JP2007060802A - 無停電電源装置 - Google Patents

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Shinichi Ishii
真一 石井
Yukio Aoki
幸雄 青木
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Abstract

【課題】交流電源出力コンセント及びネットワーク通信出力用コネクタを同時に無停電化することができて、IP電話、コンピュータ端末装置、WEBカメラ等の近くに設置できて、ネットワーク端末装置の無停電化が容易に実現できる無停電電源装置を提供すること。
【解決手段】交流電源を出力する交流電源出力コンセント21と、通信ラインを入力するネットワーク通信入力用コネクタ16と、該ネットワーク通信入力用コネクタ16からの通信ラインの信号と直流電源をネットワーク端末装置に出力するためのネットワーク通信出力用コネクタ17とを備え、停電発生時に無停電電源装置に内蔵したバッテリ6からの電源を前記ネットワーク通信出力用コネクタ17に供給するようにする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、無停電電源装置に係り、特に、端末装置に通信ケーブルを介して停電時でも電力の供給可能な無停電電源装置に関する。
近年、LAN、WAN等(LAN等と称する)の通信網としてのコンピュータ通信ネットワークを介してコンピュータ端末装置によるデータ通信、IP電話による音声データの通信が行われている。コンピュータ通信ネットワークに接続されているコンピュータ端末装置、IP電話等のネットワーク端末装置は、停電に備えて無停電電源装置が用いられている。図7は、ネットワーク端末装置に従来の無停電電源装置を用いてネットワークを構成した一例を示す図である。図7に示すように、LAN等の通信網23に接続されたHUB(ハブ)24は、無停電電源装置(以下、UPSとも称する)30aから電源が供給されて無停電化が行われている。また、ネットワーク端末装置としてのコンピュータ端末装置27及びIP電話33は、他のUPS30bから電源が供給されて無停電化が行われている。IP電話33の無停電化は、音声電話のように電話回線からの給電が受けられないため、停電時でも電話の着信、発信が行えるようにするため、IP電話33には、ACアダプタ35を経由して無停電電源装置30bからの電源が供給される。
IP電話33は、通信ケーブル25aによりHUB24と接続されるとともに、IP電話33の他の通信用コネクタから通信ケーブル25bを介してコンピュータ端末装置27の通信用回路に接続されている。
図8は、HUBにPoE(Power over Ethernet(登録商標))機能を備えた無停電電源装置を用いてネットワークを構成した図である。図8に示すように、PoE機能付HUB31は、通信用コネクタに電源を供給するようにして、通信ケーブル25を介してIP電話26に電源を供給する。また、停電に備えてPoE機能付HUB31は、UPS30cで無停電化される。これにより、IP電話26は、ACアダプタが不要となり、停電時でも通信ケーブル25を介して電源が供給されるため、IP電話26の着信、発信およびコンピュータ端末装置27によるデータ通信が可能となる。なお、PoEには、テータの送受信と給電を通信ケーブルの同一の信号線で行う方式と、データの送受信と給電を通信ケーブルの異なる信号線で行う方式とが知られている。また、図7に示すIP電話33は、ACアダプタで電源を供給するタイプのものであり、図8に示すIP電話26は、通信ケーブルから電源を供給するタイプであり、コンピュータ端末装置27には、UPS30dが接続されて無停電化されている。
また、停電が発生しても連続的に作動するハブ機能を備えた無停電電源装置が、特許文献1に開示されている。
特開2001−333547
図7に示すように、従来の無停電電源装置を用いたコンピュータ通信ネットワークは、コンピュータ端末装置27とACアダプタ35が接続されたIP電話33への給電を無停電電源装置であるUPS30bから供給するため、IP電話33をUPS30bの近くに設置する必要があり、IP電話33の設置場所が制限されていた。
