JP2007060743A - 絶縁被覆導線束への端子片の接続 - Google Patents
絶縁被覆導線束への端子片の接続 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007060743A JP2007060743A JP2005240075A JP2005240075A JP2007060743A JP 2007060743 A JP2007060743 A JP 2007060743A JP 2005240075 A JP2005240075 A JP 2005240075A JP 2005240075 A JP2005240075 A JP 2005240075A JP 2007060743 A JP2007060743 A JP 2007060743A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piece
- bundle
- terminal
- insulation
- connection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000004020 conductor Substances 0.000 claims abstract description 63
- 239000000463 material Substances 0.000 claims abstract description 25
- 238000005219 brazing Methods 0.000 claims abstract description 24
- 238000009413 insulation Methods 0.000 claims description 32
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 17
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 claims description 15
- 238000000576 coating method Methods 0.000 claims description 15
- 238000005304 joining Methods 0.000 claims description 5
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 5
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 abstract description 5
- 230000020169 heat generation Effects 0.000 abstract 1
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 16
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 16
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 16
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 3
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 3
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 3
- 239000004962 Polyamide-imide Substances 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 2
- 229920002312 polyamide-imide Polymers 0.000 description 2
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 2
- 238000004080 punching Methods 0.000 description 2
- 239000004642 Polyimide Substances 0.000 description 1
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010949 copper Substances 0.000 description 1
- 238000002788 crimping Methods 0.000 description 1
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 1
- 210000003298 dental enamel Anatomy 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000007613 environmental effect Effects 0.000 description 1
