JP4669454B2 - データフレーム中継装置、およびデータ通信網における輻輳制御方法 - Google Patents

データフレーム中継装置、およびデータ通信網における輻輳制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4669454B2
JP4669454B2 JP2006230626A JP2006230626A JP4669454B2 JP 4669454 B2 JP4669454 B2 JP 4669454B2 JP 2006230626 A JP2006230626 A JP 2006230626A JP 2006230626 A JP2006230626 A JP 2006230626A JP 4669454 B2 JP4669454 B2 JP 4669454B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication port
data frame
congestion
transmission
frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006230626A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008054199A (ja
Inventor
貴文 濱野
道宏 青木
幸司 杉園
賢太郎 小川
愼一郎 茶木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2006230626A priority Critical patent/JP4669454B2/ja
Publication of JP2008054199A publication Critical patent/JP2008054199A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4669454B2 publication Critical patent/JP4669454B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Description

本発明は、データ通信網における輻輳制御方法ならびに輻輳制御機能を有するデータフレーム処理装置に関するものである。
データ通信網における輻輳制御方法として、データ通信網を構成するデータフレーム処理装置においてデータフレーム処理輻輳発生時に、データフレーム送信元のデータフレーム処理装置にトラッヒック制御の指示をしてフレーム廃棄を回避する方法が従来より知られている。
非特許文献1に示されるPAUSE機能は、レイヤ2スイッチまたはエンドステーションのデータフレーム処理輻輳時のフレーム廃棄の抑止を目的とする。PAUSE機能を用いれば、トラヒックの受信側のスイッチでデータフレーム処理輻輳を検出した場合に、前記受信側スイッチが、トラヒックの送信側のスイッチまたはエンドステーションに対してPAUSEフレームを送信し、PAUSEフレームを受信した前記データフレーム送信側装置は、データフレームの送信を停止する。これにより、送信側装置の送信レートが受信側装置の輻輳状況に応じて制限されるため、受信側スイッチにおけるデータフレーム処理輻輳状態を回避することができる。
非特許文献2に示されるSource Quenchメッセージを用いた輻輳制御機能は、IPルータにおいてデータフレーム送信処理輻輳時、輻輳に寄与している特定のIPアドレス宛てのデータフレームを選択的にトラヒック制御することを目的とする。該機能を用いれば、データフレーム処理輻輳を検出したIPルータは、送信元IPアドレスを元に送信元装置に対して、Source Quenchメッセージと呼ばれる、輻輳に寄与している宛先IPアドレス情報を含む輻輳通知メッセージを送出し、該メッセージを受信した送信元装置が、該メッセージ内の宛先IPアドレス宛てデータフレームの送出レートを制限する。これにより、IPルータにおいてデータフレーム送信処理輻輳時、輻輳に寄与していないIPアドレス宛てのデータフレーム廃棄を防止することができる。
非特許文献3に示されるExplicit Congestion Notification(ECN)メッセージを用いた輻輳制御機能は、IPルータにおいてデータフレーム送信処理輻輳時、輻輳に寄与しているTCP(Transmission Control Protocol)コネクションに属するデータフレームを選択的にトラヒック制御することを目的とする。該機能を用いれば、データフレーム処理輻輳を検出したIPルータは、輻輳に寄与しているTCPコネクションのデータにECNビットを付加し、該データを受信したTCPコネクションの受信側エンドポイントは、送信側エンドポイントへの送信データに同様にECNビットを付加し、該データを受信したTCPコネクションの送信側エンドポイントにおいて、該TCPコネクションに属するデータの送信レートを制限する。これにより、IPルータにおいてデータフレーム送信処理輻輳時、輻輳に寄与していないTCPコネクションに属するデータフレーム廃棄を防止することができる。
