JP2007071335A - 軸受装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 軸受の同一箇所にだけ荷重が作用しないようにして、長期にわたって本来の軸中心位置を維持し、偏摩耗等を防止し得る軸受装置を提供する。
【解決手段】 軸22aを回転可能に支持する軸受40を軸受支持部材50に対して回転可能に支持した軸受装置であって、軸受40を固定状態に保持すると共に所定タイミングで所定量回転させる軸受回転送り機構60を設けた。軸受を回転させるタイミングは、使用者が機械を動かす際の動作に連動させたり、電気的に制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば複写機やレーザプリンタ等の各種事務機に用いられる回転体の軸受装置に関するものである。
事務機に使用される軸受としては、一般に樹脂軸受,焼結軸受等のすべり軸受やボールベアリング等の転がり軸受を用いられる。しかしながら、軸受には常時一方向から荷重が作用する場合が多く、軸受に作用する面圧が大きい場合、樹脂軸受,焼結軸受等のすべり軸受では、回転時間に応じて一定個所が削れる偏摩耗が生じ、甚だしい場合には破断してしまう。また、ボールベアリング等の転がり軸受の場合には、軸と連れ回りする玉等の転動体と、軸受保持部材により固定された外輪部の接触点において、接触点表面が荒れるという問題があった。
このような軸受の寿命向上を図るために、たとえば、軸受を軸受支持部材に対して、荷重が作用する方向に弾性的に支持するように構成したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−184663号公報
しかしながら、上記従来技術では、軸受を荷重が作用する方向に弾性的に変形させ、寿命を向上させる構造であり、軸受に支持される軸の回転中心が本来の回転中心からずれてしまうという欠点があった。
本発明は上記したような事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、軸受の同一箇所にだけ荷重が作用しないようにして、長期にわたって本来の軸中心位置を維持し、偏摩耗等を防止し得る軸受装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明にあっては、
軸を回転可能に支持する軸受を軸受支持部材に対して回転可能に支持した軸受装置であって、
前記軸受を前記軸受支持部材に対して固定状態に保持すると共に、固定状態から所定タイミングで所定量回転させる軸受回転送り手段を設けたことを特徴とする。
本発明によれば、軸受の同一箇所にだけ荷重が作用しないようにして、長期にわたって本来の軸中心位置を維持し、偏摩耗等を防止し得る軸受装置を提供することが可能となる。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための最良の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。
図3は、本発明に係る軸受装置が適用される機械としての画像形成装置100を示すものである。まず、図3(a)を用いて本発明に係る画像形成装置の全体構成について説明する。
この画像形成装置100には、異なる4色の色毎の画像を形成する4つ画像形成部100a,100b,100c,100dが上下方向に直列に配置されている。
4つの画像形成部100a,100b,100c,100dの側方には、静電搬送ベルト21を備えた搬送手段20が対向配置されている。また、搬送手段20の下方には画像形成部100a,100b,100c,100dで形成された画像を転写するための記録材(記録媒体、転写材、シート)を給送する給送部30が配置されている。また、搬送手段20の上方には画像形成部で転写された記録材上の画像を定着する定着手段10が配置されている。
給送部30から給送された記録材は、静電搬送ベルト21によって、4箇所の画像形成部100a,100b,100c,100dに順次搬送される。そして、各画像形成部100a,100b,100c,100dで形成された色トナー像が順次転写されてカラー画像が記録された後、定着手段10で定着されて排出ローラ11,12によって排出部13へ排出される。
各画像形成部100a,100b,100c,100dには、像担持体としての感光体ドラム1a,1b,1c,1dが設けられている。感光体ドラムの周囲には、その回転方向に従って順に、帯電手段、露光手段、現像手段、転写手段(転写ローラ)、クリーニング手段等が配設されている。帯電手段2a,2b,2c,2dは、感光体ドラム1a,1b,1c,1d表面を均一に帯電する。露光手段3a,3b,3c,3dは、画像情報に基づいてレーザービームを照射し感光体ドラム1a,1b,1c,1d上に静電潜像を形成する。現像手段4a,4b,4c,4dは、静電潜像にトナーを付着させてトナー像として顕像化する。転写手段(転写ローラ)5a,5b,5c,5dは、感光体ドラム1a,1b,1c,1d上のトナー像を記録材に転写させる。クリーニング手段6a,6b,6c,6dは、転写後の感光体ドラム1a,1b,1c,1d表面に残った転写後トナーを除去する。
