JP2007062037A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 濃度パターンに基づいてレーザPWMの成長方向や成長パターンを変更する補正はメディアの種類によってその影響度が変わってくることを防止する。
【解決手段】 記録媒体の種類を判別してハーフトーニングを変更する。
【選択図】 図6
【解決手段】 記録媒体の種類を判別してハーフトーニングを変更する。
【選択図】 図6
Description
本発明は画像処理装置およびその制御方法に関し、例えば、電子写真プロセスにより画像を形成する画像処理装置およびその制御方法に関する。
従来、複写機やプリンタに代表される画像形成装置で使用されるメディア(用紙)の種類は、ユーザーによって様々であるが、ある特殊分野を除いて次のように分類することができる。
1.再生紙(粗悪紙)→低品質(オフィス内部確認用途)
2.上質紙(普通紙)→中品質(オフィスお客様提出用途)
3.コート紙&アート紙→高品質(印刷同等レベル品位)
4.CASTコート(高光沢)紙→写真画質
2.上質紙(普通紙)→中品質(オフィスお客様提出用途)
3.コート紙&アート紙→高品質(印刷同等レベル品位)
4.CASTコート(高光沢)紙→写真画質
このように用紙の種類に応じて使用用途が決まっているにもかかわらず、ハーフトーニング手法としては各メディアに対して同じ処理を施す機械が多かった。ユーザーによって用紙の種類を選択し、ハーフトーニングを変更することができる機械もあるが、ユーザーが用紙の種類を入力しなければならず、実際に搭載されている用紙種とは異なっていたり、その機能があることすら知らずに出力しているユーザーも多い。
また装置の高速化、高画質化に伴い、画像データのクロック周波数が高くなるためレーザの立ち上がり/立下り特性の悪化が画像に影響を及ぼす。これを補正するために、濃度パターンに基づいてレーザPWMの成長方向や成長パターンを変更し補正を行うことで、文字画像はシャープに、中間調画像は濃度ムラを減少させている(特許文献1参照)。しかしこの補正に関してもメディアの種類によってその影響度が変わってくる。例えば、コート紙でシャープにくっきりと画像を描くようなレーザPWMパターンを選択した時、同じパターンで普通紙に画像を描くと、エッジがぼやけた感じになり、濃度も薄くなるという現象が起こる。しかし、現状はどのメディアでもそれなりの画像が出せるようなパターン1種類を決めており、メディアに応じて処理を変えるようなことはしていない。
特開平5−244399号公報(第40段落以降、図2)
しかし、更なる高画質化が求められることを考えると、各メディアに対応した最適な画像処理およびレーザPWMの補正をユーザーが特に意識することなく実施する必要がある。そこで紙種を判断して、最適ハーフトーニングおよびレーザPWMの成長方向、成長パターンを変更し、最適化を自動化する方法が考えられる。次に、全ての紙種に最適な画像形成を行うためのディザマトリクス、レーザPWMの成長パターン、方向は膨大な情報量になるため、全ての情報を装置内のメモリに記憶しておくことは難しい。また、年々追加される新たな紙種に対応することも難しい。
本発明は上述の問題点に鑑み、紙種に対して最適なハーフトーニング、レーザPWMの補正を行い、高画質を実現しつつ、装置内のメモリ容量の軽減を図ることのできる画像形成装置の提供を目的としている。
前記問題点を解決するために、本発明では、記録媒体の種類を判別する記録媒体判別手段と、前記記録媒体判別手段からの情報によりハーフトーニングを変更する変更手段とを有する画像形成装置を提供する。
又、記録媒体の種類を判別する記録媒体判別手段と、前記記録媒体判別手段からの情報によりハーフトーニングを変更する変更手段とを有し、前記記録媒体判別手段と前記ハーフトーニングを変更する変更手段が自動的に実施される画像形成装置において、前記記録媒体判別手段によって判別された記録媒体に対応する最適な前記ハーフトーニングをネットワークを介してサーバーからダウンロードし、変更することを特徴とする。
記録媒体の種類を判別する記録媒体判別手段と、前記記録媒体判別手段からの情報により特殊な記録媒体であるかを判別する特殊記録媒体判別機構と、前記特殊記録媒体判別機構からの情報により、最適ハーフトーニング判定を実施するかを判断する判断手段と、前記判断手段の情報により、複数のハーフトーニングをネットワークを介してサーバーからダウンロードし、前記複数のハーフトーニングを用いた画像を形成する複数ハーフトーニング画像形成手段と、前記複数のハーフトーニング画像を読み取る読み取り手段と、前記読み取り手段からの情報を演算する演算手段と、前記演算手段からの情報により最適なハーフトーニングを選択する選択手段とを有する。
