JP2001223714A - データ中継方法 - Google Patents
データ中継方法Info
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- JP2001223714A JP2001223714A JP2000035630A JP2000035630A JP2001223714A JP 2001223714 A JP2001223714 A JP 2001223714A JP 2000035630 A JP2000035630 A JP 2000035630A JP 2000035630 A JP2000035630 A JP 2000035630A JP 2001223714 A JP2001223714 A JP 2001223714A
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- Small-Scale Networks (AREA)
- Communication Control (AREA)
Abstract
幅を確保することが可能なデータ中継方法を提供する。 【解決手段】加入者は、通信事業者との間で要求帯域幅
を取り決める。加入者ルータ403は、ネットワーク
(加入者収容ルータ401)が混み合ったときに、要求
帯域幅を超えてデータを送信する加入者のデータ量のみ
を契約帯域幅を下限として低減させる。これにより、他
の加入者に対して要求帯域幅を確保する。ここでいうネ
ットワークが混み合ったときとは、例えば、加入者ルー
タ403から送られるデータのデータ量が、加入者収容
ルータ401の処理できるデータ量の上限値を超えるお
それが生じたときである。
Description
ントシステムを構成するネットワーク装置に係り、特
に、1台又は複数のサーバからなるサーバファームと、
クライアント装置を束ねるLANとの間に置かれてサー
バからクライアントへの通信帯域(トラフィック量)制
御に関する。
リア・ネットワーク(LAN)について規定している。
多くのネットワークシステムが、IEEE802.3で
規定のLANで構成されている。
置の主体が、共有バスネットワークを構築するハブ装置
から、スイッチングネットワークを構築するLANスイ
ッチへと変化している。この変化に従い、ネットワーク
システムを構成する装置のネットワーク・インタフェー
ス同士を接続するリンクも、変化してきている。すなわ
ち、従来は、共有バスで使用される半二重リンクであっ
たものが、全二重リンクへと変化してきている。この全
二重リンクとは、リンクに接続する装置が共に、同時に
送受信可能なリンクである。また、ネットワークシステ
ムを構成する装置とは、例えば、LANスイッチ等のネ
ットワーク装置、サーバ/PC等のホスト装置等であ
る。
れ専用の通信線がある。全二重リンクによれば、データ
衝突が発生しないので、連続したフレーム送信が可能で
ある。しかし、その送信トラフィックが受信側装置の受
信処理能力を超えてしまうとフレーム廃棄が発生する。
このフレーム廃棄を回避する手段として、IEEE80
2.3xと呼ばれる標準仕様が規定されている。IEE
E802.3xは、全二重リンクで接続する装置間のト
ラフィックを抑制する技術である。
で接続される2台の装置において、一方の装置が相手装
置からのフレーム送信を一定期間止めたい場合について
規定されている。この場合に、相手装置に対して「PA
USE(ポーズ)」と呼ばれる制御フレームを送信す
る。そのPAUSEフレームを受信した相手装置は、P
AUSEフレームで指定される期間、フレームの送信を
止めることとなる。
る。図15に示すように、全二重リンク2で接続するネ
ットワーク装置151およびサーバ装置3は、MAC
(Media Access Control)チップ
セット4、5及びMAC制御部6、7を備える。MAC
チップセット4、5及びMAC制御部6、7がIEEE
802.3x規格のPAUSE機能を備える場合、次の
ような動作をする。
からPAUSE時間の情報を含むPAUSEフレーム送
信指示を受ける。MACチップセット4、5は、この送
信指示により、指示されたPAUSE時間がセットされ
たPAUSEフレームを生成する。MACチップセット
4、5は、PAUSEフレームを生成した後、PAUS
Eフレームを送信する。また、MACチップセット4、
5は、接続先の装置からPAUSEフレームを受信す
る。MAC制御部6、7は、受信したPAUSEフレー
ムの内容を解読する。解読の後、MAC制御部6、7
は、指定されたPAUSE時間を、内蔵するPAUSE
タイマ8、9にセットする。MAC制御部6、7は、セ
ットと同時に、セットした時点での実行中のフレームの
送信が終了するのを待つ。MAC制御部6、7は、送信
終了後に、PAUSEタイマ8、9をスタートさせる。
そして、サーバ装置3は、PAUSE時間が経過するま
での間、フレームの送信を中断する。
の範囲で指定される。1PAUSE時間の単位は、64
バイトのフレーム1個の送信時間である。すなわち、5
12ビットの送信に費やす時間(512ビット時間)で
ある。
ている。この変化により、組織の中心にあるエンタープ
ライズ・サーバ群(サーバ・ファーム)と各部門のクラ
イアント間との通信トラフィックの比率が高くなってい
る。また、IEEE802.3z規格等の高速LAN
や、装置間の高速接続方式であるリンク・アグリゲーシ
ョン技術(IEEE802.3ad規格)が登場してき
た。これらの登場により、サーバ装置からの送信トラフ
ィックが大きくなる傾向にある。なお、本明細書でいう
トラフィックは、通信帯域量のことである。本明細書で
いう送信トラフィックは、単位時間における送信帯域量
のことである。また、本明細書でいう帯域量は、単位時
間当たりの通信量である。
は、末端クライアントが接続するLANの帯域は小さ
い。従って、サーバ装置からの送信トラフィックが大き
い場合、途中のネットワーク装置で輻輳が発生する。従
来のネットワーク装置は、輻輳の発生に伴い、フレーム
を廃棄していた。
クシステムを構成する装置においては、その処理能力を
超えたトラフィックを受信したときに、フレームを廃棄
する。廃棄されたフレームは再送される。従って、さら
にトラフィックは増大する。その結果、さらなるフレー
ム廃棄を招くという悪循環が生じる。
ック制御では、輻輳を解決できない。高トラフィックの
送信元は、サーバ・ファームである。従って、サーバ装
置自身に送信トラフィックを抑制させる手段が求められ
る。
ーバ・トラフィックをアプリケーション単位に帯域制御
する。これにより、輻輳を回避しつつネットワーク・ユ
ーザが満足する通信帯域を提供する手段が求められてい
る。
は、2台の装置間で接続先からの送信トラフィックを抑
制する目的で提案されている。IEEE802.3x規
格では、PAUSEフレーム送信を起動させて帯域制御
を実施する手段は規定されていない。従って、上記の課
題解決のためには新たな手段が必要である。
ステムを構成するネットワークシステムにおいて、輻輳
を回避させることである。また、本発明の目的は、サー
バ・トラフィックをネットワーク管理者が設定する単位
(アプリケーションや宛先IPアドレス等)で、帯域を
制御することである。さらに、本発明の他の目的は、不
要な送信遅延を起こすことなく、帯域を制御することで
ある。
サービスの提供を受ける者に有益なサービスを提供する
ことである。
の手段について述べる。ネットワーク装置は、1台また
は複数のサーバ装置に直接接続して、ネットワークシス
テムの構成要素となる。ネットワーク装置において、ネ
ットワーク管理者は、各々のサーバ装置からの送信トラ
フィックに対して、予め任意の帯域を割り当てる。ネッ
トワーク装置は、各々のサーバ装置に対して、定期的に
PAUSEフレームを送信するよう送信指示を行う帯域
制御手段を有する。ネットワーク装置は、帯域制御手段
の送信指示に従い、各々のサーバ装置に対して、全二重
リンクで接続された各々のポートから定期的にPAUS
Eフレームを送信する。PAUSEフレームには、サー
バ装置からのフレームの送信を中断させる中断期間がセ
ットされている。サーバ装置は、ネットワーク装置から
送信されたPAUSEフレームを受信する。サーバ装置
は、受信したPAUSEフレームにセットされた中断期
間に関連する期間だけ、ネットワーク装置に対するフレ
ームの送信を中断する。サーバ装置は、中断期間が経過
した後に、ネットワーク装置に対するフレームの送信を
開始する。このようにサーバ装置のフレームの送信の中
断期間を有効に利用することにより、各々のサーバ装置
からの送信トラフィックを、予め設定された帯域量以内
に制御することが可能となる。
帯域制御手段は、各々のサーバ装置からの送信トラフィ
ックが予め設定された帯域量を超えたときに、PAUS
Eフレームを送信する。予め設定された帯域量を超えた
ときにPAUSEフレームが送信されることにより、定
期的なサーバ装置のフレーム送信の中断による不要な送
信遅延を防ぐことが可能となる。
タメモリのメモリ使用率が所定のしきい値を超えたとき
にPAUSEフレームを送信する。これにより、データ
メモリの容量不足によるフレーム損失を防止することが
可能である。なお、データメモリは、サーバ装置から送
信されるフレームを蓄積するものである。
USEフレームに代えて、第1の制御フレーム例えばO
Nフレームおよび第2の制御フレーム例えばOFFフレ
ームを用いる。
トワーク装置を用いて構成されたネットワークシステム
において、制御信号例えばPAUSEフレームの受信回
数をもとにしてネットワーク装置から他のネットワーク
装置へ経路を変更する。経路の変更は、ネットワーク装
置が変更を取り決めることでもよく、端末からの指示に
したがい変更することもよい。
信号例えばPAUSEフレームを利用した本発明を構内
網に適用する。
明の技術的思想を広域網に利用する。
信号例えばPAUSEフレームを利用した本発明をサー
バ装置から端末への動画像データの送信に適用する。
明の技術的思想を帯域確保型のデータ中継サービスに適
用する。これにより、サービスの提供を受ける加入者か
ら送信されるデータの損失を防止するとともに、ネット
ワークが混み合ったときに加入者が希望した要求データ
量を確保する。さらに、ネットワークが混み合っていな