IEEE802.3、"IEEE Standard for information technology−−Telecommunications and information exchange between systems−−Local and metropolitan are a networks−−Specific requirements−−Part3: Carrier Sense Multiple Access with Collision Detection (CSMA/CD) Access Method and Physical Layer Specifications" (Annex 31B 「MAC Control PAUSE operation」)(http://standards.ieee.org/getieee802/download/802.3−2005_section2.pdfのp.763〜772) IETF RFC792、"INTERNET CONTROL MESSAGE PROTOCOL DARPA INTERNET PROGRAM PROTOCOL SPECIFICATION"、J.Postel、(1981.9)、http://www.ietf.org/rfc/rfc792.txt?number=792 IETF RFC3168、"The Addition of Explicit Congestion Notification (ECN) to IP"、K.Ramakrishnan、(2001.9)、http://www.ietf.org/rfc/rfc3168.txt?number=3168
データ通信網を構成するデータフレーム中継装置の一部の通信ポートのみで送信輻輳が発生し、その他の通信ポートでは送信輻輳が発生していない状況では、データ通信網内において、輻輳が発生していない通信ポート宛てデータフレーム転送のフレーム廃棄を防止することが望ましい。
非特許文献1に示されるPAUSE機能を用いた輻輳制御では、PAUSEを受信したカードは、輻輳発生通信ポートを収容するデータフレーム中継装置向けに転送するフレームの送信をすべて停止するため、輻輳が発生していない通信ポート宛てデータフレーム転送のフレームも廃棄される。
非特許文献2に示されるSource Quenchメッセージを用いた輻輳制御では、Source Quenchメッセージを受信したカードは、宛先IPアドレスを用いてトラヒック制御すべきフレームを識別する。一般的に、輻輳発生通信ポートが1つでも、その通信ポートに送信するデータフレームは多数の宛先IPアドレスを含むため、トラヒック制御すべきIPアドレスを複数通知する必要があり、トラヒック制御が複雑になる。
非特許文献3に示されるECNメッセージを用いた輻輳制御では、TCPコネクションを用いたデータに対してのみ輻輳制御されるため、UDP(User Datagram Protocol)などの他のトラヒックに対する輻輳制御ができない。
本発明の目的は、一部の外部通信ポートのみ輻輳が発生し、その他の外部通信ポートでは輻輳が発生していない状況で、輻輳が発生していない通信ポートから送信されるデータフレームの廃棄を防止することができ、また輻輳が発生した通信ポートに送信されるデータフレームの最終送信先が多数であり、その特定に多くのフロー識別子の指定が必要な状況で、輻輳発生通信ポートあたり1組のアドレス情報とアドレスマスク情報を用いて該データフレームを特定することができる輻輳制御方法ならびに輻輳制御機能を有するデータフレーム処理装置を提供することにある。
本発明によるデータフレーム処理装置は、輻輳制御を行う対象のデータ通信網のエッジに配備され、外部のデータ通信網と接続する通信ポート(外部通信ポート)を持つデータフレーム中継装置(ラインカード)ある。
本発明によるラインカードは、1つ以上のポートと、最終の送信先であるラインカードの送信先通信ポートに対応する送信先通信ポート識別アドレス情報をフレームに付加してフレーム送信する手段と、輻輳通知データフレーム受信時に該輻輳通知データフレームに書かれている送信先通信ポート識別アドレス情報およびアドレスマスク情報を取得する手段と、取得したアドレスマスク情報を用いて、取得した送信先通信ポート識別アドレス情報とフレームに付加された送信先通信ポート識別アドレス情報とを比較して一致するフレームに対し、フレームの送出レート制限ないしは送出停止ないしは送信優先度変更を行う手段と、を有する。
