよび輝度を補正する補正データに基づいて各発光素子Eの輝度を制御する制御部22とを含む。管理装置40の制御部42は、各発光素子Eの過去における発光の程度を示す使用度データを複数の画像形成装置20の各々から通信網Nを介して取得し、この使用度データに基づいて各画像形成装置20の補正データを生成する。さらに、制御部42は、ここで生成した補正データを通信網Nから各画像形成装置20に送信する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、複数の画像形成装置(例えば印刷装置)を管理する技術に関する。
感光体ドラムなどの像担持体を複数の発光素子によって露光して潜像(静電潜像)を形成する画像形成装置が従来から提案されている。発光素子は、例えば有機EL(ElectroLuminescent)材料などの発光材料からなる発光層を電極間に介在させた構造となっている。この種の発光素子は実際に発光した時間に応じて特性(例えば発光素子に付与された電気エネルギと発光素子の実際の輝度との関係)が経時的に変化する。そこで、発光素子の特性の変化を補償して画像の品位を長期間にわたって維持するために、例えば特許文献1や特許文献2には、発光素子の経時的な劣化の程度に応じて発光素子の輝度を補正する技術が開示されている。
特開平4−363265号公報
特開平5−169724号公報
しかしながら、以上の技術のように発光素子の輝度を補正するための機能を画像形成装置に搭載した場合には、回路の構成の複雑化やこれによる回路の規模の肥大化を招くという問題がある。本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、画像形成装置の構成を複雑化することなく各発光素子の経時的な劣化を補償するという課題の解決を目的としている。
本発明のひとつの態様に係る管理装置は複数の画像形成装置を管理する。各画像形成装置は、露光により像担持体に潜像を形成する複数の発光素子と、各発光素子の輝度を指定する画像データおよび各発光素子の輝度を補正するための補正データに基づいて各発光素子の輝度を制御する制御手段(例えば図2の制御部22)とを備える。管理装置は、各発光素子の過去における発光の程度を示す使用度データを複数の画像形成装置の各々から通信網を介して受信する受信手段(例えば図3の制御部42および通信部44)と、受信手段が受信した使用度データに基づいて各画像形成装置の補正データを生成するデータ生成手段(例えば図3の制御部42)と、データ生成手段が生成した補正データを通信網から各画像形成装置に送信する送信手段(例えば図3の制御部42および通信部44)とを具備する。
この構成によれば、各発光素子の過去における発光の程度を示す使用度データに基づいて管理装置が各画像形成装置の補正データを統一的に生成するから、補正データを生成する機能が各画像形成装置に搭載されている必要はない。したがって、画像形成装置の構成を複雑化することなく各発光素子の特性の経時的な変化を補償することが可能である。
なお、本発明の使用度データが示す「各発光素子の過去における発光の程度」とは、例えば、各発光素子の特性の変化の程度を左右する実際の使用の状況であり、例えば、過去の所定の期間における各発光素子の発光の回数や各発光素子の発光の累積的な時間、または各発光素子の発光量の総和などである。
また、本発明における発光素子とは、光を放射する要素であり、より具体的には電気エネルギの付与(電流の供給や電圧の印加)によって発光する素子である。本発明における発光素子の具体的な構造や材料は任意であるが、例えば、有機EL材料や無機EL材料からなる発光層を電極間に介在させた素子が本発明の発光素子として好適に採用され得る。また、LED(Light Emitting Diode)素子や、プラズマの放電により発光する素子など様々な発光素子を本発明に利用することもできる。もっとも、有機EL材料を利用した発光素子は特性の経時的な変化が他の発光素子と比較して顕著であるから、この種の発光素子を利用した画像形成装置の管理のために本発明は特に有効に利用される。
本発明の好適な態様に係る管理装置は、受信手段が各画像形成装置から受信した使用度データに基づいて当該画像形成装置における各発光素子の輝度の補正の可否を判定する判定手段(例えば図3の制御部42)を具備し、送信手段は、判定手段が補正を可能と判定した画像形成装置に対してのみ補正データを送信する。この態様によれば、判定手段によって補正が不能と判定された画像形成装置には補正データが送信されないから、補正の可否に拘わらず総ての画像形成装置に補正データが送信される構成と比較して送信手段による処理の負荷が軽減される。なお、判定手段は、例えば、使用度データの表す数値(すなわち各発光素子の使用の程度に対応した数値)が所定の閾値を上回る場合に補正が不可であると判定し、使用度データの表す数値が所定の閾値を下回る場合に補正が可能であると判定する。
より好適な態様において、データ生成手段は、判定手段が補正を可能と判定した画像形成装置のみについて補正データを生成する。この態様によれば、判定手段が補正を不可と判定した画像形成装置については補正データを生成する処理が実行されないから、補正の可否に拘わらず総ての画像形成装置について補正データが生成される構成と比較してデータ生成手段による処理の負荷が軽減される。
より好適な態様において、データ生成手段は、判定手段が補正を可能と判定した画像形成装置のみについて補正データを生成する。この態様によれば、判定手段が補正を不可と判定した画像形成装置については補正データを生成する処理が実行されないから、補正の可否に拘わらず総ての画像形成装置について補正データが生成される構成と比較してデータ生成手段による処理の負荷が軽減される。
さらに好適な態様において、送信手段は、判定手段が補正を不可と判定した画像形成装置の利用者に対し、通信網を介して、各発光素子の輝度の補正が不可である旨のメッセージを送信する。この態様によれば、各発光素子の交換の必要性を画像形成装置の利用者に報知することができる。なお、利用者に対して通信網を介してメッセージを送信するための方法は任意である。例えば、画像形成装置に対してメッセージが送信されたうえで画像形成装置がそのメッセージを出力する構成としてもよいし、利用者について予め登録された通信装置(例えば情報処理装置や携帯電話機など)にメッセージが送信されたうえで通信装置がそのメッセージを出力する構成としてもよい。また、補正が不可である旨のメッセージは、その旨の文言を直接的に含むメッセージのほか、各発光素子の交換(あるいは各発光素子を含む露光装置の交換)を促すメッセージであってもよい。
