JP2007057993A - 現像装置および現像方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 多色の現像ユニットを備えた装置における処理の高速化を図ることができる現像装置を提供する。
【解決手段】 複数色分の現像ユニット6Y,6M,6C,6BKを備え、これらの現像ユニット6Y,6M,6C,6BKを回転駆動することによって感光体ドラム4との対向位置に現像ユニット6Y,6M,6C,6BKを順次配置し、トナー像を感光体ドラム4上に形成する現像装置であって、現像ユニット6Y,6M,6C,6BKのそれぞれに電源を供給し、現像ユニット6Y,6M,6C,6BKを所定電位に充電する高圧電源基板30と、現像ユニット6Y,6M,6C,6BKを所定電位に充電するまでの充電時間を調整する高速切替回路50とを有している。
【選択図】 図6

Description

本発明は、複写機、プリンタ、あるいはファクシミリ等の画像形成装置に搭載される現像装置に関する。より詳細には、複数色分の現像ユニットを備える現像装置に関する。
従来、電子写真方式を採用した複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置は、種々のものが採用されており、実際に製品化されている。例えば、イエロ、マゼンタ、シアン、ブラックの4色分の現像ユニットを備え、感光体ドラムが1回転するごとに、感光体ドラム上にイエロ、マゼンタ、シアン、ブラック等の4色のトナー像を順次形成する、いわゆる4サイクル型の画像形成装置がある。感光体ドラム上に順次形成された4色のトナー像は、中間転写体上に多重に転写した後、中間転写体から記録用紙に一括転写することでカラー画像が形成される。
図1に4サイクル型画像形成装置の現像器に与える理想的な電位の推移を示す。多色の現像ユニットを回転移動させて画像を形成する4サイクル機においては、感光体と対向する位置に現像ユニットを移動させる直前(図2に示す位置A)に、現像ユニットに素早く所定電位を与え、感光体との対向位置から離れた直後(図2に示す位置B)に現像ユニットの電位を0にしなければならない(例えば、特許文献1参照)。すなわち、図1に示すように、現在、感光体と対向している現像ユニットから次の現像ユニットを対向させるときには、現在対向している現像ユニットの電位を早急に引き下げ、次に対向させる現像ユニットを早急に帯電させなければならない。
また、ジョブの開始当初やジョブの終了後には、図1に示すように現像バイアス電位と感光体の表面電位とをゆっくりと立ち上げたり、ゆっくりと立ち下げなければならない。例えば、図3(A)に示すように現像ユニットに供給する現像電位だけが急速に立ち上がった場合、現像電位と感光体の表面電位との間に電位差が生じ、現像ユニットから感光体にマイナスの電荷を持ったトナーが飛散する。また、図3(B)に示すように感光体の表面電位だけが急速に立ち上がった場合、現像電位と感光体の表面電位との間に電位差が生じ、現像ユニットから感光体にプラスの電荷を持ったキャリアが飛散する。
さらに、プロセスコントロールとよばれる画像品質を制御する工程では、例えば、所望の電位である−700Vに一度に帯電させるのではなく、一度−300Vに帯電させてから、−700Vに帯電させる制御を行う。プロセスコントロールとは、最終転写体の表面にテスト用のトナーパッチを形成し、このトナーパッチを光学濃度センサで検出し、トナーパッチの位置や濃度に基いて、レジストレーション制御、トナー画像濃度制御を行う処理である。
特公平6−42099号公報
上述のように、4サイクル機において画像形成の速度をさらに高めるためには、現像ユニットを所定電位に充電させるときの充電スピードを調整できるようにしなければならない。すなわち、ジョブの開始当初、ジョブ終了時やプロセスコントロール時においては、感光体の表面電位と現像バイアス電位とを比較的ゆっくりと変化させなければならない。また、現像の途中では、現像ユニットに高速に現像バイアスを印加したり、また、現像ユニットから除電しなければならない。
しかながらこのような技術課題について言及している技術文献もなければ、解決手段を開示している文献も知られていない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、多色の現像ユニットを備えた装置における処理の高速化を図ることができる現像装置および現像方法を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために本発明の現像装置は、複数色分の現像装置を備え、該複数色分の現像装置を回転駆動することによって感光体との対向位置に前記複数色分の現像装置を順次配置し、トナー像を前記感光体上に形成する現像装置であって、前記複数色分の現像装置のそれぞれに電源を供給し、該現像装置を所定電位に充電する電源装置と、前記現像装置を前記所定電位に充電するまでの充電時間と、前記現像装置から前記所定電位を放電する放電時間とを調整する調整回路と、を有する構成としている。従って、現像の工程に応じて、現像装置に所定電位を供給する時間を調整することができる。このため、画像形成の印刷速度を高めても画像に汚れが生じたりすることがない。
