JP2007058000A - 光学走査装置及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 光源からの光ビームを偏向可能に設けられた光学走査装置において、使用時の発熱によるレンズ等の光学素子への影響を極力低減できる簡易な構成の光学走査装置を提供する。
【解決手段】 光学走査装置18のハウジング36上には、3つの独立した部屋(第1の部屋37a、第2の部屋37b、第3の部屋37c)が形成されている。第1の部屋37aと第2の部屋37bは、熱伝導性の良い部材から成る筐体で構成されており、各筐体内には熱源となるレーザダイオード7a、7bとポリゴンミラー2がそれぞれ配置されている。第3の部屋は、ハウジング36上に配置される結像光学系3や折り返しミラー4を囲むように仕切り板38を設けて構成されており、第3の部屋37cの上部側開口は、カバー(図示せず)を用いて閉塞される。
【選択図】 図3

Description

本発明は、プリンタやファクシミリ、複写機などの画像形成装置で使用される光学走査装置に関し、特に光学走査装置内で発生する熱による光学素子への影響を低減できる光学走査装置に関する。また、本発明はそのような光学走査装置を備える画像形成装置に関する。
一般に、光学走査装置は、レーザ発光部を有するビーム光源装置から射出された光ビームを、シリンダレンズ、ポリゴンミラー、fθレンズ等から構成される走査光学系により、ビームスポットとして被走査面上に結像させ、ポリゴンミラーを回転させることにより、被走査面上を主走査方向に等速走査させるようにしたものである。そして、複数のレーザダイオードを備えたマルチビーム光学走査装置は、1つのビームを用いて走査する場合に比べ、ポリゴンミラーの回転数を上げることなく被走査面の走査及び静電潜像の形成を迅速に行うことができるため、複写機、レーザプリンタ、レーザファクシミリ等の画像形成装置に広く用いられている。
従来の光学走査装置の構成を図6に示す。100は光学走査装置であり、光学走査装置100内には、2個のレーザダイオード(以下、LDという)7a、7bを備えた光源装置1、ポリゴンミラー(回転多面鏡)2、結像光学系3及び折り返しミラー4等が配置されている。光源装置1から射出された2本の光ビームは、光源装置1上に配置された各光学素子及び平面ミラー5を介してポリゴンミラー2に入射する。ポリゴンミラー2の偏向面で偏向された光ビームは、fθ特性を有する結像光学系3、折り返しミラー4を経て例えば、感光体等の被走査面(図示せず)上に結像される。光学走査装置100の底面には、光ビームを被走査面に向けて導くための窓部6が設けられている。
光源装置1には、上述のLD7a、7bと、LD7a、7bから出射された光ビームを略平行光束にするコリメータレンズ8と、平板光学素子、レンズ、プリズム等で構成され、コリメータレンズ8を透過した光ビームの光路を変更する光路変更手段9(図中の破線で囲まれる部分に配置される光学素子)と、副走査方向(図の紙面方向)にのみ屈折力を有するシリンドリカルレンズ10と、が配置されている。また、光学走査装置100の上部は図示しない蓋部材により閉塞されている。
このような光学走査装置100において、ポリゴンミラー2は、ポリゴンミラー用の駆動モータ(図示せず)を用いて回転されるが、ポリゴンミラー2は高速回転されるために、ポリゴンミラー用の駆動モータは駆動時にかなりの発熱を伴う。また、LD7a、7bを用いた光源も、発光により発熱を伴う。
そして、これらの発熱により、光学走査装置100内の温度が上昇すると、装置内に収容されているレンズ等の光学素子(例えばfθレンズなど)の特性が変化してしまい、光ビームを本来の方向に導けない等の問題が生じる。特に、光源が2ビームで構成される上述のような光学走査装置においては、例えば、各LD7a、7bが発する光ビーム同士の副走査方向のピッチ間隔に狂いが生じて、感光体ドラム(図示せず)上に形成される2次元静電潜像の主走査方向に伸びる各画像ラインが副走査方向に等間隔とならない(以下、ビームピッチ間変動という。)ために印字品質が低下するといった問題等が生じる。
このため、ポリゴンミラーの回転に伴う発熱や、光源の発光に伴う発熱によって光学走査装置内の温度が上昇し、レンズ等に悪影響を及ぼさないように、従来、種々の工夫がなされている。
例えば、特許文献1においては、光源と、光源からの光ビームを反射するミラーと、ミラーを回転駆動する駆動モータと、ミラーからの光ビームを結像する結像レンズと、これらの構成要素を支持する光学箱と、光学箱の開口を閉塞するカバーとを備えた光学走査装置において、駆動モータと結像レンズとの間に仕切りを設け、駆動モータの近傍に放熱部材の一部を配置し、放熱部材の他部を、光学箱を閉塞するカバーの外側に配置する光学走査装置が提案されている。そして、この構成によれば仕切りにより駆動モータの熱が結像レンズに伝達するのを防止できるとともに、放熱部材により駆動モータの熱を光学箱の外部に放出可能となり、結像レンズの昇温を抑えることができる。
