JP2007058113A - 画像表示装置、及び画像表示方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 長時間の使用により、表示機能が劣化してしまうことができると共に、画像表示装置の寿命を早めてしまうことも防ぐことができる画像表示装置、画像表示方法。
【解決手段】 まず、電流値の測定が行なわれ(ステップ(以下、「S」という。)120)、測定された一定時間における電流値が記憶され(ステップ122)、電流の積分値が算出され(S124)、比較部にて、前記積分値が、参照値記憶部に記憶される参照値と比較され、所定の差分(以下、Δという。)以上異なるか否かが判断される(S126)。Δ以上異なり肯定された場合は、回復電圧を印加し(S128)、回復時間が記憶される回復時間を超えたか否かが判断され(S130)、超えて肯定された場合は、回復電圧の印加を終了する(S132)。前記S126で否定された場合は当該フローは終了し、前記S130で否定された場合は、前記S128へ移行する。
【選択図】 図9

Description

本発明は、画像表示装置、及び該画像表示装置における画像表示方法に係り、特に、少なくとも一方が透明電極で構成された一対の電極間に、画像データに基づいて所定の画像表示電圧を印加することで、前記電極間に封入された粒子を移動させ、前記透明電極側に配列した前記粒子によって画像表示を行なう画像表示装置、及び当該画像表示装置における画像表示方法に関する。
従来より、少なくとも一方が透光性であり所定間隔をもって対向した2枚の基板間に、例えば黒色に着色された粒子を封入し、粒子を摩擦帯電することにより、基板間の粒子を移動させて画像を表示させる画像表示装置が提案されている。
当該画像表示装置の使用時期の初期段階では、外部からの振動付与による攪拌、電圧による粒子移動、及び外部からの電荷付与等により、摩擦帯電させ、粒子を所定の帯電状態に設定することができる。
しかし、前述のような構成の画像表示装置は、長期に亘る表示の繰り返しや長時間の連続使用、及び環境(温度、湿度、気圧)の変化により、粒子のもつ帯電性が低くなり電荷量が減少する。このような状況下では、予め定められた画像表示電圧を印加するだけでは十分な表示コントラストが得られず、表示機能の劣化が生じるという問題が起こる。
また、粒子の電荷量が少ないと、粒子移動が困難となり、表示欠陥が生じる場合もある。さらに、基板内の隔壁への粒子の付着、粒子同士の凝集等、表示に寄与しない粒子が増加する状態となることもある。このような場合にも、十分な表示コントラストを得られなくなるという問題が起こる。
上述した問題を防ぐために、粒子同士を摩擦させ電荷を付与することや、凝集してしまっている粒子を振動させて解離させ、個別に移動可能な粒子に戻すこと等を目的として、交番電圧の印加が提案されている。例えば、特許文献1には、粒子が重力方向に落下することに対して、画像表示電圧とは別の交番電圧を印加して、粒子の均一化を図る技術が記載されている。
特開2003−5277公報
しかしながら、実験により、電圧の印加条件(印加のタイミング、印加時間等)によっては、粒子の電荷量が回復しない場合があることが分かっており、前述した従来の技術を用いたとしても、表示の繰り返しの履歴、及び環境の変化等の影響により劣化した状態の表示品質を、使用時期の初期段階と同等の状態に戻せない場合が予想される。
また、使用時期の初期段階に設定した画像表示電圧では粒子が移動しない状況になった場合に、高電圧の画像表示電圧を印加したとする。すると、過帯電を起こし、書き込みを行なわない画素にまで画像表示電圧印加の影響を与えてしまう。当該影響により、例えば、白地に黒を表示する場合は、白地にかぶりが生じる等の問題が起こる。また、過剰な電圧の印加は、画像表示装置自身の寿命を早めてしまうという問題を起こす。
本発明は、上記事実を考慮し、長時間の使用により表示機能が劣化してしまうことを防ぐことができると共に、画像表示装置の寿命を早めてしまうことも防ぐことができる画像表示装置、及び当該画像表示装置における画像表示方法を得ることを目的とする。
第1の発明は、少なくとも一方が透明電極で構成された一対の電極間に、画像データに基づいて所定の画像表示電圧を印加することで、前記電極間に封入された粒子を移動させ、前記透明電極側に配列した前記粒子によって画像表示を行なう画像表示装置であって、前記粒子の電荷量の低下を所定量に回復させる回復手段と、前記粒子の電荷量が予め設定された所定量となったときに前記回復手段による回復を終了させる終了手段と、を有することを特徴とする。
このように、終了手段が、前記粒子の電荷量が予め設定された所定量となるときに前記回復を終了するため、画像表示装置自身に不要な負担をかけることを防ぐことができる。
従って、第1の発明は、長時間の使用により表示機能が劣化してしまうことを防ぐことができると共に、画像表示装置の寿命を早めてしまうことも防ぐことができる。
また、第1の発明において、前記粒子の電荷量が予め設定された所定量となったときは、前記回復のための処理が予め定められた回復時間の間行なわれたときであり、前記回復時間は、画像表示動作条件に応じて定めてもよい。
さらに、第1の発明において、前記回復は、前記粒子の電荷量が予め設定された所定量となるまで繰り返される所定の単位時間の回復動作であってもよい。
また、第1の発明において、前記回復手段は、前記粒子に回復電圧を印加する回復電圧印加手段であることを特徴とする。
さらに、第1の発明において、前記回復電圧は交番電圧であることを特徴とし、前記交番電圧の印加時間、ピーク電圧、波形、及び周波数のうち少なくとも何れかを調整する調整手段を更に有することを特徴とし、前記回復電圧は、前記透明電極側の前記粒子の配列を均一にする電圧を含んでもよい。
