JP2003158242A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JP2003158242A
JP2003158242A JP2001354029A JP2001354029A JP2003158242A JP 2003158242 A JP2003158242 A JP 2003158242A JP 2001354029 A JP2001354029 A JP 2001354029A JP 2001354029 A JP2001354029 A JP 2001354029A JP 2003158242 A JP2003158242 A JP 2003158242A
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insulating film
floating gate
dram
eeprom
cell
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Takeshi Ogishi
毅 大岸
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 DRAMとEEPROMの各構成部品を同一
層で形成することにより製造工程の簡略化、歩留りの向
上、製造コストの削減を図る。 【解決手段】 同一の半導体基板11上にDRAMとロ
ジック素子とを搭載する半導体装置において、半導体基
板11上にEEPROMを備え、EEPROMのフロー
ティングゲートは第1フローティングゲート53とこれ
にコンタクト58を介して接続される第2フローティン
グゲート59との2層からなり、第1フローティングゲ
ート53とDRAMのワード線33、第2フローティン
グゲート59とDRAMのキャパシタのストレージノー
ド39、DRAMのビット線37とEEPROMのビッ
ト線57、DRAMのキャパシタのプレート電極41と
EEPROMのコントロールゲート(ワード線)61と
が、それぞれ同一層で形成されているものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置および
その製造方法に関し、詳しくはダイナミックランダムア
クセスメモリ(以下DRAMという)とロジック素子と
を混載する基板にEEPROMを搭載する半導体装置お
よびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、LSIに対する高機能化、高性能
化等の要求から、高集積ロジックLSIに大規模DRA
MやSRAMを混載した、いわゆるシステムLSIの開
発、製品化が行われている。一般に、このようなメモリ
混載ロジックLSIにおいては、特にDRAMセルの形
成のために、複雑なプロセスを必要とし、通常のロジッ
クLSIに比較しておよそ1.5倍〜2倍の工程数を必
要としている。一方、今後さらにLSIの高機能化が進
展すると、各種プログラムや外部制御機器に対するファ
ームウエア等を格納するための不揮発性メモリである電
気的消去・書きこみ可能なリードオンメモリ〔以下EE
PROMという、EEPROMはElectrically Erasabl
e Programmable Read On Memory)の略〕の混載が有望
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
EEPROMを上記DRAM混載ロジックLSIに搭載
のため、汎用のEEPROMセルを形成する場合、さら
なる工程数の増加を招き、製造歩留りの低下、コストが
増大するという課題が生じる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するためになされた半導体装置およびその製造方法で
ある。
【0005】本発明の半導体装置は、同一基板上にDR
AMとロジック素子とを搭載する半導体装置において、
前記基板上にEEPROMを備え、前記EEPROMの
フローティングゲートは第1フローティングゲートとこ
の第1フローティングゲートにコンタクトを介して接続
する第2フローティングゲートの2層からなり、第1フ
ローティングゲートとDRAMのワード線とが同一層で
形成され、第2フローティングゲートとDRAMのキャ
パシタのストレージノードとが同一層で形成されている
ものである。またDRAMのビット線とEEPROMの
ビット線とが同一層で形成されている。またDRAMの
キャパシタのプレート電極とEEPROMのワード線と
が同一層で形成されているものである。
【0006】上記半導体装置では、第1フローティング
ゲートとDRAMのワード線とが同一層で形成されてい
ること、第2フローティングゲートとDRAMのキャパ
シタのストレージノードとが同一層で形成されているこ
とにより、同一層で形成されているものは同一工程で形
成することが可能になるので、EEPROM専用の工程
を少なくすることができる。その結果、工程数が削減で
き、それにより製造歩留りが向上し、コストが削減され
るようになる。またDRAMのビット線とEEPROM
のビット線とが同一層で形成されていることにより、ま
たDRAMのキャパシタのプレート電極とEEPROM
のワード線とが同一層で形成されていることにより、上
記同様の結果が得られる。
【0007】本発明の半導体装置の製造方法は、同一基
板上にダイナミックランダムアクセスメモリとロジック
素子とを搭載する半導体装置の製造方法において、前記
基板上に電気的消去・書きこみ可能なリードオンメモリ
を形成する際に、前記電気的消去・書きこみ可能なリー
ドオンメモリのフローティングゲートは第1フローティ
ングゲートと前記第1フローティングゲートにコンタク
トを介して接続する第2フローティングゲートの2層で
形成し、前記第1フローティングゲートと前記ダイナミ
ックランダムアクセスメモリのワード線とを同一層で形
成し、前記第2フローティングゲートと前記ダイナミッ
クランダムアクセスメモリのキャパシタのストレージノ
ードとを同一層で形成する。また前記ダイナミックラン
ダムアクセスメモリのビット線と前記電気的消去・書き
こみ可能なリードオンメモリのビット線とを同一層で形
成する。また前記ダイナミックランダムアクセスメモリ
のキャパシタのプレート電極と前記電気的消去・書きこ
み可能なリードオンメモリのワード線とを同一層で形成
する。
【0008】上記半導体装置の製造方法では、第1フロ
ーティングゲートとDRAMのワード線とを同一層で形
成すること、第2フローティングゲートとDRAMのキ
ャパシタのストレージノードとを同一層で形成すること
により、同一層で形成するものは同一工程で形成するこ
とが可能になるので、EEPROM専用の工程を少なく
することができる。その結果、工程数が削減でき、それ
により製造歩留りの向上が図れ、コストの削減が可能に
なる。またDRAMのビット線とEEPROMのビット
線とを同一層で形成することにより、またDRAMのキ
ャパシタのプレート電極とEEPROMのワード線とを
同一層で形成することにより、上記同様の結果を得るこ
とができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の半導体装置に係る第1の
実施の形態を、図1、図4の概略構成断面図および図
2、図3のセルレイアウト図によって説明する。図1〜
図4では、同一半導体基板にDRAMとNOR型EEP
ROMとを搭載した半導体装置の一例を示す。なお、概
略構成断面図は、各セルレイアウト図におけるA−A’
線断面図、B−B’線断面図、C−C’線断面図、D−
D’線断面図を示す。また、上記A−A’線断面、B−
B’線断面、C−C’線断面、D−D’線断面は各図共
通の位置である。さらに、セルレイアウト図と概略構成
断面図との縮尺は一致させていない。
【0010】図1〜図3に示すように、半導体基板11
には、DRAMセル領域12およびEEPROMセル領
域13を分離する素子分離領域14が、例えば酸化シリ
コン膜で300nmの厚さに形成されている。この素子
分離領域14は、例えば、既知のSTI(Shallow Tren
ch Isolation)技術もしくは選択酸化(いわゆるLOC
OS:Local Oxidation of Silicon)技術を用いて形成
されるものである。
【0011】上記素子分離領域14は、T字形に形成さ
れるもので一行毎にx方向に半ピッチずつずらした状態
に形成されるDRAMセル領域のアクティブ領域31を