本発明による輻輳制御方法は、ラインカードにおいて、送信先ラインカードの送信先外部通信ポートに対応する送信先通信ポート識別アドレス情報をフレームに付加してフレームする手順と、ラインカードないしはスイッチカードにおいて、ポート単位に送信輻輳の発生を検出する手順と、ラインカードないしはスイッチカードにおいて、送信輻輳発生時に、輻輳発生ポートに送信するフレームに書かれている送信先通信ポート識別アドレス情報と、自装置にあらかじめ設定されたアドレスマスク情報とを含む輻輳通知データフレームを生成してラインカードに通知する手順と、ラインカードにおいて、輻輳通知データフレームの受信時に該輻輳通知データフレームに書かれている送信先通信ポート識別アドレス情報およびアドレスマスク情報を取得する手順と、ラインカードにおいて、取得したアドレスマスク情報を用いて、取得した送信先通信ポート識別アドレス情報とフレームに付加されているポート識別アドレス情報とを比較して一致するフレームに対し、フレームの送出レート制限ないしは送出停止ないしは送信優先度変更を行う手順と、を有する。
ラインカードあるいはスイッチカードにおいて送信輻輳が発生した時、輻輳発生ポートを識別するアドレス情報とアドレスマスク情報が、トラヒック送信元のラインカードに通知される。ここで、データ通信網のトポロジに対応したアドレスをあらかじめ外部通信ポートに割り当てておき、そのアドレス情報とアドレスマスク情報を組み合わせた際に、輻輳発生ポートから送信されるすべてのトラヒックを、1組のアドレス情報とアドレスマスク情報で指定可能としておき、輻輳通知データフレームを受信したラインカードは、輻輳発生通信ポートから送信されるトラヒックのみを選択的にトラヒック制御する。これにより、輻輳が発生していない通信ポートから送信されるトラヒックのフレーム廃棄を防止することが可能となる。
本発明は、下記のような効果がある。
・一部の外部通信ポートのみ輻輳が発生し、その他の外部通信ポートでは輻輳が発生していない状況で、輻輳が発生していない通信ポートから送信されるデータフレームの廃棄を防止することができる。
・輻輳が発生した通信ポートに送信されるデータフレームの最終送信先が多数であり、その特定に多くのフロー識別子の指定が必要な状況で、輻輳発生通信ポートあたり1組のアドレス情報とアドレスマスク情報を用いて該データフレームを特定することができる。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態のデータフレーム処理装置のブロック図である。
図1を参照すると、本実施形態のデータフレーム処理装置はラインカード1、2、3とスイッチカード4から構成される。ラインカード1、2、3はそれぞれ通信ポート11、21、31を介してスイッチカード4の通信ポート41、42、43に接続される。ラインカード1は、通信ポート12を介してIP網N1と接続され、通信ポート13を介してIP網N2と接続される。ラインカード2は、通信ポート22を介してIP網N3と接続され、通信ポート23を介してIP網N4と接続される。ラインカード3は、通信ポート32を介してIP網N5と接続され、通信ポート33を介してIP網N6と接続される。
図2はスイッチカード4の一構成例を示している。スイッチカード4は、通信ポート41、42、43と、データフレーム送受信部101と、送信先通信ポート毎輻輳判定部102と、輻輳通知データフレーム生成部103と、アドレスマスク情報設定テーブル104から構成されている。
通信ポート41、42、43は、それぞれラインカード1、2、3から受信したデータフレームをデータフレーム送受信部101に転送し、データフレーム送受信部101から受信したデータフレームを、それぞれラインカード1、2、3に転送する。
データフレーム送受信部101は、通信ポート41、42、43から受信したデータフレームの送信先通信ポートを決定し、それに基づき通信ポート41、42、43にデータフレームを送信する。
送信先通信ポート毎輻輳判定部102は、データフレーム送受信部101の送信バッファにおける送信先通信ポート毎のキュー長を周期的に(例えばT秒ごとに)を測定し、該キュー長が定められた閾値を超えているかどうかを判定する。閾値を超えている通信ポートが存在する場合、その通信ポートに対応するキュー内のフレームに記述された送信先通信ポート識別アドレス情報を輻輳通知データフレーム生成部103に通知する。
