JPH10327804A - 核酸関連物質、dha、アラキドン酸及び コレステロール含有栄養組成物 - Google Patents
核酸関連物質、dha、アラキドン酸及び コレステロール含有栄養組成物Info
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- JPH10327804A JPH10327804A JP9160698A JP16069897A JPH10327804A JP H10327804 A JPH10327804 A JP H10327804A JP 9160698 A JP9160698 A JP 9160698A JP 16069897 A JP16069897 A JP 16069897A JP H10327804 A JPH10327804 A JP H10327804A
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Abstract
びコレステロール(必要あれば更にEPA)を有効成分
として含有する栄養組成物。 【効果】 本組成物は、脳シアル酸増加作用、小腸粘膜
コレステロール、DHA、ラクターゼ活性増加作用を有
する。
Description
し、更に詳細には、新生児期脳組織のシアル酸含量が増
加され、小腸粘膜のラクターゼ活性とDHA含量及びコ
レステロール含量が増加され、特に脳組織と小腸発達の
促進作用を有する栄養組成物に関する。
質、ドコサヘキサエン酸(DHAということもある)、
アラキドン酸(AAということもある)及びコレステロ
ールを含有する点を特徴とするものであって、ヒト及び
動物用の医薬品タイプ及び/又は飲食品タイプの組成物
として使用することができ、例えば、新生児及び/又は
未熟児用調製乳の栄養組成物として実用に供することが
できる。
て、輸液中へヌクレオシドを添加すると、小腸の粘膜湿
重量、粘膜蛋白質含量、RNA及びDNA量が増加する
こと、腸粘膜透過性の亢進状態が抑制されることが報告
されている(飯島正平他;Digestion and Absorption,
1993; 16; 35-38)。
餌性核酸成分を投与しておくと、記憶低下を抑制できる
ことが報告されている(山本茂;日本農芸化学会講演要
旨集1996; 70; 345)。
て、乳児血漿lipoproteinのコレステロール含量と赤血
球膜脂肪酸組成が母乳群に近似するようになったことも
報告されている(Youli Katotu 他; A.J.C.N.; 1996; 6
4; 871-877)。
オチドを添加すると、小腸粘膜DNA含量が増加するこ
と、及び、ヌクレオチド、DHA、AA、コレステロー
ルの同時強化によって、赤血球膜の多価不飽和脂肪酸
(PUFA)が増加することが報告され、既に特許も出
願されている(何徳陽莉他;1996; 特願平8−1772
26号)。
学的価値については、従来ほとんど顧みられることがな
かったが、近年になって、医学領域の研究者に加え、食
品、医薬品、化粧品等に携わる各界の多くの研究者によ
って、核酸の栄養生理的機能に注目して、核酸関連物質
に関する研究が行われるようになった。しかし、食餌ヌ
クレオチドが新生児と乳児の発育に及ぼす影響について
の検討は、未だ充分になされていない。特に、出生後成
長の著しい脳組織及び分化と増殖の激しい腸粘膜に対す
る核酸の栄養生理的機能については、未だ不明のままで
ある。
の細胞膜や脳組織中に脂質成分として重要な役割を果し
ている。最近の育児用粉ミルクでは、母乳の機能に近似
せしめる目的で、DHA、AA、コレステロールあるい
はヌクレオチドなどを強化した製品が市販されるように
なった。しかし、ヌクレオチドを不飽和脂肪酸及びコレ
ステロールと同時に摂取した時の哺乳動物に及ぼす影響
についての検討は、未だ充分になされていない。
およびコレステロールの同時強化に成功した例は知られ
ていないのが技術の現状である。
術の現状に鑑みてなされたものであって、脳組織と小腸
発達の促進作用を有する栄養組成物を開発する目的でな
されたものである。
成するためになされたものであって、各種検討の結果、
本発明者らは、DHA及びアラキドン酸を含有した魚