また、図8に示すPoE機能付HUB31に無停電電源装置であるUPS30cを使用した場合には、IP電話26には停電発生時に、PoE機能付HUB31からの通信ケーブル25により電源が供給されるが、図8に示すように、コンピュータ端末装置27にも無停電電源装置であるUPS30dが必要となる。
また、無線LAN等のアクセスポイントで使用する送受波器は、天井又は天井近くの壁に設置されており、停電対策としてバッテリー等の一次電池が使用されているが、定期的に電池交換等が必要となるため保守点検等で作業効率が悪かった。また、送受波器に電源を供給する必要があり、通信ケーブルとは別に電源ラインの配線も必要となる。
また、特許文献1に開示されているハブ機能を備えた無停電電源装置では、通信ケーブルに電源が供給されていないため、停電に備えて無停電電源装置のハブに接続されているIP電話等を他の無停電電源装置を用いて無停電化する必要がある。
更に、従来の無停電電源装置では交流電源出力と同時にPoE給電された通信ラインを同時に無停電化することができないため、IP電話、コンピュータ端末装置、WEBカメラ等のネットワーク端末装置毎に無停電電源装置を設置する必要があるため、ネットワーク端末装置の無停電化が容易に行えなかった。即ち、現存するLAN等によるコンピュータネットワークを使用して、新たにIP電話、無線LAN等のアクセスポイントを導入する際には、新たなネットワークの構築が必要となる。このため、現存する通信ケーブルの配線網を活用できることが望まれている。
また、雷等によるサージ電圧は、交流電源供給部のみならず通信ラインからも侵入して、通信ラインに接続している機器を破壊する恐れがある。このため、通信ラインからのサージ電圧に対しても機器の保護対策が必要となる。
そこで、本発明は、無停電電源装置に通信ケーブル用の入力コネクタを設けて、入力コネクタからの通信ラインの信号と直流電源をネットワーク端末装置に出力するためのネットワーク通信出力用コネクタとを備えて、通信ケーブルを介してネットワーク端末装置に電源を供給することにより、停電発生時に無停電電源装置に内蔵したバッテリからの電源をネットワーク通信出力用コネクタに供給してネットワーク端末装置を無停電化することが可能な無停電電源装置を提供することを目的とする。
本発明による無停電電源装置は、交流電源を出力する交流電源出力コンセントと、通信ケーブルを接続するネットワーク通信入力用コネクタと、該ネットワーク通信入力用コネクタからの信号と電源をネットワーク端末装置に出力するためのネットワーク通信出力用コネクタとを備え、停電発生時に無停電電源装置に内蔵したバッテリからの電源を前記ネットワーク通信出力用コネクタに供給することを特徴とする。
また、本発明による無停電電源装置は、前記ネットワーク通信入力用コネクタと前記ネットワーク通信出力用コネクタ間の信号ラインにサージ電圧抑制手段を設けたことを特徴とする。
また、本発明による無停電電源装置は、前記交流電源出力コンセント及び前記ネットワーク通信出力用コネクタを同時に無停電化するようにしたことを特徴とする。
本発明による無停電電源装置は、無停電化した前記交流電源出力コンセント及び前記ネットワーク通信出力用コネクタの電源出力タイミング及び電源遮断タイミングをプログラマブルに設定できるようにしたことを特徴とする。
本発明による無停電電源装置は、交流電源を出力する交流電源出力コンセントと、通信ケーブルを接続するネットワーク通信入力用コネクタと、該ネットワーク通信入力用コネクタからの信号と電源をネットワーク端末装置に出力するためのネットワーク通信出力用コネクタと、前記ネットワーク端末装置との通信を行う通信用コネクタとを備え、停電発生時に前記交流電源出力コンセントから電源を供給している前記ネットワーク端末装置に前記通信用コネクタから停電通知信号を出力し、該ネットワーク端末装置からのシャットダウン信号を受信後、前記交流電源出力コンセントへの交流電源を遮断して、無停電電源装置に内蔵したバッテリからの電源を前記ネットワーク通信出力用コネクタに継続して供給するようにしたことを特徴とする。
