JP2007066476A - 磁気ディスク装置 - Google Patents

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貢記 上船
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Takashi Matsuki
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Abstract

【課題】磁気ディスク装置において、磁気ディスクの変形を低減することで磁気ヘッドの浮上高さを低減すること。
【解決手段】磁気ディスク装置1は、磁気情報を記録する磁気ディスク2と、磁気ディスク2の内周端部の一面側を支持するハブ10と、ハブ10に回転力を与えるスピンドルモータ9と、ハブ10に磁気ディスク2の内周端部の他面側を保持するクランプ19と、クランプ19の内周端部をネジ軸方向に撓ませてハブ10にネジ締結されるネジ17とを備える。この磁気ディスク装置1は、クランプ19と磁気ディスク2との間にスペーサ19を介装し、スペーサ19と磁気ディスク2とをハブ10の外周面を基準として同軸に設置し、クランプ18をスペーサ19を基準として当該スペーサ19に同軸に設置している。
【選択図】図2

Description

本発明は、磁気ディスク装置に係り、特にクランプにより磁気ディスクを保持する磁気ディスク装置に好適なものである。
従来の磁気ディスク装置のディスク固定方式として、特開2002−343002号公報(特許文献1)に開示されたものがある。
この特許文献1の図1に示す従来の磁気ディスク装置(以下、従来技術1の磁気ディスク装置という)は、磁気情報を記録する磁気ディスクと、磁気ディスクの内周端部の一面側を支持するハブと、ハブに回転力を与えるスピンドルモータと、ハブに磁気ディスクの内周端部の他面側を保持するクランプと、クランプの内周端部をネジ軸方向に撓ませ且つハブにネジ締結するネジとを備えている。この従来技術1の磁気ディスク装置では、クランプ締結のためのネジの頭部外周とクランプとが接する直径よりも内周側におけるクランプの内周端部をハブに嵌合することにより、クランプとハブとの同軸を確保している。そして、クランプの内周端をバーリング加工して下方に変形した構造とすることにより、クランプの板厚よりもその変形だけクランプの撓み量を大きくし、このクランプ力の増加によって耐衝撃性の向上及び磁気ディスクの反りの低減を図っている。
特開2002−343002号公報
磁気ディスク装置は小型化する傾向にあり、磁気ディスクの外径寸法が3.5インチ、2.5インチから1.8インチ、1.0インチと小型化し、さらに磁気ディスクの厚みも薄型化する方向にある。磁気ディスクの板厚が薄くなることは、磁気ディスクの剛性が低下することであり、クランプ力による磁気ディスクの変形増大に繋がる。また、磁気ディスクのデータエリアの径が小さくなることに伴い、データエリアの内周側では磁気ヘッドに対する磁気ディスクの変形が顕著になって現れる。さらに、記録密度向上が要求されていることから、磁気ディスクに対向して微小量で浮上している磁気ヘッドの浮上高さを低くする必要があり、磁気ヘッドが磁気ディスクの変形に対して追従できるように磁気ディスクの変形を抑制しなければならない。これらの背景から、磁気ディスクの変形を低減することは、磁気ディスク装置にとっては重要な課題となっている。
磁気ディスクの変形の要因は、磁気ディスクと接するクランプやハブフランジ部の加工精度が悪いこと、磁気ディスクにかかる荷重が不均一であることなどが挙げられる。
磁気ディスクにかかる力が不均一になる理由として、磁気ディスクとクランプとの接触部の同軸精度が十分でないこと、クランプの撓み量が不十分であること、が挙げられる。磁気ディスクとクランプとの接触部の軸と磁気ディスクの回転軸との同軸精度が悪い場合には、磁気ディスクにかかる荷重が周方向に不均一になってしまう。そのため、クランプの磁気ディスク接触部のセンタリングは極めて重要である。また、クランプはスタンピングにより、スピンドルモータのハブは旋盤により、それぞれ加工されている。これらの加工精度の向上は困難であるため、磁気ディスクと接触するハブやクランプの公差を吸収するだけのクランプの撓み量を与えることが必要となる。クランプの撓み量が少ないと、ハブやクランプの公差を吸収できずに、クランプ荷重が不均一になり、磁気ディスクの変形が生じてしまう。つまり、磁気ディスクの変形を低減するためには、クランプの撓み量を大きくしなければならない。
