JP2007066984A - 不揮発性半導体記憶素子およびそれを用いた不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

不揮発性半導体記憶素子およびそれを用いた不揮発性半導体記憶装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 小占有面積かつ、データ書き換え回数、データ保持特性の優れた不揮発性半導体記憶素子を提供する。
【解決手段】 フローティングゲート18に電荷を保持してデータを記憶する不揮発性半導体記憶素子であって、該フローティングゲート18を有するMOSトランジスタ13と、メタル層で構成されたキャパシタCとを有し、キャパシタCの一端がフローティングゲート18に接続されている。上記構成の不揮発性半導体記憶素子において、制御ゲート17への正の高電圧印加によりMOSトランジスタ13においてFNトンネリングで書き込み動作を行い、制御ゲートへの負の高電圧印加によりMOSトランジスタ13においてFNトンネリングで消去動作を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、不揮発性半導体記憶素子に関するものである。さらに詳しくは、本発明は、先端標準CMOSプロセスで混載可能な低コストの不揮発性半導体記憶素子およびそれを用いた不揮発性半導体記憶装置に関するものである。
近年、先端標準CMOSプロセスのシステムLSIに、コンテンツ系の暗号キーを中心にセキュア情報を実装する要望が高まってきている。その実装向けにメタルヒューズの利用が検討されているが、解析による情報漏洩の懸念がある。この解決策として低コストで書き換え可能な不揮発性半導体記憶装置を搭載することが考えられる。
システムLSIへフラッシュメモリ等の不揮発性半導体記憶素子を搭載する場合、標準CMOSプロセスに対して、別途専用工程を必要とするため、プロセスコストは増加し、先端プロセスを使用できない。そこで、先端標準CMOSプロセスで混載可能な安価な不揮発性半導体記憶素子が求められている。この課題を解決する手段として、先端標準CMOSプロセスで混載可能なNMOSトランジスタと2つのPMOSトランジスタのゲートでフローティングゲートを形成し、第1のPMOSトランジスタの拡散層領域を書き込み動作時および読出し動作時に制御ゲートとして用い、第2のPMOSトランジスタの拡散層領域を消去動作時に制御ゲートとして用いるCMOS不揮発性半導体記憶素子がある(例えば、非特許文献1参照)。
従来の標準CMOSプロセスで混載可能な不揮発性半導体記憶素子では、制御ゲートとフローティングゲートとの間の容量を、MOSトランジスタを用いて構成しており、また消去動作を行うための容量(第2のPMOSトランジスタで構成)を付加しているため、メモリセルが3トランジスタ構成となり、占有面積が大きくなる。また、制御ゲートとフローティングゲートとの間の容量をMOSトランジスタを用いて構成しているため、制御ゲートに正電圧・負電圧を印加しようとすると、順バイアス状態が存在してしまい、正電圧・負電圧による書き込み動作、消去動作は不可能であった。
図17に従来技術の標準CMOSプロセスで搭載可能な不揮発性半導体記憶素子を示す。図17は、異なる2つの制御ゲートを備え、1つのNMOSトランジスタと2つのPMOSトランジスタとから構成される不揮発性半導体記憶素子の回路図を示す。また、図18は図17に示した不揮発性半導体記憶素子の断面図を示す。
図17において、符号1、2はPMOSトランジスタを示し、符号3はNMOSトランジスタを示す。符号4は第1の制御ゲートを示し、符号5は第2の制御ゲートを示し、符号6はNMOSトランジスタのドレインを示し、符号7はNMOSトランジスタのソースを示し、符号8はNMOSトランジスタの基板を示す。符号9はフローティングゲートを示し、PMOSトランジスタ1、2のゲートとNMOSトランジスタ6のゲートとを接続している。
図18に示すように、第2導電型トランジスタとしてのNMOSトランジスタ3は、第1導電型であるP型のシリコン基板10に形成された第2導電型であるN型の通電領域10aおよびゲート電極10bを有している。第1導電型MOSトランジスタとしてのPMOSトランジスタ1、2は、半導体基板10上に設けられて制御ゲートとして働く第2導電型のウェル11、12と、ウェル11、12上に設けられた第1導電型の通電領域11a,12aおよびゲート電極11b,12bとを有している。
このNMOSトランジスタ3のゲート電極10bとPMOSトランジスタ1、2のゲート電極11b,12bとをフローティングゲート9で接続して、各端子に所定の電圧を印加することで、フローティングゲート9へのキャリアの書き込み、読出し、消去動作を行う。
図19はこの不揮発性半導体記憶素子の概略上面図を示す。
Richard J. McPartland et al, "1.25 Volt, Low Cost, Embedded FLASH Memory for Low Density Applications", 2000 Symposium on VLSI Circuits Digest of Technical Papers, pp.158-161.
