JP2007070134A - 板ガラスの位置決め装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 板ガラスの位置決めを行うに際して、高価なアクチュエータやアクチュエータ用の制御装置などを必要とせず、連続作業にも適した板ガラスの位置決め装置。
【解決手段】 板ガラスS2をほぼ水平姿勢で搬送する搬送装置9と、搬送装置9により搬送されてくる板ガラスS2を所定の位置に位置決めする位置決め機構2を備えている板ガラスの位置決め装置で、位置決め機構2が、ほぼ水平姿勢にある板ガラスS2に対してその搬送方向先端側縁部に当接して位置決めするストッパ10と、他辺の縁部に当接しながら搬送されてくる板ガラスS2をストッパ10に当接するように導いて位置決めする複数のアライメント用遊転ローラ11により構成され、ストッパ10と複数のアライメント用遊転ローラ11が、搬送装置9に対して定位置に設けられている。
【選択図】 図3
【解決手段】 板ガラスS2をほぼ水平姿勢で搬送する搬送装置9と、搬送装置9により搬送されてくる板ガラスS2を所定の位置に位置決めする位置決め機構2を備えている板ガラスの位置決め装置で、位置決め機構2が、ほぼ水平姿勢にある板ガラスS2に対してその搬送方向先端側縁部に当接して位置決めするストッパ10と、他辺の縁部に当接しながら搬送されてくる板ガラスS2をストッパ10に当接するように導いて位置決めする複数のアライメント用遊転ローラ11により構成され、ストッパ10と複数のアライメント用遊転ローラ11が、搬送装置9に対して定位置に設けられている。
【選択図】 図3
Description
本発明は、板ガラスをほぼ水平姿勢で搬送する搬送装置と、その搬送装置により搬送されてくる板ガラスを所定の位置に位置決めする位置決め機構を備えている板ガラスの位置決め装置に関する。
このような位置決め装置は、例えば、自動車のフロントガラス、サイドガラス、リアガラスなどに用いる湾曲板ガラスを製造する際、加熱炉で変形可能な温度にまで加熱したガラス板を湾曲成形するために、その湾曲成形位置に位置決めするために使用される。
従来、この種の位置決め装置としては、板ガラスをほぼ水平姿勢で搬送する搬送装置の両側に搬送方向に沿うガイドレールを設け、そのガイドレールに沿って移動し、かつ、搬送装置の搬送方向に直交する方向へ出退する位置規制部材を設け、板ガラスの搬送中に前記位置規制部材により板ガラスの位置決めを行うように構成したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
従来、この種の位置決め装置としては、板ガラスをほぼ水平姿勢で搬送する搬送装置の両側に搬送方向に沿うガイドレールを設け、そのガイドレールに沿って移動し、かつ、搬送装置の搬送方向に直交する方向へ出退する位置規制部材を設け、板ガラスの搬送中に前記位置規制部材により板ガラスの位置決めを行うように構成したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、板ガラスを搬送する搬送装置をローラコンベヤで構成し、ローラコンベヤのローラを搬送方向に直交する方向へ傾斜させ、その傾斜下方側にガイド部材を設け、ガイド部材をローラコンベヤの搬送方向に直交する方向へ出退可能にし、ローラの傾斜に沿って傾斜する板ガラスの傾斜下方側の縁部を前記ガイド部材により受け止め支持して板ガラスの位置決めを行うように構成したもの(例えば、特許文献2参照)や、そのガイド部材をローラコンベヤの搬送方向に沿って移動するように構成したものも知られている(例えば、特許文献3参照)。
さらに、搬送装置により搬送されてくる板ガラスの搬送方向の前方と側方にそれぞれポジショナを設け、搬送方向の前方側に位置するポジショナを板ガラスの搬送速度よりも遅い速度で板ガラスの搬送方向へ移動させるとともに、搬送方向の側方側に位置するポジショナを搬送方向に直交する方向へ出退させて板ガラスの位置決めを行うように構成したものも知られている(例えば、特許文献4参照)。
実開昭62−129036号公報
実開平3−59335号公報
実開平3−70239号公報
特開2002−338286号公報
しかし、特許文献1に記載の従来技術では、板ガラスの位置決めを行う位置規制部材を搬送装置の搬送方向に直交する方向へ出退させる必要があるため、位置規制部材を出退させるためのアクチュエータやアクチュエータを制御するための制御装置などが必要となる。
それに加えて、位置規制部材がガイドレールに沿って板ガラスの搬送方向に移動しながら位置決めを行うため、板ガラスの位置決めが完了した後、つぎの板ガラスの位置決めを行うためには、位置規制部材をガイドレールに沿って元の位置へ戻す必要がある。つまり、位置規制部材は、1枚の板ガラスの位置決めを行うに際し、板ガラスの搬送方向に沿って1往復する必要があるため、待機時間が長くなる。
