JP2007068541A - 乳幼児用栄養組成物 - Google Patents

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【課 題】乳幼児の消化管の成熟促進作用を有する栄養組成物を提供すること。
【解決手段】RNA及びポリアミンを含有する乳幼児用栄養組成物を摂取することにより、乳幼児期の未熟な消化管の成熟及び発達が促進され、消化吸収能の向上などを図ることができ、医薬あるいは食品として有用である。
【選択図】なし

Description

本発明は、RNA及びポリアミンを含有した、消化管成熟促進作用を有する乳幼児用栄養組成物に関する。本発明の乳幼児用栄養組成物を摂取することにより、乳幼児期の未熟な消化管の成熟及び発達を促進され、消化吸収能の向上などを図ることができ、医薬あるいは食品として有用である。
RNAは、アデニンやシトシンなどの塩基成分を含むヌクレオチドが、ホスホジエステル結合で1本の鎖状重合体を形成したポリヌクレオチドであり、生体内の全ての細胞内で蛋白質の合成などに関与している。又、RNAは母乳にも高濃度で含まれており、乳児に対する生理的役割についても関心が持たれている。経口的に摂取したRNAは、消化管内でヌクレアーゼやホスファターゼの作用によって、ヌクレオチドやヌクレオシドにまで分解されて吸収されると考えられている。従って、RNAの生理作用については、ヌクレオチドと同様に免疫賦活作用や脂質代謝改善・促進、脳機能改善作用が期待できる。
A.D.Kulkarniらは、RNAを添加した飼料でマウスを飼育すると細菌に対する感染抵抗力が増し、免疫力が向上することを報告している(Journal of Parenteral and Enteral Nutrition, 10, 169-171(1986))。又、浜田らは、RNAを添加した飼料が、幼弱動物の下痢を抑制し、成長を促進することを示している(特開昭43−28059号公報)。このような作用を有するにもかかわらず、牛乳を主原料とした従来の乳児用栄養組成物には、ほとんどRNAが含まれていなかった。又、従来の乳児用調製粉乳には、ヌクレオチドが含有されているものも見受けられたが、母乳を摂取している乳児はヌクレオチドだけでなくRNAも摂取しており、人工乳を摂取している乳児の必要量を満たすためには、RNAを粉乳に強化する必要があると考えられる。
一方ポリアミンは、プトレッシン、スペルミジン、及びスペルミンなど、第一級アミノ基を2つ以上もつ直鎖状の脂肪族炭化水素で、核酸の安定化作用、核酸合成の促進作用、蛋白質合成の活性化、ヒストンのアセチル化や蛋白質のリン酸化促進作用、細胞膜の安定化作用などの生理作用が知られている。又、最近では、細胞の増殖や分化を促進する効果も報告されている。特に、経口摂取したポリアミンが消化管粘膜を成熟させることが報告されている(Buts J.P. et al., Digestive Diseases and Science, 38, 1091(1993); Grant,A.L. et al., J.Anim.Sci., 68, 363(1990); Dufour,C. et al., Gastroenterology, 95, 112 (1988))。又、経口摂取したポリアミンは速やかに体内に取り込まれ、組織で利用されることも報告されている(Bardocz,S. et al., J.Nutr.Biochem., 4,66(1993))。
一方、食品に利用した例としては、コンニャク特有の臭いを低下させ、他の食品と調理しても悪影響を与えないコンニャクの製造方法(特開平6−38690号公報)、あるいは蛋白質の吸収を促進させ、良好な発育及び健康状態を保つことを目的とした栄養組成物(特開平6−305956号公報)などが知られている。又、ポリアミンを医薬品として利用した例として、胃酸分泌を阻止する方法及び胃酸分泌阻止用摂取用組成物(開昭58−131914号公報)や、免疫賦活剤(特開昭59−98015号及び特開平2−223514号公報) などが知られている。このように、ポリアミンには種々の効果が知られており、近年、その重要性が認識されはじめていることから、ポリアミン含量の少ない栄養組成物に強化することは、栄養学的観点からも望ましいと考えられる。しかし、RNAと同様に、牛乳を主原料とした栄養組成物には、ポリアミンはほとんど含まれていなかった。