ここで、各画像形成部100a〜100dの、感光体ドラム1a〜1d、帯電手段2a〜2d、現像手段4a〜4d及びトナーを除去するクリーニング手段6a〜6dは一体的にカートリッジ化されている。そしてカートリッジ交換ユニットとなっており、機械本体構成部としての本体構成部101に対して着脱自在となっている。カートリッジ交換ユニットの着脱は水平方向に抜き差しする構成となっている。
また、搬送手段20の静電搬送ベルト21は、可動ユニットとしてのベルトユニットFとしてユニット化され、本体構成部101に対して開閉(着脱)自在となっている。図示例では、ベルトユニットFの下端を支点として開閉するようになっている。
定着手段10についても、定着ユニットHとしてユニット化され、本体構成部101に対して着脱自在となっている。定着ユニットHの着脱は上下方向に抜き差しする構成となっている。
給送部30には記録材を多数枚収納した給送ユニットSが着脱自在となっている。この給送ユニットSの着脱は水平方向に抜き差しする構成となっている。
次に、上記画像形成装置に設けられる軸受装置について説明する。
この例では、図3(b)に示すように、ベルトユニットFの上端に位置するベルトローラ22の軸22aを回転可能に支持する軸受装置に適用したものである。
すなわち、この軸受装置は、図2(a)に示すように、軸受40を固定状態に保持すると共に所定タイミングで所定量回転させる軸受回転送り手段を構成する軸受回転送り機構60を備えている。
軸受回転送り機構60は、軸受40と同軸的に結合された回転機構としてのラチェット70と、ラチェット70を回転させる送り機構としての爪部材を構成するスナップフィット80と、を有する。そして、図3(b)に示すように、可動のベルトユニットFにラチェット70が設けられ、本体構成部101のフレーム101Aにスナップフィット80が設けられている。
この実施例では、図2(b)〜(d)に示す様に、軸受40とラチェット70はポリアセタール樹脂によって同軸的に一体成形され、ラチェット付き軸受140となっている。このラチェット付き軸受140には、軸受40とラチェット70の間に軸受40より大径でラチェット70より小径のフランジ部141が設けられている。そして図2(d)に示す様に、軸受40を軸受支持部材50の嵌合穴51に回転可能に嵌合した状態で、フランジ部141が軸受支持部材50の嵌合穴51周辺に係合し、ラチェット70が軸受支持部材50と干渉しない様になっている。
ラチェット70は、外周に複数の歯71が周方向に所定ピッチで設けられ、スナップフィット80は、ラチェット70の歯71に対して回転方向一方向には係合し、他方向には逃げる構成となっている。つまりベルトユニットFの離脱動作時にはスナップフィット80は歯71によって押し上げられて歯71から逃げる構成となっている。そしてベルトユニットFを再装着する際に、スナップフィット80が歯71に引っ掛かってラチェット70の一歯分だけ軸受40を回転させる構成となっている。
歯71は左右側面が非対称の鋸刃形状で、ラチェット70の中心を通る中心線に対する傾きが、一方の第1側面71a(図2(b)においては左側)が小さくスナップフィット80の歯71が引っ掛かる構成となっている。そして、他方の第2側面71b(図2(b)においては右側)が大きく傾いた傾斜面でスナップフィット80が逃げる構成となっている。
スナップフィット80はラチェット70に対して弾性的に係合する弾性係合片である。そして直線的に延びる弾性片81と、この弾性片81の一端に設けられラチェット70の歯71に係合する爪部82と、弾性片81の他端を支持し本体構成部101のフレーム101Aに固定される固定片83とを備えている。弾性片81は、ベルトユニットFの着脱動作方向、この例では略水平方向に延びている。爪部82は、図3に示す画像形成装置100においては図2(a)に示すように、弾性片81の一端から下方に突出する形状となっている。
次に、図1を用いて、使用者が機械を動かす際の動作の中で、具体的に、ベルトユニットFの開閉動作を行った際の軸受40が回転する機構を説明する。
図1(a)〜(e)は、ベルトユニットFの開閉動作を示し、図1(f)〜(j)は、各ベルトユニット開閉状態でのラチェット70の歯71とスナップフィット80の爪部82との係合状態を拡大して示している。なお、歯71の送り動作を示すために、互いに隣接する3つの歯71にA,B,Cの符号を付して説明する。