上記現像装置において、前記調整回路は、第1色目の前記現像装置を前記所定電位に充電するときの充電時間が、他色の前記現像装置を前記所定電位に充電するときの充電時間よりも長くなるように調整するとよい。従って、現像の工程に合わせた速度で現像装置に所定電位を供給することができる。
上記現像装置において、前記調整回路は、所定電位に充電された最終色の前記現像装置から前記所定電位を放電するときの放電時間が、他色の前記現像装置から前記所定電位を放電するときの放電時間よりも長くなるように調整するとよい。従って、現像の工程に合わせた速度で現像装置に所定電位を供給することができる。
上記現像装置において、前記調整回路は、トナー画像の濃度調整を行うプロセスコントロールのときに前記現像装置を帯電させる帯電時間が、前記他色の前記現像装置を前記所定電位に充電するときの充電時間よりも長くなるように調整するとよい。従って、プロセスコントロール時に所望の速度で現像装置に所定電位を供給することができる。
上記現像装置において、前記調整回路は、前記電源装置に電源電圧を供給するタイミングを調整する時定数回路を有し、該時定数回路の時定数を切り替えることで前記タイミング調整を行うとよい。従って、簡単な構成で現像ユニットを所定電位に帯電させる時間を調整することができる。
上記現像装置において、前記電源装置は、交流電源と直流電源とを備え、前記感光体との対向位置に前記現像装置を移動させるときに、前記交流電源をオフさせる制御信号によって前記時定数回路の時定数を切り替えて前記直流電源を制御する制御手段を有するとよい。従って、交流電源を制御する制御信号で直流電源も制御することができ、制御線の本数を減らすことができる。
上記現像装置において、前記電源装置は、直列接続した第1抵抗及び第2抵抗と、コンデンサとを有する前記時定数回路と、前記時定数回路の出力と、前記電源装置の出力を分圧した電圧とを比較し、比較結果に応じて第1スイッチを制御する制御手段と、前記制御手段の制御に従って、前記昇圧トランスの一次巻線側に流す電流をオン、オフさせる前記第1スイッチと、前記第2抵抗に並列に接続したバイパス回路をオン、オフし、前記時定数回路の時定数を切り替える第2スイッチとを有しているとよい。
上記現像装置において、前記昇圧トランスの二次巻線側に、該二次巻線の出力電荷を蓄えるコンデンサを放電する電流バイパス回路を有しているとよい。従って、コンデンサに蓄えられた電荷を放電する時間を短縮し、昇圧トランスの出力を早急に立ち下げることができる。
本発明の現像方法は、複数色分の現像装置を回転駆動しながら感光体との対向位置に順次配置するステップと、前記対向位置にある現像装置に、前記所定電位に充電するまでの充電時間と、前記対向位置から離れる前記現像装置から前記所定電位を放電する放電時間とを調整するステップとを有している。従って、現像の工程に応じて、現像装置に所定電位を供給する時間を調整することができる。このため、画像形成の印刷速度を高めても画像に汚れが生じたりすることがない。
本発明は、現像の工程に応じて、現像装置に所定電位を供給する時間、又は現像装置から所定電位を放電する時間を調整することができる。このため、画像形成の印刷速度を高めても画像に汚れが生じたりすることがない。
添付図面を参照しながら本発明の好適な実施例を説明する。
まず、図4を参照しながら本実施例の構成を説明する。図4に、現像装置を搭載したデジタルフルカラー複写機の構成を示す。このデジタルフルカラー複写機本体1の上部には、カラー画像等を有する原稿の画像を読み取るIIT(Image Input Terminal)2が設けられている。このIIT2によって読み取られた画像データや、図示しないパーソナルコンピュータ等から送られくる画像データは、例えば、赤(R)、緑(G)、青(B)(各8ビット)の3色の画像データとして図示しない画像処理部に送られる。この画像処理部では、画像データに対して、シェーディング補正、位置ズレ補正、明度/色空間変換、ガンマ補正、枠消し等の所定の画像処理が施される。