近年、乳児用調製乳は技術の向上により、究極の目標である母乳と比較して、成分面では相当に近似した製品が提供されている。しかしながら、機能的な面では、未だ母乳に比べ多くの問題点が残されており、より母乳に近似した調製粉乳が望まれている。従来の調製粉乳には、適切な素材がなかったこと、RNAあるいはポリアミンの乳児期における必要性が十分に認識されていなかったため、これらの成分が同時に乳児用栄養組成物に、配合あるいは強化されることはなかった。
特開昭43−028059号公報 特開平06−038690号公報 特開平06−305956号公報 特開昭58−131914号公報 特開昭59−098015号公報 特開平02−223514号公報 Journal of Parenteral and Enteral Nutrition, 10, 169-171(1986) Buts J.P. et al., Digestive Diseases and Science, 38, 1091(1993) Grant,A.L. et al., J.Anim.Sci., 68, 363(1990) Dufour,C. et al., Gastroenterology, 95, 112 (1988) Bardocz,S. et al., J.Nutr.Biochem., 4,66(1993)
上述のような状況を鑑み、本発明者らはポリアミンあるいはRNAについて鋭意研究した結果、特定の範囲内で両物質を添加することにより、乳幼児の消化管の成熟あるいは発達を著しく促進することを見出した。又、本発明者らは、従来の乳児用調製粉乳の問題点について鋭意研究した結果、ポリアミンとRNAを同時に添加することで、機能的にもより母乳に近似した粉乳を開発するに至った。従って本発明は、RNA及びポリアミンを含有した、消化管成熟促進作用を有する乳幼児用栄養組成物を提供することを課題とする。
本発明は、RNA及びポリアミンを含有した、消化管成熟促進作用を有する乳幼児用栄養組成物に関する。詳しくは、組成物の固形100g当たりRNAを1mg〜200mg、及びポリアミンを10μg〜2000μg含むことを特徴とする乳幼児用栄養組成物に関する。この時、ポリアミンはスペルミン、スペルミジン、プトレッシン、又はカダベリンからなる群から選択される少なくとも2種以上が用いられ、又、スペルミンが10〜90%、スペルミジンが10〜90%、プトレッシンが0〜90%、及び/又はカダベリンが0〜20%含まれる。本発明の乳幼児用栄養組成物を摂取することにより、乳幼児期の未熟な消化管の成熟及び発達が促進され、消化吸収能の向上などを図ることができ、医薬あるいは食品として有用である。
以上の結果より、本発明によりRNA及びポリアミンを含有した、消化管成熟促進作用を有する乳幼児用栄養組成物が提供される。本発明の乳幼児用栄養組成物を摂取することにより、乳幼児期の未熟な消化管の成熟及び発達が促進され、消化吸収能の向上などを図ることができ、医薬あるいは食品として有用である。
本発明におけるRNA及びポリアミンは、組成物の固形100gあたりRNAを1mg〜200mg、ポリアミンを10μg〜2000μg含むことを特徴とする。この時、それぞれの成分は、これらの量より少ないと効果が出なく、又母乳中の含量がそれぞれこの程度なので、母乳への近似ということからはこれ以上含有することは好ましくない。本発明におけるポリアミンは、スペルミン、スペルミジン、プトレッシン、又はカダベリンからなる群から選択される少なくとも2種以上が用いられる。特に、スペルミン、スペルミジン、プトレッシンの3種を配合することが好ましい。ポリアミンの組成比は、スペルミンを10〜90%、スペルミジンを10〜90%、プトレッシンを0〜90%、及び/又はカダベリンを0〜20%含むことが好ましい。本発明で用いられるRNA源としては、食品として用いられるものであれば特に限定されない。好ましくは魚類の白子あるいは酵母が挙げられる。又、添加するポリアミン源としては、同様に食品として利用されるものであれば特に限定されない。例えば動物の臓器あるいは白子が挙げられる。