図1(a)では、ベルトユニットFを開く前の状態を示し、図1(f)に示すように、ラチェット70の歯B,C間にスナップフィット80の爪部82が位置している。この状態で、ベルトユニットFを開こうとした場合(図1(b))を説明する。図1(g)に示す様に、爪部82が歯Bの傾斜の大きい第2側面71bに当接し、第2側面71bから爪部82に作用する反力によって、スナップフィット80の弾性片81がラチェット70から離れる方向に撓む。そして、スナップフィット80の爪部82が歯Bの第2側面71bを乗り越えてラチェット70から離間し、ラチェット70すなわち軸受40は回転しない(図1(c),(h)参照)様になる。
次に、ベルトユニットFを閉じようとした場合(図1(d))、スナップフィット80の爪部82がラチェット70の歯Bの傾斜の小さい第1側面71aに当接する(図1(i)参照)。この歯Bの第1側面71aは弾性片81の軸方向に対して略直角で、弾性片81は撓まず、ベルトユニットFの閉動作によって水平に押される。これにより、ラチェット70すなわち軸受40が回転し、爪部82が歯B,C間から歯A,B間へと移動する(図1(e),(j)参照)。したがって、1回のベルトユニットFの開閉によって、軸受40が1歯分だけ回転する。
また、本実施例では、図2(a)に示すように、軸受40が回転する方向D1を軸22aが回転する方向D2と同一方向としているが、図2(e)に示すように、軸受40が回転する方向D1を、軸22aが回転する方向D2と逆にしてもよい。このようにすれば、スナップフィット80の爪部82とラチェット70の歯71の第1側面71aとの係合によって、軸受40の回転が規制され、軸受40が軸22aの回転によって連れまわりしない構成とすることができる。
このように、実施例1によれば、ベルトユニットFを開閉する度に、軸受40が微小に回転するので、常に磨耗、劣化していない新しい面で軸を受けることができ、軸受40の特定の面が磨耗、破断したり、負荷トルクが大きくなることを抑えることができる。
実施例1では、軸受40の回転機構であるラチェット70が移動する側のベルトユニットFに設けられ、回転させる送り機構であるスナップフィット80が固定された側の本体構成部101に設けられている。しかしながら、軸受40およびラチェット70が本体構成部側に設けられている場合には、送り機構であるスナップフィット80を可動ユニット側に設ければよく、種々の態様が実施可能である。
このような種々の態様について、以下に実施例2〜実施例4として説明する。以下の説明では、主として実施例1と異なる点について説明するものとし、同一の構成部分については同一の符号を付して説明は省略するものとする。
図4(a)は、本発明の実施例2に係る軸受装置が適用された画像形成装置100を示している。
この実施例2は、記録材を給送する給送ローラ31の軸を支持する軸受に本発明に係る軸受装置を適用した例である。そして、使用者が機械本体を動かす際の動作の中で、可動ユニットとしての給送ユニットSを着脱する際の着脱動作に連動して軸受を所定量回転させるようにしたものである。
図示例では、本体構成部101に組み付けられる給送ローラ31のローラ軸を支持する軸受としてラチェット付き軸受140が使用されている。そして、このラチェット付き軸
受140のラチェット70に係合するスナップフィット80が記録材を積載する給送ユニットSに取り付けられている。スナップフィット80の弾性片81は給送ユニットSの着脱方向と平行、この実施例では給送ユニットSは水平方向に着脱されるので、水平方向に延びている。
基本的な機構動作としては、図4(b)に示す様に、給送ユニットSを引き抜く際には、スナップフィット80の弾性片81が外側に撓んで爪部82がラチェット70の歯71の傾きが大きい第2側面71bを乗り越える。このとき軸受40は回転しない。図4(c)に示す様に、給送ユニットSを差し込む際にはスナップフィット80の爪部82がラチェット70の歯71の傾きが小さい第1側面71aに係合する。そしてスナップフィット80の爪部82がスナップフィット80の弾性片81の軸方向に押し込まれるので、弾性片81が撓むことなく1歯分だけ回転する。
このように、給送ユニットSの抜き差しする度に、1歯分だけ軸受40が一定方向に微小回転するので、圧力方向での磨耗、破断、負荷トルクの増大等を抑えることができる。
図4(d)は、本発明の実施例3に係る軸受装置が適用された画像形成装置を示している。
この実施例3は、カートリッジ交換ユニットP1の感光ドラムのドラム軸を回転自在に支持する軸受に本発明に係る軸受装置を適用した例である。使用者が機械本体を動かす際の動作の中で、可動ユニットとしてのカートリッジ交換ユニットP1を着脱する際の着脱動作に連動して軸受を所定量回転させるようにしたものである。
