JP2007067885A - データフレーム処理装置および方法 - Google Patents

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豪 宍戸
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Abstract

【課題】 一部の外部通信ポートに送信輻輳が発生したとき、複雑な処理を伴うことなく、他の外部通信ポートへの影響を低減しつつ輻輳を緩和できるデータフレーム処理装置および方法を提供する。
【解決手段】 送信データフレーム生成部105は、内部通信ポート11または外部通信ポート12、13からのデータフレームに優先度を付与して宛先通信ポートに宛てて送信する。輻輳通知データフレーム生成部107は、外部通信ポート12、13宛の送信データフレームに輻輳が発生すると、その外部通信ポートの識別情報を含む輻輳通知データフレームを生成し、内部通信ポートから送信する。輻輳通知データフレーム解析部103は、他のデータフレーム処理装置から輻輳通知データフレームを受信すると、そこに含まれている識別情報により示される外部通信ポート宛の送信データフレームに付与する優先度を下げる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、データ通信網を構成するデータフレーム処理装置、およびデータ通信網で用いるデータフレーム処理方法に関する。
他のデータ通信網と接続するためのデータフレーム処理装置である複数のラインカードと、それらラインカード間のデータフレームを転送するコア網を構成するスイッチカードとを含むデータ通信網が知られている。ラインカードは、他のデータ通信網と接続する外部通信ポートと、スイッチカードに接続する内部通信ポートとを有している。スイッチカードは、ラインカードの内部通信ポート間のデータフレームを転送する。
この種のデータ通信網では、いずれかの通信ポートにて輻輳が発生することがある。輻輳が発生すると、データフレームの到達が遅れたり、データフレームの過剰な廃棄が起きたりして正常な通信が阻害されるので、従来、輻輳に対する様々な対策技術が提案されている(例えば非特許文献1〜3参照)。
非特許文献1には、イーサネット優先処理機能が開示されている。このイーサネット優先処理機能は、イーサネットスイッチにおいてデータフレーム送信処理に輻輳が発生したとき、データフレームの送信順序を、データフレームの各々が属する優先度クラスに応じて決定する機能である。このイーサネット優先処理機能を用いれば、イーサネットスイッチにて輻輳発生時、低優先クラスに属するデータフレームが優先的に廃棄されることとなる。その廃棄により輻輳が回避され、高優先クラスに属するデータフレームの廃棄を防止することができる。
非特許文献2には、DiffServ機能が開示されている。このDiffServ機能は、IPルータにおいてデータフレーム送信処理に輻輳が発生したとき、データフレームの送信順序を、データフレームの各々が属する優先度クラスに応じて決定する機能である。このDiffServ機能を用いれば、IPルータにて輻輳発生時、低優先クラスに属するデータフレームが優先的に廃棄されることとなる。その廃棄により輻輳が回避され、高優先クラスに属するデータフレームの廃棄を防止することができる。
非特許文献3には、Source Quenchメッセージを用いた輻輳制御機能が開示されている。このSource Quenchメッセージを用いた輻輳制御機能は、IPルータにおいてデータフレーム送信処理に輻輳が発生したとき、輻輳の発生しているIPアドレス宛のデータフレームを選択的にトラヒック制御する機能である。この輻輳制御機能によれば、輻輳を検出したIPルータは、送信元IPアドレスを元に送信元装置に対して、Source Quenchメッセージを送出する。このSource Quenchメッセージは、輻輳の発生している宛先IPアドレス情報を含む輻輳通知メッセージである。そのメッセージを受信した送信元装置が、そのメッセージ内の宛先IPアドレス情報に示されたIPアドレス宛のデータフレームの送信を制限する。その結果、輻輳の発生していない他のIPアドレス宛のデータフレームの廃棄を防止することができる。