ユーザーからの指示により、最適ハーフトーニング判定を実施するかを判断する判断手段と、前記判断手段の情報により、複数のハーフトーニングをネットワークを介してサーバーからダウンロードし、前記複数のハーフトーニング用いた画像を形成する複数ハーフトーニング画像形成手段と、前記複数のハーフトーニング画像を読み取る読み取り手段と、前記読み取り手段からの情報を演算する演算手段と、前記演算手段からの情報により最適なハーフトーニングを選択する選択手段とを有する。
記録媒体の種類を判別する記録媒体判別手段と、前記記録媒体判別手段からの情報により、レーザPWMの成長パターン、成長方向および補正量をネットワークを介してサーバーからダウンロードし、前記レーザPWMの成長パターン、成長方向および補正量を自動的に変更することを特徴とする。
前記記録媒体判別手段とは、少なくとも画像の表面性を検出することを特徴とする。
前記ハーフトーニングとは、マトリクスを用いた画像処理であって、スクリーン線数と中間調における1ドット打ち込みレベル変更のうち少なくとも一つを含むことを特徴とする。
前記最適なハーフトーニングを選択する選択手段は、周波数解析を行うことを特徴とする。
前記サーバーはネットワークにより接続されたサービスセンターのサーバーであることを特徴とする。
前記記録媒体判別手段により装置内に記憶している紙種以外の紙種であると判別された場合、その紙種の情報をネットワークを介してサーバーからダウンロードすることを特徴とする。
前記記録媒体の情報は、新しい紙種が増えるごとにネットワークを介してサーバーからダウンロードし、更新されることを特徴とする。
前記記録媒体の種類に対する前記最適なハーフトーニングの組み合わせを前記画像形成装置からネットワークを介して前記サービスセンターのサーバーにアップロードすることを特徴とする。
前記記録媒体の種類に対する前記最適なレーザPWMの成長パターン、成長方向および補正量の組み合わせを前記画像形成装置からネットワークを介して前記サービスセンターのサーバーにアップロードすることを特徴とする。
本発明では、以上のように構成することで、記録媒体の表面性に応じてスクリーンパターン等を選択し、更にネットワークからダウンロードし、自動的に最適化するようにした。これにより、ユーザーが特に意識することなく一般画像から高画質画像まで最適な画質を得ることが可能となる。加えて、すべての紙種に応じた線数や濃度パターンの成長方法やレーザPWM補正の成長方向や成長パターンのデータを装置内のメモリに記憶する必要がないため、メモリ容量を小さくすることが可能となり、コストダウンを図ることができる。
また新たな紙種に対応する最適なディザを装置本体で自動的に、またはユーザーの指示によって判別する際にも各種データをネットワークからダウンロードすることが可能となるので、メモリ容量を小さくすることが可能である。
さらに紙種データおよび最適ディザパターンデータをネットワークを介してサービスセンターのサーバーへアップロードすることで、ユーザーの使用する紙種の傾向、さらにその紙種に最適なディザパターンは何かというデータを解析することが可能になる。したがって、サービス性の向上を図ることが可能となる。
以下に本発明を実施するための最良の形態を、実施例に基づいて説明する。
以下、本発明の実施例1における画像形成装置について、図を参照しながら説明する。
図1は本発明を採用した一実施例として示した画像形成装置の断面図を示すものである。
図1において図中101が画像形成装置、102は用紙カセット、103は給紙ローラ、104は転写ベルト駆動ローラ、105は転写ベルト、106〜109は潜像像担持体としての感光ドラムを示す。110〜113は転写手段であるところの転写ローラ、114〜117はカートリッジ、118〜121は光学ユニット、122は定着装置としての定着ユニット等である。
まず画像形成装置101は、電子写真プロセスを用い記録材としての記録紙の上にイエロー、マゼンダ、シアン、ブラックの各色のトナー画像を重ねて転写する。次いで、定着ユニット122の定着ローラによって記録紙を所定温度で加熱すると共に加圧することにより、トナー画像を記録紙に定着させる。
各色の光学ユニット118〜121は、各感光ドラム106〜109の表面をレーザビームによって露光走査して潜像を形成するように構成される。これら一連の画像形成動作は記録紙上の予め決まった位置から画像が転写されるように同期を取って走査制御している。各感光ドラム106〜109の表面に形成された潜像画像は、カートリッジ114〜117に備えられた現像装置によって各色のトナーによってトナー画像として可視化される。