- 239000012634 fragment Substances 0.000 description 1
- BHEPBYXIRTUNPN-UHFFFAOYSA-N hydridophosphorus(.) (triplet) Chemical compound [PH] BHEPBYXIRTUNPN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000010354 integration Effects 0.000 description 1
- 230000014759 maintenance of location Effects 0.000 description 1
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 1
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 1
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 1
- 229920001721 polyimide Polymers 0.000 description 1
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 1
- 238000003892 spreading Methods 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/64—Electric machine technologies in electromobility
Landscapes
- Windings For Motors And Generators (AREA)
- Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
- Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
Abstract
【課題】端子片6を導線束3にその横方向からC字状に包んで接続する
【課題手段】端子片6の横に別途に設けた接続片63を、端子片6に向かって断面C字状に屈曲させてヒュージング接合により接続する。接続片63を、別途に設ければ、導線束3を包むC字状の長さのものとすれば良く、端子片6は外部への引き出しに必要な任意の長さにする。ヒュージング接合は、電極の抵抗発熱により導線の絶縁被覆を剥離して接続片63をその導線束3に熱圧接して接合するため、有機系絶縁被覆を有する導線束3への端子片6の接合に有効である。ロウ材65は、接続片63の下部にのみ介在すれば、接続片63両対向縁63aに向かって流れ、その流れにつれて炭化絶縁被覆をその両対向縁側に押し退けてその間隙から押し出し、炭化絶縁被覆の除去効果を向上させる。これによって、AIW、PIW等の高耐熱絶縁被覆を有する導線束3への端子片6の接合強度も向上する。
【選択図】図6
【課題手段】端子片6の横に別途に設けた接続片63を、端子片6に向かって断面C字状に屈曲させてヒュージング接合により接続する。接続片63を、別途に設ければ、導線束3を包むC字状の長さのものとすれば良く、端子片6は外部への引き出しに必要な任意の長さにする。ヒュージング接合は、電極の抵抗発熱により導線の絶縁被覆を剥離して接続片63をその導線束3に熱圧接して接合するため、有機系絶縁被覆を有する導線束3への端子片6の接合に有効である。ロウ材65は、接続片63の下部にのみ介在すれば、接続片63両対向縁63aに向かって流れ、その流れにつれて炭化絶縁被覆をその両対向縁側に押し退けてその間隙から押し出し、炭化絶縁被覆の除去効果を向上させる。これによって、AIW、PIW等の高耐熱絶縁被覆を有する導線束3への端子片6の接合強度も向上する。
【選択図】図6
Description
この発明は、ハイブリット自動車用、燃料電池自動車用等の回転電機のステ―タ用バスバへの電源端子等の絶縁被覆導線束への端子片の接続方法、その接続構造に関するものである。
今日、環境問題の点から、ハイブリット自動車や燃料電池自動車が開発され、これらの自動車は、回転電機(モータ)を補助駆動源又は主駆動源とし、その回転電機は当然のこととして製造コストの低減が要求される。
その回転電機のステ―タに、円環状に配置された各ティース(各コイルスロット)のそれぞれにコイルが巻回され、その各コイルを各相毎に、前記各ティースの円環状配置に沿う環状バスバにより接続したものがある(特許文献1、2参照)。
特開2003−134724号公報
特開2004−56873号公報
その回転電機のステ―タに、円環状に配置された各ティース(各コイルスロット)のそれぞれにコイルが巻回され、その各コイルを各相毎に、前記各ティースの円環状配置に沿う環状バスバにより接続したものがある(特許文献1、2参照)。