それに加えて、位置規制部材がガイドレールに沿って板ガラスの搬送方向に移動しながら位置決めを行うため、板ガラスの位置決めが完了した後、つぎの板ガラスの位置決めを行うためには、位置規制部材をガイドレールに沿って元の位置へ戻す必要がある。つまり、位置規制部材は、1枚の板ガラスの位置決めを行うに際し、板ガラスの搬送方向に沿って1往復する必要があるため、待機時間が長くなる。
また、特許文献2や特許文献3に記載の従来技術でも、ガイド部材をローラコンベヤの搬送方向に直交する方向へ出退させるためのアクチュエータやアクチュエータを制御するための制御装置などが必要となる。
その上、特許文献3に記載の従来技術では、ガイド部材をローラコンベヤの搬送方向に移動させるためのアクチュエータも必要となり、さらに、1枚の板ガラスの位置決めを行うについて、ガイド部材が板ガラスの搬送方向に沿って1往復する必要がある。
その上、特許文献3に記載の従来技術では、ガイド部材をローラコンベヤの搬送方向に移動させるためのアクチュエータも必要となり、さらに、1枚の板ガラスの位置決めを行うについて、ガイド部材が板ガラスの搬送方向に沿って1往復する必要がある。
さらに、特許文献4に記載の従来技術でも、板ガラスの搬送方向の前方と側方に位置するポジショナをそれぞれ各別に駆動するためのアクチュエータやその制御装置などが必要となる。
それに加えて、搬送方向の前方に位置するポジショナについては、1枚の板ガラスの位置決めを行うにつき1往復する必要がある。
したがって、これら従来技術では、アクチュエータや制御装置が必要となり、連続的な作業を行うには改善の余地があった。
それに加えて、搬送方向の前方に位置するポジショナについては、1枚の板ガラスの位置決めを行うにつき1往復する必要がある。
したがって、これら従来技術では、アクチュエータや制御装置が必要となり、連続的な作業を行うには改善の余地があった。
本発明は、このような従来技術の改善点に鑑みてなされたもので、その目的は、板ガラスの位置決めを行うに際して、殊更、高価なアクチュエータやアクチュエータ用の制御装置などを必要とせず、しかも、連続作業にも適した板ガラスの位置決め装置を提供することにある。
本発明の第1の特徴構成は、板ガラスをほぼ水平姿勢で搬送する搬送装置と、その搬送装置により搬送されてくる板ガラスを所定の位置に位置決めする位置決め機構を備えている板ガラスの位置決め装置であって、前記位置決め機構が、ほぼ水平姿勢にある板ガラスに対してその搬送方向先端側縁部に当接して位置決めするストッパと、他辺の縁部に当接しながら搬送されてくる板ガラスを前記ストッパに当接するように導いて位置決めする複数のアライメント用遊転ローラにより構成され、前記ストッパと前記複数のアライメント用遊転ローラが、前記搬送装置に対して定位置に設けられているところにある。
本発明の第1の特徴構成によれば、板ガラスを所定の位置に位置決めする位置決め機構が、ほぼ水平姿勢にある板ガラスに対してその搬送方向先端側縁部に当接して位置決めするストッパと、他辺の縁部に当接しながら搬送されてくる板ガラスをストッパに当接するように導いて位置決めする複数のアライメント用遊転ローラにより構成され、ストッパと複数のアライメント用遊転ローラが、搬送装置に対して定位置に設けられているので、当然のことながら、ストッパやアライメント用遊転ローラを出退または移動させる必要はない。
したがって、高価なアクチュエータやそれを制御するための制御装置は必要なく、しかも、連続作業に適するため、例えば、板ガラスの各種製造装置などに組み込んで能率的な板ガラスの位置決めを行うことができる。
それでいて、複数のアライメント用遊転ローラが、搬送装置により搬送されてくる板ガラスの縁部に当接しながら、板ガラスをストッパに当接するように導くので、搬送装置による搬送力を有効に利用して板ガラスを所定の位置に確実に位置決めすることができる。
したがって、高価なアクチュエータやそれを制御するための制御装置は必要なく、しかも、連続作業に適するため、例えば、板ガラスの各種製造装置などに組み込んで能率的な板ガラスの位置決めを行うことができる。
それでいて、複数のアライメント用遊転ローラが、搬送装置により搬送されてくる板ガラスの縁部に当接しながら、板ガラスをストッパに当接するように導くので、搬送装置による搬送力を有効に利用して板ガラスを所定の位置に確実に位置決めすることができる。
本発明の第2の特徴構成は、前記複数のアライメント用遊転ローラが、平面視において前記搬送装置の搬送中心線に対し搬送方向の上流側ほど離間し下流側ほど近接するように配列されているところにある。
本発明の第2の特徴構成によれば、複数のアライメント用遊転ローラが、平面視において搬送装置の搬送中心線に対し搬送方向の上流側ほど離間し下流側ほど近接するように配列されているので、例えば、板ガラスを搬送装置の搬送中心線からアライメント用遊転ローラ側へ予め偏位させておくことにより、アライメント用遊転ローラが板ガラスの縁部に確実に当接して板ガラスを所定の位置に位置決めすることになる。
本発明の第3の特徴構成は、前記搬送装置が、多数の回転ローラを備えたローラコンベヤで構成され、前記多数の回転ローラのうちの一部が、前記ローラコンベヤによる板ガラスの搬送方向を前記アライメント用遊転ローラ側へ方向変更する方向変更用回転ローラで構成されているところにある。
