JP2007066564A - 有機el表示装置の製造方法及び製造装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】発光層のより多くの部分でドーパント材料の濃度を最適値とすることにより有機EL素子の発光効率を高める。
【解決手段】ノズルNZL1及びNZL2を備えた第1ノズル群とノズルNZL3及びNZL4を備えた第2ノズル群とを、気化したホスト材料EM1をノズルNZL1及びNZL2から電極に向けて吐出すると共に、気化したドーパント材料EM2をノズルNZL3及びNZL4から前記電極に向けて吐出しながら、前記電極を備えた絶縁基板に対して前記第1及び第2ノズル群の配列方向に相対的に移動させて、前記電極上に発光層を形成する。前記基板の一主面に垂直であり且つ前記配列方向に平行な面内で、ノズルNZL1及びNZL2がホスト材料EM1を噴き出す方向D1及びD2は互いに異なっており、且つ、ノズルNZL3及びNZL4がドーパント材料EM2を噴き出す方向D3及びD4は互いに異なっている。
【選択図】 図2
【解決手段】ノズルNZL1及びNZL2を備えた第1ノズル群とノズルNZL3及びNZL4を備えた第2ノズル群とを、気化したホスト材料EM1をノズルNZL1及びNZL2から電極に向けて吐出すると共に、気化したドーパント材料EM2をノズルNZL3及びNZL4から前記電極に向けて吐出しながら、前記電極を備えた絶縁基板に対して前記第1及び第2ノズル群の配列方向に相対的に移動させて、前記電極上に発光層を形成する。前記基板の一主面に垂直であり且つ前記配列方向に平行な面内で、ノズルNZL1及びNZL2がホスト材料EM1を噴き出す方向D1及びD2は互いに異なっており、且つ、ノズルNZL3及びNZL4がドーパント材料EM2を噴き出す方向D3及びD4は互いに異なっている。
【選択図】 図2
Description
本発明は、有機エレクトロルミネッセンス(EL)装置の製造方法及び製造装置に関する。
有機EL素子は、発光層を含む有機物層を一対の電極で挟んだ構造を有している。発光層は、通常、ホスト材料とドーパント材料とを含んだ混合物からなる。発光層は、例えば、特許文献1に記載されるような真空蒸着法により形成することができる。
ところで、有機EL素子の発光効率を高めるうえでは、発光層内の全ての部分でドーパント材料の濃度を最適値とすることが理想的である。しかしながら、通常、発光層において、ドーパント材料の濃度は膜厚方向で不均一となる。そのため、他の層の膜厚変動等により、発光ポイントが最適とならず、発光効率が変化してしまうおそれがある。
特開2003−157973号公報
本発明の目的は、有機EL素子の発光効率のばらつきを低減することにある。
本発明の第1側面によると、絶縁基板と、その上に配置された第1電極と、前記第1電極と向き合った第2電極と、前記第1及び第2電極間に介在した発光層とを具備した有機EL表示装置の製造方法であって、第1及び第2ノズルを備えた第1ノズル群と第3及び第4ノズルを備えた第2ノズル群とを、気化したホスト材料を前記第1及び第2ノズルから前記第1電極に向けて吐出すると共に、気化したドーパント材料を前記第3及び第4ノズルから前記第1電極に向けて吐出しながら、前記第1電極を備えた前記絶縁基板に対して前記第1及び第2ノズル群の配列方向に相対的に移動させて、前記第1電極上に前記発光層を形成することと、前記発光層上に前記第2電極を形成することとを含み、前記絶縁基板の一主面に垂直であり且つ前記配列方向に平行な面内で、前記第1ノズルが前記ホスト材料を噴き出す第1方向と前記第2ノズルが前記ホスト材料を噴き出す第2方向とは互いに異なっており、且つ、前記第3ノズルが前記ドーパント材料を噴き出す第3方向と前記第4ノズルが前記ドーパント材料を噴き出す第4方向とは互いに異なっていることを特徴とする製造方法が提供される。
本発明の第2側面によると、絶縁基板と、その上に配置された第1電極と、前記第1電極と向き合った第2電極と、前記第1及び第2電極間に介在した発光層とを具備した有機EL表示装置の製造装置であって、真空チャンバと、前記真空チャンバ内に配置され、前記第1電極を備えた前記絶縁基板を支持する基板ホルダと、前記真空チャンバ内に配置され、気化したホスト材料を前記第1電極に向けて吐出する第1及び第2ノズルを含んだ第1ノズル群と、気化したドーパント材料を前記第1電極に向けて吐出する第3及び第4ノズルを含んだ第2ノズル群とを備えた蒸発ユニットと、前記蒸発ユニットを前記絶縁基板に対して前記第1及び第2ノズル群の配列方向に相対的に移動させる駆動機構とを具備し、前記絶縁基板の一主面に垂直であり且つ前記配列方向に平行な面内で、前記第1ノズルが前記ホスト材料を噴き出す第1方向と前記第2ノズルが前記ホスト材料を噴き出す第2方向とは互いに異なっており、且つ、前記第3ノズルが前記ドーパント材料を噴き出す第3方向と前記第4ノズルが前記ドーパント材料を噴き出す第4方向とは互いに異なっていることを特徴とする製造装置が提供される。