IEEE802.1D、"Information technology ――Telecommunications and information exchange between systems ――Local area networks ――Media access conrotrol (MAC) bridges" IETF RFC2475、"An Architecture for Differentiated Services"、S.Blake他、(1998.12) IETF RFC792、"INTERNET CONTROL MESSAGE PROTOCOL DARPA INTERNET PROGRAM PROTOCOL SPECIFICATION"、J.Postel、(1981.9)
一部の外部通信ポートに送信輻輳が発生し、他の外部通信ポートに送信輻輳が発生していない状況では、輻輳の発生していない外部通信ポートから送信すべきデータフレームを廃棄してしまうのを防止することが好ましい。外部通信ポートを有するラインカードと、ラインカード間のデータフレームを転送するスイッチカードとを含むデータ通信網を考えると、一部の外部通信ポートに送信輻輳が発生した状態では、その外部通信ポートを有するラインカードにおいて、その外部通信ポートの送信輻輳が発生することに加え、スイッチカードにおいては、そのラインカードに接続された内部通信ポートにも送信輻輳が発生することが考えられる。
上述したように、非特許文献1、2に開示された優先制御では、データフレームの優先度クラスに応じて送信制御が行われる。一部の外部通信ポートに送信輻輳が発生したときに、この優先制御を行うと、スイッチカードは、輻輳の発生しているラインカードに接続された内部通信ポートにおいて、輻輳の発生している外部通信ポート宛のデータフレームと、他の外部通信ポート宛のデータフレームを区別することなく廃棄することとなる。つまり、一部の外部通信ポートに輻輳が発生したとき、その外部通信ポート宛のデータフレームだけでなく、他の外部通信ポート宛のデータフレームも廃棄されてしまう。
また、上述したように、非特許文献3に開示された輻輳制御では、宛先IPアドレスを元に選択的なトラヒック制御が可能である。一部の外部通信ポートにおける送信輻輳に対して、この輻輳制御を適用する場合、スイッチカードは、輻輳の発生している外部通信ポート宛と、他の外部通信ポート宛とを宛先IPアドレスを元に区別し、輻輳の発生している外部通信ポート宛のデータフレームだけにフレーム廃棄等の制限を加える必要がある。一般的に、同一の送信ポートに送信されるデータフレームには複数の宛先IPアドレスのものが含まれるため、宛先IPアドレスを元に送信ポートを特定する処理は複雑であり、装置のコストアップや負荷の増大につながる。
本発明の目的は、一部の外部通信ポートに送信輻輳が発生したとき、複雑な処理を伴うことなく、他の外部通信ポートへの影響を低減しつつ輻輳を緩和することのできるデータフレーム処理装置および方法を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の装置は、
データフレームを転送するデータ通信網を構成するデータフレーム処理装置であって、
データ通信網の内部にある装置と接続する内部通信ポートと、
データ通信網の外部にある装置と接続する外部通信ポートと、
自身の外部通信ポートから受信したデータフレームについて、予め定められたルールに基づいて優先度と宛先外部通信ポートを特定し、そのデータフレームにその優先度を付与して送信データフレームを生成し、宛先外部通信ポートに宛てて内部通信ポートから送信する送信データフレーム生成部と、
自身の外部通信ポート宛として受信したデータフレームに輻輳が発生すると、輻輳の発生した外部通信ポートの識別情報を含む輻輳通知データフレームを生成し、内部通信ポートから他のデータフレーム処理装置に送信する輻輳通知データフレーム生成部と、
内部通信ポートにて他のデータフレーム処理装置から輻輳通知データフレームを受信すると、その輻輳通知データフレームを解析し、そこに含まれている識別情報により示される、他のデータフレーム処理装置の外部通信ポート宛として送信するデータフレームに付与する優先度を下げる輻輳通知データフレーム解析部と、
を有している。