本発明の第3の特徴構成によれば、搬送装置が、多数の回転ローラを備えたローラコンベヤで構成され、多数の回転ローラのうちの一部が、ローラコンベヤによる板ガラスの搬送方向をアライメント用遊転ローラ側へ方向変更する方向変更用回転ローラで構成されているので、方向変更用回転ローラの作用によって板ガラスの縁部をアライメント用遊転ローラに当接させることが可能となり、そのため、必ずしも板ガラスを搬送装置の搬送中心線からアライメント用遊転ローラ側へ予め偏位させておかなくても、板ガラスを所定の位置に位置決めすることが可能となる。
本発明の第4の特徴構成は、前記アライメント用遊転ローラが、その回転軸心を前記搬送装置の搬送面に対してほぼ垂直方向に向け、かつ、その垂直断面形状が上方側ほど小径のテーパ形状のローラで構成されているところにある。
本発明の第4の特徴構成によれば、アライメント用遊転ローラが、その回転軸心を搬送装置の搬送面に対してほぼ垂直方向に向け、かつ、その垂直断面形状が上方側ほど小径のテーパ形状のローラで構成されているので、板ガラスを所定の位置に位置決めした後、例えば、その板ガラスをアライメント用遊転ローラに対して相対的に上方へ移動させる場合、板ガラスの縁部がアライメント用遊転ローラに摺接することはなく、したがって、アライメント用遊転ローラによる板ガラス縁部の損傷が回避される。
このような作用効果は、例えば、アライメント用遊転ローラを円柱形状のローラで構成し、その回転軸心を搬送装置の搬送面に対して傾斜させることによって得ることも可能である。しかし、その場合には、複数あるアライメント用遊転ローラの回転軸心を全て搬送装置の搬送面に対して所定の角度で傾斜させて取り付けるのに困難性を伴い、かつ、その取り付け構造も多少複雑となる。
その点、アライメント用遊転ローラをテーパ形状にすれば、その回転軸心を搬送装置の搬送面に対してほぼ垂直方向に向けるだけで済むため、アライメント用回転ローラの取り付けが容易で、かつ、その取り付け構造も簡単なものとなる。
このような作用効果は、例えば、アライメント用遊転ローラを円柱形状のローラで構成し、その回転軸心を搬送装置の搬送面に対して傾斜させることによって得ることも可能である。しかし、その場合には、複数あるアライメント用遊転ローラの回転軸心を全て搬送装置の搬送面に対して所定の角度で傾斜させて取り付けるのに困難性を伴い、かつ、その取り付け構造も多少複雑となる。
その点、アライメント用遊転ローラをテーパ形状にすれば、その回転軸心を搬送装置の搬送面に対してほぼ垂直方向に向けるだけで済むため、アライメント用回転ローラの取り付けが容易で、かつ、その取り付け構造も簡単なものとなる。
本発明の第5の特徴構成は、前記搬送装置により搬送されてくる板ガラスの搬送方向先端側縁部を前記ストッパに当接するように導く複数の第一遊転ガイドローラが、前記ストッパより搬送方向の上流側に設けられ、板ガラスの他辺の縁部を前記アライメント用遊転ローラに当接するように導く複数の第二遊転ガイドローラが、前記アライメント用遊転ローラより搬送方向の上流側に設けられ、前記第一遊転ガイドローラと第二遊転ガイドローラが、平面視において前記搬送方向の上流側ほど離間し下流側ほど近接するように配列されているところにある。
本発明の第5の特徴構成によれば、搬送装置により搬送されてくる板ガラスの搬送方向先端側縁部をストッパに当接するように導く複数の第一遊転ガイドローラが、ストッパより搬送方向の上流側に設けられ、板ガラスの他辺の縁部をアライメント用遊転ローラに当接するように導く複数の第二遊転ガイドローラが、アライメント用遊転ローラより搬送方向の上流側に設けられ、第一遊転ガイドローラと第二遊転ガイドローラが、平面視において搬送方向の上流側ほど離間し下流側ほど近接するように配列されているので、たとえ板ガラスが搬送装置の搬送中心線に対して直交する方向へ大きく偏位しても、第一遊転ガイドローラまたは第二遊転ガイドローラの案内作用によって、板ガラスは所定の位置に確実に位置決めされる。
さらに、板ガラスの形状などに応じて、第一遊転ガイドローラと第二遊転ガイドローラの配置を適宜選択することによって、たとえ特殊な形状の板ガラスであっても確実に所定の位置に位置決めすることができる。
さらに、板ガラスの形状などに応じて、第一遊転ガイドローラと第二遊転ガイドローラの配置を適宜選択することによって、たとえ特殊な形状の板ガラスであっても確実に所定の位置に位置決めすることができる。
本発明の第6の特徴構成は、前記位置決め機構に搬送されてくる板ガラスが、前記搬送装置の搬送方向に対して横方向に湾曲しており、前記搬送装置を構成するローラコンベヤが、前記横方向に湾曲しているところにある。
本発明の第6の特徴構成によれば、位置決め機構に搬送されてくる板ガラスが、搬送装置の搬送方向に対して横方向に湾曲しており、搬送装置を構成するローラコンベヤが、前記横方向に湾曲しているので、ローラコンベヤによる板ガラスの搬送中において、板ガラスが横方向へ位置ずれするのが防止されるとともに、搬送装置に対する板ガラスの位置決め、例えば、搬送装置の搬送中心線に対して板ガラスを所定の位置に配置することが容易となる。