図示例では、カートリッジ交換ユニットP1に組み付けられる感光ドラムの軸を支持する軸受としてラチェット付き軸受140が使用されている。そして、このラチェット付き軸受140のラチェット70に係合するスナップフィット80が本体構成部101側に取り付けられている。スナップフィット80の弾性片81はカートリッジ交換ユニットP1の着脱方向と平行、この実施例ではカートリッジ交換ユニットP1は水平方向に抜き差しされるので、水平方向に延びている。
基本的な機構動作としては、図4(e)に示す。感光ドラムを含むカートリッジ交換ユニットP1を引き抜く際には、スナップフィット80の弾性片81が外側に撓んで爪部82がラチェット70の歯71の傾きが大きい第2側面71bを乗り越える。それで、ラチェット付き軸受140は回転しない。カートリッジ交換ユニットP1を差し込む際には、図4(f)に示す様に、スナップフィット80の爪部82がラチェット70の歯71の傾きが小さい第1側面71aに係合し、スナップフィット80の弾性片81の軸方向に押し込む。それで、1歯分だけ回転する。すなわち、カートリッジ交換ユニットP1の抜き差しによって、1歯分だけラチェット付き軸受140が一定方向に回転する。
このように、感光ドラムを含む交換ユニットの抜き差しのタイミングで軸受が微小に回転するので、軸受の圧力方向での磨耗、破断、負荷トルクの増大等を抑えることができる。
図4(g)は、本発明の実施例4に係る軸受装置が適用された画像形成装置を示している。
この実施例4は、実施例1と同様にベルトユニットFの軸22aを回転自在に支持する
軸受に本発明の軸受装置を適用した例である。しかしながら、この実施例では使用者が機械本体を動かす際の動作の中で、ベルトユニットFの開閉動作ではなく、可動ユニットとしての定着ユニットHを着脱する際の着脱動作に連動して軸受を所定量回転させるようにしたものである。
すなわち、ベルトユニットFのローラ軸を支持する軸受としてラチェット付き軸受140が使用され、このラチェット付き軸受140のラチェット70に係合するスナップフィット80が定着ユニットHに取り付けられている。スナップフィット80の弾性片81は定着ユニットHの着脱方向と平行、この実施例では定着ユニットHは上下方向に抜き差しされるので、上下方向に延びている。
基本的な機構動作としては、定着ユニットHを引き抜く際には、図4(h)に示す様に、スナップフィット80の弾性片81が外側に撓んで爪部82がラチェット70の歯71の傾きが大きい第2側面71bを乗り越える。それで軸受は回転せず、定着ユニットHを差し込む際に、図4(i)に示すように、スナップフィット80の爪部82がラチェット70の歯71の傾きが小さい第1側面71aに係合する。そして、スナップフィット80の爪部82は、スナップフィット80の弾性片81の軸方向に押し込まれるので、1歯分だけ回転する。すなわち、定着ユニットHの抜き差しによって、1歯分だけラチェット付き軸受140が一定方向に回転する。
このように、定着ユニットHの抜き差しのタイミングで軸受が微小に回転するので、軸受の圧力方向での磨耗、破断、負荷トルクの増大等を抑えることができる。
上記実施例1〜4では、回転機構と送り機構として、ラチェット70とスナップフィット80の組み合わせを用いた。しかしながら、ラチェットとスナップフィットの組み合わせに限定されるものではない。つまり、軸受と結合される回転機構と、回転機構を回転させる送り機構と、を備え、本体構成部と可動ユニットのいずれか一方に回転機構を設けると共に他方に送り機構を設ける。そして、着脱方向の一方の動作時には送り機構と回転機構の相対運動を回転機構の回転運動に変換せず、着脱方向の他方の動作時に送り機構と回転機構の相対運動を回転機構の回転運動に変換する機構であればよい。
次に、本発明のさらに他の実施例について説明する。
これらの実施例については、上記実施例1〜4に記載したような画像形成装置の特定の箇所に適用する例ではない。以下の説明でも、主として実施例1と異なる点について説明するものとし、同一の構成部分については同一の符号を付して説明は省略するものとする。
図5(a),(b)は、本発明の実施例5に係る軸受装置を示している。
この実施例5は、軸受は自由状態では軸と連れ回りする構成で、軸受回転送り機構は、軸受の正回転方向の連れ回りを阻止し、逆回転方向の連れ回りを許容するものである。つまり、軸が正回転している間は軸受の連れ回りを阻止し、所定タイミングで軸を逆回転させて軸受を回転させるもので、逆回転のタイミングは電気的に制御される。
この実施例5でも、実施例1〜4と同様のラチェット70を備えたラチェット付き軸受140と、ラチェット70の歯71に係合するスナップフィット80を利用している。つまり、スナップフィット80をラチェット70の歯に係合させて軸受の正回転方向D1の連れ回りを阻止し、逆回転方向D2の連れ回りは許容するようになっている。
電気信号を用いた動作としては、具体的には、切り換え手段として、軸を駆動するモータを正逆回転させたり、クラッチで正逆回転を切り換えるもので、これらの切り換えは機械本体を制御する制御部110によってなされる。
