JP2007060873A - 閉鎖配電盤の結露防止装置 - Google Patents

閉鎖配電盤の結露防止装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007060873A
JP2007060873A JP2005246329A JP2005246329A JP2007060873A JP 2007060873 A JP2007060873 A JP 2007060873A JP 2005246329 A JP2005246329 A JP 2005246329A JP 2005246329 A JP2005246329 A JP 2005246329A JP 2007060873 A JP2007060873 A JP 2007060873A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixing member
insulator
side fixing
dew condensation
main circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005246329A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Ogushi
岳史 大串
Shigeyoshi Fujii
茂良 藤井
Nobutaka Kubota
信孝 久保田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2005246329A priority Critical patent/JP2007060873A/ja
Publication of JP2007060873A publication Critical patent/JP2007060873A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Patch Boards (AREA)

Abstract

【課題】 閉鎖配電盤内の絶縁物の結露防止を短時間で行う。
【解決手段】 主回路導体7を接続固定する主回路側固定部材11と、前記主回路側固定部材11と離間して配置された接地側固定部材12と、前記主回路側固定部材11と前記接地側固定部材12間を電気的、機械的に支持固定する絶縁物10と、前記接地側固定部材12に設けられた発熱体13とを備えたことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、閉鎖配電盤に用いられる絶縁物の結露を防止し得る閉鎖配電盤の結露防止装置に関する。
従来、閉鎖配電盤に用いられる支持碍子などの絶縁物表面が結露すると、絶縁抵抗が急激に低下し、地絡などの絶縁事故につながるため、閉鎖配電盤内には、盤内の温度を上昇させ、水蒸気が飽和状態にならないようにするスペースヒータが設けられている(例えば、特許文献1参照。)。
このような閉鎖配電盤は、図5に示すように、箱体1内に、遮断器2、断路器3、母線4、電力用ケーブル5が配置され、互いが支持碍子6に固定された接続導体7で接続され構成されている。そして、箱体1の床面近傍に、スペースヒータ8が設けられている。しかしながら、スペースヒータ8を動作させても、箱体1の容積が大きいと、内部の温度を結露が起きない所定値まで上昇させるのに数時間を要することがある。これにより、スペースヒータ8を動作させているのにも関わらず、結露が起こり、支持碍子6などの絶縁物が地絡を起こすことがある。
なお、箱体1内の温度を短時間で上昇させるため、スペースヒータ8の容量を大きくしたり、複数台設置する方法があるが、消費電力が大きくなったり、スペースヒータ8を設置する空間が必要となる問題がある。
これらを解決する方法として、絶縁物を直接的に加熱するものが知られている。これは、ブッシングに埋め込まれている電界緩和用のシールド電極に電流を流し、温度上昇をさせるものである(例えば、特許文献2参照。)。
しかしながら、シールド電極は、アルミ箔など極めて薄い導電材料からなっているので、通電容量を大きくとることができず、充分な発熱量を得ることが困難である。また、通電により、シールド電極が焼損などを起こすと、電界緩和を行うことができなくなり、絶縁物の絶縁性能を低下させることになる。
特開平10−172718号公報 (第2ページ、図1) 特開平10−215506号公報 (第3ページ、図1)
上記の従来の閉鎖配電盤の結露防止においては、スペースヒータ8を動作させ、箱体1内の温度を所定値まで上昇させるのに多大の時間を要する問題があった。また、シールド電極を通電して絶縁物を直接的に加熱する方法では、充分な発熱量を得ることが困難であった。
本発明は上記問題を解決するためになされたもので、短時間で温度上昇が得られ、絶縁物の結露を防止することができる閉鎖配電盤の結露防止装置を得ることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の閉鎖配電盤の結露防止装置は、主回路導体を接続固定する主回路側固定部材と、前記主回路側固定部材と離間して配置された接地側固定部材と、前記主回路側固定部材と前記接地側固定部材間を電気的、機械的に支持固定する絶縁物と、前記接地側固定部材に設けられた発熱体とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、閉鎖配電盤の主回路導体を支持固定する絶縁物の接地側の固定部材に発熱体を設け、盤内の湿度が上昇したとき、発熱体を動作させるようにしているので、短時間で絶縁物が暖められて周囲の湿度を低下させ、絶縁物表面の結露を防止することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
先ず、本発明の実施例1に係る閉鎖配電盤の結露防止装置を図1乃至図3を参照して説明する。図1は、本発明の実施例1に係る結露防止装置を備えた支持碍子の構成を示す断面図、図2は、本発明の実施例1に係る結露防止装置の回路構成を説明する図、図3は、本発明の実施例1に係る結露防止装置の動作を説明する図である。なお、図1において、従来と同様の構成部分については、同一符号を付した。また、閉鎖配電盤の主回路構成は、図5と同様であるので説明を省略する。ただし、スペースヒータを設けていない。