そのステータの低減化の一手段として、バスバの低廉化を図るべく、そのバスバを、各相のコイル数の半分の数の円弧状電線を並列に束ね、その各バスバを成す絶縁被覆導線(絶縁皮膜導線)の全てが並ぶ個所において、その各絶縁被覆導線に外部への電源端子を接続して構成した技術が提案されている(実施例参照)。
このような複数本の絶縁被覆導線を束ね、その導線束に端子片をその束を巻き込むように包んで接続する絶縁被覆導線束への端子片の接続方法は、通常、端子片の接続部を、前記導線束を包み得る断面C字状の接続片とし、そのC字状接続片内に導線束を入れて、その接続片をカシメたり、半田付けしたり、その併用をしたり、或いはヒュージング接合するものが一般的である(特許文献3 段落0002参照)。
特開2003−209944号公報
また、その導線束に対し、その軸線の横方向から端子片をその束を巻き込むように包んで接続するものは、その端子片の接続部を断面C字状に屈曲させ、そのC字状屈曲接続部に導線束を入れて、上記各種の接続方法によって、その端子片を導線束にその横方向から接続している(特許文献4 図2等参照)。
特開2003−304667号公報
上記導線束に対し、その軸線の横方向から端子片をその束を巻き込むように包んで接続した構造(特許文献4記載技術を用いた接続構造)は、C字状屈曲接続部の最奥部を屈曲点としてその接続片が導線束を包んで接続することとなるため、その最奥部に一番大きい圧接力が加わり、接続片の先端縁にはあまり圧接力が加わらない。
このため、その接続部全域に均等に接続力(圧接力)が加わらず、接合強度(接続強度)に問題が生じ易い。
このため、その接続部全域に均等に接続力(圧接力)が加わらず、接合強度(接続強度)に問題が生じ易い。
これに対し、特許文献3記載の技術は、端子片が導線束にその長さ方向を同一にして接続されているため、そのC字状接続片がその両先端縁から導線束を包むように接続される(C字状接続片の両先端縁が導線束の幅方向ほぼ中央になるように接続される。同文献図3(b)〜(d)参照)。このため、接続部全域に均等に接続力(圧接力)が加わり易く、接続強度が高いものとなるとともに、ヒュージング接合する際、その加圧方向に対し接続片はほぼ対称となるため、接続片は左右均等(全域均等)に加熱されることとなり、導線の絶縁被覆を均一に除去する。因みに、不均一に加熱されると、その過熱箇所(通常、屈曲部)が高温になって、曝飛する(爆発してその破片が飛ぶ)恐れがある。
しかし、通常、端子片は外部への引き出しに必要な長さを有しており、導線束を包むC字状接続部の長さ(本願図5の符号L2参照)よりその端子片の長さ(同図の符号L1参照)はかなり長いため、接続部をC字状としてその向かい合う両先端縁を導線束を包むように対向させることは困難である。
この発明は、以上の状況に鑑み、導線束に対し、その軸線の横方向から、特許文献3に記載の技術のように、端子片をその先端両縁からC字状に導線束を包んで接続することを課題とする。
上記課題を達成するために、この発明は、端子片の導線束との接続部の横に接続片を別途に設け、その接続片を、前記端子片に向かって断面C字状に屈曲させて接続することとしたのである。
このように、端子片とは別途に接続片を設ければ、その接続片を、導線束を包むC字状の長さのものとすれば良く、端子片は外部への引き出しに必要な任意の長さにすることができる。
このように、端子片とは別途に接続片を設ければ、その接続片を、導線束を包むC字状の長さのものとすれば良く、端子片は外部への引き出しに必要な任意の長さにすることができる。
つぎに、この発明は、その接続片と導線束の接続をヒュージング接合により行うこととしたのである。
ヒュージング接合は、電極の抵抗発熱により導線の絶縁被覆を剥離して端子片をその導線に熱圧接して接合するものであり、有機系絶縁被覆の導線への端子片等の接合に有効である。
ヒュージング接合は、電極の抵抗発熱により導線の絶縁被覆を剥離して端子片をその導線に熱圧接して接合するものであり、有機系絶縁被覆の導線への端子片等の接合に有効である。
この発明は、以上のように、別途に接続片を設けて、その接続片によって導線束に端子片をヒュージング接合でもって接続するようにしたので、有機系絶縁被覆の導線束にその横方向から端子片をその接続部の両先端縁が対向するC字状構造で高い接続強度を持って確実に接続できる。
この発明の一実施形態としての絶縁被覆導線束への端子片の接続方法は、複数本の絶縁被覆導線を束ね、その導線束に、その軸線の横方向から端子片をその束を巻き込むように包んで接続する際、前記端子片の導線束との接続部の横に接続片を設け、その接続片を、端子片に向かって断面C字状に屈曲させ、そのC字状接続片内に導線束を入れてヒュージング接合によって接続片を導線束に接合して端子片を絶縁被覆導線束に接続する構成を採用できる。
この構成において、ヒュージング加圧電極は、上記導線束の並列外周面に沿う加圧面形状とすれば、加圧力及び電流が導線束の全域に均一に加わり(伝わり)易く、接続片の過度の潰れを防止できるとともに、安定した接合強度を得ることができる。