本発明の第7の特徴構成は、前記搬送装置により搬送されてくる板ガラスが、加熱炉において変形可能な温度にまで加熱された板ガラスであり、前記位置決め機構が、その板ガラスを下部成形型と上部成形型により湾曲成形するための成形位置に位置決めするところにある。
本発明の第7の特徴構成によれば、搬送装置により搬送されてくる板ガラスが、加熱炉において変形可能な温度にまで加熱された板ガラスであり、位置決め機構が、その板ガラスを下部成形型と上部成形型により湾曲成形するための成形位置に位置決めするので、例えば、自動車のフロントガラス、サイドガラス、リアガラスなどに用いる湾曲板ガラスなどを所望どおりに湾曲成形することができる。
本発明の第8の特徴構成は、前記加熱された板ガラスが、前記加熱炉の出口近傍に設置された予備湾曲ローラにより前記横方向に予備湾曲されており、前記搬送装置を構成するローラコンベヤが、前記横方向に湾曲しているところにある。
本発明の第8の特徴構成によれば、加熱された板ガラスが、加熱炉の出口近傍に設置された予備湾曲ローラにより前記横方向に予備湾曲されており、搬送装置を構成するローラコンベヤが、前記横方向に湾曲しているので、加熱された板ガラスは、搬送中において徐々に湾曲されることになり、その結果、加熱された板ガラスを所定の湾曲形状へ無理なく確実に湾曲させることができる。
本発明による板ガラスの位置決め装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。
この位置決め装置は、例えば、自動車のフロントガラスやサイドガラスなどに用いる湾曲板ガラスを製造する装置において使用されるものである。
その湾曲板ガラスの製造装置は、図1および図2に示すように、湾曲前の板ガラスS1を加熱する加熱炉1、加熱炉1において変形可能な温度にまで加熱された板ガラスS1を炉外において所定の位置に位置決めする位置決め機構2、位置決めされた板ガラスS1を湾曲成形する炉外成形部3、炉外成形部3において湾曲成形された後の高温に加熱された湾曲板ガラスS3を空気により急冷することにより強化する急冷部4などを備えている。
この位置決め装置は、例えば、自動車のフロントガラスやサイドガラスなどに用いる湾曲板ガラスを製造する装置において使用されるものである。
その湾曲板ガラスの製造装置は、図1および図2に示すように、湾曲前の板ガラスS1を加熱する加熱炉1、加熱炉1において変形可能な温度にまで加熱された板ガラスS1を炉外において所定の位置に位置決めする位置決め機構2、位置決めされた板ガラスS1を湾曲成形する炉外成形部3、炉外成形部3において湾曲成形された後の高温に加熱された湾曲板ガラスS3を空気により急冷することにより強化する急冷部4などを備えている。
加熱炉1内には、多数のローラ5aからなる炉内ローラコンベヤ5が配設され、炉内ローラコンベヤ5の搬送方向下流側の炉外には、複数の湾曲ローラ6aからなる予備湾曲ローラコンベヤ6が配設されている。これら炉内ローラコンベヤ5と予備湾曲ローラコンベヤ6は、いずれも搬送装置として機能するもので、それぞれ板ガラスS1,S2をほぼ水平姿勢で搬送するように構成されている。
炉内ローラコンベヤ5の加熱炉1の出口近傍に配置されたローラ5aは、搬送方向に対して横方向に若干湾曲しており、つまり、横方向の中央部が若干下方へ凹入するように湾曲しており、それによって炉内ローラコンベヤ5により搬送される板ガラスS1も横方向に若干湾曲され、板ガラスS1の横方向への位置ずれが防止される。さらに、予備湾曲ローラコンベヤ6の湾曲ローラ6aは、炉内ローラコンベヤ5のローラ5aよりも更に湾曲しており、その予備湾曲ローラコンベヤ6によって板ガラスS1が予備湾曲されて、予備湾曲板ガラスS2に形成される。
このようにして、板ガラスは、炉内ローラコンベヤ5の出口近傍におけるローラ5aと予備湾曲ローラコンベヤ6の湾曲ローラ6aによって徐々に湾曲されるのであるが、板ガラスに要求される横方向の湾曲度が比較的小さい場合には、炉内ローラコンベヤ5のローラ5aを湾曲させることなく、予備湾曲ローラコンベヤ6の湾曲ローラ6aのみによって湾曲形成することもできる。
予備湾曲ローラコンベヤ6の搬送方向下流側に配設される炉外成形部3は、下部成形型としてのリング状の下部プレス凹型(一般に「リングモールド」と称される)7と上部成形型としての上部プレス凸型8を備え、平面視において下部プレス凹型7のリング内には多数のリング内湾曲ローラ9aが配設され、リング外には多数のリング外湾曲ローラ9bが配設されている。
炉内ローラコンベヤ5の加熱炉1の出口近傍に配置されたローラ5aは、搬送方向に対して横方向に若干湾曲しており、つまり、横方向の中央部が若干下方へ凹入するように湾曲しており、それによって炉内ローラコンベヤ5により搬送される板ガラスS1も横方向に若干湾曲され、板ガラスS1の横方向への位置ずれが防止される。さらに、予備湾曲ローラコンベヤ6の湾曲ローラ6aは、炉内ローラコンベヤ5のローラ5aよりも更に湾曲しており、その予備湾曲ローラコンベヤ6によって板ガラスS1が予備湾曲されて、予備湾曲板ガラスS2に形成される。
