JP2007071875A - 直線時間表示 - Google Patents
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Abstract
【課題】時間測定用具の完全な直線表示を実現し、直線表示の美的効果を生かす装置及び方法。
【解決手段】本発明は、並んで配置された少なくとも2つのスケール部分(2.1、2.2)に分かれた少なくとも1つの直線スケール(2)を有する時間表示デバイス(1)に関する。部分の目盛が反対方向にプロットされる。このデバイスは、スケール部分の間を走るガイド手段(3)と、ガイド手段(3)に取付けられ、直線スケール部分(2.1、2.2)に沿って可動な少なくとも1つの部材(4)を含む。この部材(4)は、該部材を動かす駆動手段(5)と、前記部材(4)に取付けられ、スケール部分(2.1、2.2)上に時間を表示する表示手段(6)とを有する。表示手段(6)は、スケール部分(2.1、2.2)の端部に到達するとき、一方のスケールから他方へ転換するように、前記部材(4)に取付けられている。転換は、少なくとも部分的にジャンプするように瞬時に起こる。この態様の代替として、転換は、表示手段(6)の直線移動により起こるようにしても良い。
【選択図】図1
【解決手段】本発明は、並んで配置された少なくとも2つのスケール部分(2.1、2.2)に分かれた少なくとも1つの直線スケール(2)を有する時間表示デバイス(1)に関する。部分の目盛が反対方向にプロットされる。このデバイスは、スケール部分の間を走るガイド手段(3)と、ガイド手段(3)に取付けられ、直線スケール部分(2.1、2.2)に沿って可動な少なくとも1つの部材(4)を含む。この部材(4)は、該部材を動かす駆動手段(5)と、前記部材(4)に取付けられ、スケール部分(2.1、2.2)上に時間を表示する表示手段(6)とを有する。表示手段(6)は、スケール部分(2.1、2.2)の端部に到達するとき、一方のスケールから他方へ転換するように、前記部材(4)に取付けられている。転換は、少なくとも部分的にジャンプするように瞬時に起こる。この態様の代替として、転換は、表示手段(6)の直線移動により起こるようにしても良い。
【選択図】図1
Description
本発明は、時間表示デバイスに関し、並んで配置された少なくとも2つのスケール部分に分かれた少なくとも1つの直線スケールを備え、スケールの目盛が反対方向にプロットされ、ガイド要素がこれらのスケール部分の間を走り、少なくとも1つの部材が、ガイド要素に取付けられ、直線スケール部分に沿って可動であり、駆動手段がこの部材を移動させ、スケール部分上に時間の表示をするため、表示手段がこの部材に取付けられた時間表示デバイスに関する。
この種の直線時間表示は、例えば、欧州特許公開EP0,509,965号、又は米国特許第2,221,413号に示されている。そこに開示される機構は、並んで配置されたスケールの2つの直線部分に沿ってガイドされる指針を有し、この指針は、直線部分の各端部で、外側を向く半円形湾曲部により移動方向を変え、他方の直線スケール部分に沿って戻る。指針は、2つの半円形端部が細長い直線中央部分で連結されたトラックに沿って移動し、普通の時計のような通常の円形トラックに沿ってではない。しかし、この設計では、真の直線表示を達成するのは不可能である。表示は、放射状トラック部分では勿論直線ではないからである。更に、直線トラック部分は、放射状トラック部分と比較して、指針のサイズにより、外側に向かって与えられる回転半径に従って、短くなっている。そのため、直線表示の美的な所望の効果を部分的に損なう。
同じ美的な効果を狙うデバイスは、欧州特許公開EP1,416,339号の開示され、この場合の表示は、もっぱら直線的である。しかし、ここに指針は、並んで配置されたスケール部分の両方の上に同時に延び、従って、2つの部分のどちらを読むか明白な指示がなければ、表示が読みにくい。この特許で提案された駆動デバイスの移動方向の追加の表示は、デバイスの読みやすさを少し改善するだけである。
本発明の目的は、公知のシステムの前述した欠点を無くした時間測定用具の完全な直線表示を実現し、しかも直線表示の美的効果を生かすことを目指す。本発明では、直線表示部分だけを使用し、直線スケール部分の端部で、表示要素の動きの適正な技術的実現により、設計の解法に制限を与えない。
従って、本発明の目的は、請求項1乃至20の特性を有する時間表示デバイスを提供することである。
従って、本発明の目的は、請求項1乃至20の特性を有する時間表示デバイスを提供することである。
請求項1によれば、本発明のデバイスでは、表示手段は、ガイド手段に可動に取付けられた部材に取付けられ、直線スケール部分の1端部に到達するとき、他方のスケール部分に反転するように取付けられ、この反転は少なくとも一部はジャンプするように瞬時に起こる。これは一方において、美的効果を補強するのに直線スケール部分のみが使用され、他方において、どちらの部分を読むべきか表示からいつでも明らかであるという点で有利である。表示手段が前記部材に取付けられ、直線スケール部分の端部の何れかに到達するとき、それと平行に走るスケール部分に完全にジャンプするように瞬時に転換するように取付けられる、即ち、直線部分の端部に到達するとき、転換は瞬時に1回のジャンプですぐに起こる。
このような直線表示は、別の設計を選択することもできる。表示手段は、転換の動きが、時間表示デバイスの中心に向かう方向に起こることが分るように、前記部材に取付けられているからである。このため、直線スケール部分の縦方向の範囲は、表示手段の転換する円(従来は、外側を指していた)の空間が必要なことによっては、制限されない。
請求項20のデバイスは、請求項1における前記部材の代替の部材に表示手段を取付けることにより、同じ前述の利点を達成し、直線スケール部分の端部に到達すると、一方のスケール部分から他方へ反転し、転換は表示手段の直線移動を含む。
これらの2つの基本的設計の選択の更なる展開は、ガイド手段及び表示手段の選択にある。とりわけ、駆動手段と、これらと相互作用しガイド手段に可動に取付けられた部材の関連付けられたレイアウトにある。
これらの利点は、従属する請求項に挙げられた特徴により、図面を参照して本発明を詳細に記述した説明による。
図面は、本発明による直線表示の幾つかの実施形態の概略を例示する。
以下に、本発明を図面を参照して説明する。
以下に、本発明を図面を参照して説明する。
先ず、図1を参照して、本発明による直線表示の原理を説明する。図1に示すように、このような時間表示デバイス1は、偶数の平行なスケール部分2.1、2.2に細分された少なくとも1つの直線スケール2を含み、該スケール部分は、並んで配置され同じ長さを有する。各スケール2について少なくとも2つの部分が必要である。それらの目盛は、反対方向にプロットされ、図示する時間の表示だけでなく、分、又は秒の表示にも使うことができる。これらのスケール部分2.1、2.2の間に、少なくとも1つの部材4を支持するガイド手段3が配置され、該部材4は、ガイド手段に可動に取付けられ、直線スケール部分2.1、2.2に沿ってガイドされる。図1に示されるスケール部分を延長する他のスケール(例えば、分を示すスケール)があれば、ガイド手段3は、前記目的のため別の部材を支持することができる。更に、部材(機構)4を移動させる駆動手段5が設けられる。