このとき、そのヒュージング加圧電極の加圧面に、上記C字状接続片の向かい合う両先端縁に臨む突起を形成し、その突起により、前記両先端縁を押圧するようにすることができる。通常、接続片のC字状両先端縁の間は空隙が生じ易く、その空隙部分は導線との接触がなくなるが、このように、その両先端縁を突起により押し込めば、接続片のC字状両先端縁が導線に圧接され易く、接続片と導線の接触面積が多くなって、圧接度、熱伝導効率等が向上し、絶縁被覆剥離等も進み、接合強度が向上する。
このとき、そのヒュージング加圧電極の加圧面に、上記C字状接続片の向かい合う両先端縁に臨む突起を形成し、その突起により、前記両先端縁を押圧するようにすることができる。通常、接続片のC字状両先端縁の間は空隙が生じ易く、その空隙部分は導線との接触がなくなるが、このように、その両先端縁を突起により押し込めば、接続片のC字状両先端縁が導線に圧接され易く、接続片と導線の接触面積が多くなって、圧接度、熱伝導効率等が向上し、絶縁被覆剥離等も進み、接合強度が向上する。
さらに、上記C字状接続片内面と上記導線束の外周面の間にロウ材を介在することができる。
ロウ材は、通常、そのロウ材が溶けて導線束外周面の全域に行き渡ることによって、接続片と導線束の接合強度を高める効果を発揮するが、その効果に加え、そのロウ材が炭化した絶縁被覆を接続片の外側に押し退ける効果を発揮し、接合信頼度が向上する。
この接合強度等が向上することにより、AIW(ポリアミドイミド銅線)、PIW(ポリイミド銅線)等の高耐熱絶縁被覆を有する導線への端子片等の接合においても、その接合強度を上げることができる。このため、回転電機の高出力化に伴うステータの高温化の今日、そのバスバにも高耐熱絶縁被覆の導線が使用され、その導線への端子片の接続にロウ材を介在したヒュージング接合は有効なものとなる。
このロウ材の介在において、そのロウ材を、上記C字状接続片の両先端縁の反対面にのみ介在すれば、ロウ材は、その両先端縁に向かって流れ、その流れにつれて炭化絶縁被覆をその両先端縁側に押し退けてその間隙から押し出すため、炭化絶縁被覆の除去効果を向上させることができる。
ロウ材は、通常、そのロウ材が溶けて導線束外周面の全域に行き渡ることによって、接続片と導線束の接合強度を高める効果を発揮するが、その効果に加え、そのロウ材が炭化した絶縁被覆を接続片の外側に押し退ける効果を発揮し、接合信頼度が向上する。
この接合強度等が向上することにより、AIW(ポリアミドイミド銅線)、PIW(ポリイミド銅線)等の高耐熱絶縁被覆を有する導線への端子片等の接合においても、その接合強度を上げることができる。このため、回転電機の高出力化に伴うステータの高温化の今日、そのバスバにも高耐熱絶縁被覆の導線が使用され、その導線への端子片の接続にロウ材を介在したヒュージング接合は有効なものとなる。
このロウ材の介在において、そのロウ材を、上記C字状接続片の両先端縁の反対面にのみ介在すれば、ロウ材は、その両先端縁に向かって流れ、その流れにつれて炭化絶縁被覆をその両先端縁側に押し退けてその間隙から押し出すため、炭化絶縁被覆の除去効果を向上させることができる。
この発明の一実施形態としての端子片の絶縁被覆導線束への接続構造は、上記各接続方法によってなされたものが考えられるが、例えば、前記端子片の導線束との接続部の横に接続片を設け、その接続片を、端子片に向かって断面C字状に屈曲させ、そのC字状接続片内に前記導線束を入れてヒュージング接合によって接続片を導線束に接合した構成を採用することができる。
このとき、上記と同様に、上記C字状接続片内にロウ材を介在し、そのロウ材によって、加熱により炭化した前記絶縁被覆を接合面から除去すると共に接続片を導線束にロウ付けするようにすることができる。
このとき、上記と同様に、上記C字状接続片内にロウ材を介在し、そのロウ材によって、加熱により炭化した前記絶縁被覆を接合面から除去すると共に接続片を導線束にロウ付けするようにすることができる。
上記各接続方法及び接続構造は、各種の電機機器の導線束への端子片の接続に採用することができる。
例えば、円環状のティースにコイルが各相毎に巻回され、その各コイルを各相毎に、前記ティースの円環状に沿う相互に電気絶縁された環状バスバにより接続するとともに、各バスバに外部からの電源端子を接続した回転電機のステ―タにおいては、前記各バスバを、それぞれ各相のコイル数の半分の数の円弧状電線を並列に束ねたものとして、その各バスバを成す前記電線の全てが並ぶ個所においてその各電線に前記電源端子を接続し、その接続を、上記端子片と導線束との接続構造としたり、さらに、そのC字状接続片内にロウ材を介在し、そのロウ材によって、加熱により炭化した絶縁被覆付を接合面から除去すると共に接続片を導線束にロウ付けした構造として、前記各電線の両端の端末を各コイルとの接続端とした構成を採用する。