このようにして、板ガラスは、炉内ローラコンベヤ5の出口近傍におけるローラ5aと予備湾曲ローラコンベヤ6の湾曲ローラ6aによって徐々に湾曲されるのであるが、板ガラスに要求される横方向の湾曲度が比較的小さい場合には、炉内ローラコンベヤ5のローラ5aを湾曲させることなく、予備湾曲ローラコンベヤ6の湾曲ローラ6aのみによって湾曲形成することもできる。
予備湾曲ローラコンベヤ6の搬送方向下流側に配設される炉外成形部3は、下部成形型としてのリング状の下部プレス凹型(一般に「リングモールド」と称される)7と上部成形型としての上部プレス凸型8を備え、平面視において下部プレス凹型7のリング内には多数のリング内湾曲ローラ9aが配設され、リング外には多数のリング外湾曲ローラ9bが配設されている。
リング内湾曲ローラ9aとリング外湾曲ローラ9bは、搬送装置としてのローラコンベヤ9を形成するもので、予備湾曲ローラコンベヤ6により搬送されてきた予備湾曲板ガラスS2をほぼ水平姿勢で搬送しながら、位置決め機構2と協働して板ガラスS2を所定の位置、つまり、下部プレス凹型7と上部プレス凸型8により湾曲成形するための成形位置に位置決めするように構成されている。
その位置決め機構2は、ほぼ水平姿勢にある板ガラスS2に対して、その搬送方向先端側の一辺Saの縁部とその一辺Saに隣接する他の一辺Sbの縁部に当接して位置決めするストッパとしての複数のストッパ用遊転ローラ10と、前記一辺Saや他の一辺Sbとは別の他辺Scの縁部に当接しながら搬送されてくる板ガラスS2をストッパ用遊転ローラ10に当接するように導いて位置決めする複数のアライメント用遊転ローラ11により構成されている。
その位置決め機構2は、ほぼ水平姿勢にある板ガラスS2に対して、その搬送方向先端側の一辺Saの縁部とその一辺Saに隣接する他の一辺Sbの縁部に当接して位置決めするストッパとしての複数のストッパ用遊転ローラ10と、前記一辺Saや他の一辺Sbとは別の他辺Scの縁部に当接しながら搬送されてくる板ガラスS2をストッパ用遊転ローラ10に当接するように導いて位置決めする複数のアライメント用遊転ローラ11により構成されている。
ストッパ用遊転ローラ10とアライメント用遊転ローラ11は、図4に示すように、その回転軸心10a,11aを上下方向に向けて、つまり、ローラコンベヤ9の搬送面に対してほぼ垂直方向に向けて配置され、その垂直断面形状が上方側ほど小径のテーパ形状、より具体的には、截頭円錐形のローラで構成され、そのストッパ用遊転ローラ10とアライメント用遊転ローラ11の少なくとも外周面は、それぞれクッション性の良い耐熱材料で形成されている。
アライメント用遊転ローラ11は、図2および図3に示すように、平面視においてローラコンベヤ9の搬送中心線Lに対して搬送方向の上流側ほど離間し下流側ほど近接するように、ローラコンベヤ9の搬送中心線Lに対して斜めに配列され、かつ、板ガラスS2の他辺Scの縁部に対応するように湾曲して配列されている。
アライメント用遊転ローラ11は、図2および図3に示すように、平面視においてローラコンベヤ9の搬送中心線Lに対して搬送方向の上流側ほど離間し下流側ほど近接するように、ローラコンベヤ9の搬送中心線Lに対して斜めに配列され、かつ、板ガラスS2の他辺Scの縁部に対応するように湾曲して配列されている。
そして、その位置決め機構2を構成するストッパ用遊転ローラ10とアライメント用遊転ローラ11は、ローラコンベヤ9に対してそれぞれ定位置に配設され、そのローラコンベヤ9の搬送方向下流側に冷却部4が配設されている。
冷却部4は、冷却用の圧縮空気を噴出するための多数のノズルを有する下部ノズルボックス12と上部ノズルボックス13を備え、多数のローラ14aからなる冷却部ローラコンベヤ14が、ローラコンベヤ9と連続する状態で、下部ノズルボックス12と上部ノズルボックス13の間に配設されて、炉外成形部3により湾曲成形された後の湾曲板ガラスS3を搬送しながら急冷するように構成されている。
冷却部4は、冷却用の圧縮空気を噴出するための多数のノズルを有する下部ノズルボックス12と上部ノズルボックス13を備え、多数のローラ14aからなる冷却部ローラコンベヤ14が、ローラコンベヤ9と連続する状態で、下部ノズルボックス12と上部ノズルボックス13の間に配設されて、炉外成形部3により湾曲成形された後の湾曲板ガラスS3を搬送しながら急冷するように構成されている。
つぎに、この湾曲板ガラスの製造装置の動作について説明する。
例えば、対象となる湾曲板ガラスS3が自動車のサイドガラスであれば、予め図2および図3に示すような形状に切断され、かつ、その湾曲前の板ガラスS1の縁部が研磨された状態で、炉内コンベヤ5に対して所定の位置に載置されて搬送される。そして、搬送中に加熱炉1により所定の温度、つまり、変形可能な温度にまで加熱されて出炉され、出炉された板ガラスS1は、予備湾曲ローラコンベヤ6により搬送され、さらに、ローラコンベヤ9のリング内湾曲ローラ9aにより搬送される。
