JP2007071492A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】
急速製氷モード運転が終了後の製氷時間の遅延を低減可能とし、または、各運転モードにおける製氷時間のバラツキを小さくした冷蔵庫を提供する。
【解決手段】
冷凍室温度検知センサー31の検出温度に基づいて圧縮機30と送風機19の運転を制御し、冷凍室3、4内に自動製氷装置12を有する冷蔵庫において、冷凍室庫内温度を低めに設定する急速製氷モードを設け、その急速製氷モード終了後の圧縮機30停止時に、送風機19を運転して製氷皿23への冷気送風を行う。
【選択図】 図3

Description

本発明は自動製氷装置を備えた冷蔵庫に関する。
自動製氷装置を有する従来方式の冷蔵庫としては、特許文献1に記載のように、冷凍室の一部に設けられた製氷室と、冷却器と、この冷却器で冷却した冷気を少なくとも冷凍室と自動製氷室とに循環させるために冷却器の近傍に配置された送風機と、冷蔵室の温度が予め設定された冷蔵室設定温度になり、且つ、前記冷凍室の温度が予め設定された冷凍室設定温度になるように冷却運転を制御する制御手段とを備えた構成が知られている。
そして、急速製氷モードにおいては、冷蔵室設定温度を高い温度に設定変更し、冷凍室設定温度を低い温度に設定変更して冷却運転制御を行うとともに、冷凍室の温度がこの低く設定変更された温度になって冷凍室の冷却運転がオフとなっても送風機を連続運転させることにより、製氷時間を短縮して、短い時間で多くの氷を作れるようにしていた。
特開2005-76980号
上述の従来の冷蔵庫では、急速製氷モードが終了した後の通常運転状態における製氷運転(以下、この状態を通常製氷モードと表記する)においては、急速製氷モード中に冷凍室設定温度を通常製氷モード時より低い温度に設定変更して冷却運転制御を行っていたために、冷凍室温度が通常製氷モード時より低い温度に保持されている。したがって、冷凍室温度が通常製氷モード時の冷凍室設定温度まで上昇しないかぎり、圧縮機と送風機の運転が停止されてしまっていた。
このとき、圧縮機の停止時間、送風機の停止時間がともに長くなってしまうので、急速製氷モードが終了した直後の通常製氷モードでは、製氷時間が遅延するおそれがあった。
一般に、通常製氷モード運転においては、冷凍室温度との関係によって圧縮機の運転/停止が制御される。そして、圧縮機の停止に合わせて送風機も停止していたので、圧縮機の停止時間が長いと、通常製氷モード運転において製氷時間が遅延してしまう。
本発明は、このような従来の構成が有していた問題を解決しようとするものであり、その目的とするところは、急速製氷モード運転が終了後の製氷時間の遅延を低減可能とし、または、各運転モードにおける製氷時間のバラツキを小さくした冷蔵庫を提供することにある。
上記目的を達成するために、冷凍室温度検知センサーの検出温度に基づいて圧縮機と送風機の運転を制御し、冷凍室内に自動製氷装置を有する冷蔵庫において、
本発明は、冷凍室庫内温度を低めに設定する急速製氷モードを設け、その急速製氷モード終了後の圧縮機停止時に、送風機を運転して製氷皿への冷気送風を行うこととした。
または、冷凍サイクルを構成する圧縮機と、この圧縮機とともに冷凍サイクルを構成するとともに冷凍室内に配設される冷却器と、前記冷却器からの冷気を前記自動製氷装置へと送風する送風機と、前記圧縮機と前記送風機を制御する制御装置とを備え、
前記制御装置は、急速製氷モードでは前記圧縮機及び前記送風機を運転するように制御し、急速製氷モード終了後は前記圧縮機を停止させた状態で前記送風機を運転させることとした。
または、冷凍サイクルを構成する圧縮機と、この圧縮機とともに冷凍サイクルを構成するとともに冷凍室内に配設される冷却器と、製氷室内に配設され自動製氷を行う自動製氷装置と、前記冷却器からの冷気を前記自動製氷装置へと送風する送風機と、前記冷凍室内に取り付けられた冷凍室温度検知センサーと、前記圧縮機と前記自動製氷装置と前記送風機を制御する制御装置とを備え、