例えば、円環状のティースにコイルが各相毎に巻回され、その各コイルを各相毎に、前記ティースの円環状に沿う相互に電気絶縁された環状バスバにより接続するとともに、各バスバに外部からの電源端子を接続した回転電機のステ―タにおいては、前記各バスバを、それぞれ各相のコイル数の半分の数の円弧状電線を並列に束ねたものとして、その各バスバを成す前記電線の全てが並ぶ個所においてその各電線に前記電源端子を接続し、その接続を、上記端子片と導線束との接続構造としたり、さらに、そのC字状接続片内にロウ材を介在し、そのロウ材によって、加熱により炭化した絶縁被覆付を接合面から除去すると共に接続片を導線束にロウ付けした構造として、前記各電線の両端の端末を各コイルとの接続端とした構成を採用する。
上記電線(導線)は棒材によって形成することもできる。金属板材からの打ち抜きによる形成は材料無駄が多いが、棒材は、引き抜きなどによって形成されるため、その打ち抜き品に比べれば、はるかに安価である。また、棒材は、保形性があるため、円弧状へのフォーミングも容易である。このフォーミングが容易であることから、その棒状電線の両端をその軸方向に対し横方向に曲げて突出させてその突出端末を各コイルとの接続端とすると良い。
棒状電線には、断面真円状、同楕円状、多角形状等の各種の断面形状のものを採用でき、スペース効率からは、四角形状の平角線が好ましい。
棒状電線には、断面真円状、同楕円状、多角形状等の各種の断面形状のものを採用でき、スペース効率からは、四角形状の平角線が好ましい。
そのバスバ結合ユニットとしては、上記各バスバは、各相のコイル数の半分の数の円弧状電線を並列に束ねたものとして、その各バスバを成す電線の全てが並ぶ個所においてその各電線に外部への電源端子が接続されるとともに、その各電線の両端の端末が各コイルとの接続端とされる構成のものとすることが出来る。そのとき、各電線と電源端子の接続を上記導線束と端子片の接続構造とする。
この構成において、上記バスバをホルダーに区画して収納することが出来る。
この構成において、上記バスバをホルダーに区画して収納することが出来る。
このバスバ結合ユニットの製造方法としては、例えば、上記電源端子を、上記バスバとの接続部の横に断面C字状に屈曲させた接続片を設けたものとし、そのC字状接続片内にバスバを入れてヒュージング接合によって接続片をバスバに接合する構成等を採用する。
このとき、上述と同様に、上記ヒュージング接合用加圧電極の加圧面とバスバの外周面の間にロウ材を介在することができ、そのロウ材を、C字状接続片の両先端縁の反対面にのみ介在するようにし得る。
このとき、上述と同様に、上記ヒュージング接合用加圧電極の加圧面とバスバの外周面の間にロウ材を介在することができ、そのロウ材を、C字状接続片の両先端縁の反対面にのみ介在するようにし得る。
一実施例を図1〜図3に示し、この実施例は、燃料電池自動車用回転電機やハイブリッド自動車用回転電機のステータ用バスバ結合ユニット10に係り、従来と同様に、円環状に配置された各ティースのそれぞれにコイルが巻回され、その円環状配置のティースにこのバスバ結合ユニット10が設けられて、前記各コイルの外側端を各相毎に、バスバ結合ユニット10内の円弧状バスバ3a、3b、3c(総称符号:3)により接続し、各内側端(中性点)を円環状バスバ3dにより接続したものである。各ティースは円環状に並べて金属製円筒によって焼バメ等で固定される(特許文献1、2参照)。
バスバ結合ユニット10内の各バスバ3a、3b、3cは、図2(b)に示すように、それぞれ3本の電線331、332、333(総称符号:33)からなり、その一の電線331は、ステータSの周囲18等分割の15分割分の長さを有し、二の電線332は、同9分割分の長さを有し、三の電線333は、同3分割分の長さを有する。この電線33の数・長さは、相の数及びその相を成すコイルの数によって決定される。すなわち、この実施例では、3相であり、その一の相に6個のコイルを設けているため、各バスバ3a、3b、3cは、それぞれ3本の電線331、332、333を並列に束ねたものとし、その各電線33を前記の長さにしている。
各電線33は、単線(棒材)にポリアミドイミド等のエナメルで絶縁被覆を施してそれぞれ電気的に絶縁被覆されたケーブルからなる。
この各電線331、332、333は、図2(a)に示すように、各電線33の中点で並列に束ね、その中点において、電源端子6をヒュージング接合して一体化し、その3本の電線331、332、333によって各バスバ3a、3b、3cが構成される。各電線331、332、333の端末33aは、側方に屈曲して横方向にコイルの端との接続端(軸方向に対し横方向に曲げて突出させてコイルの端との接続端)となっている。なお、最内側のバスバ(コイルのアース端と接続されるバスバ)3dは、一本の電線3dからなる。
この各電線331、332、333は、図2(a)に示すように、各電線33の中点で並列に束ね、その中点において、電源端子6をヒュージング接合して一体化し、その3本の電線331、332、333によって各バスバ3a、3b、3cが構成される。各電線331、332、333の端末33aは、側方に屈曲して横方向にコイルの端との接続端(軸方向に対し横方向に曲げて突出させてコイルの端との接続端)となっている。なお、最内側のバスバ(コイルのアース端と接続されるバスバ)3dは、一本の電線3dからなる。