また、画像形成装置101は記録紙を給紙及び搬送する給紙モータと、転写ベルト駆動ローラ104を駆動する転写ベルト駆動モータと、各色感光ドラム106〜109及び転写ローラ110〜113を駆動する感光ドラム駆動モータと、定着ローラを駆動する定着駆動モータとを備えている。これら各モータは、いずれも不図示である。
さらに、画像形成装置101は、図2に示す映像読み取りセンサ123を備えている。
映像読み取りセンサ123は給紙ローラ103によって用紙カセット102から給紙され搬送される記録紙の表面に光を照射させて、その反射光を集光し結像させて、記録紙のある特定エリアの表面性を表す映像を検出するようになっている。
図示していないが、映像読み取りセンサ123は用紙カセット102内に配置され、用紙カセット102内にセットされた記録紙の表面に光を照射させてその反射光を集光し結像させ、記録紙のある特定エリアの表面性を表す映像を検出する構成としてもよい。
その場合は、映像読み取りセンサ123がセットされた用紙から決められた所定の位置になるように移動する機構を設ければ、記録紙表面の凹凸を鮮明にチェックすることができる。
次に図2を用いて映像読み取りセンサ123の構造について説明する。
映像読み取りセンサ123は図2に示すように光源としてのLED33、読み取り手段としてのCMOSセンサ34、結像レンズ35、36等を有している。
LED33の光はレンズ35を介して、記録紙搬送ガイド31上の記録紙32表面に照射される。
記録紙32からの反射光は、レンズ36を介して集光されCMOSセンサ34に結像される。これによって記録紙32の表面映像を読み取る。
図3は映像読み取りセンサ123によって読み取られる記録紙の種類と出力データの関係を示す図である。
図3において記録紙A40は記録材の表面の繊維がかなりがさついている粗悪紙いわゆる再生紙の表面拡大映像である。また、記録紙B41は記録材の表面の繊維が比較的がさついている上質紙いわゆる普通紙の表面拡大映像であり、記録紙C42は記録材の表面の繊維が十分圧縮されてコーティングされているコート紙の表面拡大映像である。
このようにして映像読み取りセンサ123によって読み取られた記録紙の表面映像から得られた表面の表面性(凹凸度)データと予め決められた基準データとを比較する。そして、基準データより記録紙の表面性が粗いか細かいかで、線数や濃度パターンの成長方向を切り替えたり、または映像読み取りセンサ123によって読み取られた記録紙の表面映像から得られた表面の表面性(凹凸度)データと紙種情報を対応させ、紙種に応じた線数や濃度パターンの成長方法を切り替えるように構成している。この際、同時に紙種に応じてレーザPWM補正の成長方向や成長パターンも切り替えることも可能である。
本発明では、記録紙の表面性もしくは紙種情報と、紙種に応じた線数や濃度パターンの成長方法やレーザPWM補正の成長方向や成長パターンのデータを全て装置内のメモリに持たせることなく、図4に示すように必要な情報のみをネットワークを介してサービスセンターのサーバーからダウンロードし、画像形成を行うことを特徴としている。
以下、本実施例の特徴となる点について説明していく。
ユーザーによって選択されたプリントモード(文字モード,文字/写真モード,写真モードなど)で要求される画像が給紙された記録紙にプリントされた時に得られるように、映像読み取りセンサ123によって読み取られた画像解析から判別された紙種に最適なスクリーンが装置内のメモリにあるか判断する。ある場合はそのデータを使用して自動的にハーフトーニングを変更する。ない場合は、ネットワークを介してサービスセンターのサーバーから最適なスクリーンデータを装置内にダウンロードし、そのデータを使用して自動的にハーフトーニングを変更する。
例えば、高精細な画像を得るためには表面が滑らかなメディアに対してプリントするようにし、高精細(高線数)スクリーンを使用することによって粒状感が低減され滑らかな画像が得られることがわかっているが、同じスクリーンを使用して表面の粗いメディアに対してプリントすると高精細(高線数)スクリーンに使用する微小ドットが安定せずかえって粒状感が目立ってしまい高精細(高線数)スクリーンは使用できない。