前記二つの要因を解決するために、前記従来技術1の磁気ディスク装置では、クランプ締結のためのネジ頭部の外径とクランプとが接する直径よりも内周におけるクランプ部分に全周にわたりネジ軸方向への変位を有するようにバーリング加工を行なっている。
即ち、従来技術1の磁気ディスク装置におけるクランプのセンタリングは、スピンドルモータのハブの回転中心部にあるネジ穴ボス部とクランプの内径とで行なわれる。そのため、ネジ締結前の状態でハブのネジ穴ボス部の高さがクランプ内径の下端の高さより高くなければならず、ネジ締結時にネジ穴ボス部の高さとクランプ内径の上端の高さが等しくなるため、クランプ内径が単純な抜き穴で形成される場合にはクランプ板厚より大きな撓み量が得られないこととなる。そこで、従来技術1の磁気ディスク装置では、バーリング加工をすることにより、クランプ内径を形成する穴の上下寸法を大きくし、クランプ板厚より大きなクランプ撓み量を確保できるようにしている。
しかし、従来技術1の磁気ディスク装置では次の課題を有する。磁気ディスク装置の小型化に伴い、クランプの板厚も薄くなるため、クランプ内径のバーリング加工によるクランプ撓み量の増大では、十分な撓み量を得ることが困難になってきている。さらには、磁気ディスク装置の小型化に伴い、クランプのディスク接触面の径が小さくなるため、ハブネジ孔ボス部及びクランプ内径の公差の影響がクランプのディスク接触面の同軸度に大きく現れることとなる。例えば、2.5型磁気ディスク装置において、クランプと磁気ディスクとの接触部分の直径が約φ25mmであるのに対して、1.0型磁気ディスク装置では、約φ8mmである。クランプ内径でのセンタリングで同軸度が0.1mmと同じ精度でも、1.0型磁気ディスク装置の方が磁気ディスクにかかる周方向の荷重分布の偏りは大きくなる。また、従来技術1のクランプ内径によるセンタリング方式は、クランプがスタンピング加工によるため、加工精度の向上が見込めないことから、磁気ディスク装置の小型化に伴い、同軸精度の確保が困難となってきている。
本発明の目的は、磁気ディスクの変形を低減することで磁気ヘッドの浮上高さを低減できる磁気ディスク装置を提供することにある。
前述の目的を達成するための本発明の第1の態様は、磁気情報を記録する磁気ディスクと、前記磁気ディスクの内周端部の一面側を支持するハブと、前記ハブに回転力を与えるスピンドルモータと、前記ハブに前記磁気ディスクの内周端部の他面側を保持するクランプと、前記クランプの内周端部をネジ軸方向に撓ませて前記ハブにネジ締結されるネジとを備えた磁気ディスク装置であって、前記クランプと前記磁気ディスクとの間にスペーサを介装し、前記スペーサと前記磁気ディスクとを前記ハブの外周面を基準として同軸に設置し、前記クランプを前記スペーサを基準として当該スペーサに同軸に設置したことにある。
また、本発明の第2の態様は、磁気情報を記録する磁気ディスクと、前記磁気ディスクの内周端部の一面側を支持するハブと、前記ハブに回転力を与えるスピンドルモータと、前記ハブに前記磁気ディスクの内周端部の他面側を保持するクランプと、前記クランプの内周端部をネジ軸方向に撓ませて前記ハブにネジ締結されるネジとを備えた磁気ディスク装置であって、前記クランプと前記磁気ディスクとの間にスペーサを介装し、前記クランプと前記ネジとの当接位置より外周側に前記クランプの同軸基準を設け、前記ネジによる前記クランプの内周端部の撓み量を前記クランプの板厚より大きくしたことにある。
係る本発明の第1または第2の態様におけるより好ましい具体的構成例は次の通りである。
(1)前記ハブはその外周側面から突出し且つその上面で前記磁気ディスクの内周端部の一面側を支持するフランジ部を備えており、前記磁気ディスク及び前記スペーサは、それぞれの内径が同一径に形成されると共に、前記ハブにおける同一径の外周面部分に重ねられて嵌合されていること。
(2)前記ネジは前記クランプの板厚より大きく前記クランプの内周端部を撓ませて前記ハブに締結されていること。
(3)前記クランプと前記スペーサとは前記クランプの外径と前記スペーサの外径とを基準にして同軸に設置されていること。
(4)前記スペーサの外径は前記クランプの外径と同じまたはそれより大きく形成されていること。
(5)前記クランプとしてスタンピング加工された部材が用いられ、前記スペーサとして磁気ディスクとの接触面を平面研削した平板リング状部材が用いられていること。
(6)前記ハブはその外周側面から突出し且つその上面で前記磁気ディスクの内周端部の一面側を支持するフランジ部を備えており、前記フランジ部は、前記クランプによって前記磁気ディスクが押圧された状態で、撓むことにより前記磁気ディスクと磁気ディスク周方向において線接触されていること。