本発明の別の態様に係る管理装置において、受信手段は、各画像形成装置の種類を示す種類データを当該画像形成装置から受信し、データ生成手段は、使用度データから補正データを生成する方法として画像形成装置の種類ごとに設定された複数の方法のうち受信手段が受信した種類データに応じた方法によって補正データを生成する。この態様によれば、各画像形成装置の種類(例えば型式)に応じた方法で補正データが生成されるから、その種類とは無関係に選定された方法で補正データが生成される構成と比較して、各発光素子の特性の変化を効果的に補償することができる。なお、本態様の具体例は第1実施形態として後述される。
各発光素子の特性の変化は画像形成装置が使用される環境の温度(より詳細には発光素子の温度)に応じて相違する。そこで、さらに他の態様に係る管理装置において、受信手段は、各画像形成装置が使用される環境の温度に応じた温度データを当該画像形成装置から受信し、データ生成手段は、使用度データから補正データを生成する方法として温度ごとに設定された複数の方法のうち受信手段が受信した温度データに応じた方法によって補正データを生成する。この態様によれば、各画像形成装置が使用される環境の温度に応じた方法で補正データが生成されるから、この温度とは無関係に選定された方法で補正データが生成される構成と比較して、各発光素子の特性の変化を効果的に補償することができる。なお、本態様の具体例は第2実施形態として後述される。
本発明は、複数の画像形成装置を管理するためのシステムとしても特定される。このシステムは、複数の画像形成装置と各々を管理するための管理装置とを含む。各画像形成装置は、露光により像担持体に潜像を形成する複数の発光素子と、各発光素子の輝度を指定する画像データおよび各発光素子の輝度を補正するための補正データに基づいて各発光素子の輝度を制御する制御手段と具備する。一方、管理装置は、の過去における発光の程度を示す使用度データを複数の画像形成装置の各々から通信網を介して受信する受信手段と、受信手段が受信した使用度データに基づいて各画像形成装置の補正データを生成するデータ生成手段と、データ生成手段が生成した補正データを通信網から各画像形成装置に送信する送信手段とを具備する。この態様によれば、補正データを生成する機能を各画像形成装置に個別に搭載する必要はないから、画像形成装置の構成を複雑化することなく各発光素子の経時的な変化を補償することができる。
また、本発明は、複数の画像形成装置を管理するための方法としても特定される。この方法は、通信網を介して複数の画像形成装置の各々と通信する管理装置が、各発光素子の過去における発光の程度を示す使用度データを複数の画像形成装置の各々から通信網を介して受信し、この受信した使用度データに基づいて各画像形成装置の補正データを生成し、この生成した補正データを通信網から各画像形成装置に送信する。
さらに、本発明は、コンピュータを以上の各態様に係る管理装置として機能させるためのプログラムとしても特定される。このプログラムは、各発光素子の過去における発光の程度を示す使用度データを複数の画像形成装置の各々から通信網を介して受信する受信処理(例えば図7のステップSc1およびステップSc2)と、受信処理にて受信した使用度データに基づいて各画像形成装置の補正データを生成するデータ生成処理(例えば図7のステップSc5)と、データ生成処理にて生成した補正データを通信網から各画像形成装置に送信する送信処理(例えば図7のステップSc5)とをコンピュータに実行させる。なお、本発明のプログラムは、コンピュータが可読な記録媒体(例えば光ディスク)に格納された形態で利用者に提供されてコンピュータにインストールされるほか、通信網を介した配信の形態でサーバ装置から提供されてコンピュータにインストールされる。
<A:第1実施形態>
<A−1:システムの構成>
図1は、本発明の実施形態に係る管理システムの構成を示すブロック図である。同図に示されるように、この管理システムSは、インターネットなどの通信網Nに接続された複数の情報処理装置10と、各々が情報処理装置10に接続された複数の画像形成装置20と、各画像形成装置20の管理のために通信網Nに接続された管理装置40とを含む。管理装置40は、通信網Nと各情報処理装置10とを介した通信により、この情報処理装置10に接続された画像形成装置20との間で各種のデータを授受するサーバである。なお、図1においては2個の情報処理装置10と2個の画像形成装置20とのみが図示されているが、実際の管理システムSは、より多数の情報処理装置10とその各々に接続された画像形成装置20とを含む。また、ひとつの情報処理装置10には複数の画像形成装置20が接続され得る。
<A−1:システムの構成>
図1は、本発明の実施形態に係る管理システムの構成を示すブロック図である。同図に示されるように、この管理システムSは、インターネットなどの通信網Nに接続された複数の情報処理装置10と、各々が情報処理装置10に接続された複数の画像形成装置20と、各画像形成装置20の管理のために通信網Nに接続された管理装置40とを含む。管理装置40は、通信網Nと各情報処理装置10とを介した通信により、この情報処理装置10に接続された画像形成装置20との間で各種のデータを授受するサーバである。なお、図1においては2個の情報処理装置10と2個の画像形成装置20とのみが図示されているが、実際の管理システムSは、より多数の情報処理装置10とその各々に接続された画像形成装置20とを含む。また、ひとつの情報処理装置10には複数の画像形成装置20が接続され得る。
図2は、ひとつの情報処理装置10とこれに接続された画像形成装置20との具体的な構成を示すブロック図である。画像形成装置20は、例えば印刷装置や、複写機およびファクシミリのうち印刷を担う部分であり、画像データによって指定された画像を用紙などの記録材に印刷する。一方、情報処理装置10は、例えばパーソナルコンピュータであり、画像形成装置20に画像データを供給するほか、画像形成装置20と管理装置40との間におけるデータの授受を仲介する役割を担っている。