いときに、要求データ量を超えてデータを送信させるこ
とにより、回線の有効利用を図る。
例を、図1を用いて説明する。
特に指定しない限り、「従来の技術」の欄で説明したI
EEE802.3xにおける時間単位(512ビット時
間)である。
と、ネットワーク装置1にリンク2で接続するサーバ装
置3を示す。リンク2は、ネットワーク装置1−サーバ
装置3の間で、全二重通信を行うことに用いられる物理
的な伝送媒体である。ネットワーク装置1及びサーバ装
置3は、MACチップセット4、5及びMAC制御部
6、7を備える。MACチップセット4、5及びMAC
制御部6、7は、共にIEEE802.3x規格のPA
USE機能を備えている。図中、MACチップセット
4、5、物理層チップセット、データメモリ14、15
は、それぞれハードウェアおよびソフトウェアで構成さ
れている。MAC制御部6、7、帯域制御プログラム1
0、11、PAUSEタイマ8、9、タイマ12、レジ
スタ群13は、それぞれソフトウェアで構成されてい
る。
MACクライアントプログラムを含む。帯域制御プログ
ラム10は、タイマ12とレジスタ群13を備える。レ
ジスタ群には、サーバ装置3の送信トラフィックの帯域
使用率n(%)、PAUSE時間a、PAUSE送信間
隔bを設定するための複数のレジスタが設けられる。帯
域使用率nとは、リンク2の有する帯域のうち、サーバ
装置3から送信されるフレームの送信帯域が、リンク2
の物理帯域を使用する割合である。PAUSE時間aと
は、PAUSEフレームにより、サーバ装置3からのフ
レームの送信が止められる時間のことである。PAUS
E送信間隔bとは、PAUSEフレームの送信される間
隔のことである。
1とサーバ装置3を接続するリンク2の帯域に対しての
帯域使用率nを設定する。帯域使用率nの値は、レジス
タ群13にセットされる。また、PAUSE送信間隔b
は、予め設定されている。
信間隔bと、帯域使用率nの値から、PAUSE時間a
を計算する。PAUSE時間aの計算の後、帯域制御プ
ログラム10は、PAUSEフレームの送信を指示す
る。MACチップセット4は、この送信指示に従って、
指示されたPAUSE時間がセットされたPAUSEフ
レームを生成する。生成されたPAUSEフレームは、
データメモリ14に保持される。また、MACチップセ
ット4は、PAUSEフレームを送信する。
および帯域使用率nの関係について説明する。
および帯域使用率nには、数1の関係がある。
間内でサーバ装置3が送信可能な時間の比率は(b−
a)/bとなる。この値がユーザにより設定されるn/
100に等しくなるようにPAUSE時間aを求める。
ーク装置1のPAUSE送信時と、受信側のサーバ装置
3のPAUSE開始時の2回のタイミングにおいて、そ
れぞれPAUSE送信、またはPAUSE開始が遅れて
しまう。この遅れは、ネットワーク装置1またはサーバ
装置3が、データフレーム送信中である場合に生じる。
この遅れの長さは、送信中のフレームの長さに対応する
ものである。また、サーバ装置3が、PAUSEしてい
る期間中に、次のPAUSEフレームを受信した場合
は、そのPAUSEフレームを受信した時点でPAUS
Eタイマ8を上書きする。
ーム送信の影響を受けることのないように、PAUSE
送信またはPAUSE開始の遅れを考慮しなければなら
ない。従って、サーバ装置3が送信する最大フレームサ
イズM(単位:バイト)に対して、PAUSE時間aお
よびPAUSE送信間隔bは、数2の関係式を満たす必
要がある。
く、単位時間に送信されるフレームのバイト数である。
図13は、PAUSE時間aとPAUSE送信間隔bと
の関係を示すグラフである。201は、Mバイトのフレ
ームを送信した場合の送信トラフィックと送信時間を示
す。PAUSEフレーム送信時にネットワーク装置の送
信リンク2にMバイトのフレームが送信中である場合、
最大遅延時間として、M/64が発生する。なお、M/
64は、Mバイトのフレームの送信に費やされる時間で
ある。さらに、サーバ装置3でPAUSE受信後、PA
USE開始のタイミングで、サーバ装置3からの送信リ
ンク2上でMバイトのフレームが送信中である場合、最
大遅延時間として、M/64がさらに追加される。数1
で説明したように、PAUSE時間a、bの比率で帯域
制御を行うので、PAUSE時間aはPAUSE送信間
隔bの時間内に収まる必要がある。そのために、数2の
条件式が求められる。
る期間中においては、サーバ装置3が搭載するアプリケ
ーションからの送信データが、データメモリ15に滞留
される。しかし、サーバ装置3のアプリケーションは、
順次、送信を要求する。よって、PAUSE期間中に
は、データメモリ15がオーバフローすることを防止し
なければならない。従って、データメモリ15の容量C
とPAUSE時間aは、数3の関係式を満たす必要があ
る。
る。
が決まる。次に、数2からPAUSE送信間隔bの最小
値が決まる。このPAUSE時間a,PAUSE送信間
隔bの値と、数1から、帯域使用率nの値の最小値が得
られる。PAUSE送信間隔bの値を大きく取ると、サ
ーバの送信トラフィックの帯域使用率nの最小値が大き
くなり、ネットワーク管理者が設定できる帯域の範囲が
小さくなる。以上を考慮してPAUSE送信間隔bの値
を設定する。
ローを示す。
管理者からのコマンド入力でスタートする(21)。帯
域使用率nの値は、コマンド入力時に設定するか、また
は事前に設定済みのパラメータ初期設定用のファイル等
から読み込む。PAUSE送信間隔bは、予め帯域制御
プログラム10に組込まれている。プログラム開始時に
PAUSE時間aの値を計算し、PAUSEフレームを
作成してデータメモリ14へ保管する(22)。次に、
タイマ12にPAUSE送信間隔bの値をセットする
(23)。タイマ12は、512ビット時間(100M
bpsのリンクでは5.12マイクロ秒)毎に1ずつ減
算される(24)。タイムアップしたとき(25)に、
帯域制御プログラム10は、MAC制御部6に対して、
PAUSEフレームの送信を指示(以下、PAUSE送
信指示という)を発行する(26)。
6は、MACチップセット4に対し、データメモリ14
に対するDMA(Direct Memory Acc
ess)を指示する。指示を受けたMACチップセット
4は、PAUSEフレームの送信を実行する。DMA
は、MACチップセット4内のDMA制御部により制御
される。
USE送信間隔bをサイクルタイムとして繰り返され
る。PAUSEフレームを受信したサーバ装置3のMA
Cチップセット5及びMAC制御部7は、指示されたP
AUSE時間aの期間中、PAUSEを実行する。この
実行の結果、サーバ装置3からの送信トラフィックを、
リンク2の送信帯域のn%以下とすることが可能とな
る。
1とサーバ装置3との接続のみには限られない。
図1に示すサーバ装置3と同様のネットワークインタフ
ェース制御部を備えている。従って、サーバ装置3をネ
ットワーク装置151と置き換えた場合にも、本実施例
が適用可能である。
た場合にも、本実施例が適用可能である。
Nスイッチ、ルータ等の装置のみに限られず、ネットワ
ークシステムを介して情報のやり取りを行う装置、例え
ばPC(Personal Computer)、サー
バ等の全般をいう。
ム10、MAC制御部6などのソフトウェアは、装置内
に実装されたハードウェアに格納される。
示す。点線100は、サーバ装置3のアプリケーション
が要求する送信トラフィックを示す。実線101は、本
実施例を用いた帯域制御されたネットワーク装置1−サ
ーバ装置3間のリンク2上の送信トラフィックを示す。
この図では、リンク2の総帯域100Mbpsに対し
て、ネットワーク管理者の設定した帯域使用率nを50
%と設定した場合である。帯域使用率50%を超える分
の要求トラフィックが時間的に後回しにされ、要求トラ
フィックの小さな時間帯へシフトしている様子が示され
ている。なお、設定した帯域使用率nに対応する帯域
は、50Mbps(104)である。
送信トラフィック101は常に設定帯域104以下であ
るように示されている。しかし、これはマクロな時間軸
で表現した場合を示す。
したグラフである。ミクロな時間軸で表現した場合、ト
ラフィックが0の時間帯と、トラフィックが100Mb
psの時間帯とは交互に表現される。このうち、トラフ
ィックが0の時間帯は、サーバ装置3がPAUSEして
いる状態が存在することを示す。トラフィックが100
Mbpsの時間帯は、サーバ装置3によるフレームが送
信されている状態が存在することを示す。時間帯102
の合計トラフィックを平均した分のトラフィックは、帯
域使用率nに対応した帯域50Mbps(104)以下
となる。
るトラフィックに無関係に定期的にPAUSEフレーム
を送信するものである。従って、サーバ装置3が送信す
るトラフィックが、ネットワーク管理者により設定され
た帯域使用率n以下であってもPAUSE機能によりサ
ーバ装置3からのデータフレームの送信が中断される。
これに関して、図9に示す時間帯103の時間軸を拡大
して表したものが、図11のグラフである。点線100
は、上述のように、サーバ装置3のアプリケーションが
要求する送信トラフィックである。図中、ミクロに表現
した場合、リンク2上の送信トラフィックが0である時
間帯が存在する。しかし、リンク2上の送信トラフィッ
クが0の時間帯においても、サーバ装置3のアプリケー
ションはフレームの送信を要求する。従って、送信トラ
フィックが0の時間帯に対応したトラフィック100の
部分は、サーバ装置3の送信再開時に、その時間帯に本
来送信されるべきトラフィック100の部分と合わせて
送信される。リンク2上の送信トラフィックが0の時間
帯に、送信データは、一時的に止められて、データメモ
リ15に滞留している。送信データは、送信再開時に、
一気に送出される。この場合、PAUSE送信間隔bの
時間での平均送信トラフィック量は、影響を受けない。
しかし、個々のフレーム送信に対しては、PAUSE時
間aの値を最大値とする送信遅延が発生する。
を、図12に正確に表現する。
を行うことが可能な実施例について説明する。
る。
ットワーク装置1に、新たにバイトカウンタ32を設け
ている。バイトカウンタ32は、ハードウェアおよびソ
フトウェアで構成されている。