分離する素子分離領域14と、EEPROMセル領域の
格子状に形成されるアクティブ領域51を分離する素子
分離領域14とで構成されている。したがって、EEP
ROMセル領域13の素子分離領域14はマトリックス
状に形成されている。
【0012】なお、図4の概略構成断面図に示すよう
に、半導体基板11のDRAMセル領域12にはNウエ
ル15が形成され、その中の上部にPウエル16が形成
されている。EEPROMセル領域13にはNウエル1
7が形成され、その中の上部にPウエル18が形成され
ている。周辺CMOS領域19にはNウエル20が形成
され、その中の上部にPウエル21が形成され、さらに
Pウエル22、Nウエル23が形成されている。このよ
うに、いわゆるトリプルウエル構造とすることによっ
て、異電圧電源の混在を可能にし、ノイズ防止を図って
いる。
【0013】また、図1〜図3に示すように、DRAM
セル領域12の各アクティブ領域31上にはゲート絶縁
膜32が形成されているとともに、EEPROMセル領
域13の各アクティブ領域51にはトンネル絶縁膜52
が形成されている。上記ゲート絶縁膜32およびトンネ
ル絶縁膜52は、例えば酸化シリコン膜で形成され、そ
の厚さは5nm〜13nmのうちの適切なる膜厚の形成
されている。
【0014】ここでは、工程数削減の観点からは、熱酸
化工程によってDRAMセル領域およびEEPROMセ
ル領域の上記酸化シリコン膜は共通に9nmの厚さに形
成されることが望ましいが、DRAMおよびEEPRO
Mの特性の要求から、膜厚の共通化が困難である場合に
は、DRAMおよびEEPROMの各特性に合った膜厚
の熱酸化膜を用いることもできる。
【0015】上記半導体基板11上のDRAMセル領域
12には上記ゲート絶縁膜32を介して、各アクティブ
領域31の両側を横断するように、ワード線(ゲート電
極も含む)33が形成されている。一方、半導体基板1
1のEEPROMセル領域13には、図面y方向に形成
されているアクティブ領域51間において図面x方向に
形成されているアクティブ領域51を横断する状態に、
上記トンネル絶縁膜52を介して第1フローティングゲ
ート53が形成されている。
【0016】上記ワード線33の各両側における各アク
ティブ領域31には、例えばn型の不純物としてリンイ
オンをイオン注入してなるDRAMセルトランジスタの
ソース・ドレイン領域34が形成されている。したがっ
て、一つのアクティブ領域31に二つのアクセストラン
ジスタが形成されている。また上記第1フローティング
ゲート53の各両側における各アクティブ領域51に
は、例えばn型の不純物としてリンイオンをイオン注入
してなるEEPROMセルトランジスタのソース・ドレ
イン領域54が形成されている。
【0017】ここでは、工程削減の観点からは、DRA
Mセル領域12、EEPROMセル領域13に、共通に
ソース・ドレイン領域34、54が形成されている。こ
れを形成するイオン注入では、リンイオンを用い、例え
ば、エネルギーを10keV〜50keVに設定し、ド
ーズ量を1×1013〜1×1015cm-2に設定すること
が望ましい。しかしながら、DRAM、EEPROMの
それぞれの特性要求から、共通化が困難な場合には、そ
れぞれ選択的にn型不純物を注入することにより、それ
ぞれに最適なエネルギー、ドーズ量にて、DRAMセル
のソース・ドレイン領域34およびEEPROMセルの
ソース・ドレイン領域54を構成することもできる。
【0018】上記半導体基板11上には、上記ワード線
33および上記第1フローティングゲート53を覆う第
1層間絶縁膜71が形成されている。この第1の層間絶
縁膜71は、例えば多結晶シリコンの直接熱酸化膜を1
0nm程度の厚さに形成した上で、テトラエトキシシラ
ン(TEOS)やオゾン(O3 )ガス等を原料ガスに用
いたCVD酸化膜を100nm程度の厚さに堆積し、さ
らにCVD酸化膜にホウ素、リンをそれぞれ2wt.%〜
7wt.%程度添加したCVDBPSG(ホウ素リンシリ
ケートガラス)膜を例えば600nmの厚さに成膜した
後、熱処理によりBPSG膜をリフローし、エッチバッ
クや化学的機械研磨等によって、200nm程度の薄膜
化を行って表面を平坦化したものからなる。
【0019】さらに、上記DRAMセル領域12の上記
第1層間絶縁膜71には、上記アクティブ領域31(ソ
ース・ドレイン領域34a)に達する接続孔72が形成
されている。上記接続孔72は、各アクティブ領域31
に着目して、一つのアクティブ領域31を横切るワード
線33、33間に形成されている。また、EEPROM
セル領域13の上記第1層間絶縁膜71には、上記第1
フローティングゲート53、53間に、上記アクティブ
領域51(EEPROMのセルトランジスタのドレイン
拡散層54a)に達する接続孔73が形成されている。
上記第1フローティングゲート53、53間とは、図面
y方向に形成されているアクティブ領域51、51間に
おいて図面x方向に形成されているアクティブ領域51
を横断する状態に形成されている第1フローティングゲ
ート53、53間のことである。
【0020】上記各接続孔72、73内には、導電膜が
埋め込まれていている。すなわち、上記DRAMセル領
域12の各接続孔72内には、上記導電膜からなるもの
でアクティブ領域31に接続するコンタクト(接続用プ
ラグ)36が形成されている。またEEPROMセル領
域13の各接続孔73内には、上記導電膜からなるもの
でアクティブ領域51(ドレイン拡散層54a)に接続
するコンタクト(接続用プラグ)56が形成されてい
る。
【0021】上記DRAMセル領域12の上記第1層間
絶縁膜71上には、上記コンタクト36に接続されるビ
ット線37が、図面x方向に形成されている。上記EE
PROMセル領域13の上記第1層間絶縁膜71上に
は、上記コンタクト56に接続されるビット線57が、
図面x方向に形成されている。上記各ビット線37、5
7は、例えば、バリア層および金属層を順に積層してな
る。上記バリア層は、例えばスパッタリングによって、
例えば窒化チタンを50nm程度の厚さに堆積して形成
されている。上記金属層は、例えばスパッタリングによ
って、例えばタングステンを150nm程度の厚さに堆
積して形成されている。
【0022】上記第1層間絶縁膜71上には、上記ビッ
ト線37、ビット線57を覆う第2層間絶縁膜74が形
成されている。この第2層間絶縁膜74は、例えばテト
ラエトキシシラン(TEOS)を原料ガスに用いたプラ
ズマCVD法によって、酸化膜を600nm程度に堆積
することで形成した後、エッチバックもしくは化学的機
械研磨によって、例えば200nm程度の厚さを薄膜化
して表面を平坦化したものからなる。
【0023】上記ビット線37、37間におけるDRA
Mセル領域12の上記第2層間絶縁膜74および第1層
間絶縁膜71には、アクセストランジスタのソース・ド
レイン34の他方に接続する接続孔75が形成されてい
る。それとともに、上記ビット線57、57間における
EEPROMセル領域13の上記第2層間絶縁膜74お
よび第1層間絶縁膜71には、各第1フローティングゲ
ート53に接続する接続孔76が形成されている。
【0024】上記DRAMセル領域12の各接続孔75
内には、アクセストランジスタの他方のソース・ドレイ
ン34(34b)に接続するコンタクト(接続用プラ
グ)38が形成されている。それとともに、EEPRO
Mセル領域13の各接続孔76内には、各第1フローテ
ィングゲート53に接続するコンタクト(接続用プラ
グ)58が形成されている。上記コンタクト38,58
は、例えばリンを添加したアモルファスシリコン、もし
くはリンを添加した多結晶シリコンからなる。
【0025】上記DRAMセル領域12における上記第
2層間絶縁膜74上には、上記各コンタクト38に接続
するストレージノード39が形成されている。それとと
もに、上記EEPROMセル領域13の上記第2層間絶
縁膜74上には、上記各コンタクト58に接続する第2
フローティングゲート59が、図面x方向に形成されて
いる。この第2フローティングゲート59の形成方向
は、前記ビット線57と同様の方向である。このよう
に、アクティブ領域51および第1フローティングゲー
ト53、コンタクト58および第2フローティングゲー
ト59で構成されるスタック構造のゲートによって、E
EPROMのセルトランジスタが構成されている。上記
ストレージノード39および上記第2フローティングゲ