電極間に交番電圧を印加すると、移動しやすい粒子は電極間を往復運動させられ、この粒子が動きにくい粒子に衝突することで、動きにくい粒子も電極との付着や隣接する粒子との付着から解離されて移動することができるようになり、その結果、粒子の凝集体の発生を防止することができる。また、粒子の凝集体が既にできてしまった後でも、凝集していない粒子が往復運動しながら凝集体に繰り返し衝突することによって凝集体を解離させることができる。
また、第1の発明において、前記粒子の状態を定量的に表す状態量を検出する検出手段を更に有し、前記調整手段が、前記検出結果に応じて前記交番電圧を調整することにより、前記透明電極側の前記粒子の配列は調整されることを特徴とする。
さらに、第1の発明において、前記状態量に対応する予め定められた調整量を記憶する記憶手段と、前記状態量と前記調整量との比較を行なう比較手段と、を更に備え、前記回復手段は、前記比較結果に基づき、前記回復を行うことを特徴とする。
また、第1の発明において、前記状態量は、前記透明電極側の画像表示の濃度、前記粒子の前記電極間の移動に伴う電流値を時間積分して得られる電荷量、及び温度、湿度、気圧の少なくとも何れかを含む環境量、の少なくとも何れかを含むことを特徴とする。
第2の発明は、少なくとも一方が透明電極で構成された一対の電極間に、画像データに基づいて所定の画像表示電圧を印加することで、前記電極間に封入された粒子を移動させ、前記透明電極側に配列した前記粒子によって画像表示を行なう画像表示装置における画像表示方法であって、前記粒子の電荷量の低下を所定量に回復させ、予め設定された時間を超えると、前記回復を終了することを特徴とする。
第2の発明において、前記予め定められた時間は、画像表示動作条件に応じて予め定まる、前記粒子の電荷量が予め設定された所定量となる時間であることを特徴とする。
従って、第2の発明によれば、第1の発明と同様に、長時間の使用により表示機能が劣化してしまうことを防ぐことができると共に、画像表示装置の寿命を早めてしまうことも防ぐことができる。
第3の発明は、少なくとも一方が透明電極で構成された一対の電極間に、画像データに基づいて所定の画像表示電圧を印加することで、前記電極間に封入された粒子を移動させ、前記透明電極側に配列した前記粒子によって画像表示を行なう画像表示装置における画像表示方法であって、前記粒子の電荷量の低下を、前記粒子の電荷量が予め設定された所定量となるまで繰り返される所定の単位時間の回復動作により、所定量に回復させ、前記粒子の電荷量が予め設定された所定量となったときに前記回復を終了することを特徴とする。
従って、第3の発明によれば、第1の発明と同様に、長時間の使用により表示機能が劣化してしまうことを防ぐことができると共に、画像表示装置の寿命を早めてしまうことも防ぐことができ、さらに、粒子の電荷量が予め設定された所定量となったときに回復を終了することで、回復までにかかる時間、及び電力の節約ができる。
以上説明したように、本発明は、長時間の使用により表示機能が劣化してしまうことを防ぐことができると共に、画像表示装置の寿命を早めてしまうことも防ぐことができる画像表示装置、及び当該画像表示装置における画像表示方法を得るという優れた効果を有する。
(第1実施形態)
図1乃至図3は、第1実施形態に係る画像表示媒体12を示している。
図1に示すように画像表示装置10は、画像表示媒体12と、当該画像表示媒体12を駆動する駆動回路16A、16Bとを備えている。
画像表示媒体12は駆動回路16A、16Bと接続されている。具体的には、表示基板26の列電極30B及び背面基板28の行電極30Aは、それぞれ列駆動回路16B、行駆動回路16Aに接続されており、列駆動回路16B及び行駆動回路16Aはシーケンサ22と駆動電源14に接続されている。
シーケンサ22は画像入力部24に接続され、画像入力部24からインプットされる任意の画像情報に応じて、列駆動回路16B、行駆動回路16Aに画像情報信号を出力し、電圧印加のタイミングを制御するようになっている。
また、画像表示装置10は、駆動電源14から流れる電流を検出する検出回路18、また、検出された電流に基づいて、各々の表示画素に印加する電圧の制御を行う制御部20を備えている。
第1実施形態における画像表示媒体12は単純マトリクス駆動方式により駆動されるものである。理論的には、本発明は、アクティブマトリックス駆動方式でも適用可能であるが、以下、単純マトリックス駆動方式に従い説明する。
図3(A)に示すように、当該画像表示媒体12は、表示基板26の背面基板28との対向面には複数のライン状の電極30B(以下、「列電極」という。)が設けられ、同様に、図3(B)に示すように、背面基板28の表示基板26との対向面にも複数のライン状の電極30A(以下、「行電極」という。)が設けられている。そして、表示基板26と背面基板28とは、互いに設けられた列電極30Bと行電極30Aとが交差するように対峙して配置される。なお、表示基板26は透明である。
ところで、単純マトリックス駆動では、シーケンサ22から行毎の画像書込み信号(走査信号)が行駆動回路16Aに送られ、行駆動回路16Aから背面基板28の行電極30Aに画像書込電圧が順次印加される。同時に、背面基板28の行電極30Aに順次印加される画像書込電圧と同期して、画像書込電圧が印加される行に対応した画像情報信号がシーケンサ22から列駆動回路16Bへ送られ、列駆動回路16Bから表示基板26の列電極30Bに書込み行に対応した画像書込電圧が一斉に印加される。これが1行目から最終行目まで順次行われ、所望の画像が表示されるようになっている。
また、表示基板26と背面基板28との間には、互いに帯電特性の異なり、正に帯電した黒色粒子32と負に帯電した白色粒子34とが封入されている。