前記制御装置は、急速製氷モードでは前記圧縮機及び前記送風機を通常時よりも高い回転数で運転するように制御し、急速製氷モード終了後は、前記冷凍室温度センサーで検出される冷凍室内の温度が冷凍室上限温度よりも低い場合にも前記送風機を運転させることとした。
また、上記のいずれかの冷蔵庫においては、前記自動製氷装置の離氷動作確定から給水終了の間に、前記送風機が運転を開始するよう制御することとした。また、前記自動製氷装置に冷気を送風する送風手段として、冷凍室冷却用の送風機を使用した。さらには、冷凍室と冷蔵室とを一個の冷却器と一個の送風機で冷却するようにしたこと。
本発明によれば、急速製氷モード運転が終了後の製氷時間の遅延を低減可能とし、または、各運転モードにおける製氷時間のバラツキを小さくした冷蔵庫を提供することができる。
以下、本発明の一実施例について、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の一実施例における冷蔵庫本体の正面図であり、図2は図1のA−A断面図である。図1は、冷蔵庫の前面開口部を覆う扉を省略して示している。
冷蔵庫本体1内は、上から順に冷蔵室2と、製氷室3a及び急速冷凍室3bからなる上段冷凍室3と、下段冷凍室4と、野菜室5とに区画されている。これらの各貯蔵室は、図2に示すように扉で覆われており、冷蔵室2の前面を閉塞する冷蔵室扉6は図示しないヒンジを中心に回転する回転式の扉としており、製氷室扉7、急速冷凍室扉、下段冷凍室扉9、野菜室扉10は引出し式の扉である。以下では、上段冷凍室3と下段冷凍室4とを総称して単に冷凍室と称することがある。
冷蔵室2は、製氷室3aに給水される水が貯められる貯水タンク11を有している。また、冷蔵室2と隣接する製氷室3a内には自動製氷装置12が配設される。自動製氷装置12内には製氷皿23が設けられており、製氷皿23内に対しては貯水タンク11内の水が給水パイプ21を介して供給される。製氷室3a内には製氷室扉7とともに引き出される貯氷容器13が収納され、自動製氷装置12の下方に位置している。したがって、自動製氷装置12によって生成された氷は、製氷皿23から貯氷容器13に落下して氷が貯められる。
また、冷凍室4内には冷凍食品が収納される冷凍容器15が、野菜室5内には野菜容器16が収められ、各室には食品が収納できる。
冷凍室3、4の背部には冷却器18が配設される冷却器室が置かれている。冷却器18は圧縮機30とともに冷凍サイクルを形成しており、圧縮機30で圧縮された冷媒が冷却器18内で蒸発することによって冷気を生成している。冷却器18の上方には送風機19が配設され、送風機19は冷気通路17を介して冷凍室3、4を含む庫内に冷気を循環させる。また、冷却器18の下方には除霜ヒータ20が配設される。
さて、冷却器18で冷却された冷気は、後述するように制御された送風機19の運転により、製氷室3a、急速冷凍室3b、下段冷凍室4、冷蔵室2及び野菜室5に強制的に送り込まれ、これら各室を予め設定された室温に冷却して、冷却器室に戻される。この冷気循環を繰り返し、冷却器18に着霜があると、図示しない制御装置によって除霜ヒータ20を通電して、除霜を行う。
なお、図2に示す例は1つの冷却器によって庫内の各室を冷却するものであるが、必ずしもこれに限られず、少なくとも冷却器18で生成された冷気が送風機19によって製氷室3aに送られるものであればよい。1つの冷却器によって庫内を冷却する場合には、図示しないダンパー装置の開閉によって冷蔵室へと冷気を制御すればよい。
製氷皿に冷気を送風する送風機として、冷凍室を冷却する送風機19を使用すれば、製氷用として専用の送風機を設ける必要がないため、製造コスト上有利である。また、1つの冷却器と1つの送風機で冷却すれば安価であるとともに、下記に説明するような汎用性に富む制御を行うことができる。
