JP2007066747A - 燃料電池ユニット及び測定値補正方法 - Google Patents

燃料電池ユニット及び測定値補正方法 Download PDF

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Abstract

【課題】燃料の濃度検出を支障なく行うことができるようにする。
【解決手段】燃料電池ユニット10は、DMFCスタック42により発電を行うものである。濃度センサ60は、燃料水溶液中を伝搬する超音波パルスの速度と燃料水溶液の温度とを検出する。燃料電池制御部41は、検出された速度および温度に基づいて濃度測定値を算出する。この燃料電池制御部41は、DMFCスタック42の発電動作を終了する際に、算出された濃度測定値を記憶部に記憶する。その後、燃料電池制御部41は、DMFCスタック42の発電動作を開始する際に算出される濃度測定値と、記憶部に記憶しておいた濃度測定値との差が一定以上ある場合に、その差が一定未満となるように、算出された濃度測定値を補正する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、例えばダイレクトメタノール方式の燃料電池ユニット及び測定値補正方法に関する。
燃料電池の方式には種々のものがあるが、情報処理装置に適するものとして、ダイレクトメタノール型燃料電池(DMFC: Direct Methanol Fuel Cell)が挙げられる。この種の燃料電池においては、希釈循環システムを採用しており、システム内で循環するのは低濃度のメタノール水溶液である。発電によるメタノールの消費に対しては高濃度のメタノールを補充し、水の消費に対しては化学反応により生成される水を回収することで補充を行っている。このため、補充される高濃度のメタノールと水とを混合してメタノール水溶液を生成するための混合タンクが備えられている。
発電を支障なく継続させるためには、DMFCセルへ供給されるメタノール水溶液中のメタノール濃度が所定の範囲内に収まるように維持する必要がある。そのメタノール濃度の検出には濃度センサが使用される。濃度センサは、一般に、メタノール水溶液が混合タンクからDMFCセルへと供給される燃料供給流路、もしくは当該燃料供給流路の分岐を経由して混合タンクへと還流させる流路に設置される。
流路に設置される濃度センサとしては、超音波式濃度センサがよく採用される。超音波式濃度センサは、液中を伝搬する超音波パルスの音速が液体濃度および液温によって異なるという性質を利用して、当該音速および温度に基づく濃度測定を行うものである。なお、特許文献1には、メタノール濃度を算定する濃度センサに対して温度センサを近傍に設け、温度条件によりメタノール濃度が影響されるのを補償し、精度良くメタノール濃度を測定する技術が開示されている。
特開2004−95376号公報
上述の濃度センサにおいては、燃料電池の発電動作を停止してから次に燃料電池を起動するまでの間に、センサを構成する部材の吸湿状態の変化や経時的形状変化が起こり、これに伴って超音波パルスの伝搬距離などが変化してしまい、燃料電池の起動時において濃度測定値が異常値を示す可能性がある。そのような場合、メタノール水溶液中のメタノール濃度が所定の範囲内に収まるように正しく制御することが困難となる。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、燃料水溶液の濃度測定の精度を向上させることができる燃料電池ユニット及び測定値補正方法を提供することを目的とする。
本発明に係る燃料電池ユニットは、燃料電池により発電を行う燃料電池ユニットであって、前記燃料電池の発電に使用する燃料水溶液の濃度を測定する濃度測定手段と、前記燃料電池の発電動作を終了する際に、前記濃度測定手段により得られる濃度測定値を記憶する記憶手段と、前記燃料電池の発電動作を開始する際に、前記濃度測定手段により得られる濃度測定値と前記記憶手段に記憶されている濃度測定値との差が一定以上ある場合に、その差が一定未満となるように前記濃度測定手段により得られた濃度測定値を補正する制御手段とを具備することを特徴とする。
本発明に係る測定値補正方法は、燃料電池により発電を行う燃料電池ユニットに適用される測定値補正方法であって、前記燃料電池の発電に使用する燃料水溶液の濃度を測定し、前記燃料電池の発電動作を終了する際に、前記濃度測定により得られる濃度測定値を記憶手段に記憶し、前記燃料電池の発電動作を開始する際に、前記濃度測定により得られる濃度測定値と前記記憶手段に記憶されている濃度測定値との差が一定以上ある場合に、その差が一定未満となるように前記濃度測定により得られた濃度測定値を補正することを特徴とする。