輻輳通知データフレーム生成部103は、送信先通信ポート毎輻輳判定部102から受信した送信先通信ポート識別アドレス情報および、アドレスマスク情報設定テーブル104に設定されたアドレスマスク情報をもとに輻輳通知データフレームを生成し、該データフレームをデータフレーム送受信部101に転送する。
ここで、図6を用いて、輻輳通知データフレーム生成部103が生成する輻輳通知データフレームを説明する。図6は、本実施の形態の輻輳通知データフレームを例示した図である。図6に示すように、輻輳通知データフレームは、プリアンブル301、フレーム開始デリミタ302、宛先MAC(Media Access Control)アドレス303、送信元MACアドレス304、タイプフィールド305、MAC制御命令306、ポート識別アドレス情報307、アドレスマスク情報308、トラヒック制御持続時間309、パディング310、フレームチェックシーケンス311を含む。トラヒック制御持続時間309に設定する値として、キュー長測定周期(T秒)を用いることができる。
ここで、表1を用いてアドレスマスク情報設定テーブル104を説明する。表1に示すように、アドレスマスク情報設定テーブル104には、アドレスマスク情報が1つ格納される。アドレスマスク情報308に設定する値として、この情報を用いる。
Figure 0004669454
図3はラインカード1の一構成例を示している。ラインカード1は、通信ポート11、12、13と、データフレーム送受信部101と、送信先通信ポート毎輻輳判定部102と、輻輳通知データフレーム生成部103と、アドレスマスク情報設定テーブル104と、輻輳通知データフレーム受信判定部105と、輻輳通知データフレーム解析部106と、送信先通信ポート識別アドレス付加部107と、送信先通信ポート識別アドレス解決テーブル108と、トラヒック制御設定テーブル109から構成されている。
通信ポート11、12、13は、それぞれスイッチカード4、IP網N1、IP網N2から受信したフレームをデータフレーム送受信部101に転送し、データフレーム送受信部101から受信したフレームを、それぞれスイッチカード4、IP網N1、IP網N2に転送する。
データフレーム送受信部101は、通信ポート11、12、13から受信したフレームを輻輳通知データフレーム受信判定部105に転送し、送信先通信ポート識別アドレス付加部107から受信したフレームを、該受信フレームに含まれる送信先通信ポート識別情報に基づき、通信ポート11、12、13のいずれかへ転送する。また、トラヒック制御設定テーブル109の内容に基づき、トラヒック制御対象のトラヒックに対してレートリミットを実行する。
送信先通信ポート毎輻輳判定部102は、データフレーム送受信部101の送信バッファにおける送信先通信ポート毎のキュー長を周期的に(例えばT秒ごとに)測定し、該キュー長が定められた閾値を超えているかどうかを判定する。閾値を超えている通信ポートが存在する場合、そのポートに対応するキュー内のフレームに記述されたポート識別アドレス情報を輻輳通知データフレーム生成部103に通知する。
輻輳通知データフレーム生成部103は、送信先通信ポート毎輻輳判定部102から受信した送信先通信ポート識別アドレス情報および、アドレスマスク情報設定テーブル104に設定されたアドレスマスク情報をもとに輻輳通知データフレームを生成し、該データフレームをデータフレーム送受信部101に転送する。
輻輳通知データフレーム受信判定部105は、データフレーム送受信部101から受信したデータフレームが輻輳通知データフレームかどうか判定し、輻輳通知データフレームであった場合、受信フレームを輻輳通知データフレーム解析部106に転送し、輻輳通知データフレームでなかった場合、受信フレームを送信先通信ポート識別アドレス付加部107に転送する。
輻輳通知データフレーム解析部106は、輻輳通知データフレーム受信判定部105から受信した輻輳通知データフレームを解析して送信先通信ポート識別アドレス情報とアドレスマスク情報とトラヒック制御持続時間情報を取得し、取得したアドレスマスク情報を用いて、取得した送信先通信ポート識別アドレス情報と送信先通信ポート識別アドレス付加部107において付加された送信先通信ポート識別アドレス情報とを比較して一致するデータフレームの送信をそのトラヒック制御持続時間だけトラヒック制御するよう、トラヒック制御設定テーブル109に、送信先通信ポート識別アドレスとアドレスマスク情報とトラヒック制御終了時刻情報の組を設定する。トラヒック制御設定テーブル109に設定されたエントリの中で、トラヒック制御終了時刻が現時刻より前であるエントリは排除する。