貯水タンク11内の冷水は貯水タンク11と自動製氷装置12との間とを結ぶ給水パイプ21により製氷皿23に給水されるが、この給水量は、給水ポンプ22の駆動時間によって決められる。駆動時間は例えば5〜10秒であり、この時の給水量は、80cc〜100cc程度である。
さらに、自動製氷装置12は、温度センサー24によって検出される温度から製氷の完了が監視され、製氷完了後に離氷動作を行う。離氷動作においては、駆動モータ26により、製氷皿23を回転させ、製氷皿23内の氷を貯氷容器13に落下させる制御が行われる。したがって、これらの製氷完了の監視及び離氷動作の制御がされるように予めプログラミングされている。
なお、図2では製氷皿23に温度センサー24を取り付けた例を示したが(すなわち、製氷皿温度センサーとした)、これに限られるものではない。温度センサー24は制御装置が製氷完了を監視するために用いられるが、製氷の完了が監視できれば他の位置に取り付けてもよい。特に、製氷皿23が取り外せる構造の冷蔵庫では、製氷皿23に温度センサー24を取り付けることは容易ではない。
そこで、例えば、製氷室3a内の製氷皿以外の場所に温度センサーを取り付け、製氷皿だけを取り外せる構成とすることが必要である。このように製氷室3a内に温度センサーが取り付けられた構成においては、温度センサーに冷気が直接吹き付けられると、製氷室3a内の温度とともに、吐出冷気の温度を測定してしまい、製氷の監視が困難となってしまう。したがって、温度センサーの配設に際しては、冷気が直接当たらない位置に取り付けることが有効である。このときは、この温度センサー(製氷室温度センサー)を、後述する冷凍室温度検知センサー31と共用してもよい。
離氷動作の際は、貯氷容器13が氷で満杯となっていると容器13から氷が溢れてしまうため、貯氷量を感知しなければならない。したがって、貯氷量検知センサー25によって貯氷容器13内の貯氷量を感知する。この貯氷量検出は少なくとも離氷動作の前には行わなくてはならない。
例えば、定期的に貯氷量検知センサー25によって貯氷量を検知するように制御しておくことが有効である。そして、満氷の場合には製氷動作を一時停止し、使用者等が氷を消費して、貯氷容器13が満杯でなくなると、製氷動作を再開するように構成する。このように制御されれば、貯氷容器13から氷が溢れてしまうことを防ぐことができる。
上記のような冷蔵庫において、さらに冷凍室内に冷凍室温度検知センサー31を備えている。そして、該センサー31で検出される温度によって、圧縮機30及び送風機19の運転が制御され、その運転制御パターンとしては少なくとも2種類を有している。
その第1は、通常製氷モードの運転制御パターンである。例えば、冷凍室3、4の庫内設定温度の上限値を−18℃として、冷凍室温度検知センサー31の検知温度がこの上限値を超えると圧縮機30を運転する。そして、圧縮機30や冷却器18を含む一連の冷凍サイクルが運転することにより冷却運転が行われ、庫内を冷却する。
冷凍室内の温度が下がって、冷凍室温度検知センサー31の検知温度が、例えば、冷凍室3、4の庫内設定温度の下限値(例えば−22℃)になると、圧縮機30の運転を停止する。このように制御することで、冷凍室内の庫内設定温度の平均値(すなわち、冷凍室内の温度の平均値)を−20℃程度となるように運転制御する。送風機19の運転は後述するように制御される。
通常の運転状態では、この通常製氷モードにて制御されているが、例えば、図示しない急速製氷ボタンが押されると、他の運転制御パターンが実施される。それは、急速製氷モードの運転制御パターンであり、急速製氷モードにおいては、所定の時間、若しくは、所定の製氷回数だけ急速製氷を行い、この所定の時間が経過すると、若しくは、所定の回数だけ急速製氷を行うと、通常製氷モードに戻って運転制御されるように構成してある。