本発明によれば、燃料水溶液の濃度測定の精度を向上させることができる。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る燃料電池ユニットを示す外観図である。図1に示すように、この燃料電池ユニット10は、情報処理装置、例えばノート型パーソナルコンピュータの後部を載置するための載置部11と、燃料電池ユニット本体12とから構成される。燃料電池ユニット本体12には、電気化学反応で発電を行うDMFCスタックや、DMFCスタックに対して燃料となるメタノールや空気を注入、循環させるための補機(ポンプやバルブ等)を内蔵している。
また、燃料電池ユニット本体12のユニットケース12a内部の例えば左端に、着脱可能な燃料カートリッジ(図示せず)が内蔵されており、この燃料カートリッジを交換できるように、カバー12bは取り外し可能となっている。
載置部11には情報処理装置が載置される。載置部11の上面には、情報処理装置と接続するための接続部としてドッキングコネクタ14が設けられている。一方、情報処理装置の例えば底面後部には、燃料電池ユニット10と接続するための接続部としてドッキングコネクタ21(図示せず)が設けられており、燃料電池ユニット10のドッキングコネクタ14と機械的、電気的に接続される。また、載置部11上に三箇所の位置決め突起15とフック16が設けられており、対応して設けられた情報処理装置の底面後部の三箇所の穴に、位置決め突起15とフック16が挿入される。
情報処理装置を燃料電池ユニット10から取り外す時は、図2に示した燃料電池ユニット10のイジェクトボタン17を押すことにより、ロック機構(図示せず)の解除が行われて、容易に取り外すことができる。
また、燃料電池ユニット本体12の例えば右側面には、発電設定スイッチ112と燃料電池運転スイッチ116が設けられる。
発電設定スイッチ112は、燃料電池ユニット10での発電を許可或いは禁止するためにユーザが予め設定するためのスイッチであり、例えばスライド型スイッチで構成される。
燃料電池運転スイッチ116は、例えば、燃料電池ユニット10で発電される電力で情報処理装置18が動作している時に、情報処理装置18の動作は継続しつつ燃料電池ユニット10での発電のみを停止させるような場合等に用いる。この場合、情報処理装置18は内蔵された二次電池の電力を用いて動作を継続することになる。燃料電池運転スイッチ116は、例えばプッシュスイッチ等で構成される。
図2は、情報処理装置18(例えば、ノート型パーソナルコンピュータ)を燃料電池ユニット10の載置部11の上に載置、接続した時の外観を示す図である。
なお、図1、図2に示した燃料電池ユニット10の形状や大きさ、或いはドッキングコネクタ14の形状や位置等は、種々の形態が考えられる。
図3は、燃料電池ユニット10の系統図を示したものであり、特にDMFCスタックとその周辺に設けられた補機について細部の系統を示している。
燃料電池ユニット10は、発電部40と、燃料電池ユニット10の制御部である燃料電池制御部41とから構成される。燃料電池制御部41は発電部40の制御を行う他、情報処理装置18との通信を行う通信制御部としての機能を有する。
発電部40は、発電を行うための中心となるDMFCスタック42を有する他、燃料となるメタノールを収納する燃料カートリッジ43を有する。燃料カートリッジ43には高濃度のメタノールが封入されている。燃料カートリッジ43は、燃料を消費した時には容易に交換できるよう、着脱可能となっている。
また、一般に、ダイレクトメタノール型燃料電池においては、発電効率をあげるためにクロスオーバ現象を低減する必要がある。このために高濃度メタノールを希釈して低濃度化し、これを燃料極47に注入することが有効である。この実現のため、燃料電池ユニット10では、希釈循環システム62を採用しており、発電部40に希釈循環システム62の実現に必要な補機63を設ける。
補機63には液体流路に設けられるものと気体流路に設けられるものがある。
液体流路においては、燃料電池カートリッジ43の出力部から燃料供給ポンプ44が配管接続され、さらに燃料供給ポンプ44の出力部から混合タンク45に接続される。さらに、混合タンク45の出力部は送液ポンプ46に接続され、送液ポンプ46の出力部は送液バルブ31を介してDMFCスタック42の燃料極47に接続される。さらに燃料極47の出力部は混合タンク45に配管接続される。このように送液ポンプ46の動力により液体が混合タンク45へ還流する液体流路を「第1の液体流路」と称するものとする。なお、送液ポンプ46は、燃料極47の入力側に設ける代わりに、燃料極47の出力側に設けるようにしてもよい。また、送液バルブ31は、必ずしも必要とされるものではない。
また、水回収タンク55の出力部は水回収ポンプ56に配管接続され、水回収ポンプ56の出力部は混合タンク45に接続される。