本発明による無停電電源装置によれば、ネットワーク通信入力用コネクタからの信号と直流電源をネットワーク端末装置に出力するためのネットワーク通信出力用コネクタとを備え、停電発生時に無停電電源装置に内蔵したバッテリからの電源を前記ネットワーク通信出力用コネクタに供給するようにしたことにより、IP電話等のACアダプタが不要となり、停電時でもIP電話の着信、通話が可能となる。
また、本発明による無停電電源装置によれば、交流電源出力コンセント及びネットワーク通信出力用コネクタを同時に無停電化することができるため、IP電話、コンピュータ端末装置、WEBカメラ等の近くに設置することができるため、ネットワーク端末装置の無停電化が容易に実現することができる。
また、本発明による無停電電源装置によれば、通信ケーブルにより給電が可能であるため、天井又は天井近くの壁に設置された無線LAN等のアクセスポイントである送受波器は、電源ラインによる電源供給及び停電対策としてバッテリー等の一次電池が不要となるため、定期的な電池交換等の作業がなくなり、保守点検作業が軽減される。
また、本発明による無停電電源装置によれば、現存する通信ケーブルをネットワーク通信入力用コネクタに接続して、ネットワーク通信出力用コネクタに通信ケーブルを接続することにより、通信ケーブルによる給電が可能となるため、各種のネットワーク端末装置を容易に接続することができ、現存する通信ケーブル網を活用したネットワークシステムの拡張が容易となる。
また、本発明による無停電電源装置によれば、ネットワーク通信入力用コネクタの通信ラインにサージ電圧抑制手段を設けたことにより、通信ラインからの雷等によるサージ電圧を抑制することができるため、IP電話、コンピュータ端末装置等の電子回路を保護することができる。
以下図面を参照して、本発明による無停電電源装置の最良の形態について説明する。なお、本発明による無停電電源装置は、無停電電源装置に通信ケーブル用の入力コネクタを設けて、入力コネクタからの通信ラインの信号と直流電源をネットワーク端末装置に出力するためのネットワーク通信出力用コネクタを備えて、通信ケーブルを介してネットワーク端末装置に電源を供給することにより、停電発生時に無停電電源装置に内蔵したバッテリからの電源をネットワーク通信出力用コネクタに供給してネットワーク端末装置を無停電化するようにしたものである。
以下、図1を参照して本発明による無停電電源装置について説明する。図1は、本発明による無停電電源装置の構成を示すブロック図である。図1に示すように、無停電電源装置(UPS)1は、交流電源の通電、遮断を行う電源スイッチ14と、電源スイッチ14からの交流電源を直流に変換するAC/DCコンバータ3と、AC/DCコンバータ3からの直流電源により蓄電を行うバッテリー6と、停電時にバッテリー6からの直流を交流に変換して交流電源として負荷に供給するDC/ACインバータ4と、AC/DCコンバータ3からの直流を所定の直流電圧値に変換して、ネットワーク通信出力用コネクタ17に直流電源を供給するDC/DCコンバータ5と、無停電電源装置1の制御を行う制御回路9とを有している。
図1に示すように、ネットワーク通信入力用コネクタ16及びネットワーク通信出力用コネクタ17は、外部の端末装置からの通信ケーブルとの接続が可能であり、ネットワーク通信入力用コネクタ16には、HUB等(図示せず)からの通信ケーブルが接続され、ネットワーク通信入力用コネクタ16に入力された信号は、ネットワーク通信出力用コネクタ17に出力するようになっており、このネットワーク通信出力用コネクタ17には、DC/DCコンバータ5から直流電源が供給される。ネットワーク通信入力用コネクタ16及びネットワーク通信出力用コネクタ17の対は、図1に示す接続例の他、更に複数設けることも可能である。
DC/DCコンバータ5から出力される直流電源は、制御回路9により制御され、通常は、ネットワーク通信出力用コネクタ17に直流電源を常時供給する。また、停電が発生した場合には、直流電源としてのバッテリー6からDC/DCコンバータ5に直流電源が供給されて、ネットワーク通信出力用コネクタ17に直流電源が継続して出力される。