図2に示すように、情報処理装置10は、プログラムの実行によって各部を制御するCPU(Central Processing Unit)などの制御部12と、通信網Nに接続された通信部14と、各種のデータを記憶するハードディスク装置などの記憶部16とを含む。記憶部16には、各種の画像を示す画像データが記憶される。制御部12は、例えば利用者からの指示を契機として、記憶部16の画像データを画像形成装置20に出力する。
一方、画像形成装置20は、各部を制御する制御部22と、記録材に画像を形成する画像形成ユニット24と、各種のデータを記憶する記憶部26とを含む。制御部22は、例えばプログラムの実行によって画像形成ユニット24や記憶部26を制御するCPUである。
画像形成ユニット24は、副走査方向に回転する円筒状の感光体ドラム242と、この感光体ドラム242の外周面を露光する露光装置244と、露光装置244を駆動する駆動回路246とを含む。露光装置244は、基板の表面上に配列された複数の発光素子Eを含む。これらの発光素子Eは、相互に対向する陽極と陰極との間に有機EL材料からなる発光層を介在させた光源である。駆動回路246は、制御部22による制御のもと、各発光素子Eを電流(以下「駆動電流」という)の供給によって発光させる。
感光体ドラム242は、その近傍に設置された帯電器(図示略)によって外周面が均等に帯電させられる。そして、各発光素子Eからの出射光が帯電中の外周面に到達すること(すなわち露光)によって、感光体ドラム242の外周面には各発光素子Eの輝度に応じた態様の静電潜像が形成される。さらに、この潜像に現像材(トナー)を付着させた顕像が記録材に転写されたうえで定着器によって定着される。
記憶部26は、例えばハードディスク装置やRAM(Random Access Memory)といった各種の機器である。この記憶部26に記憶されるデータとしては、画像データと補正データと使用度データとがある。このうち画像データは、情報処理装置10の制御部12から供給されるデータであり、複数の発光素子Eの各々について輝度(階調値)を指定する。
各発光素子Eの特性はその使用につれて経時的に劣化する。例えば、画像データによって特定の輝度が指定されたときの発光素子Eの実際の輝度は、過去における発光の回数(以下「発光回数」という)や発光の時間の総和など様々な要因に応じて経時的に変化する。記憶部26に記憶された補正データは、各発光素子Eの輝度を補正して各々の特性の変化を補償するためのデータである。制御部22は、画像データおよび補正データの双方に応じた輝度となるように各発光素子Eを制御する。より具体的には、制御部22は、画像データによって各々に同じ輝度が指定されたときの複数の発光素子Eの輝度が過去の発光回数に拘わらず所期値に略一致するように、駆動回路246から各発光素子Eに供給される駆動電流の電流値を補正データに基づいて発光素子Eごとに補正する。
この補正の具体的な方法としては、公知である各種の技術を駆動回路246の構成に応じて採択することができる。例えば、制御部22から供給される画像データに応じた電流値の駆動電流を生成して各発光素子Eに出力する駆動回路246を備えた構成においては、制御部22が、情報処理装置10から供給される画像データを補正データに基づいて補正し、この補正後の画像データを駆動回路246に出力する。また、例えば制御部22から供給される補正データに基づいて駆動電流の電流値を発光素子Eごとに補正する駆動回路246を備えた構成においては、制御部22が、記憶部26に記憶された各発光素子Eの補正データを駆動回路246に対して直接に出力する。
以上に説明した補正データは管理装置40によって生成される。記憶部26に記憶された使用度データは、管理装置40が補正データを生成するための指標となるデータである。本実施形態における使用度データは、過去の所定の期間における各発光素子Eの発光回数を表すデータである。各発光素子Eの劣化の程度はその発光回数によって左右されるから、この発光回数に応じて管理装置40が生成した補正データに基づいて駆動電流を調整することで各発光素子Eの特性の経時的な変化を補償することができる。例えば、使用度データの示す発光回数が多いほど(すなわち輝度の低下量が大きいほど)、駆動電流の増加を指示する補正データが生成されるといった具合である。
次に、図3を参照して、管理装置40の具体的な構成を説明する。同図に示すように、管理装置40は、プログラムの実行によって各部を制御するCPUなどの制御部42と、通信網Nに接続された通信部44と、各種のデータを記憶するハードディスク装置などの記憶部46とを含む。制御部42は、以上に説明したように使用度データに基づいて補正データを生成する機能を備える。通信部44は、各画像形成装置20から通信網Nを介して使用度データを受信する手段、および制御部42が生成した補正データを通信網Nから各画像形成装置20に送信する手段として機能する。
記憶部46は、各画像形成装置20を管理するための管理テーブルを記憶する。図4に示すように、管理テーブルは、各々が別個の画像形成装置20に対応する複数のレコードを含む。各レコードは、画像形成装置20の利用者の氏名および住所と、画像形成装置20が接続された情報処理装置10のIPアドレスと、画像形成装置20の型式および管理番号と、その画像形成装置20から取得した使用度データとを含む。画像形成装置20の型式とは、画像形成装置20の種類ごとに割当てられた符号であり、画像形成装置20の管理番号とは、各画像形成装置20を識別するためにその画像形成装置20に固有に割当てられた符号である。各レコードには、画像形成装置20の利用者が情報処理装置10によって管理装置40に事前にアクセスしたうえで入力した各事項が登録される。
<A−2:システムの動作>
次に、管理システムSを構成する各部の具体的な動作を説明する。
次に、管理システムSを構成する各部の具体的な動作を説明する。
(1)画像形成装置20の動作(図5)
画像形成装置20の制御部22は、所定の間隔で発生するタイマ割込を契機として図5の割込処理を順次に実行する。この割込処理は、例えば画像形成ユニット24が画像の形成を実行していない期間(例えば各記録材に画像を形成する間隔の期間)に実行される。