送信先通信ポート識別アドレス付加部107は、輻輳通知データフレーム受信判定部105から受信したデータフレームに対し、受信データフレームに含まれる宛先IPアドレス情報をキーにして送信先通信ポート識別アドレス解決テーブル108を検索して送信先通信ポート識別アドレスを取得し、そのアドレスを受信データフレームに付加する。また、該受信パケットに含まれる送信先通信ポートの種別にあわせて送信データフレームを生成し、該送信データフレームをデータフレーム送受信部101に転送する。例えば、送信先通信ポートがイーサネットポートの場合には、正しいイーサネットヘッダを付加する。
ここで、表2を用いて送信先通信ポート識別アドレス解決テーブル108を説明する。表2に示すように、送信先通信ポート識別アドレス解決テーブル108は、データフレームの宛先IPアドレスに、そのIPアドレス宛のデータフレームを送信する時の送信先データフレーム処理装置の通信ポート識別アドレスを示したものである。例えば、宛先IPアドレス「192.168.1.0/24」のデータフレームを受信した時は、送信先通信ポート識別アドレスとして「1000B」を送信フレームに付加する。
Figure 0004669454
ここで、表3を用いてトラヒック制御設定テーブル109を説明する。表3に示すように、トラヒック制御設定テーブル109は、送信先通信ポート識別アドレス情報とアドレスマスクと、そのアドレスにマッチするトラヒックに対してトラヒック制御をおこなう終了時刻を示したものである。例えば、送信先通信ポート識別アドレス情報「1000B」、アドレスマスク「1100B」、トラヒック制御持続時間情報「T」の輻輳通知データフレームを受信した時は、トラヒック制御設定テーブル109に対し、送信先通信ポート識別アドレス情報「1000B」、アドレスマスク「1100B」、トラヒック制御終了時刻情報「a」のエントリを追加する。ここで、トラヒック制御終了時刻情報「a」は、エントリ追加処理を行う時刻にトラヒック制御終了時刻情報「T」を加算した値とすることができる。
Figure 0004669454
送信先通信ポート識別アドレス付加部107において、送信先通信ポート識別アドレスを、MPLS(Multi Protocol Label Switching)のShimヘッダのラベルフィールドを用いて受信データフレームに付加することができる。また、イーサネットのVLANタグフィールドを用いて受信データフレームに付加することができる。
データフレーム送受信部101において、トラヒック制御設定テーブル109の内容に基づくトラヒック制御として、トラヒック制御設定テーブル109に設定された通信ポート識別アドレスとアドレスマスクにマッチするトラヒックに対し、トラヒック制御終了時刻までの間トラヒック送信を停止、トラヒック送信レートの制限、送信優先度変更、のいずれを行ってもよい。
図4は本実施形態によるラインカード1〜3における輻輳制御処理手順の一例を示すフローチャートである。
ラインカード1〜3に、アドレスマスク情報設定テーブル104、送信先通信ポート識別アドレス解決テーブル108、およびトラヒック制御設定テーブル109を設定し(ステップ201)、受信処理と送信処理が並行して行われる。
受信処理では、処理待ちの受信データフレームがあるかどうかの判定を行い(ステップ202)、処理待ちの受信データフレームがない場合、ステップ207以降の処理を繰り返し、処理待ちの受信データフレームがある場合、受信データフレームが輻輳通知データフレームかどうかの判定を行い(ステップ203)、受信データフレームが輻輳通知データフレームでない場合、データフレームに含まれる宛先IPアドレス情報をキーにして送信先通信ポート識別アドレス解決テーブル108を検索して送信先通信ポート識別アドレスを取得し、そのアドレスをデータフレームに付加し(ステップ204)、送信先通信ポートの種別にあわせて送信データフレームを生成し(ステップ205)、データフレームの送信先通信ポートを決定し、送信先通信ポート単位のキューに対し、データフレームをバッファリングし(ステップ206)、T秒ごとに送信先通信ポート単位のキュー長を測定し、測定値が、定められた閾値を超えているかどうかの判定を行い(ステップ207)、閾値を超えている場合、データフレームに記述された送信先通信ポート識別アドレス情報および、アドレスマスク情報設定テーブル104に設定されたアドレスマスク情報をもとに輻輳通知データフレームを生成し(ステップ208)、生成した輻輳通知データフレームの処理については、ステップ205から繰り返す。ステップ207で閾値を超えていない場合、ステップ202から処理を繰り返す。ステップ203で受信データフレームが輻輳通知データフレームである場合、輻輳通知データフレームを解析して送信先通信ポート識別アドレス情報とアドレスマスク情報とトラヒック制御時間情報を取得し(ステップ209)、取得したアドレスマスク情報を用いて、送信先通信ポート識別アドレス情報と送信先通信ポート識別アドレス付加部107において付加された送信先通信ポート識別アドレス情報とを比較して一致するデータフレームのトラヒック制御をそのトラヒック制御時間だけ制限するよう、トラヒック制御設定テーブル109に、通信ポート識別アドレスとアドレスマスクとトラヒック制御終了時刻情報の組を設定し(ステップ210)、ステップ202から処理を繰り返す。