油、コレステロールを含有した油脂に、更にヌクレオチ
ドを配合強化した食品が、新生児期の脳組織におけるシ
アル酸含量を増加させることをはじめて見出した。
ヌクレオチド、DHA、AA及びコレステロールの同時
摂取が新生児期における脳組織と腸粘膜の生理的機能に
及ぼす影響について、更に検討した。
びコレステロールを同時に強化することは、新生児期の
脳組織におけるシアル酸含量を増加させ、脳組織発達の
一助となることをはじめて見出した。また、ヌクレオチ
ド、DHA、AA及びコレステロールを同時に強化する
ことにより、新生児小腸粘膜におけるコレステロール含
量及びラクターゼ活性が増加するのみでなく、微絨毛
(microvillus)におけるDHA含量が増加することも
はじめて見出し、これら4成分の同時摂取の有効性及び
重要性について本発明者らははじめて認識した。本発明
は、上記した従来未知の有用新知見に基づき、更に検討
の結果、遂に完成されたものである。
A、アラキドン酸及びコレステロールを有効成分として
含有する脳組織及び腸、特に小腸発達の促進作用を有す
る栄養組成物を基本的技術思想とするものである。以
下、本発明を具体的に説明する。
分のひとつとして、核酸関連物質が使用されるが、核酸
関連物質としては、ヌクレオチド、ヌクレオシド、核酸
(RNA、DNA)、その構成成分である塩基が1種又
は2種以上適宜使用される。
ニン、ヒポキサンチン、キサンチン、シトシン、ウラシ
ル、チミンの少なくともひとつである。 (2)ここでいうヌクレオシドは、ウリジン、アデノシ
ン、グアノシン、シチジン、リボチミジン、デオキシア
デノシン、デオキシグアノシン、デオキシウリジン、デ
オキシシチジン、チミジン、イノシン、キサントシンの
少なくともひとつである。 (3)ここでいうヌクレオチドは、ヌクレオシドの糖部
分にリン酸がエステル結合で結合している化合物のこと
で、結合するリン酸の位置はどこでもよく、結合するリ
ン酸の数もいくつでもよい。また、例えば、1つのリン
酸が5′、3′位の両方で結合する化合物もヌクレオチ
ドに含める。この場合も結合するリン酸の数や位置はど
こでもよい。 (4)ここで言う核酸は、DNA、RNAなどのポリヌ
クレオチドや上記(3)のヌクレオチドが結合したポリ
ヌクレオチドの少なくともひとつである。 なお、以下において、核酸関連物質としては、ヌクレオ
チドを例にとって本発明を具体的に説明する。
各有効成分を所要量配合強化する必要があるが、有効成
分は、精製物が使用できることはもとより、組成物や含
有物も使用することができ、また、こ(れら)の乾燥物
〜ペースト状物〜液状ないし懸濁状物〜希釈物等各種処
理物も使用することができる。本発明に係る組成物を調
製するには、各有効成分をそれぞれ所要量配合してもよ
いし、有効成分を含有した含有物を使用してもよい。
され、これにヌクレオチドを配合することによって、本
発明に係る組成物を調製することができる。食用油脂と
しては、動植物由来の液状、半固体状、固体状の油脂が
すべて使用可能であり、水素添加処理、分子蒸留処理、
分別処理等各種処理した油脂も使用することができる。
食用油脂の非限定例としては、次のものが挙げられる;
魚油、牛脂、豚脂、乳脂、羊脂、馬油、肝油、卵油、大
豆油、コーン油、パーム油、パーム核油、ヤシ油、米
油、菜種油、綿実油、シソ油、ゴマ油、紅花油、落花生
油、及び、藻類等の発酵産物から抽出した油脂等。
いて使用できるが、DHAやコレステロール含量の高い
魚油は特に好適な食用油脂の1例である。本発明に用い
る魚油としては、一般に使用されている魚油でよく、例
えば、マグロ油、カツオ油、イワシ油、サバ油、サンマ
油、スケトウダラ油等が使用され、また、これらの混合
油または濃縮油を用いることができるが、乳児用調製乳
へはDHA含量が高いマグロ油やカツオ油が好ましい。
類以上をヌクレオチドとともに使用する。食用油脂とし
ては、DHA、コレステロール、アラキドン酸、及び、
好ましくはエイコサペンタエン酸(EPA)含量の高い
油脂が好適であるが、これらのすべてに富んだ油脂がな
い場合には、各成分の1つあるいは2つの含量の高い油
脂を選択し、これらを併用してもよい。また、必要ある