スケール部分2.1、2.2上の時間表示のため、各部材4に表示手段6が取付けられる。任意の時点において、表示手段6は、直線スケール部分2.1、2.2の一方のみを指し、前記部材4に取付けられ、直線スケール部分2.1、2.2の一端部に到達するとき、一方のスケール部分から隣りに位置する他方のスケール部分へ反転する。ここに、本発明の第1、第2の実施形態のデバイスでは、以下に詳細に説明するように、適当な転換手段が設けられ、転換は、少なくとも部分的には、ジャンプするように瞬時に起こり、表示手段が明確に読めることを保証する。後述する本発明の第3の実施形態のデバイスでは、直線転換移動を可能にする転換手段が設けられる。このような直線表示は、直線スケール部分を1方向に移動した後、表示手段6は、隣接するスケール部分を反対方向に移動するため反転し、次に、同じプロセスを再開するため反転する。このように、明らかに読取りやすく、純粋に直線の表示を実現することができる。「反転(turning over)」という概念は、この文脈では、回転移動又は直線移動による方向変更、転換を意味すると広く解釈しなければならない。
時計、特に本発明による時間表示デバイス1を含む腕時計は、次に述べる構造構成要素に細分される。即ち、第1に、対応するムーブメントを入れる通常のウォッチケースと、第2に、ムーブメントと協働する直線表示の機械的構造を形成するベースモジュールと、表示手段を収容するベースモジュール上に可動に配置された表示モジュールとに細分される。後者の2つのモジュールは、これらのモジュールの異なる実施形態において、合わせて本発明による直線表示を構成し、以下に詳細に説明する。
図2に示すように、これら2つのモジュールは、対応するサイズの任意の機械的又は電子的ベースムーブメントに、前記ムーブメントと平行に、針を有する時計の通例の6時-12時線に対して任意の所望の角度方向に、少し調整し又は調整しないで、固定して取付けることができる。表示を統合しようとする時計は、図2に示すような腕時計でも良く、又は、例えば直立形クロック等の任意の他の種類の時計でも良い。
図2の実施形態では、ベースモジュールは、機械的ベース構造を構成するフレーム1.1と、駆動手段5として作用する駆動歯車列5.1及び2つのスクリュー5.2、5.3と、ガイド手段3として作用するガイドレール3.1とを含む。フレーム1.1と時間表示デバイス1全体は、ムーブメントに対して平行ではなく少し傾いた位置にあっても良い。フレーム1.1はまた、ピボット軸受上にも良好に取付けることができ、従って、時間表示デバイス1は、ウォッチケースの操作部材により手動で、又はムーブメント内の制御機構により、制御することができ、組立体の面に対して任意の角度位置に手動で又は自動で調節することができる。
フレーム1.1には、時計のダイアル(文字板)を構成する少なくとも1つの直線スケール2が取付けられ、フレーム1.1とスクリュー5.2、5.3の一部又は全部をそれぞれ覆う。各スケール2は、少なくとも2つの並んで位置する平行なスケール部分2.1、2.2に細分され、スケールの目盛は反対方向にプロットされる(図1)。
部材4を支持するガイドレール3.1即ちいわゆる縦方向ガイドは、これらの部分の間を走り、これらの部分に平行である。レールの断面の幾何学的形状は、後述するように異なるように選択しても良く、又は、レールはダイアルを形成するスケール部分2.1、2.2により構成し、部材4をこれらの間にガイドしても良い。この種の別の変形例を考えることができる。ガイドレール3.1は、フレーム1.1内で、2つのスクリュー5.2、5.3の間で、フレーム1.1の横に取付けられ又は機械加工された溝(図示せず)又は小さいガイドの助けで、往復移動する。後述するように、ガイドレール3.1を移動させるオプションは、レールの動きにより係合又は非係合を可能にする。例えば時間と分表示用に幾つかのスケールが存在するときは、幾つかのガイドレールを、直列に又は並列に取付け、各々が少なくとも1つの部材4を支持するようにできる。
2つのスクリュー5.2、5.3は、フレーム1.1の面内で相互に平行に又ガイドレール3.1に平行に取付けられて、それらの軸の周りを回転することができ、螺旋ネジを有する。これらのネジは、三角形、台形、又は長方形の外形又は特別に形成された他の外形を有し、また、従来のネジ山と同様に、スクリューの回転の速度と方向にマッチしたピッチを有する。図2に示すように、スクリュー5.2、5.3の螺旋ネジは、反対方向に走る。この実施形態の代替として、2重螺旋ネジの1つのスクリューの使用を考えることができる。同じねじ山を有し反対方向に回転する2つのスクリューが、これと同等であり、更に別のバリエーションもある。図2と4bに示すように、各スクリューは一方又は両方の端部に円錐形の端部を有しても良く、この機能については後述する。
2つのスクリュー5.2、5.3は、駆動歯車列5.1、より特定的にはカップリングホイール(歯車)5.1.1の動きにより駆動される。図2に示す実施形態では、デバイス1が時計上に固定して取付けられ、図3aと3bに示すように、カップリングホイール5.1.1は、ムーブメントの側面上のフレーム1.1上にアイドル(遊び)状態で取付けられる。該カップリングホイールは、ムーブメントに平行な位置で、ムーブメントの歯車列からの力の伝達を確実にする中間ホイール5.1.2と直接係合する第1の歯と、ムーブメントの面に垂直な駆動歯車列5.1のアイドルホイール(遊び車)に係合するいわゆる90度即ちかさ歯車を構成する第2の歯とを有する。このホイールは、スクリュー5.2、5.3の端部に取付けられたホイールに駆動力を伝達し、従って時計のベースムーブメントから、時間表示デバイスのベースモジュールの駆動手段5へのトルクとして、力の伝達を確実にする。フレーム1.1はベースモジュールと共に回転可能に取付けると、渦巻又はカルーセル機構を用いることができる。明快にするため、これらのオプションについては、これ以上詳述しない。
このような歯車列5.1の利点は、色々の機構の対応する回転と回転方向を含む1つ又は幾つかのスクリュー5.2、5.3を駆動するのに直ちに有用なことである。時間と分即ち狭い意味での時間表示以外の表示機能、例えば、動力の予備、カレンダーデータ、月の位相、日照時間の表示、クロノグラフ等の、時計の時間表示のベースとしても有用であることも利点である。それゆえ、原則として、時計で知られている又は使用された全ての表示機能は、上述した種類のこのような歯車列5.1とスクリュー形部品5.2、5.3により何の制限も受けずに、駆動することができる。
更に、従来技術により、同期し、相互に独立し、連続的又は間歇的に、又はこれらのオプションを任意に組み合わせて、機械的計算機構を使用して、スクリュー5.2、5.3の回転数を制御することができる。電子的に制御されたステップモーター技術がこの代替となる。
図2の例では、歯車列5.1とその伝達により、2つのスクリュー5.2、5.3の時間当たりの2つの回転が同期し、同じ方向に回転するようになる。もちろん、伝達は計算され、及び/又は歯車列5.1の設計は、選択されたスケール2に従って、任意の時間又は他の考えられる表示にマッチするようにされる。
更に、上述したように、時間表示デバイス1の機能を確実にするため、ムーブメントからベースモジュールを通って伝達される力により表示機能を実現する表示モジュールが必要である。この表示モジュールは、直線スケール部分2.1、2.2に沿って可動なように、ガイド部材3に取付けられた少なくとも1つの部材4と、部材の上に配置されスケール部分の上で時間を表示する表示手段6とからなる。
