JP2007064897A - 磁気エンコーダ - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジン始動から短時間でクランク角、カム角等からシリンダ位置を特定し、必要な気筒だけに燃料を噴射する構造で、演算処理が少なく、絶対角度を少ない回転角度で特定することが可能となる磁気エンコーダを提供すること。
【解決手段】磁界の強さを検出する検出手段2に対して回転する環状の磁気ロータ100を備え、該磁気ロータ100の表面にN極とS極を交互に配置した着磁パターン101を有する磁気エンコーダ1において、前記着磁パターン101は、磁気ロータ100の全周を等角度に分割した領域を画定してなり、該各分割領域内ではN極とS極の幅の比は全て一定比率であり、該N極とS極の幅の比は、複数の分割領域毎に異なることを特徴とする磁気エンコーダ。
【選択図】 図1

Description

本発明は、磁気エンコーダに関し、詳しくは演算処理が少なく、絶対角度を少ない回転角度で特定することが可能となる磁気エンコーダに関する。
従来、自動車のクランク角検出にエンコーダとして図9に示すものが知られている。図9に示すエンコーダは、通常幅の2倍の幅の信号出力部50を持ち、この幅広の部分が基準点を示し、その他の部分で回転角方向の位置、回転角を示している。
従って、基準点を検出するためには、この幅広部分を通過する必要があり、最大で360度回転させる必要があった。
従来、クランク角の絶対角検出に関する技術としては、特許文献1〜5に記載のように、カム側やクランク側に歯切り状の凹凸を設けて、その歯型状の複数信号の組み合わせ、又は信号の強弱(パルス信号のHighとLow)により角度を検出する手法がある。
特開平11−294217号公報 特開平11−229948号公報 特許第3395518号公報 特開平11−159391号公報 特開2003−337050号公報
しかし、上記特許文献1〜5に記載の手法では、カム側やクランク側の加工に要する設計、加工作業が煩雑であり、コスト上も問題がある。
ところで、近年、自動車においては、環境保護の観点からアイドリングストップが奨励されているが、エンジン再始動時には同時に全気筒に燃料を噴射しており、この全気筒への燃料噴射が環境保護上好ましくない。この問題を解消するためは、エンジン始動から短時間でクランク角、カム角等からシリンダ位置を特定し、必要な気筒だけに燃料を噴射することが求められる。
そこで、本発明の課題は、上記要請を満足する簡単な構造で、演算処理が少なく、絶対角度を少ない回転角度で特定することが可能となる磁気エンコーダを提供することにある。
本発明の他の課題は以下の記載によって明らかとなる。
上記課題は、以下の各発明によって解決される。
(請求項1)
磁界の強さを検出する検出手段に対して回転する環状の磁気ロータを備え、
該磁気ロータの表面にN極とS極を交互に配置した着磁パターンを有する磁気エンコーダにおいて、
前記着磁パターンは、磁気ロータの全周を等角度に分割した領域を画定してなり、
該各分割領域内ではN極とS極の幅の比は全て一定比率であり、
該N極とS極の幅の比は、複数の分割領域毎に異なることを特徴とする磁気エンコーダ。
(請求項2)
磁気ロータ1周のパルス数N(HighまたはLow)、下記で定義されるDUTY比の種類Mで構成した場合、判別に可能な最小回転角は、360/M+360/N+最大TL角度であることを特徴とする請求項1記載の磁気エンコーダ。
(DUTY比の定義)
DUTY比=TH/(TH+TL)
(TH:Highパルス幅、TL:Lowパルス幅)
本発明によれば、演算処理が少なくなるので、絶対角度を少ない回転角度で特定する事が可能となるエンコーダを提供できる。例えば、最近のニーズとして、アイドルストップ車においては、短時間で、クランク角、カム角の位置が特定できるので、必要な気筒に燃料を噴射する事が可能となる。
本発明によれば、パルスを発生するペア極数および異なるDUTY比の個数に制限なく、より早期に絶対角の判別が可能である。
以下、本発明の好ましい実施の形態を図面に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の磁気エンコーダの第1の実施形態を示す要部斜視図である。同図において、磁気エンコーダ1は環状の磁気ロータ100を有しており、磁気ロータ100の径は取り付ける回転部材の径に応じて決定することができる。磁気ロータ100の幅は、5〜10mm程度が好ましく、また材質はゴム磁性体などを素材とすることが製作費を軽減する上で好ましい。