基本的な動作としては、軸受が軸の回転方向に連れまわりされる力を大きく設定しておくことで、軸の回転方向D1と同じ方向に、軸受が回転しようとする。このとき、図5(a)に示すように、スナップフィット80の爪部82がラチェット70の歯71の傾きが小さい第1側面71aに係合しているので、通常の使用条件(正回転)では軸受が回転しない。ある特定のタイミングで軸(モータ)の回転方向を逆回転することで、スナップフィット80の弾性片81が外側に撓み、爪部82がラチェット70の歯71の傾きが大きい第2側面71bを乗り越え、図5(b)に示すように、軸受が回転する。
上記の構成にすることにより、必要なタイミングで軸受を微小に回転させ、圧力方向での磨耗、破断、負荷トルクの増大を抑えることができる。
なお、この実施例5では、送り機構として、ラチェットとスナップフィットを用いたが、これに限定されるものではなく、軸受の正回転方向の連れ回りを阻止し、逆回転方向の連れ回りを許容する構成であればよい。
図5(c)は、本発明の実施例6に係る軸受装置を示している。
この実施例6では、実施例5と同様に、軸受は自由状態では軸と連れ回りする構成で、軸受回転送り機構は、軸受の軸の正回転方向の連れ回り阻止状態と連れ回り許容状態に切り換え可能な機構としている。軸受回転送り機構による軸受の回転タイミングは、軸受の正回転方向の連れ回り阻止状態から連れ回り許容状態に切り換える電気信号により設定されるものである。
この例でも、軸受回転送り機構として、実施例1〜4に記載のラチェット付き軸受140とスナップフィット80の組み合わせが用いられている。つまり、軸の正回転による軸受の連れ回りをラチェット70とスナップフィット80の係合によって阻止し、切り換え手段としてのアクチュエータ90によってスナップフィット80をラチェット70から所定タイミングで離間させている。そして、離間させている間だけ軸受を軸と連れ回りさせて軸受を所定量回転させる構成となっている。この例では、スナップフィット80をラチェット70に対して係合離脱させるアクチュエータ90としてソレノイドが用いられている。
基本的な動作としては、まず、軸受が軸の回転方向に連れまわりされる力を大きく設定しておくことで、軸の回転方向と同じ方向に、軸受が回転しようとする。このとき、図5(c)に示すように、スナップフィット80の爪部82がラチェット70の歯71の傾きが小さい第1側面71aに係合するので、軸受40の連れ回りが阻止されている。ある特定のタイミングでアクチュエータ90によってスナップフィット80をラチェット70から離間させることで、軸受が回転する。
したがって、制御部110による電気信号に基づいてアクチュエータ90が駆動された場合にのみ、軸受を回転させることができる。軸受回転送り機構による軸受の回転タイミングは、機械の動作に関連して記憶されている各種情報、たとえば、本体のプリントカウント、CRGカウント、交換部品の交換時の信号等に基づいて設定される。
上記の構成にすることにより、必要なタイミングで軸受を微小に回転させ、圧力方向での磨耗、破断、負荷トルクの増大を抑えることができる。
図6は、本発明の実施例7に係る軸受装置を示している。上述した実施例では、軸受としてすべり軸受を用いた軸受装置について説明したが、この実施例7は、軸受としてボールベアリング等の転がり軸受を用いた軸受装置の一例について説明する。
転がり軸受は、樹脂軸受、焼結軸受などのすべり軸受とは異なり、回転時間に応じて削れ、破断が生じることはない。近年、転がり軸受内で導電グリスを用いることで、転がり軸受を通して、回転軸の電位をグランドにしたり、電荷をかけたりするなど、転がり軸受自体に導電性を維持し続ける機能が必要となってきている。
図6(c)で示すように、転がり軸受240の構成は、内輪241、玉やころ等の転動体242(図示例では玉)、外輪243とを有し、内輪241と転動体242は軸の回転に伴い、連れ回りするため、常に一定の荷重が加わってはいない。
しかし、外輪243は基本的には固定状態であり、荷重Gを受けている圧力保持部G1は常に一定であり、荷重を受け続けている外輪部243の内側の表面が荒れたり、錆びが発生することで、導電性が取れにくくなる。また、外輪243の内側の表面性が悪化することで、圧力保持部G1での転動体242の動きが悪くなったり、転動体242の表面に傷がつくことで、転動体242自体の動きが悪くなったりもする。
そこで、転がり軸受240を軸受支持部材50に対して軸受保持部244を介して回転可能に支持するもので、軸受回転送り機構は、軸受保持部244を介して転がり軸受240を固定状態に保持すると共に所定タイミングで所定量回転させるようになっている。この軸受保持部244は筒形状で、フランジ部141を介してラチェット70が一体成形されており、実施例1と同様のラチェット付き軸受640を構成している。