好ましくは、部材4は、ガイドレール3.1に沿って変位する摺動キャリッジ4.1として形成される。古典的機械技術では、このようなスライドは、直線又はボールをガイドする直線ステージとして知られている。図2から分るように、スライド4.1は表示手段6を保持し、図4aから4cに部材4の例として詳細に示される。
この例では、スライド4.1は、スクリュー5.2、5.3により、その上に配置されスクリューの軸に垂直な方向に移動できるガイドビーム(梁)即ちクロスバー4.2の助けを受けて、駆動される。この目的のため、クロスバー4.2は、一方のスクリュー5.2、5.3の螺旋ネジの溝に係合する。一方のスクリュー5.2、5.3が与えられた方向に回転するとき、スライド4.1は、ネジ山のピッチの方向に押され、クロスバー4.2は、このスクリューのネジに係合し、従って、ガイドレール3.1上を関連するスケール部分2.1、2.2に沿ってこの方向にガイドされる。レール3.1とスクリュー5.2、5.3の端部で、又はスケール部分2.1、2.2の端部で、スライド4.1の移動方向は、逆転しなければならない。方向の変換は、クロスバー4.2が一方のスクリュー5.2、5.3からそれに向合う他方のスクリューに横方向にシフトすることにより生じる。ここに示す例では、与えられた回転方向について他方のスクリューのネジ山は反対であり、クロスバー4.2とこのスクリューとの相互作用により、スライド4.1は、他の方向に移動する。この機能のモードは、駆動手段5とスクリュー5.2、5.3の設計と配置上述した代替例を説明するのに役立つ。
クロスバー4.2の横方向シフトにより、部材4の直線移動の逆転が実現する。これについては図4aから4cを参照して詳述する。
クロスバー4.2は、スライド4.1の表面において、適合する断面の細長い溝内に小さい遊びで緩く挿入され、その高さは、取付点4.3.1を軸に回転(ピボット)する逆転レバー4.3により制限される。図4aに示すように、逆転レバー4.3を制御するのに役立つ、制御ピン4.2.1が、クロスバー4.2の中心に配置される。図4bに示すように、スライド4.1がガイドレール3.1又はスクリュー5.2、5.3の端部に到達すると、上述したスクリューの円錐形の端部は、最小限の遊びでネジ山に係合するクロスバー4.2を他方のスクリューへ押す。このクロスバー4.2の横方向へのシフトは、スクリューの端部の円錐形により制御され、このシフトにより、逆転レバー4.3に取付けられ制御ピン4.2.1に係合するピンサーが逆転レバーを取付点4.3.1を中心にある角度だけ回転する。図4cから分るように、該ピンサーのある角度の回転で、そのアームがキャッチ4.4の先端を超えてスリップするとき、逆転レバー4.3は、その第1端部位置から離れて、第2端部位置に入り、制御ピン4.2.1により、クロスバー4.2をスライド4.1の他の側へ引張る。次に、クロスバー4.2は、第2スクリューのネジに係合し、これにより、逆転動作が終了する。
図2と4bに概略を示すように、例えば、個々の部品の間に遊びと安全な距離がある場合など、クロスバー4.2の横方向シフトが十分大きくないときは、位置決めピン1.2が、フレーム1.1の横方向内側のスクリューの端部に近接して配置し、逆転レバー4.3の動きを助けるようにしても良い。適当な長さを有するこれらのピンは、ガイドレール3.1の随意に選択された一方の側に配置され、問題が起こったときは逆転レバー4.3を最終の正しい位置に押し、スライド4.1は、スクリューの端部まで直線移動を続ける。位置決めピン1.2の長さの細密調整は、フレーム1.1のアタッチメントのネジ山により行い、機能を正確な時間にトリガーすることもできる。例えば、しっかり固定されたスプリング、摺動部品、スケール等の他の調整も可能である。調節される長さによって、位置決めピン1.2自身をレリースピンとしても良く、経済的な代替案として機械加工が難しい円錐形スクリューに置き換えても良い。
本発明のデバイス1は、表示モジュールと表示手段6の特定の設計、又はこれらの部材4上の配置により特徴付けられる。この理由により、次に、上述した表示手段6と、それらの部材4上の配置について、またベースモジュールとの協働について、3つの好適な実施形態について詳述する。
第1の変形例は、時間表示デバイス1の中心に向かって180°回転できる表示手段6を有する表示モジュールを備え、これについて以下に詳述する。
図5aと5bから、表示手段6は、部材4上のダイアルに平行な面内で回転可能に取付けられた指針6.1を含む。図5aは、1つの指針6.1がジャンプする方向を示し、指針6.1の当初の位置を破線で示し、反転後の最終位置を連続線で示す。これを2つのスケールの端部に示すが、実際には両方の端部にあるのではない。図5aと5bでは、覆われた部品が良く見えるように透明な表示をするが、これは部品の層が見えるのではなく、文脈から明らかなことである。図5aと5bの矢印は、スクリュー5.2、5.3の回転方向と、スライド4.1の直線移動の方向と、指針6.1の逆転方向と、異なるホイールの回転方向とを示す。
図5b(スライド4.1がスケールの上側端部に位置する)に詳細に示すように、表示手段6は、更に部材4又は部材4に取付けられた部品と協働する、指針6.1を逆転する手段を備える。ここに示す変形例では、逆転手段は、より特定的には、可変トランスミッション6.2を含み、これは、クロスバー4.2と、(上述したように変化なく機能する)制御ピン4.2.1及び逆転レバー4.3と協働し、また可変トランスミッション6.2と協働する輪列機構(モーションワーク)、即ち、ダイアル列6.3を含む。
ダイアル列6.3を制御する歯車付き制御ディスク6.2.1が、逆転レバー4.3とスライド4.1のボディの間に配置される。逆転レバー4.3と共に、制御ディスク6.2.1は、制御ピン4.2.1により、取付点4.3.1に取付けられ、これらの部品が同心で同期して回転できるようになっている。制御ディスク6.2.1の上縁は、ここでは表象的に示すキャッチ6.2.2と協働する2つのノッチを有し、各々のノッチは、逆転レバー4.3の2つの最大位置の1つに対応する。上述したスライド4.1のキャッチ4.4に加えて又はこれに代わって、キャッチ6.2.2は、制御ディスク6.2.1とピン4.2.1により、逆転レバー4.3の形状ロッキングする位置を生じる。制御ディスク6.2.1の下側縁部は、ある扇形内に歯を有し、クラッチディスク6.3.1の位置により、このディスク上の第1ピニオン6.3.3又は第2ピニオン6.3.4と係合する。クラッチディスク6.3.1は、スライド4.1上に回転点6.3.2を軸に回転(ピボット)でき、逆転レバー4.3のピンサー又は制御ピン4.2.1により、形状ロッキングし制御できるようにクロスバー4.2と接続されている。
クロスバー4.2のシフトにより、このディスクは、2つ位相で回転し、逆転レバー4.3又は歯車付き制御ディスク6.2.1の最大の位置に対応する2つの位置の内の1つに行く。第1の位相では、図示するスライド4.1の上側位置で、第2ピニオン6.3.4(第1ピニオン6.3.3と同様にクラッチディスク6.3.1上にアイドル状態で取付けられる)は、クロスバー4.2の動きにより、このディスクの歯にゆっくりと押し込まれる。第2の位相では、制御ディスク6.2.1は、まだ制御ピン4.2.1経由でクロスバー4.2により駆動され、完全に回転されて最終位置に入り、第2ピニオン6.3.4は、制御ディスク6.2.1と係合し、それと共に回転する。2つのピニオン6.3.3、6.3.4と常時係合し指針6.1を保持する指針ピニオン6.3.5は、いつもそれと共に回転する。それゆえ、この位相では、指針6.1は、クラッチディスクの回転移動だけではなく、指針ピニオン6.3.5の回転移動にも従い、第2ピニオン6.3.4とも、また指針ピニオンとも同期して動く。これらの部品の全ての動きは、図5bの矢印で示される。