本発明によれば、データフレーム処理装置は、データ通信網の外部に接続された外部通信ポートのいずれかに送信輻輳が発生すると、その外部通信ポートの輻輳を他のデータフレーム処理装置に通知する。また、データフレーム処理装置は、輻輳の通知を受けたとき、輻輳の発生したデータフレーム処理装置の輻輳の発生した外部通信ポート宛の送信データフレームに付与する優先度を下げる。そのため、データ通信網を構成するいずれかのデータフレーム処理装置にて一部の外部通信ポートに送信輻輳が発生したとき、複雑な処理を伴うことなく、輻輳の発生した外部通信ポート宛のデータフレームを優先的に廃棄し、他の外部通信ポートへの影響を低減することができる。
また、輻輳通知データフレーム解析部は、輻輳通知データフレームを受信すると、識別情報により示される、他のデータフレーム処理装置の外部通信ポート宛として送信するデータフレームに付与する優先度を、他の外部通信ポート宛として送信するデータフレームに付与する優先度よりも低く設定することとしてもよい。
これによれば、輻輳の通知を受けたデータフレーム処理装置は、輻輳の発生したデータフレーム処理装置の輻輳の発生した外部通信ポート宛のデータフレームの優先度を、他の外部通信ポート宛のデータフレームより低く設定するので、他の外部通信ポート宛のデータフレームの廃棄を防止することができる。
また、送信データフレーム生成部が送信データフレームを生成してバッファリングしたとき、輻輳の有無を判定する輻輳判定部をさらに有することとしてもよい。
これによれば、データフレーム処理装置は、送信データフレームをバッファリングしたときに、輻輳の有無を判定するので、バッファのキュー長の変化に応じた優先度の制御を行うことができる。
また、データ通信網にMPLSによる転送方式を用い、送信データフレームの宛先外部通信ポートが一意に決まるようにMPLSラベルを付与しておき、輻輳の発生した外部通信ポートの識別情報としてMPLSラベルを使用することとしてもよい。
本発明によれば、データ通信網を構成するいずれかのデータフレーム処理装置にて一部の外部通信ポートに送信輻輳が発生したとき、複雑な処理を伴うことなく、輻輳の発生した外部通信ポート宛のデータフレームを優先的に廃棄し、他の外部通信ポートへの影響を低減することができる。
本発明を実施するための形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態によるデータ通信網の構成を示すブロック図である。図1を参照すると、本実施形態のデータ通信網は、イーサネット網N1およびデータフレーム処理装置1〜3で構成されている。本実施形態のデータ通信網の外部にはIP網N2〜N7が接続されている。
データフレーム処理装置1は、通信ポート11にて、イーサネット網N1に接続されている。同様に、データフレーム処理装置2は、通信ポート21にてイーサネット網N1に接続され、データフレーム処理装置3は、通信ポート31にてイーサネット網N1に接続されている。
データフレーム処理装置1は、イーサネット網N1に接続された通信ポート11以外に、IP網N2に接続された通信ポート12とIP網N3に接続された通信ポート13とを有している。同様に、データフレーム処理装置2は、イーサネット網N1に接続された通信ポート21以外に、IP網N4に接続された通信ポート22とIP網N5に接続された通信ポート23とを有している。データフレーム処理装置3は、イーサネット網N1に接続された通信ポート31以外に、IP網N6に接続された通信ポート32とIP網N7に接続された通信ポート33とを有している。
次に、データフレーム処理装置1〜3の構成について説明する。データフレーム処理装置1〜3は同様の構成を有しているので、ここでは、データフレーム処理装置1について説明する。
図2は、データフレーム処理装置の構成を示すブロック図である。図2を参照すると、データフレーム処理装置1は、通信ポート11〜13、データフレーム送受信部101、輻輳通知データフレーム受信判定部102、輻輳通知データフレーム解析部103、送信先通信ポート解決部104、送信データフレーム生成部105、送信先通信ポート毎輻輳判定部106、輻輳通知データフレーム生成部107、送信先通信ポート解決テーブル108、および優先度クラス設定テーブル109を有している。
通信ポート11〜13は、それぞれイーサネット網N1、IP網N2、N3からデータフレームを受信し、データフレーム送受信部101に転送する。また、通信ポート11〜13は、データフレーム送受信部101からデータフレームを受信し、それぞれイーサネット網N1、IP網N2、N3に転送する。