送信処理では、トラヒック制御設定テーブル109の内容に基づき、トラヒック制御設定対象の送信トラヒックに対してトラヒック制御を実行し(ステップ211)、送信待ちの送信データフレームがあるかどうかの判定を行い(ステップ212)、送信先通信ポート情報に基づき、該当する通信ポートへデータフレームを送信し(ステップ213)、ステップ211から処理を繰り返す。
図5は本実施形態によるスイッチカード4における輻輳制御処理手順の一例を示すフローチャートである。本手順は、ラインカードの輻輳制御処理の手順の一部であり、ステップ201では、アドレスマスク情報設定テーブル104の設定のみを行う。それ以降は、ステップ202、206〜208、212〜213のみを行う。
次に、スイッチカード4のポート43に送信輻輳が発生した時のスイッチカード4とラインカード1〜3の動作を図7に基づいて説明する。
ポート43に輻輳が発生していることを検出したスイッチカード4は、ポート43から送信するデータフレームに記述された送信先通信ポート識別アドレス情報1000Bないし1001Bを取得し、アドレスマスク情報設定テーブル104に1100B(上位2ビットのみ比較する)が設定されていることから、通信ポート識別アドレス情報=1000Bないし1001B、アドレスマスク情報=1100B、トラヒック制御持続時間=Tを設定して輻輳通知データフレームを作成し、ポート41および42から送信する。
輻輳通知データフレームを受信したラインカード1は、受信した輻輳通知データフレームの内容に従い、送信先通信ポート識別アドレス情報の上位2ビットが10Bであるトラヒックに対し、T秒間だけ送信を停止する。同様に、輻輳通知データフレームを受信したラインカード2は、受信した輻輳通知データフレームの内容に従い、通信ポート識別アドレス情報の上位2ビットが10Bであるトラヒックに対し、T秒間だけ送信を停止する。これにより、スイッチカード4のポート41および42から送信されるデータフレームの廃棄を抑止することができる。
なお、ラインカードおよびスイッチの機能は、その機能を実現するためのプログラムを、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータに読み込ませ、実行するものであってもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD−ROM等の記録媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク装置等の記憶装置を指す。さらに、コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、インターネットを介してプログラムを送信する場合のように、短時間、動的にプログラムを保持するもの(伝送媒体もしくは伝送波)、その場合のサーバとなるコンピュータ内の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものを含む。
本発明の一実施形態のデータフレーム処理装置のブロック図である。 図1中のスイッチカードの一構成例を示すブロック図である。 図1中のラインカードの一構成例を示すブロック図である。 図1中のラインカードにおける輻輳制御処理手順の一例を示すフローチャートである。 図1中のラインカードにおける輻輳制御処理手順の一例を示すフローチャートである。 輻輳通知データフレームの構造の例を示す図である。 輻輳発生時のスイッチカードとラインカードの動作を示す図である。
符号の説明
1、2、3 ラインカード
4 スイッチカード
11〜13、21〜23、31〜33、41〜43 通信ポート
N1〜N6 IP網
101 データフレーム送受信部
102 送信先通信ポート毎輻輳判定部
103 輻輳通知データフレーム生成部
104 アドレスマスク情報設定テーブル
105 輻輳通知データフレーム受信判定部
106 輻輳通知データフレーム解析部
107 送信先通信ポート識別アドレス付加部
108 送信先通信ポート識別アドレス解決テーブル
109 トラヒック制御設定テーブル
201〜213 ステップ

