JP2007057614A - 画像形成装置 - Google Patents

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隆之 小川
Koji Soda
耕司 曽田
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典孝 大谷
Noboru Omoto
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Abstract

【課題】 ユーザの使用状況などによる各作像ユニットでのトナー消費速度の相違に拘わらずに廃トナーを効率よく収容できる画像形成装置を得る。
【解決手段】 トナーを収容した現像装置23を含む複数の作像ユニット20Y,20M,20C,20Kで形成されたトナー画像を中間転写ベルト11上に1次転写して合成し、該合成画像を転写材上に2次転写する画像形成装置。中間転写ベルト11上から回収された廃トナーは搬送管52内を矢印B方向に搬送され、各作像ユニット20Y,20M,20C,20Kに設けた廃トナー収容部25のいずれかに選択的に収容される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、画像形成装置、特に、電子写真方式の複写機やプリンタなどカラー画像形成用の画像形成装置に関する。
一般に、電子写真方式によるフルカラーの画像形成装置では、色の三原色と黒色に対応したトナー画像をそれぞれの作像ユニットで感光体ドラム上に形成し、該トナー画像を中間転写体上に1次転写して合成し、該合成画像を転写材上に2次転写するようにしている。
この種のカラー画像形成用の画像形成装置において、従来、感光体ドラム上に発生する1次転写残りの廃トナーは、各作像ユニットに設けられた廃トナー収容部に収容され、作像ユニットの交換時(トナーエンプティ時)に同時に交換・廃棄されていた。一方、中間転写体上に発生する2次転写残りの廃トナーは専用に設けられた廃トナー回収ボックスに収容され、該廃トナー回収ボックスはユーザによって定期的に交換・廃棄するようにしていた。
しかしながら、中間転写体上の廃トナーを回収するために専用の回収ボックスを設けることは、回収ボックスの保持機構や着脱の際にトナーが飛散しないようにするシール機構などが必要となるのみならず、回収ボックス自体の収容スペースが必要で装置の小型化の妨げとなっていた。また、ユーザによるメンテナンスが煩雑であるという問題点を有していた。
以上の問題点を解消するため、特許文献1,2には、中間転写体上から回収された廃トナーも作像ユニットに設けた廃トナー収容部に収容し、トナーエンプティで作像ユニットを交換するのと同時に廃トナーも廃棄することが記載されている。
しかし、特許文献1,2に記載の技術をフルカラー機に搭載した場合には、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)全ての作像ユニットの廃トナー収容部に対して順番に少しずつ廃トナーを収容していくことになる。ところが、フルカラー機の場合、モノクロ画像の作像モードの頻度などユーザの使用状況によって各作像ユニットのトナー消費速度が異なる。そのため、トナーをほとんど消費していないのに廃トナー収容部が満杯状態となる作像ユニットが生じたり、トナーエンプティで作像ユニットを交換するときでも廃トナー収容部には廃トナーがほとんど収容されていないなどの非効率な状態が生じるおそれがある。
特開平5−165380号公報 特開平9−6202号公報
そこで、本発明の目的は、ユーザの使用状況などによる各作像ユニットでのトナー消費速度の相違に拘わらずに廃トナーを効率よく収容できる画像形成装置を提供することにある。
以上の目的を達成するため、本発明は、トナーを収容した現像器を含む複数の作像ユニットで形成されたトナー画像を中間転写体上に1次転写して合成し、該合成画像を転写材上に2次転写する画像形成装置において、複数の現像器にそれぞれ設けられた廃トナー収容部と、前記中間転写体上の廃トナーを回収する回収手段と、該回収手段で回収した廃トナーを複数の廃トナー収容部に沿って搬送する廃トナー搬送手段と、該廃トナー搬送手段と複数の廃トナー収容部との接続部を開閉するシャッタ部材と、該シャッタ部材を開閉動作させる開閉手段と、該開閉手段を動作させる制御手段と、を備え、
前記制御手段は前記開閉手段を選択的に制御することにより、廃トナー搬送手段で搬送される廃トナーを複数の廃トナー収容部のいずれかに収容させること、