上記第1の液体流路における送液ポンプ46と燃料極47との間には分岐が設けられ、この分岐を経由してメタノール水溶液を混合タンク45へと還流させる別の流路(パイプ等)が設けられる。この流路を、「第2の液体流路」と称するものとする。第2の液体流路は、メタノール水溶液中のメタノール濃度の検出を行うために設けられた専用の流路である。第2の液体流路には、送液ポンプ32が設けられ、この送液ポンプ32の出力部は濃度センサ60を介して混合タンク45に接続される。なお、送液ポンプ32は、必ずしも必要とされるものではない。
また、濃度センサ60は、第1の液体流路から第2の液体流路に流入するメタノール水溶液(温度が60度もしくはそれ以上となっている)が冷めてその温度が例えば40度以下となる流路部分に取り付けられる。これにより、濃度センサ60が熱による悪影響を受けないようにすることができる。
また、濃度センサ60が濃度検出を行うのに必要なメタノール水溶液の量は、少量(発電部40内で使用されるメタノール水溶液全体と比較すれば無視できる程度)で済む。すなわち、第2の液体流路の内径は第1の液体流路の内径よりもかなり小さくなっており、第2の液体流路に流入するメタノール水溶液の量はかなり少量である。これにより、DMFCスタック42への燃料供給に悪影響を及ぼさずに済むようになっている。
一方、気体流路においては、送気ポンプ50が送気バルブ51を介してDMFCスタック42の空気極52に接続される。空気極52の出力部は凝縮器53に接続される。また、混合タンク45からも、混合タンクバルブ48を介して凝縮器53に接続される。凝縮器53は排気バルブ57を介して排気口58に接続される。この凝縮器53には、水蒸気を効果的に凝縮するフィンが備えられている。また、冷却ファン54は凝縮器53の近傍に配設される。
次に、燃料電池ユニット10の発電部40の発電メカニズムについて、燃料と空気(酸素)の流れに沿って説明する。
まず、燃料カートリッジ43内の高濃度メタノールは、燃料供給ポンプ44によって、混合タンク45に流入する。混合タンク45の内部で高濃度メタノールは、回収された水や燃料極47からの低濃度メタノール(発電反応の残余分)等と混合されて希釈され、低濃度メタノールが生成される。低濃度メタノールの濃度は発電効率の高い濃度(例えば3〜6%)を保てるように制御される。この濃度制御は、例えば、濃度センサ60の検出結果を基に、燃料電池制御部41が燃料供給ポンプ44によって混合タンク45に供給される高濃度メタノールの量を制御することによって実現される。または、混合タンク45に環流する水の量を水回収ポンプ56等で制御することによって実現できる。
また、混合タンク45には、混合タンク45内のメタノール水溶液の液量を検出する液量センサ61や、温度を検出する温度センサ64が備えられており、これらの検出結果は燃料電池制御部41に送られて発電部40の制御などに使用される。
混合タンク45で希釈されたメタノール水溶液は送液ポンプ46で加圧されて、DMFCスタック42の燃料極(負極)47に注入される。燃料極47では、メタノールの酸化反応が行われることで電子が発生する。酸化反応で生成される水素イオン(H+)はDMFCスタック42内の固体高分子電解質膜422を透過して空気極(正極)52に達する。
一方、燃料極47で行われる酸化反応によって生成される二酸化炭素は、反応に供されなかったメタノール水溶液とともに再び混合タンク45に環流する。二酸化炭素は混合タンク45内で気化し、混合タンクバルブ48を介して、凝縮器53へ向かい、最終的には排気バルブ57を介して、排気口58から外部へ排気される。
他方、空気(酸素)の流れは、吸気口49から取り込まれ、送気ポンプ50で加圧され、送気バルブ51を介し空気極(正極)52に注入される。空気極52では、酸素(O2)の還元反応が進行し、外部の負荷からの電子(e-)と、燃料極47からの水素イオン(H+)と、酸素(O2)から水(H2O)が水蒸気として生成される。この水蒸気は空気極52から排出され、凝縮器53に入る。凝縮器53では、冷却ファン54によって水蒸気が冷却されて水(液体)となり、水回収タンク55内に一時的に蓄積される。この回収された水は水回収ポンプ56によって混合タンク45へと環流し、高濃度メタノールを希釈するための希釈循環システム62が構成される。
この希釈循環システム62による燃料電池ユニット10の発電メカニズムからわかるように、DMFCスタック42から電力が取り出す、即ち、発電を開始するために、各部のポンプ44,46,50,56やバルブ48、51、57或いは冷却ファン54等の補機63を駆動させる。これによってメタノール水溶液と空気(酸素)がDMFCスタック42内に注入されそこで電気化学反応が進行することによって電力が得られる。一方、発電を停止するには、これらの補機63の駆動を停止させる。
図4は、本発明に係る燃料電池ユニット10が接続される情報処理装置18のシステム構成を示したものである。