なお、本実施例の急速製氷モードは、急速冷凍モードであってもよい。すなわち、通常の運転よりも冷凍室内を低温にする運転モードであり、圧縮機30や送風機19の回転数が通常の運転モードよりも高いモードを示し、いずれも冷凍能力が通常の運転時よりも高い運転のことである。つまり、急速製氷モードと急速冷凍モードの違いは名称によるものであり、本明細書では両者を区別するものではない。
急速製氷モードにおいては、冷凍室内の温度が、前述した通常製氷モードより低めになるように運転制御を行う。例えば、冷凍室3、4の庫内設定温度の上限値を−25℃として、冷凍室温度検知センサー31の検知温度がこの上限値を超えると圧縮機30を運転する。そして、圧縮機30や冷却器18を含む一連の冷凍サイクルが運転することにより冷却運転が行われ、庫内を冷却する。
冷凍室内の温度が下がって、冷凍室温度検知センサー31の検知温度が、例えば、冷凍室3、4の庫内設定温度の下限値(例えば−29℃)になると、圧縮機30の運転を停止する。このように制御することで、冷凍室内の庫内設定温度の平均値(すなわち、冷凍室内の温度の平均値)を−27℃程度となるように運転制御する。送風機19の運転は後述するように制御される。
なお、急速製氷モードのときの圧縮機30の回転数は、通常製氷モード時の回転数より高めに設定しておく。
以下、これらの運転制御の実施例について説明する。
図3は実施例1における制御動作説明図である。図3に於いて、横軸は時間を示し、縦軸は圧縮機30と送風機19の運転(ON)と停止(OFF)の関係、及び、そのときの自動製氷装置12の製氷時間の概念を、給水(製氷開始)の○印から製氷完了の☆印までの棒線で表してある。
なお、製氷完了の☆印から次の給水(製氷開始)の○印までの時間ti6は、製氷完了後の製氷皿回転開始から、離氷、製氷皿反転、給水準備等までの時間を表している。運転区分欄の通常製氷モードは、上述した通常運転状態における製氷運転を示し、急速製氷モードは通常製氷モード時より冷凍室温度を低い温度に設定変更し、送風機を連続運転した場合を示す。
図3は、通常製氷モード中の任意の時点B21で、図示しない急速製氷ボタン等のスイッチ操作により、急速製氷モードに切り替えられて、予め設定された時間だけ急速製氷モード運転を行った後、または、予め設定された所定の回数だけ急速製氷を行った後、B22時点で、急速製氷モード運転を終了し、通常製氷モード運転に切り替わった場合を示す。
急速製氷モード運転が完了し、通常製氷モード運転に切り替わったB22時点での冷凍室温度は、通常の製氷モードの設定温度よりも低くなっている。急速製氷モードでは通常運転モードよりも低い温度となるように冷凍サイクル及び送風機が運転しているためである。したがって、通常運転状態における設定温度の上限値(−18℃)に上昇するまでの間、圧縮機30の運転は停止する。すなわち、急速製氷モードの低めの設定温度が、通常製氷モードの設定温度に復帰するまでの停止時間tc25だけ圧縮機30の運転は停止する。
この圧縮機停止時間tc25は、低い温度に冷却保持された冷凍室温度が、通常製氷モード時の冷凍室設定温度まで上昇するまでに比較的長い時間続くので、通常製氷モード時の圧縮機停止時間tc2より長くなってしまう。
したがって、圧縮機の長い停止時間tc25に合わせて送風機19も運転が停止すると、急速製氷モード運転が完了した直後における通常製氷モード時の製氷時間が長くなるため(後に比較例として示す図6の符号T13)、本実施例においては、急速製氷モードの運転を完了した直後の圧縮機30停止時にも、送風機19を強制運転するものである。
換言すれば、急速製氷モード運転終了後に圧縮機30と送風機19が停止することによって長くなってしまう製氷時間をできるだけ短縮するために、急速製氷モード運転終了後の圧縮機停止時間tc25の間に、送風機19を時間tf23だけ強制運転することにより、製氷皿23への冷気の送風を行うように制御するものである。