を特徴とする。
本発明に係る画像形成装置においては、各作像ユニットで生じた廃トナーはそれぞれの作像ユニットに設けられた廃トナー収容部に収容される。一方、中間転写体上から回収された廃トナーは、廃トナー搬送手段にて搬送されつつ、シャッタ部材の開閉を選択的に制御することで複数の廃トナー収容部のいずれかに収容させる。この収容先を適宜選択することで、中間転写体から回収された廃トナーを複数の廃トナー収容部に偏ることなく効率的に収容することができる。
本発明に係る画像形成装置においては、廃トナー搬送手段の搬送方向最下流側に位置する廃トナー収容部との接続部にはシャッタ部材及び開閉手段が設置されていなくてもよい。搬送方向最下流側に位置する廃トナー収容部にまで搬送されてくる廃トナーは該廃トナー収容部に収容するためのものであるから、シャッタ部材やその開閉手段を必ずしも設ける必要はない。
本発明に係る画像形成装置において、全ての作像ユニットを使用する作像モード(フルカラー画像の形成)実行時には、トナー残量の最も少ない作像ユニットのシャッタ部材のみを開放させ、中間転写体から回収した廃トナーをトナー残量の最も少ない作像ユニットの廃トナー収容部に収容するように制御することが好ましい。トナー残量の最も少ない作像ユニットは最も早く交換される可能性の高いユニットであるから、該作像ユニットの廃トナー収容部に収容することで、効率的な収容が可能となる。
また、モノクロ画像形成用の作像ユニットのみを使用する作像モード(黒色の画像の形成)実行時には、モノクロ画像形成用の作像ユニットのシャッタ部材のみを開放させ、中間転写体から回収した廃トナーをモノクロ画像形成用の作像ユニットの廃トナー収容部に収容するように制御することが好ましい。他のカラー画像形成用の作像ユニットの廃トナー収容部に過大な負担をかけることなく効率的な収容が可能となる。
また、特定のカラー画像形成用の作像ユニットのみ使用する作像モード実行時、例えば、各作像ユニットによる画像形成位置の調整、あるいは、色補正などのために特定色のテストパターンを中間転写体上に形成する際などには、特定のカラー画像形成用の作像ユニットのシャッタ部材のみを開放させ、中間転写体から回収した廃トナーを特定のカラー画像形成用の作像ユニットの廃トナー収容部に収容するように制御することが好ましい。特定のカラー画像形成用の作像ユニットから消費された廃トナーを該作像ユニットの廃トナー収容部に収容することで効率的な収容が可能となる。
さらに、一の作像ユニットに収容されているトナーの残量が残り少なくなった場合、当該作像ユニットのシャッタ部材を開放させ、それ以外の作像ユニットのシャッタ部材を閉止させるように制御することが好ましい。トナーの残量が残り少なくなった作像ユニットは近々交換される可能性の高いユニットであるから、該作像ユニットの廃トナー収容部に収容することで、効率的な収容が可能となる。
さらに、それぞれの廃トナー収容部内の廃トナーの収容量を検出する検出手段を備えるとともに、該検出手段により一の作像ユニットの廃トナー収容部での廃トナー量が所定量(例えば、作像ユニットに予め収容されていたトナーの初期収容量の30%)に達したことが検出されると、当該作像ユニットのシャッタ部材を閉止させるように制御することが好ましい。廃トナー量が所定量に達すれば、その作像ユニット内のトナーはほぼ消費されたものと判断してよく、作像ユニットの交換タイミングを適切に得ることができる。
また、廃トナー量の検出手段により一の作像ユニットの廃トナー収容部がほぼ満杯になったことが検出されると、当該作像ユニットのシャッタ部材を閉止させるように制御してもよい。廃トナー収容部が廃トナーで溢れる不具合を未然に防止することができるとともに、作像ユニットの交換タイミングを適切に得ることができる。
以下、本発明に係る画像形成装置の実施例について、添付図面を参照して説明する。
(画像形成装置の概略構成)
図1に示す画像形成装置10は、電子写真方式によるカラープリンタであって、いわゆるタンデム式で4色の画像を合成するように構成したものである。
その概略を説明すると、感光体ドラム21、帯電装置22、現像装置23、残留トナーのクリーニング装置24などを含むYMCK(イエロー、マゼンタ、シアン及びブラック)の画像を形成する作像ユニット20(20Y,20M,20C,20K)が中間転写ベルト11の直下に並置されている。また、作像ユニット20の直下にはレーザ走査装置30がそれぞれの感光体ドラム21上をレーザで走査露光するように配置されている。