表示手段6と逆転手段の第1の変形例では、上述した第1位相で、指針6.1は、最初に、時間表示デバイス1中心方向にゆっくり動き、逆転レバー4.3、又は制御ディスク6.2.1と、クラッチディスク6.3.1の関連する回転に従い、この動きは、着用者に良く見える。第2位相で、6時の約30分前で、スライド4.1がスクリュー5.3の上側端部に到達する前に、指針のジャンプと瞬時の動きが起こる。即ち、ある角度から開始して、逆転レバー4.3が上側位置決めピン1.2を打つとき、指針6.1の回転は加速され、最後に、指針6.1が半回転を完了する直前に、突然逆転される。これが起こるのは、一方において、キャッチ6.2.2と制御ディスク6.2.1の凹部の協働、ダイアル列6.3のダイアル列キャッチ6.3.6と指針ピニオン6.3.5の協働により起こり、また他方において、クラッチディスク6.3.1と、ダイアル列6.3のアイドルピニオン(このディスク上に配置され、今は制御ディスク6.2.1と係合する)の同時の回転による。従って、この組合わさった2相の動きにより、今は指針6.1は、反対側のスケール部分上にある。この動きは、部分的にジャンプし、瞬時の逆転移動と見ることができる。下側スケール端部におけるスライド4.1の反対側の配列は、類似しているが、ここでは、第1ピニオン6.3.3と指針ピニオン6.3.5の間に、中間ギア6.3.7が挿入されている。
従って、この実施形態は、指針6.1のある表示手段6を有し、該指針は、直線スケール部分2.1、2.2の一端部に到達するとき、部分的にジャンプし瞬時に一方のスケール部分から他方のスケール部分に反転する。これは、着用者は、朝と夕方の6時の約30分前、即ち指針がスケールの端部で反転する直前、時刻を完全に正しくは読めないことを意味する。スケールに対して、この時間の指針は、反対方向に、時間表示デバイス1の中心に向かって動くからである。着用者は最初の数分間は、この動きに殆ど気付かないが、この効果を避けるのが好ましい。
表示モジュールの第2の変形例では、表示手段6を部材4上に配置し、直線スケール部分2.1、2.2の何れかの端部に到達するとき、平行に位置するスケール部分に、完全にジャンプし瞬時に転換することにより、この目的が達成される。ここでも、前の実施形態と同様表示手段は部材4上に配置され、時間表示デバイス1の中心に向かうことがわかる方向に反転が起こるが、反転が1回の突然のジャンプとして起こる限りは、全く妨害はない。
この実施形態では、部材4を逆転させる手段は、プレテンションバネ4.3.2を含み、該バネは、フレーム1.1上の位置決め又はレリースピン1.2により逆転レバー4.3を1秒又は少なくとも数秒の摩擦で自動的に、反対側スクリュー5.2、5.3の新しい位置へ持ってくる。そのため、指針6.1もまた、表示手段6上の逆転手段により、他方のスケール部分2.1、2.2に回転される。ここに、表示手段6の構造と機能は、第1の変形例について上述したのと基本的に同様であり、1つ大きい違いがある。即ち、クラッチディスク6.3.1の制御は、逆転レバー4.3と独立であり、これについては後述する。これらの2つの主な相違点、即ち、クラッチディスク6.3.1の独立の制御と、逆転レバー4.3用のプレテンションバネ4.3.2の追加により、指針6.1が、一方のスケール部分2.1、2.2から他方へ可能な最短時間で半回転だけ動くという効果がある。この利点は、関連した時計の着用者は、指針がジャンプするのを待っているときであっても、実際上いつも時間を正確に読むことができることである。図6aから6dは、この実施形態をより詳しく示し、図5aと5bについての説明が類似している。
上述したように一般的に紹介したジャンプ機能を達成するため、別のレール3.2のようなガイドが、最初にフレーム1.1に、好ましくはガイドレール3.1の後ろに取付けられる。図6aから6cに示すように、制御レール3.2と呼ばれるこのガイドは、ダイアルに面するガイドレール3.1の表面を斜めに横切るガイド溝3.2.1を含む。表示手段6を保持する1つ又は幾つかのスライド4.1を制御するため、この設計の幾つかの変形が可能である。例えば、ガイドレールを有する1つのボディを形成する制御レールを考えることができ、これはより頑強で外側からの衝撃に対して安全な部品を構成する。更に、色々の制御に使用できる1つ又は幾つかのギアラック、及び/又は上述した表示機能を統合することを考えても良い。簡単にするため、特別の設計はここでは説明しない。
第1の変形例と異なり、本変形例のクラッチディスク6.3.1は、制御ピン4.2.1により回転させられず、その回転は、いわゆるクラッチディスクピン6.3.8により、制御レール3.2経由で制御される。該クラッチディスクピンは、クラッチディスク6.3.1と一体であり、前述した制御レール3.2のガイド溝3.2.1に係合する。図6cに示すように、スライド4.1がフレーム1.1の下側端部から上側端部にガイドレール3.1に沿って、直線的に進む間に、クラッチディスクピン6.3.8は、制御レール3.2内を斜めに走るガイド溝3.2.1により、横方向にシフトされ、従って、クラッチディスク6.3.1は回転される。クラッチディスク6.3.1はダイアル列6.3を保持するので、該ダイアル列はそれと共に回転し、スライドの下側又は上側の最終位置に到達する前に、スライドの直線移動の方向によって、第1ピニオン6.3.3又は第2ピニオン6.3.4が、可変トランスミッション6.2の制御ディスク6.2.1の歯と係合させられる。従って、クラッチディスク6.3.1の制御は、逆転レバー4.3の制御と独立であり、指針6.1の回転方向は、ダイアル列6.3の位置により、前もって決められ、より詳しくは可変トランスミッション6.2と制御ディスク6.2.1に対するクラッチディスク6.3.1の位置により決められ、やがて、逆転レバー4.3が逆転し、それによりプレテンションバネ4.3.2により位置決めピン経由で、指針の反転がトリガーされる。
例えば図6dに示すバネ4.3.2は、取付点4.3.1の周りに配置され、一方の端部が逆転レバー4.3の穴に留められ、他の端部がバネプレート4.3.3の第1の孔に留められる。このプレートは、スライド4.1上の取付点4.3.1を軸に回転(ピボット)運動し、上述したクラッチディスクピン6.3.8(バネプレート4.3.3の第2の孔に係合する)により制御される。上述したように、スライド4.1の直線前進の間に起こるクラッチディスクピン6.3.8の横方向シフトのため、スケール部分2.1、2.2の端部で指針の回転がトリガーされる前に、バネプレート4.3.3は、ある角度だけ回転させられる。このため、プレテンションバネ4.3.2は、最大12時間という長時間の間に均一にゆっくりと張力を与えられる。