情報処理装置18は、CPU65、主記憶66、ディスプレイコントローラ67、ディスプレイ68、HDD(Hard Disk Drive)69、キーボードコントローラ70、ポインタデバイス71、キーボード72、FDD73、これら構成品間において信号を伝送するバス74、バス74を介して伝送される信号を変換するためのノースブリッジ75、サウスブリッジ76と呼ばれるデバイス等から構成される。また、情報処理装置18の内部に電源部79を設け、ここに二次電池80として、例えばリチウムイオン電池を保有している。電源部79は、制御部77(以降、電源制御部77と記載する)によって制御される。
燃料電池ユニット10と情報処理装置18との電気的インタフェースとして制御系インタフェースと電源系インタフェースとを設ける。制御系インタフェースは情報処理装置18の電源制御部77と燃料電池ユニット10の制御部41との間にて通信を行うために設けられるインタフェースである。制御系インタフェースを介して情報処理装置18と燃料電池ユニット10との間で行われる通信は、例えばI2Cバス78といったシリアルバスを介して行われる。
電源系インタフェースは、燃料電池ユニット10と情報処理装置18との間における電力の授受のために設けられるインタフェースである。例えば、発電部40のDMFCスタック42で発電された電力が制御部41(以降、燃料電池制御部41と記載する)およびドッキングコネクタ14、21を介して情報処理装置18に供給される。また、電源系インタフェースには、情報処理装置18の電源部79から、燃料電池ユニット10内の補機63等への電力供給83もある。
なお、情報処理装置18の電源部79に対してACアダプタ用コネクタ81を介してAC/DC変換された直流電源が供給され、これによって情報処理装置18の動作、二次電池(リチウムイオン電池)80の充電が可能である。
図5は、燃料電池ユニット10の燃料電池制御部41と、情報処理装置18の電源部79との、接続関係を示す構成例である。
燃料電池ユニット10と情報処理装置18とはドッキングコネクタ14、21によって機械的かつ電気的に接続される。ドッキングコネクタ14、21には、燃料電池ユニット10のDMFCスタック42で発電された電力を情報処理装置18へ供給するための第一の電源端子(出力電源端子)91および、情報処理装置18から、燃料電池ユニット10のマイクロコンピュータ95にレギュレータ94を介して電源を供給し、かつ補機用電源回路97にスイッチ101を介して電源を供給するための第二の電源端子(補機用入力電源端子)92を有する。また、情報処理装置18からEEPROM99へ電源供給するための第三の電源端子92aを有している。
さらに、ドッキングコネクタ14、21は情報処理装置18の電源制御部77と燃料電池ユニット10のマイクロコンピュータ95との通信や、書き込み可能な不揮発性メモリ(EEPROM)99との通信、を行うための通信用入出力端子93を有している。
次に、図5に示した接続図と、図6に示した燃料電池ユニット10の状態遷移図とを用いて、燃料電池ユニット10から情報処理装置18へ、燃料電池ユニット10に設けられるDMFCスタック42の電力が供給されるまでの基本的な処理の流れを説明する。
なお、情報処理装置18の二次電池(リチウムイオン電池)80には所定の電力が充電されているものとする。また、図5の中のスイッチは全て開いているものとする。
まず、情報処理装置18は、コネクタ接続検出部111から出力される信号に基づいて、情報処理装置18と燃料電池ユニット10とが機械的および電気的に接続されたことを認識する。この認識は、コネクタ接続検出部111が例えばコネクタ接続検出部111へ入力される信号に基づいて、ドッキングコネクタ14、21の接続によって燃料電池ユニット10の内部で接地されることを検出することによって行われる。
また、情報処理装置18の電源制御部77は、燃料電池ユニット10の発電設定スイッチ112の設定が発電許可設定であるか発電禁止設定であるかを認識する。例えば、発電設定スイッチ検出部113へ入力される信号に基づいて、発電設定スイッチ検出部113が発電設定スイッチ112の設定状態に応じて接地状態であるか或いは解放状態であるか否かを検出する。発電設定スイッチ112が解放状態である場合は、電源制御部77は発電禁止設定として認識する。
発電設定スイッチ112が発電禁止設定である状態は、図6の状態遷移図において「ストップステート(0)」ST10に相当する状態である。
情報処理装置18と燃料電池ユニット10とがドッキングコネクタ14、21を介して機械的に接続されると、情報処理装置18側から第三の電源端子92aを介して燃料電池制御部41の記憶部である不揮発性メモリ(EEPROM)99に電源が供給される。このEEPROM99には、燃料電池ユニット10の識別情報等が予め記憶される。識別情報には、例えば燃料電池ユニットの部品コードや製造シリアル番号、或いは定格出力などの情報を予め含ませることができる。また、このEEPROM99は、例えば、I2Cバス93といったシリアルバスに接続されており、EEPROM99に記憶されているデータはこのEEPROM99に電源が供給されている状態において読み出し可能である。図5の構成では、電源制御部77が通信用入出力端子93を介してEEPROM99の情報を読み出すことが可能である。