ーバ装置3からの送信トラフィックを実測するものであ
る。帯域制御プログラム33は、バイトカウンタ32の
測定値を利用して、PAUSE時間eを計算する。計算
されたPAUSE時間eは実施例1と同様に、サーバ装
置3に指示される。なお、本実施例においては、実施例
1と異なり、PAUSE時間をeで示す。
実際のサーバ装置3の送信トラフィックを観測できる。
観測をもとに、ネットワーク装置31は、サーバ装置3
の送信トラフィックが、帯域使用率nを超えたときだけ
PAUSEフレームを送信する。従って、PAUSEフ
レームを送信するタイミングを可変的に決定するもので
ある。
タイマ34とレジスタ群35とを有する。レジスタ群3
5は、レジスタn、レジスタc、レジスタpを有する。
対して、サーバ装置3からのフレームの送信に要する帯
域使用率n(%)の値を設定する。帯域使用率nは、レ
ジスタ群のレジスタnにセットされる。
観測時間c毎に、リンク2のトラフィックを観測する。
ネットワーク管理者は、予め、トラフィック観測時間c
を設定する。このトラフィック観測時間cが、レジスタ
cに設定される。なお、トラフィック観測時間cとは、
帯域制御プログラム33がバイトカウンタ32の測定す
る値を読み取る時間の間隔のことである。
帯域使用率nを基に計算される。許可トラフィックp
は、レジスタpに設定される。
の送信トラフィック(以下、サーバ送信トラフィックと
いう)x(単位:バイト)を測定する。帯域制御プログ
ラム33は、トラフィック観測時間cにおいて、サーバ
送信トラフィックxが許可トラフィックpを超えた場合
に、PAUSEフレームを生成する。帯域制御プログラ
ム33は、数4の関係式を満たすPAUSE時間eを計
算する。PAUSE時間eを計算した後、PAUSEフ
レームを生成して、発行する。PAUSE時間eとは、
実施例1と同様に、PAUSEフレームにより、サーバ
装置3からのフレームの送信が止められる時間のことで
ある。
間cとPAUSE時間eを合計した時間内でのサーバ送
信トラフィックxの帯域使用率が、ユーザにより設定さ
れるn/100以下になるようにPAUSE時間eを求
める。
ムの発行の判定基準となる。許可トラフィックpは、数
5より得られる。
に送出されるフレームのバイト数である。
6は、PAUSE時間eの計算式である。実際、PAU
SE時間eは、x−p>0の場合に、数6を満たす最小
の整数値となる。
様に、実装上の制約がある。ここでは、サーバ装置3が
送信する最大フレームサイズM、またはサーバ装置内蔵
データメモリ15の容量Cによる実装上の制約である。
この実装上の制約について、数7および数8で示す。こ
れらの式は、それぞれ、図1の実施例の数2および数3
に対応するものである。
クx、許可トラフィックp、PAUSE時間eの関係を
図14に示す。トラフィック202は、トラフィック観
測時間cに測定されたサーバ送信トラフィックxであ
る。トラフィック203は、トラフィック観測時間cの
経過の後に続けて観測される観測時間c+eの期間のう
ち、サーバ装置3によりPAUSEが実行されるまでの
期間のサーバ送信トラフィックである。トラフィック2
04は、トラフィック観測時間cの経過の後に続けて観
測される観測時間(c+e)の期間のうち、サーバ装置
3によりPAUSEが実行された後の期間のサーバ送信
トラフィックである。
トラフィックpを超える場合、帯域制御プログラム33
は、数6からPUASE時間eを計算する。計算の後、
帯域制御プログラム33は、PAUSEフレームの送信
を指示する。ネットワーク装置31からPAUSEフレ
ームが送信される。その後、サーバ装置3にてPAUS
Eが実施される。
ンタ32が、トラフィック観測時間cの経過の後に、続
けて観測時間c+eの期間、サーバ送信トラフィックx
を観測する。観測の結果、帯域制御プログラム33は、
トラフィック203とトラフィック204とを合わせた
サーバ送信トラフィックx’の値を得る。このとき、サ
ーバ送信トラフィックx’が、再び、許可トラフィック
pを超える場合がある。この場合には、帯域制御プログ
ラム33は、再び、PAUSE時間e’を計算して、次
のPAUSEフレームの送信を指示する。以後、サーバ
装置3−ネットワーク装置31間においては、これらの
動作が繰り返される。
いて、図4を用いて説明する。
管理者からのコマンド入力でスタートする(41)。帯
域使用率nの値は、コマンド入力時に設定するか、又は
事前に設定されたコンフィグレーションファイル等から
読み込む。トラフィック観測時間cは、予めプログラム
33に組み込まれている。プログラム開始時に許可トラ
フィックpの値を計算して、レジスタpにセットする
(42)。次に、タイマ34にトラフィック観測時間c
の値をセットして(43)、続けてバイトカウンタ32
をリセットする(44)。タイマ34は、512ビット
時間(100Mbpsのリンクでは5.12マイクロ
秒)毎に1ずつ減算される(45)。減算の結果、タイ
ムアップしたとき(46)に、バイトカウンタ32よ
り、サーバ送信トラフィックxを読み取る(47)。サ
ーバ送信トラフィックxが、帯域使用率nに対応する帯
域量を超えているか否かの判定を行う(48)。サーバ
送信トラフィックxが、帯域使用率nに対応する帯域量
以下であれば、再度タイマ34に、トラフィック観測時
間cの値をセット(49)して、処理(44)からの処
理を繰り返す。
バ送信トラフィックxが帯域使用率nに対応する帯域量
を超えている場合には、PAUSE時間eを計算する。
計算の後、PAUSE時間eの値をセットしたPAUS
Eフレームの生成を指示して、MAC制御部6に対して
PAUSEフレームを送信するための指示を発行する
(50)。PAUSE送信指示を受けたMAC制御部6
は、MACチップ4に対し、PAUSEフレームが保管
されているメモリ14に対してのDMAを指示する。M
ACチップ4は、PAUSEフレームの送信を実行す
る。帯域制御プログラム33は、処理(50)に続け
て、タイマ34に新たに観測時間(c+e)の値をセッ
トする(51)。セットの後、処理(44)からの処理
を繰り返す。タイマ34に(c+e)の値をセットする
理由を述べる。PAUSE送信等がデータフレーム送信
中に発行される。この場合に、PAUSE送信指示から
実際のPAUSE開始までにタイムラグが生じる。従っ
て、サーバ装置3が送信可能な時間の延べ時間がトラフ
ィック観測時間cになるように観測する必要があるから
である。
されることにより、指示されたPAUSE時間eの間、
PAUSEが実施される。これにより、サーバ送信トラ
フィックxを、リンク2の帯域使用率n以下とすること
が可能となる。さらに、PAUSEフレームの送信は、
サーバ送信トラフィックxが帯域使用率nを超えたとき
のみ実行される。従って、帯域使用率n以下の間は、サ
ーバ送信トラフィックxによる不要な送信遅延を生じる
ことがない。
した。
を、拡張したネットワークシステムに適用した実施例に
ついて説明する。
図5に示す。このネットワークシステムにおいて、ネッ
トワーク装置は、複数の物理リンクを収容する。複数の
サーバ装置は、複数の物理リンクの各々に接続される。
Nスイッチを用いて説明する。LANスイッチは、本発
明の帯域制御機構を備えているものとする。但し、本実
施例は、LANスイッチに限らず、IEEE802.3
x規格の技術をサポートしている全てのネットワーク装
置に適用可能である。
a(62)からサーバ装置d(65)の4台により構成
されるサーバ装置(以下、「サーバ装置群」という)に
接続されている。接続には、全二重通信を行えるリンク
が用いられる。LANスイッチA(61)は、4台のサ
ーバ装置のそれぞれと一台毎に接続できるポート(図示
せず)を4個備えている。LANスイッチA(61)
は、実施例1で示した帯域制御プログラム10、または
実施例2で示した帯域制御プログラム33(以下、「帯
域制御プログラム10、33」という。)を有する。L
ANスイッチA(61)の個々のポートには、それぞ
れ、MACチップおよびMAC制御部が設けられる。そ
れぞれのMACチップおよびMAC制御部は、帯域制御
プログラム10、33により制御される。帯域制御プロ
グラム10、33の個数に対する限定はなく、個々のポ
ートに対してそれぞれ設けられるものでもよい。また、
全てのポートに対して、ただ一つ設けられるものでもよ
い。
群と、クライアント群との間の通信を中継する位置にあ
る。クライアント群は、LANスイッチ1(66)およ
びLANスイッチ2(67)に収容される。LANスイ
ッチ1(66)およびLANスイッチ2(67)は、L
ANスイッチA(61)とリンクを介して接続する。
(65)のそれぞれは、それぞれ別個のアプリケーショ
ンを搭載している。各々のサーバ送信トラフィックを、
それぞれ、サーバ送信トラフィックa、b、c、dとす
る。ネットワークシステムのネットワーク管理者は、L
ANスイッチA(61)において、サーバ送信トラフィ
ックaからd(68)のそれぞれに対して帯域使用率n
a、nb,nc、nd(図5の矢印aからdの幅が使用
帯域を示す)を設定する。帯域制御プログラム10、3
3を起動することにより、サーバ装置群からクライアン
ト群へ流れるサーバ送信トラフィックに対して、アプリ
ケーション毎に所望の帯域を設定することが可能とな
る。
ーク装置と1台のサーバ装置とを接続するリンクが、複
数の場合にも適用可能である。この場合、各々のリンク
に接続するポートに対応して、それぞれMAC制御部が
設けられる。それぞれのMAC制御部を独立に動作させ
ることにより、個々のリンク単位にサーバ送信トラフィ
ックを制御することが可能である。1台のサーバ装置が
複数のアプリケーションを搭載する場合に有効である。
ク・アグリゲーション(LA)規格についての標準化作
業が進行中である。図8は、リンク・アグリゲーション
(LA)規格を適用した場合のOSI(Basic R
eference Model)基本参照モデルのデー
タリンク層におけるプロトコルの関係を示している。以
下、図8を用いて説明する。
実装方法には、以下の2通りがある。1通り目は、帯域
制御プログラム10、33を、LAサブレイヤ92の上
位プログラム93として実装するものである。この場
合、帯域制御プログラム10、33は、図8に示すMA