Claims (4)

  1. 1つ以上の通信ポートを備え、通信ポート単位に送信輻輳の発生を判定し、送信輻輳発生時に、輻輳発生通信ポートに送信するフレームに書かれている送信先通信ポート識別アドレス情報と、該データフレーム中継装置にあらかじめ設定されたアドレスマスク情報とを含む輻輳通知データフレームを生成するデータフレーム送信装置とともにデータ通信網を構成するデータフレーム中継装置であって、
    1つ以上の通信ポートと、
    最終の送信先であるデータフレーム中継装置の送信先通信ポートに対応する送信先通信ポート識別アドレス情報をフレームに付加してフレーム送信する手段と、
    前記データフレーム送信装置で生成された輻輳通知データフレームの受信時に該輻輳通知データフレームに書かれている送信先通信ポート識別アドレス情報およびアドレスマスク情報を取得する手段と、
    取得したアドレスマスク情報を用いて、取得した送信先通信ポート識別アドレス情報と前記フレームに付加されている送信先通信ポート識別アドレス情報とを比較して一致するフレームに対し、フレームの送出レート制限ないしは送出停止ないしは送信優先度変更を行う手段と、
    を有するデータフレーム中継装置。
  2. 前記通信ポート識別アドレス情報を、MPLS(Multi Protocol Label Switching)のShimヘッダのラベルフィールドを用いて前記フレームに付加する、請求項1に記載のデータフレーム中継装置。
  3. 前記通信ポート識別アドレス情報を、イーサネットのVLANタグフィールドを用いて前記フレームに付加する、請求項1に記載のデータフレーム中継装置。
  4. 輻輳制御を行う対象のデータ通信網であって、該データ通信網のエッジに配備され、外部のデータ通信網と接続する外部通信ポートを持つ複数のラインカードと、該ラインカード間のデータフレーム転送を行うために設置されたスイッチカードとを有するデータ通信網における輻輳制御方法であって、
    前記ラインカードにおいて、送信先ラインカードの送信先外部通信ポートに対応する送信先通信ポート識別アドレス情報をフレームに付加してフレーム送信するステップと、
    前記ラインカードないしは前記スイッチカードにおいて、ポート単位に送信輻輳の発生を判定するステップと、
    前記ラインカードないしは前記スイッチカードにおいて、送信輻輳発生時に、輻輳発生ポートに送信するフレームに書かれている送信先通信ポート識別アドレス情報と、該ラインカードないし該スイッチカードにあらかじめ設定されたアドレスマスク情報とを含む輻輳通知データフレームを生成して前記ラインカードに通知するステップと、
    前記ラインカードにおいて、前記輻輳通知データフレームの受信時に該輻輳通知データフレームに書かれている送信先通信ポート識別アドレス情報およびアドレスマスク情報を取得するステップと、
    前記ラインカードにおいて、取得したアドレスマスク情報を用いて、取得した送信先通信ポート識別アドレス情報と前記フレームに付加されている送信先通信ポート識別アドレス情報とを比較して一致するフレームに対し、フレームの送出レート制限ないしは送出停止ないしは送信優先度変更を行うステップと
    を有するデータ通信網における輻輳制御方法。
JP2006230626A 2006-08-28 2006-08-28 データフレーム中継装置、およびデータ通信網における輻輳制御方法 Expired - Fee Related JP4669454B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006230626A JP4669454B2 (ja) 2006-08-28 2006-08-28 データフレーム中継装置、およびデータ通信網における輻輳制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006230626A JP4669454B2 (ja) 2006-08-28 2006-08-28 データフレーム中継装置、およびデータ通信網における輻輳制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008054199A JP2008054199A (ja) 2008-03-06
JP4669454B2 true JP4669454B2 (ja) 2011-04-13