このように、軸受保持部244を転がり軸受240ごと回転できる構成にし、実施例1〜4のように、本体構成部に対して着脱する各種ユニットの着脱動作に連動させて転がり軸受240を回転させることが可能である。
また、軸受保持部244が軸と連れ回りするような構成とすれば、実施例5のように逆回転させる際に所定量回転させることも可能であるし、実施例6のように正回転する際に所定量回転させることも可能である。
以上のように、本実施例によれば、あるタイミングで軸受保持部を介して転がり軸受全体を回転することで、導電性を安定して保ちつつ、かつ、回転負荷が悪化することを防ぐことができる。
なお、本実施例では転がり軸受について説明したが、転がり軸受に代えて焼結軸受を軸受保持部244によって一体的に保持する構成とすることにより、ラチェットと一体的に結合することが可能である。
以下に、本発明の実施態様を示す。
(実施態様1)
軸を回転可能に支持する軸受(例えば軸受40)を軸受支持部材(例えば軸受支持部材50)に対して回転可能に支持した軸受装置であって、
前記軸受を前記軸受支持部材に対して固定状態に保持すると共に、固定状態から所定タイミングで所定量回転させる軸受回転送り手段(例えば軸受回転送り機構60)を設けた。
これによれば、軸受を所定タイミングで所定量回転させる軸受回転送り手段を設けたので、荷重が常時特定の部分に作用することがなくなり、長期にわたってほぼ新品の状態を維持することができる。
(実施態様2)
前記軸受はすべり軸受である。
このようなすべり軸受に適用した場合には、常に磨耗、劣化していない新しい面で軸を受けることができるため、本来の設計である軸中心位置を維持することができる。また、削れ粉などによって、回転負荷トルクが大きくなることを防止することができる。
(実施態様3)
前記軸受は転がり軸受(例えば転がり軸受240)である。
このような転がり軸受に適用した場合には、軸の回転によって連れ回りする転動体と、軸受保持部材により固定された外輪部の接触点にて、外輪部の接触点の表面が荒れることを防止することができる。
(実施態様4)
前記軸受の回転タイミングは、使用者が前記軸受が装着される機械(例えば画像形成装置100)本体を手動で動かす際の動作に機械的に連動する。
これによれば、使用者の動作を動力源としているため、新しい動力源が必要ではなく、簡単な構成での実現が可能となる。
(実施態様5)
前記機械本体は、機械本体構成部(例えば本体構成部101)に対して着脱可能な可動ユニット(例えば給送ユニットS)を有し、
前記軸受回転送り手段は、前記可動ユニットの着脱動作を前記軸受の回転運動に変換する機構である。
これによれば、着脱部分の着脱運動を軸受の回転運動に変換する機構となっているので、特に電気的な制御は不要である。
(実施態様6)
前記軸受回転送り手段は、前記軸受と結合される回転機構と、前記回転機構を回転させる送り機構と、を備え、
前記機械本体構成部と前記可動ユニットとのうちいずれか一方に前記回転機構を設けると共に他方に前記送り機構を設け、
着脱方向の一方の動作時には前記送り機構と前記回転機構の相対運動を前記回転機構の回転運動に変換せず、着脱方向の他方の動作時に前記送り機構と前記回転機構の相対運動を前記回転機構の回転運動に変換する構成となっている。
これによれば、使用者が着脱ユニットを着脱する際の着脱動作に連動するようになっているので、使用者が特に意識することなく、軸受を回転させることができる。
(実施態様7)
前記回転機構は外周に歯を備えたラチェット(例えばラチェット70)で、前記送り機構は前記回転機構の歯に対して回転方向一方向には係合し、かつ他方向には逃げる爪部材(例えばスナップフィット80)によって構成されている。
これによれば、送り機構を、ラチェットと、ラチェットの歯に係合しラチェットの一方向の回転は許容し他方向の回転は阻止する爪部材とを備えた構成となっているので、軸受を確実に微小回転させることができる。
(実施態様8)
前記軸の正回転方向は、前記軸受の回転する方向と逆である。
これによれば、軸の正回転方向と軸受の回転する方向を逆に設定しているので、軸の正回転時に不必要に軸受が連れ回りすることを防止できる。
(実施態様9)
前記軸受の回転タイミングは電気信号により電気的に制御される。
これによれば、軸受の回転タイミングを電気信号によって制御するので、必要なタイミングで軸受を微小に回転させることが可能となる。
(実施態様10)
前記軸受は自由状態では前記軸と連れ回りするように構成され、
前記軸受回転送り手段は、前記軸受の軸正回転方向の連れ回りを阻止し、軸逆回転方向の連れ回りを許容する構成で、
前記送り機構による前記軸受の回転タイミングは、前記軸を逆回転させる電気信号によるものである。