そこで、表面粗さの度合い(例えば基準レベルを何段階か設ける)によってスクリーンの線数を切り替える(表面が粗くなるほど線数を少なくしていく)ように構成したり、表面の粗いメディアの中でも特に粗いメディア(例えばエンボス紙、レザックなど)に対しては、スクリーンの線数を切り替えるだけでなく、スクリーンに使用するドットの打ち込みレベルを通常より上げて安定した濃いドットを使用するように濃度パターンの成長方法を切り替えて粗悪紙でも確実な転写性を確保するが、使用する紙種も様々なものがあり、すべての紙に対応するデータを本体内のメモリに持つことは難しい。そこで映像読み取りセンサ123によって読み取られた画像解析から判別された紙種情報が装置内にない場合、例えば中国製の紙など新たな紙種である場合、それに対応する紙種情報、濃度パターンの成長データをネットワークを介して装置にダウンロードすることで、そのような新たな紙種に対しても確実な転写性を確保することができる。
以上、メディア種と画像処理の関係について述べてきたが、高画質化に伴う画像クロックの高速化が進むと、レーザ発光の点灯/消灯タイミングはレーザの特性およびレーザ駆動回路の電流特性により画像クロックのタイミングに対し遅延する場合がある。レーザの発光,消灯特性は、レーザの特性及びレーザ駆動回路の特性により図5の(1)のようになる。図5の(1)は、補正前のレーザ駆動回路が受け取る画像PWM信号と、それに対応して発光するレーザの発光,消灯のタイミングを示した図である。発光,消灯遅延特性は図5の(1)のように、レーザ消灯タイミングcよりもレーザ発光タイミングaの方が遅延するという特性を持っている。このようにレーザ駆動回路が受け取るPWM画像信号と、レーザ発光パルスのパルス幅が同じにならないため、本来画像が形成されるべき場所に画像が形成されないという現象が生じてくる。それを補正するために従来、入力画像データのパターンに応じて補正データの付加(左右成長,中央成長など)を行っていた(図5の(2)参照)が、メディアの種類によって影響の出方が変わってくるので補正方法をメディアの種類に応じて切り替える際のPWM成長方向、パターンをネットワークを介してダウンロードする機能も本発明では含んでいる。
図6を用いて補正方法の切り替えに関して一例を説明すると、メディアがコート紙などのように表面が滑らかな場合、画像はシャープでかつ濃度が濃く表現することができるので補正(ビット付加)は最小限で画像を再現することができる。しかし、同じ補正(ビット付加)で粗悪紙などの表面の粗いメディアに画像を形成すると、ぼやけた感じでかつ濃度が薄くなってしまうため、画像パルス幅を太らせるようにオフセットビットを付加する。このオフセットビットの付加量をメディアの表面粗さに応じて切り替えるようにするが、やはりすべての紙に対応するデータを全て装置内のメモリに持つことは難しい。そこで様々な紙種に応じたPWM成長方向、パターンをネットワークを介してダウンロードすることで、すべての紙に最適な画像形成を行うことが可能となる。
このように構成することで、ユーザーが特に意識することなく使用する用紙に最適なスクリーン処理等の処理が選択され、一般画像から高画質画像まで最適な画質を得ることが可能となる。
また、すべての紙種に応じた線数や濃度パターンの成長方法やレーザPWM補正の成長方向や成長パターンのデータを装置内のメモリに記憶する必要がないため、メモリ容量を小さくすることが可能となり、コストダウンを図ることができる。
ユーザーがすべての紙を使用するわけではなく、ユーザーに応じてよく使用する紙も異なってくる。本発明では小さなメモリ容量で使用する紙種に応じた必要最小限の各種補正データをダウンロードすることが可能になるので、ユーザー毎のカスタマイズも自動的に行うことができる。
本実施例に特徴的な点について、図7を用いて説明する。基本的な構成は、実施例1と同じであるので、異なる点についてのみ明記する。
本実施例では、図7に記載するように、定着装置の後に映像読み取りセンサ124を配置した上で、ユーザーからの指示に基づいて、映像読み取りセンサ123でメディアの種類を判別した後、図8に示すように保有している全てのディザでパッチを出力し、メディア上に転写および定着されたパッチ画像を映像読み取りセンサ124で読み取り、そのパッチ画像の粒状感でそのメディアに最適なディザを判断するメディア別最適ディザ選択キャリブレーション機能を持つことを特徴としている。
以下、粒状感の評価について説明する。粒状感の評価に、本実施例では、FFT(高速フーリエ変換)およびVTFフィルタを用いる。中間調サンプル画像を、600dpiのRGB信号として画像処理装置に入力する。そして、粒状感を与えるのは明度成分であるから、RGB信号からL*成分を抽出して、FFTにより周波数成分に変換する。得られた周波数成分上においてVTFフィルタ処理を行い、視覚的に認識されない高周波成分をカットする。高周波成分をカットした周波数成分にIFFT(高速逆フーリエ変換)を施して、実空間の画像に戻し、その標準偏差を求めれば、その画像に対する粒状感を数値(粒状度)として把握することができる。粒状感の強い画像は、明度にばらつきがある画像で、標準偏差値が大きい。