スライド4.1の縦方向動きの間に、位置決めピン1.2が逆転レバー4.3のアームに作用するまで、相互作用する全部材(クロスバー4.2、逆転レバー4.3、制御ディスク6.2.1)は、キャッチ6.2.2により適所に置かれる。キャッチ6.2.2の力が乗り越えられるとすぐに、制御ディスク6.2.1は解放され、プレテンションバネ4.3.2に蓄えられたエネルギーにより回転し、ついにキャッチ6.2.2は、逆転レバー4.3の他方の最大位置に対応する制御ディスク6.2.1の他方のノッチに係合する。ついに、指針6.1は、指針ピニオン6.3.5のローブ(突出部)内に係合するダイアル列キャッチ6.3.6により、比較的大きい歯の遊びを補償することにより、正しい位置に運ばれる。それ以外は、表示モジュールの異なる部品は、上述の変形例で説明したのと同じパターンに従って移動する。
ここでも、理論的には、指針6.1は、反対に位置するスケール部分2.1、2.2へのジャンプがトリガーされる前に、最初は少しの反対方向を向いた動きをしようとする。実際、この後方移動は、部品間の遊びにより、より詳しくは歯の間の遊びにより補償され、着用者は、指針6.1のジャンプに気付くだけである。
理論的には、スライド4.1上のダイアル列6.3は、他の設計で所望される程度まで、追加されても良い。例えば、分指針を追加しても良く、又は上述した本発明の直線時間表示の他の表示機能を実現するため、別の配列を企図しても良い。
第3の変形例では、最終的に、表示モジュールは、直線スケール部分2.1、2.2の端部において、一方のスケール部分から他方へ、表示手段6を回転するのでなく、直線的にシフトすることもできる。この場合、表示手段6の回転移動によってではなく、ガイド手段3上に取付けられた部材4の移動方向に垂直に起こる表示手段6の直線移動によって、反転が実現される。
時計のムーブメントから、部材4、又は関連するクロスバー4.2を含むスライド4.1まで、この変形例の機能は、初めの2つの変形例と基本的には同じである。それゆえ、以下には前述した実施形態と異なる表示手段6の設計と、該表示手段の部材4との協働についてのみ記述する。
第3実施形態の図7aから7dを参照すると、従来の時計の針の場合のように、いわゆるダブル指針6.4が、パイプ6.4.1の手段により、ピボット6.5.1上に押し付けられ、一方ピボットが、指針サポート(好ましくはT形クロスビーム(横ばり))6.5に取付けられる。このT形クロスビーム6.5は、直線転換手段として作用し、T形でいくらか大きい断面を有し、スライド4.1の表面上のガイド手段3の方向を横切る方向に延びる対応する溝内に、小さい遊びで保持される。そのため、該T形クロスビームは、ダイアルの面に平行で、ガイド手段3に取付けられた部材4の移動方向に垂直な面内で、往復移動することができる。この動きは、クロスバー4.2の動きに平行である。前記ピボット6.5.1と制御ピン4.2.1をそれぞれ通って、この変形例では逆転レバー4.3に設けられる2つの孔を通って、クロスビーム6.5とクロスバー4.2とは、形状ロッキングするように、前記レバーと接続される。
ガイドビームとクロスバー4.2のそれぞれの横方向シフトは、上述したように、最初はスクリュー5.2、5.3の円錐形端部、及び/又は位置決めピン1.2のために連続的に起こり、次に、図4cに示すキャリッジ4.1におけるキャッチの動きのゆえにジャンプとして、即ち少なくとも部分的に瞬時に起こり、クロスビーム6.5の同期した横方向シフトを引き起こす。しかし、クロスビーム6.5の横方向シフトは、全体が連続的であるように設計することができる。いずれにせよ、クロスビーム6.5とそれに取付けられたダブル指針6.4は、ガイドビーム4.2と同時に同じ方向へ動き、一方、ガイドビーム4.2の直線移動の程度に対するクロスビーム6.5とダブル指針6.4のそれぞれの直線移動の程度は、ピボット6.5.1と逆転レバー4.3の取付点4.3.1の間の距離と、制御ピン4.2.1と取付点4.3.1の間の距離との比により、選択することができる。
図7aの上面図のスケールの端部に点線と矢印で、次のことが象徴的に示される。スケール部分2.1、2.2に沿った直線移動の端部で、ダブル指針6.4は、前記移動に垂直な直線転換により、他方のスケール部分にシフトされ、次にこのスケール部分に沿って反対方向に移動する。パイプ6.4.1のあるダブル指針6.4の中心部は、通常の腕時計とは異なり、ダイアルの面の上の長方形経路を通る。
更に、2つの機能を果たす方向指示器4.3.4が、逆転レバー4.3に取付けられても良い。方向指示器4.3.4は、第1にその名前が示すように、ダブル指針6.4の現在の位置を強調するため使用され、実施形態に述べるように、ダブル指針6.4の水平方向シフトは、腕時計の小さいサイズでは数ミリメートルに過ぎない。更に、この方向指示器4.3.4は、スライド4.1内のガイド溝内のクロスビーム6.5を保持するバネとして作用する。もちろんこの代替として、スライド4.1内のこのガイド溝、及び/又はクロスビーム6.5の断面形状は、適当に変えて、クロスビーム6.5をしっかり固定するようにすることができる。こうすると、クロスビーム6.5を上げるのを避けることにより、部品間の不必要な摩擦がなくなり、逆転レバー4.3は、その回転点4.3.1を軸により自由に回転(ピボット)することができる。
図8に、直線的にシフトして他方のスケール部分2.1、2.2へ転換できるダブル指針6.4を有する表示モジュール6の変形例を示し、図7aから7dの実施形態より部品数が少なく有利である。この場合、ダブル指針6.4は、クロスバー4.2に直接取付けられ、いくらか設計が異なり、ダブル指針6.4を固定するのに役立つ突起を有する。しかし、直線時間表示の絶対的なサイズによって、この変形例のダブル指針6.4の横方向シフトは、腕時計では1mmより小さく、これは通常の条件では肉眼では殆ど識別できない。更に、図8には、キャッチ4.4が示され、最初の2つの実施形態と同様、これが、表示手段6の少なくとも部分的な転換を確実にする。
直線時間表示のこの3番目の変形例は、分表示として、又は上述した他の表示機能の1つの文脈で使用することができる。
更に、上述した全ての変形例の異なる部分の改善により、本発明に従って、直線時間表示の機能を最適化することができる。
一方において、図7cに示すように、クロスバー4.2は、スクリュー5.2、5.3の断面に適合する円錐形の端部を有し、スクリューの中心を結ぶ線に平行にシフトするように位置することができる。こうすると、クロスバー4.2の所定の位置で、両方のスクリュー5.2、5.3内に同時に係合することが防止される。従って、スクリューの中心を結ぶ線に対する空間でのクロスバー4.2の位置によって、端部の設計は、円形形状によって調節することができる。
他方において、このような表示デバイスにおいては、可能な限り正確な表示を与えることが重要である。時間と分のための指針が存在する場合は(図面には示さないが)、時間のためのダブル指針の指示は、例えば12時に、分のための指針の指示と一致しなければならない。表示の正確さは、また表示の公差としても知られ、特に機構の公差の大きさにより、それは主に適合公差と、表示機構が機能するのに必要な部品及び部品群間の安全距離とによる。例示として、フレーム1.1内のスクリュー5.2、5.3の端部の遊びについて説明すると、歯と駆動歯車列5.1との間の遊びによるスクリュー5.2、5.3の角度遊び、ガイドレール3.1とスライド4.1の間の傾きの遊び、クロスバー4.2とスクリュー5.2、5.3の螺旋ネジの間の遊び等がある。