これによれば、軸受は自由状態では軸と連れ回りする構成で、軸受の軸正回転方向の連れ回りを阻止し、軸逆回転方向の連れ回りを許容する。そして軸を逆回転させる電気信号、たとえば、モータの逆回転、電磁クラッチなどを駆動する電気信号により、所定タイミングで軸受を軸と連れ回りさせるようになっているので、必要なタイミングで軸受を微小に回転させることが可能となる。
(実施態様11)
前記軸受回転送り手段は、前記軸受に結合されるラチェット(例えばラチェット70)と、前記ラチェットの歯に係合し前記軸受の軸正回転方向の連れ回りを阻止し軸逆回転方向の連れ回りは許容する爪部材(例えばスナップフィット80)とによって構成される。
これによれば、軸の正回転による軸受の連れ回りをラチェットと爪部材の係合によって阻止し、軸が所定タイミングで逆回転している間だけ軸受を軸と連れ回りさせて軸受を所定量回転させる構成としている。これにより、簡単な構成で軸受を確実に微小回転させることができる。
(実施態様12)
前記軸受は自由状態では軸と連れ回りするように構成され、
前記軸受回転送り手段は、前記軸の正回転時おいて前記軸受の連れ回り阻止状態と連れ回り許容状態とを切り換える切り換え手段(例えば制御部110)を有し、
前記軸受の回転タイミングは、電気信号により前記切り換え手段を制御して軸受の連れ回り阻止状態から連れ回り許容状態に切り換える。
これによれば、軸受は自由状態では軸と連れ回りする構成で、軸が正回転している状態で、軸受の連れ回り阻止状態から連れ回り許容状態に切り換えることにより、必要なタイミングで軸受を微小に回転させることができる。
(実施態様13)
前記軸受回転送り手段は、前記軸受に結合されるラチェット(例えばラチェット70)と、ラチェットの歯に係合可能な爪部材(例えばスナップフィット80)と、前記爪部材をラチェットの歯に対して係合・離脱させるアクチュエータとを備え、
前記軸の正回転による前記軸受の連れ回りを前記ラチェットと前記爪部材との係合によって阻止し、前記アクチュエータにより前記爪部材を前記ラチェットから所定タイミングで離間させている。そして離間させている間だけ前記軸受を前記軸と連れ回りさせて前記軸受を所定量回転させる構成となっている。
これによれば、軸の正回転による軸受の連れ回りをラチェットと爪部材の係合によって阻止し、爪部材をラチェットから所定タイミングで離間させ、離間させている間だけ軸受を軸と連れ回りさせるようになっている。これにより、簡単な構成で軸受を確実に微小回転させることができる。
(実施態様14)
前記軸受回転送り手段による前記軸受の回転タイミングは、前記軸受が装着される機械本体の動作に関連して記憶されている各種情報に基づくものである。
これによれば、機械の動作に関連して記憶している各種情報をもとに、軸受の回転タイミングを決定することにより、必要なタイミングで軸受を微小に回転させることが可能となる。
図1(a)〜(j)は、本発明の実施例1に係る軸受装置が適用された画像形成装置のベルトユニットの開閉に伴い軸受が回転する状態を順を追って示す模式図である。 図2(a)は本発明の実施例1に係る軸受装置の模式図、同図(b)は(a)の回転機構を備えた軸受を示す図、同図(c)は(b)の平面図、同図(d)は軸受装置の概略断面図、同図(e)は軸受の回転方向と軸の正回転方向を逆にした状態の説明図である。 図3(a)は本発明の実施例1に係る軸受装置が適用された画像形成装置の全体構成を示す断面図、図3(b)は図3(a)のベルトユニットを開いた状態を示す図である。 図4(a),(b),(c)は本発明の実施例2に係る給送ユニットの抜き差しに伴い軸受が回転する軸受装置の実例の模式図である。図4(d),(e),(f)は本発明の実施例3に係る感光ドラムを含む感光ドラム交換ユニットの抜き差しに伴い軸受が回転する軸受装置の実例の模式図である。図4(g),(h),(i)は本発明の実施例4に係る定着ユニットの抜き差しに伴い軸受が回転する軸受装置の実例の模式図である。 図5(a),(b)は本発明の実施例5に係る軸の正逆回転で軸受が回転する軸受回転機構の実例の模式図、図5(c)は本発明の実施例6に係るソレノイドの動作で軸受が回転する軸受装置の実例の模式図である。 図6(a)は本発明の実施例7に係るボールベアリングを用いた際の軸受装置の軸受回転機構の構成を示す平面図、同図(b)は(a)の正面図、同図(c)は(a)の軸受装置の取り付け状態を示す横断面図である。
符号の説明
1a,1b,1c,1d 感光体ドラム
5a,5b,5c,5d 転写手段(転写ローラ)
10 定着手段
20 搬送手段
21 静電搬送ベルト
22 ベルトローラ
30 給送部
31 給送ローラ
40 軸受
41 軸受本体部
42 フランジ部
50 軸受支持部材
51 嵌合穴
60 軸受回転送り手段
70 回転機構
71 歯
80 スナップフィット
81 弾性片
82 爪部
83 固定片