データフレーム送受信部101は、通信ポート11〜13からデータフレームを受信し、輻輳通知データフレーム受信判定部102に転送する。また、データフレーム送受信部101は、送信データフレーム生成部105および輻輳通知データフレーム生成部107からデータフレームを受信し、そのデータフレームに含まれる送信先通信ポート識別情報に基づいて通信ポート11〜13のいずれかへ転送する。
輻輳通知データフレーム受信判定部102は、データフレーム送受信部101からデータフレームを受信すると、それが輻輳通知データフレームか否か判定する。図6は、輻輳通知データフレームの構造例を示す図である。図6を参照すると、輻輳通知データフレームには、タイプフィールド、MAC制御命令、輻輳発生通信ポート識別情報が格納されている。これらのフィールドを参照して輻輳通知データフレームを識別することができる。
そして、その受信したデータフレームが輻輳通知データフレームであれば、輻輳通知データフレーム受信判定部102は、そのデータフレームを輻輳通知データフレーム解析部103に転送する。また、受信したデータフレームが輻輳通知データフレームでなければ、輻輳通知データフレーム受信判定部102は、そのデータフレームを送信先通信ポート解決部104に転送する。
輻輳通知データフレーム解析部103は、輻輳通知データフレーム受信判定部102から輻輳通知データフレームを受信すると、それを解析して輻輳発生通信ポート識別情報を取得し、その輻輳発生通信ポート宛のデータフレームの優先度クラスを下げる。ここでは、輻輳発生通信ポート宛のデータフレームの優先度クラスを、他のデータフレームの優先度クラスより低くするように、優先度クラス設定テーブル109に設定すればよい。優先度クラス設定テーブル109には、宛先外部通信ポートを含むパケット分類子とそれに対応する優先度クラスの組からなる予め定められた情報が格納される。輻輳通知データフレーム解析部103は、取得した輻輳発生通信ポート識別情報により示される外部通信ポートを宛先外部通信ポートとするパケット分類子に対応する優先度クラスを、他のパケット分類子に対応する優先度クラスよりも低く変更すればよい。
送信先通信ポート解決部104は、輻輳通知データフレーム受信判定部102からデータフレームを受信し、そのデータフレームに含まれる宛先IPアドレス情報をキーにして送信先通信ポート解決テーブル108を検索する。そして、送信先通信ポート解決部104は、その宛先IPアドレス情報に対応する送信先通信ポート識別情報を取得し、受信したデータフレームに付与して送信データフレーム生成部105に転送する。
送信データフレーム生成部105は、送信先通信ポート解決部104からデータフレームを受信し、そのデータフレームに対して適切な優先度クラスと送信先の情報を付与することにより送信データフレームを生成し、データフレーム送受信部101に転送する。その際、送信データフレーム生成部105は、優先度クラス設定テーブル109の内容に従って優先度クラスを付与する。また、送信データフレーム生成部105は、受信したデータフレームに含まれている送信先通信ポートの種別に合わせて送信先の情報を生成する。送信先通信ポートがイーサネット網N1の場合には正しいイーサネットヘッダを付与する。
送信先通信ポート毎輻輳判定部106は、データフレーム送受信部101の送信バッファにおける送信先通信ポート毎のキュー長を測定し、そのキュー長が所定の閾値を越えているか否か判定する。閾値を越えている通信ポートがあれば、送信先通信ポート毎輻輳判定部106は、その通信ポートに輻輳が発生していると判断し、その通信ポートの識別情報を輻輳発生通信ポート識別情報として輻輳通知データフレーム生成部107に通知する。
輻輳通知データフレーム生成部107は、送信先通信ポート毎輻輳判定部106から輻輳発生通信ポート識別情報を受信し、その情報を元に輻輳通知データフレームを生成し、そのデータフレームをデータフレーム送受信部101に送る。
次に、データフレーム処理装置1〜3の動作について説明する。データフレーム処理装置1〜3の動作は同様なので、ここではデータフレーム処理装置1について説明する。
図3は、データフレーム処理装置のデータフレーム受信時の動作を示すフローチャートである。図3を参照すると、データフレーム処理装置1は、送信先通信ポート解決テーブル108および優先度クラス設定テーブル109に予め所定の設定をしている(ステップ201)。その状態でデータフレームを受信すると(ステップ202)、データフレーム処理装置1は、それが輻輳通知データフレームか否か判定する(ステップ203)。