可能な設計上のオプションにより、時間のための指針の表示位置は、少なくとも±12分の精度を有する必要があり、これは60分の分割された通常のダイアル上のマークの距離に対応する。
製品設計のレベルによって、表示の不正確さを打ち消すため、異なる手段をとることができる。例えば、スケール2.1、2.2上にある長さを有するラインマークを置くのではなく、より大きい直径の丸いドットをつけ、又はマークを省略することもできる。その結果の読み取りの不正確さは、分の分離した表示と釣り合わせることができる。
更に、機械的レイアウトのレベルで、機構中に存在する公差を可能な限り小さくし、個々の部品間のシフトによる、表示の正確さへの影響が最も小さくなるようにすることができる。
ここに適用できる設計上の解決策は、非常に多様化し、弾性要素を含むこともある。しかし、これらは、部品間の摩擦を生じるので不利で、部品間の摩擦を減らすという上述の条件に反する。それゆえ、このような弾性部材については、これ以上詳述しない。
他の可能な解決策は、指針6.1又はダブル指針6.4に面する時間スケール2.1、2.2の表面上と、ガイドレール3.1に面する該指針の表面に、小さい高い領域2.1.1、2.2.1を与え、指針の端部が前記高い領域により支持されるようにする。こうすると、スライド4.1がスケール2.1、2.2部分に沿って往復移動する間、指針の端部は、高い領域2.1.1、2.2.1の1つの表面に沿って引張られ、それにより支持される。これは図7cに示され、例えば円形断面を有するガイドレール3.1上のスライド4.1の回転動きを制限し、従って、上述したようにガイドレール3.1とスライド4.1の間の傾き遊びが減少する。指針の端部と高い領域2.1.1、2.2.1の表面の間の距離は、ミリメートルの数分の一なので、スライド4.1の傾きは、裸眼では殆ど認識できない。
図7cに示すように、代替として、直線時間表示は、ガイドレール3.1の下に配置されこのレールの全長を覆うプレート3.3を含むことができ、スライドが往復移動するとき少し傾く場合は、スライド4.1の下縁部の1つがプレート3.3の表面に沿って引張られる。これは、スライド4.1がガイドレール3.1上に保持され、プレート3.3によりねじりに対して安全にされることを意味する。
上述した高い領域2.1.1、2.2.1又はプレート3.3により達成される目的は、図9の1番目の図に示すように、もちろん四角形又は多角形の断面を有するガイドレール3.1とスライド4.1の適合した設計によっても達成される。しかし、実際には、このようなねじれ防止は、寸法が小さいので製造するのが難しい。例えば、腕時計では、1mmより小さい側面が必要である。しかし、長方形断面で側面が2mm以上で、例えば1mm以下の高さのガイドレール3.1もまた、より小さい寸法で作成することができる。自動車の計器パネル又は卓上クロック用等の大きい時計では、寸法の問題は少なく、長方形のガイドレール3.1を考えることができる。
上述した手段から離れて、傾きを打ち消すには、スライド4.1は、更に少なくとも2つの摩擦軸受4.1.1を含んでも良く、これは部品又は部品群の縦方向の向きが高い精度を必要とするときはいつも、時計製造で普通に使用されるものである。通常は、製造技術とコストの理由で、図7dに示すように、摩擦軸受4.1.1は、それとガイドレール3.1との間のスライド4.1の2つの端部に配置される。サイズにより、2つの摩擦軸受4.1.1は、例えば、一般的に知られるローラー軸受の形でも良い。スライド4.1の横方向開口部4.1.2は、アフターサービスで、摩擦軸受4.1.1を清掃するのに役立つ。
ガイドレール3.1の断面は、1つ又は幾つかの側面上に平坦部分3.1.1を有し(図9参照)、摩擦軸受4.1.1又はスライド4.1により、ガイドレール3.1の表面からオイルが拭取られるのを防止する。例えば円形のガイド表面内では、ガイドレール3.1の断面内に残る少なくとも2つの部品は、相互に対称であり、スライド4.1の正確な摺動動きが保証される。細長い領域を有する平坦部分3.1.1の代わりに、ガイド手段3の潤滑用の油だめとして役立つ、溝又は凹部を考えることができる。
摩擦軸受4.1.1と、(円形断面のレールではない)四角形又は多角形のガイドレール3.1の断面形状の文脈では、2点の支持を有する摩擦軸受4.1.1の欠点を示唆する。3点空間支持と第2の摩擦軸受4.1.1により、狭すぎる公差が選択されるときは、傾きの危険性が上がる。又は、公差が大きいと、横方向傾きは、より大きくなる。断面で見て、スライド4.1の方向により、組み立てが更に難しくなるのが、四角形又は多角形のガイドレール3.1の更なる欠点である。要するに、四角形又は多角形のガイドには、多くの技術的問題があり、一方、スライド及び摩擦軸受4.1.1と協働する円形のガイドレール3.1は、組立体内で平坦部分3.1.1の整列は必要ないという利点を提供し、従って、スライド4.1に影響はなく、その方向は指針の端部によって、又はスライドの下端部によって別に決定される。それゆえ、丸い断面のレール3.1上の摩擦軸受4.1.1内の2点空間支持のために、スライド4.1の傾きは、実際上不可能である。
本発明による時間表示によれば、位置でも表示からどの表示部分を読むべきかいつも明らかであることが、これらの説明から強調される。更に、直線スケール部分のみを見ることができ、それが美的効果を強調する。更にこれらの直線スケール部分は、大きな設計の自由度を与える。時間表示デバイスの中心へ向かう回転動き、又はガイド手段に取付けられた部材の移動方向に垂直な直線動きとして、転換動きが起こるからである。
1 時間表示デバイス
1.1 フレーム
1.2 位置決めピン
2 直線スケール
2.1、2.2 スケール部分
2.1.1、2.2.1 高い領域
3 ガイド手段
3.1 ガイドレール
3.1.1 平坦部分
3.2 制御レール
3.2.1 ガイド溝
3.3 プレート
4 部材
4.1 スライド
4.1.1 摩擦軸受
4.2 クロスバー
4.2.1 制御ピン
4.3 逆転レバー
4.3.1 取付点
4.3.2 プレテンションバネ
4.3.3 バネプレート
4.3.4 方向指示器
4.4 キャッチ
5 駆動手段
5.1 駆動歯車列
5.1.1 カップリングホイール
5.1.2 中間ホイール
5.2、5.3 スクリュー
6 表示手段
6.1 指針
6.2 可変トランスミッション
6.2.1 制御ディスク
6.2.2 キャッチ
6.3 ダイアル列
6.3.1 クラッチディスク
6.3.2 回転点
6.3.3 第1ピニオン
6.3.4 第2ピニオン
6.3.5 指針ピニオン
6.3.6 ダイアル列キャッチ
6.3.7 中間ギア
6.3.8 クラッチディスクピン
6.4 ダブル指針
6.4.1 パイプ
6.5 クロスビーム
6.5.1 ピボット
1.1 フレーム
1.2 位置決めピン
2 直線スケール
2.1、2.2 スケール部分
2.1.1、2.2.1 高い領域
3 ガイド手段
3.1 ガイドレール
3.1.1 平坦部分
3.2 制御レール
3.2.1 ガイド溝
3.3 プレート
4 部材
4.1 スライド
4.1.1 摩擦軸受
4.2 クロスバー
4.2.1 制御ピン
4.3 逆転レバー
4.3.1 取付点
4.3.2 プレテンションバネ
4.3.3 バネプレート
4.3.4 方向指示器
4.4 キャッチ
5 駆動手段
5.1 駆動歯車列
5.1.1 カップリングホイール
5.1.2 中間ホイール