ート59は、例えば、200nm程度の厚さのリン添加
アモルファスシリコンもしくはリン添加多結晶シリコン
で形成されている。
【0026】上記DRAMセル領域12の上記第2層間
絶縁膜74上には、各ストレージノード39を覆う状態
にDRAMのキャパシタ絶縁膜40が形成されている。
それとともに、上記EEPROMセル領域13の上記第
2層間絶縁膜74上には、各第2フローティングゲート
59を覆う状態に、上記キャパシタ絶縁膜40と同一層
の絶縁膜からなるインターポリ絶縁膜60が形成されて
いる。上記キャパシタ絶縁膜40およびインターポリ絶
縁膜60は、例えば、ストレージノード39および第2
フローティングゲート59の表面を4nm程度の厚さに
熱酸化して酸化膜を形成した後、ジクロロシラン(Si
2 2 Cl2 )を主原料ガスとしたCVD法によって窒
化シリコンを例えば5nm程度の厚さに堆積して窒化シ
リコン膜を形成し、さらに窒化シリコンの熱酸化膜を4
nm程度の厚さに形成して構成される、いわゆるONO
膜からなる。
【0027】上記DRAMセル領域12における上記第
2層間絶縁膜74上には、各ストレージノード39を覆
う状態にキャパシタ絶縁膜40を介してプレート電極4
1が形成されている。それとともに、EEPROMセル
領域13における第2層間絶縁膜74上には、上記第2
フローティングゲート59を横断する状態に、上記イン
ターポリ絶縁膜60を介してコントロールゲート61が
形成されている。なお図面では、コントロールゲート6
1は前記第1フローティングゲート53、コンタクト5
8上方に位置するように形成される。上記プレート電極
41およびコントロールゲート61は、例えばシランガ
ス、フォスフィン等を原料ガスに用いたCVD法によっ
て、リン添加アモルファスシリコンもしくはリン添加多
結晶シリコンを200nm程度の厚さに堆積して形成さ
れる。
【0028】図示はしないが、さらに必要に応じて、配
線、層間絶縁膜等が形成されていてもよい。
【0029】上記半導体装置では、DRAMのアクティ
ブ領域31とEEPROMのアクティブ領域51、DR
AMのゲート絶縁膜32とEEPROMのトンネル絶縁
膜52、DRAMのワード線33とEEPROMの第1
フローティングゲート53、DRAMのソース・ドレイ
ン34とEEPROMのソース・ドレイン54、DRA
Mのコンタクト36とEEPROMのコンタクト56、
DRAMのビット線37とEEPROMのビット線5
7、DRAMのコンタクト38とEEPROMのコンタ
クト58、DRAMのキャパシタのストレージノード3
9とEEPROMの第2フローティングゲート59、D
RAMのキャパシタ絶縁膜40とEEPROMのインタ
ーポリ絶縁膜60、DRAMのキャパシタのプレート電
極41とEEPROMのコントロールゲート(ワード
線)61のそれぞれが同一層で形成されていることによ
り、同一層で形成されているものは同一工程で形成する
ことが可能になるので、DRAMの製造工程でEEPR
OMを形成することができる。その結果、工程数が削減
でき、それにより製造歩留りが向上し、コストが削減さ
れるようになる。
【0030】次に、本発明の半導体装置の製造方法に係
る第1の実施の形態を、図5〜図21によって説明す
る。なお、概略構成断面図は、各セルレイアウト図にお
けるA−A’線断面図、B−B’線断面図、C−C’線
断面図、D−D’線断面図を示す。また、上記A−A’
線断面、B−B’線断面、C−C’線断面、D−D’線
断面は各図共通の位置である。さらに、セルレイアウト
図と概略構成断面図との縮尺は一致させていない。
【0031】図5のセルレイアウト図および概略構成断
面図に示すように、例えば、既知のSTI(Shallow Tr
ench Isolation)技術もしくは選択酸化(いわゆるLO
COS:Local Oxidation of Silicon)技術を用いて、
半導体基板11にDRAMセル領域およびEEPROM
セル領域の各セル領域を分離する素子分離領域14を、
例えば酸化シリコン膜で300nmの厚さに形成する。
【0032】すなわち、図5のセルレイアウト図に示す
ように、この素子分離領域14は、T字形に形成される
もので一行毎にx方向に半ピッチずつずらした状態に形
成されるDRAMセル領域のアクティブ領域31を分離
する素子分離領域14と、EEPROMセル領域の格子
状に形成されるアクティブ領域51を分離する素子分離
領域14とが形成される。したがって、EEPROMセ
ル領域の素子分離領域14はマトリックス状に形成され
る。
【0033】前記図4の概略構成断面図に示すように、
リソグラフィー技術を用いてマスクを形成した後、その
マスクを用いたイオン注入技術、および上記マスクを除
去した後に行う熱処理(熱拡散技術)によって、DRA
Mセル領域12にはNウエル15を形成しその中の上部
にPウエル16を形成し、EEPROMセル領域13に
はNウエル17を形成しその中の上部にPウエル18を
形成し、周辺CMOS領域19にはNウエル20を形成
しその中の上部にPウエル21を形成し、さらにPウエ
ル22、Nウエル23を形成する。このように、いわゆ
るトリプルウエル構造とすることによって、異電圧電源
の混在を可能にし、ノイズ防止が図られる。
【0034】次に図6の概略構成断面図に示すように、
例えば熱酸化法によって、DRAMセル領域12の各ア
クティブ領域31にゲート絶縁膜32を形成するととも
に、EEPROMセル領域13の各アクティブ領域51
にトンネル絶縁膜52を形成する。上記ゲート絶縁膜3
2およびトンネル絶縁膜52は、例えば酸化シリコン膜
で形成され、その厚さは5nm〜13nmのうちの適切
なる膜厚の形成される。
【0035】ここでは、工程数削減の観点からは、熱酸
化工程によってDRAMセル領域12およびEEPRO
Mセル領域13の上記酸化シリコン膜は共通に9nmの
厚さに形成されることが望ましいが、DRAMおよびE
EPROMの特性の要求から、膜厚の共通化が困難であ
る場合には、熱酸化と、リソグラフィーによるマスク形
成および同マスクを用いた酸化膜の選択除去技術とを用
いて、DRAMおよびEEPROMの各特性に合った膜
厚の熱酸化膜を形成してもよい。
【0036】次いで、ゲート絶縁膜32およびトンネル
絶縁膜52上に、DRAMセルのゲート(ワード線)お
よびEEPROMセルのフローティングゲートとなる導
電層91を、同時に、例えば多結晶シリコンを150n
mの厚さに堆積して形成する。この多結晶シリコンの堆
積では化学的気相成長(以下CVDという、CVDはCh
emical Vapor Deposition の略)法を用いる。
【0037】図7のセルレイアウト図および概略構成断
面図に示すように、DRAMセル領域12およびEEP
ROMセル領域13に共通に、リソグラフィー技術によ
るマスク形成およびこのマスクを用いたエッチング技術
によって、半導体基板11上のDRAMセル領域12に
は、ゲート絶縁膜32を介して、各アクティブ領域31
(図5参照)の両側を横断するように、ワード線33を
形成する。一方、半導体基板11のEEPROMセル領
域13には、図面y方向に形成されているアクティブ領
域51(図5参照)間において図面x方向に形成されて
いるアクティブ領域51(図5参照)を横断する状態
に、トンネル絶縁膜52を介して第1フローティングゲ
ート53を形成する。上記エッチングでは、例えば臭化
水素(HBr)ガス等のガスプラズマによるプラズマエ
ッチングを用いる。
【0038】図8の概略構成断面図に示すように、ワー
ド線33、第1フローティングゲート53、素子分離領
域14等をマスクにして、各アクティブ領域31、51
に、例えばn型の不純物としてリンイオンをイオン注入
し、DRAMセル領域12のアクティブ領域31にはD
RAMセルトランジスタのソース・ドレイン領域34を
形成し、EEPROMのアクティブ領域13にはEEP
ROMセルトランジスタのソース・ドレイン領域54を
形成する。
【0039】ここでは、工程削減の観点からは、DRA
Mセル領域12、EEPROMセル領域13に、共通に
ソース・ドレイン領域34、54を形成する。このイオ
ン注入では、リンイオンを用い、例えば、エネルギーを
10keV〜50keVに設定し、ドーズ量を1×10
13〜1×1015cm-2に設定することが望ましい。しか
しながら、DRAM、EEPROMのそれぞれの特性要
求から、共通化が困難な場合には、リソグラフィー技術
によるマスクの形成技術を用いて、それぞれ選択的にn