Cクライアント93に相当する部分に該当する。LAサ
ブレイヤ92は、1つ存在して、複数のMAC制御部9
1を集約する。LAサブレイヤ92は、複数のMAC制
御部91を、上位のプログラムであるMACクライアン
ト93に対して、1個のMACインタフェースとして見
せる。従って、帯域制御プログラム10、33がPAU
SE送信指示を発行した場合、LAサブレイヤ92は、
PAUSE送信指示を、下位の全てのMAC制御部91
に配布する。特に、実施例2の帯域制御機構の場合、帯
域制御プログラム33は、バイトカウンタ32を使用す
る。バイトカウンタ32は、LAサブレイヤ92の配下
にある全てのリンクのトラフィックを集計する。従っ
て、バイトカウンタ32は、帯域制御プログラム33に
集計データを伝えるように実装される。
トワークシステムの一例を挙げる。この一例には、ネッ
トワーク装置が、1台のサーバ装置につき、複数のリン
クで接続される場合が該当する。サーバ装置とネットワ
ーク装置とは、それぞれ、複数のポートを介して複数の
リンクに接続される。この場合、それぞれのポートに対
応するMAC制御部91は、上位の制御プログラムであ
るMACクライアント93で1つにまとめられて制御さ
れる。
を、図6に示す。
置は、複数のリンクでLANスイッチA(71)と接続
している。複数のリンクは、LAで束ねられたものであ
る。図5の場合と同様に、各サーバ装置(72から7
5)は、それぞれ別個のアプリケーションを搭載してい
る。各々のサーバ送信トラフィックは、サーバ送信トラ
フィックa、b、c、dとする。LANスイッチA(7
1)は、本発明の帯域制御機構を有する。このネットワ
ークシステムのネットワーク管理者は、LANスイッチ
A(71)において、帯域使用率nを設定する。帯域使
用率nは、サーバ送信トラフィックaからd(78)に
対して、それぞれ、帯域使用率na、nb、nc、nd
と設定するものとする。帯域使用率nの設定後、帯域制
御プログラム10、33を起動する。これにより、サー
バ装置群からクライアント群へ流れるサーバ送信トラフ
ィックに対して、アプリケーション毎に所望の帯域を設
定することが可能となる。
御プログラム10では、各々のリンクに対して定期的に
PAUSEフレームを送信する。従って、送信間隔bお
よびPAUSE時間aは、個々のリンクの帯域をもとに
個別に計算する。一方、図3に示す実施例2の帯域制御
プログラム33では、LAで束ねられた全てのリンクの
帯域の総和に対して帯域使用率nを設定する。トラフィ
ック観測時間cおよびPAUSE時間eの計算も全ての
リンクのトラフィックの集計値をもとに計算する。
3は、LAサブレイヤ92と並列に、個々のMAC制御
部91に直接アクセスできるように実装するものであ
る。この場合、帯域制御プログラム10、33は、図8
に示すMACクライアントプログラム94に相当するも
のである。この場合、帯域制御プログラム10、33
は、LAサブレイヤ92の存在を無視して、個々のリン
ク単位で独立に動作する。なお、現時点ではIEEE8
02.3においてこの位置にMACクライアントを置く
ことは規定されていない。
一例を、図7に示す。図7においては、図6と同様に、
各サーバ装置(82、83)は、複数のリンクでLAN
スイッチA(81)と接続している。しかし、図6と
は、次の点で異なる。1つは、各サーバ装置(82、8
3)が、各々が複数のアプリケーションを搭載している
点である。もう1つは、アプリケーション毎に異なるリ
ンク(84、85、86、87)を使用している点であ
る。
図5、図6、図7に示すネットワークシステムにおい
て、ネットワーク管理者が各サーバ装置またはリンクに
対して設定した帯域使用率n以下になるように、送信ト
ラフィックを制御することが可能である。
等を設定する単位は、アプリケーション毎に限らず、例
えば、宛先IPアドレス等を設定単位としてサーバ送信
トラフィックを帯域制御することも好ましい。宛先IP
アドレスを設定単位としてサーバ送信トラフィックを帯
域制御する場合には、全てのサーバ装置が同一のアプリ
ケーションを備えていることが条件となる。さらに、各
々のサーバ装置は帯域制御の対象となるリンクに対し
て、宛先IPアドレスをもとに送信フレームを振り分け
ることも条件となる。
LANスイッチとして説明したが、これがルータである
でも本発明を適用することが可能である。さらに、ルー
タにおいても、LANスイッチを用いた場合と同様の上
記効果が得られる。
例2)に代わりフレーム損失を防止する帯域制御機構に
ついて図16または図17を用いて説明する。
2)で示した図3において、データメモリ14は十分大
きな容量を持つ必要がある。なぜなら、ネットワーク装
置1、31においてフレーム損失が発生しないためであ
る。なお、データメモリ14は、サーバ装置3から送信
されたフレームを蓄積する。
タメモリ14に十分な容量を持てない場合がある。この
場合は、図16の構成および図17の帯域制御フローの
フローチャートによりフレーム損失を防止する。
のネットワーク装置1に、メモリ管理部302およびレ
ジスタ303を加えたものである。メモリ管理部302
は、データメモリ14のメモリ使用率を常時監視する
(ステップ171)。メモリ管理部302は、ネットワ
ーク装置301の各受信ポート毎に割り当てられたデー
タメモリ14のメモリ使用率をレジスタ303に記録す
る(ステップ172)。
nを実現することを目的としたPAUSEフレームの送
信制御に加えて、レジスタ303の読み取り制御を行
う。本実施例でいうレジスタ303の読み取り制御は、
レジスタ303を定期的に読み取り(ステップ17
3)、メモリ使用率がしきい値を超えた場合に(ステッ
プ174)MAC制御部6PUASEフレームの送信を
指示して(ステップ175)サーバ送信トラフィックを
抑制するというものである。メモリ使用率がしきい値を
超えた場合に送信されるPAUSEフレームは、帯域使
用率nを実現することを目的としたPAUSEフレーム
の送信とは別の目的のために送信されるものである。こ
の別の目的とは、データメモリ14の容量を考慮してフ
レーム損失の防止を実現する目的である。
量不足によるフレーム損失を防止することが可能とな
る。
の帯域を制御する目的で、IEEE802.3x規格の
PAUSEフレームという制御フレームを使用した。こ
れに対して、本実施例では、PAUSEフレームを用い
る帯域制御機構に代わる帯域制御機構について説明す
る。
ムという2つの制御フレームを用いる帯域制御機構があ
る。この場合について、具体的に(実施例1)で示した
図1を用いて説明する。この場合、ネットワーク装置1
はONフレームまたはOFFフレームを送信する。OF
Fフレームによりサーバ装置3からのデータフレームの
送信を停止させる。また、ONフレームによりサーバ装
置3からのデータフレームの送信を再開させる。この帯
域制御機構によれば、サーバ装置3において、PAUS
E時間の経過を測定するタイマ9が不要となる。一方、
ネットワーク装置1はOFFフレーム送信後にONフレ
ームを送信する。ネットワーク装置1は、OFFフレー
ム、ONフレームの順に制御フレームの送信を繰り返す
ことにより、サーバ装置3とネットワーク装置1との間
の帯域を制御する。
という2つの制御フレームを用いた帯域制御機構を、
(実施例2)の図3または図18を用いて説明する。帯
域制御プログラム33は、バイトカウンタ32を用いて
サーバ送信トラフィックを監視する(ステップ18
1)。サーバ送信トラフィックが帯域使用率nに対応し
た帯域量を超えた場合に(ステップ182)、帯域制御
プログラム33は、MAC制御部6に対してOFFフレ
ームの送信を指示する(ステップ183)。一方で、帯
域制御プログラム33は送信停止期間を計算する(ステ
ップ184)。送信停止期間は、PAUSE時間aに相
当する期間である。帯域制御プログラム33は、送信停
止時間が経過した後に(ステップ185)MAC制御部
6に対してONフレームの送信を指示する(ステップ1
86)。帯域制御プログラム33においてのOFFフレ
ームの送信指示、または送信停止時間の計算という制御
の順序は、OFFフレームの送信指示の後に送信停止時
間の計算を行うものでもよく、送信停止時間の計算を行
った後にOFFフレームの送信指示をするものでもよ
い。また、制御の順序は、OFFフレームの送信指示、
または送信停止時間の計算を並行に行うものでもよい。
は、ノイズ等により影響される場合がある。ノイズ等に
影響されることにより、サーバ装置3は受信エラーを生
じる。受信エラーによるサーバ装置3の誤動作を防ぐた
めに、ネットワーク装置1はONフレームまたはOFF
フレームを数回、例えば2回連続して送信することが好
ましい。
管理サービスについて説明する。このサービスは、(実
施例1)、(実施例2)、(実施例4)、(実施例5)
などに示した帯域制御機構、例えば帯域制御プログラム
を備えたネットワーク装置、例えばルータを用いて提供
される。
たネットワークを示す。このネットワーク構成に本発明
の帯域制御機構を用いてネットワークシステムの自動管
理サービスを実現する。本実施例にいうネットワークシ
ステムの自動管理サービスとは、構成されたネットワー
クの一部分で輻輳が生じたときに自動的にデータフレー
ムの経路を変更するサービスである。
103である。ルータ101とルータ102との間は、
リンク311で接続される。ルータ101とルータ10
3との間は、リンク312で接続される。ここで、ルー
タ101から見てルータ102またはルータ103は相
互に冗長経路を構成している。
レームのあて先に従い、個々のデータフレームをルータ
102またはルータ103へ振り分けて送信する。しか
し、ルータ102またはルータ103のいずれか一方の
ルータに障害が生じた場合、障害が生じていない方のル
ータに全てのデータフレームを送信する。このネットワ
ーク構成により、各々のデータフレームは、通常の経路
または冗長経路を通ってあて先の装置へ届けられる。
(実施例2)で示した図3のネットワーク装置31に相
当する。また、ルータ101は、例えば(実施例2)で
示した図3のサーバ装置3に相当する。ルータ101
は、ルータ102またはルータ103から送信されたP
AUSEフレームを受信する。ルータ101は、PAU