クリーニング装置24は弾性材からなるブレードで感光体ドラム21上の残留トナーを掻き取るもので、掻き取られた廃トナーは廃トナー収容部25に収容される。また、各現像装置23には予め定量の新規トナーが収容されており、トナーの残量を検出するセンサSE1が設置されている。トナーの残量が残り少なくなったこと(以下、ニアエンプティと称する)及びトナーが完全にエンプティに無くなったこと(以下、トナーエンプティと称する)はこのセンサSE1によって検出される。トナーがエンプティになった作像ユニット20は画像形成装置10から取り出され、新しい作像ユニット20と交換される。
なお、各現像装置23におけるトナーの残量の検出は、前記センサSE1以外に、以下に説明するY,M,C,Kの画像データに基づく書込み量を積算するドットカウンタを設け、このドットカウンタのカウント積算値(トナー消費量に相当する)に基づいてトナーの残量を検出するようにしてもよい。
画像データは図示しない画像読取り装置(スキャナ)あるいはコンピュータなどからYMCKごとの画像データとして画像処理部65(図5参照)に送信され、これらの画像データに基づいてレーザ走査装置30が駆動され、それぞれの感光体ドラム21上にトナー画像を形成する。このような電子写真プロセスは周知であり、その説明は省略する。
中間転写ベルト11は、駆動ローラ12及び支持ローラ13に無端状に張り渡され、矢印A方向に回転駆動され、駆動ローラ12を設置した部分の中間転写ベルト11に対向する部分(2次転写部14)には転写ローラ15が配置されている。また、支持ローラ13を設置した部分の中間転写ベルト11に対向する部分に、中間転写ベルト11上の残留トナーを回収するクリーニング装置16が設置されている。このクリーニング装置16は弾性材からなるブレードで中間転写ベルト11上の残留トナーを掻き取るもので、掻き取られた廃トナーは作像ユニット20のそれぞれの廃トナー収容部25に選択的に収容される。このように収容するための構成、制御については後述する。
画像形成装置10の下段には、積載されている転写材を1枚ずつ給紙する自動給紙部31が設置されている。また、2次転写部14の直上には加熱ローラ41と加圧ローラ42とからなる定着装置40が設置されている。
各感光体ドラム21上に形成されたトナー画像は矢印A方向に回転駆動される中間転写ベルト11上に1次転写ローラ26から付与される電界にて順次1次転写され、4色の画像が合成される。一方、転写材は1枚ずつ給紙部31から上方に給紙され、2次転写部14で転写ローラ15から付与される電界にて中間転写ベルト11から合成画像が2次転写される。その後、転写材は定着装置40に搬送されてトナーの加熱定着が施され、排出ローラ38からトレイ39上に排出される。
(廃トナーの回収・搬送・収容機構)
中間転写ベルト11からブレードによって掻き落とされた廃トナーは、図2に示す第1の搬送管50の内部を第1のスクリュー51の回転によってベルト11の幅方向に図1の紙面の奥側に向かって搬送される。
第1の搬送管50の奥側端部は図2に示す第2の搬送管52に連結されており、第2の搬送管52に送り込まれた廃トナーは該搬送管52の内部に設けた第2のスクリュー53の回転によって矢印B方向に搬送される。第2の搬送管52は各作像ユニット20の廃トナー収容部25に沿って延在し、各廃トナー収容部25の投入口25aに対して接続口54を介して連通している。
各接続口54には、図3に示すように、第1のシャッタ55が設置されている。第1のシャッタ55は接続口54を開閉するもので、ソレノイド70のピストン71に連結されている。通常は、図3(B)に示すように、ピストン71がばね72で矢印a方向に付勢されていることにより、第1のシャッタ55が接続口54を閉止している。第1のシャッタ55はソレノイド70がオンされると、ピストン71がばね72に抗して矢印aとは反対方向に移動することにより、接続口54を開放する(図3(C)参照)。これにて、第2の搬送管52を搬送されてきた廃トナーが開放された接続口54から廃トナー収容部25に収容されることになる。
廃トナー収容部内25には廃トナーの収容量を検出するためのセンサSE2(図2参照)が設置されている。そして、廃トナーの収容量が所定量に達すれば作像動作が停止され、廃トナーが所定量収容された作像ユニット20は新しい作像ユニットと交換される。