(7)前記クランプは前記磁気ディスクとの接触部が圧印加工されていること。
本発明の磁気ディスク装置によれば、磁気ディスクの変形を低減することで磁気ヘッドの浮上高さを低減できる。
以下、本発明の複数の実施形態について図を用いて説明する。各実施形態の図における同一符号は同一物または相当物を示す。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態の磁気ディスク装置を図1から図3を用いて説明する。
まず、本実施形態の磁気ディスク装置1の全体構成及び機能に関して図1を参照しながら説明する。図1は本発明の第1実施形態の磁気ディスク装置1の平面図である。なお、図1は筐体30のカバーを取外した状態を示す。
本実施形態の磁気ディスク装置1は、コンピュータ装置などに搭載されるハードディスク装置として、3.5インチ、2.5インチ、1.8インチ、1.0インチなどのサイズのものに適用可能であり、小型の磁気ディスク装置に対して特に有効である。
磁気ディスク装置1では、磁気情報を記録する磁気ディスク2と、磁気ディスク2に対向して設けられた磁気ヘッド3とにより、情報の書き込み、読み出し作業を行なう。磁気ヘッド3は、磁気ディスク2の回転中に、磁気ディスク2に対して微小の浮上量で浮上し、この浮上した状態で情報の書き込み、読み出し作業を行なう。磁気ディスク2は、高密度のトラックに情報が記録されると共に、スピンドルモータ9により回転力が付与されて高速で回転される。
ヘッドアセンブリ4は、先端部に磁気ヘッド3を保持したサスペンション5と、磁気ディスク2の半径方向にこれらの回転移動を可能とするピボット8と、を備えて構成されている。ボイスコイルモータ31の駆動により、ヘッドアセンブリ4はピボット8を回転中心として回動され、磁気ヘッド3は、磁気ディスク2上の半径方向を移動するシーク動作を行ない、磁気ディスク2に対する情報の書き込み、読み出し作業を行なう。
磁気ディスク装置1が起動すると、スピンドルモータ9が回転し、磁気ディスク2面上から退避していたヘッドアセンブリ4の先端部の磁気ヘッド3が、磁気ディスク2に対して微小量に浮上して磁気ディスク2の半径方向に移動し、磁気ディスク2上の位置信号の情報を書き込みや読み出しを行なう。情報の書き込みや読み出しの作業を終え、スピンドルモータ9が停止する際には、ヘッドアセンブリ4先端の磁気ヘッド3は、磁気ディスク2の面上から退避する。磁気ディスク装置1は、以上に示した概略の動作により、情報の書き込みや読み込みの作業を行なう。
次に、図2及び図3を参照しながら、磁気ディスク2の固定部の構造及び機能について説明する。図2は本実施形態のスピンドルモータ及びその周辺の縦断面図、図3は図2における磁気ディスク2の固定部の要部拡大図である。
スピンドルモータ9のハブ10は、筐体30に固定されたすべり軸受32により回転自在に支持されている。このハブ10の外周面は円形に形成され、下部が小径の外周面に形成されると共に、上部が大径の外周面に形成されている。ハブ10の小径外周面に磁石33が固定され、この磁石33の外方に位置して鉄心・コイル34が筐体30に固定されており、これらによりモータ部が構成されている。このモータ部を駆動することによりハブ10は回転される。
ハブ10の大径外周面の下端部から半径方向に突出するフランジ部16が一体に形成され、このフランンジ部16に磁気ディスク2の内周端部の一面側(下面側)が接触して支持されている。磁気ディスク2の中央部には、磁気ディスク2の内径を構成する穴が形成されており、この穴により磁気ディスク2の内周端面が構成されている。磁気ディスク2の穴にハブ10の上部を嵌合することにより、磁気ディスク2がハブ10のフランジ部16に載置され支持されている。これによって、ハブ10の回転中心軸と磁気ディスク2の回転中心軸とが図2に示す回転中心軸11で同軸となっている。
クランプ10は、ハブ10に磁気ディスク2の内周端部の他面側を保持するように設置されている。バネ性を持つクランプ18が撓むことにより生じた荷重により、ハブ10の外周のフランジ部16とクランプ18の外周部との間に磁気ディスク2が保持される。クランプ10としてはスタンピング加工された部材が用いられている。
磁気ディスク2の内周端部の他面側(上面側)とクランプ18の外周部との間には、スペーサ19が介装されている。このスペーサ19は、クランプ10のようにバネ性を持たせる必要がないため、精度よく製作することができる。係る構成によって、磁気ディスク2をスペーサ19を介してクランプ18により精度よく保持することができる。本実施形態では、スペーサ19として、磁気ディスク接触面を平面研削した平板リング状部材を用いているので、従来技術1におけるクランプの磁気ディスク接触面の加工精度より、十分高精度の加工が可能である。そのため、磁気ディスク接触面の加工バラツキの影響を低減できる。