SEフレームの受信回数が所定の頻度を超えた場合、自
動的にデータフレームの経路を変更する。
ビスのフローについて図21を用いて説明する。説明に
用いたルータ101、102、103の内部構成を図2
0に示す。ルータ102またはルータ103は、それぞ
れリンク311またはリンク312を介してルータ10
1からデータフレームを受信する(ステップ211)。
ルータ102または103は、所定のタイミングでルー
タ101に対してPAUSEフレームを送信する(ステ
ップ212)。例えば(実施例2)に示す帯域制御機構
によれば、ルータ102またはルータ103は、ルータ
101からの送信トラフィックが予め設定された帯域使
用率nに対応する帯域量を超えた場合に、ルータ101
に対してPAUSEフレームを送信する。また、例えば
(実施例4)に示す帯域制御機構によれば、ルータ10
2またはルータ103は、リンク311またはリンク3
12の各々に割り当てたデータメモリ14のメモリ使用
率が事前に設定されたしきい値を超えた場合に、ルータ
101に対してPAUSEフレームを送信する。これに
より、ルータ102またはルータ103は、ルータ10
1からの送信トラフィックを抑制する。
ントプログラム329は、MAC制御部328からステ
ータスを受け取る(ステップ213)。ステータスは、
その時点でルータ101がPAUSE中であるか否かを
示すものである。MACクライアントプログラム329
は、受け取ったステータスを監視する(ステップ21
4)。MACクライアントプログラム329は、所定の
時間内に受け取ったPAUSEフレームの受信回数が所
定の値を超えた場合に、送信キュー管理プログラム33
0のキュー選択条件を変更させる。
選択条件の変更について具体的に説明する。例えばリン
ク311を介してのPAUSEフレームの受信回数が所
定の値を超えたときには(ステップ215)、リンク3
11への送信用キューにキューイングされたデータフレ
ームをリンク312への送信用キューに対してキューイ
ングする(ステップ216)。これにより、リンク31
1を介してルータ102に対して送信される予定のデー
タフレームは、リンク312を介してルータ103に対
して送信される。この状態は所定の時間が経過した後
(ステップ217)に解除されて、リンク311または
リンク312の各々に対応して設けられた送信用のキュ
ー(図示せず)は、再び対応するリンク311またはリ
ンク312の各々に割り当てられる(ステップ21
8)。
由する経路が輻輳している場合には、ルータ102を経
由する経路で送信される予定のデータフレームを、ルー
タ103を経由する経路へ自動的に経路を変更する。
トワーク装置間だけでなく、ネットワーク装置とサーバ
装置との間でも提供される。次に、ネットワーク装置と
サーバ装置との間での経路変更サービスについて、図2
2、図23を用いて説明する。この場合、経路変更を行
うのは、PAUSEフレームの送信側のネットワーク装
置である。なお、図22においては、ネットワーク装置
としてスイッチ341を例示する。
データフレームを受信する(ステップ221)。サーバ
装置342からスイッチ341へのデータフレームの送
信トラフィックが予め設定された帯域使用率nに対応す
る帯域量を超えた場合などに、スイッチ341は、サー
バ装置342に対してPAUSEフレームを送信する
(ステップ222)。これにより、サーバ装置342か
らの送信トラフィックは抑制される。さらに、クライア
ント端末からサーバ装置342に対してファイルデータ
などの送信要求が送信された場合、サーバ装置342の
内部のデータメモリに続々と送信データが蓄積される。
これにより、サーバ装置342のデータメモリは過負荷
状態となる。
341からサーバ装置342に対するPAUSEフレー
ムの送信回数が所定の値を超えた場合に(ステップ22
3)、スイッチ341は、クライアント端末から送信さ
れるデータの送信先をサーバ装置342からサーバ装置
343に切り替える(ステップ224)。サーバ装置3
43は、サーバ装置342と同じ機能を持つ装置であ
る。これにより、サーバ装置342の過負荷状態を早期
に解消させる。
イアント端末とスイッチ341との間に他のネットワー
ク装置が接続されていてもかまわない。また、スイッチ
341とサーバ装置342、343との間に他のネット
ワーク装置が接続されていてもかまわない。
タ104、またはサーバ装置342、343に代えてル
ータ105、106を用いたネットワーク構成を図24
に示す。次に、図24、図25を用いて、ユーザがネッ
トワーク装置の切り替えを制御する場合について説明す
る。
信されたデータフレームをルータ105、106または
107へと中継する(ステップ251)。ルータ104
は、ルータ105から送信されたPAUSEフレームを
所定の頻度を超えて受信したときに(ステップ25
2)、クライアント端末に対してエラー通知を送信する
(ステップ253)。また、別のエラー通知の契機とし
て、ルータ104は、ルータ105から送信されたPA
USEフレームを受信するたびに、クライアント端末に
対してエラー通知を行うことも好ましい。エラー通知
は、例えば、ICMP(Internet Contr
ol Message Protocol)によるIP
データグラムのデータ部に載せられて送信されるエラー
通知がある。
は、ユーザに対して回線が混雑していることを伝える
(ステップ254)。本実施例でいうユーザとは、クラ
イアント端末の使用者である。回線の混雑は、例えばク
ライアント端末のディスプレイ上に回線混雑の状況を表
示させることにより、ユーザに伝えられる。表示方法に
は、例えば図26に示すように“ルータ104とルータ
105との間でデータ量が増加しています!”という文
章を表示させる方法がある。回線の混雑を認識したユー
ザは、入力手段、例えばキーボードを介してルータ10
6への切り替えを指示する(ステップ255)。切り替
え指示の方法には、例えば図26に示すように、ディス
プレイ上に表示されたルータ106を表したアイコンを
クリックすることによる指示方法も好ましい。切り替え
指示により、ルータ104は、以後受信するデータフレ
ームをルータ106に対して送信する。さらに、ルータ
104は、切り替え指示の受信を契機として、自装置内
に設けられたデータメモリに蓄積されているデータフレ
ームをもルータ106に対して送信する(ステップ25
6)。
向けサービスについて、図27を用いて説明する。この
サービスは、(実施例1)、(実施例2)、(実施例
4)、(実施例5)などに示した帯域制御機構、例えば
帯域制御プログラムを備えたネットワーク装置、例えば
スイッチを用いて提供される。このスイッチは、例えば
図5に示したLANスイッチ61が該当する。
21は、スイッチ361とスイッチ362との間、スイ
ッチ361とスイッチ363との間の各々の接続に用い
られる。スイッチ362とクライアント端末364、3
65との間の各々は、リンク22で接続される。同様
に、スイッチ363とクライアント端末366、367
との間の各々は、リンク22で接続される。スイッチ3
62およびクライアント端末364、365は、例えば
建物の2階のフロア(以下、2Fという。)に配置され
る。また、スイッチ363およびクライアント端末36
6、367は、例えば建物の1階のフロア(以下、1F
という。)に配置される。クライアント端末364、3
65、366、367の各々は、スイッチ361、36
2、363から送信された制御フレーム、例えばPAU
SEフレームに対応する機能、例えばMAC制御部を備
えている。
363の各々に対して、各々のリンク22毎に使用帯域
率nを設定する。これにより、スイッチ362、363
の各々は、クライアント端末364、365、366、
367毎に帯域量を割り当てる。
61に対して、各々のリンク21毎に使用帯域率nを設
定する。これにより、スイッチ361は、スイッチ36
2、363毎に帯域量を割り当てる。すなわち、スイッ
チ361は、1F、2F毎に帯域量を割り当てる。な
お、図22においてブロック矢印の幅はリンク21、2
2毎に割当てられた帯域量を示す。次に、構内網全体を
有効に使用することを目的とした構内網の運用管理方法
について説明する。構内網の運用管理方法は、輻輳が生
じていない場合に帯域制御機構、例えば帯域制御プログ
ラムの動作を止めておき、輻輳が生じた場合にのみ帯域
制御機構を働かせるというものである。
帯域制御プログラム304の処理について、例えば図1
6のネットワーク装置301を用いて説明する。処理フ
ローは、図28に示す。帯域制御プログラム304は、
メモリ管理部302からメモリ使用率の情報を受けとる
(ステップ281)。帯域制御プログラム304は、メ
モリ使用率の情報をもとにして輻輳の有無を判断する
(ステップ282)。帯域制御プログラム304は、輻
輳有りと判断した場合、例えば図4に示した処理フロー
を起動する(ステップ283)。図4に示した処理フロ
ーは、ステップ42から開始される。その後、輻輳が解
消された場合、帯域制御プログラム304は、図4に示
した処理フローを停止する(ステップ284)。
したネットワーク監視装置368を有することが好まし
い。ネットワーク監視装置368は、ネットワークを監
視するネットワーク監視プログラム369を有する。ネ
ットワーク監視装置368は、帯域制御プログラム30
4に連動する。ネットワーク監視装置368は、スイッ
チ361、362、363の各々の帯域制御プログラム
304から送信指示されたPAUSEフレームの送信回
数を画面370に表示する。ネットワーク管理者は、画
面370を通して輻輳の状況を認識する。その後、PA
USEフレームの送信回数が予め設定された頻度以下に
なった場合、ネットワーク管理者は、コマンドの入力等
により図4に示した処理フローを停止する。一方、時間
が経過してもPAUSEフレームの送信回数が予め設定
された頻度以下にならない場合、ネットワーク管理者
は、構内網のシステム構成を改良する。なぜなら、この
場合、該当のリンクに想定以上の送信要求が集中してい
ることになるからである。また、システム構成の改良に
代えて、スイッチ361、362、363のデータメモ
リ14の容量を変更すること等も好ましい。