画像処理部で所定の処理が施された画像データは、イエロ(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(BK)(各8ビット)の4色の画像データとしてROS(Raser Output Scanner)3に送られる。ROS3では、画像データに応じてレーザ光LBによる画像露光が行われる。
上記ROS3によってレーザ光LBが走査露光される像担持体としての感光体ドラム4は、図示しない駆動手段によって矢印方向に沿って所定の速度で回転駆動されるようになっている。この感光体ドラム4の表面は、予め帯電装置5によって所定の極性(例えばマイナス極性)及び電位に帯電された後、画像データに応じてイエロ(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(BK)の各色に応じたレーザ光LBが、順次、走査露光されることによって静電潜像が形成される。
感光体ドラム4上に順次形成された静電潜像は、イエロ(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(BK)の4色の現像ユニット6Y,6M,6C,6BKを備えたロータリー方式の現像装置6によって、例えば、感光体ドラム4の帯電極性と同極性のマイナス電極に帯電したトナーによって反転現像され、所定の色のトナー像となる。感光体ドラム4上に順次形成された各色のトナー像は、当該感光体ドラム4の下部に配置された中間転写ベルト7上に、1次転写ロール8によって互いに重ね合わせた状態で順次転写される。この中間転写ベルト7は、駆動ロール9、テンションロール10、バックアップロール11、従動ロール12によって、例えば、感光体ドラム4の周速と同一の移動速度で矢印方向に沿って回動可能に支持されている。
中間転写ベルト7上に転写されたトナー像は、所定のタイミングで2次転写位置へと搬送される記録媒体としての記録用紙13上に、中間転写ベルト7を支持するバックアップロール11と、当該バックアップロール11に圧接する2次転写ロール14の圧接力及び静電吸引力によって転写される。記録用紙13は、複写機本体1の下部に配置された複数の用紙カセットから、所定のサイズのものが1枚ずつ給紙される。
中間転写ベルト7上から所定の色のトナー像が転写された記録用紙13は、中間転写ベルト7から分離された後、搬送ベルト22によって定着装置23へと搬送され、この定着装置23の加熱ロール24及び加圧ロール25によって、熱及び圧力でトナー像が記録用紙13上に定着され、本体排出ロール26によって複写機本体1の外部に設けられた排紙トレイ27上に排出される。
次に、図5を参照しながら図4に示す各部に電源を供給する高圧電源基板30と、この高圧電源基板30を制御する制御基板40との構成を説明する。図5に示すように高圧電源基板30には、1次転写ロール8に電源を供給する第1電源部31と、2次転写ロール14に電源を供給する第2電源部32と、帯電装置5に電源を供給する第3電源部33と、現像装置6に電源を供給する第4電源部34とを備えている。第3電源部33と第4電源部34とはAC電源とDC電源とを備えている。これらの電源部31、32、33、34は、制御基板40からのPWM(Pulse Width Modulation)信号によってオン、オフ制御される。また、第1電源部31と第2電源部32には、これらの出力電圧をモニタする出力電圧モニタ35、36がそれぞれ設けられている。制御基板40は、出力電圧モニタ35からモニタ信号(1st BTR ¥Vmon)を入力する。このモニタ信号を基に図5に示す1st BTR PWM信号を生成し第1電源部31を制御する。同様に、出力電圧モニタ36からのモニタ信号(2nd BTR ¥lmon)を入力する。このモニタ信号を基に、図5に示す2nd BTR PWM信号と、2nd BTR ¥SEL信号を生成し第2電源部32を制御する。また制御基板40は、第3電源部33に対してクロック(BCRac¥CLK)と、交流電源を制御するPWM信号(BCRac¥PWM)と、直流電源を制御するPWM信号(BCRdc¥PWM)を供給し、帯電ローラ5の帯電制御を行う。また制御基板40は、第4電源部34に対してクロック(DBAC¥CLK)と、交流電源を制御するPWM信号(DBac¥PWM)と、直流電源を制御するPWM信号(DBdc¥PWM)を供給し、現像装置6の帯電を制御する。
次に、現像装置6に電源を供給する高圧電源基板30上の回路構成について説明する。図6にはDC電源の構成だけが示され、図6に示すHV出力の先にAC電源が接続されている。すなわち、図6は現像装置6にACとDCとを重畳した電圧を印加する場合を例示しており、ACをオン/オフさせるための信号線を高速切替回路50の入力端子45として使用し、DC出力の高速/低速切り替えを実施している。もちろん、DC出力を高速/低速で切り替えるための信号線を別途設けて実施することもできる。