図1に示すように、支持碍子6は、例えばエポキシ樹脂のような絶縁材料からなる絶縁物10の図示上部に主回路側埋め金11、図示下部に接地側埋め金12が埋め込まれて構成されている。即ち、互いに離間した主回路側埋め金11と接地側埋め金12間が絶縁物10により、電気的、機械的に支持固定されている。
接地側埋め金12には、外側に開口部12aが設けられ、この開口部12a内にコンポジットヒータやフィルムヒータなどからなる発熱体13、および温度センサ14が挿入され固定されている。また、接地側埋め金12は、閉鎖配電盤の盤壁などに固定されるコ字状のベース板15に、断熱板16を介してボルト17で固定されている。このように接地側埋め金12は、ベース板15に固定されるので、支持碍子6における接地側固定部材となる。ベース板15には、湿度センサ18が取り付けられている。なお、主回路側埋め金11には、接続導体7がボルト17で接続固定されている。主回路側埋め金11は、支持碍子6における主回路側固定部材となる。
このような発熱体13、温度センサ14および湿度センサ18は、図2に示すように、制御回路19により制御され、発熱体13のON、OFFの動作状態、および温度センサ14と湿度センサ18の出力が表示装置20に表示されるようになっている。
次に、これらの動作を図3を参照して説明する。
図3に示すように、閉鎖配電盤内の湿度が例えば湿度80%以上の所定の湿度(RH1)以上に達すると、湿度センサ18で検出され、発熱体13を動作(ON)させる。これにより、接地側埋め金12が暖められ、次いで絶縁物10が暖められる。そして、周囲の温度が上昇し、湿度が例えば湿度50%以下の所定の湿度(RH2)まで低下すると、発熱体13の動作を停止(OFF)させる。
なお、図示しないが、発熱体13が動作し、接地側埋め金12の温度が例えば温度100℃以上の所定の温度以上となった場合には、湿度が所定値(RH2)まで低下しなくても、温度センサ14により発熱体13の動作を停止(OFF)させるようにしている。これは、絶縁物10を過熱から保護するためである。
発熱体13が動作して湿度が低下し、発熱体13が停止するまでの時間tは、接地側埋め金12を発熱体13で直接暖め、それにより絶縁物10、そして支持碍子6全体を暖めているので、極めて短時間となる。このため、閉鎖配電盤内の湿度が上昇しても、短時間で湿度を低下させることができ、絶縁物10の表面の結露を防止することができる。
この発熱体13は、接地側埋め金12の開口部12aに挿入する構造のため、盤の容積や、絶縁物10の大きさ、材質などによって、その発熱量を調整することができる。このため、発熱体13の発熱量を結露防止に適するものとすることができる。また、断熱板16により、ベース板15側への熱の拡散を防ぐことができる。
なお、このような発熱体13を設けた支持碍子6を、結露を起こしやすい閉鎖配電盤の換気口近傍に設ければ、過酷条件下での結露防止をすることができる。また、複数の支持碍子6に発熱体13を設けることにより、複数の支持碍子6からの放熱で閉鎖配電盤内全体の温度を上昇させることができ、収納されている他の絶縁物の結露を防止することができる。
上記実施例1の閉鎖配電盤の結露防止装置によれば、支持碍子6の接地側埋め金12内に発熱体13を設け、閉鎖配電盤内の湿度が上昇したとき、発熱体13を動作させるようにしているので、短時間で支持碍子6全体を暖めて周りの湿度を低下させることができ、絶縁物10表面の結露を防止することができる。
次に、本発明の実施例2に係る閉鎖配電盤の結露防止装置を図4を参照して説明する。図4は、本発明の実施例2に係る結露防止装置を備えた支持碍子の構成を示す断面図である。なお、この実施例2が実施例1と異なる点は、接地側埋め金の形状および絶縁層の材質である。図4において、実施例1と同様の構成部分においては、同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図4に示すように、接地側埋め金12に凸凹部12bを設け、例えばエポキシ樹脂のような絶縁材料からなる絶縁物21内に埋め込んでいる。即ち、接地側埋め金12が絶縁物21と接する部分の表面積を大きくしている。また、絶縁物21の外周には、例えばエポキシ樹脂に窒化ホウ素やカーボンなどを混合した高熱伝導性材料からなる高熱伝導性絶縁層22を設けている。
これにより、発熱体13が動作して発熱した場合、凸凹部12bにより表面積が大きくなっているので、熱拡散が速やかになされ、支持碍子6全体の温度上昇を早くさせることができる。更には、高熱伝導性絶縁層22により、支持碍子6の内部よりも表面部の温度上昇が早く、短時間で結露を防止することができる。例えば、一般的なエポキシ樹脂を用いた絶縁物21の熱伝導率が0.3W/m・Kであるのに対し、高熱伝導性絶縁層22の熱伝達率は約3倍の1W/m・Kにすることができる。
上記実施例2の閉鎖配電盤の結露防止装置によれば、実施例1よりも短時間で支持碍子6全体を暖めることができ、結露を防止することができる。
なお、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々変形して実施することができる。上記実施例では、接続導体7を支持固定する支持碍子6ついて説明したが、ブッシングのような中心導体を絶縁物内に埋め込み、この中心導体端に主回路導体を接続固定するものにおいても、接地側の埋め金などの接地側固定部材に発熱体を設けることができる。ここで、ブッシングにおいては、絶縁物内に埋め込まれた中心導体端に主回路導体が接続固定されるので、この中心導体を、支持碍子6の主回路側埋め金11と同様に主回路側固定部材ということができる。
本発明の実施例1に係る結露防止装置を備えた支持碍子の構成を示す断面図。 本発明の実施例1に係る結露防止装置の回路構成を説明する図。 本発明の実施例1に係る結露防止装置の動作を説明する図。 本発明の実施例2に係る結露防止装置を備えた支持碍子の構成を示す断面図。 閉鎖配電盤の構成を示す側面図。
符号の説明
1 箱体
2 遮断器
3 断路器
4 母線
5 電力用ケーブル
6 支持碍子
7 接続導体
8 スペースヒータ
10、21 絶縁物
11 主回路側埋め金
12 接地側埋め金
12a 開口部
12b 凸凹部
13 発熱体
14 温度センサ
15 ベース板
16 断熱板
17 ボルト
18 湿度センサ
19 制御回路
20 表示装置
22 高熱伝導性絶縁層