この場合、冷凍室内の温度を低い状態で保持するための運転がなされていた直後であるため、圧縮機30が停止していても、冷却器18が配設されている冷却器室内は、製氷を促進できる程度の低温を保持している。したがって、送風機19を運転すれば、製氷皿23内の水分を凍結できる冷気送風が得られる。
本実施例は、急速製氷モード終了後における圧縮機停止時に、製氷皿への冷気送風を行うように送風機を制御しているので、急速製氷モード運転が完了した直後の送風機の長時間にわたる停止時間がない。したがって、急速製氷モード運転が完了した直後の通常製氷モード運転における製氷時間の遅延を低減した冷蔵庫を提供することができる。
また、圧縮機停止中であっても送風機19によって送風されるので、冷凍室内の熱交換が活発となる。このとき、冷凍室内の温度が一様化されて圧縮機30の運転開始が早まる効果がある。
したがって、図6に示す比較例における圧縮機の停止時間tc5と比較すれば、圧縮機30の停止時間tc25が短くなるので、停止時間後に、圧縮機と同期して運転される送風機19の運転tf26までの時間tf25も短くなり、通常製氷モードにおける製氷時間T23の遅延をより低減することができる。
図4は実施例2における制御動作説明図である。図の見方は図3と同様であり、この実施例2の特徴とするところは、通常製氷モードにおいて、送風機19の運転される条件を2つ設け、それぞれの条件の一を満たしたときに送風機19を運転する制御としたことにある。
一つ目の送風機運転制御方法は、圧縮機30の運転(ON)停止(OFF)と、送風機19の運転(ON)停止(OFF)を同期させるものであり、二つ目の送風機運転制御方法は、圧縮機30の停止(OFF)中に、製氷皿23への給水若しくは製氷開始を感知したら、送風機19を所定時間(tf37)強制運転するものである。そして、上記二つの運転制御方法を同時進行しつつ、且つ、二つ目の条件を満たせば送風機19からの送風を行うことにしている。
図4に示す符号n34の製氷の場合、給水若しくは製氷開始を示す○印の時点B34において、圧縮機30が停止している。このとき、給水若しくは製氷開始を示す○印の時点から所定の時間tf37だけ、送風機19を強制運転させ、送風機19の送風によって、製氷皿23への冷気送風を所定時間(tf37)強制継続させるように制御する。
通常製氷モードでの圧縮機30の停止(OFF)時間tc9は、冷蔵庫の周囲外気温度や冷蔵庫の扉開閉頻度等の使い勝手等により変化する。したがって、この変化によって、上記のように制御したとしても、製氷時間のバラつきをゼロとすることはできない。そこで、バラツキをさらに低減するために、強制運転する時間tf37を、予め何種類かの長さに設定しておき、冷蔵庫の使用状態や環境状態により、強制運転する時間tf37を変化させてもよい。例えば、冷蔵庫外温度を検出するセンサーや扉開閉センサーを利用することで、これらのセンサーからの情報に基づいて制御装置が時間tf37を計算すればよい。
もちろん、使用者が選定できるようにしてもよく、例えば、製氷希望時間を使用者が入力すると、この時間情報から送風機を強制運転する時間tf37を計算する。
また、給水若しくは製氷開始を示す○印の時点が、圧縮機30の停止(OFF)時間tc9中にあっても、圧縮機30の運転停止後からの時間ti34の長さによっては、冷却器室内の温度が異なるので、この時間ti34によって、強制運転する時間tf37を求めてもよい。
実施例1と同様に、圧縮機30が運転停止している場合であっても、圧縮機停止の直後や急速製氷モードの終了直後は、冷却器室内は低温度を保持している。つまり、製氷を開始しようとしている製氷皿の水温より、冷却器室内は低温であり、冷凍室の庫内温度より低温であるので、送風機19を運転すれば、製氷皿23内の水分を凍結できる。