また、特許文献2においては、特許文献1と同様の構成の光学走査装置において、ポリゴンミラーを駆動する駆動モータと結像レンズとの間の仕切り、及び放熱部材を設けず、代わりに光学箱の開口を閉塞するカバーを熱伝導性のよい材料で形成し、光源と駆動モータの放熱を促進する構成の光学走査装置が提案されている。
更に、特許文献3においては、光源と、光源から出射される光ビームを走査駆動させる光走査手段とを有する光学系がハウジング内に収容された光学走査装置において、ハウジングの周壁が、光学系が収容される空間を形成する内壁部と、内壁部の外周側を囲う外壁部とを有し、内壁部と外壁部との間に空間を形成した光学走査装置や、前述の空間に冷却用流体を流すことができる光学走査装置が提案されている。そして、これによれば、光学系全体の温度上昇を極力抑えることが可能とされる。
しかしながら、特許文献1の光学走査装置においては、光源と、結像レンズ等のレンズの間に仕切りはなく、光源の近傍には放熱部材が設けられていないために、光源からの発熱よりレンズ特性が変化する可能性があり、光学走査装置における発熱に対する対策としては十分とは言えない。また、特許文献2の光学走査装置は、光学箱の開口を閉塞するカバーでのみ放熱を行う構成のため、多量の発熱を伴うポリゴンミラー用の駆動モータからの熱の影響がレンズに及ぶ可能性がある。更に、特許文献3の光学走査装置は、構造が複雑になり光学走査装置の形成が容易でなくなる等の問題がある。
特開平10−123447号公報 特開2000−180776号公報 特開2004−62102号公報
本発明は、上記の問題点に鑑み、光源からの光ビームを偏向可能に設けられた光学走査装置において、使用時の発熱によるレンズ等の光学素子への影響を極力低減できる簡易な構成の光学走査装置を提供することである。また、本発明の他の目的は、使用時の発熱による光学素子への悪影響を低減できる光学走査装置を備えることにより、印字品質の低下を防止できる画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために本発明は、単数又は複数の光源と、該光源からの光ビームを偏向走査する光偏向手段と、該光偏向手段からの光ビームを結像する結像光学系と、前記光源と前記光偏向手段との間に配置される少なくなくとも1つ以上の光学素子と、これらの構成要素が配置されるハウジングと、を備える光学走査装置において、前記光源と前記光学素子とは、まとめて1つの独立した部屋に収容されるか、又は所定の組み合わせに分割されて複数の独立した部屋に収容され、前記光偏向手段と前記結像光学系とは、それぞれ前記光源及び前記光学素子が収容される部屋と異なる別々の独立した部屋に収容され、前記光源と前記光偏向手段とが収容される部屋は、熱伝導性の良い部材を用いて形成されることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の光学走査装置において、前記光源と前記光偏向手段とが収容されない部屋は、前記ハウジングと同一の素材で形成されることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の光学走査装置を備える画像形成装置であって、前記結像光学系による結像は、感光体上に形成されることを特徴としている。
本発明の第1の構成によれば、一定の部材を複数の独立した部屋に分けて収容する構成としているために、各部屋に収容される部材に他の部屋内で発生する熱の影響が及びにくい。そして、最も発熱量の多い部材である光偏向手段のみを独立した1つの部屋に収容しているために、発熱によって光学素子が受ける影響を効果的に軽減できる。また、熱源となる光偏向手段や光源は、別々に熱伝導性の良い部材で形成された部屋に収容されているために、熱源を有する部屋の放熱効率はよく、光学走査装置全体の温度上昇を極力抑えることが可能となる。以上により、簡易な構成で、光学走査装置内に配置される光学素子の光学特性が、装置内で発生する熱によって変動するのを極力軽減できる。
また、本発明の第2の構成によれば、上記第1の構成の光学走査装置において、光学走査装置のハウジングを製造する際に一体的に、一部の部屋の仕切り設けることが可能となるため、製造コスト及び作業負担を低減できる。