従来、図7,図8に示すように、HUB等からの通信ケーブルはIP電話等のネットワーク端末装置に直接接続されていたが、図1に示す無停電電源装置1は、ネットワーク通信入力用コネクタ16にHUB等からの通信ケーブルを接続して、ネットワーク通信出力用コネクタ17から通信ケーブルでIP電話等に接続されるため、通信ケーブルからの給電が可能となり、ACアダプタ等の使用による外部電源の供給の必要がない。
また、図1に示すように、ネットワーク通信入力用コネクタ16とネットワーク通信出力用コネクタ17間の各信号ラインには、サージ電圧を抑制するためのサージ電圧抑制回路8が設けられている。サージ電圧抑制回路8は、各信号ラインからダイオード8bを経由してサージアブソーバ等からなるサージ電圧抑制素子8aに接続して、サージ電圧抑制素子8aの他端よりダイオード8bを経由して各信号ラインに接続する構成となっている。サージ電圧抑制回路8は、雷等により通信ケーブルから侵入したサージをサージ電圧抑制素子8aで抑制するため、ネットワーク通信出力用コネクタ17に接続され、図示せぬIP電話、コンピュータ端末装置等の電子回路をサージから保護することができる。
また、図1に示すように、無停電電源装置1には、交流電源出力コンセント21が設けられている。交流電源入力コンセント20から入力された交流電源は、AC/DCコンバータ3および電源切替用リレー10に供給される。図1に示すように、無停電電源装置1のAC/DCコンバータ3は、交流電源からの交流を直流に変換して、変換した直流をDC/ACインバータ4、DC/DCコンバータ5及びバッテリー6に供給するようになっている。電源切替用リレー10は、制御回路9の制御により交流電源入力コンセント20からの交流電源又はDC/ACインバータ4からの交流電源のどちらか一方を、電源出力用リレー11を経由して交流電源出力コンセント21に出力するようになっている。交流電源出力コンセント21は、図に示す接続例の他、更に複数設けることも可能である。
交流電源入力コンセント20から交流電源が正常に供給されているときには、給電方式が常時商用給電方式の制御の場合には、電源切替用リレー10は、交流電源入力コンセント20からの交流電源を出力するようにし、DC/ACインバータ4は、AC/DCコンバータ3からの直流の入力を変換するインバータの動作を停止するようにしている。また、給電方式が常時インバータ給電方式の制御の場合は、電源切替用リレー10は、DC/ACインバータ4からの交流を出力するようにし、DC/ACインバータ4は、AC/DCコンバータ3からの直流の入力を常に交流に変換するインバータの動作を行うようにする。
また、停電が発生して交流電源入力コンセント20から交流電源が入力されないときには、DC/ACインバータ4は、制御回路9からの信号により、バッテリー6からの直流を交流に変換して出力する。そして、電源切替用リレー10は、DC/ACインバータ4からの交流電源を出力するようにする。
以上述べたように、無停電電源装置1は、通信ケーブル用の入力コネクタを設けて、入力コネクタからの信号と直流電源をネットワーク端末装置に出力するためのネットワーク通信出力用コネクタとを備えて、通信ケーブルを介してネットワーク端末装置に電源を供給することにより、停電発生時に無停電電源装置に内蔵したバッテリ6からの電源をネットワーク通信出力用コネクタに供給してIP電話等のネットワーク端末装置を無停電化することができる。また、コンピュータ端末装置等の交流電源の供給も同時に行うことができるため、電源供給形態が異なるネットワーク端末装置を無停電化することが可能となる。
次に、無停電電源装置1にネットワーク端末装置を接続したネットワークの構成について説明する。図2は、無停電電源装置(UPS)にネットワーク端末装置を接続したネットワーク構成の一例を示す図である。なお、図2に示す無停電電源装置1は、4組のネットワーク通信用コネクタおよび4個の無停電化した交流電源出力コンセント21(21a〜21d)を有するものである。