しかしながら、従来の標準CMOSプロセスを用いた不揮発性半導体記憶素子は、1ビットが3トランジスタで構成されており、占有面積が大きいなどの問題があった。また、不揮発性半導体記憶素子の信頼性については、データ書き換え回数が1000回ほどしかなく、フラッシュメモリと同等の信頼性(データ書き換え回数10万回)を確保できていないなどの問題がある。
現在、この不揮発性半導体記憶素子は比較的小容量かつデータ書き換え回数が1000回以下のシステムに適用されているが、今後、大容量化および1000回以上のデータ書き換え回数の要望が生じると、コストおよび信頼性の観点から不揮発性半導体記憶素子の占有面積およびデータ書き換え回数は極めて重要なファクタになると考えられる。
したがって、本発明の目的は、小占有面積かつ、データ書き換え回数、データ保持特性の優れた不揮発性半導体記憶素子およびそれを用いた不揮発性半導体記憶装置を提供することである。
本発明の不揮発性半導体記憶素子は、制御ゲートとフローティングゲートとを有し、フローティングゲートに電荷を保持することによりデータを記憶するもので、ゲートがフローティングゲートとなるMOSトランジスタと、MOSトランジスタのゲートに一方の電極が接続され、他方の電極が制御ゲートとなるキャパシタとを備え、キャパシタの一方および他方の電極がメタル層で構成されていることを特徴とする。
上記構成の不揮発性半導体記憶素子において、制御ゲートへの正の高電圧印加によりMOSトランジスタにおいてチャネルからフローティングゲートへFNトンネル電流によって電荷を注入して書き込み動作を行う。また、上記構成の不揮発性半導体記憶素子において、制御ゲートへの負の高電圧印加によりMOSトランジスタにおいてフローティングゲートからシリコン基板へFNトンネル電流によって電荷を放出して消去動作を行う。また、上記構成の不揮発性半導体記憶素子において、制御ゲートを構成するメタルの一部を隣接メモリセルと共有してメモリアレイ、つまり不揮発性半導体記憶装置を構成する。
上記構成の不揮発性半導体記憶素子によれば、フローティングゲートを有するトランジスタ(パストランジスタ)を最小加工サイズで設計することができ、かつメタル層で構成されたキャパシタをパストランジスタ上部に積層させ、さらに微細化することでメモリセル占有面積を縮小することができる。また、上記の不揮発性半導体記憶素子の制御ゲートを構成するメタルの一部を隣接メモリセルと共有してメモリアレイを構成することで、小占有面積にすることが可能である。メタル層で構成されたキャパシタは、絶縁膜(誘電体)に低誘電率材料を用いており、薄膜の酸化膜を利用した従来のメモリセルよりもリーク電流を抑制し、良好な保持特性を実現可能である。また、書き込み動作、消去動作をパストランジスタにおける両方向FNトンネリングで行うため、データ書き換え回数(Endurance特性)およびデータ保持特性(Retention特性)の優れた信頼性の高い不揮発性半導体記憶素子を提供することができる。
以下、課題を解決するための手段について詳しく説明する。
本発明の請求項1記載の発明は、制御ゲートとフローティングゲートとを有し、フローティングゲートに電荷を保持することによりデータを記憶する不揮発性半導体記憶素子であって、ゲートがフローティングゲートとなるMOSトランジスタと、MOSトランジスタのゲートに一方の電極が接続され、他方の電極が制御ゲートとなるキャパシタとを備えている。そして、キャパシタの一方および他方の電極がメタル層で構成されている。この構成によれば、小占有面積かつ、データ書き換え回数、データ保持特性の優れた不揮発性半導体記憶装置を実現できるという作用を有する。
本発明の請求項2記載の発明は、請求項1記載の不揮発性半導体記憶素子において、キャパシタの一方および他方の電極を構成するメタル層が複数層からなることを特徴とする。この構成によれば、使用するメタル層の数を増やせば、さらに小占有面積の不揮発性半導体記憶装置を実現できるという作用を有する。
本発明の請求項3記載の発明は、請求項1記載の不揮発性半導体記憶素子において、キャパシタを構成する一方および他方の電極は同一レイヤのメタル層を交互配置される2つの領域に分離することにより形成され、2つの領域のサイドカップリングとしてキャパシタが構成されることを特徴とする。プロセステクノロジーノードが微細化されるにつれ、メタル層のアスペクト比は大きくなり、縦長のレイヤになる。従って、メタル層のサイドカップリングでキャパシタを構成することで単位面積当りの容量密度を大きくすることができ、小占有面積の不揮発性半導体記憶装置を実現できるという作用を有する。
本発明の請求項4記載の発明は、請求項1記載の不揮発性半導体記憶素子において、メタル層の同一レイヤでキャパシタの一方および他方の電極が櫛形に形成され、互いに対向した状態に配置されることを特徴とする。この構成によれば、キャパシタの単位面積当りの容量密度を大きくすることができ、小占有面積の不揮発性半導体記憶装置を実現できるという作用を有する。
本発明の請求項5記載の発明は、請求項1記載の不揮発性半導体記憶素子とメタルロジック配線を有する他の回路素子とからなる不揮発性半導体記憶装置であり、キャパシタの誘電体が、他の回路素子のメタルロジック配線の絶縁膜よりも高誘電率を有する絶縁膜で形成されることを特徴とする。この構成によれば、キャパシタの容量密度を大きくすることができ、小占有面積の不揮発性半導体記憶装置を実現できるという作用を有する。