2は磁気ロータ100の回転によって発生する磁界の強さを検出する検出手段であり、磁気センサを用いる。磁気センサとは、磁気エネルギーを検出対象としたセンサであり、具体的には、電磁誘導作用を応用した磁気ヘッド、差動トランス、磁力を電気に変換する作用を利用したホール素子、MR素子(磁気抵抗効果素子)等が好適である。
磁気エンコーダ1の磁気ロータ100表面には、N極とS極を交互に配置した着磁パターン101を有している。
本発明の着磁パターン101の一例を図2に示す。図2(A)は着磁パターンを示し、図2(B)は上記着磁パターンに応じて発生するパルス信号の例を示す。
図2に示す例では、環状の磁気ロータ100の全周(0度〜360度)にN極とS極の磁極は24極ペア、すなわち磁気ロータ100が1回転すると、24パルスの信号を発生するモデルを使用している。
着磁パターン101は、磁気ロータ100の全周を等角度に分割した領域が画定される。この例では、60度毎に分割され、全周の分割領域は102A、102B、102C、102D、102E、102Fが形成されている(これを6分割と称する)。
6分割された各分割領域内ではN極とS極の幅の比は全て一定比率である。
本実施の形態では、分割領域102A内のN極とS極の幅の比(以下、単にN:Sと省略する)と、分割領域102B内のN:S、分割領域102C内のN:S、分割領域102D内のN:S、分割領域102E内のN:S及び分割領域102F内のN:Sは、各々異なっている(すなわち、複数の分割領域毎に異なる)。
この例では、磁極幅のパターンは、以下のように設定し、6パターンを使用した(図2参照)。
分割領域102A内のN:S=10.5:4.5
分割領域102B内のN:S=6.5:8.5
分割領域102C内のN:S=4.5:10.5
分割領域102D内のN:S=7.5:7.5
分割領域102E内のN:S=5.5:9.5
分割領域102F内のN:S=8.5:6.5
従って、この例では、DUTY比(NS幅の比)は6種類とした。この例において、磁極幅のパターンは、隣同士のDUTY比が近い値とならないような構成とした。
(計測方法)
以下に、本実施の形態におけるエンコーダ(クランク)の絶対角度を特定する方法について説明する。
最初に、エンジン始動時からデジタル信号のHighパルス幅とLowパルス幅を計測し、DUTY比を計算する。
ここで、DUTY比およびDUTY時間は以下のように定義される(図3参照)。
DUTY比の定義
DUTY比=TH/(TH+TL)
DUTY時間(TH、TL)の定義
TH:Highパルス幅、TL:Lowパルス幅
ここで、Highパルス幅とはデジタル信号が立ち上がった時点から立ち下がるまでの時間であり、Lowパルス幅とは、それに続いてデジタル信号が立ち下がりから立ち上がりまでの時間である。
次いで、その変化点を読み取る。
また、Highへのパルス立ち上げが等ピッチであるためエンジン制御の起点として利用しやすい。
(計測結果)
本実施の形態で、エンコーダが停止時から1回転で600rpmまで等加速で始動した場合の、Highパルス幅とLowパルス幅、すなわち半パルスの時間を図4に示す。またDUTY比を図5に示す。
この計測結果より、1パルスないしは2パルスでDUTY比が判別でき、次の異なるDUTY比が計測された時点、または、DUTY比が同じものが続くことを判別することでエンコーダの絶対角がどこであるのかを少ない回転角で判定できる。
これを図5に基づいて説明する。
図5のDUTY比のポイントを順にAからHまで付け、最初に計測されるポイントは誤差が大きく、判別に使わないとすると、A点開始はB、C、D、変化点Eの合計5ポイント=5×15度および不感帯であるAポイントの一つ前のTL4.5度で、75+4.5=合計79.5度の回転角でE点を終了した時点にあることが判別できる。
同様にB点開始では、C、Dと計測の後にE点の変化点が計測されるため、合計4ポイントで判別でき、その際の回転角は4×15度+TL8.5度=68.5度、C点開始も変化点Eの追加するため、合計3ポイントで判別でき、その際の回転角は3×15度+TL8.5度=53.5度となる。
またD点開始については、D点は除き、E点からH点までの4ポイントは同じDUTY比が続いたことを判別させることで特定でき、合計5ポイントで判別でき、その際の回転角は75度+TL8.5度=83.5度の回転角で絶対角度が判定できる。