磁気ディスク2とスペーサ19とはハブ10の外周面を基準として同軸に設置されている。具体的には、磁気ディスク2とスペーサ19とは、それぞれの内径が同一径に形成されると共に、ハブ10における同一径の外周面部分に重ねられて嵌合されている。係る構成によって、ハブ10と磁気ディスク2とスペーサ19とのそれぞれが精度よく同軸に設置される。
クランプ18は、スペーサ19を基準として、当該スペーサ19に同軸に設置されている。この基準位置は、クランプ締結のためのネジの頭部外周とクランプとが接する直径より外周側に位置されている。具体的には、クランプ18の外径20とスペーサ19の外径21とを基準にして、クランプ18とスペーサ19との同軸がとられている。係る構成によって、クランプ18の同軸精度に与える各部材の公差の影響を低減することができ、磁気ディスク2にかかる荷重を周方向に均一にすることができる。これによって、装置が小型化されても磁気ディスク2の変形を低減することができ、磁気ヘッドの浮上高さを低減することができる。
本実施形態では、円筒状のクランプ冶具22を利用することで、クランプ18とスペーサ19とのセンタリングが行なわれる。具体的には、クランプ18の外径20とスペーサ19の外径21とは等しい大きさとなっており、クランプ冶具22の内周を基準としてクランプ18のセンタリングが行なわれる。このように、クランプ18の外径20とスペーサ19の外径21とでセンタリングしているので、クランプ18の同軸精度に与える各部材の公差の影響をより一層低減することができる。なお、スペーサ19の外径がクランプ18の外径以上の大きさとしても構わない。その場合には、クランプ治具の内径に段差を設ければよい。
クランプ18の中央部には穴が形成され、この穴がクランプ18の内径を構成している。クランプ18の内周端部をネジ軸方向に撓ませてハブ10にネジ締結されるネジ17が設けられている。具体的には、ネジ17の頭部の外周部がクランプ18の内周端部の上面に当接され、クランプ18の内周端とネジ17の軸部との間には間隙が設けられている。クランプ18の内周端部は、従来のようにハブのネジ穴ボス部との嵌合をとる必要がなく、自由端部となっている。係る構成によって、クランプ18の撓み量をクランプ18の板厚より任意に大きくすることができ、クランプ18を含む各部材の公差を吸収して磁気ディスク2にかかる荷重を均一にすることができる。これによって、磁気ディスク2の変形を低減することができ、磁気ヘッドの浮上高さを低減することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について図4及び図5を用いて説明する。図4は本発明の第2実施形態の磁気ディスク装置の要部断面図、図5は図4の一部拡大図である。この第2実施形態は、次に述べる点で第1実施形態と相違するものであり、その他の点については第1実施形態と基本的には同一であるので、重複する説明を省略する。
この第2実施形態では、クランプ18のスペーサ接触部28が圧印加工されている。圧印加工とは、硬貨の加工などに用いられる加工方法で、シート材の上下面をプレスの金型で圧縮することで高精度な加工面を得ることが可能となる。クランプ18のスペーサ接触面28を圧印加工することで、加工精度が向上するため、クランプ18の公差により磁気ディスク2にかかる荷重が不均一になることを低減することができる。
また、クランプ18の圧印加工により、クランプ18のセンタリング精度を向上することが可能となる。即ち、クランプの一般的な加工方法では、クランプ外径を型抜きした後に、スタンピングによりクランプ形状を成型する方法が用いられているため、磁気ディスク接触部27を基準にした加工ができなかった。さらに、クランプ18をネジ17で締結する際に、クランプ18が磁気ディスク2の径方向にも変位を生じることから、ネジ締結前後で磁気ディスク接触部27が変化するため、ディスク接触部のセンタリング精度の向上が困難であった。これに対して、この第2実施形態のクランプ18の加工方法は、シート材の状態でスペーサ接触部28を圧印加工し、この圧印加工部分を基準としてクランプ外周21をスタンピングで抜く工程としている。スタンピングで抜く加工工程において、スペーサ接触面28を基準にすることで、クランプ18のセンタリング精度を向上させることができる。