EE802.3x規格に関連したプロトコル(イーサネ
ット)に限定されるものではない。したがって、本発明
は、例えばATM(Asynchronous Tra
nsfer Mode)、FDDI(Fiber Di
stributed Data Interfac
e)、PPP(Point to Point Pro
tocol)などのいずれのプロトコルにも適用され
る。
ワークを利用した帯域制御サービスについて図29を用
いて説明する。この帯域制御サービスは、ATMネット
ワークを利用して契約した帯域を割り当てるサービス、
例えばATMメガリンクサービス、SLA(Servi
ce Level Agreement)の提供を受け
る加入者側に設けられた加入者ネットワークにおいて適
用される。SLAは、サービスの提供者と加入者との間
でサービス内容(レベル)を取り決めることを意味す
る。帯域制御サービスは、(実施例1)、(実施例
2)、(実施例4)、(実施例5)などに示した帯域制
御機構、例えば帯域制御プログラムを備えたネットワー
ク装置、例えばATMスイッチを用いて提供される。帯
域制御サービスの適用を受けることにより、加入者は、
セルを損失することなくサービスの提供を受けることが
できる。
て、契約した帯域を超えた分のセルは、ATMネットワ
ーク374側で廃棄される。そのため、通常、加入者側
ではATMネットワーク374と加入者ネットワーク3
75との間の接続において、VP(Virtual P
ath)シェーピング機能を有したATMスイッチ37
1を用いる。しかし、この場合でも加入者ネットワーク
375からの送信トラフィックがATMスイッチ371
の中継処理能力を超えた場合、ATMスイッチ371で
セルが損失される。この場合、ATMスイッチ371が
加入者ネットワーク375からATMネットワーク37
4への送信トラフィックを契約帯域以下に制限すれば、
セルは損失されない。
ウェアを備える。帯域制御ソフトウェアは、(実施例
1)または(実施例2)の帯域制御機構、例えば帯域制
御プログラム10、33に相当する。帯域制御ソフトウ
ェアは、図2または図4に相当する処理フローを実行す
ることにより、ルータAおよびルータBからの送信トラ
フィックを契約帯域以下に制限する。例えば、ルータA
からの送信データが契約帯域以上になった場合の制御フ
ローについて図30を用いて説明する。通常、ルータA
は契約帯域以下でデータを送信する(ステップ13
1)。ルータAからの送信データが契約帯域を超えた場
合(ステップ132)、ルータBからの送信データ量の
大きさによってはATMスイッチ371にてセルの損失
が生じる。したがって、スイッチ371は、ルータAに
対して制御信号を送信する(ステップ133)。制御信
号には、時間が設定される。制御信号を受信したルータ
Aは設定された時間、データの送信を中断する(ステッ
プ134)。ステップ132から134が繰り返される
ことにより、加入者は、セルを損失させることなくAT
Mメガリンクサービスの提供を受ける。
方法として、例えば図29のLANスイッチ372、3
73またはルータA、Bに(実施例1)、(実施例
2)、(実施例4)、(実施例5)などに示した帯域制
御機構、例えば帯域制御プログラムを備えることも好ま
しい。
について図31、図32を用いて説明する。
イベートネットワーク、イントラネット、エキストラネ
ットなどを介して、サーバ装置381に動画像データの
送信を要求する(ステップ141)。サーバ装置381
は、クライアント端末384の要求に応じて動画像デー
タをクライアント端末384に対して送信する(ステッ
プ142)。このとき、動画像データは所定の帯域を使
用する。
置383は、シェーピング機能を有する。しかし、従来
のシェーピング機能は、動画像データを廃棄して、サー
バ装置381からの送信トラフィックを調整していた。
いてサーバ装置381からの送信トラフィックを所定の
帯域量に保つ。LANスイッチ382は、(実施例2)
の帯域制御機構、例えば帯域制御プログラム33を有す
る。この場合、帯域制御プログラム33は、PAUSE
送信間隔bに対するPAUSE時間aをダイナミックに
制御する。これにより、サーバ装置381からの送信ト
ラフィックを所定の帯域量に制御する(ステップ14
3)ことが可能である。図32に示したステップ143
の制御について図33を用いて具体的に説明する。ある
瞬間のサーバ装置381からの送信トラフィックが、例
えば10Mbps(Mega bitsper sec
ond)である(ステップ144)。この場合、帯域制
御プログラム33は、PAUSE送信間隔b:PAUS
E時間a=10:8に制御する(ステップ145)。こ
れにより、サーバ装置381からの送信トラフィック
は、2Mbpsに制御される(ステップ146)。ま
た、別の瞬間のサーバ装置381からの送信トラフィッ
クが、例えば5Mbpsである(ステップ147)。こ
の場合、帯域制御プログラム33は、PAUSE送信間
隔b:PAUSE時間a=5:3に制御する(ステップ
148)。これにより、サーバ装置381からの送信ト
ラフィックは、2Mbpsに制御される(ステップ14
9)。
いることなく、動画像データの損失を防止することが可
能である。さらに、本実施例によれば、動画像データを
所定の帯域量または所定の速度で配信することが可能で
ある。本実施例は、特に、マルチキャストまたはブロー
ドキャストに適する。
りに中継装置383、例えばルータに(実施例2)の帯
域制御機構、例えば帯域制御プログラム33を設けるこ
とも好ましい。
2)、(実施例4)、(実施例5)などに記載の発明の
技術的思想を用いた別の実施例について説明する。
す。
ービスに関するものである。本実施例は、サービスの提
供者例えば通信事業者(以下、サービス提供者とい
う。)が加入者に対して提供するサービスである。帯域
確保型のデータ中継サービスは、加入者収容ルータ40
1を利用して提供される。加入者収容ルータ401は、
ネットワーク装置31に相当して、帯域制御を行うソフ
トウェアを有する。帯域制御を行うソフトウェアは、例
えば(実施例2)に記載の帯域制御プログラム33に相
当する。この場合、加入者収容ルータ401は、バイト
カウンタ32を有する。
ータ401)が混み合ったときにおいても、要求帯域量
を確保するものである。本実施例でいうネットワークが
混み合ったときとは、加入者収容ルータ401が処理で
きる帯域量の上限値を超えるおそれが生じた場合であ
る。また、本実施例でいう要求帯域量とは、加入者が要
求した帯域量である。
ワーク構成例に分類される。
提供者は、加入者に近い場所に加入者収容ルータ401
を設置する。サービス提供者は、加入者収容ルータ40
1とバックボーンネットワーク402とを高速ディジタ
ル専用回線を用いて接続させる。バックボーンネットワ
ーク402は、ネットワーク中継装置、例えばルータを
用いて構成されたネットワークである。加入者収容ルー
タ401は、複数の加入者の各々が有するネットワーク
中継装置403(以下、加入者ルータと呼ぶ。)から送
信されたデータを、高速ディジタル専用回線を介してバ
ックボーンネットワーク402に中継する。バックボー
ンネットワーク402は、加入者収容ルータ401が中
継したデータを他の加入者の加入者ルータ403または
他の装置例えばサーバ装置3などに対して中継する。加
入者収容ルータ401からバックボーンネットワーク4
02に対して送信されたデータの帯域量は、所定の方法
により保証される。所定の方法には、例えばバックボー
ンネットワーク402でのデータの中継速度を加入者収
容ルータ401からバックボーンネットワーク402に
送信されるデータの帯域量に比して大幅に大きくする方
法がある。また、所定の方法には、プロトコル、例えば
RSVP(Resource Reservation
Protocol)に相当するプロトコルを利用する
方法もある。加入者ルータ403は、加入者収容ルータ
401からの制御信号に応答する機能を有する。制御信
号に応答する機能は、例えば(実施例2)のサーバ装置
3のPAUSEフレームを受信する機能、例えばMAC
チップセット、MAC制御部などに相当する。
l Service Unit)404は、ユーザ側の
端末設備をディジタル通信網に接続するための伝送装置
である。また、TA(Terminal Adapte
r)405は、例えばV.24、V.25などのインタ
フェースをもつ端末やルータなどを、ISDNや専用線
などのDSU404に接続するためのインタフェース変
換装置である。なお、図34に示したネットワーク構成
が広域イーサネットである場合、DSU404、TA4
05は不要である。
場合、サービス提供者はバックボーンネットワーク40
2に加入者収容ルータ401を設ける。加入者収容ルー
タ401の設けられる地点をアクセスポイントという。
加入者収容ルータ401は、複数の加入者の各々が有す
る加入者ルータ403から送信されたデータをバックボ
ーンネットワーク402に対して中継する。
て、図35を用いて説明する。
に帯域確保型のデータ中継サービスを提供する。帯域確
保型のデータ中継サービスの提供に際して、サービス提
供者は、個々の加入者との間で要求帯域量を取り決め
る。要求帯域量の最大値は、回線速度である。回線速度
は、加入者ルータ403と加入者収容ルータ401との
間のインターフェースにより決定される。
て、2つの要求を行う。回線速度の要求と要求帯域量の
要求である。
する要求帯域量を要求する。しかし、要求帯域量の決定
は、加入者が任意の帯域量から要求する場合に限らず、
サービス提供者が通知した料金表をもとにして加入者が
要求することも好ましい。この場合、サービス提供者
は、回線速度または要求帯域量の2つの要素をもとにし
て帯域確保型のデータ中継サービスの利用料金を設定す
る。サービス提供者は、回線速度の大きさにしたがった
料金を設定する一方、要求帯域量の大きさにしたがった
料金も設定することが可能である。帯域確保型のデータ
中継サービスの料金表を図36に示す。料金表は、例え
ば(36−1)、(36−2)である。(36−1)
は、回線速度および要求帯域量をともに考慮して合計料
金が設定された料金表である。(36−2)は、回線速
度または要求帯域量の各々の大きさに応じた料金が設定
された料金表である。この場合、加入者は、希望の回線