型不純物を注入することにより、それぞれに最適なエネ
ルギー、ドーズ量にて、DRAMセルのソース・ドレイ
ン領域34およびEEPROMセルのソース・ドレイン
領域54を形成することもできる。
【0040】図9の概略構成断面図に示すように、上記
半導体基板11上に、上記ワード線33および第1フロ
ーティングゲート53を覆う第1層間絶縁膜71を形成
する。この第1の層間絶縁膜71は、例えば多結晶シリ
コンの直接熱酸化膜を10nm程度の厚さに形成した上
で、テトラエトキシシラン(TEOS)やオゾン
(O 3 )ガス等を原料ガスに用いたCVD酸化膜を10
0nm程度の厚さに堆積し、さらにCVD酸化膜にホウ
素、リンをそれぞれ2wt.%〜7wt.%程度添加したCV
DBPSG(ホウ素リンシリケートガラス)膜を例えば
600nmの厚さに成膜した後、熱処理によりBPSG
膜をリフローし、エッチバックや化学的機械研磨等によ
って、200nm程度の薄膜化を行って表面を平坦化す
る。
【0041】図10のセルレイアウト図および概略構成
断面図に示すように、リソグラフィー技術によりマスク
形成とそのマスクを用いたエッチング技術を用いて、上
記DRAMセル領域の第1層間絶縁膜71に、アクティ
ブ領域31(ソース・ドレイン領域34a)に達する接
続孔72を形成する。この接続孔72は各アクティブ領
域31に着目して、一つのアクティブ領域31(図5参
照)を横切るワード線33、33間(図7参照)に形成
されている。それと同時に、EEPROMセル領域13
の第1層間絶縁膜71に、アクティブ領域51(EEP
ROMのセルトランジスタのドレイン拡散層54a)に
達する接続孔73を形成する。この接続孔73は、図面
y方向に形成されているアクティブ領域51間において
図面x方向に形成されているアクティブ領域51を横断
する状態に形成されている第1フローティングゲート5
3、53間に形成される。このエッチングでは、例えば
4 8 、酸素(O2 )等のガスプラズマによるプラズ
マエッチングにより行う。
【0042】次いで、図11の概略構成断面図および前
記図10のセルレイアウト図に示すように、上記各接続
孔72、73を埋め込むように、導電膜を形成する。こ
の導電膜は、例えばリンを添加したアモルファスシリコ
ン、もしくはリンを添加した多結晶シリコンからなり、
600nm程度の厚さに形成される。その後、上記第1
層間絶縁膜71上の導電膜の余剰部分を、例えば化学的
機械研磨もしくはエッチバックにより除去し、上記DR
AMセル領域12の各接続孔72内にアクティブ領域3
1のソース・ドレイン領域34aに接続するコンタクト
(接続用プラグ)36を形成する。それと同時に、EE
PROMセル領域13の各接続孔73内にアクティブ領
域51のドレイン拡散層54aに接続するコンタクト
(接続用プラグ)56を形成する。
【0043】次いで、図12の概略構成断面図に示すよ
うに、DRAMセル領域12およびEEPROMセル領
域13における第1層間絶縁膜71上に上記コンタクト
36、56を覆うようにビット線を形成するための導電
膜92を、バリア層および金属層を順に形成して構成す
る。上記バリア層は、例えばスパッタリングによって、
例えば窒化チタンを50nm程度の厚さに堆積して形成
する。上記金属層は、例えばスパッタリングによって、
例えばタングステンを150nm程度の厚さに堆積して
形成する。
【0044】次いで、図13のセルレイアウト図および
概略構成断面図に示すように、リソグラフィー技術によ
るマスク形成とそのマスクを用いたエッチング技術を用
いて、上記導電膜92を加工し、DRAMセル領域12
における上記第1層間絶縁膜71上に、上記コンタクト
36に接続されるビット線37を図面x方向に形成す
る。それと同時に、EEPROMセル領域13における
上記第1層間絶縁膜71上に、上記コンタクト56に接
続されるビット線57を図面x方向に形成する。上記エ
ッチングは、例えば、サルファーヘキサフルオライド
(SF6 )を主成分とするガスプラズマによるプラズマ
エッチングによって行う。
【0045】図14の概略構成断面図に示すように、上
記第1層間絶縁膜71上に、上記ビット線36、ビット
線56を覆う第2層間絶縁膜74を形成する。この第2
層間絶縁膜74は、例えばテトラエトキシシラン(TE
OS)を原料ガスに用いたプラズマCVD法によって、
酸化膜を600nm程度に堆積することで形成した後、
エッチバックもしくは化学的機械研磨によって、例えば
200nm程度の厚さを薄膜化して表面を平坦化する。
【0046】次いで、図15のセルレイアウト図および
概略構成断面図に示すように、リソグラフィー技術によ
りマスク形成とそのマスクを用いたエッチング技術を用
いて、上記ビット線36、56間(図14参照)におけ
るDRAMセル領域12の上記第2層間絶縁膜74およ
び第1層間絶縁膜71に、ソース・ドレイン領域34b
に接続する接続孔75を形成する。それと同時に、上記
ビット線56、56間(図14参照)におけるEEPR
OMセル領域13の上記第2層間絶縁膜74および第1
層間絶縁膜71に、各第1フローティングゲート53に
接続する接続孔76を形成する。このエッチングでは、
例えばC4 8 、酸素(O2 )等のガスプラズマによる
プラズマエッチングにより行う。
【0047】次いで、図16の概略構成断面図および前
記図15のセルレイアウト図に示すように、上記各接続
孔75、76を埋め込むように、導電膜を形成する。こ
の導電膜は、例えばリンを添加したアモルファスシリコ
ン、もしくはリンを添加した多結晶シリコンからなり、
600nm程度の厚さに形成される。その後、上記第2
層間絶縁膜74上の導電膜の余剰部分を、例えば化学的
機械研磨もしくはエッチバックにより除去し、上記DR
AMセル領域12の各接続孔75内にアクセストランジ
スタのソース・ドレイン領域34bに接続するコンタク
ト(接続用プラグ)38を形成する。それと同時に、E
EPROMセル領域13の各接続孔76内に各第1フロ
ーティングゲート53に接続するコンタクト(接続用プ
ラグ)58を形成する。
【0048】次いで、図17の概略構成断面図に示すよ
うに、DRAMセル領域12およびEEPROMセル領
域13の第2層間絶縁膜74上に、上記コンタクト3
8、58を覆うように、ストレージノードおよび第2フ
ローティングゲートを形成するための導電膜93を形成
する。上記導電膜93は、例えばシランガス、フォスフ
ィン等を原料ガスに用いたCVD法によって、リン添加
アモルファスシリコンもしくはリン添加多結晶シリコン
を200nm程度の厚さに堆積して形成する。
【0049】次いで、図18のセルレイアウト図および
概略構成断面図に示すように、リソグラフィー技術によ
るマスク形成およびこのマスクを用いたエッチング技術
によって、DRAMセル領域12における上記第2層間
絶縁膜74上に、上記各コンタクト38に接続するスト
レージノード39を形成する。それと同時に、EEPR
OMセル領域13の上記第2層間絶縁膜74上に、上記
各コンタクト58に接続する第2フローティングゲート
59を、図面x方向に形成する。この形成方向は、前記
ビット線57と同様の方向である。
【0050】このように、ソース・ドレイン領域54お
よび第1フローティングゲート53、コンタクト58お
よび第2フローティングゲート59で構成されるスタッ
ク構造のゲートによって、EEPROMのセルトランジ
スタが構成される。上記エッチングでは、例えば臭化水
素(HBr)ガス等のガスプラズマによるプラズマエッ
チングを用いる。
【0051】次いで、図19の概略構成断面図に示すよ
うに、上記第2層間絶縁膜74上に、DRAMセル領域
12の各ストレージノード39およびEEPROMセル
領域13の第2フローティングゲート59を覆う状態
に、DRAMセル領域12のキャパシタ絶縁膜40を形
成するとともに、このキャパシタ絶縁膜40と同一層の
絶縁膜で、EEPROMセル領域13のインターポリ絶
縁膜60を形成する。上記キャパシタ絶縁膜40および
インターポリ絶縁膜60は、ストレージノード39およ
び第2フローティングゲート59の表面を4nm程度の
厚さに熱酸化して酸化膜を形成した後、ジクロロシラン
(Si2 2 Cl2 )を主原料ガスとしたCVD法によ
って窒化シリコンを例えば5nm程度の厚さに堆積して
窒化シリコン膜を形成し、さらに窒化シリコンの熱酸化
膜を4nm程度の厚さに形成して構成される、いわゆる
ONO膜からなる。
【0052】次いで、図20の概略構成断面図に示すよ
