JP2007060755A - 回転電機の回転子構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】磁石の起磁力高調波を除くことができ、大電流で弱め界磁時であっても鉄損の増加のない回転電機の回転子構造を提供する。
【解決手段】固定子と、固定子とギャップを介して回転自在に設けられ、コアに永久磁石を埋め込んで構成した回転子と、を有する回転電機の回転子構造であって、横断面において、外周に向く両端部に設けられた切り欠き部を有する磁石構造体と、磁石構造体の両端部の切り欠き部に対応した位置にq軸側に開いた状態で設けられたスリットと、を備える回転子を用いて回転電機を構成する。
【選択図】図4

Description

本発明は、固定子と、固定子とギャップを介して回転自在に設けられ、コアに永久磁石を埋め込んで構成した回転子と、を有する回転電機の回転子構造に関するものである。
従来、固定子と、固定子とギャップを介して回転自在に設けられ、コアに永久磁石を埋め込んで構成した回転子と、を有する回転電機は、例えば、IPMモータ(磁石埋め込み型同期モータ)として知られている(例えば、特許文献1〜4参照)。
特開平10−146031号公報 特開2002−209350号公報 特開平10−285845号公報 特開2004−336999号公報
上述した従来の回転電機のうち、特許文献1、永久磁石回転電機が発生する誘起電圧の波形を正弦波に近似させるための技術であり、その図に断面を台形形状とした永久磁石の開示がある。また、特許文献2は、永久磁石を埋め込むコアの形状を改良して、空隙の磁束密度を高めると同時にギャップ磁束分布を正弦波に近づけ、トルクの増大、トルクリップル、固定子鉄損の低減をする例の開示がある。さらに、特許文献3、4では、永久磁石の外周側コアに設ける複数のスリットの配置を最適にすることで、低振動、低騒音で、かつ高効率な特性を有する回転電機を得ている。
しかしながら、上述した従来の技術では、いずれも、図13に示す鉄損特性にあるように大電流で弱め界磁のときに鉄損増加が生じ、問題となっていた。このように大電流で弱め界磁の時に鉄損が増加するのは、磁石の起磁力高調波が原因であると考えられ、これを除くことができれば鉄損を大幅に低減しうると考えられるが、これを除く有効な手段が未だ見つかっていなかった。
本発明の目的は上述した問題点を解消して、磁石の起磁力高調波を除くことができ、大電流で弱め界磁時であっても鉄損の増加のない回転電機の回転子構造を提供しようとするものである。
本発明の回転電機の回転子構造は、固定子と、固定子とギャップを介して回転自在に設けられ、コアに永久磁石を埋め込んで構成した回転子と、を有する回転電機の回転子構造であって、横断面において、外周に向く両端部に設けられた切り欠き部を有する磁石構造体と、磁石構造体の両端部の切り欠き部に対応した位置にq軸側に開いた状態で設けられたスリットと、を備えることを特徴とするものである。
本発明では、横断面において、外周に向く両端部をギャップ面の形状に対応して設けられた切り欠き部を有する磁石構造体と、磁石構造体の両端部の切り欠き部に対応した位置にq軸側に開いた状態で設けられたスリットと、を備えているため、q軸側に磁束が回り込むことが出来、磁石磁束による固定子ティースでの高次成分(3、5、7、9次)が減少し、トルク低下を招くことなく、固定子で発生する鉄損を低減できる。その結果、磁石の起磁力高調波を除くことができ、大電流で弱め界磁時であっても鉄損の増加が少ない又はない回転電機の回転子構造を得ることができる。
なお、本発明の好適例としては、磁石構造体が、断面が直方体形状の長方形磁石部と、この長方形磁石部の外周に一体に設けられた断面が外側に向かって凸形状の台形磁石部と、から構成されること、がある。このように構成することで、鉄損が低減されると共に、磁石が表面近くに配置されるため、磁石磁束が増加し、さらに、d軸インダクタンスが低下し出力が増加する。また、プレスの角部が減少し、コスト低減を図ることができる。