図2に示すように、ネットワーク通信入力用コネクタ16(16a〜16d)には、HUB24からの通信ケーブル25(25a〜25d)が接続される。また、ネットワーク通信出力用コネクタ17(17a〜17d)には、ネットワーク端末装置としてのIP電話26(26a、26b)、監視等を行うWEBカメラ28、無線LAN用アクセスポイント29が通信ケーブル25(25e〜25h)を介して接続されている。また、IP電話26(26a、26b)とコンピュータ端末装置27(27a、27b)とは、通信ケーブル25(25i、25j)を介して接続されている。IP電話26(26a、26b)、WEBカメラ28、無線LAN用アクセスポイント29には、無停電電源装置1のネットワーク通信出力用コネクタ17(17a〜17d)から出力される直流電源が通信ケーブル25(25e〜25h)を介して供給される。また、交流電源出力コンセント21(21a〜21d)には、ネットワーク端末装置としてのコンピュータ端末装置27(27a、27b)の電源ケーブルのコンセントが接続されており、コンピュータ端末装置27に交流電源が供給される。また、無停電電源装置1の通信用コネクタ19とコンピュータ端末装置27とがケーブルで接続されており、停電発生時の停電通知信号及びシャットダウン信号等の通信が行えるようになっている。なお、本発明におけるネットワーク端末装置としては、コンピュータ端末装置27(27a、27b)、IP電話26(26a、26b)、WEBカメラ28、無線LAN用アクセスポイント29を含む総称として用いている。
無停電電源装置1は、ネットワーク端末装置に通信ケーブルを介して直流電源を供給するため、ACアダプタ等が不要となり、また、停電が発生した以後も直流電源が供給されるため、IP電話26の着信、発信が可能となる。
また、無停電電源装置1は、交流電源出力コンセント及びネットワーク通信出力用コネクタを同時に無停電化することができるため、IP電話26、コンピュータ端末装置27、WEBカメラ28等の近くに設置することができるため、ネットワーク端末装置の無停電化が容易に実現することができる。
また、無停電電源装置1は、通信ケーブルにより給電が可能であるため、天井又は天井近くの壁に設置された無線LAN等のアクセスポイントである送受波器には、停電対策としてのバッテリーが不要となるため、定期的に電池交換等の作業がなくなり、保守点検作業が軽減される。
なお、図2に示す無停電電源装置1では、4組のネットワーク通信用コネクタおよび4個の無停電化した交流電源出力コンセントを備えているが、本発明による無停電電源装置は、上記組み合わせに制限されるものではなく、接続するネットワーク端末装置の数によってネットワーク通信用コネクタおよび無停電化した交流電源出力コンセントの数を増減することができるようになっている。
次に、図3及び図4を参照して、無停電電源装置における通電動作について説明する。図3は、無停電電源装置における通電動作を説明したフローチャート、図4は、無停電電源装置における通電動作のタイミングチャートを示し、(a)は、無停電電源装置に供給される交流電源の波形、(b)は、無停電電源装置の交流電源出力コンセントから出力される交流電源の波形、(C)は、ネットワーク通信出力用コネクタから出力される直流電源の波形を示す図である。
最初に、図1及び図2に示す無停電電源装置1に交流電源を供給するようにする(図3に示すステップS1)。次に、オペレータ等が、図1に示す電源スイッチ14を“ON”にする。電源スイッチ14が“ON”となったタイミングを図4(a)に示すt1で示す
。図1に示す電源スイッチ14を“ON”にすると、AC/DCコンバータ3に交流電源が通電され、制御回路9に内蔵されたコンピュータが始動する(ステップS2)。制御回路9は、電源切替用リレー10を交流電源側に切り替えて、次に、電源出力用リレー11を閉じる(ステップS3)。これにより、図4(b)に示すt2で交流電源が交流電源出力コンセント21から出力される。次に、制御回路9は、DC/DCコンバータを“ON”にして、ネットワーク通信出力用コネクタ17に直流電源を供給するようにする(ステップS4)。これにより、図4(c)に示すように、交流電源出力コンセント21に接続された通信ケーブルを介してネットワーク端末装置に直流電圧値Vが供給される。
以上により、外部から交流電源が供給されているときには、図1、図2に示す交流電源出力コンセント21(21a〜21d)及びネットワーク通信出力用コネクタ17(17a〜17d)に常時電源が供給される。