Claims (5)

  1. 主回路導体を接続固定する主回路側固定部材と、
    前記主回路側固定部材と離間して配置された接地側固定部材と、
    前記主回路側固定部材と前記接地側固定部材間を電気的、機械的に支持固定する絶縁物と、
    前記接地側固定部材に設けられた発熱体とを備えたことを特徴とする閉鎖配電盤の結露防止装置。
  2. 前記絶縁物の周囲の湿度が所定値以上に上昇したとき、前記発熱体を動作させ、
    湿度が所定値以下に下降したとき、前記発熱体の動作を停止させることを特徴とする請求項1に記載の閉鎖配電盤の結露防止装置。
  3. 前記絶縁物の外周に、この絶縁物よりも熱伝導性の高い高熱伝導性絶縁層が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の閉鎖配電盤の結露防止装置。
  4. 前記絶縁物内に埋め込まれた前記接地側固定部材面を凸凹形状としたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の閉鎖配電盤の結露防止装置。
  5. 前記接地側固定部材を断熱板を介して箱体に固定されるベース板に固定することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の閉鎖配電盤の結露防止装置。
JP2005246329A 2005-08-26 2005-08-26 閉鎖配電盤の結露防止装置 Pending JP2007060873A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005246329A JP2007060873A (ja) 2005-08-26 2005-08-26 閉鎖配電盤の結露防止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005246329A JP2007060873A (ja) 2005-08-26 2005-08-26 閉鎖配電盤の結露防止装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007060873A true JP2007060873A (ja) 2007-03-08

Family

ID=37923818

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005246329A Pending JP2007060873A (ja) 2005-08-26 2005-08-26 閉鎖配電盤の結露防止装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007060873A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008112855A1 (en) * 2007-03-14 2008-09-18 White Richard G Slide-out heater module for voltage electrical equipment
JP2012170309A (ja) * 2011-02-17 2012-09-06 Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp 盤内湿度制御システム
CN110504559A (zh) * 2019-08-28 2019-11-26 臧龙 一种电力母排

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008112855A1 (en) * 2007-03-14 2008-09-18 White Richard G Slide-out heater module for voltage electrical equipment
JP2012170309A (ja) * 2011-02-17 2012-09-06 Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp 盤内湿度制御システム
CN110504559A (zh) * 2019-08-28 2019-11-26 臧龙 一种电力母排
CN110504559B (zh) * 2019-08-28 2020-11-20 苏州市启华机电设备有限公司 一种电力母排

Similar Documents

Publication Publication Date Title
FI62611B (fi) Elkokplatta med temperaturbegraensare
JP2013509148A (ja) ジャケット型中電圧電気設備を冷却する方法および装置
US20130295428A1 (en) Battery housing structure
JP2013509155A (ja) 通電されているヒートパイプを利用することによって、中電圧スイッチギアを冷却するための冷却装置
JP2007060873A (ja) 閉鎖配電盤の結露防止装置
US20220136422A1 (en) Electrical current feed-through
KR200404663Y1 (ko) 유도가열장치
AU2005261893B2 (en) High performance load resistor
KR102533134B1 (ko) 초전도 케이블용 단말
US7218201B2 (en) High pressure resistance body element
JP2006339352A (ja) 半導体装置
JPH08223719A (ja) ガス絶縁開閉装置
US20100140254A1 (en) Aquarium heater
CN106300175A (zh) 穿壁套管散热结构及使用该结构的开关设备
JP4580767B2 (ja) 固体絶縁導体
JP4381047B2 (ja) 半導体装置
KR101218877B1 (ko) 고전압 고전류용 피티씨 로드 조립체가 구비된 히터
JP2017135324A (ja) 静止誘導機器
JP3294068B2 (ja) 熱伝導板を有する高温作動型電池
JP2006325358A (ja) ガス絶縁開閉装置
KR101760375B1 (ko) 냉각수 가열장치
JP2015109274A (ja) 電気ヒータ
JP2724086B2 (ja) ガス絶縁ブッシング
US20180268963A1 (en) Field control device and high-voltage system having a field control device
JPH09308031A (ja) ガス絶縁開閉装置