また、図2(A)に示すのは図1のA−A断面図であり、図2(B)に示すのは図1のB−B断面図である。
なお、第1実施形態では、説明の簡略化のために4×4の単純マトリックス構成とし、表示基板26の4つの列電極30BをそれぞれB1、B2、B3、B4とし、背面基板28の行電極をそれぞれ行電極30AをそれぞれA1、A2、A3、A4とした。実際には、画像表示に必要な縦横画素数に対応した本数の電極が各基板に形成されることはいうまでもない。また、第1実施形態では、表示基板26のライン状の電極が列電極であり、背面基板28のライン状の電極が行電極を形成するように構成したが、これとは逆に表示基板26に行電極を設け、背面基板28に列電極を設けた構成であってもよい。なお、前記粒子は絶縁性の粒子である。
次に、図4を用いて、第1実施形態に係る画像表示媒体12の機能構成を説明する。
前記駆動電源14は、画像表示媒体12に画像を表示させるための画像表示電圧を印加する画像表示電圧印加部36を備えている。なお、画像表示電圧印加部36は、図示しない画像表示電圧印加制御手段によって制御されている。
ここで、画像表示電圧印加部36による画像表示電圧印加の手順について説明する。
画像表示電圧印加部36は、全面の初期化のための電圧印加を行なう初期化モードと、画像情報に応じた画像表示電圧の印加を行なう書き込みモードという2つの電圧印加モードを持つ。
第1実施形態の構成では、粒子は粒子自身の持つ静電気と、ファンデルワールス力などの分子間力により表示基板26又は背面基板28の表面に付着する力(付着力)を生じており、表示基板26と背面基板28との間に電圧を印加しても、ある電界強度(閾値電圧の印加による。)まで粒子が移動しない。電界の強さは、表示基板26と背面基板28との間の距離にもよるが、印加する電圧値で制御できる(ここで、閾値電圧とは、行電極30A又は列電極30Bの表面に付着した黒色粒子32又は白色粒子34が表示基板26又は背面基板28側へ移動開始する電圧のことを指す。)。
表示劣化が起こっていない通常の状態(出荷初期の状態)での、初期化のための電圧印加は、図5(A)、(B)に示すように、背面側の電極をグランド電位とした状態で、表示基板26側の列電極30Bに±V0[V]、T0[ms]のパルスを1回〜数回印加して、表示基板26側が白色粒子で全面覆われる状態になる極性に設定して初期化するようになっている(即ち、全面を白表示とする。)。
一方、画像表示の際には、画像表示電圧を印加するが、印加開始状態で、図5(C)、(D)に示すように、表示基板26側(画像データ印加側)の列電極30B全体をV1H[V]に、背面基板28側の行電極30AをV2L[V]に設定するようになっている。この状態では表示基板26側と、背面基板28側との間の電圧は、以下の式(1)に示すように閾値電圧VT[V]以下であり、粒子は移動しない。
|V1H−V2L|≦VT … (1)
また、以下の式(2)、(3)に示すような関係であっても、粒子は移動しない。
|V1H−V2H|≦VT … (2)
|V2L−V1L|≦VT … (3)
第1実施形態では、背面基板28面の行電極30AをA1、A2、A3、A4の順に順次V2H[V]にT2[ms]の時間でスイッチングしていくようになっている。そして当該スキャンと同期して、書き込む画像データに応じて選択された表示基板26側の列電極(データ電極)30Bで、画像データがオンになっている部分の電圧をV1L[V]とするようになっている。このときのV2H、V1L、及びVTの関係は、以下の式(4)で表される。
|V2H−V1L|>VT … (4)
ある選択された画素、例えば図1に示す画素1Aのみ黒の表示を行なう場合は、当該画素1Aの電圧の関係のみ上記式(4)に表されるような状態にする。すると、背面基板28側の粒子が表示基板26側へ移動して、白の表示基板26に黒の表示を行うこととなる。
調整する印加パラメータは、初期化モードでは、パルス電圧V0、及びパルス数N0であり、書き込みモードでは、パルス電圧(V2H−V1L)、パルス幅T2、及びパルス数N2である。そして、前記パラメータを調整すると、以下に示す表1のような効果が得られる。
Figure 2007058113
次に、図6に、画像表示媒体12における駆動電位差と表示濃度(反射濃度)との関係を示す。ここで駆動電位差とは、表示基板26の列電極30Bに印加した電圧から背面基板28の行電極30Aに印加した電圧を引いた値である。また、表示濃度は反射濃度計(X−Rite社製、X−Rite404A)で測定したものである。なお、以降の表示濃度の値は全て同じ反射濃度計で測定した値である。
以下、粒子の閾値電圧がVT[V](例えば、VT=40[V]。)の場合について説明する。
なお、図6に示すグラフは、以下に説明するようにして得ている。
まず、背面基板28の全ての行電極30Aを0[V]で一定とし、表示基板26の全ての列電極30Bに+200[V]を印加して、表示基板26面を全面白表示にした。そして、表示基板26の全ての列電極30Bに負のパルス電圧を10[msec]印加し、表示濃度を反射濃度計で測定した。その後、表示基板26の電極に再度+200[V]の電圧を30[msec]印加して表示基板26の表示面を再び白とし、次いで印加する負のパルス電圧の電圧値を徐々に変えながら、上記手順を繰返した。
同様に、表示基板26の全ての列電極30Bに−200[V]を印加して、表示基板26の表示面を全面黒表示にした。そして、表示基板26の全ての列電極30Bに正のパルス電圧を10[msec]印加し、表示濃度を反射濃度計で測定した。その後、表示基板26の電極に再度−200[V]の電圧を30[msec]印加して表示基板26面を再び黒とし、次いで印加する正のパルス電圧の電圧値を徐々に変えながら、上記手順を繰返した。