5.2、5.3 スクリュー
6 表示手段
6.1 指針
6.2 可変トランスミッション
6.2.1 制御ディスク
6.2.2 キャッチ
6.3 ダイアル列
6.3.1 クラッチディスク
6.3.2 回転点
6.3.3 第1ピニオン
6.3.4 第2ピニオン
6.3.5 指針ピニオン
6.3.6 ダイアル列キャッチ
6.3.7 中間ギア
6.3.8 クラッチディスクピン
6.4 ダブル指針
6.4.1 パイプ
6.5 クロスビーム
6.5.1 ピボット
Claims (47)
- 並んで配置された少なくとも2つの平行なスケール部分(2.1、2.2)を有する少なくとも1つの直線スケール(2)と、反対方向に付けられた目盛と、前記スケール部分の間を走るガイド要素(3)と、前記ガイド要素に取付けられ前記直線スケール部分に沿って可動な少なくとも1つの部材(4)と、この部材を動かす駆動手段(5)と、前記スケール部分上の時間表示のため前記部材に取付けられた表示手段(6)とを備える時間表示デバイス(1)であって、
前記表示手段(6)は、直線スケール部分(2.1、2.2)の1端部に到達する都度、一方のスケール部分から他方のスケール部分に転換するように前記部材(4)に取付けられ、この転換は少なくとも一部はジャンプするように瞬時に起こることを特徴とする時間表示デバイス。 - 請求項1に記載の時間表示デバイスであって、前記表示手段(6)は、1つの直線スケール部分(2.1、2.2)の何れかの端部に到達するとき、該直線スケール部分と平行に走っているスケール部分に完全にジャンプして瞬時に転換するように、前記部材(4)に取付けられている時間表示デバイス。
- 請求項1又は2に記載の時間表示デバイスであって、前記転換が、前記時間表示デバイス(1)の中心に向かうと分る方向への回転移動として起こるように、前記表示手段(6)が前記部材(4)に取付けられている時間表示デバイス。
- 請求項1乃至3の何れか1項に記載の時間表示デバイスであって、前記表示手段(6)は、指針(6.1)である時間表示デバイス。
- 請求項1乃至4の何れか1項に記載の時間表示デバイスであって、前記表示手段(6)は、指針(6.1)の転換のための、可変トランスミッション(6.2)と輪列機構(6.3)を含む転換手段を備える時間表示デバイス。
- 請求項5に記載の時間表示デバイスであって、前記可変トランスミッション(6.2)は、歯車付き制御ディスク(6.2.1)を含み、前記輪列機構(6.3)は、クラッチディスク(6.3.1)と、少なくとも第1ピニオン(6.3.3)と、第2ピニオン(6.3.4)と、前記指針(6.1)を保持する指針ピニオン(6.3.5)とを含み、前記クラッチディスク(6.3.1)の位置により、前記第1ピニオン(6.3.3)又は前記第2ピニオン(6.3.4)が、前記制御ディスク(6.2.1)と係合して、前記指針(6.1)を有する前記指針ピニオン(6.3.5)を駆動する時間表示デバイス。
- 請求項1乃至6の何れか1項に記載の時間表示デバイスであって、前記ガイド手段(3)は、前記スケール部分の間を走るガイドレール(3.1)を含む時間表示デバイス。
- 請求項1乃至7の何れか1項に記載の時間表示デバイスであって、前記ガイド手段(3)は、前記スケール部分の間を走り、斜めのガイド溝(3.2.1)を有する制御レール(3.2)を含む時間表示デバイス。
- 請求項1乃至8の何れか1項に記載の時間表示デバイスであって、前記駆動手段(5)は、前記ガイド手段に平行に配置され、螺旋ネジを有する少なくとも1つのスクリュー(5.2、5.3)を含む時間表示デバイス。
- 請求項9に記載の時間表示デバイスであって、前記駆動手段(5)は、前記ガイド手段(3)の何れかの面に取付けられた2つのスクリュー(5.2、5.3)を含む時間表示デバイス。
- 請求項1乃至10の何れか1項に記載の時間表示デバイスであって、前記ガイド手段(3)に可動に取付けられた前記部材(4)は、スライド(4.1)として設計されている時間表示デバイス。
- 請求項10及び11に記載の時間表示デバイスであって、前記スライド(4.1)は、前記2つのスクリュー(5.2、5.3)の反対方向に走るネジの1つに順にかみ合うことができる可動ガイドビーム(4.2)を含む逆転手段を有し、前記スライド(4.1)の移動方向を逆転させる時間表示デバイス。
- 請求項12に記載の時間表示デバイスであって、前記スライド(4.1)の逆転手段は、前記ガイドビームに位置する制御ピン(4.2.1)を通して、前記可動ガイドビーム(4.2)と協働するピボット逆転レバー(4.3)を含む時間表示デバイス。
- 請求項12又は13に記載の時間表示デバイスであって、前記スライド(4.1)の逆転手段は、前記スクリュー(5.2、5.3)の円錐形端部及び/又は位置決めピン(1.2)を含む、前記可動ガイドビーム(4.2)の制御手段を備える時間表示デバイス。
- 請求項13又は14に記載の時間表示デバイスであって、前記スライド(4.1)の逆転手段は、少なくとも部分的に突然に瞬時に前記逆転レバー(4.3)を逆転させるための手段として、前記部材(4)に取付けられた弾性部材(4.4)を含む時間表示デバイス。
- 請求項13から15に記載の時間表示デバイスであって、前記部材(4)に取付けられた弾性部材は、前記逆転レバー(4.3)と協働するキャッチ(4.4)として設計され、前記可動ガイドビーム(4.2)上への前記制御手段の以前のアクションの後、前記キャッチ(4.4)の力は、前記逆転レバー(4.3)を他方の最大位置へ逆転させ、前記指針(6.1)を一方のスケール部分(2.1、2.2)から他方へジャンプさせる時間表示デバイス。
- 請求項8及び13に記載の時間表示デバイスであって、前記スライド(4.1)の逆転手段は、プレテンションバネ(4.3.2)を含み、その端部は前記逆転レバー(4.3)及び前記逆転レバーの取付点(4.3.1)を軸に回転するバネプレート(4.3.3)に接続され、前記バネプレートは、前記制御レール(3.2)の前記斜めのガイド溝(3.2.1)と協働して、前記スライド(4.1)の直線動きが、バネプレート(4.3.3)の回転を起こし、前記プレテンションバネ(4.3.2)の張力を生じる時間表示デバイス。
- 請求項6及び17に記載の時間表示デバイスであって、前記輪列機構(6.3)の前記クラッチディスク(6.3.1)は、前記制御レール(3.2)の前記斜めのガイド溝(3.2.1)と協働し、前記スライド(4.1)の直線動きが、前記クラッチディスク(6.3.1)の回転を起こし、前記輪列機構(6.3)の前記第1ピニオン(6.3.3)又は前記第2ピニオン(6.3.4)の、可変トランスミッション(6.2)の前記歯車付き制御ディスク(6.2.1)との係合又は非係合を起こす時間表示デバイス。
- 請求項14及び17から18に記載の時間表示デバイスであって、前記逆転レバー(4.3)は、可変トランスミッション(6.2)の前記歯車付き制御ディスク(6.2.1)の2つの凹部の1つに係合するキャッチ(6.2.2)により2つの最大の位置の1つに保持され、次にスライド(4.1)の直線移動により、逆転レバー(4.3)のアーム上に作用する前記位置決めピン(1.2)により、キャッチ(6.2.2)の力が乗り越えられると、プレテンションバネ(4.3.2)の力が、前記逆転レバー(4.3)を他方の最大位置へ逆転させ、前記指針(6.1)を一方のスケール部分(2.1、2.2)から他方へジャンプさせる時間表示デバイス。