輻輳通知データフレームでなければ、データフレーム処理装置1は、そのデータフレームに含まれている宛先IPアドレス情報をキーにして送信先通信ポート解決テーブル108を検索し、送信先通信ポート識別情報を取得する(ステップ204)。
次に、データフレーム処理装置1は、送信先通信ポートの種別に合わせて送信データフレームを生成し(ステップ205)、バッファリングする(ステップ206)。
そのデータフレームの送信の順番がくると、データフレーム処理装置1は、バッファリングしておいたデータフレームに優先度クラスを付与し(ステップ207)、送信先通信ポート識別情報に示された通信ポートに送信し(ステップ208)、ステップ202に戻る。
ステップ202にて受信したデータフレームがステップ203にて輻輳通知データフレームであると判定されると、データフレーム処理装置1は、その輻輳通知データフレームを解析して輻輳発生通知ポート識別情報を取得する(ステップ209)。そして、データフレーム処理装置1は、取得した輻輳発生通知ポート識別情報に示された通信ポート宛のデータフレームの優先度クラスに新たな値を設定し(ステップ210)、ステップ202に戻る。輻輳発生通知ポート宛のデータフレームの優先度クラスの新たな値は、他の通信ポート宛のデータフレームの優先度クラスよりも低い値とされる。
これにより、データフレーム処理装置1は、他の通信ポート宛に転送すべきデータフレームを適切な宛先に転送し、いずれかの通信ポートにて輻輳が発生したことを輻輳通知データフレームにより知ると、その通信ポート宛のデータフレームの優先度クラスを変更することができる。
図4は、データフレーム処理装置の輻輳通知データフレーム送信の動作を示すフローチャートである。この輻輳通知データフレーム送信動作は、例えば図3のステップ206にてデータフレームをバッファリングしたときに行えばよい。バッファリングによりキュー長に変化が生じるからである。
図4を参照すると、まず、データフレーム処理装置1は、送信先通信ポート毎のキュー長を測定する(ステップ301)。そして、データフレーム処理装置1は、キュー長が閾値を超えている通信ポートがあるか否か判定する(ステップ302)。
キュー長が閾値を越えている通信ポートあれば、データフレーム処理装置1は、輻輳発生通信ポート識別情報を含む輻輳通知データフレームを生成し(ステップ303)、バッファリングする(ステップ304)。そして、データフレーム処理装置1は、そのバッファリングしておいたデータフレームに優先度クラスを付与し(ステップ305)、イーサネット網N1に接続された通信ポートから送信する(ステップ306)。そして、データフレーム処理装置1は、処理を終了して次回の輻輳通知データフレーム送信動作のためにステップ301に戻る。
一方、ステップ302にてキュー長が閾値を越えている通信ポートがなければ、データフレーム処理装置1は、そのまま処理を終了し、次回の輻輳通知データフレーム送信動作のためにステップ301に戻る。
次に、本実施形態の具体的な動作例について説明する。図5は、本実施形態の動作例を説明するための図である。図5において、データフレーム処理装置1の各通信ポート11、12、13の最大帯域がそれぞれ2Gbps、1Gbps、1Gbpsであるとする。また、データフレーム処理装置2の通信ポート21の最大帯域が2Gbpsであり、データフレーム処理装置3の通信ポート31の最大帯域が2Gbpsであるとする。優先度クラスには、高優先、中優先、低優先の3段階があるとする。イーサネット網N1は、スイッチカードN1aで構成されているものとする。データフレーム処理装置2、3が送信するデータフレームはスイッチカードN1aの各受信ポートに入力される。
動作例の初期状態として、データフレーム処理装置2は、通信ポート12宛のデータフレームを中優先の優先度クラス、0.8Gbpsのトラヒックレートで送信し、通信ポート13宛のデータフレームを中優先の優先度クラス、0.45Gbpsのトラヒックレートで送信している。また、データフレーム処理装置3は、通信ポート12宛のデータフレームを中優先の優先度クラス、0.8Gbpsのトラヒックレートで送信し、通信ポート13宛のデータフレームを中優先の優先度クラス、0.45Gbpsのトラヒックレートで送信している。