うに、上記キャパシタ絶縁膜40およびインターポリ絶
縁膜60を覆う状態に、DRAMセル領域12のプレー
ト電極およびEEPROMセル領域13のコントロール
ゲート(ワード線)となる導電膜94を形成する。上記
導電膜94は、例えばシランガス、フォスフィン等を原
料ガスに用いたCVD法によって、リン添加アモルファ
スシリコンもしくはリン添加多結晶シリコンを200n
m程度の厚さに堆積して形成する。
【0053】次いで、図21のセルレイアウト図および
概略構成断面図に示すように、リソグラフィー技術によ
るマスク形成およびこのマスクを用いたエッチング技術
によって上記導電膜94を加工し、DRAMセル領域1
2における第2層間絶縁膜74上に、各ストレージノー
ド39を覆う状態にキャパシタ絶縁膜40を介してプレ
ート電極41を形成する。このプレート電極41はDR
AMセル領域12の全面に形成されていて良い。それと
同時に、EEPROMセル領域13における第2層間絶
縁膜74上に、上記第2フローティングゲート59を横
断する状態に、上記インターポリ絶縁膜60を介してコ
ントロールゲート(ワード線)61を形成する。なお、
コントロールゲート61は前記第1フローティングゲー
ト53、コンタクト58上方に位置するように形成され
る。上記エッチングでは、例えば臭化水素(HBr)ガ
ス等のガスプラズマによるプラズマエッチングを用い
る。
【0054】以上、説明したような工程を経た後、図示
はしないが、さらに必要な配線、層間絶縁膜等の形成を
行う。これらの工程は、通常のLSI製造工程と同様に
行う。
【0055】以上のような工程を経ることにより、EE
PROMセルの形成をDRAMセルの形成と共通の工程
によって行うことが可能となる。その結果、DRAM混
載ロジックLSIへのEEPROM搭載の際、EEPR
OMセル形成のために独自の追加工程を行う必用が無く
なり、工程数の削減が図れる。
【0056】なお、上記第1の実施の形態は、COB
(Capacitor Over Bitline)構造を有するDRAMセル
について示したものであり、例えばCUB(Capacitor
UnderBitline)構造を有するDRAMセルにおいても、
同様にDRAMセルとEEPROMセルとの共通化が可
能である。
【0057】次に、本発明の半導体装置に係る第2の実
施の形態を、図22の概略構成断面図によって説明す
る。なお、E−E’線断面図、F−F’線断面図、G−
G’線断面図、H−H’線断面図は、後述する図24〜
図27のセルレイアウト図におけるE−E’線断面、F
−F’線断面、G−G’線断面、H−H’線断面に相当
する。また、この概略構成断面図と図24〜図27のセ
ルレイアウト図の縮尺は一致させていない。
【0058】図22に示すように、第1層間絶縁膜71
より下層側は、前記第1の実施の形態と同様の構成であ
る。すなわち、半導体基板11には、DRAMセル領域
12およびEEPROMセル領域13を分離する素子分
離領域14が形成されている。上記素子分離領域14に
よって分離されるDRAMセル領域12のアクティブ領
域31およびEEPROMセル領域13のアクティブ領
域51のセルレイアウトは第1の実施の形態と同様であ
る。
【0059】また第1の実施の形態と同様に、前記図4
の概略構成断面図に示すように、半導体基板11のDR
AMセル領域12にはNウエル15を形成しその中の上
部にPウエル16を形成し、EEPROMセル領域13
にはNウエル17を形成しその中の上部にPウエル18
を形成し、周辺CMOS領域19にはNウエル20を形
成しその中の上部にPウエル21を形成し、さらにPウ
エル22、Nウエル23が形成されている。
【0060】また、図22に示すように、DRAMセル
領域12のゲート絶縁膜32、ワード線33、ソース・
ドレイン領域34、EEPROMセル領域13のトンネ
ル絶縁膜52、第1フローティングゲート53、ソース
・ドレイン領域54は、前記第1の実施の形態と同様の
断面構成およびセルレイアウトとなっている。
【0061】上記半導体基板11上には、上記ワード線
33および上記第1フローティングゲート53を覆う第
1層間絶縁膜71が形成されている。この第1の層間絶
縁膜71は、前記第1の実施の形態と同様のものからな
る。
【0062】上記DRAMセル領域12の第1層間絶縁
膜71には、ソース・ドレイン領域34bに接続する接
続孔81が形成されている。それとともに、上記EEP
ROMセル領域13の第1層間絶縁膜71には、各第1
フローティングゲート53に接続する接続孔82が形成
されている。上記DRAMセル領域12の各接続孔75
内には、アクセストランジスタの他方のソース・ドレイ
ン34(34b)に接続するコンタクト(接続用プラ
グ)38が形成されている。それとともに、EEPRO
Mセル領域13の各接続孔82内には、各第1フローテ
ィングゲート53に接続するコンタクト(接続用プラ
グ)58が形成されている。上記コンタクト38,58
は、前記第1の実施の形態と同様のセルレイアウト構成
で形成されている。
【0063】上記DRAMセル領域12における上記第
1層間絶縁膜71上には、上記各コンタクト38に接続
するストレージノード39が形成されている。このスト
レージノード39には、ビット線37が接続されるコン
タクト36を形成する領域に開口部42が形成されてい
る。それとともに、上記EEPROMセル領域13の上
記第1層間絶縁膜71上には、上記各コンタクト58に
接続する第2フローティングゲート59が形成されてい
る。
【0064】さらに上記DRAMセル領域12の上記第
1層間絶縁膜71上には、各ストレージノード39を覆
う状態にDRAMのキャパシタ絶縁膜40が形成されて
いる。それとともに、上記EEPROMセル領域13の
上記第1層間絶縁膜71上には、各第2フローティング
ゲート59を覆う状態に、上記キャパシタ絶縁膜40と
同一層の絶縁膜からなるインターポリ絶縁膜60が形成
されている。
【0065】さらに上記DRAMセル領域12における
上記第1層間絶縁膜71上には、各ストレージノード3
9を覆う状態にキャパシタ絶縁膜40を介してプレート
電極41が形成されている。それとともに、EEPRO
Mセル領域13における第2層間絶縁膜74上には、上
記第2フローティングゲート59を横断する状態に、上
記インターポリ絶縁膜60を介してコントロールゲート
61が形成されている。
【0066】上記ストレージノード39、上記第2フロ
ーティングゲート59、上記コントロールゲート(ワー
ド線)61は、前記第1の実施の形態と同様なセルレイ
アウトで形成されている。また、上記プレート電極4
1、基本的には前記第1の実施の形態と同様なセルレイ
アウトで形成されているが、ソース・ドレイン領域34
aとビット線37とを接続するコンタクト36の形成領
域には形成されていない。すなわち、プレート電極41
には、コンタクト36の形成領域に開口部42が形成さ
れている。
【0067】さらに、上記第1層間絶縁膜71上には、
上記プレート電極41、コントロールゲート61等を覆
う第2層間絶縁膜74が形成されている。上記DRAM
セル領域12の第2層間絶縁膜74および第1層間絶縁
膜71には、上記アクティブ領域31(ソース・ドレイ
ン領域34a)に達する接続孔83が形成されている。
また、EEPROMセル領域13の上記第2層間絶縁膜
74および第1層間絶縁膜71には、上記第1フローテ
ィングゲート53、53間に、上記アクティブ領域51
(EEPROMのセルトランジスタのドレイン拡散層5
4a)に達する接続孔84が形成されている。
【0068】上記各接続孔83、84内には、導電膜が
埋め込まれていている。すなわち、上記DRAMセル領
域12の各接続孔83内には、上記導電膜からなるもの
でアクティブ領域31に接続するコンタクト(接続用プ
ラグ)36が形成されている。またEEPROMセル領
域13の各接続孔84内には、上記導電膜からなるもの
でアクティブ領域51(ドレイン拡散層54a)に接続
するコンタクト(接続用プラグ)56が形成されてい
る。上記コンタクト36、56のセルレイアウトは前記
第1の実施の形態と同様である
【0069】上記DRAMセル領域12の上記第2層間
絶縁膜74上には、上記コンタクト36に接続されるビ
ット線37が形成されている。上記EEPROMセル領
域13の上記第2層間絶縁膜74上には、上記コンタク
ト56に接続されるビット線57が形成されている。上
記各ビット線37、57は、前記第1の実施の形態と同