第4電源部34は、昇圧トランス70の一次巻線71側に、高速切換回路50と、フィルタ回路(調整回路)55と、オン/オフ制御部60とが設けられている。一次巻線71には、商用電源から生成されたDC24Vの電圧が供給される。高速切換回路50の入力端子45には、図6に示すようにAC電源を制御するPWM信号(AC−PWM)が入力される。またフィルタ回路55には、DC電源を制御するPWM信号(DC−PWM)が入力される。これらのPWM信号は、図5に示す制御基板40から出力される信号である。
高速切換回路50は、直列接続された抵抗51とコンデンサ52との接続点に、インバータ53が接続されている。インバータ53の出力は、アナログスイッチ(第2スイッチ)54をオン、オフする切替信号となる。図6に示す例では、アナログスイッチ54を閉じ、抵抗58をバイパスすることでDC−PWM設定電圧が高速に応答するようになり、その結果HV出力も高速に切り替わる。高速切換回路50に入力されるAC−PWM信号は、AC電源を制御するものであって、感光体4に対向させる現像ユニット6C,6M,6Y,6Kを切り替える時にオフとなる信号である。なお、アナログスイッチ54には、汎用品のスイッチを用いることができる。例えば、(株)東芝製商品名TC4066などが利用できる。また、DC−PWM信号は、5〜20kHz周期程度のパルス信号で、パルス幅Dutyを変えることで、2次巻線72側の出力レベルを変えることができる。このDC−PWM信号は、パルス信号ではなく、アナログ信号を用いてもよい。
フィルタ回路55は、図6に示すように抵抗R57(第1抵抗)、58(第2抵抗)と、コンデンサC59とからなるフィルタを含む。高速切換回路50によってアナログスイッチ54をオン、オフさせることにより、コンデンサC59と、抵抗R57、58とからなるフィルタ回路55の時定数を切り替える。上述したAC−PWM信号は、切替信号の作用も備えており、感光体4に対向させる現像ユニット6C,6M,6Y,6Kを切り替える時にAC−PWM信号がオフになるので、インバータ53によりアナログスイッチ54がオンされる。この結果、DC電源を制御するDC−PWM信号の立ち上がり、立ち下がりを早くして、電源出力の立ち上がり、立ち下がり(充放電)を早めることができる。
図7に、フィルタ回路55の出力端であるA点の電位の変化を示す。図7に実線で示すA点の電圧の変化は、アナログスイッチ54をオフにしている時の変化であり、図7に破線で示す電圧の変化は、アナログスイッチ54をオンした時の変化である。図6に示すようにアナログスイッチ54をオンすることによって90kΩの抵抗58にバイパス経路が形成されるので、フィルタ回路55の時定数が小さくなり、図7に示すようにA点の電圧を急速に大きくすることができる。逆に、アナログスイッチ54をオフすることによって、10kΩの抵抗と90kΩの抵抗とが直列に接続された経路だけとなる。従って、フィルタの時定数が大きくなり、図7に実線で示すようにA点の電位が緩やかに変化する。従って、制御部61がオンするタイミングが遅れ、トランジスタTr(第1スイッチ)62のオンタイミングを遅らせることができる。
オン/オフ制御部60は、図6に示すように制御部61と、トランジスタTr62とを有している。制御部61は、昇圧トランス70の二次側に設けられた電圧検出部76の検出電圧と、フィルタ回路55の出力とを入力し、これらの電圧値を比較する。フィルタ回路55の出力電圧が電圧検出部76の出力電圧よりも高くなると、制御部61はトランジスタTr62をオンさせる信号を出力する。トランジスタTr62がオンすることによって、昇圧トランス70の二次巻線72側に誘導電圧が発生する。すなわち、制御部61は、電圧検出部76の出力電圧が、入力信号(DC−PWM信号)の示す目標値となるようにトランジスタTr62を制御する。
また昇圧トランス70の二次巻線72側には、整流平滑部73、電圧検出部76が設けられている。整流平滑部73は、ダイオード74およびコンデンサ75で構成されており、ダイオード74のアノード端子は、コンデンサ75の一方の端子に接続されており、ダイノード74のカソード端子は、2次巻線72の一方の端子に接続されている。2次巻線72のもう一方の端子とコンデンサ75のもう一方の端子は接続され、接地されている。このように構成された整流平滑部73では、昇圧トランス70の2次巻線72側に誘起された交流電圧を整流平滑して負荷へ出力する。