次に、無停電電源装置1の点検等で運転を停止する際の処理について述べる。制御回路9は、電源スイッチ14が“OFF”であるかをチェックする(ステップS5)。オペレータ等が、図1に示す電源スイッチ14を“OFF”にする。電源スイッチ14が“OFF”となったタイミングを図4(a)に示すt3で示す。電源スイッチ14が“OFF”になったときには、制御回路9は、電源出力用リレー11の接点を開く(ステップS6)。これにより、図4(b)に示すように、交流電源出力コンセント21への交流出力が遮断される。次に、制御回路9は、DC/DCコンバータを“OFF”にして、ネットワーク通信出力用コネクタ17に直流電源を遮断するようにする (ステップS7)。以上により、交流電源出力コンセント21及びネットワーク通信出力用コネクタ17への電源供給が停止する。
次に、図5及び図6を参照して停電発生時の無停電電源装置の動作について説明する。図5は、停電発生時の無停電電源装置の動作を説明したフローチャート、図6は、停電発生時の無停電電源装置の動作を示すタイミングチャートであり、(a)は、無停電電源装置に供給される交流電源の波形、(b)は、無停電電源装置の交流電源出力コンセントから出力される交流電源の波形、(c)は、無停電電源装置の通信コネクタから出力される停電通知信号の波形、(d)は、ネットワーク通信出力用コネクタから出力される直流電源の波形を示す図である。
無停電電源装置1は、図1に示す電源スイッチ14が“ON”の状態であり、図1、図2に示す交流電源出力コンセント21(21a〜21d)及びネットワーク通信出力用コネクタ17(17a〜17d)に常時電源が供給された状態で、無停電電源装置1に外部から供給する交流電源が停電となったときの動作を説明する。なお、無停電電源装置1の停電動作は、電源容量の大きなコンピュータ端末装置27をシャットダウンして、IP電話26等にバッテリーの電力を優先して供給するものである。
図5に示すように、制御回路9は入力交流電源の電圧をチェックして停電であるかを判断する(ステップS20)。入力交流電源の電圧値が所定値以下のときには、図6(a)に示すt5で停電発生と判断してDC/ACインバータ4を“ON”にする(ステップS21)。次に、制御回路9は、電源切替用リレー10をDC/ACインバータ4側に閉じるようにする(ステップS22)。これにより、図6(b)に示すように、t5以後も、DC/ACインバータ4からの交流電源が、交流電源出力コンセント21に出力される。次に、制御回路9は、図6(c)に示すt6のタイミングで通信用コネクタ19から停電通知信号をコンピュータ端末装置27に出力し、同時に警報も出力する(ステップS23)。制御回路9は、停電通知信号を出力後、コンピュータ端末装置27からのシャットダウン信号を受信するようにする(ステップS24)。コンピュータ端末装置27は、無停電電源装置1からの停電通知信号を受信後、処理中のデータの格納、実行中のプログラム等を終了して、電源遮断に備えるようにする。そして、電源遮断のための処理が終了した時点で、無停電電源装置1にシャットダウン信号を出力するようにする。
制御回路9は、図6(c)に示すt7のタイミングでシャットダウン信号を受信後、電源出力リレー11の接点を開く(ステップS25)。これにより、図6(b)に示すように、交流電源出力コンセント21への交流出力が遮断される。そして、制御回路9は、DC/ACインバータ4を“OFF”にして変換動作を停止するようにする(ステップS26)。図6(d)に示すように、バッテリー6からの電源がDC/DCコンバータ5によりネットワーク通信出力用コネクタ17に直流電圧値Vが継続して供給される。なお、制御回路9は、バッテリー6の残容量が所定の値以下になったとき(ステップS27)、または、前もって設定した停電発生時からの直流給電時間を経過したときには、DC/ACインバータ4を“OFF”にしてネットワーク通信出力用コネクタ17への電源供給が停止し、警報を発するようにする(ステップS28)。
また、図6(a)に示すt9のタイミングで交流電源が通電されたときには、制御回路9は、電源切替用リレー10を交流電源側に切り替えて、入力交流電源を交流電源コンセント21に供給する。