本実施例で使用するVTFフィルタには視認距離30cmのものを用いる。上記一連の処理を式で示すと下式のようになる。
G1=√[{Σ(Pij−Pa)2}/(N2−1)]
Pa=(ΣPij)/N2
P’ij=IFFT{FFT(Pij)ΣV(f)}
V(f)=5.05×exp(−0.138f)×{1−exp(−0.1f)}
ここで、G1:粒状度
Pa:FFT後の画像データの平均値
P’ij:IFFT後の画像データ
V(f):VTFフィルタ
またΣ演算はi,j=1からNまで
Pa=(ΣPij)/N2
P’ij=IFFT{FFT(Pij)ΣV(f)}
V(f)=5.05×exp(−0.138f)×{1−exp(−0.1f)}
ここで、G1:粒状度
Pa:FFT後の画像データの平均値
P’ij:IFFT後の画像データ
V(f):VTFフィルタ
またΣ演算はi,j=1からNまで
画像信号が50Hの時に孤立ドットと複数ドットの塊がバランスよく混在するため、パッチ画像としては50Hの画像を評価サンプルとする。
実験結果から、粒状度が0.40以上でがさつき感および文字や線画の画質低下を招き、0.10以上0.40未満であれば、文字や線画の画質は劣化しないががさつき感は残り、粒状度が0.10未満であれば文字や線画の画質劣化もおきないし、がさつき感も発生しないことがわかっている。
そこで装置で保有している全てのディザでパッチを出力し、読み取ったパッチ画像の粒状度が0.10未満(複数ある場合は一番小さい物)となるディザをそのメディアおよび画像モードに対応する最適ディザとして選択する。また、読み取ったパッチ画像の粒状度が0.10以上の場合、ネットワークを介して別のディザパターンを装置内にダウンロードし、そのディザパターンでパッチを出力して、読み取ったパッチ画像の粒状度が0.10未満(複数ある場合は一番小さい物)となるディザをそのメディアおよび画像モードに対応する最適ディザとして選択、記憶することを特徴としている。
特に明記していないが、本実施例にはPWMの成長パターン、方向との組み合わせによりパッチ画像の粒状度を判定するキャリブレーション機能も含まれる。
このキャリブレーション機能は、映像読み取りセンサ123でメディアの種類を判別した後、装置が新たな特殊紙であると判断した際に自動的に行われてもよいし、ユーザーからの調整指示によって行われてもよい。
本実施例の場合、新たな紙種に対応する最適なディザを装置本体で判別することが可能となるので、その際の紙種データおよび最適ディザパターンデータをネットワークを介してサービスセンターのサーバーへアップロードすることで、ユーザーの使用する紙種の傾向、さらにその紙種に最適なディザパターンは何かというデータを解析することが可能になり、サービス性の向上を図ることが可能となる。
以上のように本発明の実施例1では記録媒体の表面性に応じてスクリーンパターン等を切り替え最適化するため、ユーザーが特に意識することなく使用する用紙に最適なスクリーン処理等の処理が選択され、一般画像から高画質画像まで最適な画質を得ることが可能となる。
また、すべての紙種に応じた線数や濃度パターンの成長方法やレーザPWM補正の成長方向や成長パターンのデータを装置内のメモリに記憶する必要がないため、メモリ容量を小さくすることが可能となり、コストダウンを図ることができる。
ユーザーがすべての紙を使用するわけではなく、ユーザーに応じてよく使用する紙も異なってくる。本発明では小さなメモリ容量で使用する紙種に応じた必要最小限の各種補正データをダウンロードすることが可能になるので、ユーザー毎のカスタマイズも自動的に行うことができる。
さらに実施例2では、新たな紙種に対応する最適なディザを装置本体で判別することが可能となるので、その際の紙種データおよび最適ディザパターンデータをネットワークを介してサービスセンターのサーバーへアップロードすることで、ユーザーの使用する紙種の傾向、さらにその紙種に最適なディザパターンは何かというデータを解析することが可能になり、サービス性の向上を図ることが可能となる。
32 記録材、記録紙
33 LED
34 CMOSセンサ
35,36 レンズ
101 画像形成装置
123 記録媒体表面読み取り用映像読み取り手段
124 出力パッチ読み取り用映像読み取り手段
33 LED
34 CMOSセンサ
35,36 レンズ
101 画像形成装置