この状態においては、燃料電池ユニット10は発電を行っておらず、また燃料電池ユニット10の内部の状態は、EEPROM99の電源以外は電源が供給されていない状態である。
ここで、ユーザが発電設定スイッチ112の設定を発電許可設定に設定すると(図5では発電設定スイッチを接地状態側に設定する)、情報処理装置18に設けられる電源制御部77は、燃料電池ユニット10に設けられるEEPROM99に記憶された識別情報を読み出すことが可能となる。この状態が、図6の「ストップステート(1)」ST11の状態である。
換言すると、ユーザが発電設定スイッチ112を発電許可設定に設定しない限り、即ち発電禁止設定の設定である限り、「ストップステート(0)」ST10の状態であり、燃料電池ユニット10における発電を禁止することが可能である。
なお、発電設定スイッチは、例えばスライドスイッチ等のように開または閉の状態をいずれか一方の状態に保持できるものが好ましい。
電源制御部77による識別情報の読み出しは、I2Cバス78といったシリアルバスを介して燃料電池ユニット10に設けられるEEPROM99に記憶されている燃料電池ユニット10の識別情報を読み出すことによって行われる。
電源制御部77が読み出された識別情報に基づいて、情報処理装置18に接続されている燃料電池ユニット10が情報処理装置18に適合した燃料電池ユニットであると判断した場合、図6の状態は、「ストップステート(1)」ST11から「スタンバイステート」ST20に遷移する。
具体的には、情報処理装置18に設けられる電源制御部77は、情報処理装置18に設けられるスイッチ100を閉じることによって、二次電池80の電力を第1の電源端子92を介して燃料電池ユニット10へ供給し、レギュレータ94を介してマイクロコンピュータ95へ電源が供給される。
この「スタンバイステート」ST20の状態では、燃料電池ユニット10に設けられるスイッチ101は開いており、補機用電源回路97には電源は供給されていない。従って、この状態において補機63は動作していない。
しかしながら、マイクロコンピュータ95は動作を開始しており、情報処理装置18に設けられる電源制御部77から、I2Cバス78を介して各種の制御用コマンドを受信することが可能な状態である。また、マイクロコンピュータ95は、燃料電池ユニット10の電源情報を、I2Cバスを介して情報処理装置18へ送信可能な状態である。
図7は、情報処理装置18に設けられる電源制御部77から、燃料電池制御部41に設けられるマイクロコンピュータ95に送られる制御用コマンドの一例を示した図である。
図8は、燃料電池制御部41に設けられるマイクロコンピュータ95から情報処理装置18に設けられる電源制御部77に送られる電源情報の一例を示した図である。
情報処理装置18に設けられる電源制御部77は、図8の電源情報のうち「DMFC運転状態」(図8の番号1)を読み取ることによって、燃料電池ユニット10が「スタンバイステート」ST20であること認識する。
この「スタンバイステート」ST20の状態で、電源制御部77が、図7に示した制御用コマンドのうち「DMFC運転ON要求」コマンド(発電開始コマンド)を燃料電池制御部41に送ると、これを受信した燃料電池制御部41は、燃料電池ユニット10の状態を「ウォームアップステート」ST30に移行させる。
具体的には、マイクロコンピュータ95からの制御によって燃料電池制御部41に設けられるスイッチ101を閉じて補機用電源回路97に情報処理装置18からの電源を供給する。併せて、マイクロコンピュータ95から送信される補機用制御信号によって、発電部40に設けられる補機63、即ち、図4に示した各ポンプ44、46、50、56、バルブ48、51、57及び冷却ファン54等を駆動させる。さらにマイクロコンピュータ95は、燃料電池制御部41に設けられたスイッチ102を閉じる。
この結果、発電部40に設けられるDMFCスタック42に対してメタノール水溶液や空気が注入され、発電が開始される。また、DMFCスタック42による発電電力は、情報処理装置18に供給が開始される。ただし、発電出力は、瞬時に定格値に達するわけではないため、定格値に達するまでの状態を「ウォームアップステート」ST30と呼んでいる。
燃料電池制御部41に設けられるマイクロコンピュータ95は、例えばDMFCスタック42の出力電圧およびDMFCスタック42の温度をモニタすることにより、DMFCスタック42の出力が定格値に達したと判断すると、燃料電池ユニット10に設けられるスイッチ101を開き、補機63への電力供給源を情報処理装置18からDMFCスタック42に切り替える。この状態が「オンステート」ST40である。
以上が「ストップステート」ST10から「オンステート」ST40への処理の流れの概要である。