図6の図示内容から理解されるように、白の表示基板26面に黒の表示を行う場合は、表示基板26の列電極30Bと対向する背面基板28の行電極30Aとの間の電位差が+40[V]程度までは、黒の表示が行われない。また同様に、黒の表示基板26面に白の表示を行う場合、−40[V]程度までは白の表示が行われない。
このように、画像表示媒体12と粒子との組合せに、電圧を印加していく状況をにおいて、粒子が動き出すVTは、40[V]であることが分かる。
ところで、前記画像表示媒体12では、十分に表示濃度が得られる電圧(黒と白との反射率コントラスト比が10以上(黒表示状態の反射濃度−白表示状態の反射濃度≧1)となる(反射濃度計(X−Rite社404)による測定。)電圧)は±120[V]であり、また±200[V]以上では濃度も十分に飽和し、それ以上の電圧を印加しても変化しないことから、200[V]以上の電圧が印加されると粒子がほぼ全て移動しているものと判断できる。従って、検出時には、200[V]以上の検査電圧の印加を行なうことが必要である。しかし、粒子の帯電量が変化すると、粒子が移動するために、より大きい電界が必要となることが予測される。従って、±300[V]以上の検査電圧を印加する事が望ましく、さらには±400[V]以上の検査電圧の印加が望ましい。
但し、粒子の種類や基板の構成により粒子のVTは変化する。このため、検出時に印加する検査電圧は、濃度が十分に飽和する電圧以上、好ましくはその1.5倍の電圧であるのがよく、さらには2倍の以上の電圧であるのがより好ましい。
一方で、あまり大きい電圧を印加することは、電源の過負荷、及び回路の絶縁抵抗が破壊されることが考えられる。従って、印加に適する最大の電圧は600[V]であり、500[V]程度までに抑えることがより好ましいと考えられる。
図4に示されるように、前記検出回路18は、検査電圧を印加したときに検出回路18が検出する電流を一時記憶する電流値一時記憶部38、及び時間をカウントする検出タイマ40を備えている。
また、前記検出回路18は、前記電流値一時記憶部38、及び前記検出タイマ40と接続する積分部42を備えている。当該積分部42では、以下の式(5)で表されるように、電流値一時記憶部38が一時記憶する電流値と、検出タイマ40がカウントした時間とに基づいて、積分値を求めるようになっている。
Figure 2007058113
但し、
j:一定時間における電流値
j:一定時間
であり、jについての足し合わせを行なう。
一方、制御部20は、積分値の参照値を記憶する参照値記憶部44、及び当該参照値記憶部44と前記積分部42とに接続する比較部46を備えている。当該比較部46は、積分部42が記憶する積分値と、参照値記憶部44が記憶する参照値とを比較するようになっている。
比較部46は、回復電圧印加制御部48と接続している。比較部46は、前述の比較処理にて、積分値が参照値に満たない場合には、回復電圧印加制御部48に積分値を出力するようになっている。回復電圧印加制御部48は、比較部46から入力した積分値に基づき、回復電圧印加部50を制御し、印加される回復電圧を制御するようになっている。
また、回復電圧印加制御部48は、総回復時間記憶部52と接続している。総回復時間記憶部52には、粒子の電荷量が予め設定された電荷量以上となる時間、即ち、前記回復電圧の印加により積分値と参照値とが一致する時間(以下、「回復時間」という。)が予め設定されて記憶されている。そして、回復電圧印加部50は、回復電圧印加制御部48の制御により、前記回復時間となるまで回復電圧を印加するようになっている。
回復電圧印加部50により印加される回復電圧は交番電圧であり、印加時間、ピーク電圧、波形、及び周波数を含む量を調整するようになっている。
また、前記回復電圧は、印加することにより前記粒子の配列を均一にする電圧を含んでいる。
ここで、総回復時間記憶部52に記憶される回復時間の定め方について詳細に説明する。
ところで、交番電圧を印加した場合の画像表示媒体12の電荷量は、実験の結果、図7に示すような、一時的に電荷量が落ち込む特性で電荷量が変化することが見い出されている。交番電圧を印加した場合のコントラストの劣化は、図7の矢印7Aに示すような電荷量の一時的な落ち込みのタイミングで生じる。これは、粒子の帯電による凝集、接触部分からの電荷移動等により、一時的に粒子の保持する電荷量が落ち込んだことが原因であると考えられている。
なお、図7に示す変化は、初期化のための電圧を印加し、通常の画像表示電圧を印加した後、1日間放置した300[mm]×420[mm]の表示基板26の画像表示媒体12を用いて行った実験により得た結果である。
ここでは、ピークツーピーク電圧200[V]、周波数400[Hz]の回復電圧を印加した場合の時間に対する電荷量の変化を測定している。なお、電荷量は前述の図4に示す積分部42で測定している(ここで、電荷量とは、前述の積分値と同じ物理量である。)。
実験から、測定結果は、初期の粒子充填量、繰り返し表示頻度、表示しない状態での放置時間、環境温度等の条件により変化することが分かっているが、図7に示すのは、最も回復に時間がかかる条件での測定結果であり、初期状態まで回復させるのに必要な時間は1分30秒である。
従来の技術においても、表示のリフレッシュ、及び回復のために、例えば1日に1回、15秒間の電圧印加を行なうことで、十分な表示コントラストを維持することが可能であった。
しかし、例えば使用者の都合により、駆動電源を切断したまま1ヶ月間放置した後に、前述したのと同様の表示のリフレッシュ、及び回復のための駆動を行なったとする。すると、電荷量が、図7の矢印7Aに示されるような劣化した状態となり、表示品質の悪い状態が起きる場合があった。