上記電源端子(端子片)6は、図5に示すように、バスバ3との接続部61から外部への接続に有効な長さL1延びた端子本体62と、その接続部61の横に連続して設けられた接続片63とからなって、プレス打ち抜きなどによって成形される。そのとき、接続片63は、端子本体62に向かって少し開き気味の断面C字状とされる。接続片63の接続部61への接続箇所及び接続長さaは、接続片63がC字状に屈曲できて、その向かい合う先端縁63a、63aがその接続片63の長さbのほぼ中程に位置できれば、その設定は任意である。
この電源端子6のヒュージング接合によるバスバ3との一体化は、図7に示すようにして行い、まず、同図(a)に示すように、対のヒュージング電極41、41の間に、バスバ3(電線33、33、33)を挿通したその電源端子6の接続片63を入れ、同図(b)に示すように、その対の電極41、41を接近させて、C字状接続片63をカシメるとともに、加熱して接続片63をバスバ3にヒュージング接合する。この接合状態を図6に示す。接続片63の両先端縁63a、63aの間隙t(図7(a)参照)は、ヒュージング接合が可能な限りにおいて任意であり、例えば、電線33が通り得る大きさなどとし得る。
このとき、両電極41、41の加圧面41aもC字状となって、接続片63のカシメ後の形状に対応する形状となっており、このため、接続片63は円滑にカシメられて、接続片63の過度の潰れが防止されるとともに、安定した接合強度を得ることができる。また、電極41、41がバスバ3にその多くの面で接触するため、電流がバスバ3の全域(全面)に均一に伝わり、その絶縁被覆を円滑に炭化する。
また、リン銅からなる薄板状ロウ材65が接続片63の両先端縁63aの反対面に介在されており、このロウ材65は、カシメ作用につれてその接続片63両先端縁63a、63aに向かって流れ、その流れにつれて炭化絶縁被覆をその両先端縁63a側に押し退けてその間隙から押し出すとともに、バスバ3の全周に回り込んで、接続片63とバスバ3の接続強度を向上させる。ロウ材65の介在範囲・位置は、最適な「ロウ付け」や「炭化絶縁被覆の除去」が行なえる限りにおいて任意であり、実験などによって適宜に設定する。
さらに、上側のヒュージング加圧電極41の加圧面中央には接続片63の両先端縁63a、63aに臨む突起41bが形成され、その突起41bにより、その両先端縁63a、63aが押圧されてバスバ3(電線33)に確実に圧接される。このため、接続片63とバスバ3の接触面積が多くなって、圧接度、熱伝導効率等が向上し、絶縁被覆剥離等も進み、接合強度がさらに向上する。
このようにして、各バスバ3a、3b、3cが形成され、この各バスバ3a、3b、3c及びバスバ3dを集めて、図3に示すこのステータ用バスバ3が構成され、それを同図の絶縁樹脂製ホルダー11の溝14内に納めて各バスバ3を区画し、図1に示す結合ユニット10とされる。
バスバ3b、3cの端末がバスバ3a、3bを跨ぐ部分には、絶縁性スペーサ15を介在して絶縁性を確実に得るようにすることが好ましい。
バスバ3b、3cの端末がバスバ3a、3bを跨ぐ部分には、絶縁性スペーサ15を介在して絶縁性を確実に得るようにすることが好ましい。
この結合ユニット10でもって、各コイルを接続するには、従来と同様に、この結合ユニット10をティースにセットし、各コイルの端末を周知の端子金具等を介して電気接続する(特許文献1、2参照)。
この後、必要に応じて樹脂モールド等によってティースと結合ユニット10を一体化して回転電機のステ―タSを得る。
この結合ユニット10は、必要に応じてホルダー11内に絶縁樹脂を充填する。
この後、必要に応じて樹脂モールド等によってティースと結合ユニット10を一体化して回転電機のステ―タSを得る。
この結合ユニット10は、必要に応じてホルダー11内に絶縁樹脂を充填する。
結合ユニット10のホルダー11内への各バスバ3の収納態様(電線33の束の態様)としては、上記のものに限らず、例えば、図4(a)に示す横方向3列、同(b)に示す俵積み状等が考えられる。また、結合ユニット10はホルダー11内に設けないもの(図2(a)の態様)とすることもできる。
実施例は、回転電機のステ―タ用バスバ3への電源端子6の接続に関するものであったが、この発明は、複数本の絶縁被覆導線を束ね、その導線束に、その軸線の横方向から端子片をその導線束を巻き込むように包んで接続する各種の接続方法、その接続構造に採用できることは勿論である。
3、3a、3b、3c、3d バスバ(導線束)
33、331、332、333 バスバを成す電線(導線)
6、6a、6b、6c 電源端子(端子片)
10 バスバの結合ユニット
41 ヒュージング加圧電極
41a ヒュージング加圧電極の加圧面
41b ヒュージング加圧電極の突起
63 C字状接続片
63a 接続片の先端縁
65 ロウ材
33、331、332、333 バスバを成す電線(導線)
6、6a、6b、6c 電源端子(端子片)
10 バスバの結合ユニット
41 ヒュージング加圧電極
41a ヒュージング加圧電極の加圧面
41b ヒュージング加圧電極の突起
63 C字状接続片
63a 接続片の先端縁
65 ロウ材