この状態では、スイッチカードN1aの送信ポートに2.5Gbpsのトラヒックが集まるので輻輳が発生する。初期状態では、全てのデータフレームは同じ優先度クラスなのでデータフレームは公平に廃棄されることとなる。その結果、データフレーム処理装置1は、通信ポート12宛のデータフレームを1.28Gbpsのトラヒックレートで受信し、通信ポート13宛のデータフレームを0.72Gbpsのトラヒックレートで受信することとなる。さらに、通信ポート12では最大帯域の1Gbpsを越えたデータフレームが来るので、データフレーム処理装置1の通信ポート12の送信キュー長が閾値を越えることとなる。
通信ポート12の送信キュー長が閾値を越えると、データフレーム処理装置1は、通信ポート12を示す輻輳通信ポート識別情報を格納した輻輳通知データフレームを生成し、データフレーム処理装置2、3に送信する。
その輻輳通知データフレームを受信したデータフレーム処理装置2、3は、通信ポート12宛のデータフレームの優先度クラスを低優先に変更する。その結果、スイッチカードの送信ポートでは、通信ポート12宛のデータフレームが優先的に廃棄される。そのため、データフレーム処理装置1には通信ポート12宛のデータフレームが1.1Gbpsのトラヒックレートで、通信ポート13宛のデータフレームが0.9Gbpsのトラヒックレートで受信される。データフレーム処理装置1では、輻輳の発生している通信ポート12宛のデータフレームのみを廃棄し、輻輳の発生していない通信ポート13宛のデータフレームを廃棄するのが防止される。
以上説明したように、本実施形態によれば、データフレーム処理装置は、データ通信網の外部に接続された通信ポートのいずれかに送信輻輳が発生すると、その通信ポートの輻輳を他のデータフレーム処理装置に通知し、他のデータ処理装置は、その通知を受けると、輻輳の発生したデータフレーム処理装置の輻輳の発生した通信ポート宛の送信データフレームに付与する優先度を下げるので、一部の通信ポートに送信輻輳が発生したとき、複雑な処理を伴うことなく、輻輳の発生した通信ポート宛のデータフレームを優先的に廃棄し、他の通信ポートへの影響を低減することができる。
また、輻輳の通知を受けたデータフレーム処理装置は、輻輳の発生したデータフレーム処理装置の輻輳の発生した通信ポート宛のデータフレームの優先度を、他の通信ポート宛のデータフレームより低く設定するので、他の通信ポート宛のデータフレームの廃棄を防止することができる。
また、データフレーム処理装置は、送信データフレームをバッファリングしたときに輻輳の有無を判定するので、バッファのキュー長の変化に応じた優先度の制御を行うことができる。
なお、コア網にMPLS(Multi-Protocol Label Switching)を使用し、そのデータフレームの宛先となるMPLSラベルをデータフレームに付与する通信ネットワークにおいても本発明は適用できる。データフレームの宛先となる通信ポートが一意に決まるようにMPLSラベルを付与し、そのMPLSラベルを輻輳発生通信ポート識別情報として用いればよい。
また、輻輳通知データフレームにより優先度クラスを変更しておく継続時間を設定可能とし、それが経過すると、データフレーム処理装置1は変更していた優先度クラスを元に戻すこととしてもよい。例えば、図6にあるように、輻輳通知データフレームにその継続時間を指示するフィールドを設けることとしてもよい。
本発明の一実施形態によるデータ通信網の構成を示すブロック図である。 データフレーム処理装置の構成を示すブロック図である。 データフレーム処理装置のデータフレーム受信時の動作を示すフローチャートである。 データフレーム処理装置の輻輳通知データフレーム送信の動作を示すフローチャートである。 本実施形態の動作例を説明するための図である。 輻輳通知データフレームの構造例を示す図である。
符号の説明
1〜3 データフレーム処理装置
11〜13、21〜23、31〜33通信ポート
101 データフレーム送受信部
102 輻輳通知データフレーム受信判定部
103 輻輳通知データフレーム解析部
104 送信先通信ポート解決部
105 送信データフレーム生成部
106 送信先通信ポート毎輻輳判定部
107 輻輳通知データフレーム生成部
108 送信先通信ポート解決テーブル
109 優先度クラス設定テーブル
201〜210、301〜306 ステップ
N1 イーサネット網
N2〜N7 IP網

Claims (8)

  1. データフレームを転送するデータ通信網を構成するデータフレーム処理装置であって、