第1実施形態では、前述したような図7の矢印7Aに示すような電荷量が劣化することによる表示品質の悪い状態となってしまうことを防ぐために、予め最も劣化が発生する状態に対応する回復時間を測定しておき(例えば、当該実験の場合では1分30秒である。)、当該回復時間を前記総回復時間記憶部52に記憶させるようになっている。
そして、長期電源切断等の回復が必要な条件が揃った場合は、書き換えモードの中で、回復処理を行なう回復モードへ移行するようになっている。
次に、第1実施形態に係る画像表示装置10の作用について説明する。
まず、図8のフローチャートに従い、画像書き換えのフローを説明する。
ステップ100では、画像データがあるか否かが判断される。画像データがあり肯定された場合はステップ102へ移行し、前記ステップ100で否定された場合はステップ104へ移行する。
ステップ102では、画像表示媒体12に表示される画像の書き換えが行なわれる。
ステップ104では、当該フローが終了したか否かが判断される。終了し肯定された場合は当該フローは終了する。前記ステップ104で否定された場合は前記ステップ100に戻る。
次に、コントラスト低下等の表示機能低下の回復機能に関する部分の作用を図9のフローチャートに従い詳細に説明する。
まず、ステップ120では、検出回路18の検出に基づき、電流値の測定が行なわれる。
ステップ122では、一定時間において測定された電流値が記憶される。なお、当該電流値は一定時間ごとに記憶され、記憶は累積されていく。
次に、ステップ124では、積分部42により、前述の式(5)に従い電流の積分値が算出される。
次に、ステップ126では、比較部46にて、前記積分値が、参照値記憶部44に記憶される参照値と比較され、積分値の方が小さく、且つ所定の差分(以下、Δという。)以上異なるか否かが判断される。Δ以上異なり肯定された場合(例えば、Δが3[nC]であり、参照値が24[nC]であるときに、積分値が21[nC]以下となった場合)はステップ128へ移行し、前記ステップ126で否定された場合は当該フローは終了する。
ステップ128では、回復電圧印加制御部48が回復電圧印加部50を制御し、回復電圧を印加する。
次に、ステップ130では、回復時間が総回復時間記憶部52に記憶される回復時間を超えたか否かが判断される。超えて肯定された場合はステップ132へ移行し、前記ステップ130で否定された場合は、前記ステップ128へ移行する。
ステップ132では、回復電圧印加制御部48が回復電圧印加部50を制御し、回復電圧の印加を終了する。
なお、当該フローは、自動的、例えば電源投入時等の逐次的に予め定められたタイミングで回復モードに入る機構であってもよいし、使用者に指定されることにより開始する機構であってもよい。
また、第1実施形態では、粒子28、30の状態を定量的に表す状態量の検出として、電流を検出し、積分値(電荷量)を求めたが、状態量の検出としては、例えば表示基板26側の画像の表示濃度の検出、及び温度、湿度、気圧等の環境量の検出でもよく、電流の検出に限らない。例えば温度の検出の場合は、画像表示装置10が使用されている環境温度を検出し、参照値として設定された30℃を越えた場合に回復モードに入る機構であってもよい。同様に湿度、気圧などの検出によってもよい。
このように、第1実施形態では、予め定められた所定の回復時間まで回復電圧を印加することで、長時間の使用により表示機能が劣化してしまうことを防ぐことができると共に、画像表示装置の寿命を早めてしまうことも防ぐことができる。
(第2実施形態)
以下に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、この第2実施形態において、前記第1実施形態と同一構成部分については、同一の符号を付して、その構成の説明を省略する。
第2実施形態の特徴は、回復モードの中で設定された回復時間前であっても、電荷量測定を行うことで、設定電荷量まで回復したかどうかを判断を行ない、粒子の電荷量が予め設定された所定量となるまで回復電圧の印加を繰り返し行なう機構となっている点にある。
図10に示すように、第2実施形態の画像表示装置10は、前記回復時間を所定の時間に分割した単位回復時間を記憶する単位回復時間記憶部54を備えている。第2実施形態では、回復電圧印加制御部48は、前記単位回復時間記憶部54の記憶する所定時間の間、行電極30A、及び列電極30Bに回復電圧を印加するように、回復電圧印加部50を制御するようになっている。
次に、第2実施形態に関する部分の作用を図11、及び図12のフローチャートに従い詳細に説明する。
図11に示されるように、まず、ステップ150では、検出回路18の検出に基づき、電流値の測定が行なわれる。
ステップ152では、測定された電流値が、一定時間における当該電流値が記憶される。なお、当該電流値は一定時間ごとに記憶され、記憶は累積されていく。
次に、ステップ154では、積分部42により、前述の式(5)に従い電流の積分値が算出される。
次に、ステップ156では、比較部46にて、前記積分値が、参照値記憶部44に記憶される参照値と比較され、積分値の方が小さく、且つ所定の差分(以下、Δという。)以上異なるか否かが判断される。Δ以上異なり肯定された場合はステップ158へ移行し、前記ステップ156で否定された場合は当該フローは終了する。
ステップ158では、後述の図12で説明する回復処理が行なわれる。
図12に示されるように、回復処理では、まず、ステップ160で、回復電圧印加制御部48が回復電圧印加部50を制御し、回復電圧を印加する。
次に、ステップ162では、回復時間が前記所定時間を超えたか否かが判断される。超えて肯定された場合はステップ164へ移行し、前記ステップ162で否定された場合は、前記ステップ160へ移行する。