さらに、接続口54には第2のシャッタ56が設置されている。この第2のシャッタ56は、図示しないばねにて接続口54の下部を閉止するように付勢されており、図3(A)に示すように、作像ユニット20が所定のセット位置から外れているときに、即ち、接続口54が廃トナー収容部25から外れているときに接続口54を閉止する。作像ユニット20が矢印b方向に押し込まれて所定位置にセットされると、図3(B)に示すように、第2のシャッタ56は作像ユニット20の筐体に設けた突片20a押圧されて接続口54を開放する。
さらに、廃トナー収容部25の投入口25aには第3のシャッタ57が設置されている。この第3のシャッタ57は、図4に示すばね75にて矢印c方向に付勢されており、図3(A)に示すように、作像ユニット20が所定のセット位置から外れているときに、廃トナー収容部25の投入口25aを閉止する。作像ユニット20が矢印b方向に押し込まれて所定位置にセットされると、図3(B)に示すように、第3のシャッタ57は突起57aが接続口54に設けた突起54aに押圧されて投入口25aを開放する。
また、第3のシャッタ57には、図4に示すように、投入口25aとの接触部分にモルトプレンなどからなるシール部材58が貼着されており、廃トナーの漏れを防止するようになっている。前記第1及び第2のシャッタ55,56も接続口54との接触部分に同様にシール部材が貼着され、廃トナーの漏れを防止する構成が採用されている。
(制御部及び制御手順)
制御部は、図5に示すように、CPU60を中心として構成され、該CPU60は制御プログラムなどを格納したROM61、制御パラメータなどを一時的に格納するRAM62を内蔵しており、画像形成装置10を全体的に制御する。CPU60は前記センサSE1,2から検出信号が入力され、これらの検出信号に基づいてソレノイド70や第1及び第2のスクリュー51,53の駆動モータ66などを制御する。
前記CPU60はソレノイド70を選択的にオンすることにより、第2の搬送管52内を搬送される廃トナーをYMCKの廃トナー収容部25のいずれかに収容させる。
CPU60による制御の概略は以下のとおりである。CPU60は、基本的には、各作像ユニット20で生じた廃トナー(感光体ドラム21上での残留トナー)をそれぞれの作像ユニット20に設けた廃トナー収容部25に収容させる。一方、中間転写ベルト11上から回収された廃トナーは、第1及び第2のスクリュー51,53を回転駆動して搬送管50,52内を搬送させ、第1のシャッタ55の開閉を選択的に制御することで複数の廃トナー収容部25のいずれかに収容させる。このように収容先を適宜選択することで、中間転写ベルト11から回収された廃トナーを複数の廃トナー収容部25に偏ることなく効率的に収容することができる。
各種制御例を挙げると、CPU60は、全ての作像ユニット20を使用する作像モード実行時には、即ち、フルカラー画像の形成時には、前記トナーセンサSE1からの検出信号や前記ドットカウンタの積算値に基づくトナー残量の最も少ない作像ユニット20のシャッタ55のみを開放させ、中間転写ベルト11から回収した廃トナーをトナー残量の最も少ない作像ユニット20の廃トナー収容部25に収容させる。トナー残量の最も少ない作像ユニット20は最も早く交換される可能性の高いユニットであるから、該作像ユニット20の廃トナー収容部25に収容することで、効率的な収容が可能となる。
また、CPU60は、モノクロ画像形成用の作像ユニット20Kのみを使用する作像モード実行時には、即ち、黒色の画像の形成時には、作像ユニット20Kのシャッタ55のみを開放させ、中間転写ベルト11から回収した廃トナーを該作像ユニット20Kの廃トナー収容部25に収容させる。他のカラー画像形成用の作像ユニット20Y,20M,20Cの廃トナー収容部25に過大な負担をかけることなく効率的な収容が可能となる。
また、CPU60は、特定のカラー画像形成用の作像ユニット20Y,20M,20Cのみ使用する作像モード実行時には、例えば、各作像ユニットによる画像形成位置の調整、あるいは、色補正などのために特定色のテストパターンを中間転写ベルト11上に形成する際には、特定のカラー画像形成用の作像ユニットのシャッタ55のみを開放させ、中間転写ベルト11から回収した廃トナーを特定のカラー画像形成用の作像ユニットの廃トナー収容部25に収容させる。特定のカラー画像形成用の作像ユニットから消費された廃トナーを該作像ユニットの廃トナー収容部25に収容することで効率的な収容が可能となる。
また、画像形成装置には、Y,M,C,K以外に、賞状などを作成するために、金色や銀色のトナーを収容した作像ユニットを備えている場合がある。このような特殊用途の作像モード実行時にも、使用される特定の作像ユニットのシャッタのみを開放させ、中間転写ベルト11から回収した廃トナーを特定の作像ユニットの廃トナー収容部に収容させればよい。