本発明の請求項6記載の発明は、請求項1記載の不揮発性半導体記憶素子からなる多数個のメモリセルを、メモリアレイとして整列配置した不揮発性半導体記憶装置であり、一つのメモリセルにおけるキャパシタの他方の電極の一部が、隣接した他のメモリセルにおけるキャパシタの他方の電極の一部と共有されていることを特徴とする。この構成によれば、メモリアレイにすると、小占有面積の不揮発性半導体記憶装置を実現できるという作用を有する。
本発明の請求項7記載の発明は、請求項1記載の不揮発性半導体記憶素子からなる多数個のメモリセルを、メモリアレイとして整列配置した不揮発性半導体記憶装置であり、一つのメモリセルにおけるキャパシタの他方の電極の一部およびMOSトランジスタのソースラインが、隣接した他のメモリセルにおけるキャパシタの他方の電極の一部およびMOSトランジスタのソースラインとそれぞれ共有されていることを特徴とする。この構成によれば、メモリアレイにすると、小占有面積の不揮発性半導体記憶装置を実現できるという作用を有する。
本発明の請求項8記載の発明は、DRAMと請求項1記載の不揮発性半導体記憶素子とが同一チップに混載された半導体記憶装置であり、DRAMのキャパシタと不揮発性半導体記憶素子のキャパシタが同一プロセス工程で形成されることを特徴とする。DRAM混載プロセスが利用可能な場合は、不揮発性半導体記憶素子のキャパシタの容量密度を大きくすることができ、小占有面積の半導体記憶装置を実現できるという作用を有する。
本発明の請求項9記載の発明は、請求項1記載の不揮発性半導体記憶素子に対してデータの書き込みを行う不揮発性半導体記憶素子のデータ書き込み方法であって、制御ゲートへの正の高電圧印加によりMOSトランジスタにおいてチャネルからフローティングゲートへFNトンネル電流を流すことによって電荷を注入し、それによって書き込み動作を行うことを特徴とする。この構成によれば、書込み電流が小さな不揮発性半導体記憶装置を実現できるという作用を示す。
本発明の請求項10記載の発明は、請求項1記載の不揮発性半導体記憶素子に対してデータの消去を行う不揮発性半導体記憶素子のデータ消去方法であって、制御ゲートへの負の高電圧印加によりMOSトランジスタにおいてフローティングゲートからシリコン基板へFNトンネル電流を流すことによって電荷を放出し、それによって消去動作を行うことを特徴とする。この構成によれば、消去電流が小さな不揮発性半導体記憶装置を実現できるという作用を示す。
本発明の請求項11記載の発明は、請求項1記載の不揮発性半導体記憶素子からなる多数個のメモリセルを、メモリアレイとして整列配置した不揮発性半導体記憶装置に対して、データの書き込みおよび消去を行う不揮発性半導体記憶装置のデータ書き込み・消去方法であって、メモリセル毎に制御ゲートに正の電圧および負の電圧をそれぞれ印加することで、書き込み動作および消去動作を行うことを特徴とする。この構成によれば、データ書き換え回数、データ保持特性の優れたメモリセルつまり1ビット毎の選択書き込み動作が可能な不揮発性半導体記憶装置を実現できるという作用を有する。
従来の標準CMOSプロセスで搭載可能な不揮発性半導体記憶装置の場合、制御ゲートとフローティングゲートとの間のキャパシタをMOSトランジスタで実現していた。従って、キャパシタの他端に正電圧・負電圧を印加しようとすると、順バイアス状態が存在してしまい、正電圧・負電圧による書き込み動作、消去動作は不可能であった。つまり、本発明の請求項11記載の発明は、標準CMOSプロセスで搭載可能な不揮発性半導体記憶装置に関して、従来技術に対して制御ゲートとフローティングゲートとの間のキャパシタの極性を排除することが可能である。また、1ビットごとの選択書き込み動作が可能であるという特徴を持つ。
この構成によれば、メモリセル毎に制御ゲートに正の電圧及び負の電圧をそれぞれ印加することでMOSトランジスタにおいて両方向の書込み消去動作が可能となるため、データ書換え回数、データ保持特性の優れた不揮発性半導体記憶装置を実現できるという作用を有する。
本発明の請求項12記載の発明は、請求項1記載の不揮発性半導体記憶素子に対してデータの書き込みを行う不揮発性半導体記憶素子のデータ書き込み方法であって、制御ゲートへの正の高電圧印加およびMOSトランジスタのドレイン端子への正の高電圧印加により、MOSトランジスタにおいてフローティングゲートへチャネルホットエレクトロンを注入し、それによって書き込み動作を行うことを特徴とする。この構成によれば、書込み速度が高速な不揮発性半導体記憶装置を実現できるという作用を有する。
本発明によれば、制御ゲートとフローティングゲートとを有し、フローティングゲートに電荷を保持することによりデータを記憶する不揮発性半導体記憶素子であって、ゲートがフローティングゲートとなるMOSトランジスタと、MOSトランジスタのゲートに一方の電極が接続され、他方の電極が制御ゲートとなるキャパシタとを備え、キャパシタの一方および他方の電極がメタル層で構成された不揮発性半導体記憶素子が提供される。本発明の不揮発性半導体記憶素子は、1トランジスタ1キャパシタ型であり、パストランジスタの上部に積層したMIM(Metal-Insulator-Metal)型キャパシタを有するので、メモリセル占有面積を縮小することができる。