ステップ164では、比較部46にて、前記積分値が、参照値記憶部44に記憶される参照値と比較され、積分値の方が小さく、且つ所定の差分(以下、Δという。)以上異なるか否かが判断される。Δ以上異なり肯定された場合はステップ160へ移行し、前記ステップ156で否定された場合はステップ166へ移行する。
ステップ166では、回復電圧印加制御部48が回復電圧印加部50を制御し、回復電圧の印加を終了する。
このように、第2実施形態では、長時間の使用により表示機能が劣化してしまうことを防ぐことができると共に、画像表示装置の寿命を早めてしまうことも防ぐことができ、さらに、回復モードの中で予め定められる所定の回復時間前であっても、回復モードを抜けることで、回復までにかかる時間、及び電力の節約が可能である。
なお、第1実施形態、及び第2実施形態では、電圧計を用いたが、直接電流計で電流を測定する構成であってもよい。この場合、抵抗値の測定が不要となるため、より簡易な構成とすることが可能となり、電圧を測定する必要がなくなる。また、電力を測定する機構であってもよい。
以下、別の粒子にて、回復の特性を調べた実験結果を示す。
[粒子A]
(1)(白色粒子−1)
a)分散液A1の調製
以下の表2に示す組成からなる混合物について、10[mmφ]のジルコニアボールを使用したボールミル粉砕を20時間実施し、分散液A1を得る。
Figure 2007058113
b)炭カル分散液Bの調製
以下の表3に示す組成からなる混合物について、分散液A1の作製と同様にボールミルにて微粉砕し、炭カル分散液Bを得る。
Figure 2007058113
c)混合液Cの調製
以下の表4に示す組成からなる混合物について、超音波分散機で脱気を10分間行い、次いで乳化機で攪拌し、混合液Cを得る。
Figure 2007058113
d)粒子の作製
以下の表5に示す組成物を計り採り、充分混合し、超音波分散機で脱気を10分間行った。これを前記混合液Cの中に入れ、乳化機で乳化を実施する。
Figure 2007058113
次にこの乳化液を瓶に入れ、該瓶にシリコーン詮をし、減圧脱気を充分行った後、窒素ガスを封入する。
そして、70℃で10時間反応させて、粒子を作製する。
冷却後、作成した粒子を取り出し、過剰量の3[mol/l]塩酸で炭酸カルシウムを分解させた後、ろ過を行う。
その後、充分な蒸留水で洗浄し、目開きが20[μm]、及び25[μm]のナイロン篩を用いて、25[μm]のナイロン篩は透過し、20[μm]のナイロン篩には透過せず残ったものを採取し、粒度を揃え、乾燥させ、体積平均粒子径23[μm]の白色粒子―1を作製する。
(2)(青色粒子−1)
白色粒子−1において、「a)分散液A1の調製」の工程を下記「d)分散液A2の調製」の工程に差し換え、得られた分散液A2を用いて、白色粒子−1におけるその後の工程を行い、青色粒子−1を作製する。
d)分散液A2の調製
以下の表6に示す組成からなる混合物について、10[mmφ]のジルコニアボールを使用したボールミル粉砕を20時間実施し、分散液A2を得る。
Figure 2007058113
以上の白色粒子−1と、青色粒子−1を重量比で1:1に混合して粒子Aとする。
[粒子B]
黒色粒子32は、アミノプロピルトリメトキシシラン処理したアエロジルA130微粉末を、重量比100対0.2の割合で混合した体積平均粒径20[μm]のカーボン含有架橋ポリメチルメタクリレートの球状黒色粒子(積水化成品工業(株)製テクポリマーMBX−ブラック)を使用し、白色粒子34は、イソプロピルトリメトキシシラン処理したチタニアの微粉末を、重量比100対0.1の割合で混合した体積平均粒径20[μm]の酸化チタン含有架橋ポリメチルメタクリレートの球状白色粒子(積水化成品工業(株)製テクポリマーMBX−ホワイト)を使用し、これらを重量比1対1の割合で混合したものを使用する。
この場合、黒色粒子及び白色粒子は摩擦によって帯電された。なお、これをチャージ・スペクトログラフ法で測定したところ、黒色粒子は約12[fC]、白色粒子は約−12[fC]を中心に分布を持って帯電していた。即ち、黒色粒子はプラスに、白色粒子はマイナスにそれぞれ帯電された。
この混合粒子を粒子Bとする。
上述の粒子Aと粒子Bとを用いて、以下のようなテストを行なった。
基板、20[mm]角のスペースを区切ったテストピース、50[mm]×50[mm]の銅貼りガラスエポキシ基板に高さ200[μm]のアクリル樹脂のスペーサ(テスト領域20[mm]×20[mm])を形成した背面基板、及び50[mm]×50[mm]ガラスITOの表面基板を作成する。何れもベタ電極である。そして、ポリカーボネート樹脂を絶縁層として塗布する。
白黒混合粒子は、粒子8.3[mg]をステンレススクリーンを通して、背面基板のテスト領域内に、ほぼ均一にふるい落とした後、ガラスITOの表示基板26を乗せて、周辺をUV接着剤で硬化させて固定する。
表面基板、背面基板の間に電源と電流計を接続して、電圧を印加して初期化を行い、通常の粒子表示と同様の波形表示駆動を行った後、1日間放置し、ピークツーピーク電圧200[V]、周波数400[Hz]を印加する時間と、このときの帯電量の関係を測定した。
図13に示されるように、粒子Aでは、帯電量が減少した後、3分30秒で初期の状態まで回復するという結果が得られた。一方、粒子Bは2分で初期の状態に回復するという結果が得られた。
ところで、上述の現象の原因は、絶縁粒子の帯電状態が、空気中の水蒸気や粒子自身の樹脂や基板を構成する材料樹脂に含まれるモノマー成分などの影響を受け、電荷を授受し易い状態が発生することがあることから、粒子が接触する初期に正負の電荷が出会って消滅して粒子帯電量が一時的に下がり、その後、粒子同士の接触回数が増加していき、摩擦の効果により粒子同士が帯電して粒子全体として持つ総電荷量が増大している、と考えられる。