図9は、濃度センサ60の構成例を説明するための図である。
濃度センサ60は、例えば、前述した第2の液体流路(送液ポンプ46から送り出されるメタノール水溶液が第1の液体流路から分岐して混合タンク45へ還流する液体流路)に設置される。この濃度センサ60の種類としては、例えば超音波式濃度センサ(もしくは音速センサ)と呼ばれるものが適用される。超音波式濃度センサは、液中を伝搬する超音波パルスの音速が液体濃度および液温によって異なるという性質を利用して、当該音速および温度に基づく濃度測定を行うものである。なお、超音波式濃度センサに限らず、最終的にメタノール濃度を計測できるものであれば、他の種類のセンサを適用することも可能である。
上記濃度センサ60は、例えば、図9に示されるように送信端60A、受信端60B、センサIC60C、及び温度センサ(サーミスタ)60D,60Eを有する。なお、送信端60Aと受信端60Bとの間に上記流路部分が位置するようにする。
送信端60Aは、受信端60Bへ向けて所定の超音波パルスを定期的に発信するものである。受信端60Bは、受信端60Bから発信される超音波パルスを受信するものである。センサIC60Cは、送信端60Aから超音波パルスが発信されるタイミングと受信端で超音波パルスが受信されるタイミングとの差に基づき、超音波パルスが上記流路部分におけるメタノール水溶液中を通過したときの速度(音速)を検出するものである。メタノール濃度が高いときは音速が低くなり、メタノール濃度が低いときには音速が高くなる傾向がある。センサIC60Cにおける検出結果は、燃料電池制御部41に通知される。
また、温度センサ60D,60Eは、上記流路部分において流れるメタノール水溶液の温度を検出するものである。メタノール水溶液中のメタノールの濃度は、メタノール水溶液の温度に応じて変化することが知られている。このため、温度センサ60D,60Eにより検出される温度も、メタノール濃度の測定に使用される。温度センサ60D,60Eにおける検出結果は、燃料電池制御部41に通知される。なお、温度センサ60D,60Eにおける検出結果がセンサIC60Cに入力されるように構成してもよい。
燃料電池制御部41は、濃度センサ60におけるセンサIC60Cおよび温度センサ60Dでの検出結果に基づき、メタノール水溶液におけるメタノール濃度を測定することができる。例えば、燃料電池制御部41は、メタノール濃度と音速との相関関係に基づき、検出された音速からメタノール濃度を求める。さらに、このメタノール濃度の値を、温度センサ60D,60Eにより検出された温度に応じて調整する。このようにして、メタノール水溶液中のメタノールの濃度測定値が得られる。なお、この濃度測定値の算出を濃度センサ60側のセンサIC60Cの内部で行うように構成してもよい。
図10は、メタノール水溶液の温度と濃度センサ検出値との相関関係を示す図である。
メタノール水溶液のメタノール濃度が適切に保たれている状態においては、濃度センサ60のセンサIC60Cにて検出される濃度検出値と温度センサ60D,60Eにて検出される液温検出値との関係は、図10中に示されるような曲線Kで表わされる。例えば、液温がT1(℃)であるときには濃度検出値はM1(mV)となり、液温がT2(℃)であるときには濃度検出値はM2(mV)となる。もし、ある液温のときの濃度検出値が曲線Kから大きくはずれる状態になった場合には、その濃度検出値が曲線Kに近づくように、燃料電池制御部41によってポンプ等の補機が制御され、これによりメタノール水溶液のメタノール濃度が調整されることとなる。
以下、図11〜図13を参照して、本実施形態による濃度測定値の補正に関わる構成および動作について説明する。
図11は、燃料電池制御部41の機能構成を示すブロック図である。
燃料電池制御部41は、算出部411、補機操作部412、制御部413、及び記憶部414を備えている。
算出部411は、濃度センサ60におけるセンサIC60Cおよび温度センサ60Dでの各検出結果に基づき、メタノール水溶液中のメタノールの濃度測定値を算出するものである。この算出処理においては、濃度検出値及び液温検出値から濃度測定値を導き出すためのテーブル情報(具体的な数値の対応付けが記述された情報)もしくは演算式が用いられる。
補機操作部412は、算出部411によって算出された濃度測定値に基づき、メタノール水溶液のメタノール濃度が適正な値を保つよう、ポンプ等の補機を制御するものである。
制御部413は、DMFCスタック42の発電動作を終了する際に、算出部411によって算出される濃度測定値を記憶部414に記憶したり、DMFCスタック42の発電動作を開始する際に、算出部411によって新たに算出される濃度測定値と記憶部414に記憶しておいた濃度測定値との差が一定以上ある場合に、その差が一定未満となるように算出部411によって得られた濃度測定値を補正したり、補正後の濃度測定値に基づいて補機を制御するよう補機操作部412に指示したりするものである。また、制御部413は、補正を所定回数行っても上記の差が一定未満とならない場合、エラーを示す情報を、表示情報や音声などの形態で燃料電池ユニット本体12にて又は情報処理装置18を通じて出力し、ユーザにその旨を通知する機能も備えている。