次に、実施例2のフローチャート例について図5により説明する。図5は実施例2の製氷動作を示すフローチャート図である。なお、図5は、前述した二つ目の送風機運転制御方法の一例を示すフローチャート図である。
製氷皿23の離氷動作確定から給水終了の間に、送風機19に対して送風指令を発して送風機を運転させる例であり、以下の説明は、図2を参照しながら説明する。
温度センサー24の検出温度や、製氷時間のカウント情報により、製氷完了が判断される(ステップs11)。製氷が完了しても貯氷容器13内が満杯であれば離氷を行うことができないので、貯氷量検知センサー25が貯氷容器13内の貯氷状態を検出する(ステップs12)。ステップs13では図示しない制御装置が貯氷量検知センサー25の検出情報から満氷の判定を行い、満氷でない場合は、ステップs14へと進む。
図示しないマイコン等からなる制御装置が、離氷動作の確定を行い(ステップs14)、制御装置が、駆動モータ26を正転して、製氷皿23をひねり、さらに駆動モータ26を逆転させるという一連の離氷動作を行うように自動製氷装置12を制御する(ステップs15)。
離氷後は、製氷皿23の水平位置を確認し(ステップs16)、次の製氷に備える。製氷皿23の水平状態が確認できれば、給水動作(ステップs17)と給水終了(ステップs18)等を順次指令して、次の製氷(ステップs19)へと移る。
給水動作は、給水ポンプ22の運転によって貯水タンク11から給水パイプ21を介して製氷皿23へと水を供給し、所定の時間、給水ポンプ22を駆動させることによって、製氷皿23に必要な給水量だけ給水する。
上記のステップ中、離氷動作確定(ステップs14)から給水終了(ステップs18)までの間に、制御装置は送風機19を強制運転する時間tf37を計算して、送風指令(ステップs21)を出し、送風機19を所定時間強制運転する(ステップs22)という制御を行う。
なお、ステップs12で貯氷容器13内の検氷を行い、満氷判定(ステップs13)にて、貯氷容器13内が満氷の場合、Yesのため所定の待機時間(ステップs20)後に検氷(ステップs12)に戻る。
このように、実施例2では、製氷皿23の離氷動作の確定(図5のステップs14)から給水終了(図5のステップs18)の間に、製氷皿23に冷気の送風指令(図5のステップs21)を行い、送風機19を制御することにしている。したがって、製氷皿23への給水後に直ちに、製氷皿23への冷気が供給され、通常製氷モードにおける製氷時間のバラツキを小さくすることができる。
また、圧縮機停止中であっても送風機19が運転し、冷気が送風されるので、庫内の冷気と収納物との間の熱交換が活発となり、また、庫内の冷気の攪拌がなされる。したがって、次に圧縮機30が運転するまでの時間が早まり、通常製氷モードにおける製氷時間の遅延を低減することができる。
比較例
図6は、比較例における制御動作説明図である。図の見方は図3、図4と同様であるので説明を省略する。
図6は、通常製氷モード中の任意の時点B1で、図示しない急製氷ボタン等のスイッチ操作により、急速製氷モードに切り替わり、予め設定された時間だけ急速製氷モード運転を行った後、B2時点で、急速製氷モード運転から通常製氷モード運転に切り替わった場合を示している。
急速製氷モード運転が完了し、通常製氷モード運転に切り替わったB2時点での冷凍室温度は、通常製氷モードの設定温度より低い温度に冷却保持されている。したがって、圧縮機運転は停止(OFF)となり、圧縮機運転の停止(OFF)に合わせて送風機運転も停止(OFF)となる。
そして、その圧縮機停止時間tc5は、前述したように比較的長い時間続くので、通常製氷モード時の圧縮機停止時間tc2やtc7より長くなる。したがって、その長い圧縮機の停止時間tc5に合わせて送風機の運転停止時間tf5も長くなってしまう。その結果、製氷時間T13が、通常製氷モード時の通常製氷時間T11やT14より長くなってしまう。