また、本発明の第3の構成によれば、上記第1又は第2の構成の光学走査装置を備える画像形成装置において、光学走査装置の光学素子の光学特性が安定するために印字品質の低下を抑制できる。また、光学走査装置の光源が複数である場合には、ビームピッチ間変動の抑制もできるために、ビームピッチ間変動による印字品質の低下の抑制もできる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の光学走査装置を備える画像形成装置であり、ここでは一例としてデジタル複合機を示している。画像形成装置では、コピー動作を行う場合、複合機本体11内の画像形成部12において、帯電ユニット13により時計回り(図の矢印方向)に回転する感光体ドラム14が一様に帯電され、画像読取部15で読み取られた原稿画像データに基づく光学走査装置18からのレーザビームにより感光体ドラム14上に静電潜像が形成され、現像ユニット17により静電潜像に現像剤(以下、トナーという)が付着されてトナー像が形成される。この現像ユニット17へのトナーの供給はトナーコンテナ16から行われる。なお、光学走査装置18の詳細については後述する。
上記のようにトナー像が形成された感光体ドラム14に向けて、用紙19が給紙機構20から給紙ローラ21、用紙搬送路22及びレジストローラ対23を経由して画像形成部12に搬送され、この画像形成部12において転写ローラ24により感光体ドラム14の表面に形成されたトナー像が用紙19に転写される。そして、トナー像が転写された用紙19は感光体ドラム14から分離され、定着ユニット25に搬送されてトナー像が定着される。トナー像が用紙に転写された後に感光体ドラム14の表面に残ったトナー(残留トナー)は、クリーニング装置26により除去される。
定着ユニット25を通過した用紙19は、分岐部材27において搬送方向が複数方向に振り分けられる。用紙の片面のみに画像を形成する場合は、用紙19はそのまま画像面が上向き(以下、フェイスアップという)の状態で側面排出ローラ対28を通過して側面排出口35から用紙排出トレイ29上に排出されるか、或いは分岐部材27によって用紙搬送路30に振り分けられ、搬送ローラ対31を経て胴内排出ローラ対32より画像面を下向き(以下、フェイスダウンという)にして胴内排出トレイ33上に排出される。用紙搬送路30、搬送ローラ対31及び胴内排出ローラ対32は、用紙の搬送方向を切り換えるスイッチバック装置としても機能する。
一方、用紙の両面に画像を形成する場合は、定着ユニット25を通過した用紙19は分岐部材27で用紙搬送路30に振り分けられる。そして、用紙後端部が分岐部材27を通過した後、搬送ローラ対31及び胴内排出ローラ対32を逆回転させて搬送方向を切り換えた後、分岐部材27において今度は両面印字経路34に振り分けられ、画像の形成されていない面を上に向けて画像形成部12へ再搬送される。再搬送された用紙19は、画像形成部12において次の画像が形成され、定着部25に搬送されてトナー像が定着された後、側面排出ローラ対28或いは胴内排出ローラ対32より装置外部に排出される。
また、図示しないが、感光体ドラム14の表面の残留電荷を除去する除電装置がクリーニング装置26の下流側に設けられている。さらに、給紙機構20は、装置本体11に着脱自在に取り付けられ、用紙を収納する複数の給紙カセット20a、20b、20cと、その上方に設けられるスタックバイパス(手差しトレイ)20dとから構成され、これらは用紙搬送路22を介して感光体ドラム14及び現像ユニット17等からなる画像形成部12に繋がっている。
次に、光学走査装置18の詳細について図2〜図5を参照しながら説明する。なお、従来の光学走査装置100(図6参照)と共通する部分については、同一の符号を付して、特に必要が無い場合には説明を省略する。図2は、本実施形態の光学走査装置18の構成を示す概略平面図である。図2に示すように、光学走査装置18を構成する樹脂性のハウジング36上には、3つの独立した部屋(第1の部屋37a、第2の部屋37b、第3の部屋37c)が形成されている。
図3は、各部屋37a〜37cの構成を理解しやすように、部屋37a〜37cを分離して示した概略斜視図である。図3に示すように、第1の部屋37aと第2の部屋37bは、直方体形状の筐体で構成されており、この筐体がハウジング36上に固定配置されている。また、第3の部屋は、ハウジング36上に配置される結像光学系3や折り返しミラー4等を囲むように仕切り板38を設けることによって形成されている。なお、第3の部屋37cの上部側開口は、カバーを用いて図2に示すように閉塞される。
次に、各部屋37a〜37cの構成の詳細について説明する。第1の部屋37aの内部には、光源装置1が収容されている。図4は、本実施形態の光学走査装置18が備える光源装置1を示した概略斜視図である。図4に示すように、光源装置1は、L字型のベース部材40に、光源となる2つのLD7a、7bと、平行光変換手段であるコリメータレンズ8と、平板光学素子、レンズ、プリズム等で構成される光路変更手段9と、副走査方向にのみ屈折力を有するシリンドリカルレンズ10と、が配置された構造となっている。