画像形成装置20の制御部22は、所定の間隔で発生するタイマ割込を契機として図5の割込処理を順次に実行する。この割込処理は、例えば画像形成ユニット24が画像の形成を実行していない期間(例えば各記録材に画像を形成する間隔の期間)に実行される。
図5の割込処理を開始すると、制御部22はまず、その時点から過去に遡って所定の時間長の期間における各発光素子Eの発光回数を特定する(ステップSa1)。本実施形態の制御部22は、発光素子Eごとに記憶部26に記憶される発光回数を当該発光素子Eの発光のたびに「1」ずつインクリメントする。ステップSa1において、制御部22は、その時点で記憶部26に記憶されている発光回数を発光素子Eごとに読み出す。
次いで、制御部22は、ステップSa1で発光素子Eごとに特定した発光回数を表す使用度データを生成して記憶部26に格納する(ステップSa2)。さらに、制御部22は、この使用度データを含むファイル(以下「基礎ファイル」という)を情報処理装置10に送信する(ステップSa3)。この基礎ファイルには、使用度データのほかに画像形成装置20の型式のデータや管理番号のデータが含められる。
(2)情報処理装置10の動作(図6)
情報処理装置10の制御部12は、所定の間隔で発生するタイマ割込を契機として図6の割込処理を順次に実行する。この割込処理を開始すると、制御部12は、画像形成装置20から基礎ファイルを受信したか否かを判定する(ステップSb1)。この判定の結果が肯定されると、制御部12は、画像形成装置20から受信した基礎ファイルを記憶部16に格納する(ステップSb2)。一方、ステップSb1の判定が否定された場合にはステップSb2の処理は実行されない。
情報処理装置10の制御部12は、所定の間隔で発生するタイマ割込を契機として図6の割込処理を順次に実行する。この割込処理を開始すると、制御部12は、画像形成装置20から基礎ファイルを受信したか否かを判定する(ステップSb1)。この判定の結果が肯定されると、制御部12は、画像形成装置20から受信した基礎ファイルを記憶部16に格納する(ステップSb2)。一方、ステップSb1の判定が否定された場合にはステップSb2の処理は実行されない。
次いで、制御部12は、基礎ファイルの送信のタイミングが到来したか否かを判定する(ステップSb3)。本実施形態においては、キーボードなどの入力装置(図示略)に対する操作と予め定められた時刻(例えば週1回の特定の時刻)の到来とを契機として基礎ファイルが送信される。したがって、制御部12は、ステップSb3において、入力装置に所定の操作が与えられたか否か、および、所定の時刻が到来したか否かを判定し、何れかの判定の結果が肯定されると基礎ファイルの送信のタイミングが到来したと判定する。
所期のタイミングが到来すると、制御部12は、基礎ファイルを記憶部16から読み出し、この基礎ファイルを通信部14から通信網Nを介して管理装置40に送信する。こうして送信される基礎ファイルには情報処理装置10のIPアドレスが付加される。なお、基礎ファイルは画像形成装置20から順次に供給されるから、情報処理装置10の記憶部16には複数の基礎ファイルが蓄積されている場合がある。このような場合、制御部12は、これらの基礎ファイルのうち最新の基礎ファイルを選択して管理装置40に送信する。
管理装置40は、こうして情報処理装置10から受信した基礎ファイルに含まれる使用度データに基づいて補正データを生成し、この生成した補正データを情報処理装置10に送信する(図7参照)。一方、情報処理装置10の制御部12は、管理装置40からこの補正データを受信したか否かを判定する(ステップSb5)そして、この判定の結果が肯定される場合、制御部12は、管理装置40から受信した補正データを画像形成装置20に転送したうえで割込処理を終了する(ステップSb6)。この補正データは画像形成装置20の制御部12によって記憶部16に格納され、その後の各発光素子Eの輝度の補正に使用される。一方、ステップSb5において補正データを受信していないと判定すると、制御部12はステップSb6を経ることなく割込処理を終了する。
(3)管理装置40の動作(図7)
管理装置40の制御部42は、所定の間隔で発生するタイマ割込を契機として図7の割込処理を実行する。この割込処理を開始すると、制御部42はまず、基礎ファイルを情報処理装置10から受信したか否かを判定する(ステップSc1)。ここで受信したと判定すると、制御部42は、この基礎ファイルを記憶部46に格納する(ステップSc2)。より具体的には、制御部42は、基礎ファイルに含まれる管理番号を管理テーブルのなかから検索し、この検索したレコードに当該基礎ファイルの使用度データを対応付けて記憶部46に格納する。一方、新たな基礎ファイルを受信していない場合、制御部42はステップSc2以降の処理を実行することなく割込処理を終了する。
管理装置40の制御部42は、所定の間隔で発生するタイマ割込を契機として図7の割込処理を実行する。この割込処理を開始すると、制御部42はまず、基礎ファイルを情報処理装置10から受信したか否かを判定する(ステップSc1)。ここで受信したと判定すると、制御部42は、この基礎ファイルを記憶部46に格納する(ステップSc2)。より具体的には、制御部42は、基礎ファイルに含まれる管理番号を管理テーブルのなかから検索し、この検索したレコードに当該基礎ファイルの使用度データを対応付けて記憶部46に格納する。一方、新たな基礎ファイルを受信していない場合、制御部42はステップSc2以降の処理を実行することなく割込処理を終了する。
次に、制御部42は、新たに受信した基礎ファイルの使用度データによって示される発光回数が所定の閾値を上回るか否かを判定する(ステップSc3)。発光回数が所定の閾値を下回る場合には、各発光素子Eの劣化は少なく各々の輝度を補正する必要はない。したがって、ステップSc3の判定が否定されると、制御部42はステップSc4以降の処理を実行することなく割込処理を終了する。