なお、急速製氷モード運転が完了した直後の製氷時間T13は、冷蔵庫周囲の外気温度程度や冷蔵庫の扉開閉等の使用頻度、あるいは、新たに投入する貯蔵食品の熱負荷程度等によっても左右される。しかし、実施例とこれらの条件を同一としても、実施例1における製氷時間T23や実施例2における製氷時間T33と比較しても長くなっている。
また、急速製氷モード運転が完了した直後の製氷時間T13は、通常製氷モード時の冷凍室設定温度と急速製氷モード運転時の設定温度との温度差程度によっても異なる。
比較例では、この温度差が製氷時間の遅れの原因となっているが、実施例では温度差が大きい場合であっても、冷却器室内の低温に維持された冷気を送風機19で利用しているため、製氷時間の短縮が図られ、各運転モード間における製氷時間のバラツキも小さくすることができる。
本発明の一実施例における冷蔵庫本体の正面図。 図1のA−A断面図。 実施例1における制御動作説明図。 実施例2における制御動作説明図。 実施例2の製氷動作を示すフローチャート図。 比較例における制御動作説明図。
符号の説明
1…冷蔵庫本体、2…冷蔵室、3…上段冷凍室、3a…製氷室、3b…急速冷凍室、4…下段冷凍室、5…野菜室、6〜10…扉、11…貯水タンク、12…自動製氷装置、13…貯氷容器、15〜16…容器、17…冷気通路、18…冷却器、19…送風機、20…除霜ヒータ、21…給水パイプ、22…給水ポンプ、23…製氷皿、24…温度センサー、25…貯氷量検知センサー、26…駆動モータ、30…圧縮機、31…冷凍室温度検知センサー。

Claims (6)

  1. 冷凍室温度検知センサーの検出温度に基づいて圧縮機と送風機の運転を制御し、冷凍室内に自動製氷装置を有する冷蔵庫において、冷凍室庫内温度を低めに設定する急速製氷モードを設け、その急速製氷モード終了後の圧縮機停止時に、送風機を運転して製氷皿への冷気送風を行う冷蔵庫。
  2. 冷凍サイクルを構成する圧縮機と、この圧縮機とともに冷凍サイクルを構成するとともに冷凍室内に配設される冷却器と、前記冷却器からの冷気を前記自動製氷装置へと送風する送風機と、前記圧縮機と前記送風機を制御する制御装置とを備え、
    前記制御装置は、急速製氷モードでは前記圧縮機及び前記送風機を運転するように制御し、急速製氷モード終了後は前記圧縮機を停止させた状態で前記送風機を運転させることを特徴とする冷蔵庫。
  3. 冷凍サイクルを構成する圧縮機と、この圧縮機とともに冷凍サイクルを構成するとともに冷凍室内に配設される冷却器と、製氷室内に配設され自動製氷を行う自動製氷装置と、前記冷却器からの冷気を前記自動製氷装置へと送風する送風機と、前記冷凍室内に取り付けられた冷凍室温度検知センサーと、前記圧縮機と前記自動製氷装置と前記送風機を制御する制御装置とを備え、
    前記制御装置は、急速製氷モードでは前記圧縮機及び前記送風機を通常時よりも高い回転数で運転するように制御し、急速製氷モード終了後は、前記冷凍室温度センサーで検出される冷凍室内の温度が冷凍室上限温度よりも低い場合にも前記送風機を運転させることを特徴とする冷蔵庫。
  4. 前記自動製氷装置の離氷動作確定から給水終了の間に、前記送風機が運転を開始することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の冷蔵庫。
  5. 前記自動製氷装置に冷気を送風する送風手段として、冷凍室冷却用の送風機を使用したことを特徴とする請求項乃至4のいずれかに記載の冷蔵庫。
  6. 冷凍室と冷蔵室とを一個の冷却器と一個の送風機で冷却するようにしたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の冷蔵庫。
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