第1の部屋37aを構成する筐体には、LD7a、7bから出射された光ビームが、コリメータレンズ8、光路変更手段9、シリンドリカルレンズ10を透過した後に、第2の部屋37bに導かれるように、スリット39aが設けられている。このスリット39a部分は、ガラス等の透明な部材で閉塞されている。
第1の部屋37aには、LD7a、7bが配置されているために、LD7a、7bが発光すると熱が発せられる。このため、第1の部屋37aの内部温度が上昇し、第1の部屋37aに配置されるコリメータレンズ8等のレンズ類の特性に悪影響を及ぼす可能性がある。この点を考慮して、第1の部屋37aを構成する筐体は、例えば、アルミニウム、マグネシウム等の熱伝導性の良い金属で形成し、LD7a、7bの発光による熱を放熱し易く構成している。
第2の部屋37bの内部には、図5に示すように、ポリゴンミラー2が、平坦な基板41上に配置された状態で収容されている。ポリゴンミラー2は、回転することによって、LD7a、7bからの光ビームを感光体ドラム14(図1参照)上を主走査方向に等速走査させる役割を果たす。このため、図3に示すように、第2の部屋37bを構成する筐体には、LD7a、7bから出射され第1の筐体のスリット39aを透過した光ビームを内部に引き入れるためのスリット39bと、ポリゴンミラー2で反射された光ビームを第3の部屋37cへと導くスリット39cとが設けられている。このスリット39b、39c部分は、ガラス等の透明な部材で閉塞している。
前述のように、画像形成を行う場合、ポリゴンミラー2は高速度で回転されるために、ポリゴンミラー2の駆動モータ42は多量の熱を発生し、光学走査装置18における温度上昇の最大の原因となる。このため、ポリゴンミラー2は、単独で1つの独立した部屋に収容される構成となっている。そして、第2の部屋37bの内部に熱が溜まらないように、第2の部屋37bを構成する筐体は、例えば、アルミニウム、マグネシウム等の熱伝導性の良い金属で形成し、駆動モータ42から発せられる熱を放熱し易い構成としている。
第3の部屋37cの内部には、図3に示すように、結像光学系3と、折り返しミラー4とが配置されている。結像光学系3は、2つの走査レンズ3a、3bで構成され、ポリゴンミラー2によって等角速度で走査される走査光を感光体ドラム14上において等速度で走査する走査光に変換するfθ特性を有する。なお、第3の部屋37の下面側には、折り返しミラー4で反射された光ビームを感光体ドラム14に向けて導けるように窓部(図示せず)が設けられている。
第3の部屋37cを形成するために設けられる仕切り板38は、樹脂により形成されているが、ハウジング36と同一素材の樹脂で形成するのが好ましい。これにより、仕切り板38をハウジング36と一体成形することが可能となる。仕切り板38のうち、図3に示される部分38aには、第2の部屋37bのスリット39cを通過してきた光ビームを透過できるようにスリット39dが設けられている。このスリット39d部分は、ガラス等の透明な部材で閉塞されている。
なお、本実施形態では、各部屋37a〜37cに設けられるスリット39a〜39dについて、ガラス等の透明な部材を用いて閉塞する構成としたが、これに限定されず、各スリット39a〜39dを閉塞しない構成としても構わない。
以上のように、光学走査装置18に配置される部材を所定の組み合わせに分けて、独立した部屋37a〜37cに収容することにより、各部屋37a〜37cにおいて、他の部屋から受ける熱の影響を軽減できる。また、熱源となるLD7a、7b及びポリゴンミラー2を有する第1の部屋37a及び第2の部屋37bについては、熱伝導の良い部材で形成しているために、光学走査装置18における放熱性を高めることができ、光学走査装置18の温度上昇を抑制できる。なお、放熱効果を更に高めるために、第1の部屋37a及び第2の部屋37bの近傍に冷却用のファン等を設ける構成としても構わない。
本発明は、上記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、本実施形態においては、LD7a、7bと、コリメータレンズ8と、光路変更手段9と、シリンドリカルレンズ10を1つの基板40に配置し、これを光源装置1として、第1の部屋37aにまとめて収容する構成としているが、LD7a、7b及びコリメータレンズ8の組と、光路変更手段9とシリンドリカルレンズ10の組とに分けて、これらを独立の2つの部屋に収容する構成等としても構わない。