書き込み動作、消去動作を効率良く行うためには、制御ゲートとフローティングゲートおよびフローティングゲートとシリコン基板との間の容量比(カップリング比)の関係が重要である。すなわち、制御ゲートとフローティングゲートとの間の容量が大きい程、制御ゲートの電位を効果的にフローティングゲートに伝達することができ、書き込み動作、消去動作が容易になる。書き込み動作、消去動作を容易に行うためには一定のカップリング比が必要である。従来の技術では、消去動作を第2のPMOSトランジスタで行うために、動作上第2のPMOSトランジスタのサイズを最小加工サイズで設計する必要がある。この場合、消去動作を効率良く行うためには第2のPMOSトランジスタに対して、NMOSトランジスタ(パストランジスタ)のサイズ比を1以上に設計する必要があり、それに応じて書き込み時の制御ゲートを有する第1のPMOSトランジスタのサイズを一定のカップリング比を保持するよう設計する必要があるので、占有面積が大幅に増加してしまう。一方、本発明の不揮発性半導体記憶素子は、上述したように1トランジスタ1キャパシタ型であり、パストランジスタのサイズを最小加工サイズで設計することができるので、一定のカップリング比を確保するにしても必要となる制御ゲートとフローティングゲートとの間の容量を小さくすることができる。従って、メモリセル占有面積を小さくすることができる。
さらに、上記構成の不揮発性半導体記憶素子において、制御ゲートへの正の高電圧印加によりMOSトランジスタにおいてチャネルからフローティングゲートへFNトンネル電流によって電荷を注入して書き込み動作を行う。また、上記構成の不揮発性半導体記憶素子において、制御ゲートへの負の高電圧印加によりMOSトランジスタにおいてフローティングゲートからシリコン基板へFNトンネル電流によって電荷を放出して消去動作を行う。書き込み動作、消去動作をパストランジスタにおける両方向FNトンネリングで行うため、トンネル酸化膜においてトラップされた電子をデトラップすることができ、データ書き換え回数(Endurance特性)およびデータ保持特性(Retention特性)の優れた信頼性の高い不揮発性半導体記憶素子を実現できる。
ここで、本発明の不揮発性半導体記憶素子において、パストランジスタにおける両方向FNトンネリングによる書き込み・消去動作が可能になったのは、制御ゲートとフローティングゲートとの間の容量をMOSトランジスタで実現したのではなく、メタル層の配線間容量を用いて実現したためであることを強調しておく。
さらに、上記構成の不揮発性半導体記憶素子において、制御ゲート(キャパシタの他方の電極)のメタルの一部が隣接メモリセルと共有してメモリアレイを構成することで、小占有面積の不揮発性半導体記憶装置を実現できる。また、制御ゲート(キャパシタの他方の電極)のメタルの一部およびソースラインを隣接メモリセルと共有してメモリアレイを構成することで、小占有面積の不揮発性半導体記憶装置を実現できる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
本発明では、制御ゲートとフローティングゲートとの間の容量をメタル層を用いたキャパシタで構成することが一つの特徴である。この実施の形態によれば、メタル層を用いたキャパシタをパストランジスタの上部に構成することができる。そのため、1トランジスタ1キャパシタ構成となり、占有面積を縮小できる。さらに、本発明では、制御ゲートとフローティングゲートとの間の容量を、メタル層を用いたキャパシタで構成することにより、制御ゲートに正の高電圧および負の高電圧を印加することが可能となり、両方向の書き込み動作、消去動作が行え、信頼性の優れた不揮発性半導体記憶素子を実現できる。
次に、本発明の不揮発性半導体記憶素子について説明する。
本発明の実施の形態の不揮発性半導体記憶素子の等価回路を図1に示し、同実施の形態の不揮発性半導体記憶素子の概略上面図を図2に示し、図2のカットラインX−X’における不揮発性半導体記憶素子の断面図を図3に示す。
図1において、符号13はNMOSトランジスタを示し、符号14はNMOSトランジスタのソースを示し、符号15はNMOSトランジスタ13のドレインを示し、符号16はNMOSトランジスタ13の基板を示す。符号Cはキャパシタを示す。符号18はフローティングゲートを示し、MOSトランジスタ13のゲートに対応し、キャパシタCの一方の電極に接続される。符号17は制御ゲートを示し、キャパシタCの他方の電極に対応する。つまり、キャパシタCはフローティングゲート18と制御ゲート17との容量結合として構成される。ここで、キャパシタCの一方および他方の電極は、メタル層で形成され、制御ゲート17もメタル層で形成されることになる。図1の不揮発性半導体記憶素子を一つのメモリセルとして、多数のメモリセルを整列配置し、さらに周辺回路を備えたものが不揮発性半導体記憶装置である。
図2において、符号19はNMOSトランジスタを示し、符号20はNMOSトランジスタのソースを示し、符号21はNMOSトランジスタのドレインを示し、符号22は制御ゲートを示す。
図3に示す不揮発性半導体記憶素子は、制御ゲート24とフローティングゲート23とを有し、フローティングゲート(MOSトランジスタのゲート)23すなわちキャパシタの一方の電極に電荷を保持してデータを記憶するものである。具体的には、ゲートがフローティングゲート23となるNMOSトランジスタと、フローティングゲート23に一方の電極が接続され、他方の電極が制御ゲート24となるキャパシタとを備え、キャパシタの一方および他方の電極がメタル層で構成されている。