場合には、食用油脂を濃縮、分子蒸留、分別等の処理に
付して、各成分含量を高め、このようにして処理した食
用油脂を使用してもよい。
分子蒸留したり分別処理したりしてDHA濃度を高めた
り、炭酸ガス等の超臨界ガスを用いて魚油のコレステロ
ールを濃縮したりすること(特開昭61−261398
号公報)も可能であるし、各成分を直接添加して油脂の
強化を行うことももちろん可能である。この場合、各成
分は精製品を直接添加してもよいし、アラキドン酸の場
合には大豆レシチンを使用するといったように各成分の
含有物を添加使用してもよい。
は、粉体100g当たり、アラキドン酸50〜64m
g、DHA 220〜300mg、コレステロール21
4〜350mg、EPA 57〜71mgとするのがよ
い。含有量の調節は、その添加量、使用油脂における本
来の含有量、濃縮処理条件のコントロール等によって適
宜行うことができる。
に配合するが、ヌクレオチドとしては、シチジン−モノ
リン酸(CMP)、ウリジン−モノリン酸(UMP)、
アデノシン−モノリン酸(AMP)、グアノシン−モノ
リン酸(GMP)、イノシン−モノリン酸(IMP)の
1種類以上を含んでなるヌクレオチド混合物が使用され
る。もちろん各ヌクレオチドを個々に所要量配合しても
よい。その配合量は、粉体100g中に、CMP 6〜
11mg、UMP 6〜9mg、AMP 14〜18m
g、GMP 8〜11mg及び/又はIMP 4〜6m
gとするのが良い。
レオチドは、これを各種の飲料、食品に配合することに
より、乳児用食品を包含する飲食品タイプの栄養組成物
を自由に製造することができる。本発明に係る栄養組成
物(飲料も包含される)は、風味、食感、外観等におい
て問題はなく、調製乳等の乳製品のほか、離乳食、健康
食、健康ドリンク等各種の形態とすることができ、乳幼
児はもとより、成人、健常者、病弱者、老人等の飲食品
としても有利に利用できる。
製するには、例えば次のようにして行えばよい。すなわ
ち、脱脂乳、牛乳カゼイン、牛乳脱塩ホエイタンパク
質、乳糖、オリゴ糖、ショ糖およびデキストリンを温湯
に溶解混合後、ビタミン・ミネラル類(例えば、ビタミ
ンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、L
−アスコルビン酸ナトリウム、パントテン酸カルシウ
ム、ナイアシン、葉酸、クエン酸第一鉄ナトリウム、硫
酸第一鉄もしくはピロリン酸第二鉄、塩化カリウム、塩
化ナトリウム、炭酸カルシウム、硫酸マグネシウムもし
くは塩化マグネシウム、硫酸銅、硫酸亜鉛など)を溶解
した水溶液を加え、水相部とする。この溶液に、アラキ
ドン酸/DHA/コレステロール高含有油脂及びヌクレ
オチドを加え、ホモミキサーにて混合し、ホモジナイザ
ーで均質化する。得られた乳化液を常法により殺菌、濃
縮、噴霧乾燥して調製粉乳とする。この調製粉乳を温湯
に溶解し約6〜8倍に希釈して調乳する。
として利用できるほか、例えば、ヒト又は動物用の医薬
品、飲食品、調製粉乳、経腸栄養剤、健康飲食品、飼餌
料添加物、培養細胞の培地添加物等各種タイプの組成物
として実用に供することができる。
目的(予防、保健、又は治療)、患者の年齢、投与方
法、剤型等に応じて適宜定めればよく、通常、0.00
01〜10%の範囲が適当である。しかしながら、長期
間に亘って保健上ないし健康維持の目的で摂取する場合
には、上記範囲よりも少量であってもよいし、また本有
効成分は、安全性については問題がないので、上記範囲
よりも多量に使用しても一向にさしつかえない。現にマ
ウスを用いた10日間の急性毒性試験の結果、1000
mg/kgの経口投与でも死亡例は認められなかった。
A、DNA)またはその構成成分である塩基の由来は、
酵母、細菌、乳、魚介類、動物、植物など制限はない。
また、核酸(RNA、DNA)やヌクレオチド、ヌクレ
オシドまたはその構成成分である塩基の精製方法につい
ても格別の制限はなく、完全に精製されていないものを
用いてもよい。したがって、既述したように、精製物の
ほか粗製物、含有物等も自由に使用することができ、乾
燥品〜ペースト状物〜液状ないし懸濁状物にした処理物
も広く使用することができる。
には、本有効成分(その処理物)をそのまま、使用した