記憶部414は、制御部413による制御のもとで、DMFCスタック42の発電動作の終了時に算出部411によって算出された濃度測定値を記憶するものである。記憶部414に記憶された濃度測定値は、DMFCスタック42の発電動作が停止している間も保持され、DMFCスタック42の発電動作の開始時に制御部413によって参照される。
上記制御部413での補正処理に適用される補正量は、例えば次のような式から得られる。
補正量(mol/L)=発電終了時の濃度測定値(mol/L)−発電開始時の濃度測定値(mol/L)
すなわち、発電終了時に記憶部414に記憶した濃度測定値(mol/L)と、その後の発電開始時に算出部411で算出された濃度測定値(mol/L)との差が、補正量(mol/L)として適用される。但し、これら発電終了時の濃度測定値(mol/L)と発電開始時の濃度測定値(mol/L)とのずれ量が一定値未満である場合には補正処理は行われない。例えば、図12に示されるように当該ずれ量が0.2(mol/L)未満である場合には補正処理は行われず、0.2(mol/L)以上である場合に補正処理が行われるようにする。
上記補正量を用いて補正処理を行った場合、補正後の濃度測定値は、例えば次のような式から得られる。
補正後の濃度測定値(mol/L)=補正前の濃度測定値(mol/L)+補正量(mol/L)
こうして得られた補正後の濃度測定値(mol/L)は、補機操作部412において補機の制御のために使用されることになる。
次に、図13のフローチャートを参照して、濃度センサ60及び燃料電池制御部41で実現される動作を説明する。
燃料電池制御部41は、DMFCスタック42の運転開始(起動)の指示を受けると(ステップS11)、濃度センサ60を通じてメタノール水溶液中のメタノールの濃度の検出値や液温の検出値を取得し(ステップS12)、テーブル情報などを用いて濃度測定値を算出する(ステップS13)。
そして、燃料電池制御部41は、ステップS13で算出した濃度測定値と、DMFCスタック42の運転停止時に記憶部414に記憶しておいた濃度測定値とを比較し、一定以上のずれ(ここでは、0.2(mol/L)以上のずれ)があるか否かを判定する(ステップS14)。
上記ステップS14において、ずれ量が一定以上ある場合には、補正処理を行うことを決定する。例えば、DMFCスタック42内部に残留するメタノール水溶液中のメタノールの濃度は、一定の法則に従い、経時変化する(濃度が低下する)という傾向があるので、その経時変化分を考慮し、濃度測定値に差が生じていれば、算出された濃度測定値が前の運転停止した時点での濃度測定値となるように補正処理すべきと決定し、所定の記憶領域に記憶されている補正回数をカウントアップする(ステップS15)。補正回数が1〜3回の範囲であれば、補正量を算出して当該補正量による補正処理を行い(ステップS16)、ステップS12からの処理を繰り返す。
一方、補正回数が4回に達した場合には、適切な制御を続けることができないため、エラーを示す情報を出力する(ステップS17)。すなわち、濃度測定値は、メタノール水溶液中の気泡や急激な温度変化などにより、自一時的に誤差が生じる可能性があるため、上記比較の処理を例えば4回までで行うようにし、4回目の比較において濃度測定値の差が一定以上ある場合にはエラーを示す情報を出力するようにする。エラーが生じた場合、例えば使用者がDMFCスタック42の運転終了を指示することで当該運転終了が実行されるようにしてもよいし、自動的に当該運転終了が実行されるようにしてもよい。
また、上記ステップS14において、ずれ量が一定未満である場合には、補正処理は行われず(ステップS18)、そのまま通常運転の状態となる。
その後、燃料電池制御部41は、DMFCスタック42の運転終了(停止)の指示を受けると(ステップS21)、濃度センサ60を通じてメタノール水溶液中のメタノールの濃度の検出値や液温の検出値を取得し、テーブル情報などを用いて濃度測定値を算出し(ステップS22)、算出した濃度測定値を記憶部414に記憶する(ステップS23)。ここで記憶された濃度測定値は、次回、DMFCスタック42の運転が開始される際に比較処理(前述のステップS14の処理)において使用されることになる。
そして、燃料電池制御部41は、DMFCスタック42の運転終了時に必要な作業を行い(ステップS24)、当該運転終了を実行する(ステップS25)。