さらに、CPU60は、前記トナーセンサSE1や前記ドットカウンタにより一の作像ユニット20に収容されているトナーの残量が残り少なくなったことが検出されると、当該作像ユニット20のシャッタ55を開放させ、それ以外の作像ユニット20のシャッタ55を閉止させる。トナーの残量が残り少なくなった作像ユニット20は近々交換される可能性の高いユニットであるから、該作像ユニット20の廃トナー収容部25に収容することで、効率的な収容が可能となる。
また、CPU60は、前記廃トナーセンサSE2により一の作像ユニット20の廃トナー収容部での廃トナー量が所定量に達したことが検出されると、当該作像ユニット20の第1のシャッタ55を閉止させる。ここで、所定量とは、作像ユニット20に予め収容されていたトナーの初期収容量の30%程度が好ましい。
即ち、トナーの初期収容量の30%が廃トナーとして回収されたことは、作像ユニット20でのトナーがほぼ消費されたとみなすことができ、作像ユニット20の交換タイミングを適切に判別することができる。ちなみに、通常のプリント動作で中間転写ベルト11上に1次転写されたトナーの3%は残留してクリーニング装置16で回収される。それに加えて、紙詰まりなどのトラブル発生時には中間転写ベルト11上のトナーは廃トナーとして回収される。さらに、画像の調整、補正時に試験的に中間転写ベルト11上に1次転写されたトナーも2次転写されることなく廃トナーとして回収される。これらの廃トナーの発生量は多目に見積ってトナー消費量の30%である。従って、ある作像ユニット20の廃トナー収容部25での廃トナー量が、作像ユニット20におけるトナーの初期収容量の30%に達すれば、その作像ユニット20ではトナーがほぼ消費されたと判断してよい。
さらに、CPU60は、前記廃トナーセンサSE2により一の作像ユニット20の廃トナー収容部25がほぼ満杯になったことが検出されると、当該作像ユニット20の第1のシャッタ55を閉止させる。廃トナー収容部25が廃トナーで溢れる不具合を未然に防止することができ、当該作像ユニット20の交換タイミングを適切に判別することができる。
なお、第2の搬送管52の搬送方向(矢印B参照)最下流側に位置する作像ユニット20Kの廃トナー収容部25への接続口54には第1のシャッタ55及びソレノイド70が設置されていなくてもよい。最下流側に位置する廃トナー収容部25にまで搬送されてくる廃トナーは該廃トナー収容部25に収容するためのものであるから、第1のシャッタ55やその駆動用ソレノイド70を必ずしも設ける必要はないからである。
次に、具体的な制御手順の例を図6〜図9に示す。図6は通常の作像モード実行時における廃トナーの収容制御手順を示すフローチャートである。まず、ステップS1で、作像モードがモノクロモードかカラーモードかを判定し、モノクロモードであれば、ステップS6で黒色画像を形成するための作像ユニット20Kの第1のシャッタ55のみを開放し、廃トナーを作像ユニット20Kの廃トナー収容部25に収容する。その後、ステップS7でプリント動作が終了したことを確認するまで前記ルーチンを繰り返す。
前記ステップS1で作像モードがカラーモードであると判定されると、ステップS2で、トナーセンサSE1からの検出信号やドットカウンタの積算値に基づいてカラー画像形成用の作像ユニット20Y,20M,20C内のトナー残量情報を比較し、残量が最も少ない作像ユニットを選択する。そして、ステップS3〜S5で、トナー残量が最も少ない作像ユニットの第1のシャッタ55のみを開放し、廃トナーを該当する作像ユニットの廃トナー収容部25に収容する。その後、ステップS7でプリント動作が終了したことを確認するまで前記ルーチンを繰り返す。
図7はトラブル発生時における廃トナーの収容制御手順を示すフローチャートである。ここでのトラブルとは、紙詰まりの発生、転写材の材質エラー、転写材のサイズエラーなど、中間転写ベルト11上に1次転写されたトナー画像が転写材に2次転写されずに中間転写ベルト11上に残留している場合をいう。
このようなトラブル発生には、まず、ステップS11で、トラブル発生時の作像モードがモノクロモードかカラーモードかを判定し、モノクロモードであれば、ステップS16で黒色画像を形成するための作像ユニット20Kの第1のシャッタ55のみを開放し、廃トナーを作像ユニット20Kの廃トナー収容部25に収容する。その後、ステップS17でトラブルが回復したことを確認するまで前記ルーチンを繰り返す。