図3において、符号23はポリシリコン層polyからなるフローティングゲートを示し、符号24はメタル層M1からなる制御ゲートを示す。符号23aはキャパシタの一方の電極を示し、符号24aはキャパシタの他方の電極を示す。キャパシタは、この実施の形態では同一レイヤのメタル層M1、M2をそれぞれ交互配置される2つの領域に分離することにより形成され、2つの領域のサイドカップリングとしてキャパシタが構成される。制御ゲート24とキャパシタの他方の電極24aとは相間配線により相互に接続されている。同様に、フローティングゲート23とキャパシタの一方の電極23aとも相間配線により相互に接続されている。符号25はSTI(Shallow Trench Isolation)分離層を示し、符号26はP型シリコン基板を示す。図3の実施例では、3層のメタル層M1,M2,M3を用いてキャパシタを構成しているが、3層のメタル層に限定されるものではなく、複数のメタル層でキャパシタが構成されることを特徴とする。また、メタル層のサイドカップリングでキャパシタが構成されることを特徴とするが、サイドカップリングによるキャパシタの構成は図3の実施例に限定されるものではない。さらに、メタル層の同一レイヤでキャパシタの一方および他方の電極が櫛形に形成され、互いに対向した状態に配置されることを特徴とし、図3の実施例に示される。図3に示されるように、メタル層の同一レイヤにおいて、電位A(CG)と電位B(FG)が櫛型に形成されて互いに対向する状態に配置される。ただし、この場合も図3の実施例に限定されるものではない。例えば、130nmプロセス世代では、図2、図3記載の構造でMIMキャパシタ容量が10fFとなり、制御ゲートとフローティングゲートおよびフローティングゲートとシリコン基板との間の容量比(カップリング比)3が実現でき、不揮発性半導体記憶素子としての機能を実現できる。また、プロセステクノロジーが65nm、45nmとさらに微細化されると、単位面積当りのMIMキャパシタ容量が大きくなるので、占有面積はさらに縮小することができる。又、メタル層で構成されたキャパシタは、絶縁膜(誘電体)に低誘電率材料を用いており、薄膜の酸化膜を利用した従来のメモリセルよりもリーク電流を抑制し、良好な保持特性を実現可能である。
次に本発明の別の実施の形態を示す。上記不揮発性半導体記憶素子は、キャパシタの構成によって様々な構造が考えられる。図4に不揮発性半導体記憶素子の概略上面図を示す。符号27はNMOSトランジスタを示し、符号28は制御ゲートを示し、符号29はN型拡散層(NMOSトランジスタのソース)を示し、符号30はN型拡散層(NMOSトランジスタのドレイン)を示す。
図5に図4のカットラインX−X’における不揮発性半導体記憶素子の断面図を示す。図5において、符号31はP型シリコン基板を示し、符号32はSTI分離層を示し、符号33はポリシリコン層polyからなるフローティングゲートを示す。符号34はフローティングゲート33と電気的に接続されているメタル層M2,M4,M6で形成されたフローティングゲートを示し、キャパシタの一方の電極となる。符号35はメタル層M1,M3,M5,M7で形成された制御ゲートを示し、キャパシタの他方の電極となる。各メタル層は適宜相間配線で相互に接続されている。
図6に図4のカットラインY−Y’における不揮発性半導体記憶素子の断面図を示す。図6において、符号36はP型シリコン基板を示し、符号37はN型拡散層(NMOSトランジスタのソース)を示し、符号38はN型拡散層(NMOSトランジスタのドレイン)を示し、符号39はポリシリコン層polyからなるフローティングゲートを示す。符号40はフローティングゲート39と電気的に接続されているメタル層M2,M4,M6で形成されたフローティングゲートを示し、キャパシタの一方の電極となる。符号41はメタル層M1,M3,M5,M7で形成された制御ゲートを示し、キャパシタの他方の電極となる。各メタル層は適宜相間配線で相互に接続されている。
図7に図4のカットラインZ−Z’における不揮発性半導体記憶素子の断面図を示す。図7において、符号42はP型シリコン基板を示し、符号43はSTI分離層を示し、符号44はポリシリコン層polyからなるフローティングゲートを示し、符号45はメタル層M1,M3,M5,M7で形成された制御ゲートを示す。
図4、図5、図6、図7の実施例では、7層のメタル層M1〜M7を用いてキャパシタを構成しているが、本発明は7層のメタル層に限定されるものではなく、複数のメタル層でキャパシタが構成されることを特徴とする。
制御ゲートがフローティングゲートを取り囲む構造にすることで、配線間容量密度を大きくすることができる。従って制御ゲートとフローティングゲート間容量密度を大きくすることができる。つまり、このキャパシタ構成にすることで、メモリセルの小占有面積化を図ることができる。
図8はDRAM混載プロセスが利用可能な場合の不揮発性半導体記憶素子の上面図を示す。図8において、符号46はNMOSトランジスタを示し、符号47はN型拡散層(NMOSトランジスタのソース)を示し、符号48はN型拡散層(NMOSトランジスタのドレイン)を示し、符号49は制御ゲートを示す。
図9に図8のカットラインX−X’における不揮発性半導体記憶素子の断面図を示す。図9において、符号50はP型シリコン基板を示し、符号51はSTI分離層を示し、符号52はポリシリコン層polyからなるフローティングゲートを示し、符号52aはフローティングゲート52と電気的に接続されているメタルからなるフローティングゲートを示し、符号53はメタル層からなる制御ゲートを示す。