ところで、補正データに基づいて各発光素子Eの輝度が補正されるとは言っても、各発光素子Eの特性の劣化の程度によっては(例えば特性の劣化の程度が余りに大きい場合には)、必ずしも完全に特性の劣化を補償し切れない場合もあり得る。このような場合に画像形成装置20で所期の品質の画像を形成するためには露光装置244を新品に交換するほかない。そこで、本実施形態における制御部42は、ステップSc3にて発光回数が所定の閾値を上回ると判定すると、この画像形成装置20について各発光素子Eの輝度の適切な補正が可能であるか否かを判定する(ステップSc4)。より具体的には、制御部42は、使用度データの示す発光回数が所定の上限値(閾値)を上回るか否かを判定し、発光回数が上限値を上回る場合には補正が不可であると判定する一方、発光回数が上限値を下回る場合には補正が可能であると判定する。
ステップSc4において補正が可能であると判定すると、制御部42は、ステップSc1で記憶部46に格納した使用度データに基づいて補正データを生成し、この生成した補正データを通信部44から通信網Nを介して情報処理装置10に送信する(ステップSc5)。補正データの宛先としては、管理テーブルに含まれるIPアドレスが指定される。この補正データは、図6のステップSb5およびステップSb6で情報処理装置10の制御部12によって受信されたうえで画像形成装置20に転送される。以上のように、本実施形態においては、ステップSc3の判定の基準となる閾値とステップSc4の判定の基準となる閾値との間の範囲に発光回数が含まれる画像形成装置20についてのみ補正データの生成および送信が実行される。したがって、発光回数に拘わらず総ての画像形成装置20について補正データの生成やその送信が実行される構成と比較して、管理装置40による処理の負荷を軽減することができる。
ここで、発光素子Eの特性の変化を補償するために最適な補正データは、画像形成装置20の駆動の方式や発光層の材料など様々な要因に応じて相違する。そこで、本実施形態においては、画像形成装置20の型式に応じた方法で使用度データから補正データの生成が実行されるようになっている。この構成について詳述すると以下の通りである。
記憶部46には、各々が別個の型式に対応する複数の演算式が記憶されている。各型式に対応する演算式は、使用度データを引数(パラメータ)として、その型式の画像形成装置20にとって最適な補正データを算定するための関数である。ステップSc5において、制御部42は、これらの演算式のうち、ステップSc1で受信した基礎ファイルに含まれる型式のデータに対応した演算式を記憶部46から探索し、この探索した演算式に使用度データを代入することによって補正データを生成する。このように、本実施形態においては各画像形成装置20の型式に応じた方法で補正データが生成されるから、その型式とは無関係に補正データが生成される構成と比較して、各発光素子Eの特性の変化を効果的に補償することができる。
さて、ステップSc4にて補正が不可であると判定すると、制御部42は、露光装置244を交換すべき旨のメッセージ(以下「交換要メッセージ」という)を情報処理装置10に対して送信する(ステップSc6)。この交換要メッセージの宛先としては、管理テーブルに含まれるIPアドレスが指定される。情報処理装置10は、この受信した交換要メッセージを表示装置(図示略)に表示する。この表示を確認することによって画像形成装置20の利用者は露光装置244の交換の時機が到来したことを認識することができる。
以上に説明したように、本実施形態によれば、各画像形成装置20から送信された使用度データに基づいて管理装置40が補正データを生成するから、各画像形成装置20には補正データを生成する機能を持たせる必要がない。したがって、画像形成装置20の構成を複雑化することなく各発光素子Eの経時的な変化を補償することができる。また、複数の画像形成装置20の保守が管理装置40によって統一的に実施されるから、例えば各画像形成装置20が設置された場所にサービスマンが訪問してその保守や点検を実施するといった負担を軽減することができる。
<B:第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
各発光素子Eの劣化が進行する程度は、各発光素子Eの発光回数や画像形成装置20の駆動の方式および発光層の材料といった要素のほか、画像形成装置20が使用される周囲の環境の温度(より厳密には各発光素子Eの温度)にも左右される。そこで、本実施形態においては、画像形成装置20が使用される周囲の環境の温度(以下「環境温度」という)に基づいて補正データが生成される構成となっている。なお、本実施形態のうち第1実施形態と同様の要素については共通の符号を付してその説明を適宜に省略する。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
各発光素子Eの劣化が進行する程度は、各発光素子Eの発光回数や画像形成装置20の駆動の方式および発光層の材料といった要素のほか、画像形成装置20が使用される周囲の環境の温度(より厳密には各発光素子Eの温度)にも左右される。そこで、本実施形態においては、画像形成装置20が使用される周囲の環境の温度(以下「環境温度」という)に基づいて補正データが生成される構成となっている。なお、本実施形態のうち第1実施形態と同様の要素については共通の符号を付してその説明を適宜に省略する。
本実施形態の画像形成装置20における画像形成ユニット24は、環境温度に応じた信号を出力するセンサ(図示略)を備える。このセンサ(例えばサーミスタ)は、露光装置244の各発光素子Eの近傍に設置される。制御部22は、センサからの出力される信号に基づいて環境温度を例えば所定の間隔で検出して記憶部26に順次に格納する。そして、図5のステップSa3において、制御部22は、過去の所定の期間における環境温度の平均値を算定し、この平均値のデータを使用度データとともに基礎ファイルに含めて情報処理装置10に送信する。この基礎ファイルは、第1実施形態と同様の手順(図6)で情報処理装置10から管理装置40に送信される。
一方、管理装置40の記憶部46には、各々が別個の環境温度に対応する複数の演算式が記憶されている。各環境温度に対応する演算式は、使用度データを引数として、その環境温度にある画像形成装置20にとって最適な補正データ(すなわちその環境温度における各発光素子Eの劣化の程度に応じた補正データ)を算定するための関数である。図7のステップSc5において、制御部42は、基礎ファイルに含まれる環境温度のデータに対応した演算式を記憶部46から探索し、この探索した演算式に使用度データを代入することによって補正データを生成する。その他の動作は第1実施形態と同様である。