前記ステップS11でトラブル発生時の作像モードがカラーモードであると判定されると、ステップS12で、トナーセンサSE1からの検出信号やドットカウンタの積算値に基づいてカラー画像形成用の作像ユニット20Y,20M,20C内のトナー残量情報を比較し、残量が最も少ない作像ユニットを選択する。そして、ステップS13〜S15で、トナー残量が最も少ない作像ユニットの第1のシャッタ55のみを開放し、廃トナーを該当する作像ユニットの廃トナー収容部25に収容する。その後、ステップS17でトラブルが回復したことを確認するまで前記ルーチンを繰り返す。
図8は図6に示した通常の作像モード実行時における廃トナーの収容制御手順の変形例を示すフローチャートである。ステップS1〜S5及びステップS25は図6のステップS1〜S5及びステップS7と同様であり、重複した説明は省略する。
ステップS1で、作像モードがモノクロモードであると判定されると、ステップS21で作像ユニット20Kのトナー残量を検出するとともにトナー消費量を検出する。そして、ステップS22で作像ユニット20Kの廃トナー収容部25での廃トナー量を検出し、ステップS23で廃トナー量がトナーの初期収容量の30%以上であるか否かを判定する。廃トナー量が30%に達していなければ、ステップS24で作像ユニット20Kの第1のシャッタ55のみを開放し、廃トナーを作像ユニット20Kの廃トナー収容部25に収容する。その後、ステップS25でプリント動作が終了したことを確認するまで前記ルーチンを繰り返す。
一方、前記ステップS23で廃トナー量がトナーの初期収容量の30%に達したと判定されると、ステップS26で作像ユニット20Kの第1のシャッタ55を閉止し、ステップS27でプリント停止の処理を行う。ステップS27のプリント停止処理では、CPU60に割込みをかけて画像形成装置10のプリント動作を停止させる。
図9は図7に示したトラブル発生時における廃トナーの収容制御手順の変形例を示すフローチャートである。ステップS11〜S15及びステップS45は図7のステップS11〜S15及びステップS17と同様である。また、作像モードがモノクロモードの場合に実行されるステップS41〜47での処理は、図8に示したステップS21〜S27と同様であり、重複した説明は省略する。
(他の実施例)
なお、本発明に係る画像形成装置は前記実施例に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更できる。
特に、中間転写ベルト11から回収した廃トナーを搬送する第1及び第2の搬送管50,52の構成の細部や各接続口54の構成の細部などは任意である。また、作像ユニット20を構成する装置の種類も任意であり、たとえば、レーザ走査装置30などの画像露光装置が各作像ユニット20ごとに配置されていてもよい。
また、作像ユニット20の設置数は四つに限定するものではなく、五つ以上であってもよい。例えば、ブラック画像を形成するための作像ユニットを二つ備えていたり、金色や銀色の特殊な色の画像を形成するための作像ユニットを備えていてもよい。本発明は作像ユニットの設置数や種類が増えた場合に非常に有効である。
本発明に係る画像形成装置の一実施例を示す概略構成図である。 前記画像形成装置において各作像ユニットと廃トナーの搬送手段を示す断面図である。 廃トナーの搬送手段と各廃トナー収容部との間を開閉する第1のシャッタの動作を示す断面図である。 廃トナー収容部の投入口を開閉する第3のシャッタを示す斜視図である。 制御部を示すブロック図である。 通常の作像モード実行時における廃トナーの収容制御手順を示すフローチャート図である。 トラブル発生時における廃トナーの収容制御手順を示すフローチャート図である。 図6に示した制御手順の変形例を示すフローチャート図である。 図7に示した制御手順の変形例を示すフローチャート図である。
符号の説明
10…画像形成装置
11…中間転写ベルト
20…作像ユニット
21…感光体ドラム
23…現像装置
25…廃トナー収容部
50…第1の搬送管
52…第2の搬送管
54…接続口
55…第1のシャッタ
60…CPU
70…ソレノイド

Claims (9)

  1. トナーを収容した現像器を含む複数の作像ユニットで形成されたトナー画像を中間転写体上に1次転写して合成し、該合成画像を転写材上に2次転写する画像形成装置において、
    前記複数の現像器にそれぞれ設けられた廃トナー収容部と、