電圧検出部76は、抵抗77、78で構成され、抵抗77、78で分圧して検出された出力電圧のモニタ値は、制御部61に入力される。制御部61では、電圧検出部76でモニタされたモニタ電圧と、フィルタ回路55の出力とを比較し、フィルタ回路55の出力のほうがモニタ電圧よりも大きくなると、トランジスタTr62をオンさせる。
図8に示すフローチャートと、図9の現像ユニットの電圧変化を示す図とを参照しながら、制御基板40がアナログスイッチ54をオン、オフするタイミングを説明する。制御基板40は、現像の開始と共に(ステップS1/YES)、アナログスイッチ54をオフにする(ステップS2)。アナログスイッチ54をオフにすることで、フィルタ回路55の時定数が大きくなり、最初に現像バイアスを与えられる現像ユニットへのバイアスの供給が緩やかに行われる(図9に示すt1の期間)。例えば、100ms程度で行われる。次に制御基板40は、現像バイアスの供給開始からt1時間を経過すると(ステップS3/YES)、アナログスイッチ54をオンする(ステップS4)。t1時間を経過すると、図9に示すように最初の現像ユニットへの現像バイアスの供給が完了する。そこで、制御基板40は、アナログスイッチ54をオンする(ステップS4)。アナログスイッチ54をオンすると、フィルタ回路55の時定数が小さくなり、現像ユニット6Y,6M,6C,6BKへの現像バイアスの供給が早急に行われる。例えば、10ms程度で行われる。また、制御基板40は、アナログスイッチ54をオンしてからt2時間を経過し(ステップS5)、すべての現像ユニット6Y,6M,6C,6BKへの現像バイアスの供給が終了すると、アナログスイッチ54をオフする(ステップS6)。現像ユニットへの現像バイアスの供給が完了したので、アナログスイッチ54をオフして最後の現像ユニットから現像バイアスを緩やかに抜く。
このように本実施例は、アナログスイッチ54をオンしてフィルタ回路55の時定数を小さくすることによって、現像ユニット6Y,6M,6C,6BKの電位を、早急に所定電位に高めることができる。また、アナログスイッチ54をオフしてフィルタ回路55の時定数を大きくすることによって、現像ユニット6Y,6M,6C,6BKの電位を、アナログスイッチ54のオン時よりも緩やかに所定電位にすることができる。従って、図9に示すように、現在、感光体ドラム4と対向している現像ユニット6から次の現像ユニット6を対向させるときには、現在対向している現像ユニット6の電位を早急に引き下げ、次に対向させる現像ユニット6を早急に帯電させることができる。また、ジョブの開始当初やジョブの終了後には、図9に示すように現像バイアス電位をゆっくりと立ち上げたり、ゆっくりと立ち下げることができる。このため、感光体ドラム4を高速に回転させても、現像装置6から感光体ドラム4に不要なキャリアやトナーが飛散することがない。
また、第4電源部34の出力立ち下げ時間をさらに高速化するためには、図10に示すように昇圧トランス70の二次巻線72側のコンデンサ75を放電するための電流バイパス回路80を設けることも可能である。この電流バイパス回路80は、図10に示すようにコンデンサ75に並列に設けられる。電流バイパス回路80の構成を図11に示す。
図11(A)に示す電流バイパス回路80は、二次巻線72の出力が正電圧である場合の構成であり、図11(B)に示す電流バイパス回路80は、二次巻線72の出力電圧が負電圧である場合の構成である。図11(A)に示す電流バイパス回路80は、第4電源部34の出力端子79に、抵抗R2,R3,R4,R5の直列接続と、トランジスタTr1,Tr2,Tr3,Tr4の直列接続とを並列に接続している。トランジスタTr1のベースには、抵抗R2と抵抗R3との接続点Bの電位が入力される。同じく、トランジスタTr2のベースには、抵抗R3と抵抗R4の接続点Cの電位が入力される。トランジスタTr3のベースには、抵抗R4と抵抗R5の接続点Dの電位が入力される。また、トランジスタTr4のベースには、この電流バイパス回路80のオン、オフを制御する制御信号INが入力される。この制御信号は、図5に示す制御基板40の出力信号である。
制御信号INがローレベルのときには、トランジスタTr4がオンしないので、各トランジスタTr1,2,3,4には電流が流れない。逆に、制御信号INがハイレベルになると、トランジスタTr4がオンし、出力端子79側からアース側に電流を流す。従って、電流バイパス回路80によって二次巻線72側のコンデンサ75を放電して、出力電圧を早急に立ち下げることができる。
同様に図11(B)に示す電流バイパス回路80は、制御信号INがハイレベルのときには、トランジスタTr10がオンしないので、各トランジスタTr10,11,12,13には電流が流れない。逆に制御信号INがローレベルになると、トランジスタTr10がオンし、トランジスタTr10,11,12,13に電流が流れる。従って、電流バイパス回路80によって二次巻線72側のコンデンサ75を放電して、出力電圧を早急に立ち下げることができる。