- 並んで配置された少なくとも2つの平行なスケール部分(2.1、2.2)を有する少なくとも1つの直線スケール(2)と、反対方向に付けられた目盛と、前記スケール部分の間を走るガイド要素(3)と、前記ガイド要素に取付けられ前記直線スケール部分に沿って可動な少なくとも1つの部材(4)と、この部材を動かす駆動手段(5)と、前記スケール部分上の時間表示のため前記部材に取付けられた表示手段(6)とを備える時間表示デバイス(1)であって、
前記表示手段(6)は、直線スケール部分(2.1、2.2)の1端部に到達する都度、一方のスケール部分から他方のスケール部分に転換するように前記部材(4)に取付けられ、この転換は、前記表示手段(6)の直線移動により起こることを特徴とする時間表示デバイス。 - 請求項20に記載の時間表示デバイスであって、前記転換は、前記ガイド手段(3)に取付けられた前記部材(4)の移動方向方向に垂直に起こる前記表示手段(6)の直線移動により起こる時間表示デバイス。
- 請求項20又は21に記載の時間表示デバイスであって、前記表示手段(6)は、ダブル指針(6.4)を備える時間表示デバイス。
- 請求項22に記載の時間表示デバイスであって、前記表示手段(6)は、前記ダブル指針(6.4)を転換するため、前記ガイド手段(3)に取付けられた前記部材(4)の移動方向に垂直に可動の指針サポート(6.5)を含む転換手段を備える時間表示デバイス。
- 請求項23に記載の時間表示デバイスであって、前記指針サポート(6.5)は、前記ガイド手段(3)の延びる方向を横切る方向に前記部材(4)の表面に形成された溝内に支持され、該指針サポートは、前記ダイアルの表面に平行で、前記ガイド手段(3)に取付けられた前記部材(4)の移動方向に垂直に往復移動可能である時間表示デバイス。
- 請求項20乃至24の何れか1項に記載の時間表示デバイスであって、前記転換は少なくとも一部はジャンプするように瞬時に起こることを特徴とする時間表示デバイス。
- 請求項25に記載の時間表示デバイスであって、少なくとも一部はジャンプするように瞬時に起こる前記転換は、前記部材(4)に取付けられた弾性要素(4.4)により生じる時間表示デバイス。
- 請求項20乃至26の何れか1項に記載の時間表示デバイスであって、前記ガイド手段(3)は、前記スケール部分の間を走るガイドレール(3.1)を含む時間表示デバイス。
- 請求項20乃至27の何れか1項に記載の時間表示デバイスであって、前記駆動手段(5)は、前記ガイド手段に平行に配置され、螺旋ネジを有する少なくとも1つのスクリュー(5.2、5.3)を含む時間表示デバイス。
- 請求項28に記載の時間表示デバイスであって、前記駆動手段(5)は、前記ガイド手段(3)の何れかの面に取付けられた2つのスクリュー(5.2、5.3)を含む時間表示デバイス。
- 請求項20乃至29の何れか1項に記載の時間表示デバイスであって、前記ガイド手段(3)に可動に取付けられた前記部材(4)は、スライド(4.1)として設計されている時間表示デバイス。
- 請求項29及び30に記載の時間表示デバイスであって、前記スライド(4.1)は、前記2つのスクリュー(5.2、5.3)の反対方向に走るネジの1つに順にかみ合うことができる可動ガイドビーム(4.2)を含む逆転手段を有し、従って前記スライド(4.1)の移動方向を逆転させる時間表示デバイス。
- 請求項31に記載の時間表示デバイスであって、前記スライド(4.1)の逆転手段は、前記ガイドビームに位置する制御ピン(4.2.1)を通して、前記可動ガイドビーム(4.2)と協働するピボット逆転レバー(4.3)を含む時間表示デバイス。
- 請求項31又は32に記載の時間表示デバイスであって、前記スライド(4.1)の逆転手段は、前記可動ガイドビーム(4.2)のための、前記スクリュー(5.2、5.3)の円錐形端部及び/又は位置決めピン(1.2)を含む制御手段を備える時間表示デバイス。
- 請求項32又は33に記載の時間表示デバイスであって、前記スライド(4.1)の逆転手段は、少なくとも部分的に突然に瞬時に前記逆転レバー(4.3)を逆転させるための手段として、前記部材(4)に取付けられた弾性部材(4.4)を含む時間表示デバイス。
- 請求項32から34に記載の時間表示デバイスであって、前記部材(4)に取付けられた弾性部材は、前記逆転レバー(4.3)と協働するキャッチ(4.4)として設計され、前記可動ガイドビーム(4.2)上への前記制御手段の以前のアクションの後、前記キャッチ(4.4)の力は、前記逆転レバー(4.3)を他方の最大位置へ逆転させ、前記指針(6.1)を一方のスケール部分(2.1、2.2)から他方へジャンプさせる時間表示デバイス。
- 請求項35に記載の時間表示デバイスであって、前記指針サポート(6.5)と前記可動ガイドビーム(4.2)は、ピボット(6.5.1)又は制御ピン(4.2.1)と前記逆転レバーの2つの開口部により、前記逆転レバー(4.3)と形状ロッキングされ、それらは、前記逆転レバー(4.3)の逆転により、前記ガイドビームの切換えと、前記指針サポート(6.5)に取付けられている前記ダブル指針(6.4)の転換を引き起こす時間表示デバイス。
- 請求項32乃至36の何れか1項に記載の時間表示デバイスであって、前記逆転レバー(4.3)は、前記逆転レバー(4.3)の位置と、前記ダブル指針(6.4)の位置を示す方向指示器(4.3.4)を含む時間表示デバイス。
- 請求項22及び31に記載の時間表示デバイスであって、前記ダブル指針(6.4)は、前記可動ガイドビーム(4.2)に取付けられる時間表示デバイス。
- 請求項10及び12、又は29及び31に記載の時間表示デバイスであって、前記可動ガイドビーム(4.2)は、その端部に前記スクリュー(5.2、5.3)の断面に適合する凹状形状を有する時間表示デバイス。
- 請求項6又は22に記載の時間表示デバイスであって、前記指針(6.1)又は前記ダブル指針(6.4)に面するスケール部分(2.1、2.2)の表面上に、指針の端部を支持する突出部(2.1.1、2.2.1)が設けられている時間表示デバイス。
- 請求項7及び11、又は27及び30に記載の時間表示デバイスであって、前記スライド(4.1)の安定化のため、前記ガイドレール(3.1)の下に取付けられ、前記レールの全長上を延びるプレート(3.3)を含む時間表示デバイス。
- 請求項7又は27に記載の時間表示デバイスであって、ねじれに対する防護として、前記ガイドレール(3.1)は、四角形又は多角形の断面を有する時間表示デバイス。
- 請求項7又は27に記載の時間表示デバイスであって、前記ガイドレール(3.1)は、少なくとも1つの平らな面(3.1.1)又は溝を有する時間表示デバイス。
- 請求項11又は30に記載の時間表示デバイスであって、前記スライド(4.1)は、その各々の端部に摩擦軸受(4.1.1)が設けられる時間表示デバイス。
- 請求項1乃至44の何れか1項に記載の時間表示デバイス(1)を含むことを特徴とする時計、特に腕時計。
- 請求項45に記載の時計であって、前記時間表示デバイス(1)は、前記時計のムーブメントの面に対して、少し傾いて取付けられている時計。
- 請求項45又は46に記載の時計であって、前記時間表示デバイス(1)は、その取付面に回転可能に取付けられ、角度位置を調節できる時計。
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