本発明によると、有機EL素子の発光効率のばらつきを低減することができる。
以下、本発明の態様について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図において、同様又は類似する構成要素には同一の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
図1は、本発明の一態様に係るプロセスで使用可能な真空蒸着装置の一例を概略的に示す図である。図2は、図1の真空蒸着装置が含む蒸発ユニットを概略的に示す断面図である。
図1の真空蒸着装置は、真空排気系に接続された真空チャンバVCを含んでいる。この真空チャンバVCは、典型的には、複数の真空チャンバで薄膜を順次成膜するマルチチャンバ型枚葉式装置に組み込まれる。
真空チャンバVC内には、基板ホルダHLDと、蒸発ユニットEUと、図示しない膜厚センサとが配置されている。
基板ホルダHLDは、基板ASを、その被成膜面が蒸発ユニットEUと向き合うように着脱可能に支持している。この例では、基板ホルダHLDは、マスクMSKを支持するマスクホルダを兼ねている。
膜厚センサは、例えば、水晶板の両面に電極を配置した構造を含んでおり、図示しないコントローラと共に水晶膜厚計を構成している。膜厚センサは、基板ASとX1方向に隣り合うように配置されている。典型的には、膜厚センサは、その検出部の高さが基板ASの被成膜面の高さとほぼ等しくなるように配置される。
蒸発ユニットEUは、図2に示すように、坩堝CR1及びCR2と、図示しないヒータと、蓋CP1及びCP2と、堆積シールドDSとを含んでいる。
坩堝CR1及びCR2は、X1方向とZ1方向とに垂直なY1方向に細長い形状を有している。坩堝CR1及びCR2は、それぞれ蒸発材料EM1及びEM2を収容する。坩堝CR1及びCR2は、例えば、石英、金属材料、カーボンなどからなる。
ヒータは、例えば抵抗加熱ヒータである。ヒータは、坩堝CR1及びCR2を加熱し、これにより、それらに収容された蒸発材料EM1及びEM2を蒸発させる。これらヒータに供給する電力の大きさは、図示しない膜厚センサからの出力に基づき、図示しないコントローラによって制御する。
蓋CP1及びCP2は、それぞれ坩堝CR1及びCR2の開口を塞いでいる。蓋CP1及びCP2の材料としては、例えば、石英、金属材料、カーボンなどを使用することができる。
蓋CP1及びCP2には、Y1方向に細長い2つの貫通孔が設けられているか、又は、Y1方向に二列に並んだ複数の貫通孔が設けられている。蓋CP1の貫通孔を設けた部分は、気化した蒸発材料EM1を噴出するノズルNZL1及びNZL2としての役割を果たす。蓋CP2の貫通孔を設けた部分は、気化した蒸発材料EM2を噴出するノズルNZL3及びNZL4としての役割を果たす。
ノズルNZL1及びNZL2は第1ノズル群を構成しており、ノズルNZL3及びNZL4は第2ノズル群を構成している。基板ASの一主面に垂直であり且つ第1及び第2ノズル群の配列方向に平行な面内,ここではY1方向に垂直な面内,で、ノズルNZL1が蒸発材料EM1を噴き出す第1方向D1とノズルNZL2が蒸発材料EM1を噴き出す第2方向D2とは互いに異なっている。また、この面内で、ノズルNZL3が蒸発材料EM2を噴き出す第3方向D3とノズルNZL4が蒸発材料EM2を噴き出す第4方向D4とは互いに異なっている。この例では、方向D1及びD3はZ1方向に平行な線に対して対称であり、方向D2及びD4は先の線に対して対称である。また、この例では、方向D1及びD3はZ1方向と平行であり、方向D2及びD4はZ1方向に対して斜めである。
堆積シールドDSは、一対のシールド板SPを含んでいる。これらシールド板SPの主面は、Y1方向に平行であり且つX1方向と交差している。シールド板SPは、ノズルNZL1乃至NZL4を挟んでいる。シールド板SPは、ノズルNZL1及びNZL2から噴出した蒸発材料EM1の流れの向きと、ノズルNZL3及びNZL4から噴出した蒸発材料EM2の流れの向きとを規制する役割を果たす。
この真空蒸着装置は、図示しない移動機構と図示しないコントローラとをさらに含んでいる。
移動機構は、基板ASに対して、蒸発ユニットEUをX1方向に相対的に移動させる。典型的には、移動機構は、蒸発ユニットEUをX1方向に移動させる。
コントローラは、移動機構と膜厚センサとヒータとに接続されている。コントローラは、移動機構の動作を制御する。加えて、コントローラは、膜厚センサの出力に基づいてヒータに供給する電力の大きさを制御する。
図3は、本発明の一態様に係るプロセスで製造可能な有機EL表示装置の一例を概略的に示す平面図である。図4は、図3の有機EL表示装置で使用可能な表示パネルの一例を概略的に示す断面図である。図5は、図4の表示パネルが含み得る有機EL素子の一例を概略的に示す断面図である。なお、図4では、表示パネルを、その表示面,すなわち前面又は光出射面,が下方を向き、背面が上方を向くように描いている。
この表示装置は、アクティブマトリクス型駆動方式を採用した下面発光型の有機EL表示装置である。この有機EL表示装置は、図3に示すように、表示パネルDPと、映像信号線ドライバXDRと、走査信号線ドライバYDRとを含んでいる。
表示パネルDPは、図3及び図4に示すように、例えば、ガラス基板などの絶縁基板SUBを含んでいる。
基板SUB上には、図4に示すように、アンダーコート層UCが形成されている。アンダーコート層UCは、例えば、基板SUB上にSiNx層とSiOx層とをこの順に積層してなる。
アンダーコート層UC上では、半導体層SCが配列している。各半導体層SCは、例えば、p型領域とn型領域とを含んだポリシリコン層である。
アンダーコート層UC上では、図示しない下部電極がさらに配列している。これら下部電極は、例えば、n+型ポリシリコン層である。
半導体層SC及び下部電極は、ゲート絶縁膜GIで被覆されている。ゲート絶縁膜GIは、例えばTEOS(tetraethyl orthosilicate)などを用いて形成することができる。
ゲート絶縁膜GI上には、図3に示す走査信号線SL1及びSL2が形成されている。走査信号線SL1及びSL2は、図3に示すように、各々が後述する画素PXの行方向(X2方向)に延びており、画素PXの列方向(Y2方向)に配列している。走査信号線SL1及びSL2は、例えばMoWなどからなる。
ゲート絶縁膜GI上では、図示しない上部電極がさらに配列している。これら上部電極は、例えばMoWなどからなる。上部電極は、走査信号線SL1及びSL2と同一の工程で形成することができる。
走査信号線SL1及びSL2のそれぞれは半導体層SCと交差しており、これら交差部は薄膜トランジスタを構成している。また、上部電極は半導体層SCと交差しており、これら交差部も薄膜トランジスタを構成している。具体的には、走査信号線SL1と半導体層SCとの交差部が形成している薄膜トランジスタは、図3及び図4に示す出力制御スイッチSWaである。走査信号線SL2と半導体層SCとの交差部が形成している薄膜トランジスタは、図3に示すダイオード接続スイッチSWc及び映像信号供給制御スイッチSWbである。上部電極と半導体層SCとの交差部が形成している薄膜トランジスタは、図3に示す駆動制御素子DRである。
なお、この例では、駆動制御素子DR及びスイッチSWa乃至SWcには、トップゲート型のpチャネル薄膜トランジスタを使用している。また、図4において参照符号Gで示す部分は、走査信号線SL1に接続された、スイッチSWaのゲートである。
上部電極は、下部電極と向き合っている。上部電極と下部電極とそれらの間に介在している絶縁膜GIとは、図3に示すキャパシタCを構成している。
ゲート絶縁膜GI、走査信号線SL1及びSL2、並びに上部電極は、図4に示す層間絶縁膜IIで被覆されている。層間絶縁膜IIは、例えばプラズマCVD法などにより成膜されたSiOxなどからなる。
層間絶縁膜II上には、図3に示す映像信号線DLと電源線PSLとが形成されている。層間絶縁膜II上には、図4に示すソース電極SE及びドレイン電極DEがさらに形成されている。
映像信号線DLは、図1に示すように、各々がY2方向に延びており、X2方向に配列している。映像信号線DLは、画素PXが含む映像信号供給制御スイッチSWbのドレインに接続されている。
電源線PSLは、この例では、各々がY2方向に延びており、X2方向に配列している。電源線PSLは、駆動制御素子DRのソースに接続されている。
ソース電極SE及びドレイン電極DEは、層間絶縁膜II及びゲート絶縁膜GIに設けられたコンタクトホールを介して薄膜トランジスタのソース及びドレインにそれぞれ接続されている。ソース電極SE及びドレイン電極DEは、画素PXが含む素子間の接続に利用している。
映像信号線DLと電源線PSLとソース電極SEとドレイン電極DEとは、例えば、Mo/Al/Moの三層構造を有している。これらは、同一工程で形成可能である。
映像信号線DLと電源線PSLとソース電極SEとドレイン電極DEとは、図4に示すパッシベーション膜PSで被覆されている。パッシベーション膜PSは、例えばSiNxなどからなる。
パッシベーション膜PS上では、画素電極PEが配列している。各画素電極PEは、パッシベーション膜PSに設けたコンタクトホールを介して、図4のドレイン電極DEに接続されている。
画素電極PEは、この例では光透過性の前面電極である。また、画素電極PEは、この例では陽極である。画素電極PEの材料としては、例えば、ITO(indium tin oxide)などの透明導電性酸化物を使用することができる。
パッシベーション膜PS上には、さらに、隔壁絶縁層PIが形成されている。隔壁絶縁層PIには、画素電極PEに対応した位置に貫通孔が設けられているか、或いは、画素電極PEが形成する列又は行に対応した位置にスリットが設けられている。ここでは、一例として、隔壁絶縁層PIには、画素電極PEに対応した位置に貫通孔が設けられていることとする。
隔壁絶縁層PIは、例えば、有機絶縁層である。隔壁絶縁層PIは、例えば、フォトリソグラフィ技術を用いて形成することができる。
画素電極PE上には、活性層として、図5に示す発光層EMTを含んだ有機物層ORGが形成されている。発光層EMTは、例えば、発光色が赤色、緑色、又は青色のルミネセンス性有機化合物を含んだ薄膜である。この有機物層ORGは、発光層EMTに加え、正孔輸送層HT及び電子輸送層ET、並びに、図示しない正孔注入層、正孔ブロッキング層、及び電子注入層などもさらに含むことができる。
発光層EMTは、具体的には、ホスト材料とゲスト材料とを含んだ混合物からなる。
ホスト材料としては、アントラセン類、アミン類、スチリル類、シロール類、アゾール類、ポリフェニル類、金属錯体類などの有機物又は有機金属化合物を使用することができる。例えば、ホスト材料として、ジフェニルアントラセン誘導体、ビスカルバゾール、スチリルアミン、ジスチリルアリーレン、オキサゾール、オキサジアゾール、ベンゾイミダゾール、トリス(8−ヒドロキシキノレート)アルミニウム(Alq3)などを使用してもよい。
ホスト材料としては、アントラセン類、アミン類、スチリル類、シロール類、アゾール類、ポリフェニル類、金属錯体類などの有機物又は有機金属化合物を使用することができる。例えば、ホスト材料として、ジフェニルアントラセン誘導体、ビスカルバゾール、スチリルアミン、ジスチリルアリーレン、オキサゾール、オキサジアゾール、ベンゾイミダゾール、トリス(8−ヒドロキシキノレート)アルミニウム(Alq3)などを使用してもよい。
ドーパント材料としては、ジシアノメチレンピラン類、ジシアノ類、フェノキサゾン類、チオキサンテン類、ルブレン類、スチリル類、クマリン類、キナクリドン類、縮合多環芳香環類、重金属錯体類などの有機物又は有機金属化合物を使用することができる。例えば、ドーパント材料として、クマリン、ルブレン、ペリレン、アザチオキサンテン、N−メチルキナクリドン、ジフェニルナフタセン、ペリフランテン、フェニルピリジンをイリジウムに3配位させた錯体(Ir(ppy)3)などを使用してもよい。
隔壁絶縁層PI及び有機物層ORGは、図4及び図5に示す対向電極CEで被覆されている。この例では、対向電極CEは、画素PX間で互いに接続された電極,すなわち共通電極,である。また、この例では、対向電極CEは、陰極であり且つ光反射性の背面電極である。対向電極CEは、例えば、パッシベーション膜PSと隔壁絶縁層PIとに設けられたコンタクトホールを介して、映像信号線DLと同一の層上に形成された電極配線(図示せず)に電気的に接続されている。各々の有機EL素子OLEDは、画素電極PEと、有機物層ORGと、対向電極CEとを含んでいる。
画素PXは、図3に示すように、駆動制御素子DRと、スイッチSWa乃至SWcと、有機EL素子OLEDと、キャパシタCとを含んでいる。上記の通り、この例では、駆動制御素子DR及びスイッチSWa乃至SWcにはpチャネル薄膜トランジスタを使用している。
駆動制御素子DRと出力制御スイッチSWaと有機EL素子OLEDとは、第1電源端子ND1と第2電源端子ND2との間で、この順に直列に接続されている。この例では、電源端子ND1は高電位電源端子であり、電源端子ND2は低電位電源端子である。
具体的には、駆動制御素子DRのソースは電源端子ND1に接続されており、有機EL素子OLEDの対向電極CEは電源端子ND2に接続されている。出力制御スイッチSWaは、駆動制御素子DRのドレインと有機EL素子OLEDの画素電極PEとの間に接続されており、そのゲートは走査信号線SL1に接続されている。
キャパシタCは、定電位端子ND1’と駆動制御素子DRのゲートとの間に接続されている。この例では、キャパシタCは、下部電極が電源線PSLに接続されており、上部電極が駆動制御素子DRのゲートに接続されている。
映像信号供給制御スイッチSWbは、映像信号線DLと駆動制御素子DRのドレインとの間に接続されている。映像信号供給制御スイッチSWbのゲートは、走査信号線SL2に接続されている。
ダイオード接続スイッチSWcは、駆動制御素子DRのドレインとゲートとの間に接続されている。ダイオード接続スイッチSWcのゲートは、走査信号線SL2に接続されている。
なお、この表示パネルDPから有機物層ORGと対向電極CEとを省略したものがアレイ基板ASに相当している。
映像信号線ドライバXDR及び走査信号線ドライバYDRは、この例では、表示パネルDPにCOG(chip on glass)実装している。映像信号線ドライバXDR及び走査信号線ドライバYDRは、COG実装する代わりに、TCP(tape carrier package)実装してもよい。
映像信号線ドライバXDRには、映像信号線DLが接続されている。この例では、映像信号線ドライバXDRには、電源線PSLがさらに接続されている。映像信号線ドライバXDRは、映像信号線DLに映像信号として電流信号を出力すると共に、電源線PSLに電源電圧を供給する。
走査信号線ドライバYDRには、走査信号線SL1及びSL2が接続されている。この例では、走査信号線ドライバYDRは、走査信号線SL1及びSL2にそれぞれ走査信号として電圧信号を出力する。
この有機EL表示装置で画像を表示する場合、例えば、走査信号線SL1及びSL2の各々を線順次駆動する。そして、或る行の画素PXに映像信号を書き込む書込期間では、まず、走査信号線ドライバYDRから、先の画素PXが接続された走査信号線SL1にスイッチSWaを開く(OFF)走査信号を電圧信号として出力し、続いて、先の画素PXが接続された走査信号線SL2にスイッチSWb及びSWcを閉じる(ON)走査信号を電圧信号として出力する。この状態で、映像信号線ドライバXDRから、先の画素PXが接続された映像信号線DLに映像信号を電流信号としてそれぞれ出力し、駆動制御素子DRのゲート−ソース間電圧を、先の映像信号に対応した大きさに設定する。その後、走査信号線ドライバYDRから、先の画素PXが接続された走査信号線SL2にスイッチSWb及びSWcを開く(OFF)走査信号を電圧信号として出力し、続いて、先の画素PXが接続された走査信号線SL1にスイッチSWaを閉じる(ON)走査信号を電圧信号として出力する。
スイッチSWaを閉じ(ON)ている有効表示期間では、有機EL素子OLEDには、駆動制御素子DRのゲート−ソース間電圧に対応した大きさの駆動電流が流れる。有機EL素子OLEDは、駆動電流の大きさに対応した輝度で発光する。
この有機EL表示装置は、例えば、以下の方法で製造することができる。
まず、アレイ基板を準備し、その画素電極PE上に有機物層ORG及び対向電極CEを順次形成する。有機物層ORGが含む発光層EMTは、後で詳述するように、図1の真空蒸着装置を用いて形成する。また、典型的には、有機物層ORGが含む発光層EMT以外の層及び対向電極CEも真空蒸着法により形成する。次いで、このようにして得られた有機EL素子OLEDを封止し、表示パネルDPを完成する。さらに、表示パネルDPに映像信号線ドライバXDR及び走査信号線ドライバYDRを実装する。以上のようにして、有機EL表示装置を完成する。
まず、アレイ基板を準備し、その画素電極PE上に有機物層ORG及び対向電極CEを順次形成する。有機物層ORGが含む発光層EMTは、後で詳述するように、図1の真空蒸着装置を用いて形成する。また、典型的には、有機物層ORGが含む発光層EMT以外の層及び対向電極CEも真空蒸着法により形成する。次いで、このようにして得られた有機EL素子OLEDを封止し、表示パネルDPを完成する。さらに、表示パネルDPに映像信号線ドライバXDR及び走査信号線ドライバYDRを実装する。以上のようにして、有機EL表示装置を完成する。
発光層EMTは、例えば、以下の方法で形成する。
まず、真空チャンバVC内を真空とする。このとき、坩堝CR1は蒸発材料EM1としてホスト材料を収容しており、坩堝CR2は蒸発材料EM2としてドーパント材料を収容している。
まず、真空チャンバVC内を真空とする。このとき、坩堝CR1は蒸発材料EM1としてホスト材料を収容しており、坩堝CR2は蒸発材料EM2としてドーパント材料を収容している。
次に、図示しないヒータに電力を供給し、坩堝CR1及びCR2を十分に昇温させる。坩堝CR1及びCR2は、例えば500℃以下に、典型的には300℃乃至400℃に昇温させる。これにより、坩堝CR1内のホスト材料EM1と坩堝CR2内のドーパント材料EM2とを気化させる。
坩堝CR1内で気化したホスト材料EM1はノズルNZL1及びNZL2から噴き出し、坩堝CR2内で気化したドーパント材料EM2はノズルNZL3及びNZL4から噴き出す。噴き出たホスト材料EM1及びドーパント材料EM2は、膜厚センサの検出部に堆積する。コントローラは、膜厚センサの出力に基づいて、ヒータに供給する電力の大きさを制御する。このフィードバック制御により、ホスト材料EM1及びドーパント材料EM2の蒸着レートを目標値とほぼ等しくする。
その後、画素電極PE上に正孔輸送層HTを形成したアレイ基板ASを、真空を維持したまま、真空チャンバVC内に搬送する。真空チャンバVCでは、アレイ基板ASは、隔壁絶縁層PIが下方を向くように基板ホルダHLDに支持させる。すなわち、アレイ基板ASは、図1のZ1方向と図4のZ2方向とが一致するように、基板ホルダHLDに支持させる。
続いて、ノズルNZL1及びNZL2からホスト材料EM1を噴き出させると共にノズルNZL3及びNZL4からドーパント材料EM2を噴き出させたまま、蒸発ユニットEUをX1方向に一定の速度で移動させる。ノズルNZL1及びNZL2から噴き出たホスト材料EM1とノズルNZL3及びNZL4から噴き出たドーパント材料EM2とは、堆積シールドDSによって流れの向きを規制され、マスクMSKに設けた貫通孔を通って正孔輸送層HT上に堆積する。このようにして、発光層EMTが得られる。
次に、真空を維持したまま、成膜後のアレイ基板ASを真空チャンバVCから搬出し、蒸発ユニットEUを膜厚センサSNSの下方に移動させる。次いで、2枚目のアレイ基板ASを真空チャンバVCに搬入すると共に、先のフィードバック制御を行う。その後、2枚目のアレイ基板ASに対しても、1枚目のアレイ基板ASに対して行ったのと同様の成膜を行う。3枚目以降のアレイ基板ASは、これと同様の方法により処理する。
この方法によると、発光層EMTのより多くの部分でドーパント材料の濃度を最適値とすることができ、その結果、有機EL素子OLEDの発光効率が向上する。これについて、図1、図2及び図6乃至図10を参照しながら説明する。
図6は、比較例に係る真空蒸着装置が含む蒸発ユニットを概略的に示す断面図である。この蒸発ユニットEUは、蓋CP1からノズルNZL2を省略し且つ蓋CP2からノズルNZL4を省略したこと以外は、図2の蒸発ユニットEUとほぼ同様の構造を有している。また、比較例に係る真空蒸着装置は、図2の蒸発ユニットEUの代わりに図6の蒸発ユニットEUを用いていること以外は、図1の真空蒸着装置と同様の構造を有している。
図7は、比較例に係る真空蒸着装置における、被成膜面の蒸発ユニットに対する相対位置と蒸着レートとの関係の例を示すグラフである。図中、横軸は、被成膜面内での基準位置からのX1方向に沿った距離を示しており、縦軸は蒸着レートを示している。なお、この基準位置は、被成膜面内であって、ノズルNZL1からの距離とノズルNZL3からの距離とが等しい位置である。また、図7において、曲線CHはホスト材料EM1の蒸着レートを示し、曲線CDはドーパント材料EM2の蒸着レートを示している。
曲線CHで示すデータは、ホスト材料EM1のみを蒸発させながら、蒸発ユニットEUを静止させた状態での膜厚センサによる蒸着レートの測定と、蒸発ユニットEUのX1方向へのシフトとを交互に行うことにより得られたものである。また、曲線CDで示すデータは、ドーパント材料EM2のみを蒸発させながら、蒸発ユニットEUを静止させた状態での膜厚センサによる蒸着レートの測定と、蒸発ユニットEUのX1方向へのシフトとを交互に行うことにより得られたものである。
なお、ホスト材料EM1とドーパント材料EM2とを同時に蒸発させながら、蒸発ユニットEUを静止させた状態での膜厚センサによる蒸着レートの測定と、蒸発ユニットEUのX1方向へのシフトとを交互に行うことにより得られたデータは、曲線CHで示すデータと曲線CDで示すデータとの和にほぼ等しかった。したがって、ホスト材料EM1とドーパント材料EM2とを同時に蒸発させた場合には、ホスト材料EM1の蒸着レートプロファイルは曲線CHとほぼ等しく、ドーパント材料EM2の蒸着レートプロファイルは曲線CDとほぼ等しいと推定される。
ホスト材料EM1の蒸着レートは、ノズルNZL1の正面又はその近傍で大きく、そこから離れるに従って小さくなる。他方、ドーパント材料EM2の蒸着レートは、ノズルNZL3の正面又はその近傍で大きく、そこから離れるに従って小さくなる。ノズルNZL1とノズルNZL3とはX1方向に並んでいるので、図7に示すように、ホスト材料EM1の蒸着レートが最大となる位置と、ドーパント材料EM2の蒸着レートが最大となる位置とは一致しない。したがって、被成膜面上の堆積物中に占めるドーパント材料EM2の割合は、X1方向に沿った位置に応じて変化する。
図8は、図6の蒸発ユニットを用いて得られる発光層における、ドーパント材料の膜厚方向についての濃度プロファイルの例を示すグラフである。図中、横軸は被成膜面からの距離を示し、縦軸はドーパント材料の濃度を示している。
ホスト材料EM1及びドーパント材料EM2の蒸着レートが基準位置からの距離に応じて図7の曲線CH及びCDで示すようにそれぞれ変化する場合、得られる発光層EMTにおいて、ドーパント材料の膜厚方向に沿った濃度は、図8に示すように単調増加するか又は単調減少する。そのため、発光層EMTの主面と平行な一平面でしか、ドーパント材料EM2の濃度は最適値とはならない。
図9及び図10は、図1の真空蒸着装置における、被成膜面の蒸発ユニットに対する相対位置と蒸着レートとの関係の例を示すグラフである。図9及び図10において、横軸は、被成膜面内での基準位置からのX1方向に沿った距離を示している。図9において縦軸はドーパント材料EM2の蒸着レートを示しており、図10において縦軸はホスト材料EM1及びドーパント材料EM2の蒸着レートを示している。なお、図9において、曲線CD1はノズルNZL4のみを塞いだ場合のドーパント材料EM2の蒸着レートを示し、曲線CD2はノズルNZL3のみを塞いだ場合のドーパント材料EM2の蒸着レートを示し、曲線CDはノズルND3及びND4を塞がなかった場合のドーパント材料EM2の蒸着レートを示している。また、図10において、曲線CHはノズルNZL1及びNZL2を塞がなかった場合のホスト材料EM1の蒸着レートを示し、曲線CDはノズルNZL3及びNZL4を塞がなかった場合のドーパント材料EM2の蒸着レートを示している。
図9及び図10に示す曲線CDには、ドーパント材料EM2の蒸着レートがほぼ一定の部分がある。これと同様、図10に示す曲線CHにも、ホスト材料EM1の蒸着レートがほぼ一定の部分がある。そして、図10に示すように、ドーパント材料EM2の蒸着レートがほぼ一定の部分と、ホスト材料EM1の蒸着レートがほぼ一定の部分とは、重なり合っている。したがって、図2の蒸発ユニットEUを用いた場合、先の重なり合っている部分でホスト材料EM1の蒸着レートとドーパント材料EM2の蒸着レートとを最適化すれば、図6の蒸発ユニットEUを用いた場合と比較して、発光層EMTのより多くの部分でドーパント材料EM2の濃度を最適値とすることができる。それゆえ、有機EL素子OLEDの発光効率を均一化することが可能となる。
図2の噴き出し方向D1及びD2が為す角度と、噴き出し方向D3及びD4が為す角度とは、典型的には20°乃至60°とする。これについて、図11を参照しながら説明する。
図11は、噴き出し方向が為す角度と発光層におけるドーパント材料の濃度均一性との関係の一例を示すグラフである。図中、横軸は噴き出し方向D1及びD2が為す角度を示し、縦軸は発光層EMTにおけるドーパント材料EM2の濃度均一性を示している。なお、「濃度均一性」は、発光層EMTにおけるドーパント材料EM2の最大値と最小値との差の、それら最大値と最小値との和に対する比である。また、ここでは、噴き出し方向D3及びD4が為す角度は、噴き出し方向D1及びD2が為す角度と等しくした。
発光特性のばらつきを抑制するうえでは、ドーパント材料の濃度均一性は30%以下とすることが望ましい。噴き出し方向D1及びD2が為す角度と噴き出し方向D3及びD4が為す角度とを20°乃至60°とすると、ドーパント材料の濃度均一性は30%以下とすることができる。
本態様では、蓋CP1に2つのノズルNZL1及びNZL2を設け、蓋CP2に2つのノズルNZL3及びNZL4を設けたが、蓋CP1及びCP2の各々には3つ以上のノズルを設けてもよい。また、本態様では、蒸発ユニットEUを移動させる構成を採用したが、その代わりに、基板ASを移動させる構成を採用してもよい。さらに、本態様に係る真空蒸着装置は、マルチチャンバ型枚葉式装置に組み込まれてもよく、インライン型バッチ式の製造装置に組み込まれてもよい。
AS…アレイ基板、C…キャパシタ、CD…曲線、CD1…曲線、CD2…曲線、CH…曲線、CE…対向電極、CP1…蓋、CP2…蓋、CR1…坩堝、CR2…坩堝、D1…吹き出し方向、D2…吹き出し方向、D3…吹き出し方向、D4…吹き出し方向、DE…ドレイン電極、DL…映像信号線、DP…表示パネル、DR…駆動制御素子、DS…堆積シールド、EM1…蒸発材料、EM2…蒸発材料、EMT…発光層、ET…電子輸送層、EU…蒸発ユニット、G…ゲート、GI…ゲート絶縁膜、HLD…基板ホルダ、HT…正孔輸送層、II…層間絶縁膜、MSK…マスク、ND1…電源端子、ND1’…定電位端子、ND2…電源端子、NZL1…ノズル、NZL2…ノズル、NZL3…ノズル、NZL4…ノズル、OLED…有機EL素子、ORG…有機物層、PE…画素電極、PI…隔壁絶縁層、PS…パッシベーション膜、PSL…電源線、PX…画素、SC…半導体層、SE…ソース電極、SL1…走査信号線、SL2…走査信号線、SP…シールド板、SUB…絶縁基板、SWa…出力制御スイッチ、SWb…映像信号供給制御スイッチ、SWc…ダイオード接続スイッチ、UC…アンダーコート層、VC…真空チャンバ、XDR…映像信号線ドライバ、YDR…走査信号線ドライバ。
Claims (4)
- 絶縁基板と、その上に配置された第1電極と、前記第1電極と向き合った第2電極と、前記第1及び第2電極間に介在した発光層とを具備した有機EL表示装置の製造方法であって、
第1及び第2ノズルを備えた第1ノズル群と第3及び第4ノズルを備えた第2ノズル群とを、気化したホスト材料を前記第1及び第2ノズルから前記第1電極に向けて吐出すると共に、気化したドーパント材料を前記第3及び第4ノズルから前記第1電極に向けて吐出しながら、前記第1電極を備えた前記絶縁基板に対して前記第1及び第2ノズル群の配列方向に相対的に移動させて、前記第1電極上に前記発光層を形成することと、
前記発光層上に前記第2電極を形成することとを含み、
前記絶縁基板の一主面に垂直であり且つ前記配列方向に平行な面内で、前記第1ノズルが前記ホスト材料を噴き出す第1方向と前記第2ノズルが前記ホスト材料を噴き出す第2方向とは互いに異なっており、且つ、前記第3ノズルが前記ドーパント材料を噴き出す第3方向と前記第4ノズルが前記ドーパント材料を噴き出す第4方向とは互いに異なっていることを特徴とする製造方法。 - 前記第1及び第3方向は前記基板の前記主面に垂直な線に対して対称であり、前記第2及び第4方向は前記基板の前記主面に垂直な前記線に対して対称であることを特徴とする請求項1に記載の製造方法。
- 前記第1方向は第2方向と20°乃至60°の角度で交差していることを特徴とする請求項1又は2に記載の製造方法。
- 絶縁基板と、その上に配置された第1電極と、前記第1電極と向き合った第2電極と、前記第1及び第2電極間に介在した発光層とを具備した有機EL表示装置の製造装置であって、
真空チャンバと、
前記真空チャンバ内に配置され、前記第1電極を備えた前記絶縁基板を支持する基板ホルダと、
前記真空チャンバ内に配置され、気化したホスト材料を前記第1電極に向けて吐出する第1及び第2ノズルを含んだ第1ノズル群と、気化したドーパント材料を前記第1電極に向けて吐出する第3及び第4ノズルを含んだ第2ノズル群とを備えた蒸発ユニットと、
前記蒸発ユニットを前記絶縁基板に対して前記第1及び第2ノズル群の配列方向に相対的に移動させる駆動機構とを具備し、
前記絶縁基板の一主面に垂直であり且つ前記配列方向に平行な面内で、前記第1ノズルが前記ホスト材料を噴き出す第1方向と前記第2ノズルが前記ホスト材料を噴き出す第2方向とは互いに異なっており、且つ、前記第3ノズルが前記ドーパント材料を噴き出す第3方向と前記第4ノズルが前記ドーパント材料を噴き出す第4方向とは互いに異なっていることを特徴とする製造装置。
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