様の構成、セルレイアウト形成されている。
【0070】上記第2の実施の形態における半導体装置
では、第1の実施の形態と同様に、DRAMのアクティ
ブ領域31とEEPROMのアクティブ領域51、DR
AMのゲート絶縁膜32とEEPROMのトンネル絶縁
膜52、DRAMのワード線33とEEPROMの第1
フローティングゲート53、DRAMのソース・ドレイ
ン34とEEPROMのソース・ドレイン54、DRA
Mのコンタクト36とEEPROMのコンタクト56、
DRAMのビット線37とEEPROMのビット線5
7、DRAMのコンタクト38とEEPROMのコンタ
クト58、DRAMのキャパシタのストレージノード3
9とEEPROMの第2フローティングゲート59、D
RAMのキャパシタ絶縁膜40とEEPROMのインタ
ーポリ絶縁膜60、DRAMのキャパシタのプレート電
極41とEEPROMのコントロールゲート(ワード
線)61のそれぞれが同一層で形成されていることによ
り、同一層で形成されているものは同一工程で形成する
ことが可能になるので、DRAMの製造工程でEEPR
OMを形成することができる。その結果、工程数が削減
でき、それにより製造歩留りが向上し、コストが削減さ
れるようになる。
【0071】次に、本発明の半導体装置の製造方法に係
る第2の実施の形態として、CUB構造を有するDRA
MにEEPROMを搭載する一例を、図23の概略構成
断面図および図24〜図27のセルレイアウト図によっ
て説明する。この第2の実施の形態では、上記説明した
第1の実施の形態とは、DRAMのキャパシタとビット
線とを形成する層が異なり、またEEPROMの第2フ
ローティングゲートとコントロールゲートとビット線と
を形成する層が異なるものである。なお、概略構成断面
図は、各セルレイアウト図におけるE−E’線断面図、
F−F’線断面図、G−G’線断面図、H−H’線断面
図を示す。また、上記E−E’線断面、F−F’線断
面、G−G’線断面、H−H’線断面は各図共通の位置
である。さらに、セルレイアウト図と概略構成断面図と
の縮尺は一致させていない。
【0072】図23に示すように、前記第1層間絶縁膜
71の形成工程までは、前記第1の実施の形態と同様の
工程で行う。その後、リソグラフィー技術によりマスク
形成とそのマスクを用いたエッチング技術を用いて、D
RAMセル領域12の第1層間絶縁膜71に、DRAM
のアクセストランジスタのソース・ドレイン領域34b
に接続する接続孔81を形成する。それと同時に、EE
PROMセル領域13の上記第1層間絶縁膜71に、各
第1フローティングゲート53に接続する接続孔82を
形成する。このエッチングでは、例えばC4 8 、酸素
(O2 )等のガスプラズマによるプラズマエッチングに
より行う。
【0073】次いで、上記各接続孔81、82を埋め込
むように、導電膜を形成する。この導電膜は、例えばリ
ンを添加したアモルファスシリコン、もしくはリンを添
加した多結晶シリコンからなり、600nm程度の厚さ
に形成される。その後、上記第1層間絶縁膜71上の導
電膜の余剰部分を、例えば化学的機械研磨もしくはエッ
チバックにより除去し、上記DRAMセル領域12の各
接続孔81内にアクセストランジスタのソース・ドレイ
ン領域34bに接続するコンタクト(接続用プラグ)3
8を形成する。それと同時に、EEPROMセル領域1
3の各接続孔82内に各第1フローティングゲート53
に接続するコンタクト(接続用プラグ)58を形成す
る。
【0074】次いで、DRAMセル領域12およびEE
PROMセル領域13の第1層間絶縁膜71上に、上記
コンタクト38、58を覆うように、ストレージノード
および第2フローティングゲートを形成するための導電
膜を形成する。上記導電膜は、例えばシランガス、フォ
スフィン等を原料ガスに用いたCVD法によって、リン
添加アモルファスシリコンもしくはリン添加多結晶シリ
コンを200nm程度の厚さに堆積して形成する。
【0075】次いで、図23の概略構成断面図および図
24のセルレイアウト図に示すように、リソグラフィー
技術によるマスク形成およびこのマスクを用いたエッチ
ング技術によって上記導電膜を加工し、DRAMセル領
域12における上記第1層間絶縁膜71上に、上記各コ
ンタクト38に接続するストレージノード39を形成す
る。それと同時に、EEPROMセル領域13の上記第
1層間絶縁膜71上に、上記各コンタクト58に接続す
る第2フローティングゲート59を、図面x方向に形成
する。このように、ソース・ドレイン領域54および第
1フローティングゲート53、コンタクト58および第
2フローティングゲート59で構成されるスタック構造
のゲートによって、EEPROMのセルトランジスタが
構成される。上記エッチングでは、例えば臭化水素(H
Br)ガス等のガスプラズマによるプラズマエッチング
を用いる。
【0076】次いで、上記第1層間絶縁膜71上に、D
RAMセル領域12の各ストレージノード39およびE
EPROMセル領域13の第2フローティングゲート5
9を覆う状態に、DRAMセル領域12のキャパシタ絶
縁膜40を形成するとともに、このキャパシタ絶縁膜4
0と同一層の絶縁膜で、EEPROMセル領域13のイ
ンターポリ絶縁膜60を形成する。上記キャパシタ絶縁
膜40およびインターポリ絶縁膜60は、ストレージノ
ード39および第2フローティングゲート59の表面を
4nm程度の厚さに熱酸化して酸化膜を形成した後、ジ
クロロシラン(Si2 2 Cl2 )を主原料ガスとした
CVD法によって窒化シリコンを例えば5nm程度の厚
さに堆積して窒化シリコン膜を形成し、さらに窒化シリ
コンの熱酸化膜を4nm程度の厚さに形成して構成され
る、いわゆるONO膜からなる。
【0077】次いで、上記キャパシタ絶縁膜40および
インターポリ絶縁膜60を覆う状態に、DRAMセル領
域12のプレート電極およびEEPROMセル領域13
のコントロールゲートとなる導電膜を形成する。この導
電膜は、例えばシランガス、フォスフィン等を原料ガス
に用いたCVD法によって、リン添加アモルファスシリ
コンもしくはリン添加多結晶シリコンを200nm程度
の厚さに堆積して形成する。
【0078】さらに図23の概略構成断面図および図2
5のセルレイアウト図に示すように、DRAMセルおよ
びEEPROMセルに共通に、リソグラフィー技術によ
るマスク形成およびこのマスクを用いたエッチング技術
によって、DRAMセル領域12における第1層間絶縁
膜71上に、各ストレージノード39を覆う状態にキャ
パシタ絶縁膜40を介してプレート電極41を形成す
る。このようにして、ストレージノード39、キャパシ
タ絶縁膜40およびプレート電極41によってDRAM
のキャパシタが構成される。それと同時に、EEPRO
Mセル領域13における第1層間絶縁膜71上に、上記
第2フローティングゲート59を横断する状態に、上記
インターポリ絶縁膜60を介してコントロールゲート
(ワード線)61を形成する。なお図面では、コントロ
ールゲート61は前記第1フローティングゲート53、
コンタクト58上方に位置するように形成される。上記
エッチングでは、例えば臭化水素(HBr)ガス等のガ
スプラズマによるプラズマエッチングを用いる。
【0079】次いで、上記第1層間絶縁膜71上に、上
記プレート電極41、コントロールゲート61等を覆う
第2層間絶縁膜74を形成する。この第2の層間絶縁膜
74は、例えばテトラエトキシシラン(TEOS)を原
料ガスに用いたプラズマCVD法によって、酸化膜を6
00nm程度に堆積することで形成した後、エッチバッ
クもしくは化学的機械研磨によって、例えば200nm
程度の厚さを薄膜化して表面を平坦化する。
【0080】次いで、図23の概略構成断面図および図
26のセルレイアウト図に示すように、リソグラフィー
技術によりマスク形成とそのマスクを用いたエッチング
技術を用いて、DRAMセル領域12の各アクティブ領
域31に着目して、一つのアクティブ領域31を横切る
ワード線33、33間における第2層間絶縁膜74およ
び第1層間絶縁膜71に、ソース・ドレイン領域34a
に達する接続孔83を形成する。それと同時に、図面y
方向に形成されているアクティブ領域51間において図
面x方向に形成されているアクティブ領域51を横断す
る状態に形成されている第1フローティングゲート5
3、53間におけるEEPROMセル領域13の第2層
間絶縁膜74および第1層間絶縁膜71に、EEPRO