以上に説明したように、本実施形態においては、各画像形成装置20の環境温度に応じた方法(演算式)によって、その環境温度にある発光素子Eの特性の変化を補償するために最適な補正データが生成される。したがって、本実施形態によれば、環境温度とは無関係に補正データが生成される構成と比較して、各発光素子Eの特性の変化を効果的に補償することができる。
<C:変形例>
以上の各形態には様々な変形を加えることができる。具体的な変形の態様を例示すれば以下の通りである。なお、以下の各態様を適宜に組み合わせてもよい。
以上の各形態には様々な変形を加えることができる。具体的な変形の態様を例示すれば以下の通りである。なお、以下の各態様を適宜に組み合わせてもよい。
(1)変形例1
各実施形態においては、各発光素子Eの発光回数が使用度データとして管理装置40に送信される構成を例示したが、使用度データの内容はこれに限定されない。例えば、各発光素子Eの劣化の程度は、各発光素子Eが実際に発光した累積的な時間や輝度の累積値、各発光素子Eに供給された駆動電流の平均的な電流値、画像データによって各発光素子Eに指定された輝度の平均値など様々な要因によって相違する。したがって、これらの要素のうち少なくともひとつを含むデータが、補正データの指標となる使用度データとして管理装置40に送信されてもよい。すなわち、使用度データとは、各発光素子Eの特性の変化の程度を反映したデータであればよい。図7のステップSc3およびステップSc4においては、これらの各種の使用度データによって示される数値(発光の総時間など)が所定の閾値を上回るか否かに応じて補正の要否(ステップSc3)や補正の可否(ステップSc4)が判定される。さらにステップSc5においては、これらの使用度データの数値に応じて補正データが生成される。
各実施形態においては、各発光素子Eの発光回数が使用度データとして管理装置40に送信される構成を例示したが、使用度データの内容はこれに限定されない。例えば、各発光素子Eの劣化の程度は、各発光素子Eが実際に発光した累積的な時間や輝度の累積値、各発光素子Eに供給された駆動電流の平均的な電流値、画像データによって各発光素子Eに指定された輝度の平均値など様々な要因によって相違する。したがって、これらの要素のうち少なくともひとつを含むデータが、補正データの指標となる使用度データとして管理装置40に送信されてもよい。すなわち、使用度データとは、各発光素子Eの特性の変化の程度を反映したデータであればよい。図7のステップSc3およびステップSc4においては、これらの各種の使用度データによって示される数値(発光の総時間など)が所定の閾値を上回るか否かに応じて補正の要否(ステップSc3)や補正の可否(ステップSc4)が判定される。さらにステップSc5においては、これらの使用度データの数値に応じて補正データが生成される。
(2)変形例2
各実施形態においては駆動回路246から各発光素子Eに供給される駆動電流の電流値を補正データに基づいて補正する構成を例示したが、補正データに基づく補正の方法はこれに限定されない。例えば、画像データに応じた時間長にわたって駆動電流を供給する方式の駆動回路246(すなわちパルス幅変調によって各発光素子Eの輝度を制御する駆動回路246)が採用された構成においては、駆動電流を供給する時間長が補正データに基づいて制御される構成としてもよい。このように、本発明においては、画像データおよび補正データの双方に応じて各発光素子Eの輝度が制御される構成であれば足り、補正データの内容やこれに基づく具体的な補正の方法は任意である。
各実施形態においては駆動回路246から各発光素子Eに供給される駆動電流の電流値を補正データに基づいて補正する構成を例示したが、補正データに基づく補正の方法はこれに限定されない。例えば、画像データに応じた時間長にわたって駆動電流を供給する方式の駆動回路246(すなわちパルス幅変調によって各発光素子Eの輝度を制御する駆動回路246)が採用された構成においては、駆動電流を供給する時間長が補正データに基づいて制御される構成としてもよい。このように、本発明においては、画像データおよび補正データの双方に応じて各発光素子Eの輝度が制御される構成であれば足り、補正データの内容やこれに基づく具体的な補正の方法は任意である。
(3)変形例3
図7のステップSc5における補正データの送信やステップSc6における交換要メッセージの送信とともに、露光装置244や画像形成装置20の新製品に関する広告の情報を管理装置40から各画像形成装置20の利用者に送信してもよい。特にステップSc6の交換要メッセージとともに露光装置244やその新製品の広告を配信すれば、この交換要メッセージを確認したうえで新たな露光装置244(あるいは新たな画像形成装置20)を購入しようとする利用者の利便を向上することができる。
図7のステップSc5における補正データの送信やステップSc6における交換要メッセージの送信とともに、露光装置244や画像形成装置20の新製品に関する広告の情報を管理装置40から各画像形成装置20の利用者に送信してもよい。特にステップSc6の交換要メッセージとともに露光装置244やその新製品の広告を配信すれば、この交換要メッセージを確認したうえで新たな露光装置244(あるいは新たな画像形成装置20)を購入しようとする利用者の利便を向上することができる。
(4)変形例4
各実施形態においては、画像形成装置20からの基礎ファイルの受信を契機として補正データが生成される構成を例示したが、補正データが生成される時機は任意である。例えば、管理装置40の制御部42は、基礎ファイルを各画像形成装置20から順次に受信して記憶部46に蓄積し、所定のタイミングが到来すると、それまでに基礎ファイルを受信した複数の画像形成装置20の各々について当該基礎ファイルに基づく補正データの生成を実行してもよい。
各実施形態においては、画像形成装置20からの基礎ファイルの受信を契機として補正データが生成される構成を例示したが、補正データが生成される時機は任意である。例えば、管理装置40の制御部42は、基礎ファイルを各画像形成装置20から順次に受信して記憶部46に蓄積し、所定のタイミングが到来すると、それまでに基礎ファイルを受信した複数の画像形成装置20の各々について当該基礎ファイルに基づく補正データの生成を実行してもよい。