90 ソレノイド(アクチュエータ)
100 画像形成装置
100a,100b,100c,100d 画像形成部
101 本体構成部
110 制御部
240 転がり軸受
241 内輪
242 転動体
243 外輪
244 軸受保持部
F ベルトユニット
H 定着ユニット
P1 カートリッジ交換ユニット
S 給送ユニット

Claims (14)

  1. 軸を回転可能に支持する軸受を軸受支持部材に対して回転可能に支持した軸受装置であって、
    前記軸受を前記軸受支持部材に対して固定状態に保持すると共に、固定状態から所定タイミングで所定量回転させる軸受回転送り手段を設けたことを特徴とする軸受装置。
  2. 前記軸受はすべり軸受であることを特徴とする請求項1に記載の軸受装置。
  3. 前記軸受は転がり軸受であることを特徴とする請求項1に記載の軸受装置。
  4. 前記軸受の回転タイミングは、使用者が前記軸受が装着される機械本体を手動で動かす際の動作に機械的に連動することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の軸受装置。
  5. 前記機械本体は、機械本体構成部に対して着脱可能な可動ユニットを有し、
    前記軸受回転送り手段は、前記可動ユニットの着脱動作を前記軸受の回転運動に変換する機構であることを特徴とする請求項4に記載の軸受装置。
  6. 前記軸受回転送り手段は、前記軸受と結合される回転機構と、前記回転機構を回転させる送り機構と、を備え、
    前記機械本体構成部と前記可動ユニットとのうちいずれか一方に前記回転機構を設けると共に他方に前記送り機構を設け、
    着脱方向の一方の動作時には前記送り機構と前記回転機構の相対運動を前記回転機構の回転運動に変換せず、着脱方向の他方の動作時に前記送り機構と前記回転機構の相対運動を前記回転機構の回転運動に変換する構成となっていることを特徴とする請求項5に記載の軸受装置。
  7. 前記回転機構は外周に歯を備えたラチェットで、前記送り機構は前記回転機構の歯に対して回転方向一方向には係合し、かつ他方向には逃げる爪部材によって構成されている請求項6に記載の軸受装置。
  8. 前記軸の正回転方向は、前記軸受の回転する方向と逆であることを特徴とする請求項7に記載の軸受装置。
  9. 前記軸受の回転タイミングは電気信号により電気的に制御されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の軸受装置。
  10. 前記軸受は自由状態では前記軸と連れ回りするように構成され、
    前記軸受回転送り手段は、前記軸受の軸正回転方向の連れ回りを阻止し、軸逆回転方向の連れ回りを許容する構成で、
    前記送り機構による前記軸受の回転タイミングは、前記軸を逆回転させる電気信号によるものであることを特徴とする請求項9に記載の軸受装置。
  11. 前記軸受回転送り手段は、前記軸受に結合されるラチェットと、前記ラチェットの歯に係合し前記軸受の軸正回転方向の連れ回りを阻止し軸逆回転方向の連れ回りは許容する爪部材とによって構成されることを特徴とする請求項10に記載の軸受装置。
  12. 前記軸受は自由状態では軸と連れ回りするように構成され、
    前記軸受回転送り手段は、前記軸の正回転時おいて前記軸受の連れ回り阻止状態と連れ
    回り許容状態とを切り換える切り換え手段を有し、
    前記軸受の回転タイミングは、電気信号により前記切り換え手段を制御して前記軸受の連れ回り阻止状態から連れ回り許容状態に切り換えることを特徴とする請求項9に記載の軸受装置。
  13. 前記軸受回転送り手段は、前記軸受に結合されるラチェットと、ラチェットの歯に係合可能な爪部材と、前記切り換え手段として設けられ前記爪部材をラチェットの歯に対して係合・離脱させるアクチュエータとを備え、
    前記軸の正回転による前記軸受の連れ回りを前記ラチェットと前記爪部材との係合によって阻止し、前記アクチュエータにより前記爪部材を前記ラチェットから所定タイミングで離間させ、離間させている間だけ前記軸受を前記軸と連れ回りさせて前記軸受を所定量回転させる構成となっていることを特徴とする請求項12に記載の軸受装置。
  14. 前記軸受回転送り手段による前記軸受の回転タイミングは、前記軸受が装着される機械本体の動作に関連して記憶されている各種情報に基づくものであることを特徴とする請求項9〜13のいずれかに記載の軸受装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107247395A (zh) * 2017-06-20 2017-10-13 北京中恒复印设备集团有限公司 止位传动机构及碳粉筒

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