加熱炉1から出炉された板ガラスS1は、その加熱炉1の出口近傍に配置されて回転駆動する予備湾曲ローラコンベヤ6の湾曲ローラ6aにより予備湾曲され、さらに、リング内湾曲ローラ9aによってより深く湾曲されて、位置決め機構2により所定の成形位置に位置決めされて停止する。
例えば、対象となる湾曲板ガラスS3が自動車のサイドガラスであれば、予め図2および図3に示すような形状に切断され、かつ、その湾曲前の板ガラスS1の縁部が研磨された状態で、炉内コンベヤ5に対して所定の位置に載置されて搬送される。そして、搬送中に加熱炉1により所定の温度、つまり、変形可能な温度にまで加熱されて出炉され、出炉された板ガラスS1は、予備湾曲ローラコンベヤ6により搬送され、さらに、ローラコンベヤ9のリング内湾曲ローラ9aにより搬送される。
加熱炉1から出炉された板ガラスS1は、その加熱炉1の出口近傍に配置されて回転駆動する予備湾曲ローラコンベヤ6の湾曲ローラ6aにより予備湾曲され、さらに、リング内湾曲ローラ9aによってより深く湾曲されて、位置決め機構2により所定の成形位置に位置決めされて停止する。
この位置決め機構2による板ガラスS2の位置決めについて説明すると、たとえ板ガラスS1を炉内コンベヤ5の所定の位置に載置して入炉しても、出炉時には炉内コンベヤ5に対して若干のズレを生じることがある。
そこで、入炉時と出炉時における板ガラスS1の位置を実測し、その実測値に基づいて板ガラスS1の最大ズレ量を決定し、図3に示すように、その最大ズレ量よりも大きい距離Wだけ板ガラスS1をアライメント用遊転ローラ11側へずらせて炉内コンベヤ5に載置して入炉する。
例えば、板ガラスS1の最大ズレ量が、ローラコンベヤ9の搬送中心線Lに直交する方向で最大±15mmであれば、W=20mm程度に設定する。
そこで、入炉時と出炉時における板ガラスS1の位置を実測し、その実測値に基づいて板ガラスS1の最大ズレ量を決定し、図3に示すように、その最大ズレ量よりも大きい距離Wだけ板ガラスS1をアライメント用遊転ローラ11側へずらせて炉内コンベヤ5に載置して入炉する。
例えば、板ガラスS1の最大ズレ量が、ローラコンベヤ9の搬送中心線Lに直交する方向で最大±15mmであれば、W=20mm程度に設定する。
すると、図3を参照して、板ガラスS2が位置決め機構2へ侵入する直前(図中「A」で示す)では、板ガラス他辺Scの最後端部と搬送方向最上流側のアライメント用遊転ローラ11との間で最大Wの距離だけ重複することになる。
したがって、板ガラスS2が位置決め機構2へ侵入すると、板ガラス他辺Scの縁部が最上流側のアライメント用遊転ローラ11に接触する(図中「B」で示す)。その際、板ガラスS2の重心Gがアライメント用遊転ローラ11との接触点よりも搬送方向の前方に位置するため、その接触点を中心として矢印方向への回転運動が起こり、板ガラスS2がさらに搬送されると、板ガラス他辺Scの前端側もアライメント用遊転ローラ11に接触することになる。
したがって、板ガラスS2が位置決め機構2へ侵入すると、板ガラス他辺Scの縁部が最上流側のアライメント用遊転ローラ11に接触する(図中「B」で示す)。その際、板ガラスS2の重心Gがアライメント用遊転ローラ11との接触点よりも搬送方向の前方に位置するため、その接触点を中心として矢印方向への回転運動が起こり、板ガラスS2がさらに搬送されると、板ガラス他辺Scの前端側もアライメント用遊転ローラ11に接触することになる。
そして、板ガラスS2がさらに搬送されると、各アライメント用遊転ローラ11が板ガラス他辺Scの縁部に当接しながら搬送されてくる板ガラスS2をストッパ用遊転ローラ10に当接するように導いて、最終的に図2に示す成形位置に板ガラスS2を位置決めする。
その後、図1において仮想線で示すように、下部プレス凹型7が上昇され、そのリング状の下部プレス凹型7によって板ガラスS2の周縁が支持されて上方へ持ち上げられて、板ガラスS2の上面に上部プレス凸型8が所定の圧力で押圧され、下部プレス凹型7と上部プレス凸型8の間に板ガラスS2が挟まれて湾曲成形されて湾曲板ガラスS3となり、その後、冷却部4において湾曲板ガラスS3の表面が急冷されて強化されるのである。
その後、図1において仮想線で示すように、下部プレス凹型7が上昇され、そのリング状の下部プレス凹型7によって板ガラスS2の周縁が支持されて上方へ持ち上げられて、板ガラスS2の上面に上部プレス凸型8が所定の圧力で押圧され、下部プレス凹型7と上部プレス凸型8の間に板ガラスS2が挟まれて湾曲成形されて湾曲板ガラスS3となり、その後、冷却部4において湾曲板ガラスS3の表面が急冷されて強化されるのである。
〔別実施形態〕
つぎに、別の実施形態について説明するが、重複説明を避けるため、先の実施形態で説明した構成部品や同じ作用を有する構成部品については、同じ符号を付すことにより説明を省略し、主として先の実施形態と異なる構成について説明する。
つぎに、別の実施形態について説明するが、重複説明を避けるため、先の実施形態で説明した構成部品や同じ作用を有する構成部品については、同じ符号を付すことにより説明を省略し、主として先の実施形態と異なる構成について説明する。