なお、図2に示すように、無停電電源装置が、交流電源出力コンセント21及びネットワーク通信出力用コネクタ17を複数有している場合には、制御回路9によって、交流電源出力コンセント21及びネットワーク通信出力用コネクタ17の電源出力タイミング及び電源遮断タイミングをプログラマブルに設定できるようになっている。これにより図5及び図6に示す以外の動作も可能となっており、交流電源出力コンセント21又はネットワーク通信出力用コネクタ17に接続する機器に適した電源出力タイミング及び電源遮断タイミングを設定することができる。
以上述べたように、電源容量の大きなコンピュータ端末装置をシャットダウンして、IP電話等にバッテリーの電力を優先して供給するため、停電中でもIP電話の着信、発信が長時間可能となる。
本発明による無停電電源装置の構成を示すブロック図である。 無停電電源装置にネットワーク端末装置を接続した一例を示す図である。 無停電電源装置における通電動作を説明したフローチャートである。 無停電電源装置における通電動作のタイミングチャートである。 停電発生時の無停電電源装置の動作を説明したフローチャートである。 停電発生時の無停電電源装置の動作を示すタイミングチャートである。 ネットワーク端末装置に従来の無停電電源装置を用いてネットワークを構成した一例を示す図である。 PoE機能を備えた無停電電源装置を用いたネットワーク構成の一例を示す図である。
符号の説明
1 無停電電源装置(UPS)
3 AC/DCコンバータ
4 DC/ACインバータ
5 DC/DCコンバータ
6 バッテリー
8 サージ電圧抑制回路
8a サージ電圧抑制素子
8b ダイオード
9 制御回路
10 電源切替用リレー
11 電源出力用リレー
14 電源スイッチ
16 ネットワーク通信入力用コネクタ
17 ネットワーク通信出力用コネクタ
19 通信用コネクタ(シャットダウン用)
20 交流電源入力コンセント
21 交流電源出力コンセント
23 通信網
24 ハブ(HUB)
25 通信ケーブル
26、33 IP電話
27 コンピュータ端末装置
28 WEBカメラ
29 無線LAN用アクセスポイント
30 従来の無停電電源装置(UPS)
31 PoE機能付HUB
35 ACアダプタ


Claims (5)

  1. 交流電源を出力する交流電源出力コンセントと、通信ケーブルを接続するネットワーク通信入力用コネクタと、該ネットワーク通信入力用コネクタからの信号と電源をネットワーク端末装置に出力するためのネットワーク通信出力用コネクタとを備え、
    停電発生時に無停電電源装置に内蔵したバッテリからの電源を前記ネットワーク通信出力用コネクタに供給することを特徴とする無停電電源装置。
  2. 前記ネットワーク通信入力用コネクタと前記ネットワーク通信出力用コネクタ間の信号ラインにサージ電圧抑制手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の無停電電源装置。
  3. 前記交流電源出力コンセント及び前記ネットワーク通信出力用コネクタを同時に無停電化するようにしたことを特徴とする請求項1記載の無停電電源装置。
  4. 無停電化した前記交流電源出力コンセント及び前記ネットワーク通信出力用コネクタの電源出力タイミング及び電源遮断タイミングをプログラマブルに設定できるようにしたことを特徴とする請求項1記載の無停電電源装置。
  5. 交流電源を出力する交流電源出力コンセントと、通信ケーブルを接続するネットワーク通信入力用コネクタと、該ネットワーク通信入力用コネクタからの信号と電源をネットワーク端末装置に出力するためのネットワーク通信出力用コネクタと、前記ネットワーク端末装置との通信を行う通信用コネクタとを備え、
    停電発生時に前記交流電源出力コンセントから電源を供給している前記ネットワーク端末装置に前記通信用コネクタから停電通知信号を出力し、該ネットワーク端末装置からのシャットダウン信号を受信後、前記交流電源出力コンセントへの交流電源を遮断して、無停電電源装置に内蔵したバッテリからの電源を前記ネットワーク通信出力用コネクタに継続して供給するようにしたことを特徴とする無停電電源装置。
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