また、回復電圧は、印加時間が10秒〜10分、周波数が20[Hz]〜20[kHz]、好ましくは50[Hz]〜10[kHz]、さらに好ましくは100[Hz]〜3[kHz]、電圧が200[V]〜600[V]の矩形波が適切であることが分かった。さらに、電荷量の検出のための印加電圧は、傾斜波印加を行うことが好ましい。
以上の説明で示したように、本発明は、長時間の使用により表示機能が劣化してしまうことを防ぐことができると共に、画像表示装置の寿命を早めてしまうことも防ぐことができる。
(実施例1)
本発明の画像表示装置は以下のように作製した。
表示基板26は、厚さ1.1[mm]の透明ガラスからなる表面基板部材上にITO膜をスパッタリングし、これを所定のパターンにエッチングして複数の列電極30Bを形成し、これらの列電極30B上にトルエン97重量部に対してポリカーボネート樹脂3重量部を溶解させた溶液をディップコートした後、乾燥して2[μm]厚さのポリカーボネート膜からなる絶縁膜を形成することにより作製する。
背面基板28は、0.2[mm]厚さのガラスエポキシ樹脂基板からなる背面基板28部材上に銅膜を貼り合せ、これを所定のパターンにエッチングして複数の行電極30Aを形成し、表面を酸化処理により黒色に染色し、ドライフィルムを高さ150[μm]になるように積層した後、スペーサとして残す部分を幅75[μm]、スペーサに囲まれるセルの形状が1×4[mm]になるようにフォトリソグラフィにて加工した後、行電極30A上にトルエン97重量部に対してポリカーボネート樹脂3重量部を溶解させた溶液をディップコートし、乾燥して2[μm]厚さのポリカーボネート膜からなる誘電体膜を形成し、さらに、スペーサ上には、熱可塑接着剤をステンレスメッシュのスクリーン版により印刷し、150[℃]で30分間乾燥させることにより作製する。
前述の粒子Bをこれらを背面基板28上のスペーサよって区画された凹部にステンレススクリーンを通して振るい落とす。スペーサ上面に付着した白色粒子34および黒色粒子32は、シリコンゴム製ブレードで除去する。表示基板26を所定の位置に位置合わせして重ね合わせ、100[℃]の熱をかけて熱圧着して接合する。
表示基板26の列電極30Bと、背面基板28の行電極30Aに、各々フレキシブルプリント基板を熱圧着して接続し、対応する列駆動回路16B、行駆動回路16Aに電気的に接続した後、最初に列電極30Bと、行電極30Aにそれぞれ±200[V]、400[Hz]の初期化電圧を5分間連続で印加して、十分に粒子を摩擦帯電させるとともに、表示基板26面に均一に分布させて、画像表示装置10を作製した。当該画像表示装置10の初期の帯電量を測定したところ、帯電量は25[nC]で、回復時間は1分30秒だった。参照値として初期帯電量24[nC]、前述の所定の差分(Δ)を3[nC]と決め、帯電量が21[nC]になった場合に回復電圧を印加し、回復時間1分30秒で電圧印加を終了するよう設定した。
この画像表示装置10に、1時間に1回の頻度で画像データをインプットして繰り返し画像を表示させ、1時間ごとに帯電量を検出し、参照値と比較させた。その結果、開始から3日目に、設定した回復動作を行い、帯電量を初期状態まで回復させた。さらに画像の表示繰り返しを3ヶ月間にわたって継続したところ、ほぼ3日時間おきに回復動作を実行した。この間の表示状態を観察し続けたところ、大きなコントラストの変化もなく、良好な表示状態が維持された。
(比較)
一方、比較のため、帯電量を検知せず、1時間に1回の頻度で画像を書き込むたびに10秒間の回復電圧を印加させる以外は上記実施例1と同じ画像表示装置10により表示画像の観察を行ったところ、10日目からコントラストの低下が目立ちはじめ、20日目には部分的に黒濃度の低下が顕著となり見づらい画像となった。この状態は、回復動作の不足が原因であり、この画像表示装置10に回復時間以上の回復電圧を印加したところ、表示状態は初期状態に復帰した。
また、さらに比較のため、帯電量を検知せず、1日に1回2分間の回復動作を行う以外は上記実施例1と同じ画像表示装置10により表示画像の観察を行ったところ、1ヶ月目に表示画像の白地のかぶり(白濃度の上昇)が認識されるようになり、白黒濃度のコントラストが低下した。この画像表示装置10に上記比較例と同じ回復電圧を印加したが、表示状態は十分には初期状態に復帰しなかった。この原因は、過剰な回復動作の繰り返しのために、粒子の帯電性能が劣化したものと考えられる。
(実施例2)
実施例2は、第2実施形態の実施例である。本実施例2では、図12に示す回復処理フローを行うこと以外は実施例1と同様の画像表示装置10を作製した。
この画像表示装置10では、所定時間を20秒に設定し、1時間に1回の頻度で画像データをインプットして繰り返し画像を表示させ、1時間ごとに帯電量を検出し、参照値と比較させた。その結果、開始から3日目に1分間(所定時間×3回)の回復動作を行い、帯電量を初期状態まで回復させた。さらに画像の表示繰り返しを3ヶ月間にわたって継続したところ、ほぼ3日時間おきに回復動作を実行したが、1分間から1分40秒間(所定時間×3回〜5回)の回復動作を行っていた。この間の表示状態を観察し続けたところ、大きなコントラストの変化もなく、良好な表示状態が維持された。また、実施例1と比較すると、回復に要したトータルの電力が少なくて済み、より低消費エネルギの画像表示装置が得られた。