また、本発明の好適例としては、磁石構造体が、断面が直方体形状の長方形磁石部およびこの長方形磁石部の外周に一体に設けられた断面が外側に向かって凸形状の台形磁石部と、台形磁石部の両端部に設けられたバリアと、から構成されること、がある。このように構成することで、上述した効果に加えて、バリアが電流の逆磁界を弱めるため、磁石の耐減磁性能が向上する。
さらに、本発明の好適例としては、磁石構造体が、断面が直方体形状の長方形磁石部と、長方形磁石部の両端部に設けられたバリアと、から構成されること、がある。このように構成することで、上述した効果に加えて、低コスト化を図ることができる。
さらにまた、本発明の好適例としては、磁石構造体が、断面がカマボコ形状で両端部の曲率(=1/R)が中央部より大きい磁石から構成されること、がある。このように構成することで、上述した例と同様に、磁石が回転子表面のより近くに配置されるため、磁石磁束が向上し、トルク・出力が向上する。
また、本発明の好適例としては、スリットを、外周のギャップ面に設けられた開口部から内周に向け形成すること、がある。このように構成することで、上述した効果に加えて、回転子表面にかかる遠心力が斜めの部分にかかるため、曲げによる局部応力が緩和され、耐遠心力特性が向上し、高回転まで回転可能となる。
さらに、本発明の好適例としては、スリットを、前記磁石構造体の両端部から外側に向け外周のギャップ面には開口しないよう形成すること、がある。このように構成することで、本発明をより効果的に実施することができる。
さらにまた、本発明の好適例としては、スリットが長穴もしくは穴の連続から形成されること、がある。このように構成することで、穴の周りは加工硬化により、機械強度は増加し磁気特性は悪化するため、スリットと同様の磁気的効果をもちつつ、回転子強度の向上が図れ、高回転まで回転可能となる。
以下に、この発明の実施の形態を、図面に基づき詳細に説明する。
[本発明の対象となる回転電機の構成について]
図1は本発明の回転子構造の対象となる回転電機の一例を説明するための横断面図である。なお、本例は対象となる回転電機の全体の構成を説明するための図であり、本例では本発明の特徴となる部分の説明は行っていない。図1に示す例において、本発明の対象となる回転電機1は、固定子11と固定子11とギャップを介して回転自在に設けられた回転子21とから構成されている。固定子11は、ギャップ面に開口する複数のティース12の周囲にコイル13を巻回して形成されている。回転子21は、コア22の外周近傍に複数の永久磁石23を埋め込んで形成されている。
[本発明の特徴となる構成について]
本発明の特徴は、上述した構成の回転電機1において、回転子21を構成する永久磁石23の形状および永久磁石23近傍の構造を改良した点にある。以下、本発明の回転電機の回転子構造について詳細に説明する。
本発明の第1の特徴は、永久磁石23の形状にあり、外周に向く両端部に設けられた切り欠き部を有する磁石構造体とする点にある。図2(a)〜(e)はそれぞれ本発明の回転子構造における磁石構造体の一例を説明するための図である。
図2(a)に示す例では、磁石構造体31を、断面が直方体形状の長方形磁石部32と、この長方形磁石部32の外周に一体に設けられた断面が外側に向かって凸形状の台形磁石部33と、から構成している。本例では、台形磁石部33の両端部で、磁石構造体31の両端部に形成した切り欠き部を構成している。図2(b)に示す例では、磁石構造体31を、断面が直方体形状の長方形磁石部32およびこの長方形磁石部32の外周に一体に設けられた断面が外側に向かって凸形状の台形磁石部33と、台形磁石部33の両端部に設けられた空隙からなるバリア34と、から構成している。本例では、両端部のバリア34で、磁石構造体31の両端部に形成された切り欠き部を構成している。図2(c)に示す例では、磁石構造体31を、断面が直方体形状の長方形磁石部32と、長方形磁石部32の両端部に設けられたバリア34と、から構成している。