また、本実施形態では、第1の部屋37aや第2の部屋37bを形成するに際し、直方体形状の筐体に所定の部材を収容する構成としているが、これに限られる趣旨ではない。すなわち、例えば、筐体の形状を別形状としても構わないし、筐体ではなく、光源装置1やポリゴンミラー2に覆い被さるような部材を光源装置1等に被せて各部屋を形成しても構わない。更に、光学走査装置18に用いられる光学系の構成も本実施形態の構成に限定されない。
その他、本発明は図1に示したようなデジタル複合機に限らず、タンデム方式のカラー画像形成装置や、アナログ方式のモノクロ複写機、或いはファクシミリ、レーザプリンタ等、他のタイプの画像形成装置にも適用できるのはもちろんである。
本発明は、単数又は複数の光源と、光源からの光ビームを偏向走査する光偏向手段と、光偏向手段からの光ビームを結像する結像光学系と、光源と光偏向手段との間に配置される少なくなくとも1つ以上の光学素子と、これらの構成要素が配置されるハウジングと、を備える光学走査装置において、光源と光学素子とは、まとめて1つの独立した部屋に収容されるか、又は所定の組み合わせに分割されて複数の独立した部屋に収容され、光偏向手段と結像光学系とは、それぞれ光源及び光学素子が収容される部屋と異なる別々の独立した部屋に収容され、光源と光偏向手段とが収容される部屋は、熱伝導性の良い部材を用いて形成されることとする。
このため、各部屋に収容される部材に他の部屋内で発生する熱の影響が及びにくい。そして、最も発熱量の多い部材である光偏向手段のみを独立した1つの部屋に収容しているために、光学素子への発熱の影響を効果的に軽減できる。また、熱源となる光偏向手段や光源は、別々に熱伝導性の良い部材で形成された部屋に収容されているために、熱源を有する部屋の放熱効率はよく、光学走査装置全体の温度上昇を極力抑えることが可能となる。以上により、使用時の発熱による光学走査装置内に配置される光学素子の光学特性の変動を極力軽減できる。
また、光源と光偏向手段が収容されない部屋は、ハウジングと同一の素材で形成することにより、ハウジングを製造する際に一体的に、一部の部屋の仕切り設けることが可能となるために、光学走査装置の製造コストや作業負担を軽減できる。
また、本発明の画像形成装置は、光学素子の光学特性が熱によって極力変動しないように構成された光学走査装置を備えるために、印字品質の低下を抑制できる。また、光学走査装置の光源が複数である場合には、ビームピッチ間変動の抑制もできるために、ビームピッチ間変動による印字品質の低下の抑制もできる。
は、本実施形態の画像形成装置の構成を示す概略断面図である。 は、本実施形態の光学走査装置の構成を示す概略平面図である。 は、本実施形態の光学走査装置が複数の部屋に分けられている様子を説明するための概略斜視図である。 は、本実施形態の光学走査装置が備える光源装置の構成を示す概略斜視図である。 は、本実施形態の光学走査装置が備えるポリゴンミラーの構成を示す概略斜視図である。 は、従来の光学走査装置の構成を示す概略平面図である。
符号の説明
2 ポリゴンミラー(光偏向手段)
3 結像光学系
7a、7b LD(光源)
8 コリメータレンズ(光学素子)
9 光路変更手段(光学素子)
10 シリンドリカルレンズ(光学素子)
18 光学走査装置
36 ハウジング
37a 第1の部屋
37b 第2の部屋
37c 第3の部屋

Claims (3)

  1. 単数又は複数の光源と、該光源からの光ビームを偏向走査する光偏向手段と、該光偏向手段からの光ビームを結像する結像光学系と、前記光源と前記光偏向手段との間に配置される少なくなくとも1つ以上の光学素子と、これらの構成要素が配置されるハウジングと、を備える光学走査装置において、
    前記光源と前記光学素子とは、まとめて1つの独立した部屋に収容されるか、又は所定の組み合わせに分割されて複数の独立した部屋に収容され、
    前記光偏向手段と前記結像光学系とは、それぞれ前記光源及び前記光学素子が収容される部屋と異なる別々の独立した部屋に収容され、
    前記光源と前記光偏向手段とが収容される部屋は、熱伝導性の良い部材を用いて形成されることを特徴とする光学走査装置。
  2. 前記光源と前記光偏向手段とが収容されない部屋は、前記ハウジングと同一の素材で形成されることを特徴とする請求項1に記載の光学走査装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の光学走査装置を備え、前記結像光学系による結像は、感光体上に形成されることを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016102813A (ja) * 2014-11-27 2016-06-02 コニカミノルタ株式会社 光学装置及び画像形成装置

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