(5)変形例5
第1実施形態においては、複数の演算式のうち画像形成装置20の型式に対応する演算式によって補正データが生成される構成を例示したが、画像形成装置20の種類に応じた補正データを生成するための方法は任意である。例えば、各々が別個の型式に対応する複数のテーブル(以下「補正テーブル」という)を管理装置40の記憶部46に格納しておく。各補正テーブルにおいては、その補正テーブルに対応した型式の画像形成装置20にとって最適な補正データが使用度データに対応付けられている。制御部42は、図7のステップSc5において、基礎ファイルに含まれる型式のデータに対応した補正テーブルを選択し、この補正テーブルのなかから使用度データに対応する補正データを検索して情報処理装置10に送信する。この構成によっても、第1実施形態と同様の効果が奏される。
第1実施形態においては、複数の演算式のうち画像形成装置20の型式に対応する演算式によって補正データが生成される構成を例示したが、画像形成装置20の種類に応じた補正データを生成するための方法は任意である。例えば、各々が別個の型式に対応する複数のテーブル(以下「補正テーブル」という)を管理装置40の記憶部46に格納しておく。各補正テーブルにおいては、その補正テーブルに対応した型式の画像形成装置20にとって最適な補正データが使用度データに対応付けられている。制御部42は、図7のステップSc5において、基礎ファイルに含まれる型式のデータに対応した補正テーブルを選択し、この補正テーブルのなかから使用度データに対応する補正データを検索して情報処理装置10に送信する。この構成によっても、第1実施形態と同様の効果が奏される。
同様に、第2実施形態において、環境温度に応じた補正データを生成するための方法は任意である。例えば、各々が別個の環境温度に対応する複数の補正テーブルを記憶部46に格納した構成としてもよい。各補正テーブルにおいては、その補正テーブルに対応した環境温度にある画像形成装置20(露光装置244)にとって最適な補正データが使用度データに対応付けられている。この構成における制御部42は、図7のステップSc5において、基礎ファイルに含まれる環境温度に対応したテーブルを選択し、この補正テーブルのなかから使用度データに対応する補正データを検索して情報処理装置10に送信する。この構成によっても、第2実施形態と同様の効果が奏される。
(6)変形例6
各実施形態においては画像形成装置20が情報処理装置10を介して通信網Nに接続された構成を例示したが、画像形成装置20が直接的に通信網Nに接続された構成としてもよい。すなわち、画像形成装置20と管理装置40とが両者間の通信網Nを介して通信を行なう構成であれば足り、画像形成装置20と管理装置40との間に介在する要素の如何は不問である。
各実施形態においては画像形成装置20が情報処理装置10を介して通信網Nに接続された構成を例示したが、画像形成装置20が直接的に通信網Nに接続された構成としてもよい。すなわち、画像形成装置20と管理装置40とが両者間の通信網Nを介して通信を行なう構成であれば足り、画像形成装置20と管理装置40との間に介在する要素の如何は不問である。
S……管理システム、N……通信網、10……情報処理装置、20……画像形成装置、24……画像形成ユニット、242……感光体ドラム、244……露光装置、246……駆動回路、E……発光素子、40……管理装置、12,22,42……制御部、14,44……通信部、16,26,46……記憶部、
Claims (6)
- 露光により像担持体に潜像を形成する複数の発光素子と、前記各発光素子の輝度を指定する画像データおよび前記各発光素子の輝度を補正するための補正データに基づいて前記各発光素子の輝度を制御する制御手段とを各々が備える複数の画像形成装置を管理する装置であって、
前記各発光素子の過去における発光の程度を示す使用度データを前記複数の画像形成装置の各々から通信網を介して受信する受信手段と、
前記受信手段が受信した使用度データに基づいて前記各画像形成装置の補正データを生成するデータ生成手段と、
前記データ生成手段が生成した前記補正データを前記通信網から前記各画像形成装置に送信する送信手段と
を具備する管理装置。 - 前記受信手段が前記各画像形成装置から受信した使用度データに基づいて当該画像形成装置における各発光素子の輝度の補正の可否を判定する判定手段を具備し、
前記送信手段は、前記判定手段が補正を可能と判定した画像形成装置に対してのみ補正データを送信する
請求項1に記載の管理装置。 - 前記送信手段は、前記判定手段が補正を不可と判定した画像形成装置の利用者に対し、前記通信網を介して、前記各発光素子の輝度の補正が不可である旨のメッセージを送信する
請求項2に記載の管理装置。 - 前記受信手段は、前記各画像形成装置の種類を示す種類データを当該画像形成装置から受信し、
前記データ生成手段は、使用度データから補正データを生成する方法として画像形成装置の種類ごとに設定された複数の方法のうち前記受信手段が受信した種類データに応じた方法によって補正データを生成する
請求項1から請求項3の何れかに記載の管理装置。 - 前記受信手段は、前記各画像形成装置が使用される環境の温度に応じた温度データを当該画像形成装置から受信し、
前記データ生成手段は、使用度データから補正データを生成する方法として温度ごとに設定された複数の方法のうち前記受信手段が受信した温度データに応じた方法によって補正データを生成する
請求項1から請求項3の何れかに記載の管理装置。 - 管理装置と複数の画像形成装置とを含むシステムであって、
前記各画像形成装置は、
露光により像担持体に潜像を形成する複数の発光素子と、
前記各発光素子の輝度を指定する画像データおよび前記各発光素子の輝度を補正するための補正データに基づいて前記各発光素子の輝度を制御する制御手段と
を具備し、
前記管理装置は、
前記各発光素子の過去における発光の程度を示す使用度データを前記複数の画像形成装置の各々から通信網を介して受信する受信手段と、
前記受信手段が受信した使用度データに基づいて前記各画像形成装置の補正データを生成するデータ生成手段と、
前記データ生成手段が生成した補正データを前記通信網から前記各画像形成装置に送信する送信手段と