本発明における乳児用栄養組成物は、乳児用調製粉乳、低出生体重児用調製粉乳、フォローアップミルク、アレルギー疾患児用調製粉乳などであり、蛋白質、脂質、糖質、ビタミン類及びミネラル類を主成分として構成されるものである。その他、さらに乳児用栄養組成物に配合することが可能な成分を含有しても良い。蛋白質源としては、カゼイン、乳清蛋白質濃縮物(WPC)、乳清蛋白質分離物(WPI)、αs-カゼイン、β−カゼイン、α−ラクトアルブミン、及びβ−ラクトグロブリンなどの乳蛋白質分画物、あるいは大豆蛋白質や小麦蛋白質などの植物蛋白質、さらにはこれらを種々の分解度まで酵素的に分解したペプチド、あるいはアミノ酸などを用いることができる。脂肪源としては、乳脂肪、ラード、牛脂、又はカツオ油、マグロ油などを含む魚油などの動物性油脂、あるいは大豆油、菜種油、コーン油、ヤシ油、パーム油、パーム核油、サフラワー油、エゴマ油、アマニ油、月見草油、MCT、又は綿実油などの植物性油脂、さらにはこれらの分別油、水添油、エステル交換油などを用いることができる。糖質源としては、乳糖、麦芽糖、ブドウ糖、ショ糖、デキストリン、6’−ガラクトシルラクトース、フラクトオリゴ糖、ラクチュロースなどのオリゴ糖、人工甘味料、可溶性多糖類、又は澱粉などを用いることができる。ビタミン及びミネラル源としては、『乳幼児食品を含む特殊用途食品のCODEX規格及び関連衛生作業規則、CAC/VOL.IX−第1版及びSupplement 1,2,3,4』(日本国際酪農連盟発行、1993年)、『1993年版指定品目食品添加物便覧(改訂第31版)(食品と科学社発行、1993年)』、又は『届け出制食品添加物・食品素材天然物便覧(第12版)』(食品と科学社発行、1992年)に記載のミネラル及びビタミン類のうち乳幼児食品に使用可能なものを用いることができる。ビタミン類としては、例えばビタミンA、B、C、D、E、K類、葉酸、パントテン酸、β−カロチン、ニコチン酸アミドなどを挙げることができ、又、ミネラル類としてはカルシウム、マグネシウム、鉄、銅、亜鉛、ヨウ素、マンガン、セレンなどが挙げられる。蛋白質、脂肪、糖質、ビタミン、ミネラルの配合比率は、固形あたりそれぞれ、5〜50重量%、5〜50重量%、20〜80重量%、0.005〜5重量%、及び0.005〜5重量%とすることが好ましい。
このようにして得られた栄養組成物は、栄養成分の消化吸収機能の上昇、アレルゲンの透過阻止作用、消化管に本来備わる種々の機能の発現、さらにはナチュラルキラー細胞やマクロファージの活性を上昇させるなどの免疫賦活効果、不飽和化酵素の活性化、脳内DHAやアラキドン酸量の増加、あるいは生体内リン脂質の増加などの効果が期待できる。さらに、RNAとポリアミンの同時摂取による効果は、他の物質、例えばアルギニン、β−カロチン、ガングリオシド、シアル酸、ラクトフェリン、アラキドン酸、DHAなどにより、さらに増強できる。
(実施例)
以下の実施例により本発明をより詳細に説明するが、これらは単に例示するのみであり、本発明はこれらによって何ら限定されるものではない。
RNA及びポリアミン添加粉乳の調製・1
脱脂乳96kg、乳清蛋白質濃縮物(WPC;デンマークプロテイン社)を3kgと乳糖17.6kgを添加溶解し、これに水溶性ビタミン成分(ビタミンB1、B6、B12、C、ナイアシン、葉酸、パントテン酸、ビオチン、コリン、イノシトールなど)とミネラル成分(炭酸カルシウム、塩化カリウム、硫酸マグネシウム、クエン酸第一鉄ナトリウム、硫酸銅、硫酸亜鉛など)をそれぞれ0.4kgと酵母RNA(純度約50%)を100g、ポリアミンの調製方法(特開平8─238094号公報)に従い、サケ白子より調製したポリアミン調製物を36g、及び脂溶性ビタミン類(ビタミンA、D、E、K、β−カロチン、など)を溶解し、リノール酸、γ−リノレン酸、アラキドン酸、α−リノレン酸、EPA(エイコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)、及びコレステロールを含む調製脂肪9.56kgを混合して均質化した。得られた溶液を殺菌し、常法により濃縮し、乾燥して、粉乳120kgを得た。この粉乳を温水に溶解して固形率13%に調製した調製乳には、RNAが約5mg/100ml、ポリアミンが約120μg/100ml含まれていた。
RNA及びポリアミン添加粉乳の調製・2
ホエー粉760g、乳糖20gを3kgの温湯に溶解し、これに実施例1と同様の水溶性ビタミン及びミネラル成分をそれぞれ20g、酵母RNA(純度約50%)0.2g、ポリアミンの調製方法(特開平8−238094号公報)に従い得られたサケ白子より調製したポリアミン調製物30mg、脱脂粉乳740g、及び実施例1と同様の脂溶性ビタミン成分を溶解した調製脂肪478gを加え均質化した。得られた溶液を殺菌し、常法により濃縮し、乾燥して、粉乳2kgを得た。この粉乳を温水に溶解して調乳した製品中には、RNAが約0.13mg/100ml、ポリアミンが約1.3g/100ml含まれていた。
本発明乳幼児用栄養組成物の組成