本例では、両端部のバリア34で、磁石構造体31の両端部に形成された切り欠き部を構成している。また、図2(d)に示す例では、図2(c)に示す例におけるバリア34を磁石35で構成し、さらに、磁石35を長方形磁石部32と一体に構成している。本例では、両端部の磁石35で、磁石構造体31の両端部に形成された切り欠き部を構成している。図2(e)に示す例では、磁石構造体31を、断面がカマボコ形状で両端部の曲率(=1/R)が中央部より大きい磁石36で構成している。本例では、両端部の曲率の大きい部分で、磁石構造体31の両端部に形成された切り欠き部を構成している。
なお、切り欠き部は、切り欠いた長辺部分が回転子の外周に概略沿っていればよい。
本発明の第2の特徴は、磁石構造体31の両端部の切り欠き部に対応した位置にq軸側に開いたスリットを設けた点にある。図3(a)、(b)はそれぞれ本発明の回転子構造における磁石構造体の一例を説明するための図である。図3(a)に示す例では、スリット41を、外周のギャップ面に設けられた開口部42から内周に向け形成している。図3(b)に示す例では、スリット43を、磁石構造体31の両端部から外側に向け外周のギャップ面には開口しないよう形成している。
[本発明の具体的な回転子構造について]
次に、上述した本発明の第1の特徴(永久磁石の形状)および第2の特徴(スリット)を組み合わせて鉄損低減を達成できる本発明の具体的な回転子構造について説明する。図4(a)、(b)〜図7(a)、(b)はそれぞれ本発明の回転子構造の具体的な一例を説明するための図である。
図4(a)、(b)に示す例では、いずれも第1の特徴の磁石構造体31の形状として、図2(b)に示す、断面が直方体形状の長方形磁石部32およびこの長方形磁石部32の外周に一体に設けられた断面が外側に向かって凸形状の台形磁石部33と、台形磁石部33の両端部に設けられた空隙からなるバリア34と、からなる磁石構造体31を用いている。また、第2の特徴のスリットとして、図4(a)に示す例では図3(a)に示すスリット41を用い、一方、図4(b)に示す例では図3(b)に示すスリット43をバリア34と一体化したものを用いている。
図5(a)、(b)に示す例では、いずれも第1の特徴の磁石構造体31の形状として、図2(a)に示す、断面が直方体形状の長方形磁石部32と、この長方形磁石部32の外周に一体に設けられた断面が外側に向かって凸形状の台形磁石部33と、からなる磁石構造体31を用いている。また、第2の特徴のスリットとして、図5(a)に示す例では図3(a)に示すスリット41を用い、一方、図5(b)に示す例では図3(b)に示すスリット43を磁石構造体31の両端部から外周側に向けて設けたものを用いている。
図6(a)、(b)に示す例では、いずれも第1の特徴の磁石構造体31の形状として、図2(c)に示す、断面が直方体形状の長方形磁石部32と、長方形磁石部32の両端部に設けられたバリア34と、からなる磁石構造体31を用いている。また、第2の特徴のスリットとして、図6(a)に示す例では図3(a)に示すスリット41を用い、一方、図6(b)に示す例では図3(b)に示すスリット43をバリア34と一体化したものを用いている。
図7(a)、(b)に示す例では、いずれも第1の特徴の磁石構造体31の形状として、図2(e)に示す、断面がカマボコ形状で両端部の曲率が中央部より大きい磁石36で構成した磁石構造体31を用いている。また、第2の特徴のスリットとして、図7(a)に示す例では図3(a)に示すスリット41を用い、一方、図7(b)に示す例では図3(b)に示すスリット43を磁石構造体31の両端部から外周側に向けて設けしたものを用いている。
<各種形状の鉄損比較について>