Mのセルトランジスタのドレイン拡散層54aに達する
接続孔84を形成する。このエッチングでは、例えばC
4 8 、酸素(O2 )等のガスプラズマによるプラズマ
エッチングにより行う。
【0081】次いで、上記各接続孔83、84を埋め込
むように、導電膜を形成する。この導電膜は、例えばリ
ンを添加したアモルファスシリコン、もしくはリンを添
加した多結晶シリコンからなり、600nm程度の厚さ
に形成される。その後、上記第2層間絶縁膜74上の導
電膜の余剰部分を、例えば化学的機械研磨もしくはエッ
チバックにより除去し、上記DRAMセル領域12の各
接続孔83内にソース・ドレイン領域34bに接続する
コンタクト(接続用プラグ)38を形成する。それと同
時に、EEPROMセル領域の各接続孔84内にEEP
ROMのセルトランジスタのドレイン拡散層54aに接
続するコンタクト(接続用プラグ)58を形成する。
【0082】次いで、DRAMセル領域12およびEE
PROMセル領域13における、第2層間絶縁膜74上
に上記コンタクト38、58を覆うようにビット線を形
成するための導電膜を、バリア層および金属層を順に形
成して構成する。上記バリア層は、例えばスパッタリン
グによって、例えば窒化チタンを50nm程度の厚さに
堆積して形成する。上記金属層は、例えばスパッタリン
グによって、例えばタングステンを150nm程度の厚
さに堆積して形成する。
【0083】次いで、図23の概略構成断面図および図
27のセルレイアウト図に示すように、リソグラフィー
技術によるマスク形成とそのマスクを用いたエッチング
技術を用いて、上記導電膜を加工し、DRAMセル領域
12における上記第2層間絶縁膜74上に、上記コンタ
クト38に接続されるビット線37を図面x方向に形成
する。それと同時に、EEPROMセル領域13におけ
る上記第2層間絶縁膜74上に、上記コンタクト58に
接続されるビット線57を図面x方向に形成する。上記
エッチングは、例えば、サルファーヘキサフルオライド
(SF6 )を主成分とするガスプラズマによるプラズマ
エッチングによって行う。
【0084】上記説明したように、各層における各構成
部品のパターンレイアウトは、前記第1の実施の形態と
同様である。
【0085】上記第2の実施の形態では、前記第1の実
施の形態と同様に、DRAM製造工程とEEPROM製
造工程の共通化を図ることが可能になる。
【0086】上記第1、第2の実施の形態では、EEP
ROMはNOR型セルについて示したが、NAND型セ
ルについても、上記第1、第2の実施の形態と同様にセ
ル形成の共通化が可能である。
【0087】次に、本発明の半導体装置およびその製造
方法に係る第3の実施の形態として、EEPROMセル
がNAND型のものについて、図28〜図34の概略構
成断面図によって説明する。この第3の実施の形態で
は、DRAMは前記第1の実施の形態と同様の構成を成
し、EEPROMセルのフローティングゲートパターン
にNAND型EEPROMに用いられる選択トランジス
タ形成部に対応した若干のパターン変更を行うだけで、
前記第1、第2の実施の形態で説明したNOR型EEP
ROMセルにおける場合と同様なるDRAM製造工程と
の共通化を図ることが可能になる。すなわち、製造工程
は、前記第1、第2の実施の形態と同様であるので、こ
こでは、各セルについて、以下に説明する。
【0088】図28のセルレイアウト図に示すように、
DRAMセル領域のアクティブ領域31は第1の実施の
形態と同様である。EEPROMセル領域13のアクテ
ィブ領域51は、格子状に形成されているが、第1の実
施の形態と比較して、図面y方向のアクティブライン5
1yが少なくなっている。
【0089】図29のセル図に示すように、DRAMセ
ル領域12のワード線(ゲート電極)33は第1の実施
の形態と同様である。一方、EEPROMセル領域13
は、図面x方向に形成されているアクティブ領域51x
を横断する状態に、トンネル絶縁膜(図示せず)を介し
て第1フローティングゲート53が形成されている。た
だし、第1の実施の形態と異なるのは、第1フローティ
ングゲート53は、図面y方向において、2本毎に連続
して形成されている点である。すなわち、53ya1、
53ya2が連続して形成され、53yb1、53yb
2がX方向に形成されている1本のアクティブ領域51
xのみを横切るように形成されている。
【0090】図30のセルレイアウト図に示すように、
上記DRAMセル領域12のアクティブ領域31に接続
するもので第1層間絶縁膜(図示せず)に形成されるコ
ンタクト36は、第1の実施の形態と同様である。一
方、EEPROMセル領域13における第1層間絶縁膜
(図示せず)には、上記連続して形成されている2本の
第1フローティングゲート53ya1、53ya2間の
一つに、x方向に形成されたアクティブ領域51x(E
EPROMのセルトランジスタのドレイン拡散層54
a)に接続するコンタクト56が形成されている。
【0091】図31のセルレイアウト図に示すように、
DRAMセル領域12におけるビット線37と、EEP
ROMセル領域13におけるビット線57とは、第1の
実施の形態と同様のパターンであり、上記コンタクト3
6、56に接続するように形成位置も同様である。
【0092】図32のセルレイアウト図に示すように、
DRAMセル領域12における上記第2層間絶縁膜(図
示せず)および第1層間絶縁膜(図示せず)に形成され
るものでアクティブ領域31に接続されるコンタクト3
8と、EEPROMセル領域13における上記第2層間
絶縁膜(図示せず)および第1層間絶縁膜(図示せず)
に形成されるもので第1フローティングゲート53に接
続されるコンタクト58とは、第1の実施の形態と同様
のパターンである。
【0093】図33のセルレイアウト図に示すように、
DRAMセル領域12におけるストレージノード39は
前記第1の実施の形態と同様である。一方、EEPRO
Mセル領域13における第2フローティングゲート59
は、第1の実施の形態のパターンに対して、連続して形
成されている2本の第1フローティングゲート53y
a、53ya上方において図面y方向に接続されてい
る。
【0094】図34のセルレイアウト図に示すように、
DRAMセル領域12におけるプレート電極41と、E
EPROMセル領域13におけるコントロールゲート
(ワード線)61とは、第1の実施の形態と同様のパタ
ーンである。
【0095】上記説明したように、第3の実施の形態に
おいても、DRAMの製造工程でEEPROMの各構成
部品を形成することができる。
【0096】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の半導体装
置の構成によれば、第1フローティングゲートとDRA
Mのワード線とが同一層で形成されており、第2フロー
ティングゲートとDRAMのキャパシタのストレージノ
ードとが同一層で形成されていることから、この構成を
採ることによって、同一層で形成されているものは同一
工程で形成することができる。よって、DRAM製造工
程とEEPROM製造工程との共通化を図ることができ
るので、工程数が削減でき、それにより製造歩留りが向
上し、コストが削減できる。またDRAMのビット線と
EEPROMのビット線とが同一層で形成されているこ
とにより、またDRAMのキャパシタのプレート電極と
EEPROMのワード線とが同一層で形成されているこ
とによっても、上記同様の結果が得られる。
【0097】本発明の半導体装置の製造方法によれば、
第1フローティングゲートとDRAMのワード線とを同
一層で形成すること、第2フローティングゲートとDR
AMのキャパシタのストレージノードとを同一層で形成
するので、同一層で形成するものは同一工程で形成する
ことができる。よって、DRAM製造工程とEEPRO
M製造工程との共通化を図ることができるので、工程数
が削減でき、それにより製造歩留りの向上が図れ、コス
トの削減ができる。またDRAMのビット線とEEPR
OMのビット線とを同一層で形成することにより、また
DRAMのキャパシタのプレート電極とEEPROMの
ワード線とを同一層で形成することによっても、上記同
様の結果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体装置に係る第1の実施の形態を
示す概略構成断面図である。
【図2】本発明の半導体装置に係る第1の実施の形態を
示すセルレイアウト図である。
【図3】本発明の半導体装置に係る第1の実施の形態を