速度または要求帯域量の各々の大きさに応じた料金を合
計した料金を支払う。
ービス提供者側の計算機(図示せず)は、回線速度の大
きさにしたがって回線速度を区別する。計算機は、区別
された回線速度毎に料金を設定する。次に、計算機は、
要求帯域量の大きさにしたがって要求帯域量を区別す
る。計算機は、区別された要求帯域量毎に料金を設定す
る。加入者が支払う合計の料金は、回線速度毎の料金に
要求帯域量毎の料金を加えた金額である。料金の設定に
おいて、計算機は、要求帯域量毎の料金を設定した後、
回線速度毎の料金を設定することもよい。なお、図中、
kbps、Gbpsは、それぞれkilo bits
per second、Giga bits per
secondを示す。
用いた通信により行われることが好ましい。例えば、サ
ービス提供者側のサーバ装置(図示せず)は、加入者側
の端末(図示せず)に対して、要求依頼通知を送信す
る。要求依頼通知に、例えば図36の料金表が含まれ
る。要求依頼通知は、既に帯域確保型のデータ中継サー
ビスの提供を受けている加入者へのマルチキャストまた
はユニキャストで送信される。また、要求依頼の方法
は、WWW(World Wide Web)サーバを
利用して、ホームページに料金表を含めたサービス内
容、例えばサービスラインナップを掲載するという方法
も好ましい。サービス提供者側のサーバ装置は、サービ
ス提供者が所有するものでもよく、第三者が所有するも
のでもよい。加入者は、加入者側の端末に設けられた表
示画面を通じて、要求依頼通知を認識する。加入者は、
入力手段、例えばキーボード、マウスを利用して、サー
ビス提供者側のサーバ装置に要求帯域量を通知する。要
求帯域量は、サービス提供者側のサーバ装置または付属
の装置に、加入者毎のID(identificati
on)などと対応させて保存される。保存された要求帯
域量は、加入者の要求帯域量の変更等にも有効に利用さ
れる。
求帯域量の大きさを示す。
が混み合ったときに、加入者毎に取り決めた要求帯域量
を確保するよう制御する。
きに、加入者収容ルータ401は、要求帯域量を超えた
帯域量のデータを要求帯域量を超えた帯域量のままでバ
ックボーンネットワーク402に対して中継する。ネッ
トワークが混み合っていないときであれば、加入者ルー
タ403は、要求帯域量を超えた帯域量のデータをバッ
クボーンネットワーク403に対して送信する。
を加入者収容ルータ401に設定する。さらに、サービ
ス提供者は、加入者収容ルータ401が処理できる帯域
量の上限値に相当する設定値を加入者収容ルータ401
に設定する。
の変移を図37に示す。なお、図中、塗りつぶされた四
角形の時間軸方向の高さは、加入者の各々が送信するデ
ータの帯域量の大きさを示す。
側の端末に対して要求依頼通知を送信する(ステップ4
10)。加入者は、要求依頼通知に応答して、要求帯域
量または回線速度を通知する(ステップ411)。これ
により、サービス提供者と加入者との間の取り決めが成
立する。加入者収容ルータ401は、ネットワークが混
み合ったときに、要求帯域量を超えた帯域量でデータを
送信する加入者を判定する。判定の結果、加入者収容ル
ータ401は、該当の加入者Yを特定する(ステップ4
12)。加入者収容ルータ401は、特定した加入者Y
の帯域量を要求帯域量に低減させる。低減させる方法と
して、加入者収容ルータ401は加入者ルータ403に
対して制御信号を送信する。これにより、加入者X、
Y、Zの各々の要求帯域量を確保する(ステップ41
3)。なお、低減するに際して、要求帯域量を超えてデ
ータを送信する加入者のうち、加入者ルータ403から
の送信帯域量がより大きい加入者から徐々に要求帯域量
を下限として低減させる方法がより好ましい。さらに、
送信帯域量が一番大きい加入者、2番目に大きい加入
者、3番目に大きい加入者という順番に送信帯域量を徐
々に低減させる方法がより好ましい。これらの方法によ
れば、帯域の有効利用という目的も達成しうるものであ
るからである。また、要求帯域量を超えた送信帯域量と
要求帯域量との間の大きさの比がより大きい加入者から
徐々に要求帯域量を下限として低減させる方法も好まし
い。この方法によれば、加入者間の公平が図れるからで
ある。
が混み合っていないときは、要求帯域量を超えた帯域量
で加入者から送信されたデータを要求帯域量を超えた帯
域量で中継する。
クが混み合ったときに要求帯域量でデータの送信が可能
であり、要求帯域量が確保される。さらに、ネットワー
クが混み合っていないときにも要求帯域量以上の帯域量
が確保される。
システムを構成するネットワークシステムにおいて、輻
輳を回避させることが可能である。さらに、サーバ・ト
ラフィックをネットワーク管理者が設定する単位(アプ
リケーションや宛先IPアドレス等)で、帯域を制御す
ることが可能である。
スの提供を受ける者に対して有益なサービスを提供する
ことが可能である。
トワークの構成図である。
ローチャートである。
ットワークの構成図である。
ローチャートである。
構成例である。
構成例である。
ステムの構成例である。
した場合のOSIのデータリンク層におけるプロトコル
の関係を示す構成図である。
たグラフである。
グラフである。
形を拡大したグラフである。
の関係を示すグラフである。
ィックx、許可トラフィックp、PAUSE時間eの関
係を示すグラフである。
トワークの構成図である。
たネットワークの構成図である。
る。
制御フローのフローチャートである。
提供するためのネットワークの構成図である。
3の内部構成図である。
フローを示したフローチャートである。
提供するためのネットワークの構成図である。
フローを示したフローチャートである。
提供するためのネットワークの構成図である。
フローを示したフローチャートである。
図である。
域制御プログラム304の処理フローを示したフローチ
ャートである。
ワーク構成図である。
ーチャートである。
ットワーク構成図である。
御フローを示したフローチャートである。
御フローを示したフローチャートである。
ーク構成図である。
ーク構成図である。
例である。
スおよび帯域量の変移を示す図である。
・・ネットワーク装置 2・・・リンク 3・・・サーバ装置 4、5・・・MACチップセット 6、7、328・・・MAC制御部 8、9・・・PAUSEタイマ 10、33、304、324・・・帯域制御プログラム 11、329・・・MACクライアントプログラム 12、34、305、325・・・タイマ 13、35、306、326・・・レジスタ群 32・・・バイトカウンタ 401・・・加入者収容ルータ 402・・・バックボーンネットワーク 403・・・加入者ルータ
Claims (22)
- 【請求項1】他の装置と伝送媒体を介して接続されるネ
ットワーク装置において、前記他の装置からのフレーム
の送信を中断させる制御フレームを、前記他の装置に対
して送信するよう送信指示を発行する帯域制御手段と、
前記送信指示に従い前記制御フレームを送信する送信手
段と、前記他の装置から送信されるフレームを蓄積する
蓄積手段とを有し、前記帯域制御手段は、前記蓄積手段
の使用率が所定のしきい値を超えた場合に前記制御フレ
ームの送信指示を発行することを特徴とするネットワー
ク装置。 - 【請求項2】第1の装置と、前記第1の装置と伝送媒体
を介して接続され、前記第1の装置からのデータの送信
を中断させる制御信号を一定の間隔毎に前記第1の装置
に対して送信する第2の装置とを有し、前記第1の装置
は、前記制御信号により指示された時間、前記第2の装
置に対してデータの送信を中断するものであることを特
徴とするネットワークシステム。 - 【請求項3】第1の装置と、前記第1の装置と伝送媒体
を介して接続され、前記第1の装置からのデータの送信
を中断させる制御信号を前記第1の装置に対して送信す
る第2の装置とを有し、前記第2の装置は、前記第1の
装置からのデータの送信帯域量が所定の帯域量を超えた
場合に前記制御信号を送信するものであり、前記第1の
装置は、前記制御信号により指示された時間、データの
送信を中断するものであることを特徴とするネットワー
クシステム。 - 【請求項4】複数の装置と、前記複数の装置と伝送媒体
を介して接続され、前記複数の装置からのデータの送信
を中断させる制御信号を前記複数の装置の各々に対して
送信するネットワーク装置とを有し、前記複数の装置
は、前記制御信号により指示された時間、前記ネットワ
ーク装置に対してデータの送信を中断するものであり、
前記ネットワーク装置は、前記複数の装置毎に異なる時
間に前記制御信号を送信するものであることを特徴とす
るネットワークシステム。 - 【請求項5】請求項4に記載のネットワークシステムに
おいて、前記ネットワーク装置は、一定の間隔毎に前記
制御信号を前記複数の装置の各々に対して送信するもの
であることを特徴とするネットワークシステム。 - 【請求項6】他の装置と伝送媒体を介して接続されるネ
ットワーク装置において、前記他の装置からのフレーム
の送信を停止させる第1の制御フレームと、前記他の装
置からのフレームの送信を再開させる第2の制御フレー
ムとを、前記他の装置に対して送信するよう指示する帯
域制御手段と、前記指示に従い前記第1の制御フレーム
と前記第2の制御フレームとを送信する送信手段とを有
し、前記帯域制御手段は、前記他の装置からのフレーム
の送信帯域量が所定の帯域量を超えたときに前記第1の
制御フレームを送信することを特徴とするネットワーク
装置。 - 【請求項7】伝送媒体を介して他の装置に接続されたネ
ットワーク装置は、一定の時間間隔おきに前記他の装置
に対して第1の制御フレームを送信し、前記第1の制御
フレームを受信した前記他の装置は、フレームの送信を
停止し、前記ネットワーク装置は、前記所定の時間が経
過した後に第2の制御フレームを送信し、前記第2の制
御フレームを受信した前記他の装置は、フレームの送信
を再開することを特徴とするフレーム送受信方法。 - 【請求項8】伝送媒体を介して他の装置に接続されたネ
ットワーク装置は、前記他の装置から送信されるフレー
ムの送信帯域量が所定の帯域量を超えたときに、前記他
の装置に対して第1の制御フレームを送信し、前記第1
の制御フレームを受信した前記他の装置は、フレームの