    前記データ通信網の内部にある装置と接続する内部通信ポートと、
    前記データ通信網の外部にある装置と接続する外部通信ポートと、
    自身の前記外部通信ポートから受信したデータフレームについて、予め定められたルールに基づいて優先度と宛先外部通信ポートを特定し、該データフレームに該優先度を付与して送信データフレームを生成し、前記宛先外部通信ポートに宛てて前記内部通信ポートから送信する送信データフレーム生成部と、
    自身の前記外部通信ポート宛として受信したデータフレームに輻輳が発生すると、輻輳の発生した該外部通信ポートの識別情報を含む輻輳通知データフレームを生成し、前記内部通信ポートから他のデータフレーム処理装置に送信する輻輳通知データフレーム生成部と、
    前記内部通信ポートにて他のデータフレーム処理装置から輻輳通知データフレームを受信すると、該輻輳通知データフレームを解析し、そこに含まれている識別情報により示される、前記他のデータフレーム処理装置の外部通信ポート宛として送信するデータフレームに付与する優先度を下げる輻輳通知データフレーム解析部と、
    を有するデータフレーム処理装置。
  2. 前記輻輳通知データフレーム解析部は、前記輻輳通知データフレームを受信すると、前記識別情報により示される、前記他のデータフレーム処理装置の外部通信ポート宛として送信するデータフレームに付与する優先度を、他の外部通信ポート宛として送信するデータフレームに付与する優先度よりも低く設定する、請求項1に記載のデータフレーム処理装置。
  3. 前記送信データフレーム生成部が前記送信データフレームを生成してバッファリングしたとき、輻輳の有無を判定する輻輳判定部をさらに有する、請求項1または2に記載のデータフレーム処理装置。
  4. 前記データ通信網にMPLSによる転送方式を用い、送信データフレームの宛先外部通信ポートが一意に決まるようにMPLSラベルを付与しておき、輻輳の発生した外部通信ポートの前記識別情報として前記MPLSラベルを使用する、請求項1から3のいずれか1項に記載のデータフレーム処理装置。
  5. データ通信網の内部にある装置と接続する内部通信ポートと、前記データ通信網の外部にある装置と接続する外部通信ポートと、前記外部通信ポートから受信したデータフレームについて予め定められたルールに基づいて優先度と宛先外部通信ポートを特定し、該データフレームに該優先度を付与して送信データフレームを生成し、前記宛先外部通信ポートに宛てて送信する送信データフレーム生成部とを有する複数のデータフレーム処理装置を備えたデータ通信網におけるデータフレーム処理方法であって、
    第1のデータフレーム処理装置が、自身の外部通信ポート宛として受信したデータフレームに輻輳が発生すると、輻輳の発生した該外部通信ポートの識別情報を含む輻輳通知データフレームを生成し、前記内部通信ポートから送信するステップと、
    第2のデータフレーム処理装置が、前記内部通信ポートにて、前記第1のデータフレーム処理装置からの輻輳通知データフレームを受信するステップと、
    前記第2のデータフレーム処理装置が、前記第1のデータフレーム処理装置から受信した前記輻輳通知データフレームを解析し、そこに含まれている識別情報により示される、前記第1のデータフレーム処理装置の外部通信ポート宛として送信するデータフレームに付与する優先度を下げるステップとを有するデータフレーム処理方法。
  6. 前記第2のデータフレーム処理装置は、前記輻輳通知データフレームを受信すると、前記識別情報により示される、前記他のデータフレーム処理装置の外部通信ポート宛として送信するデータフレームに付与する優先度を、他の外部通信ポート宛として送信するデータフレームに付与する優先度よりも低く設定する、請求項5に記載の方法。
  7. 前記第1のデータフレーム処理装置は、前記送信データフレームを生成してバッファリングしたときに輻輳の有無を判定する、請求項5または6に記載の方法。
  8. 前記データ通信網にMPLSによる転送方式を用い、送信データフレームの宛先外部通信ポートが一意に決まるようにMPLSラベルを付与しておき、輻輳の発生した外部通信ポートの前記識別情報として前記MPLSラベルを使用する、請求項5から7のいずれか1項に記載の方法。
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