Claims (7)
- 複数本の絶縁被覆導線331、332、333を束ね、その導線束3に、その軸線の横方向から端子片6をその導線束3を巻き込むように包んで接続する絶縁被覆導線束3への端子片6の接続方法において、
上記端子片6の導線束3との接続部の横に接続片63を設け、その接続片63を、前記端子片6に向かって断面C字状に屈曲させ、そのC字状接続片63内に前記導線束3を入れてヒュージング接合によって前記接続片63を導線束3に接合して、前記端子片6を絶縁被覆導線束3に接続することを特徴とする絶縁被覆導線束への端子片の接続方法。 - ヒュージング加圧電極41は、上記導線束3の並列外周面に沿う加圧面形状をしていることを特徴とする請求項1に記載の絶縁被覆導線束への端子片の接続方法。
- 上記ヒュージング加圧電極41の加圧面41aに、上記C字状接続片63の向かい合う先端縁63aに臨む突起41bを形成し、その突起41bにより、前記両先端縁63aを押圧するようにしたことを特徴とする請求項2に記載の絶縁被覆導線束への端子片の接続方法。
- 上記C字状接続片63の内面と上記導線束3の外周面の間にロウ材65を介在したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の絶縁被覆導線束への端子片の接続方法。
- 上記ロウ材65を、上記C字状接続片63の両先端縁63aの反対面にのみ介在することを特徴とする請求項4に記載の絶縁被覆導線束への端子片の接続方法。
- 複数本の絶縁被覆導線331、332、333を束ねた導線束3に、その軸線の横方向から端子片6をその導線束3を巻き込むように包んで接続した端子片6の絶縁被覆導線束3への接続構造であって、
上記端子片6の導線束3との接続部の横に接続片63を設け、その接続片63を、前記端子片6に向かって断面C字状に屈曲させ、そのC字状接続片63内に前記導線束3を入れてヒュージング接合によって前記接続片63を導線束3に接合したことを特徴とする端子片の絶縁被覆導線束への接続構造。 - 上記C字状接続片63内にロウ材65を介在して上記導線束3を入れてヒュージング接合によって接続片63を導線束3に接合し、前記ロウ材65によって、加熱により炭化した前記絶縁被覆を接合面から除去すると共に前記接続片63を導線束3にロウ付けしたことを特徴とする請求項6に記載の端子片の絶縁被覆導線束への接続構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005240075A JP2007060743A (ja) | 2005-08-22 | 2005-08-22 | 絶縁被覆導線束への端子片の接続 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005240075A JP2007060743A (ja) | 2005-08-22 | 2005-08-22 | 絶縁被覆導線束への端子片の接続 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007060743A true JP2007060743A (ja) | 2007-03-08 |
Family
ID=37923712
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005240075A Pending JP2007060743A (ja) | 2005-08-22 | 2005-08-22 | 絶縁被覆導線束への端子片の接続 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007060743A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009001838A1 (ja) * | 2007-06-25 | 2008-12-31 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | 渡り線モジュール |
WO2011007825A1 (ja) * | 2009-07-16 | 2011-01-20 | 住友電装株式会社 | 電線及びその製造方法 |
WO2013190514A1 (en) | 2012-06-22 | 2013-12-27 | Brusa Elektronik Ag | Stator |
JP2015015899A (ja) * | 2014-10-22 | 2015-01-22 | 日立金属株式会社 | 集中配電部材 |
JP2017046516A (ja) * | 2015-08-28 | 2017-03-02 | 三菱電機株式会社 | 回転電機の結線ユニット |
WO2022237589A1 (zh) * | 2021-05-14 | 2022-11-17 | 安徽威灵汽车部件有限公司 | 汇流组件、电机、电动助力转向系统和车辆 |
-
2005