123 記録媒体表面読み取り用映像読み取り手段
124 出力パッチ読み取り用映像読み取り手段
Claims (13)
- 記録媒体の種類を判別する記録媒体判別手段と、
前記記録媒体判別手段からの情報によりハーフトーニングを変更する変更手段とを有することを特徴とする画像形成装置。 - 記録媒体の種類を判別する記録媒体判別手段と、
前記記録媒体判別手段からの情報によりハーフトーニングを変更する変更手段とを有し、前記記録媒体判別手段と前記ハーフトーニングを変更する変更手段が自動的に実施される画像形成装置において、
前記記録媒体判別手段によって判別された記録媒体に対応する最適な前記ハーフトーニングをネットワークを介してサーバーからダウンロードし、変更することを特徴とする画像形成装置。 - 記録媒体の種類を判別する記録媒体判別手段と、
前記記録媒体判別手段からの情報により特殊な記録媒体であるかを判別する特殊記録媒体判別機構と、
前記特殊記録媒体判別機構からの情報により、最適ハーフトーニング判定を実施するかを判断する判断手段と、
前記判断手段の情報により、複数のハーフトーニングをネットワークを介してサーバーからダウンロードし、前記複数のハーフトーニングを用いた画像を形成する複数のハーフトーニング画像形成手段と、
前記複数のハーフトーニング画像を読み取る読み取り手段と、
前記読み取り手段からの情報を演算する演算手段と、
前記演算手段からの情報により最適なハーフトーニングを選択する選択手段と、
を有することを特徴とする画像形成装置。 - ユーザーからの指示により、最適ハーフトーニング判定を実施するかを判断する判断手段と、
前記判断手段の情報により、複数のハーフトーニングをネットワークを介してサーバーからダウンロードし、前記複数のハーフトーニングを用いた画像を形成する複数のハーフトーニング画像形成手段と、
前記複数のハーフトーニング画像を読み取る読み取り手段と、
前記読み取り手段からの情報を演算する演算手段と、
前記演算手段からの情報により最適なハーフトーニングを選択する選択手段と、
を有することを特徴とする画像形成装置。 - 記録媒体の種類を判別する記録媒体判別手段と、
前記記録媒体判別手段からの情報により、レーザPWMの成長パターン、成長方向および補正量をネットワークを介してサーバーからダウンロードし、前記レーザPWMの成長パターン、成長方向および補正量を自動的に変更することを特徴とする画像形成装置。 - 前記記録媒体判別手段とは、少なくとも画像の表面性を検出することを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記ハーフトーニングとは、マトリクスを用いた画像処理であって、スクリーン線数と中間調における1ドット打ち込みレベル変更のうち少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記最適なハーフトーニングを選択する選択手段は、周波数解析を行うことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記サーバーはネットワークにより接続されたサービスセンターのサーバーであることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記記録媒体判別手段により装置内に記憶している紙種以外の紙種であると判別された場合、その紙種の情報をネットワークを介してサーバーからダウンロードすることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記記録媒体の情報は、新しい紙種が増えるごとにネットワークを介してサーバーからダウンロードし、更新されることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記記録媒体の種類に対する前記最適なハーフトーニングの組み合わせを前記画像形成装置からネットワークを介して前記サービスセンターのサーバーにアップロードすることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記記録媒体の種類に対する前記最適なレーザPWMの成長パターン、成長方向および補正量の組み合わせを前記画像形成装置からネットワークを介して前記サービスセンターのサーバーにアップロードすることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の画像形成装置。
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