送信を停止し、前記ネットワーク装置は、前記所定の帯
域量を超えて前記他の装置から送信されるフレームの送
信帯域量に対応した時間が経過した後に第2の制御フレ
ームを送信し、前記第2の制御フレームを受信した前記
他の装置は、フレームの送信を再開することを特徴とす
るフレーム送受信方法。 - 【請求項9】第1の装置と、第1の装置と伝送媒体を介
して接続され、前記第1の装置からのデータの量が所定
のデータ量を超えたときに前記第1の装置に対して制御
信号を送信する第2の装置および第3の装置とを有し、
前記第1の装置は、前記制御信号を受信した後所定の時
間データの送信を中断するものであり、前記第2の装置
からの前記制御信号の受信回数が所定の頻度を超えたと
きに、前記第2の装置に送信予定のデータを前記第3の
装置に対して送信するものであることを特徴とするネッ
トワークシステム。 - 【請求項10】請求項9に記載のネットワークシステム
において、前記第1の装置と伝送媒体を介して接続され
た端末とを有し、前記第1の装置は、前記端末からの指
示にしたがい前記第2の装置に送信予定のデータを前記
第3の装置に対して送信するものであることを特徴とす
るネットワークシステム。 - 【請求項11】第1のフロアに設けられた第1の装置
と、第2のフロアに設けられた第2の装置と、第1の装
置または第2の装置の各々に伝送媒体を介して接続さ
れ、前記第1の装置または前記第2の装置毎に制御信号
を送信して、前記第1の装置または前記第2の装置から
のデータの量を前記第1の装置または前記第2の装置毎
に設定された帯域量に制御する第3の装置と、前記第1
の装置に伝送媒体を介して接続され、前記第1の装置ま
たは前記第2の装置の各々に対する制御信号の送信回数
を表示するネットワーク監視装置とを有することを特徴
とする構内ネットワークシステム。 - 【請求項12】請求項11に記載の構内ネットワークシ
ステムにおいて、前記第1の装置または前記第2の装置
毎に接続された複数の端末とを有し、前記第1の装置ま
たは前記第2の装置は、前記複数の端末毎に制御信号を
送信して、前記複数の端末からのデータの量を前記複数
の端末毎に設定された帯域量に制御するものであり、前
記ネットワーク監視装置は、前記第1の装置または前記
第2の装置の各々に伝送媒体を介して接続され、前記複
数の端末の各々に対する制御信号の送信回数を表示する
ものであることを特徴とする構内ネットワークシステ
ム。 - 【請求項13】契約した帯域を割り当てるサービスに利
用されるATMネットワークと伝送媒体を介して接続さ
れた加入者のATM装置のセル中継方法において、前記
ATM装置に接続された第1の装置または第2の装置の
各々から送信されるデータの量が、前記第1の装置また
は前記第2の装置毎に設定された所定の帯域量を超えた
ときに、前記第1の装置または前記第2の装置毎に対し
て制御信号を送信し、前記第1の装置または前記第2の
装置の各々からのデータの送信を中断させることを特徴
とするセル中継方法。 - 【請求項14】端末からの要求に応じて動画像データを
送信する動画像データ送信方法において、サーバ装置
は、前記端末からの要求に応じて動画像データを送信
し、前記サーバ装置との間で伝送媒体を介して接続され
た中継装置は、前記サーバ装置からの動画像データの送
信データ量が所定のデータ量を超えた場合に、前記サー
バ装置に対して制御信号を送信し、前記制御信号を受信
した前記サーバ装置は、前記端末に対する動画像データ
の送信を中断し、動画像データの送信を中断した前記サ
ーバ装置は、前記制御信号により指示された時間が経過
した後に前記端末に対する動画像データの送信を再開す
ることを特徴とする動画像データ送信方法。 - 【請求項15】複数の加入者の各々から送られるデータ
を、ネットワークに対して中継するデータ中継方法であ
って、前記ネットワークに対して中継されるデータの量
の所定値、および前記複数の加入者の各々が要求する要
求データ量を設定しておき、前記複数の加入者から送ら
れるデータの量が前記所定値以上である場合に、前記複
数の加入者の各々から送られるデータの量を前記要求デ
ータ量を下限として低減させることを特徴とするデータ
中継方法。 - 【請求項16】請求項15に記載のデータ中継方法であ
って、前記複数の加入者から送られるデータの量が前記
所定値以下である場合に、前記複数の加入者の各々から
前記要求データ量を超えて送られるデータを前記ネット
ワークに対して中継することを特徴とするデータ中継方
法。 - 【請求項17】請求項15または16に記載のデータ中
継方法において、前記複数の加入者に対して、前記要求
データ量の要求を促し、前記複数の加入者から前記要求
データ量の要求を受け取った後、前記要求データ量の設
定を行うことを特徴とするデータ中継方法。 - 【請求項18】請求項15乃至17に記載のデータ中継
方法において、前記複数の加入者から送られるデータの
量が前記所定値以上である場合、前記複数の加入者のう
ち前記要求データ量を超えた量でデータを送信する加入
者を特定し、前記特定された加入者からのデータの量を
前記要求データ量を下限として低減させることを特徴と
するデータ中継方法。 - 【請求項19】複数の加入者の各々から送られるデータ
をネットワークに対して中継するデータ中継サービスの
提供を受ける前記複数の加入者の各々が支払う料金の料
金設定方法であって、前記複数の加入者から送られるデ
ータを前記ネットワークに伝送する回線の回線速度の大
きさにしたがい前記回線速度を区別し、前記区別された
回線速度毎に第1の料金を設定し、前記複数の加入者か
ら送られるデータの量が前記所定のデータ量以上である
場合に確保される要求データ量を前記要求データ量の大
きさにしたがい区別し、前記区別された要求データ量毎
に第2の料金を設定し、前記第1の料金と前記第2の料
金を加えて前記複数の加入者の各々が支払う料金を設定
することを特徴とする料金設定方法。 - 【請求項20】複数の加入者の各々から送られるデータ
を、バックボーンネットワークに対して中継するデータ
中継方法であって、前記複数の加入者の各々に対して、
ネットワークが混み合っている場合においても確保され
る複数の帯域値と、ネットワークが混み合っていない場
合に確保される最大帯域値とを通知し、前記複数の帯域
値に含まれ、前記複数の加入者の各々が要求した要求帯
域値を設定し、前記ネットワークが混み合っている場合
に、前記複数の加入者の各々に対して前記要求帯域値に
相当する帯域を確保し、前記ネットワークが混み合って
いない場合に、前記要求帯域値に相当する帯域を超えて
データを送信する加入者に対して前記最大帯域値に相当
する帯域を確保することを特徴とするデータ中継方法。 - 【請求項21】複数の加入者の各々から送られるデータ
を、ネットワークに対して中継するデータ中継装置であ
って、前記ネットワークに対して中継されるデータの量
の所定値、および前記複数の加入者の各々が要求する要
求データ量を設定する設定手段と、前記複数の加入者か
ら送られるデータの量が前記所定値以上である場合に、
前記複数の加入者の各々から送られるデータの量を前記
要求データ量を下限として低減させる制御手段とを有す
ることを特徴とするデータ中継装置。 - 【請求項22】複数の加入者の各々が有する加入者装置
と、複数の前記加入者装置から送られるデータをネット
ワークに対して中継する中継装置とを有し、前記中継装
置は、前記ネットワークに対して中継されるデータの量
の所定値および前記複数の加入者の各々が要求する要求
データ量が設定されて、前記複数の加入者装置から送ら
れるデータの量が前記所定値以上である場合に、前記複
数の加入者装置の各々から送られるデータの量を前記要
求データ量を下限として低減させるものであることを特
徴とするデータ中継システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000035630A JP2001223714A (ja) | 2000-02-08 | 2000-02-08 | データ中継方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000035630A JP2001223714A (ja) | 2000-02-08 | 2000-02-08 | データ中継方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001223714A true JP2001223714A (ja) | 2001-08-17 |
JP2001223714A5 JP2001223714A5 (ja) | 2005-02-24 |
Family
ID=18559803
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000035630A Pending JP2001223714A (ja) | 2000-02-08 | 2000-02-08 | データ中継方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001223714A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003092577A (ja) * | 2001-09-17 | 2003-03-28 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 無線アクセスシステム |
JP2005286786A (ja) * | 2004-03-30 | 2005-10-13 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 無線基地局装置およびデータ転送制御方法 |
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-
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- 2000-02-08 JP JP2000035630A patent/JP2001223714A/ja active Pending
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