本実施の形態を用いると、エンコーダ1周のパルス数N、DUTY比の種類Mで構成した場合、判別に可能な最小回転角は、360/M+360/N+最大TL角度で計算される。
なお、この計算は始動時の最初の1パルスが不確定とした上で計算しているが、システム上さらに余裕を見ることができる。
本実施の形態によれば、パルスを発生するペア極数および異なるDUTY比の個数に制限がなく、より早期に絶対角の判別が可能である。
本例では83.5度以下の回転でシリンダ位置の特定が可能となり、無駄な燃料噴射を抑えることが可能となり、排ガス対策に有効な手段を提供できる。
この例は自動車の例を示すが、2列目に像限情報を載せる事で、非接触の回転制御手段として有効となり、例えばロボットの腕の回転制御にも使える。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施の形態を図6、図7、図8に基づいて説明する。
図6(A)は本発明の着磁パターン101の他の例を示し、図6(B)は上記着磁パターンに応じて発生するパルス信号の例を示す。図7は半パルスの時間を示し、図8はDUTY比を示す。
この実施形態は、各分割領域のN極とS極の比(N:S)を以下のように変化させた例である。
分割領域102A内のN:S=10.5:4.5
分割領域102B内のN:S=6.5:8.5
分割領域102C内のN:S=4.5:10.5
分割領域102D内のN:S=8.5:6.5
分割領域102E内のN:S=7.5:7.5
分割領域102F内のN:S=5.5:9.5
第2の実施形態における作用については、第1の実施形態の説明、特に図4の説明を援用できるので、その説明を省略する。
また、本発明では、第1及び第2の実施形態におけるN極始動を、S極始動に代えることもできる。
尚、第1及び第2の実施形態において、磁極ペア数、磁極幅のパターンの数は、検出精度により適宜決めるもので、上記に限定されるものではない。
本発明の磁気エンコーダは、自動車に適用できるが、その他一般産業,例えばロボットの腕の回転制御にも適用できる。
本発明の磁気エンコーダの第一の実施形態を示す要部斜視図 本発明の着磁パターンの一例を示す図であり、(A)は着磁パターンを示す図、(B)は上記着磁パターンに応じて発生するパルス信号の例を示す図 DUTY比の定義を説明する図 第1の実施形態における、エンコーダが停止時から1回転で600rpmまで等加速で始動した場合の半パルス個数と半パルス時間の関係を示すグラフ 第1の実施形態における、エンコーダが停止時から1回転で600rpmまで等加速で始動した場合のパルス個数とDUTY比の関係を示すグラフ 本発明の着磁パターンの他の例を示す図であり、(A)は着磁パターンを示す図、(B)は上記着磁パターンに応じて発生するパルス信号の例を示す図 第2の実施形態における、エンコーダが停止時から1回転で600rpmまで等加速で始動した場合の半パルス個数と半パルス時間の関係を示すグラフ 第2の実施形態における、エンコーダが停止時から1回転で600rpmまで等加速で始動した場合のパルス個数とDUTY比の関係を示すグラフ 従来技術の磁気エンコーダを示す要部斜視図
符号の説明
1:磁気エンコーダ
100:磁気ロータ
101:着磁パターン
102A、102B、102C、102D、102E、102F:分割領域
2:検出手段

Claims (2)

  1. 磁界の強さを検出する検出手段に対して回転する環状の磁気ロータを備え、
    該磁気ロータの表面にN極とS極を交互に配置した着磁パターンを有する磁気エンコーダにおいて、
    前記着磁パターンは、磁気ロータの全周を等角度に分割した領域を画定してなり、
    該各分割領域内ではN極とS極の幅の比は全て一定比率であり、
    該N極とS極の幅の比は、複数の分割領域毎に異なることを特徴とする磁気エンコーダ。
  2. 磁気ロータ1周のパルス数N(HighまたはLow)、下記で定義されるDUTY比の種類Mで構成した場合、判別に可能な最小回転角は、360/M+360/N+最大TL角度であることを特徴とする請求項1記載の磁気エンコーダ。
    (DUTY比の定義)
    DUTY比=TH/(TH+TL)
    (TH:Highパルス幅、TL:Lowパルス幅)
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