    前記中間転写体上の廃トナーを回収する回収手段と、
    前記回収手段で回収した廃トナーを前記複数の廃トナー収容部に沿って搬送する廃トナー搬送手段と、
    前記廃トナー搬送手段と前記複数の廃トナー収容部との接続部を開閉するシャッタ部材と、
    前記シャッタ部材を開閉動作させる開閉手段と、
    前記開閉手段を動作させる制御手段と、を備え、
    前記制御手段は前記開閉手段を選択的に制御することにより、前記廃トナー搬送手段で搬送される廃トナーを複数の廃トナー収容部のいずれかに収容させること、
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 前記廃トナー搬送手段の搬送方向最下流側に位置する前記廃トナー収容部との接続部には前記シャッタ部材及び開閉手段が設置されていないことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. さらに、前記複数の現像器にそれぞれ収容されているトナーの残量を検出する検出手段を備え、
    前記制御手段は、全ての作像ユニットを使用する作像モード実行時には、トナー残量の最も少ない作像ユニットのシャッタ部材のみを開放させ、前記中間転写体から回収した廃トナーをトナー残量の最も少ない作像ユニットの廃トナー収容部に収容すること、
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、モノクロ画像形成用の作像ユニットのみを使用する作像モード実行時には、モノクロ画像形成用の作像ユニットのシャッタ部材のみを開放させ、前記中間転写体から回収した廃トナーをモノクロ画像形成用の作像ユニットの廃トナー収容部に収容することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、特定のカラー画像形成用の作像ユニットのみ使用する作像モード実行時には、特定のカラー画像形成用の作像ユニットのシャッタ部材のみを開放させ、前記中間転写体から回収した廃トナーを特定のカラー画像形成用の作像ユニットの廃トナー収容部に収容することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  6. さらに、前記複数の現像器にそれぞれ収容されているトナーの残量を検出する検出手段を備え、
    前記制御手段は、前記検出手段により一の作像ユニットに収容されているトナーの残量が残り少なくなったことが検出されると、当該作像ユニットのシャッタ部材を開放させ、それ以外の作像ユニットのシャッタ部材を閉止させること、
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  7. さらに、前記廃トナー収容部内の廃トナーの収容量を検出する検出手段を備え、
    前記制御手段は、前記検出手段により一の作像ユニットの廃トナー収容部での廃トナー量が所定量に達したことが検出されると、当該作像ユニットのシャッタ部材を閉止させること、
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  8. 前記所定量とは、作像ユニットに予め収容されていたトナーの初期収容量の30%であることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  9. さらに、前記廃トナー収容部内の廃トナーの収容量を検出する検出手段を備え、
    前記制御手段は、前記検出手段により一の作像ユニットの廃トナー収容部がほぼ満杯になったことが検出されると、当該作像ユニットのシャッタ部材を閉止させること、
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008180745A (ja) * 2007-01-23 2008-08-07 Kyocera Mita Corp 中間転写ユニット,画像形成装置
JP2010072408A (ja) * 2008-09-19 2010-04-02 Konica Minolta Business Technologies Inc カラー画像形成装置
JP2014102473A (ja) * 2012-11-22 2014-06-05 Kyocera Document Solutions Inc 画像形成装置及びトナー容器

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