DRAM混載プロセスが利用可能な場合は、DRAMと不揮発性半導体記憶素子が同一チップに混載されて、DRAMと不揮発性半導体記憶素子のキャパシタが同一プロセス工程で形成されることを特徴とする。この構成によれば、DRAMのキャパシタと同一プロセスで、例えば、MIM型スタック構造のキャパシタを形成することができるため、キャパシタの容量密度を大きくすることができ、小占有面積の不揮発性半導体記憶素子を実現できる。
不揮発性半導体記憶素子とメタルロジック配線を有する他の回路素子とからなる不揮発性半導体記憶装置においては、キャパシタの誘電体が、他の回路素子のメタルロジック配線の絶縁膜よりも高誘電率を有する絶縁膜で形成されることが好ましい。このように構成すると、キャパシタの容量密度を大きくすることができ、小占有面積の不揮発性半導体記憶素子を実現できる。
図10は、本発明の不揮発性半導体記憶素子の等価回路と書き込み動作時のカットラインX−X’におけるエネルギーバンド図を示す。書き込み動作は、NMOSトランジスタのソース、ドレイン、シリコン基板を接地し、制御ゲートに正の高電圧を印加して、NMOSトランジスタのチャネル全面からフローティングゲートへFNトンネル電流によって電荷を注入して行う。図10のエネルギーバンド図において、CGはコントロールゲートに対応し、Insulatorはキャパシタの誘電体に対応し、FGはフローティングゲートに対応し、TOXはNMOSトランジスタのゲート酸化膜に対応し、Subはシリコン基板に対応する。VCGはコントロールゲートの電位を示し、VFGはフローティングゲートの電位を示す。Eは伝導帯のエネルギーを示し、Eは真性フェルミレベル、Eはフェルミレベルを示し、Eは価電子帯のエネルギーを示す。
図11は本発明の不揮発性半導体記憶素子の等価回路と消去動作時のカットラインX−X’におけるエネルギーバンド図を示す。消去動作は、NMOSトランジスタのソース、ドレインをオープンにし、シリコン基板を接地し、制御ゲートに負の高電圧を印加して、NMOSトランジスタのチャネル全面を通してフローティングゲートからシリコン基板へFNトンネル電流によって電荷を放出して行う。
以上のように、書き込み動作および消去動作をNMOSトランジスタの両方向FNトンネリングで行うため、データ書き換え回数(Endurance特性)およびデータ保持特性(Retention特性)の優れた信頼性の高い不揮発性半導体記憶素子を実現できる。
次に、上記不揮発性半導体記憶素子において、キャパシタの他端(制御ゲート)に正の高電圧、負の高電圧を印加することで書き込み動作、消去動作を行うことを特徴とし、1ビットごとの選択書き込み動作を可能とする不揮発性半導体記憶装置の回路図を図12に示す。ここで、符号54は第1制御ゲートを示し、符号55は第2制御ゲートを示し、符号56は第3制御ゲートを示す。符号57は第1ソースラインを示し、符号58は第1ビットラインを示す。符号59は第2ソースラインを示し、符号60は第2ビットラインを示す。符号61は第3ソースラインを示し、符号62は第3ビットラインを示す。符号63は第1選択ゲートを示し、符号64は第2選択ゲートを示す。符号65は選択メモリセルすなわち上記の本発明の不揮発性半導体記憶素子を示す。
さて、上記不揮発性半導体記憶素子の制御ゲートに印加する高電圧は、公知の正昇圧回路101〜103および負昇圧回路104〜106を用いて、正または負の電圧を発生させることができる。また、図12に示すように、正昇圧回路および負昇圧回路の出力にそれぞれスイッチ110〜116を接続することにより、生成した各電圧を必要なタイミングで各端子に印加するように構成することができる。
次に、図12の不揮発性半導体記憶装置において、本発明の不揮発性半導体記憶素子を用いた選択書き込み動作、一括消去動作、読出し動作について説明する。
図13は本発明の不揮発性半導体記憶素子を用いた選択書き込み動作、読出し動作、一括消去動作を実現する不揮発性半導体記憶装置のバイアス条件を示す。
選択書き込み動作について説明する。まず、第1制御ゲート54に接続される正の昇圧回路101を動作させる。次に、第1選択ゲート63、第2選択ゲート64に各々1.2Vを印加し、第1制御ゲート54に8V、第1ソースライン57に0V、第1ビットライン58に0Vをそれぞれ印加することで選択するメモリセル65にFNトンネル電流によって電荷を注入することができる。
このとき、第2ソースライン59、第2ビットライン60、第3ソースライン61、第3ビットライン62に各々3.3Vを印加することで、第1制御ゲート54に接続されるメモリセルへの電荷の注入は起こらない。また、第2制御ゲート55、第3制御ゲート56に各々3.3Vを印加することで、各々の制御ゲートに接続されるメモリセルの各端子に印加されるバイアスはゼロであり、電荷の注入は起こらない。以上のバイアス条件によって、1ビットごとの選択書き込み動作が可能である。
次に、一括消去動作について説明する。まず、一括消去したい第1制御ゲート54に接続される負の昇圧回路104を動作させる。次に、第2選択ゲート64に1.2V、第1制御ゲート54に−8V、第1ソースライン57、第2ソースライン59、第3ソースライン61に各々0Vを印加し、第1選択ゲート63に0Vを印加してオフにすることで、選択したメモリセルを含む第1制御ゲート54に接続されるメモリセルからFNトンネル電流によって電荷を放出することができる。このとき、非選択の第2制御ゲート55、第3制御ゲート56に各々0Vを印加することで、各々の制御ゲートに接続されるメモリセルにおいて電荷の放出は起こらない。以上のバイアス条件によって、一括消去動作が可能である。