さらには、本実施形態では、図5に示すように、クランプ18に付与された荷重によって、ハブ10のフランジ部16が撓み、磁気ディスク2とフランジ部16と接触部27が周方向に線接触するように構成されている。フランジ部16の磁気ディスク接触部27を線接触にすることで公差を小さくすることができるため、磁気ディスク接触部27の加工精度向上が可能となり、磁気ディスク2にかかる荷重を均一にすることができる。なお、このフランジ部16の磁気ディスク接触部27を線接触にすることは、第1実施形態に適用してよい。
本発明の第1実施形態の磁気ディスク装置の平面図である。 同第1実施形態のスピンドルモータ及びその周辺の縦断面図である。 図2における磁気ディスクの固定部の要部拡大図である。 本発明の第2実施形態の磁気ディスク装置の要部断面図である。 図4の一部拡大図である。
符号の説明
1…磁気ディスク装置、2…磁気ディスク、3…磁気ヘッド、4…ヘッドアセンブリ、5…サスペンション、8…ピボット、9…スピンドルモータ、10…ハブ、11…回転中心軸、16…フランジ部、17…ネジ、18…クランプ、19…スペーサ、20…クランプ外径、21…スペーサ外径、22…クランプ冶具、27…磁気ディスク接触部、28…スペーサ接触部、30…筐体、31…ボイスコイルモータ、32…すべり軸受。

Claims (9)

  1. 磁気情報を記録する磁気ディスクと、
    前記磁気ディスクの内周端部の一面側を支持するハブと、
    前記ハブに回転力を与えるスピンドルモータと、
    前記ハブに前記磁気ディスクの内周端部の他面側を保持するクランプと、
    前記クランプの内周端部をネジ軸方向に撓ませて前記ハブにネジ締結されるネジとを備えた磁気ディスク装置であって、
    前記クランプと前記磁気ディスクとの間にスペーサを介装し、
    前記スペーサと前記磁気ディスクとを前記ハブの外周面を基準として同軸に設置し、
    前記クランプを前記スペーサを基準として当該スペーサに同軸に設置した
    ことを特徴とする磁気ディスク装置。
  2. 請求項1に記載の磁気ディスク装置において、前記ハブはその外周側面から突出し且つその上面で前記磁気ディスクの内周端部の一面側を支持するフランジ部を備えており、前記磁気ディスク及び前記スペーサは、それぞれの内径が同一径に形成されると共に、前記ハブにおける同一径の外周面部分に重ねられて嵌合されていることを特徴とする磁気ディスク装置。
  3. 請求項1に記載の磁気ディスク装置において、前記ネジは前記クランプの板厚より大きく前記クランプの内周端部を撓ませて前記ハブに締結されていることを特徴とする磁気ディスク装置。
  4. 磁気情報を記録する磁気ディスクと、
    前記磁気ディスクの内周端部の一面側を支持するハブと、
    前記ハブに回転力を与えるスピンドルモータと、
    前記ハブに前記磁気ディスクの内周端部の他面側を保持するクランプと、
    前記クランプの内周端部をネジ軸方向に撓ませて前記ハブにネジ締結されるネジとを備えた磁気ディスク装置であって、
    前記クランプと前記磁気ディスクとの間にスペーサを介装し、
    前記クランプと前記ネジとの当接位置より外周側に前記クランプの同軸基準を設け、
    前記ネジによる前記クランプの内周端部の撓み量を前記クランプの板厚より大きくした
    ことを特徴とする磁気ディスク装置。
  5. 請求項1または4に記載の磁気ディスク装置において、前記クランプと前記スペーサとは前記クランプの外径と前記スペーサの外径とを基準にして同軸に設置されていることを特徴とする磁気ディスク装置。
  6. 請求項5に記載の磁気ディスク装置において、前記スペーサの外径は前記クランプの外径と同じまたはそれより大きく形成されていることを特徴とする磁気ディスク装置。
  7. 請求項1または4に記載の磁気ディスク装置において、前記クランプとしてスタンピング加工された部材が用いられ、前記スペーサとして磁気ディスクとの接触面を平面研削した平板リング状部材が用いられていることを特徴とする磁気ディスク装置。
  8. 請求項1または4に記載の磁気ディスク装置において、前記ハブはその外周側面から突出し且つその上面で前記磁気ディスクの内周端部の一面側を支持するフランジ部を備えており、前記フランジ部は、前記クランプによって前記磁気ディスクが押圧された状態で、撓むことにより前記磁気ディスクと磁気ディスク周方向において線接触されていることを特徴とする磁気ディスク装置。
  9. 請求項1または4に記載の磁気ディスク装置において、前記クランプは前記磁気ディスクとの接触部が圧印加工されていることを特徴とする磁気ディスク装置。
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