示すセルレイアウト図である。
【図4】本発明の半導体装置に係る第1の実施の形態を
示す概略構成断面図である。
【図5】本発明の半導体装置の製造方法に係る第1の実
施の形態を示すセルレイアウト図および概略構成断面図
である。
【図6】本発明の半導体装置の製造方法に係る第1の実
施の形態を示す概略構成断面図である。
【図7】本発明の半導体装置の製造方法に係る第1の実
施の形態を示すセルレイアウト図および概略構成断面図
である。
【図8】本発明の半導体装置の製造方法に係る第1の実
施の形態を示す概略構成断面図である。
【図9】本発明の半導体装置の製造方法に係る第1の実
施の形態を示す概略構成断面図である。
【図10】本発明の半導体装置の製造方法に係る第1の
実施の形態を示すセルレイアウト図および概略構成断面
図である。
【図11】本発明の半導体装置の製造方法に係る第1の
実施の形態を示す概略構成断面図である。
【図12】本発明の半導体装置の製造方法に係る第1の
実施の形態を示す概略構成断面図である。
【図13】本発明の半導体装置の製造方法に係る第1の
実施の形態を示すセルレイアウト図および概略構成断面
図である。
【図14】本発明の半導体装置の製造方法に係る第1の
実施の形態を示す概略構成断面図である。
【図15】本発明の半導体装置の製造方法に係る第1の
実施の形態を示すセルレイアウト図および概略構成断面
図である。
【図16】本発明の半導体装置の製造方法に係る第1の
実施の形態を示す概略構成断面図である。
【図17】本発明の半導体装置の製造方法に係る第1の
実施の形態を示す概略構成断面図である。
【図18】本発明の半導体装置の製造方法に係る第1の
実施の形態を示すセルレイアウト図および概略構成断面
図である。
【図19】本発明の半導体装置の製造方法に係る第1の
実施の形態を示す概略構成断面図である。
【図20】本発明の半導体装置の製造方法に係る第1の
実施の形態を示す概略構成断面図である。
【図21】本発明の半導体装置の製造方法に係る第1の
実施の形態を示すセルレイアウト図および概略構成断面
図である。
【図22】本発明の半導体装置に係る第2の実施の形態
を示す概略構成断面図である。
【図23】本発明の半導体装置の製造方法に係る第2の
実施の形態を示す概略構成断面図である。
【図24】本発明の半導体装置の製造方法に係る第2の
実施の形態を示すセルレイアウト図である。
【図25】本発明の半導体装置の製造方法に係る第2の
実施の形態を示すセルレイアウト図である。
【図26】本発明の半導体装置の製造方法に係る第2の
実施の形態を示すセルレイアウト図である。
【図27】本発明の半導体装置の製造方法に係る第2の
実施の形態を示すセルレイアウト図である。
【図28】本発明の半導体装置およびその製造方法に係
る第3の実施の形態を示すセルレイアウト図である。
【図29】本発明の半導体装置およびその製造方法に係
る第3の実施の形態を示すセルレイアウト図である。
【図30】本発明の半導体装置およびその製造方法に係
る第3の実施の形態を示すセルレイアウト図である。
【図31】本発明の半導体装置およびその製造方法に係
る第3の実施の形態を示すセルレイアウト図である。
【図32】本発明の半導体装置およびその製造方法に係
る第3の実施の形態を示すセルレイアウト図である。
【図33】本発明の半導体装置およびその製造方法に係
る第3の実施の形態を示すセルレイアウト図である。
【図34】本発明の半導体装置およびその製造方法に係
る第3の実施の形態を示すセルレイアウト図である。
【符号の説明】
11…半導体基板、12…DRAMセル領域、13…E
EPROMセル領域、33…ワード線、39…ストレー
ジノード、53…第1フローティングゲート、58…コ
ンタクト、59…第2フローティングゲート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 29/788 29/792 Fターム(参考) 5F083 AD22 AD48 AD49 AD56 EP04 EP09 EP23 EP42 EP55 EP76 EP77 GA28 JA22 JA39 JA40 LA12 LA16 LA21 MA06 MA17 MA20 NA01 NA02 NA03 PR03 PR21 PR22 PR39 PR40 PR43 PR47 PR48 PR52 PR53 ZA12 ZA14 5F101 BA16 BA17 BA23 BA36 BB05 BD02 BD24 BD34 BD36 BD37 BH02 BH14 BH21

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一基板上にダイナミックランダムアク
    セスメモリとロジック素子とを搭載する半導体装置にお
    いて、 前記基板上に電気的消去・書きこみ可能なリードオンメ
    モリを備え、 前記電気的消去・書きこみ可能なリードオンメモリのフ
    ローティングゲートは第1フローティングゲートと前記
    第1フローティングゲートにコンタクトを介して接続す
    る第2フローティングゲートの2層からなり、 前記第1フローティングゲートと前記ダイナミックラン
    ダムアクセスメモリのワード線とが同一層で形成され、 前記第2フローティングゲートと前記ダイナミックラン
    ダムアクセスメモリのキャパシタのストレージノードと
    が同一層で形成されていることを特徴とする半導体装
    置。
  2. 【請求項2】 前記ダイナミックランダムアクセスメモ
    リのビット線と前記電気的消去・書きこみ可能なリード
    オンメモリのビット線とが同一層で形成されていること
    を特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記ダイナミックランダムアクセスメモ
    リのキャパシタのプレート電極と前記電気的消去・書き
    こみ可能なリードオンメモリのコントロールゲートとが
    同一層で形成されていることを特徴とする請求項1記載
    の半導体装置。
  4. 【請求項4】 同一基板上にダイナミックランダムアク
    セスメモリとロジック素子とを搭載する半導体装置の製
    造方法において、 前記基板上に電気的消去・書きこみ可能なリードオンメ
    モリを形成する際に、 前記電気的消去・書きこみ可能なリードオンメモリのフ
    ローティングゲートは第1フローティングゲートと前記
    第1フローティングゲートにコンタクトを介して接続す
    る第2フローティングゲートの2層で形成し、 前記第1フローティングゲートと前記ダイナミックラン
    ダムアクセスメモリのワード線とを同一層で形成し、 前記第2フローティングゲートと前記ダイナミックラン
    ダムアクセスメモリのキャパシタのストレージノードと
    を同一層で形成することを特徴とする半導体装置の製造
    方法。
  5. 【請求項5】 前記ダイナミックランダムアクセスメモ
    リのビット線と前記電気的消去・書きこみ可能なリード
    オンメモリのビット線とを同一層で形成することを特徴
    とする請求項4記載の半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記ダイナミックランダムアクセスメモ
    リのキャパシタのプレート電極と前記電気的消去・書き
    こみ可能なリードオンメモリのコントロールゲートとを
    同一層で形成することを特徴とする請求項4記載の半導
    体装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007066984A (ja) * 2005-08-29 2007-03-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd 不揮発性半導体記憶素子およびそれを用いた不揮発性半導体記憶装置
US7445989B2 (en) 2004-10-29 2008-11-04 Fujitsu Limited Semiconductor device and method of manufacturing the same
JP2009218318A (ja) * 2008-03-10 2009-09-24 Fujitsu Ltd 半導体記憶装置及びその製造方法

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