次に、読出し動作について説明する。まず、第1選択ゲート63、第2選択ゲート64に各々1.2Vを印加し、第1制御ゲート54に1.2V、第1ソースライン57に0V、第1ビットライン58に1.2Vを印加することで選択するメモリセルの“1”情報あるいは“0”情報を読み出すことが可能である。選択メモリセルに電流が流れるときは、第1ビットライン58の電位が0Vに低下し、電流が流れないときは、第1ビットライン58の電位が1.2Vに保持される。このとき、第2ソースライン59、第2ビットライン60、第3ソースライン61、第3ビットライン62、第2制御ゲート55、第3制御ゲート56に0Vを印加することで、選択したメモリセルの読出しが可能である。
以上のバイアス条件によって、本発明の不揮発性半導体記憶素子を用いた選択書き込み動作、一括消去動作、読出し動作が可能である。
なお、本発明の不揮発性半導体記憶装置において、書き込み動作はNMOSトランジスタのチャネル全面を通したFNトンネリングに限られるものではない。すなわち、NMOSトランジスタのソースおよびシリコン基板を接地し、ドレインおよび制御ゲートを正の高電圧に印加して、NMOSトランジスタのドレイン端からフローティングゲートへのチャネルホットエレクトロン注入で書き込み動作を行ってもよい。
図14に本発明の不揮発性半導体記憶素子の等価回路と、書き込み動作時のカットラインX−X’方向(NMOSトランジスタのチャネル方向)およびY−Y’方向(NMOSトランジスタのチャネルに垂直方向)のエネルギーバンド図を示す。
図15は本発明の不揮発性半導体記憶素子のメモリアレイ構成のレイアウトの実施の形態を示したものである。ここで、符号66はNMOSトランジスタを示し、符号67はN型拡散層(NMOSトランジスタのドレインまたはソース)を示し、符号68はN型拡散層(NMOSトランジスタのソースまたはドレイン)を示し、符号69は制御ゲートを示す。制御ゲートのメタルの一部を隣接メモリセルと共有することでコンタクトレス構成が可能となり占有面積を大幅に縮小することができる。
図16は本発明の不揮発性半導体記憶素子のメモリアレイ構成のレイアウトの別の実施の形態を示したものである。不揮発性半導体記憶素子のキャパシタをコンパクトに設計できる場合に適用可能である。ここで、符号70はNMOSトランジスタを示し、符号71はN型拡散層(NMOSトランジスタのドレイン)を示し、符号72はN型拡散層(NMOSトランジスタのソース)を示し、符号73は制御ゲートを示し、符号74はソースラインを示す。
この実施の形態では、制御ゲートのメタルの一部、ソースラインを隣接メモリセルと共有することでコンタクトレス構成が可能となりさらに占有面積を縮小することができる。
本発明にかかる不揮発性半導体記憶素子は先端標準CMOSプロセスで混載可能な低コストな不揮発性半導体記憶素子であり、コンテンツ系の暗号キーを中心にセキュア情報の実装用途として有用である。
本発明の実施の形態の不揮発性半導体記憶素子の等価回路図である。 本発明の実施の形態の不揮発性半導体記憶素子の概略上面図である。 図2のカットラインX−X’における不揮発性半導体記憶素子の断面図である。 本発明の別の実施の形態における不揮発性半導体記憶素子の概略上面図である。 図4のカットラインX−X’における不揮発性半導体記憶素子の断面図である。 図4のカットラインY−Y’における不揮発性半導体記憶素子の断面図である。 図4のカットラインZ−Z’における不揮発性半導体記憶素子の断面図である。 DRAM混載プロセスが利用可能な場合の本発明のさらに別の実施の形態における不揮発性半導体記憶素子の概略上面図である。 図8のカットラインX−X’における不揮発性半導体記憶素子の断面図である。 本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶素子の書き込み動作の第1の例を示すエネルギーバンド図である。 本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶素子の消去動作を示すエネルギーバンド図である。 本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶素子を用いた選択書き込み動作、読出し動作、一括消去動作を実現する不揮発性半導体記憶装置の回路図である。 本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶素子を用いた選択書き込み動作、読出し動作、一括消去動作を実現する不揮発性半導体記憶装置のバイアス条件を示す図である。 本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶素子の書き込み動作の第2の例を示すエネルギーバンド図である。 本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶素子で構成されるメモリアレイのレイアウトの第1の例を示す概略上面図である。 本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶素子で構成されるメモリアレイのレイアウトの第2の例を示す概略上面図である。 従来技術の標準CMOSプロセスで搭載可能な、異なる2つの制御ゲートを備え、1つのNMOSトランジスタと2つのPMOSトランジスタから構成される不揮発性半導体記憶素子の回路図である。 図17の不揮発性半導体記憶素子の断面図である。 図17の不揮発性半導体記憶素子の概略上面図である。