- 2005-08-22 JP JP2005240075A patent/JP2007060743A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009001838A1 (ja) * | 2007-06-25 | 2008-12-31 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | 渡り線モジュール |
US8502432B2 (en) | 2007-06-25 | 2013-08-06 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Crossover module |
WO2011007825A1 (ja) * | 2009-07-16 | 2011-01-20 | 住友電装株式会社 | 電線及びその製造方法 |
JP2011023229A (ja) * | 2009-07-16 | 2011-02-03 | Autonetworks Technologies Ltd | 電線及びその製造方法 |
WO2013190514A1 (en) | 2012-06-22 | 2013-12-27 | Brusa Elektronik Ag | Stator |
US10020702B2 (en) | 2012-06-22 | 2018-07-10 | Brusa Elektronik Ag | Stator |
JP2015015899A (ja) * | 2014-10-22 | 2015-01-22 | 日立金属株式会社 | 集中配電部材 |
JP2017046516A (ja) * | 2015-08-28 | 2017-03-02 | 三菱電機株式会社 | 回転電機の結線ユニット |
WO2022237589A1 (zh) * | 2021-05-14 | 2022-11-17 | 安徽威灵汽车部件有限公司 | 汇流组件、电机、电动助力转向系统和车辆 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6024609B2 (ja) | 集配電リング | |
US10971977B2 (en) | Stator for rotary electric machine and rotary electric machine | |
US7511394B2 (en) | Rotational electric machine stator and manufacturing method therefor | |
JP2013246886A (ja) | 端子付き電線およびその製造方法、ならびに治具 | |
US20100295409A1 (en) | Method and device for producing an electric machine with a commutator | |
CN103490545A (zh) | 集配电环、电动机以及电动机的制造方法 | |
US5270598A (en) | Solid connector for stator phase winding and method of assembly | |
CN102362416B (zh) | 成对导体端部的电连接及用于形成此连接的方法 | |
KR20110021834A (ko) | 전기 기기용 코일 및 코일 제조 방법 | |
JP5460808B2 (ja) | ターミナル、モータ及び電気機器 | |
KR100516853B1 (ko) | 집속단자와도출코일의결합구조및그것을이용한소형회전전기와차량용교류발전기 | |
JP5219913B2 (ja) | ターミナル、モータ及び電気機器 | |
JP2007060743A (ja) | 絶縁被覆導線束への端子片の接続 | |
JP2000069705A (ja) | 回転電機のステータ | |
JP6536933B2 (ja) | 端子金具付き電線の製造方法 | |
US20040150276A1 (en) | Method of connecting motor lead wires, connection structure, and motor | |
JP2013254658A (ja) | 圧着端子 | |
KR101761159B1 (ko) | 전기 모터 고정자 | |
JP6536932B2 (ja) | 端子金具付き電線の製造方法 | |
JP2004515198A (ja) | 電気機械用ステータ及びその製造方法 | |
JP2021005454A (ja) | 端子付き電線 | |
JP3740433B2 (ja) | 集束端子と導出コイルの結合構造及びそれを用いた小型回転電機と車両用交流発電機 | |
JP2003164093A (ja) | モータリード線の接続方法及びそれを用いた3相モータの製造方法及びモータリード線の接続構造 | |
JP6109011B2 (ja) | 電力ケーブルの接続部 | |
US20240347934A1 (en) | Terminal-equipped wire and connection terminal |