上述した実施例は本発明の好適な実施例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
4サイクル型画像形成装置の現像器に与える理想的な電位の推移を示す 現像ローラに現像バイアスを供給するタイミングを説明するための図である。 従来技術の課題を説明するための図である。 画像形成装置の構成を示す図である。 高圧電源基板と制御基板の構成を示す図である。 現像装置に電源を供給する第4電源部の構成を示す図である。 トランジスタTrをオン時とオフ時の現像ユニットの電圧変化を示す図である。 制御基板による制御手順を示すフローチャートである。 トランジスタTrの切り換えタイミングを示す図である。 電流バイパス回路を設けた第4電源部の構成を示す図である。 電流バイパス回路の構成を示す図である。
符号の説明
1 デジタルフルカラー複写機
2 IIT
3 ROS
4 感光体
5 帯電器
6 現像装置
7 中間転写ベルト
8 一次転写ロール
9 駆動ロール
10 テンションロール
11 バックアップロール
12 従動ロール
13 記録紙
14 2次転写ロール
30 高圧電源板
40 制御基板
50 高速切替回路
55 フィルタ回路
60 オン/オフ制御部
70 昇圧トランス
76 電圧検出部
80 電流バイパス回路

Claims (9)

  1. 複数色分の現像装置を備え、該複数色分の現像装置を回転駆動することによって感光体との対向位置に前記複数色分の現像装置を順次配置し、トナー像を前記感光体上に形成する現像装置であって、
    前記複数色分の現像装置のそれぞれに電源を供給し、該現像装置を所定電位に充電する電源装置と、
    前記現像装置を前記所定電位に充電するまでの充電時間と、前記現像装置から前記所定電位を放電する放電時間とを調整する調整回路と、を有することを特徴とする現像装置。
  2. 前記調整回路は、第1色目の前記現像装置を前記所定電位に充電するときの充電時間が、他色の前記現像装置を前記所定電位に充電するときの充電時間よりも長くなるように調整することを特徴とする請求項1記載の現像装置。
  3. 前記調整回路は、所定電位に充電された最終色の前記現像装置から前記所定電位を放電するときの放電時間が、他色の前記現像装置から前記所定電位を放電するときの放電時間よりも長くなるように調整することを特徴とする請求項1または2記載の現像装置。
  4. 前記調整回路は、トナー画像の濃度調整を行うプロセスコントロールのときに前記現像装置を充電させる充電時間が、前記他色の前記現像装置を前記所定電位に充電するときの充電時間よりも長くなるように調整することを特徴とする請求項2記載の現像装置。
  5. 前記調整回路は、前記電源装置に電源電圧を供給するタイミングを調整する時定数回路を有し、該時定数回路の時定数を切り替えることで前記タイミング調整を行うことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の現像装置。
  6. 前記電源装置は、交流電源と直流電源とを備え、
    前記感光体との対向位置に前記現像装置を移動させるときに、前記交流電源をオフさせる制御信号によって前記時定数回路の時定数を切り替えて前記直流電源を制御する制御手段を有することを特徴とする請求項5記載の現像装置。
  7. 前記電源装置は、直列接続した第1抵抗及び第2抵抗と、コンデンサとを有する前記時定数回路と、
    前記時定数回路の出力と、前記電源装置の出力を分圧した電圧とを比較し、比較結果に応じて第1スイッチを制御する制御手段と、
    前記制御手段の制御に従って、前記昇圧トランスの一次巻線側に流す電流をオン、オフさせる前記第1スイッチと、
    前記第2抵抗に並列に接続したバイパス回路をオン、オフし、前記時定数回路の時定数を切り替える第2スイッチとを有することを特徴とする請求項5記載の現像装置。
  8. 前記昇圧トランスの二次巻線側に、該二次巻線の出力電荷を蓄えるコンデンサを放電する電流バイパス回路を有することを特徴とする請求項7記載の現像装置。
  9. 複数色分の現像装置を回転駆動しながら感光体との対向位置に順次配置するステップと、
    前記対向位置にある現像装置に、前記所定電位に充電するまでの充電時間と、前記対向位置から離れる前記現像装置から前記所定電位を放電する放電時間とを調整するステップとを有することを特徴とする現像方法。
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