符号の説明
1、2 PMOSトランジスタ
3、13、19、27、46、66、70 NMOSトランジスタ
4、54 第1制御ゲート
5、55 第2制御ゲート
56 第3制御ゲート
6、15、21、30、38、48、67、71 NMOSトランジスタのドレイン
7、14、20、29、37、47、68、72 NMOSトランジスタのソース
8、10、16、26、31、36、42、50 NMOSトランジスタの基板(P型シリコン基板)
9、18、23、33、39、44、52 フローティングゲート
11、12 ウェル
17、22、24、28、35、41、45、49、53、69、73 制御ゲート
25、32、43、51 STI分離層
34、40 メタル層で形成されたフローティングゲート
57 第1ソースライン
58 第1ビットライン
59 第2ソースライン
60 第2ビットライン
61 第3ソースライン
62 第3ビットライン
63 第1選択ゲート
64 第2選択ゲート
65 選択メモリセル
74 ソースライン

Claims (12)

  1. 制御ゲートとフローティングゲートとを有し、前記フローティングゲートに電荷を保持することによりデータを記憶する不揮発性半導体記憶素子であって、
    ゲートが前記フローティングゲートとなるMOSトランジスタと、前記MOSトランジスタのゲートに一方の電極が接続され、他方の電極が前記制御ゲートとなるキャパシタとを備え、
    前記キャパシタの一方および他方の電極がメタル層で構成された不揮発性半導体記憶素子。
  2. 前記キャパシタの一方および他方の電極を構成するメタル層が複数層からなる請求項1記載の不揮発性半導体記憶素子。
  3. 前記キャパシタを構成する一方および他方の電極は同一レイヤのメタル層を交互配置される2つの領域に分離することにより形成され、前記2つの領域のサイドカップリングとして前記キャパシタが構成される請求項1記載の不揮発性半導体記憶素子。
  4. メタル層の同一レイヤでキャパシタの一方および他方の電極が櫛形に形成され、互いに対向した状態に配置される請求項1記載の不揮発性半導体記憶素子。
  5. 請求項1記載の不揮発性半導体記憶素子とメタルロジック配線を有する他の回路素子とからなる不揮発性半導体記憶装置であって、
    前記キャパシタの誘電体が、前記他の回路素子のメタルロジック配線の絶縁膜よりも高誘電率を有する絶縁膜で形成される不揮発性半導体記憶装置。
  6. 請求項1記載の不揮発性半導体記憶素子からなる多数個のメモリセルを、メモリアレイとして整列配置した不揮発性半導体記憶装置であって、
    一つのメモリセルにおける前記キャパシタの他方の電極の一部が、隣接した他のメモリセルにおける前記キャパシタの他方の電極の一部と共有されている不揮発性半導体記憶装置。
  7. 請求項1記載の不揮発性半導体記憶素子からなる多数個のメモリセルを、メモリアレイとして整列配置した不揮発性半導体記憶装置であって、
    一つのメモリセルにおける前記キャパシタの他方の電極の一部および前記MOSトランジスタのソースラインが、隣接した他のメモリセルにおける前記キャパシタの他方の電極の一部および前記MOSトランジスタのソースラインとそれぞれ共有されている不揮発性半導体記憶装置。
  8. DRAMと請求項1記載の不揮発性半導体記憶素子とが同一チップに混載された半導体記憶装置であって、前記DRAMのキャパシタと前記不揮発性半導体記憶素子のキャパシタが同一プロセス工程で形成される半導体記憶装置。
  9. 請求項1記載の不揮発性半導体記憶素子に対してデータの書き込みを行う不揮発性半導体記憶素子のデータ書き込み方法であって、前記制御ゲートへの正の高電圧印加により前記MOSトランジスタにおいてチャネルからフローティングゲートへFNトンネル電流を流すことによって電荷を注入し、それによって書き込み動作を行う不揮発性半導体記憶素子のデータ書き込み方法。
  10. 請求項1記載の不揮発性半導体記憶素子に対してデータの消去を行う不揮発性半導体記憶素子のデータ消去方法であって、制御ゲートへの負の高電圧印加により前記MOSトランジスタにおいてフローティングゲートからシリコン基板へFNトンネル電流を流すことによって電荷を放出し、それによって消去動作を行う不揮発性半導体記憶素子のデータ消去方法。
  11. 請求項1記載の不揮発性半導体記憶素子からなる多数個のメモリセルを、メモリアレイとして整列配置した不揮発性半導体記憶装置に対して、データの書き込みおよび消去を行う不揮発性半導体記憶装置のデータ書き込み・消去方法であって、メモリセル毎に制御ゲートに正の電圧および負の電圧をそれぞれ印加することで、書き込み動作および消去動作を行う不揮発性半導体記憶装置のデータ書き込み・消去方法。
  12. 請求項1記載の不揮発性半導体記憶素子に対してデータの書き込みを行う不揮発性半導体記憶素子のデータ書き込み方法であって、制御ゲートへの正の高電圧印加および前記MOSトランジスタのドレイン端子への正の高電圧印加により、前記MOSトランジスタにおいてフローティングゲートへチャネルホットエレクトロンを注入し、それによって書き込み動作を行う不揮発性半導体記憶素子のデータ書き込み方法。
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