Family

ID=39237779

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006230626A Expired - Fee Related JP4669454B2 (ja) 2006-08-28 2006-08-28 データフレーム中継装置、およびデータ通信網における輻輳制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4669454B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5400135B2 (ja) * 2008-04-28 2014-01-29 ヒューレット−パッカード デベロップメント カンパニー エル.ピー. マルチサーバエンクロージャ内での固定速度バックプレーン接続に関する調整可能なサーバ伝送レート
JP5601193B2 (ja) 2010-12-22 2014-10-08 富士通株式会社 ネットワーク中継システム、ネットワーク中継装置、輻輳状態通知方法、及びプログラム
JP5957907B2 (ja) * 2012-01-25 2016-07-27 富士通株式会社 中継装置、送信システム、通信システムおよび中継方法
JP6763472B2 (ja) 2017-02-21 2020-09-30 日本電気株式会社 スイッチ、スイッチの制御方法及びプログラム

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11122246A (ja) * 1997-10-13 1999-04-30 Fujitsu Ltd 中継装置および中継装置における負荷分散伝送方法
JP2002252640A (ja) * 2001-02-23 2002-09-06 Fujitsu Ltd ネットワーク中継装置及び方法並びにシステム
JP2002261816A (ja) * 2001-03-01 2002-09-13 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> パケット転送装置における輻輳制御方法および該方法を実行するためのプログラム、ならびに該プログラムを記録した記録媒体

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11122246A (ja) * 1997-10-13 1999-04-30 Fujitsu Ltd 中継装置および中継装置における負荷分散伝送方法
JP2002252640A (ja) * 2001-02-23 2002-09-06 Fujitsu Ltd ネットワーク中継装置及び方法並びにシステム
JP2002261816A (ja) * 2001-03-01 2002-09-13 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> パケット転送装置における輻輳制御方法および該方法を実行するためのプログラム、ならびに該プログラムを記録した記録媒体

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008054199A (ja) 2008-03-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3958521A1 (en) Method and apparatus for providing service for service flow
JP5648639B2 (ja) 中継制御装置、中継制御システム、中継制御方法及び中継制御プログラム
US9154394B2 (en) Dynamic latency-based rerouting
US11184192B2 (en) Packet transmission
EP1376934A1 (en) Method and apparatus for mirroring traffic over a network
CN109995746B (zh) 用于用户数据协议(udp)业务的分组丢失检测
US8229705B1 (en) Performance monitoring in computer networks
US10009277B2 (en) Backward congestion notification in layer-3 networks
US10805240B2 (en) System and method of processing network data
WO2013053266A1 (zh) 一种报文的学习方法、装置和系统
US20150043586A1 (en) Control Apparatus, Communication Apparatus, Communication System, Communication Method, and Program
US7948877B2 (en) Systems and methods for packet forward control
JP4669454B2 (ja) データフレーム中継装置、およびデータ通信網における輻輳制御方法
WO2015123988A1 (zh) 拥塞控制方法、装置及设备
JP2009177739A (ja) 通信装置、通信システム及び通信方法
US10320705B1 (en) Identifying video data included in network packets
JP2008118281A (ja) 通信装置
US9832119B2 (en) Communication block apparatus and communication block method
EP3026862B1 (en) Routing loop determining method
KR101457314B1 (ko) 라우팅 방법 및 관련 라우팅 장치 및 목적지 장치
JP4365798B2 (ja) データフレーム転送装置およびデータフレーム転送方法
CN115484193A (zh) 网络丢包流量的监控和解析方法、系统、存储介质及设备
JP6886857B2 (ja) 通信方法、サーバ及び無線配信システム
US20150180775A1 (en) Communication System, Control Apparatus, Communication Method, and Program
JP4167866B2 (ja) データ伝送方法、データ伝送システム及びデータ伝送装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080801

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100709

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101013

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101206

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110104

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110114

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140121

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees