JP2007066532A - カーボンナノチューブ電子放出基板及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】
カーボンナノチューブ(CNT)の面全面から均一に電子が放出するCNT電子放出基板及びその製造方法を提供する。
【解決手段】
開口部を有するメタルマスクに、略垂直に複数のCNTが配設され一体化されてなるCNT電子放出基板である。カーボンナノチューブはメタルマスクの開口部に配設され一体化されていてもよい。メッキ処理により、CNTをメタルマスクに配設、一体化させることができる。シリコン基板に垂直方向に成長されてなるCNTにメタルマスクを載置し、メッキ浴中にてメッキ処理を施し、CNTをメタルマスクに配設、一体化せしめ、しかる後に、シリコン基板を除去することによりCNT電子放出基板を製造する。CNTはシリコン基板に成長したものを、メタルマスクに転植するので、CNTの面の高さが均一であり、電子放出面全面から均一に電子が放出されるという効果を奏する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、カーボンナノチューブ(以下、CNTと称する)を用いる電子放出基板及びその製造方法に関する。更に詳細には、本発明は、開口部を有するメタルマスクにCNTを略垂直に配設し一体化せしめてなる電子放出基板及びその製造方法に関する。
CNTを用いる電子放出基板(以下、CNT電子放出基板と称する)は、導電性の基板上にCNTを略垂直に配置したものである。CNTは、冷陰極材料としてFED(フィールド エッミッション デイスプレイ)への利用が注目されているほか、熱電子放出の性質も有し発電への利用も可能な材料である。CNT電子放出基板は、CNTの先端部から電子が容易に放出する性質を有し、電子放出電極として有用なものである。この観点から、CNT電子放出基板は、冷陰極材料としてFEDへの利用、発電への利用等に注目を集めている導電性基板である。
CNTを垂直に配置した電子放出基板を得る方法として、基板、例えば、低抵抗N型半導体シリコン基板に触媒粒子を核として成長させたCNTを、導電性接着剤層付きフィルムの導電性接着剤層に押し付け植え付けた後、同層が十分に硬化してからシリコン基板を機械的に剥離することにより、CNTを導電性を有する接着剤層に転写する方法(特許文献1:特開2004−127737号公報参照)、ガラス基板上に金属メッキ層を設け、CNT又はフラーレンが含まれたメッキ液を用いてメッキ処理を行うことにより、金属メッキ層中にCNT又はフラーレンの一部を埋設する方法(特許文献2:特開2001−283716号公報参照)、成長用基板の表面に略垂直にCNTを配向成長させ、次いで、溶解した導電性物質内にCNTの先端部を挿入し、この溶解した導電性物質を固化させることによりCNTを配設した導電性基板を形成し、その後、CNTを導電性基板に配設した状態で成長用基板から分離する方法(特許文献3:特開2004−140288号公報参照)等が知られている。また、特許文献4(特開2005−135846号公報)には、炭化シリコンを基板にCNTを立った構造で突起状に形成したカーボン加工体が記載されている。
特開2004−127737号公報 特開2001−283716号公報 特開2004−140288号公報 特開2005−135846号公報
しかしながら、特許文献1〜3記載の方法で得られたCNTを用いる電子放出基板は、CNTの面高さが不均一で、均一な電子放出が行われないという問題がある。また、特許文献2記載のメッキ法においては、更に、CNTの方向が不均一になるという問題がある。特許文献4に記載のシリコン基板や炭化シリコン基板(以下、シリコン基板等という)に成長させたCNTにおいては、シリコン基板等の抵抗値が高いので電流が流れにくく、電子放出が基板の抵抗によって制限されるという問題があり、また、シリコン基板等の表面から成長したCNTとシリコン基板等との結合力が弱く、時間経過とともにCNTがシリコン基板等から抜け落ちてしまうという問題があった。
本発明は、CNTの電子放出面の面高さが均一で、放出面から均一に電子が放出し、CNTと基板とは低抵抗に配設されたCNT電子放出基板及びその製造方法、更に、CNTと基板とがメッキ金属で接合され、メッキによる基板の歪みが少ないCNT電子放出基板及びその製造方法を提供しようとするものである。
本発明の要旨は、金属平板に開口部を設けたメタルマスクに、略垂直に複数のカーボンナノチューブが配設され一体化されてなることを特徴とするカーボンナノチューブ電子放出基板である。カーボンナノチューブはメタルマスクの開口部に配設され一体化されていてもよい。そして、CNTはメッキ処理(メッキ金属)によりメタルマスクに配設され一体化されたものとすることができる。前記メッキ金属は、CNT面に均一に析出してなるものである。この際、複数の開口部を有するメタルマスクの開口部は、スリット状であってもよいし、格子状であってもよいし、打ち抜き状であってもよい。
更に、本発明は、シリコン基板に垂直方向に成長されてなるカーボンナノチューブに複数の開口部を有するメタルマスクを載置し、メッキ浴中にてメッキ処理を施し、カーボンナノチューブをメタルマスクに配設せしめ、しかる後に、シリコン基板を除去することを特徴とするカーボンナノチューブ電子放出基板の製造方法である。この際、CNTシリコン基板として、複数の開口部を有するメタルマスクの開口部の形状及び位置に合わせて、垂直方向に成長されてなるカーボンナノチューブを有するシリコン基板を使用することもできる。この際、複数の開口部を有するメタルマスクをカーボンナノチューブがメタルマスクの開口部に装入されるように載置し、メッキ浴中にてメッキ処理を施すのがよい。
カーボンナノチューブのメッキに際しては、カーボンナノチューブ以外の部分は被覆するとともにカーボンナノチューブの周辺はメッキマスキング液を塗布してカーボンナノチューブ以外の部分はメッキされないようにするのが好ましい。また、カーボンナノチューブのメッキに際して、カーボンナノチューブの面を陽極板と平行になるように配置するのが好ましい。
本発明のCNT電子放出基板1の構成を、模式的に図1に示した。即ち、基板となるメタルマスク2にCNT3が配設され、CNT3は複数の開口部9を有するメタルマスク2と一体化されている。図1において、CNT3はメタルマスク2の表面10及び開口部9に略垂直に配設されている。開口部9においては、CNT3が、メタルマスク2の開口部9の中まで入り込んでいる構造となっている。開口部9以外の面においては、CNT3が折り畳まれた形で、メタルマスク2に配設されている。このようにして、CNT3の表面は、ほぼ均一な面を形成している。
図1に示したCNT電子放出基板1の例は、CNT3がメタルマスク2の表面10及び開口部9に略垂直に配設されたものである。これに対して図2に、メタルマスク2の開口部9にのみCNT3が略垂直に配設された例を示した。即ち、CNT3は、メタルマスク2の開口部9に配設され、基板と一体化されているものである。この場合は、CNT3はメタルマスク2の開口部9以外の面には配設されない。
CNTは、基板となるメタルマスクに配設され一体化されるのであるが、これはメッキ金属によりメタルマスクに配設され一体化されている。これを模式的に図3に示した。図3において、CNT3はメッキ析出金属8によりメタルマスク2に接合されている。即ち、メッキ処理において金属がCNT面、特にCNTとメタルマスクの接合面に均一に析出し、析出したメッキ金属とメタルマスクは、物理的にも、電気的にも(低抵抗)強く接合されている。CNT3とメッキ金属8は物理的な結合が強く、電気的にも低抵抗に接合されている。その結果、CNTがメタルマスクと強く接合され、強い電界を加えてもCNTが基板、即ち、開口部9を有するメタルマスクから離脱し難いものとなっている。
図1においては、CNT3が開口部9及びメタルマスクの表面10に配設されている例を示している。CNT3が開口部9及びメタルマスクの表面10に配設されている図1の例でも、同様にメッキ析出金属により、CNT3は基板であるメタルマスク2に接合されていることは言うまでもない。
本発明においては、シリコン基板に成長させたCNTの上にメタルマスクを載置し、電解メッキを施してCNTをメタルマスクに配設し一体化させる。一方、特許文献2記載の方法では、メッキ液の中にCNTを分散させ、メッキ液中に分散させたCNTをガラス板上のメッキ金属層に埋設するので、CNTはメッキ金属面に対して必ずしも垂直方向にはならず、方向は不均一なものとなる。これに対して、本発明のCNTは、もともとシリコン基板に垂直になっているものをメッキによりメタルマスクに転植させて、配設一体化させるので、CNTはメタルマスクに対して垂直となり均一方向に配列されたものとなるし、また、シリコン基板から離脱したCNTの面の高さが均一となり、電子放出面全面から均一に電子が放出されるという効果が得られる。
次に本発明のCNT電子放出基板を製造する手順を、説明する。まずシリコン基板に垂直に成長させたCNTを用意する。このCNTは、例えば、特許文献1の記載に従って鉄触媒の下でCVD方式によりCNTを生成させることができる。次に、シリコン基板上に成長させたCNTに複数の開口部を有するメタルマスクを載置し、メッキ処理を施す。シリコン基板上に生成せしめたCNTにメタルマスクを載置するに際しては、メタルマスクの厚みは、CNT層の高さを超えないようにする。図5において、図の上部にメタルマスク2、図の下部にシリコン基板14にCNT3を生成せしめたCNTシリコン基板16を示している。シリコン基板14上のCNT3にメタルマスク2を載置する。載置した状態を示したのが、図6である。CNT3は、メタルマスクの開口部9においては、CNT3が開口部9の中に入り込んでいる。開口部9以外のメタルマスクの面においては、CNTは折り畳められた状態となっている。
シリコン基板14上のCNT3にメタルマスク2を載置した状態で、メッキ処理をする。メッキ処理をした後の状態を図4に示した。CNT3自身とメタルマスク2の表面、開口部9のCNT3表面にメッキ金属8が析出して、CNT3をメタルマスク2に接合させている。メッキ処理後、シリコン基板14を物理的に除去すると、本発明のCNT電子放出基板を得ることができる。シリコン基板除去の際、CNTの生成条件やメッキ処理条件によっては、CNTの一部がシリコン基板上に残る場合もある。即ち、図1に示した状態にもなるし、図2に示した状態にもなるし、図1と図2の中間の状態、即ち、開口部以外の面のCNTが部分的に残存するという状態にもなる。
メタルマスクは、 金属平板に開口部を設けたものである。開口率、即ち、開口部の面積を出来るだけ大きくとるように、開口部を設けるのが好ましい。開口部の形状は、図15に示したように、スリット状D、格子状E、打ち抜き状F、G等をとることができる。図15においては、打ち抜き状として、円形Fと星形Gを示しているが、形状はこれらに限定されるものではなく、楕円形、多角形、その他の形状をとることができる。
CNTの利用効率という観点からは、メタルマスクの開口部の形状と位置に合わせて、シリコン基板上にCNTを成長させたものをCNTシリコン基板として使用するのが好ましい。例えば、図16に示したように、メタルマスク41の開口部45の形状と位置に合わせて、CNT44をシリコン基板43に成長させたCNTシリコン基板42を使用するものである。このCNTシリコン基板を使用して、メッキ処理を施し、シリコン基板を除去した後のCNT電子放出基板は、図2に示したタイプのものが常に得られることになる。
本発明のCNT電子放出基板は、シリコン基板上のCNTが電子放出基板上に転植され、配設、一体化されるので、電子放出面(CNT面)の高さが均一となり、電子放出面全面から電子が放出されやすくなっている。また、CNTとメッキ金属は物理的な結合が強く、電気的にも低抵抗に接合されている。そして、メッキ金属とメタルマスクは、物理的にも、電気的にも(低抵抗)強く接合されている。従って、CNTとメタルマスクは、強く接合されており、強い電界を加えてもCNTが基板、即ち、開口部を有するメタルマスクから離脱し難いという効果を奏する。更に、メタルマスクを用いることにより、メッキ処理において金属がCNT面、特にCNTとメタルマスクの接合面に均一に析出しやすい、メッキ析出時の応力による基板の歪みが無い(メッキを厚付け(厚さ50μm以上)にすると、メッキ金属の応力によって基板が湾曲する場合がある)、CNTとメタルマスクとの接合抵抗が小さく、CNT面に対する導通・リード線配線が不要となる、CNTへの接触抵抗が低い為電子放出に適している、等の効果を奏する。
以下、図を参照しながら本発明の実施の形態を詳細に説明する。本発明のCNT電子放出基板の構成については、既に説明したように、図1、図2にその例を示したとおり、CNT電子放出基板1は、メタルマスク2にCNT3を垂直方向に配設したものである。CNT3は、メタルマスク2にメッキにより接合され、配設一体化されたものすることができる。
CNTは、シリコン基板上に垂直に成長させたものを使用した。シリコン基板上に生成されたCNTであれば、生成方法は問わない。実施例では、CVD方式によりCNTを生成させたものを使用した。例えば、特許文献1記載の方法に従って、鉄触媒の下で生成させることができる。得られたCNTの長さは50〜200μm、1本の太さ(直径)は10〜40nm程度であり、生成密度は体積比率で50〜90%である。また、シリコン基板のサイズは約13×13mmとした。
メタルマスクは、金属平板に複数の開口部を設けたものである。金属の材質は特に問わないが、腐食しにくい、金属ステンレス(SUS304)、42アロイ、真鍮等を使用することができる。開口部を有するメタルマスクには、以下の要件が求められる。1)CNTがメッキの対象であり、CNTを電界メッキの陰極としなければならない。従って、メタルマスクに使用する金属板は、CNTに接触させることにより、CNTに通電させるので、導電性の良い物質が好ましい、2)メッキ応力で曲がらない、湾曲しないことが好ましい。また、CNTに載置し圧接した際に、曲がらない・湾曲しないことが好ましい、3)開口部を構成するメタルマスクの金属は、例えば、スリット状の金属巾をできる限り細くするのが好ましい。開口部を支える金属巾が大きすぎると、開口率が小さくなり、電子放出基板のCNTが露出する面積が小さくなる。CNT露出面積が小さいと、電子放出能力が低くなる。この観点から、開口部を支える金属巾は、メッキ応力によって曲がってしまわない程度にできる限り細くするのが好ましい、4)完成したCNT電子放出基板は、高真空中で使用する為、内部放出ガスの少ない物質が好ましい。
本発明の実施例において使用したスリット状の開口部を有するメタルマスクの例(図7参照)において、外側の寸法が25mm×25mm、スリットを設けた部分の寸法が20mm×20mmであった。スリットは20mm×20mmの寸法の中で、メタルマスクの金属板自身が上から手で押さえても湾曲しない程度に、可能な限り数多くスリット金属部を形成するのがよい。メタルマスク金属板の厚みは0.2mmのものを使用した。スリットの金属巾は、2mm以下、0.1mm以上が好ましい。巾が小さすぎるとメタルマスクのスリット部分に強度の問題が生じ、また、スリットの金属巾が大きすぎるとCNTがメタルマスクに配設されにくくなるからである。開口部の形状は、図15に示したように、スリット状D、格子状E、打ち抜き状F、G等をとることができる。図15においては、打ち抜き状として、円形Fと星形Gを示しているが、形状はこれらに限定されるものではなく、楕円形、多角形、その他の形状をとることができる。
次に、シリコン基板に垂直に成長させたCNTにメタルマスクを載置し、メッキ処理を施す。シリコン基板上に生成せしめたCNTにメタルマスクを載置するに際しては、メタルマスクの厚みは、CNTの高さを超えないようにし、CNTの高さの100〜50%まで被せるのがよい。メタルマスク厚みは1〜0.1mmが好ましく、CNTの高さは、0.5〜0.02mmが好ましい。実施例では、メタルマスク厚み0.2mm、CNT層高さ0.2〜0.04mmのものを使用した。
開口部を有する金属板、即ち、複数の開口部を有するメタルマスクは、シリコン基板上に垂直に成長したCNTに対して、メッキ膜厚が均一に付き易い、メッキ処理をしたCNT電子放出基板に対して、導入電極の接続が容易である、シリコン基板上CNTを180度反転(転写)させて電子放出基板として用いるため、電子放出面が平坦化され、均一な平面となる、等の効果をもたらす。
メッキ処理を施すために、被覆のための固定器具を準備する。その固定器具11の例を図8に示した。固定器具11は、固定部13とベース部12とかなり、固定部13にはCNTを装着する窓枠部17が空けられている。固定器具11の材質はメッキ液に対する耐性があればどの材質のものを使用してもよい。実施例では、耐酸性・加工性・非導通・材質価格等の観点から、アクリル樹脂板を用いた。次に、この固定器具11にシリコン基板に成長させたCNTを装着する。窓枠部17にシリコン基板上に成長させたCNTをCNTが上を向くようにしてシリコン基板ごと装着する。その後、メッキが付かない(堆積しない)ように、シリコン基板の周りにメッキマスキング液を塗る。そして、CNT3の上にメタルマスク2を配置する(図10参照)。固定器具にCNTを装着し、メッキマスキング液を塗布し、更にCNTの上にメタルマスクを配置した状態を図9に示した。尚、メッキマスキング液は、電解メッキ時にメッキを析出させたくない部分に塗布する。
図9の状態で、上下面に1MP/cm以下程度の圧力を加え、メタルマスクをCNTに対して圧接し、約30分程度放置する。メッキマスキング液の余分な部分が固定材の役割になって、メタルマスクがCNTに圧接された状態で固定される。固定器具11の固定部13の窓枠17にCNT3がCNTシリコン基板16とともに装着され、CNT3の上にメタルマスク2が配置されている。そして、CNT3の周辺にはメッキ金属の析出を防ぐためにメッキマスキング液15、15’を塗布する。次に、メタルマスクに上部固定器具ベース部を配置し、ネジ止めして全体を固定する。固定器具の外側からメッキ液が入り込まないように、周囲をメッキマスクテープで覆う(図11参照)。
メッキ槽中の電解メッキ液に、シリコン基板上に生成させたCNTにメタルマスクを配置し更に固定器具で固定した基板を投入する。これを電解メッキの陰極とし、メッキ処理を施す。CNT面への導通は圧接されたメタルマスクで行う。具体的には、メタルマスクのリボン部分にリード線(図示せず)を接続させて導通させる。電解メッキ液中には、金属陽極板22とCNT面21が平行(対向)するように配置した(図12参照)。メッキ液の種類としては、金、銀、銅、ニッケル等の液を使用する。メッキ対象面積(CNT面)は1〜3cm(主として約2cm)、電流は1〜30mA(比較的電流密度を低めにした)、メッキ時間は3〜50時間(CNTの長さと、電流密度のよって違う)等の条件で、メッキ処理を行う。
電解メッキ処理後は、乾燥させ、その後、マスクテープを除去する。メッキの析出は、CNT面だけではなく、若干量メタルマスクにも析出する。この段階で、シリコン基板上CNTとメタルマスクは、メッキ金属によって一体となっている。アクリル固定容器を外し、メタルマスクと一体化されたCNTを取り出す。取り出す段階で、CNTはシリコン基板から離脱する。メッキ条件によっては、CNTの一部がシリコン基板上に残る場合もある。
CNTとメッキ金属は、物理的に絡まりあっている状態なので強固に結合される。メッキ金属とメタルマスクは、金属表面へのメッキであるので、強固に結合されている。メッキ金属は、スリット金属の周りや隙間を覆うように複雑な形で析出している。CNT群の層の表面から、メッキ液がCNT群の層内部に浸透する。メッキ液中の反応では、陰極板であるメタルマスクスリットとCNTが接触している為、CNTに電気が流れる。メッキ液がCNT群の層内部に浸透しているので、メッキ析出反応が起こる。1本1本のCNTとメッキ金属の析出粒子が絡まりあいながら、メッキが更に析出する。最終的には、CNT層の空間がメッキ金属で埋まる。CNT群の層は、ある程度密度が疎にするのがよい。CNT層の表面は、非常に疎水性が高く、液体が浸透しないからである。尚、ある程度密度が疎とは、CNTと空間の体積比が約90%以下(CNT:空間=9:1)を想定している。
CNTをメタルマスクに配設し一体化させるには、シリコン基板上に垂直に成長したCNTに対して、メッキ膜厚が均一に付くことが重要である。このためには、メタルマスクに複数の開口部を設けることが極めて重要である。例えば、1個の開口部のみをもつメタルマスクの場合、メッキはCNT面に対して均一な厚みでは析出せず、また、金属板メッキの接合(接触部分)が弱く、そのため、基板に外力(曲げる・ねじる)を加えると、金属板とメッキ金属が剥がれて分離してしまう等の問題がある。また、メタルマスクの開口率が0%の場合、即ち、開口部を有しない平板の場合、CNT面に電界が殆どかからないので、電流が流れにくく、CNT層にメッキが析出しにくい。更に、CNT層と金属板の接触が不安定で不均一になり、金属板(平板)とシリコン基板CNTを圧接させると、垂直CNT層が崩れてしまう等の問題がある。このように、メタルマスクに複数の開口部を設けることが、電子放出効率の高い電子放出基板を得るのは極めて重要である。
まず、実施例において用いる器具、材料及び作業の手順について説明する。
[カーボンナノチューブ(CNT)]
シリコン基板上に垂直に成長したCNT(例えば、図6の下図参照)を用いる。CNTの生成方法はCVD方式で、日立造船が作成したCNTを用いた。CNTの長さは50〜200μm、1本の太さ(直径)は10〜40nm、生成密度は体積比率で50〜90%で、鉄触媒を用いて成長させたものである。基板のサイズは約13×13mmである。但し、シリコン基板上に生成されたCNTであれば、生成方法に関係なく使用可能である。
[メタルマスク]
金属平板に、スリット状に打抜加工された金属板(図7参照)を使用した。0.2mm毎に1.0mm巾のスリット開口巾に打ち抜いた。金属の材質は特に問わないが、腐食しにくい金属を選んだ。ステンレス(SUS304)、42アロイ、真鍮等を用いることができる。メタルマスクにステンレス製リード線を溶接し、メッキ処理時のリード線とした。
[電解メッキ液]
市販品の電解メッキ液を使用した。具体的には、田中貴金属が販売しているAu(金)、Ni(ニッケル)、Ag(銀)、Cu(銅)メッキ液を用いることができる。メッキ浴の種類はスルファミン浴である。
[メッキマスキング液]
一般的な市販品のメッキマスキング液を使用した。具体的には、APR製No.129を使用した。メッキマスキング液は、電界メッキ時に、メッキを析出させたくない部分に塗布するものである。
[固定器具]
シリコン基板上CNTに電界メッキを施工する際に、固定器具(図8〜11参照)を用いた。耐酸性・加工性・絶縁性・材質価格などを考慮して、アクリル樹脂製の固定器具を用いたが、耐薬品性・絶縁性が良好であれば、その他の材質でもかまわない。
次に、シリコン基板上CNTに電界メッキを施す為の、シリコン基板上CNTの固定方法と電極接続方法について説明する。
1)先に述べたアクリル固定器具11(図8〜11参照)に、CNTシリコン基板16をセットする。固定部13には、シリコン基板を装着する窓枠部17があり、その部分にCNTシリコン基板16のCNT3を上面に向けて載置する(図9、10参照)。その後、基板の周りをメッキマスキング液15、15’を塗布する(図9参照)。マスキングをした部分にはメッキは付かない(堆積しない)。マスキング液の塗布時、シリコン基板CNT周囲にマスク液を盛土状に塗布する。
2)図9の状態で、マスキング液をしばらく乾燥させ、更にその上から、メタルマスク2を載せる。
3)上下面に圧力を加え、メタルマスクをCNTに対して圧接する。圧力は1MP/cm以下で十分である。圧力値を維持し、約30分から2時間程度圧接する。
4)メッキマスキング液の余分な部分が固定材の役割になって、メタルマスク2がCNT3に圧接された状態で固定される。
5)固定する為に、メタルマスク上面に固定器具を重ね、ネジ止めで全体を固定する。アクリルベースベース部の外側からメッキ液が入り込まないように、周囲をメッキマスクテープで覆う(図11参照)。
6)メッキ槽中の電界メッキ液に、図11の状態のCNT基板を投入する。これを電界メッキの陰極とするが、CNT面への導通は、圧接されたメタルマスクを利用する。具体的には、電極部分にリード線を接続させて導通をはかる。電界メッキ液中には、金属陽極板とCNT面が対向するように配置する(図12参照)。
7)メッキ液の種類としては、金・銀・銅・ニッケルを使用する。メッキの対象面積(CNT面)は約2cmであった。電流は1〜30mA、メッキ時間は、3〜50時間(CNTの長さと、電流密度のよって違う)であった。
電界メッキ施工後は、図11の状態のまま乾燥させる。その後、マスクテープを除去する。メッキの析出は、条件にもよるが、CNT面だけではなく、若干量メタルマスクスリットにも析出する。この段階で、シリコン基板上CNTとメタルマスクスリットは、メッキ金属によって一体となっている。固定器具を外し、メタルマスクと一体化されたCNTを取り出す。取り出す段階で、CNTの多くはシリコン基板から離脱する。CNTの一部がシリコン基板上に残る場合がある。メッキパラメータや実験精度によっては、完全に転写できる場合もあれば、一部残る場合もある。メタルマスクにも、メッキが析出している場合があるので、それを綺麗に除去する。
上記の器具、材料、手順に基づいて、CNT電子放出基板を製作した。その具体的な条件は以下の通りであった。
電界メッキ液 : 田中貴金属販売のミクロファブNi−100
固定器具 : アクリル系樹脂製の耐酸・耐熱の固定器具
メッキ装置 : 山本鍍金試験器製のマイクロセル装置
電源管理 : 山本鍍金試験器製の電気メッキ測定器YPP15030
温度管理 : 同上
pH管理 : ホリバpH計
SUS304ステンレスメタルマスクスリットへの前処理:ステンレス(SUS304)0.05tリボン状電極を溶接した
シリコン基板CNT:プラズマCVD法により生成せしめたCNT。即ち、5cm角シリコン基板上に、長さ200μm長のCNT垂直に成長させ、その後、基板を1.4cm角に切断した片を使用した
メッキマスキング液:有機溶媒系マスク液を使用した
電界メッキ:基板を、電界メッキ液中に投入して、メタルマスクを陰極とする。メッキ処理の条件は、温度 50℃(±1℃)、pH 3.5(±0.5)、電流値1mA〜40mA変動(電流値より徐々に上昇させる変動設定にて実験)、時間は8時間20分であった
メッキ施工後は、精製水で洗浄し、約3時間自然乾燥後、固定器具をはずし、メッキマスク除去後、シリコン基板とメタルマスクを丁寧に分離させた。メタルマスクが湾曲しないように注意した。
上記の器具、材料、手順に基づいて、CNT電子放出基板を製作した。その条件は以下の通りであった。
電界メッキ液 : 田中貴金属販売 ミクロファブNi−100
固定器具 : アクリル系樹脂・耐酸・耐熱
メッキ装置 : 山本鍍金試験器 マイクロセル装置
電源管理 : 山本鍍金試験器 電気メッキ測定器YPP15030
温度管理 : 同上
pH管理 : ホリバpH計 (測定のみ)
SUS304ステンレスメタルマスクスリットへの前処理:ステンレス(SUS304)0.1tリボン電極をアーク溶接
シリコン基板CNT:プラズマCVD法によるCNT生成 5cm角シリコン基板上に、長さ200μm長のCNT垂直に成長させた。その後、基板を1.4cm角に切断した片を使用。
メッキマスキング液:有機溶媒系マスク液を使用
電界メッキ:基板を、電界メッキ液中に投入して、陰極とする。
メッキパラメータ:温度 45℃(±1℃)、pH 3.5(±0.5)、電流値1mA〜40mA変動(電流値より徐々に上昇させる変動設定にて実験)、時間6時間25分
メッキ施工後は、精製水で洗浄。約3時間自然乾燥後、メッキマスクを丁寧にはがす。メッキマスク除去後、シリコン基板と、メタルマスクを丁寧に分離させる。メタルマスクが湾曲しないように注意する。
次に、実施例2で作製したCNT電子放出基板の電子放出特性を測定した。電子放出特性の測定回路を図13に示した。大きさが13mm角でCNTの長さ100μmであるCNT電子放出基板33をカソードとし、0.2mm厚さSUS304平板に電極を形成した基板をアノード電極31とし、0.2mm厚さ天然マイカを重ねて、互いに対極させた。CNT先端からアノード電極面距離は、約400〜600μmであった。20V/20秒の割合で電圧を上昇させ、20秒毎に電流値を計測した。計測は、8.9×10−Pa以下の真空下で行った。計測結果を、図14に示した。図14において、Aは本発明実施例2で作製したCNT電子放出基板であり、Bは分散剤と粉末状CNTを混合した分散液を、マスキングした導電性基板に均一に塗布し、乾燥後マスキングを除去したものであり、Cは0.3mm厚さの銅板に、イミド樹脂接着剤でCNTを転写したものである。図14からわかるように、本発明のCNT電子放出基板は、優れた電子放出特性を有する。尚、BはCNTが基板から脱離しやすいという問題がある。
CNTは、冷陰極材料として、例えば、FED(フィールド エッミッション デイスプレイ)への利用が注目されているほか、熱電子放出の性質も有し、例えば、温度を利用する発電、太陽光発電への利用も可能な材料である。かかる観点から、本発明のCNT電子放出基板は、CNT面全面から電子放出がおこるという特徴をもち、効率よく電子を放出し、且つ、CNTがメタルマスクにメッキにより強固に接合され一体化されているので、産業上特に電子に係わる分野において、巾広い利用が可能である。
本発明に係るCNT電子放出基板の例を示す図である。 本発明に係るCNT電子放出基板の他の例を示す図である。 メッキの金属の析出状態を模式的に示す図である。 CNTにメタルマスクを載置した状態におけるメッキの金属の析出状態を模式的に示す図である。 CNTにメタルマスクを載置する状態の例を示す図である。 CNTにメタルマスクを載置した状態の例を示す図である。 メタルマスクの例を示す図である。 メッキのための固定器具の例を示す図である。 メッキのためメタルマスクをCNTの載置した状態の例を示す図である。 メッキのため固定器具を装着した状態の例を示す図である。 固定器具を装着した状態の断面を示す図である。 メッキ処理の状態を模式的に示す図である。 エミッション測定回路を示す図である 電子放出基板の性能を示す図である。 メタルマスクの開口部形状の例を示す図である。 メタルマスクの開口部とシリコン基板CNTとの関係の例を示す図である。
符号の説明
1 CNT電子放出基板
2 メタルマスク
3 CNT
4 スリット金属部
5 スリット空間部
6 リボン部
7 リード部
8 メッキ析出金属
9 開口部
10 メタルマスクの表面
11 固定器具
12 ベース部
13 固定部
14 シリコン基板
15、15’ メッキマスキング液
16 CNTシリコン基板
17 窓枠部
20 メッキ槽
21 陰極
22 金属陽極板
23 被メッキ基板
31 アノード電極
32 スペーサ
33 基板
34 CNT
35 高電圧電源
36 DMM
41 メタルマスク
42 シリコン基板CNT
43 シリコン基板
44 CNT
45 開口部
A 本発明のCNT電子放出基板
B 基板にCNTを塗布したもの
C 厚さ0.3mmの銅板にイミド樹脂接着剤でCNTを転写したもの
D スッリト状
E 格子状
F 円形状
G 星形状

Claims (13)

  1. 複数の開口部を有するメタルマスクに、略垂直に複数のカーボンナノチューブが配設され一体化されてなることを特徴とするカーボンナノチューブ電子放出基板。
  2. 前記カーボンナノチューブが前記メタルマスクの開口部に配設され一体化されてなることを特徴とする請求項1に記載のカーボンナノチューブ電子放出基板。
  3. 前記カーボンナノチューブがメッキ金属によりメタルマスクに配設され一体化されてなることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のカーボンナノチューブ電子放出基板。
  4. 前記メッキ金属がカーボンナノチューブ面に析出してなることを特徴とする請求項3に記載のカーボンナノチューブ電子放出基板。
  5. 前記複数の開口部を有するメタルマスクが、スリット状の開口部を有するメタルマスクであることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のカーボンナノチューブ電子放出基板。
  6. 前記複数の開口部を有するメタルマスクが、格子状の開口部を有するメタルマスクであることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のカーボンナノチューブ電子放出基板。
  7. 前記複数の開口部を有するメタルマスクが、打ち抜き状の開口部を有するメタルマスクであることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のカーボンナノチューブ電子放出基板。
  8. 前記スリット状の複数の開口部を有するメタルマスクのスリット金属巾が2mm以下0.1mm以上であることを特徴とする請求項5に記載のカーボンナノチューブ電子放出基板。
  9. シリコン基板に垂直方向に成長されてなるカーボンナノチューブに複数の開口部を有するメタルマスクを載置し、メッキ浴中にてメッキ処理を施し、カーボンナノチューブをメタルマスクに配設せしめ、しかる後に、シリコン基板を除去することを特徴とするカーボンナノチューブ電子放出基板の製造方法。
  10. 前記複数の開口部を有するメタルマスクの開口部の形状及び位置に合わせてシリコン基板に垂直方向に成長されてなるカーボンナノチューブに、前記複数の開口部を有するメタルマスクを前記カーボンナノチューブが前記メタルマスクの開口部に装入されるように載置し、メッキ浴中にてメッキ処理を施すことを特徴とする請求項9に記載のカーボンナノチューブ電子放出基板の製造方法。
  11. 前記複数の開口部を有するメタルマスクとしてスリット状の開口部を有するメタルマスクを使用することを特徴とする請求項9又は請求項10に記載のカーボンナノチューブ電子放出基板の製造方法。
  12. 前記カーボンナノチューブのメッキに際して、カーボンナノチューブ以外の部分は被覆するとともにカーボンナノチューブの周辺はメッキマスキング液を塗布してカーボンナノチューブ以外の部分がメッキされないようにしたことを特徴とする、請求項9から請求項11のいずれかに記載のカーボンナノチューブ電子放出基板の製造方法。
  13. 前記カーボンナノチューブのメッキに際して、カーボンナノチューブの面を陽極板と平行になるように配置したことを特徴とする、請求項9から請求項12のいずれかに記載のカーボンナノチューブ電子放出基板の製造方法。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102064063A (zh) * 2010-12-24 2011-05-18 清华大学 场发射阴极装置及其制备方法
WO2021191601A1 (en) * 2020-03-24 2021-09-30 Quantum Conductors Ltd Conductive element

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