本発明における乳児用栄養組成物について、典型的な組成(100ml当たり)を以下の表に示す。又、その他記載していない成分としてガングリオシド、アラキドン酸、ラクトフェリン、ラクチュロース、ガラクトオリゴ糖、コレステロールなどを配合しても良い。
(試験例1)
腸管の成熟化促進効果
以下の方法に従い、腸管の成熟化促進効果を試験した。即ち、Hallらの方法(Science,109,1313-1315,1975)に従い、SD系ラット(5日齢)にカニュレーションし、人工哺育を行った。この時の人工乳は、ラット乳の組成(Dymsza et al.,Journal of Nutrition,84,100,1964.)に従い作成したものを使用した。人工乳の送乳量は、人工哺育ラットが母親哺育ラットと同様の体重増加を示す量とした。5日齢から10日齢までは、上記の人工乳で哺育し、11日齢から14日齢までを4群に分け、対照群と添加群とした。対照群にはそのまま同じ人工乳を与え、又、添加群はRNAのみ、ポリアミンのみ、及びRNA及びポリアミンをそれぞれ添加した人工乳を与えた。RNAは5mg/100ml、ポリアミンは120μg/100mlで添加した。15日齢時にエーテル麻酔下、全血採血により屠殺し、小腸を摘出した。氷温下、小腸より小腸粘膜をグラスカバーにて掻きとり、冷生理食塩水に懸濁した後、ホモジナイザーにて小腸粘膜画分を調製した。この小腸粘膜画分におけるラクターゼ及びマルターゼの二糖類分解酵素活性を、Dahlqvist らの方法(Anal. Biochem., 7, pp18-25 (1964) )に従い測定した。即ち、基質にラクトース及びマルトースを用い、基質溶液50μl、小腸粘膜画分50μlを混合し、37℃、30分間インキュベートした。インキュベート後、反応液20μlを採取し、グルコース測定用キット(和光純薬社)を用いて、小腸粘膜の酵素により分解され遊離するグルコース量を測定し、対照群に対する百分率で消化管粘膜の酵素活性とした。この方法では、組織のラクターゼ活性が低下及びマルターゼ活性が上昇することにより、腸管細胞の成熟化が確認できる。結果を図1及び図2に示す。RNAのみ添加群では、対照群と比較して差がほとんどなかったが、RNA及びポリアミンを同時に添加した群では、ポリアミンを単独で添加した場合よりも、成熟化の指標であるラクターゼ活性の低下及びマルターゼ活性の上昇が認められた。RNA及びポリアミンの相互作用により、腸管粘膜の成熟化が相乗的に促進されることが確認された。
(試験例2)
腸管の成熟化促進効果
試験例1と同様に、SD系ラット(5日齢)にカニュレーションし、人工哺育を行った。群分けは、対照群(人工乳投与群)、RNA添加群、ポリアミン添加群、RNA及びポリアミン添加群とした。RNAを2.5mg/100ml、ポリアミンを60μg/100ml人工乳に添加した。5日齢から14日齢まで被検物質を投与した。15日齢時にエーテル麻酔下、全血採血により屠殺し、小腸を摘出し標本とした。標本の全体湿重量を測定するとともに、組織学的検索(絨毛の高さ及び腺かの深さ)を行った。結果を図3及び図4に示す。RNA又はポリアミンを単独で投与した場合、対照群と比較してあまり効果はなかったものの、RNA及びポリアミンを同時に投与することにより、両者の相乗作用により腸管の成熟化が著しく促進されることが確認された。
試験例1における各投与群における小腸内のラクターゼ活性(%)を示す。 試験例1における各投与群における小腸内のマルターゼ活性(%)を示す。 試験例2における各投与群における小腸の全体湿重量(mg/cm)を示す。 試験例2における各投与群における小腸の絨毛の高さ及び腺かの深さ(μm)を示す。

Claims (4)

  1. RNA及びポリアミンを含有することを特徴とする、消化管成熟促進作用を有する乳幼児用栄養組成物。
  2. 組成物の固形100g当たりRNAを1mg〜200mg、及びポリアミンを10μg〜2000μg含むことを特徴とする、請求項1記載の乳幼児用栄養組成物。
  3. ポリアミンがスペルミン、スペルミジン、プトレッシン、又はカダベリンからなる群から選択される少なくとも2種以上からなる請求項1又は2記載の乳幼児用栄養組成物。
  4. スペルミンを10〜90%、スペルミジンを10〜90%、プトレッシンを0〜90%、及び/又はカダベリンを0〜20%を含むことを特徴とする、請求項1〜3記載の乳幼児用栄養組成物。
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