次に、実際に種々の形状の回転子構造を有する回転電機に対し鉄損を測定した結果について説明する。まず、回転子構造として、図8(a)〜(h)に示す回転子を準備する。ここで、図8(a)に示す例は、図4(a)に示す、外側スリット41および長方形磁石部32と台形磁石部33とバリア34とからなる磁石構造体31から構成されている。また、図8(b)に示す例は、図8(a)に示す例から、スリット41とバリア34を取り除いて構成している。図8(c)に示す例は、図8(a)に示す例から、スリット41を取り除き、バリア34を残して構成している。図8(d)に示す例は、図8(a)に示す例から、バリア34を取り除き、スリット41を残して構成している。さらに、図8(e)に示す例は、図8(d)における磁石構造体31から台形磁石部33を取り除き、長方形磁石部32のみで磁石構造体31を構成している。図8(f)に示す例は、図8(e)における磁石構造体31の両端部に、外側が同じ傾きのバリア34を追加して構成している。図8(g)に示す例は、図8(a)に示す例において、バリア34を磁石に置き換えて構成している。図8(h)に示す例は、図8(g)に示す例において、磁石構造体31のd軸の凹みを無くして台形磁石として構成している。
上述した図8(a)〜(h)に示す回転子構造を有する回転電機に対し、以下の条件で鉄損の測定を行った。
(1)駆動条件:Ia=600A、β=80deg、8000min−1
(2)解析手法:有限要素法による正弦波電流源磁場解析
図9は各回転子構造(図8(a)〜(g))を有する回転電機における鉄損率を示すグラフである。ここで鉄損率は、鉄損率=鉄損/出力として求める。また、図9において(a)〜(g)の符号は、図8(a)〜(g)に対応している。図9の結果から、本発明の回転子構造を満たす図8(a)、(d)、(f)、(g)、(h)に示す例が、いずれかの点で本発明の回転子構造を満たしていない図8(b)、(c)、(e)の例と比べて、鉄損率が大幅に小さいことがわかる。
また、図12は実施例と比較例における鉄損を比較するためのグラフである。図12に示す例において、600Aの大電流と200Aの小電流とにおいて、進み電流位相角βと鉄損との関係を、本発明形状および従来形状について調べた。図12の結果からわかるように、大電流600Aのとき従来発生していた鉄損の上昇が本発明形状では発生しなくなることがわかる。
<スリット、バリア等の形状について>
次に、図8(a)に示す回転子構造において、スリット41の位置、バリア34の位置、長方形磁石部32の位置の好適例について説明する。図10に示すように、バリア34の上部A、スリット41の下部B、スリット41の上部C、磁石の厚みEについて、それぞれの位置を水準1、2、3と振って回転子構造を構成し、着目するパラメータ以外は水準2(水準1と3との中間)とした状態の回転電機について、図11に鉄損率の変化を示す。図11の結果から、バリア34の上部Aについては水準1が、スリット41の下部Bについては水準1が、スリット41の上部Cについては水準3が、磁石厚みEについては水準1が、それぞれ鉄損率が小さくなることがわかる。
<実験結果のまとめ>
以上のことから、以下の知見を得ることができる。
(1)鉄損低減にはスリットが大きく寄与している。
(2)スリットとバリアとのなす角度が開いた方が鉄損低減に有効となる。これは磁束をQ軸方向に誘導する効果が強まるためと考えることができる。
(3)バリアをなくして台形磁石のみとしても、十分な鉄損低減効果が見込める。逆に台形磁石を用いず、長方形磁石を用いた場合でも、適切なバリア形状によって鉄損低減が可能となる。バリアと磁石の台形部はどちらか一方でも良いといえる。
なお、上述した説明では、回転子に対するスキューについて説明しなかったが、本発明の上述した回転子構造に加えて、連続スキュー構造や段スキュー構造をとることができる。本発明の上述した回転子構造では、2次元断面で磁石磁束を正弦波状にしているため、スキューしても鉄損低減効果の劣化はない。スキューすることにより、さらなるコギング・トルクリップルの改善を図ることが可能となる。