(1)先の実施形態では、ローラコンベヤ9を構成するリング内湾曲ローラ9aとリング外湾曲ローラ9bを全て平行に、つまり、搬送中心線Lに対して直交する方向に沿って平行に配置した例を示したが、図5において「9c」で示すように、リング内湾曲ローラ9aの一部を搬送中心線Lに直交する線に対して角度α(例えば、2°〜6°程度)だけ傾斜させて、ローラコンベヤ9による板ガラスSの搬送方向をアライメント用遊転ローラ11側へ方向変更するように構成することもできる。
すなわち、リング内湾曲ローラ9aの一部を方向変更用回転ローラ9cで構成して、ローラコンベヤ9による板ガラスS2の搬送方向をアライメント用遊転ローラ11側へ方向変更することもできる。
すなわち、リング内湾曲ローラ9aの一部を方向変更用回転ローラ9cで構成して、ローラコンベヤ9による板ガラスS2の搬送方向をアライメント用遊転ローラ11側へ方向変更することもできる。
このような構成を採用する場合には、方向変更用回転ローラ9cの回転駆動によって、板ガラスS2がアライメント用遊転ローラ11側へ強制的に搬送されるので、先の実施形態で説明したように、板ガラスS1をアライメント用遊転ローラ11側へ距離Wだけずらせて炉内ローラコンベヤ5へ載置しなくとも、各アライメント用遊転ローラ11が板ガラス他辺Scの縁部に確実に当接することになる。
したがって、その後、板ガラスS2をストッパ用遊転ローラ10に当接するように導いて、所定の成形位置へ板ガラスS2を確実に位置決めすることになる。
なお、先の実施形態においても、ストッパ用遊転ローラ10は、板ガラスの一辺Sa側にのみ設けるだけでよく、他の一辺Sb側には必ずしも設ける必要はないが、図5に示した別の実施形態においては、板ガラスの他の一辺Sb側のストッパ用遊転ローラ10はさらに不必要となる。
したがって、その後、板ガラスS2をストッパ用遊転ローラ10に当接するように導いて、所定の成形位置へ板ガラスS2を確実に位置決めすることになる。
なお、先の実施形態においても、ストッパ用遊転ローラ10は、板ガラスの一辺Sa側にのみ設けるだけでよく、他の一辺Sb側には必ずしも設ける必要はないが、図5に示した別の実施形態においては、板ガラスの他の一辺Sb側のストッパ用遊転ローラ10はさらに不必要となる。
(2)これまでの実施形態では、サイドガラス用の板ガラスを用いて、板ガラス他辺Scが搬送方向の下流側において比較的急激な傾斜を有する場合を対象にして説明したが、例えば、図6に示すようなリアガラス用、または、図7に示すようなフロントガラス用の板ガラスS2のように、比較的ゆるい板ガラス他辺Scを有する板ガラスS2の場合には、位置決め機構2をストッパ用遊転ローラ10とアライメント用遊転ローラ11のみで構成するのではなく、両遊転ローラ10,11に加えて、第一遊転ガイドローラ15と第二遊転ガイドローラ16を追加配設するのが好ましい。
すなわち、ストッパ用遊転ローラ10より搬送方向の上流側に複数の第一遊転ガイドローラ15を配設して、搬送されてくる板ガラスS2の一辺Sbの縁部を隣接するストッパ用遊転ローラ10に当接するように導き、かつ、アライメント用遊転ローラ11より搬送方向の上流側に複数の第二遊転ガイドローラ16を配設して、板ガラスS2の他辺Scの縁部を隣接するアライメント用遊転ローラ11に当接するように導くとともに、第一遊転ガイドローラ15と第二遊転ガイドローラ16が、平面視において搬送方向の上流側ほど互いに離間し、下流側ほど互いに近接するように配列するのである。
このような第一と第二遊転ガイドローラ15,16を採用すれば、リアガラス用やフロントガラス用の板ガラスを対象とする場合にも、第一と第二遊転ガイドローラ15,16のガイド作用によって、板ガラスS2は所定の成形位置へ確実に位置決めされることになる。
このような第一と第二遊転ガイドローラ15,16を採用すれば、リアガラス用やフロントガラス用の板ガラスを対象とする場合にも、第一と第二遊転ガイドローラ15,16のガイド作用によって、板ガラスS2は所定の成形位置へ確実に位置決めされることになる。
(3)これまでの実施形態では、湾曲板ガラスを製造する装置において、位置決め機構2により板ガラスS2を湾曲成形位置に位置決めする例を示して説明したが、本発明による板ガラスの位置決め装置は、板ガラスを位置決めする必要のある装置であれば、あらゆる装置に組み込んで実施することができる。
1 加熱炉
2 位置決め機構
7 下部成形型
8 上部成形型
9 搬送装置としてのローラコンベヤ
9c 方向変更用回転ローラ
10 ストッパ
11 アライメント用遊転ローラ
11a アライメント用遊転ローラの回転軸心
15 第一遊転ガイドローラ
16 第二遊転ガイドローラ
S1 湾曲前の板ガラス
S2 予備湾曲板ガラス
S3 湾曲板ガラス
L 搬送装置の搬送中心線
2 位置決め機構
7 下部成形型
8 上部成形型
9 搬送装置としてのローラコンベヤ
9c 方向変更用回転ローラ
10 ストッパ
11 アライメント用遊転ローラ
11a アライメント用遊転ローラの回転軸心