を具備するシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005257556A JP2007072057A (ja) | 2005-09-06 | 2005-09-06 | 画像形成装置を管理する装置およびシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005257556A JP2007072057A (ja) | 2005-09-06 | 2005-09-06 | 画像形成装置を管理する装置およびシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007072057A true JP2007072057A (ja) | 2007-03-22 |
Family
ID=37933567
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005257556A Withdrawn JP2007072057A (ja) | 2005-09-06 | 2005-09-06 | 画像形成装置を管理する装置およびシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007072057A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010186404A (ja) * | 2009-02-13 | 2010-08-26 | Internatl Business Mach Corp <Ibm> | 起動時にハードウェアの調整を行うシステムおよび調整方法 |
-
2005
- 2005-09-06 JP JP2005257556A patent/JP2007072057A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010186404A (ja) * | 2009-02-13 | 2010-08-26 | Internatl Business Mach Corp <Ibm> | 起動時にハードウェアの調整を行うシステムおよび調整方法 |
US8364939B2 (en) | 2009-02-13 | 2013-01-29 | International Business Machines Corporation | System for performing hardware calibration during startup, and method of calibration |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6418742B2 (ja) | 画像形成装置 | |
US20110216359A1 (en) | Maintenance scheduling system and maintenance schedule creating method | |
JP2008065824A (ja) | 保守計画システム、保守計画方法及び画像形成装置 | |
JP2010266594A (ja) | 画像形成装置 | |
US20050232655A1 (en) | Image forming apparatus and image forming system | |
JP4572931B2 (ja) | キャリブレーションシステム | |
JP2004354628A (ja) | 着脱部材、画像形成装置、サーバコンピュータ、コンピュータプログラム、クライアントシステム | |
US11327703B2 (en) | Image forming system and voltage adjustment method | |
CN107490942B (zh) | 信息处理器、图像形成装置管理系统 | |
JP2009111822A (ja) | 画像形成装置、画像形成システムおよび画像形成管理サーバ | |
JP2007072057A (ja) | 画像形成装置を管理する装置およびシステム | |
JP2016065959A (ja) | 保守管理制御装置、画像処理装置 | |
JP7460349B2 (ja) | 光走査装置および画像形成装置 | |
JP6497242B2 (ja) | 画像形成装置、画像形成方法及び画像形成システム | |
JP2009037322A (ja) | 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、および画像形成装置の制御プログラム | |
JP2015079186A (ja) | 制御装置、画像形成装置及びプログラム | |
US20120113452A1 (en) | Image processing apparatus, system, image processing method, and recording medium | |
WO2016006308A1 (ja) | 情報処理装置、画像処理装置およびストレージサービス利用方法 | |
JP2014004790A (ja) | 画像形成装置 | |
US20220291876A1 (en) | Information processing apparatus and information processing method | |
JP2005186473A (ja) | 画像形成装置および方法 | |
JP2016090695A (ja) | 画像形成装置、画像形成方法及びプログラム。 | |
US10642554B2 (en) | Control apparatus for assigning a print job, image forming apparatus, image forming system, and program | |
JP2010113104A (ja) | 画像形成装置および画像形成方法 | |
JP6743775B2 (ja) | 画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20070405 |
|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20081202 |