本発明によれば、横断面において、外周に向く両端部に設けられた切り欠き部を有する磁石構造体と、磁石構造体の両端部の切り欠き部に対応した位置にq軸側に開いた状態で設けられたスリットと、を備える回転子構造とすることで、磁石の起磁力高調波を除くことができ、大電流で弱め界磁時であっても鉄損の増加のない回転電機を得る用途に好適に用いることができる。
本発明の回転子構造の対象となる回転電機の一例を説明するための横断面図である。 (a)〜(e)はそれぞれ本発明の回転子構造における磁石構造体の一例を説明するための図である。 (a)、(b)はそれぞれ本発明の回転子構造における磁石構造体の一例を説明するための図である。 (a)、(b)はそれぞれ本発明の回転子構造の具体的な一例を説明するための図である。 (a)、(b)はそれぞれ本発明の回転子構造の具体的な他の例を説明するための図である。 (a)、(b)はそれぞれ本発明の回転子構造の具体的なさらに他の例を説明するための図である。 (a)、(b)はそれぞれ本発明の回転子構造の具体的なさらに他の例を説明するための図である。 (a)〜(h)はそれぞれ特性比較を行う回転子構造の一例を示す図である。 図8(a)〜(h)について特性比較の結果を示すグラフである。 本発明におけるスリット、バリア、磁石厚みの好適例を説明するための図である。 図10による測定結果を示すグラフである。 実施例と比較例における鉄損を比較するためのグラフである。 従来の回転電機における問題点を説明するためのグラフである。
符号の説明
1 回転電機
11 固定子
12 ティース
13 コイル
21 回転子
22 コア
23 永久磁石
31 磁石構造体
32 長方形磁石部
33 台形磁石部
34 バリア
35、36 磁石
41、43 スリット
42 開口部

Claims (8)

  1. 固定子と、固定子とギャップを介して回転自在に設けられ、コアに永久磁石を埋め込んで構成した回転子と、を有する回転電機の回転子構造であって、横断面において、外周に向く両端部に設けられた切り欠き部を有する磁石構造体と、磁石構造体の両端部の切り欠き部に対応した位置にq軸側に開いた状態で設けられたスリットと、を備えることを特徴とする回転電機の回転子構造。
  2. 前記磁石構造体が、断面が直方体形状の長方形磁石部と、この長方形磁石部の外周に一体に設けられた断面が外側に向かって凸形状の台形磁石部と、から構成されることを特徴とする請求項1に記載の回転電機の回転子構造。
  3. 前記磁石構造体が、断面が直方体形状の長方形磁石部およびこの長方形磁石部の外周に一体に設けられた断面が外側に向かって凸形状の台形磁石部と、台形磁石部の両端部に設けられたバリアと、から構成されることを特徴とする請求項1に記載の回転電機の回転子構造。
  4. 前記磁石構造体が、断面が直方体形状の長方形磁石部と、長方形磁石部の両端部に設けられたバリアと、から構成されることを特徴とする請求項1に記載の回転電機の回転子構造。
  5. 前記磁石構造体が、断面がカマボコ形状で両端部の曲率(=1/R)が中央部より大きい磁石から構成されることを特徴とする請求項1に記載の回転電機の回転子構造。
  6. 前記スリットを、外周のギャップ面に設けられた開口部から内周に向け形成することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の回転電機の回転子構造。
  7. 前記スリットを、前記磁石構造体の両端部から外側に向け外周のギャップ面には開口しないよう形成することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の回転電機の回転子構造。
  8. 前記スリットが長穴もしくは穴の連続から形成されることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の回転電機の回転子構造。
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