このように本実施形態によれば、燃料電池の発電動作を停止してから次に燃料電池を起動するまでの間に、センサを構成する部材の吸湿状態の変化や経時的形状変化が起こったり、これに伴って超音波パルスの伝搬距離などが変化してしまったり、DMFCスタック42内部に残留するメタノール水溶液中のメタノールの濃度が変化してしまったりしても、測定される濃度測定値のずれを補正処理によって適切に解消することができ、DMFCスタック42の起動時の安定性を向上させることができる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の一実施形態に係る燃料電池ユニットを示す外観図。 上記燃料電池ユニットに情報処理装置を接続した状態を示す外観図。 上記燃料電池ユニットの発電部の構成を主に示す系統図。 上記燃料電池ユニットに上記情報処理装置を接続した状態を示す系統図。 上記燃料電池ユニット及び上記情報処理装置の構成を示す系統図。 上記燃料電池ユニット及び上記情報処理装置の状態遷移図。 上記燃料電池ユニットに対する主な制御用コマンドを示す図。 上記燃料電池ユニットの主な電源情報を示す図。 図3中に示される濃度センサの構成例を説明するための図。 メタノール水溶液の温度と濃度センサ検出値との相関関係を示す図。 図3中に示される燃料電池制御部の機能構成を示すブロック図。 補正処理の有無が濃度測定値のずれ量に応じて決定されることを示す図。 図11中に示される濃度センサ及び燃料電池制御部で実現される動作を示すフローチャート。
符号の説明
10…燃料電池ユニット、11…載置部、12…燃料電池ユニット本体、14…ドッキングコネクタ、40…発電部、41…燃料電池制御部、42…DMFCスタック、43…燃料カートリッジ、44…燃料供給ポンプ、45…混合タンク、46…送液ポンプ、47…燃料極(負極)、48…混合タンクバルブ、50…送気ポンプ、51…送気ポンプ、52…空気極(正極)、53…凝縮器、54…冷却ファン、55…水回収タンク、56…水回収ポンプ、57…排気バルブ、58…排気口、60…濃度センサ、60A…送信端、60B…受信端、60C…センサIC、60D…温度センサ、61…液量センサ、62…希釈循環システム、63…補機、64…温度センサ、411…算出部、412…補機操作部、413…制御部、414…記憶部。

Claims (10)

  1. 燃料電池により発電を行う燃料電池ユニットであって、
    前記燃料電池の発電に使用する燃料水溶液の濃度を測定する濃度測定手段と、
    前記燃料電池の発電動作を終了する際に、前記濃度測定手段により得られる濃度測定値を記憶する記憶手段と、
    前記燃料電池の発電動作を開始する際に、前記濃度測定手段により得られる濃度測定値と前記記憶手段に記憶されている濃度測定値との差が一定以上ある場合に、その差が一定未満となるように前記濃度測定手段により得られた濃度測定値を補正する制御手段と、
    を具備することを特徴とする燃料電池ユニット。
  2. 前記濃度測定手段は、燃料水溶液中を伝搬する超音波パルスの速度と燃料水溶液の温度とを検出する検出手段を有することを特徴とする請求項1記載の燃料電池ユニット。
  3. 前記濃度測定手段は、前記検出手段により検出される速度および温度に基づいて前記濃度測定値を算出する手段を有することを特徴とする請求項2記載の燃料電池ユニット。
  4. 前記制御手段は、前記補正を行った後の濃度測定値に基づいて前記燃料電池の補機を制御する手段を有することを特徴とする請求項1記載の燃料電池ユニット。
  5. 前記制御手段は、前記補正を所定回数行っても前記差が一定未満とならない場合、エラーを示す情報を出力する手段を有することを特徴とする請求項1記載の燃料電池ユニット。
  6. 燃料電池により発電を行う燃料電池ユニットに適用される測定値補正方法であって、
    前記燃料電池の発電に使用する燃料水溶液の濃度を測定し、
    前記燃料電池の発電動作を終了する際に、前記濃度測定により得られる濃度測定値を記憶手段に記憶し、
    前記燃料電池の発電動作を開始する際に、前記濃度測定により得られる濃度測定値と前記記憶手段に記憶されている濃度測定値との差が一定以上ある場合に、その差が一定未満となるように前記濃度測定により得られた濃度測定値を補正する
    ことを特徴とする測定値補正方法。
  7. 前記濃度測定においては、燃料水溶液中を伝搬する超音波パルスの速度と燃料水溶液の温度とを検出手段により検出することを特徴とする請求項6記載の測定値補正方法。
  8. 前記濃度測定においては、前記検出手段により検出される速度および温度に基づいて前記濃度測定値を算出することを特徴とする請求項7記載の測定値補正方法。
  9. 前記補正を行った後の濃度測定値に基づいて前記燃料電池の補機を制御することを特徴とする請求項6記載の測定値補正方法。
  10. 前記補正を所定回数行っても前記差が一定未満とならない場合、エラーを示す情報を出力することを特徴とする請求項6記載の測定値補正方法。
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