第1実施形態に係る画像表示装置の説明図である。 (A)は第1実施形態に係る画像表示媒体の表示基板の正面図であり、(B)は第1実施形態に係る画像表示媒体の背面基板の正面図である。 (A)は図1のA−A断面図であり、(B)は図1のB−B断面図である。 第1実施形態に係る画像表示装置の要部の機能構成図である。 (A)は初期化モードにおける表面電極の基板電位、(B)は背面電極の基板電位であり、(C)は書き込みモードにおける表面電極の基板電位、(D)は背面電極の基板電位である。 画像表示媒体において対抗する電極間に印加される電位差と表示濃度の関係を示す図である。 回復電圧の印加時間を説明するグラフである。 第1実施形態に係る画像書き換えのフローチャートである。 第1実施形態に係る回復処理のフローチャートである。 第2実施形態に係る画像表示装置の要部の機能構成図である。 第2実施形態に係る回復処理の概要のフローチャートである。 第2実施形態に係る回復処理のフローチャートである。 実施例における異なる粒子ごとの異なる第2の電圧印加時間を示すグラフである。
符号の説明
10 画像表示装置
12 画像表示媒体
14 駆動電源
16A 行駆動回路
16B 列駆動回路
18 検出回路(検出手段)
20 制御部
22 シーケンサ
24 画像入力部
26 表示基板
28 背面基板
28 粒子
30A 行電極
30B 列電極
32 黒色粒子
34 白色粒子
36 画像表示電圧印加部
38 電流値一時記憶部
40 検出タイマ
42 積分部
44 参照値記憶部(記憶手段)
46 比較部(比較手段)
48 回復電圧印加制御部(終了手段、調整手段)
50 回復電圧印加部(回復手段、回復電圧印加手段)
52 総回復時間記憶部
54 単位回復時間記憶部

Claims (14)

  1. 少なくとも一方が透明電極で構成された一対の電極間に、画像データに基づいて所定の画像表示電圧を印加することで、前記電極間に封入された粒子を移動させ、前記透明電極側に配列した前記粒子によって画像表示を行なう画像表示装置であって、
    前記粒子の電荷量の低下を所定量に回復させる回復手段と、
    前記粒子の電荷量が予め設定された所定量となったときに前記回復手段による回復を終了させる終了手段と、
    を有することを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記粒子の電荷量が予め設定された所定量となったときは、前記回復のための処理が予め定められた回復時間の間行なわれたときであることを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
  3. 前記回復時間は、画像表示動作条件に応じて定まることを特徴とする請求項2記載の画像表示装置。
  4. 前記回復は、前記粒子の電荷量が予め設定された所定量となるまで繰り返される所定の単位時間の回復動作であることを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
  5. 前記回復手段は、前記粒子に回復電圧を印加する回復電圧印加手段であることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項記載の画像表示装置。
  6. 前記回復電圧は交番電圧であることを特徴とする請求項5記載の画像表示装置。
  7. 前記交番電圧の印加時間、ピーク電圧、波形、及び周波数のうち少なくとも何れかを調整する調整手段を更に有することを特徴とする請求項6記載の画像表示装置。
  8. 前記回復電圧は、前記透明電極側の前記粒子の配列を均一にする電圧を含むことを特徴とする請求項5乃至請求項7の何れか1項記載の画像表示装置。
  9. 前記粒子の状態を定量的に表す状態量を検出する検出手段を更に有し、
    前記調整手段が、前記検出結果に応じて前記交番電圧を調整することにより、前記透明電極側の前記粒子の配列は調整されることを特徴とする請求項7又は請求項8記載の画像表示装置。
  10. 前記状態量に対応する予め定められた調整量を記憶する記憶手段と、
    前記状態量と前記調整量との比較を行なう比較手段と、を更に備え、
    前記回復手段は、前記比較結果に基づき、前記回復を行うことを特徴とする請求項9記載の画像表示装置。
  11. 前記状態量は、前記透明電極側の画像表示の濃度、前記粒子の前記電極間の移動に伴う電流値を時間積分して得られる電荷量、及び温度、湿度、気圧の少なくとも何れかを含む環境量、の少なくとも何れかを含むことを特徴とする請求項9又は請求項10記載の画像表示装置。
  12. 少なくとも一方が透明電極で構成された一対の電極間に、画像データに基づいて所定の画像表示電圧を印加することで、前記電極間に封入された粒子を移動させ、前記透明電極側に配列した前記粒子によって画像表示を行なう画像表示装置における画像表示方法であって、
    前記粒子の電荷量の低下を所定量に回復させ、
    予め設定された時間を超えると、前記回復を終了することを特徴とする画像表示方法。
  13. 前記予め定められた時間は、画像表示動作条件に応じて予め定まる、前記粒子の電荷量が予め設定された所定量となる時間であることを特徴とする請求項12記載の画像表示方法。
  14. 少なくとも一方が透明電極で構成された一対の電極間に、画像データに基づいて所定の画像表示電圧を印加することで、前記電極間に封入された粒子を移動させ、前記透明電極側に配列した前記粒子によって画像表示を行なう画像表示装置における画像表示方法であって、
    前記粒子の電荷量の低下を、前記予め定めた条件を満足するまで繰り返される所定の単位時間の回復動作により、所定量に回復させ、
    前記粒子の電荷量が予め設定された所定量となったときに前記回復を終了することを特徴とする画像表示方法。
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