り、他の食品ないし食品成分と併用したりして適宜常法
にしたがって使用できる。本有効成分を用いる本発明に
係る組成物は、固体状(粉末、顆粒状その他)、ペース
ト状、液状ないし懸濁状のいずれでもよいが、甘味料、
酸味料、ビタミン剤その他ドリンク剤製造に常用される
各種成分を用いて、健康ドリンクに製剤化すると好適で
ある。
合、本有効成分は、種々の形態で投与される。その投与
形態としては例えば錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤、
シロップ剤等による経口投与をあげることができる。こ
れらの各種製剤は、常法に従って主薬に賦形剤、結合
剤、崩壊剤、滑沢剤、矯味矯臭剤、溶解補助剤、懸濁
剤、コーティング剤などの医薬の製剤技術分野において
通常使用しうる既知の補助剤を用いて製剤化することが
できる。
法および剤形等によって異なるが、通常は、成人に対し
て、1日当たり、静脈投与の場合は、体重1kg当た
り、0.01mg〜1000mgを投与することができ
る。筋肉投与の場合は同じく0.01mg〜1000m
gを投与することができ、また、経口投与の場合には同
じく0.5〜2000mg、好ましくは1〜1000m
gの範囲内で投与するのがよい。
かなように、例えば次のようなすぐれた作用が奏され
る。 (1)脳組織において、糖蛋白質および糖脂質の重要な
構成成分であるシアル酸含量が増加し、脳組織発達の促
進作用が奏される。 (2)腸、特に小腸粘膜において、コレステロール含
量、ラクターゼ活性、DHA含量が増加し、小腸機能と
不飽和脂肪酸の合成能が促進される。
を含む動物の成長、特に哺乳動物の成長、とりわけ、新
生児期動物の成長を促進するほか、未熟児を含む乳児の
生理的機能の維持、栄養状態の改善にきわめて有効であ
る。
作用を奏するものであって、ヌクレオチド、DHA、A
A、コレステロールを有効成分として含有する点を基本
とし、具体的1例としては、DHA、AA、コレステロ
ール高含有魚油といった食用油脂を調製しておき、これ
をヌクレオチドと混合使用してなる組成物が例示され
る。本発明に係る組成物において、各有効成分の具体的
配合強化例としては、次のものが挙げられる。
脂を下記のように配合してなる組成物。ヌクレオチド:
CMP 6〜11mg、UMP 6〜9mg、AMP
14〜18mg、GMP 8〜11mg、IMP 4〜
6mg。食用油脂:AA 50〜64mg、DHA 2
20〜300mg、コレステロール 214〜350m
g。また、上記において、更にEPAを57〜71mg
含有してなる食用油脂を使用した組成物も、本発明に係
る組成物の好適例のひとつである。
ぼす影響について、以下により検討した。
置し、試験人工乳で10日間飼育した。ラットは、対照
群(I)、魚油強化群(II)、ヌクレオチド強化群(II
I)、及びヌクレオチドと魚油強化群(IV)の4つの群
に分け、各群7匹ずつ、人工哺乳飼育した。
添加した。この添加量については、ラットの母乳のヌク
レオチドの含量、種類および比率に近いものにした。II
群とIV群の飼料では、少量のAAを加えたDHA含量の
高い魚油を添加した。I群からIV群までの飼料では一定
量のコレステロールを添加した(表1)。なお、表中、
Conは対照、Nはヌクレオチド、PUFAは多価不飽
和脂肪酸、AAはアラキドン酸、EPAはエイコサペン
タエン酸、DHAはドコサヘキサエン酸をそれぞれ示
す。AAはマグロ及びTG−AA由来であり、EPA及
びDHAはマグロ由来である。
にて測定し、RNAとDNAの画分はSTS法にて測定
し、コレステロールは酵素法にて測定し、脂肪酸はガス
クロマトグラフィーにて測定し、他の成分は常法にした
がって測定した。得られた結果を下記表2、表3に示
す。なお、表3において、*は対照に比して有意差を認
めたことを示す:*P<0.05。
ら明らかなように明らかな体重増が認められた。同ラッ
ト小腸微絨毛の脂肪酸組成の結果(表3)から明らかな
ように、ヌクレオチドと魚油を共に強化したIV群のDH
A含量とDHA対リノレン酸比は対照群に比較して有意
に高値であった。したがって、ヌクレオチドと魚油を同
時に強化することにより、哺乳期ラットの多価不飽和脂