15 第一遊転ガイドローラ
16 第二遊転ガイドローラ
S1 湾曲前の板ガラス
S2 予備湾曲板ガラス
S3 湾曲板ガラス
L 搬送装置の搬送中心線
Claims (8)
- 板ガラスをほぼ水平姿勢で搬送する搬送装置と、その搬送装置により搬送されてくる板ガラスを所定の位置に位置決めする位置決め機構を備えている板ガラスの位置決め装置であって、
前記位置決め機構が、ほぼ水平姿勢にある板ガラスに対してその搬送方向先端側縁部に当接して位置決めするストッパと、他辺の縁部に当接しながら搬送されてくる板ガラスを前記ストッパに当接するように導いて位置決めする複数のアライメント用遊転ローラにより構成され、前記ストッパと前記複数のアライメント用遊転ローラが、前記搬送装置に対して定位置に設けられている板ガラスの位置決め装置。 - 前記複数のアライメント用遊転ローラが、平面視において前記搬送装置の搬送中心線に対し搬送方向の上流側ほど離間し下流側ほど近接するように配列されている請求項1に記載の板ガラスの位置決め装置。
- 前記搬送装置が、多数の回転ローラを備えたローラコンベヤで構成され、前記多数の回転ローラのうちの一部が、前記ローラコンベヤによる板ガラスの搬送方向を前記アライメント用遊転ローラ側へ方向変更する方向変更用回転ローラで構成されている請求項1または2に記載の板ガラスの位置決め装置。
- 前記アライメント用遊転ローラが、その回転軸心を前記搬送装置の搬送面に対してほぼ垂直方向に向け、かつ、その垂直断面形状が上方側ほど小径のテーパ形状のローラで構成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の板ガラスの位置決め装置。
- 前記搬送装置により搬送されてくる板ガラスの搬送方向先端側縁部を前記ストッパに当接するように導く複数の第一遊転ガイドローラが、前記ストッパより搬送方向の上流側に設けられ、板ガラスの他辺の縁部を前記アライメント用遊転ローラに当接するように導く複数の第二遊転ガイドローラが、前記アライメント用遊転ローラより搬送方向の上流側に設けられ、前記第一遊転ガイドローラと第二遊転ガイドローラが、平面視において前記搬送方向の上流側ほど離間し下流側ほど近接するように配列されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の板ガラスの位置決め装置。
- 前記位置決め機構に搬送されてくる板ガラスが、前記搬送装置の搬送方向に対して横方向に湾曲しており、前記搬送装置を構成するローラコンベヤが、前記横方向に湾曲している請求項1〜5のいずれか1項に記載の板ガラスの位置決め装置。
- 前記搬送装置により搬送されてくる板ガラスが、加熱炉において変形可能な温度にまで加熱された板ガラスであり、前記位置決め機構が、その板ガラスを下部成形型と上部成形型により湾曲成形するための成形位置に位置決めする請求項6に記載の板ガラスの位置決め装置。
- 前記加熱された板ガラスが、前記加熱炉の出口近傍に設置された予備湾曲ローラにより前記横方向に予備湾曲されており、前記搬送装置を構成するローラコンベヤが、前記横方向に湾曲している請求項7に記載の板ガラスの位置決め装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005256391A JP2007070134A (ja) | 2005-09-05 | 2005-09-05 | 板ガラスの位置決め装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005256391A JP2007070134A (ja) | 2005-09-05 | 2005-09-05 | 板ガラスの位置決め装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2007070134A true JP2007070134A (ja) | 2007-03-22 |
Family
ID=37931914
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JP2005256391A Pending JP2007070134A (ja) | 2005-09-05 | 2005-09-05 | 板ガラスの位置決め装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2007070134A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102826741A (zh) * | 2012-08-27 | 2012-12-19 | 洛阳兰迪玻璃机器股份有限公司 | 一种用于曲面玻璃成型的定位装置及曲面玻璃的制作方法 |
-
2005
- 2005-09-05 JP JP2005256391A patent/JP2007070134A/ja active Pending
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