肪酸の合成能を促進することが認められた。
ける蛋白質あたりのシアル酸含量、及び、脂質あたりの
シアル酸含量を図1に示す。この結果から明らかなよう
に、IV群の脳組織における蛋白質あたりのシアル酸含量
は、I群とII群に比較して有意に増加した。したがっ
て、ヌクレオチドと魚油を同時に強化することは、哺乳
期ラットの脳組織におけるシアル酸含量を増加せしめ、
脳組織発達の一助となることが認められた。
おけるRNA、DNA及び蛋白質含量を図2に示す。こ
の結果から明らかなように、ヌクレオチドを強化したII
I群とIV群の小腸粘膜DNAは、対照群と比較して有意
に高値であった。
及びコレステロール含量を図3及び図4にそれぞれ示
す。これらの結果から明らかなように、ヌクレオチドと
魚油を共に強化したIV群のラクターゼ活性が他の3つの
群に比較して有意に増加し、また、IV群のコレステロー
ル含量は、I群とII群に比較して有意に増加した。した
がって、既述した表3の結果とも相まって、本発明に係
る組成物は哺乳期ラットの発達に有利であることが認め
られた。
により、脳シアル酸増加作用、小腸粘膜コレステロー
ル、DHA、ラクターゼ活性増加作用が奏される。した
がって本発明によれば、ヒトを含む哺乳期動物の成長、
特に新生児期動物の成長が促進されるほか、未熟児を含
む乳幼児の生理的機能の維持、発達、及び栄養状態の改
善が有効に行われる。また、本発明は、成人の病弱者、
高齢者はもとより健常者の健康維持にも有効である。
を示す。
Claims (3)
- 【請求項1】 核酸関連物質、DHA、アラキドン酸及
びコレステロールを有効成分として含有すること、を特
徴とする脳シアル酸増加作用、小腸粘膜コレステロー
ル、DHA、ラクターゼ活性増加作用の少なくともひと
つの作用を有する栄養組成物。 - 【請求項2】 核酸がヌクレオチド、ヌクレオシド、核
酸(DNA、RNA)、その構成成分である塩基から選
ばれる1種又は2種以上であること、を特徴とする請求
項1に記載の栄養組成物。 - 【請求項3】 粉体100g中に、シチジン−モノリン
酸6〜11mg、ウリジン−モノリン酸6〜9mg、ア
デノシン−モノリン酸14〜18mg、グアノシン−モ
ノリン酸8〜11mg及びイノシン−モノリン酸4〜6
mgの少なくともひとつと、アラキドン酸50〜64m
g、DHA 220〜300mg、コレステロール21
4〜350mg、及び必要あればEPA 57〜71m
gを含有した食用油脂を配合してなること、を特徴とす
る脳シアル酸増加作用、小腸粘膜コレステロール、DH
A、ラクターゼ活性増加作用の少なくともひとつの作用
を有する栄養組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9160698A JPH10327804A (ja) | 1997-06-04 | 1997-06-04 | 核酸関連物質、dha、アラキドン酸及び コレステロール含有栄養組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9160698A JPH10327804A (ja) | 1997-06-04 | 1997-06-04 | 核酸関連物質、dha、アラキドン酸及び コレステロール含有栄養組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10327804A true JPH10327804A (ja) | 1998-12-15 |
Family
ID=15720546
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9160698A Pending JPH10327804A (ja) | 1997-06-04 | 1997-06-04 | 核酸関連物質、dha、アラキドン酸及び コレステロール含有栄養組成物 |
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Country | Link |
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