JP2007056933A - 車両の左右トルク配分制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 旋回時、左右駆動輪へのトルク配分比を旋回状況に応じて最適に制御する左右トルク配分制御手段を備えた車両の左右トルク配分制御装置において、走行ルート上の連続旋回ポイントを検出する連続旋回ポイント検出手段(ステップS1,S2)を設け、前記左右トルク配分制御手段は、自車が連続旋回ポイントを走行する場合、第一コーナーから第二コーナーへと遷移する際の左右トルク配分の変化を滑らかに設定する(ステップS6)手段とした。
【選択図】 図2
Description
走行ルート上の連続旋回ポイントを検出する連続旋回ポイント検出手段を設け、
前記左右トルク配分制御手段は、自車が連続旋回ポイントを走行する場合、第一コーナーから第二コーナーへと遷移する際の左右トルク配分の変化を滑らかに設定することを特徴とする。
図1は実施例1の左右トルク配分制御装置が適用されたハイブリッド四輪駆動車を示す全体システム図である。
また、RR用インバータ307を制御することにより、第二モータ308(リア駆動用)を動作させ、さらに、デフ機構309に対し、左右輪へのトルク配分を指令することにより、旋回時、ニュートラルステアを実現する前後輪のトルク配分制御と左右後輪のトルク配分制御を行う。その他、下記の機能を有する。
・FR用インバータ302、第一モータ303、発電機304、RR用インバータ307、第二モータ308に、それぞれ内蔵された温度センサ値を把握し、温度上昇を確認した場合は、電力入出力制限を設定することにより、部品を保護する。
・ブレーキセンサ403により、ドライバーの制動指令を検出し、第一モータ303と第二モータ308を活用した回生制動及び摩擦制動との配分を演算し、制御する。
・舵角センサ404からの検出値をベースに、車両が旋回中か否かを判断している。
・GPS405を活用して地形情報を収集し、走行ルートの把握を行う。
・車輪速センサ406からの検出値を確認し、各車輪速度を把握する。
また、第二モータ308を力行させる場合、RR用インバータ307を経由して電力を供給することで車両走行をアシストすると共に、第二モータ308が発電作動した場合、RR用インバータ307を経由して電力を回収する役目も有する。
また、温度上昇時に電力入出力制限(部品保護)できるよう、温度センサを内蔵し、検出値をCPU101へと送信する。
また、温度上昇時に電力入出力制限(部品保護)できるよう、温度センサを内蔵し、検出値をCPU101へと送信する。
また、温度上昇時に電力入出力制限(部品保護)できるよう、温度センサを内蔵し、検出値をCPU101へと送信する。
また、温度上昇時に電力入出力制限(部品保護)できるよう、温度センサを内蔵し、検出値をCPU101へと送信する。
また、温度上昇時に電力入出力制限(部品保護)できるよう、温度センサ(モータ系温度検出手段)を内蔵し、検出値をCPU101へと送信する。
ここで、規定範囲は任意であるが、2〜3Km程度であれば連続旋回ポイントは検出できると考える。
なお、旋回半径R1,R2は、例えば、右旋回を正とし、左旋回を負として認識する。
具体的に、「第一コーナー」と「第二コーナー」との旋回半径差ΔRは、同一方向の連続コーナーにおいては、|(第一コーナー旋回半径R1)−(第二コーナー旋回半径R2)|によりあらわし、S字コーナーにおいては、|(第二コーナー旋回半径R2)−(第一コーナー旋回半径R1)|によりあらわす。
ここで、図5に示す「コーナー突入車速マップ」は、小半径旋回時ほど走行車速が低くなるため、旋回半径が小さいほど低いコーナー走行車速にて与えられる。
なお、車種やドライバーによりコーナー走行車速は異なるため、車速推定に学習機能を設定しても構わない。
なお、図3のマップと図4のマップを比較した場合、S字コーナーの方が同一方向連続コーナーよりも旋回半径差ΔRが大きくなるため、トルク配分制御切替時間特性の傾斜を大きく設定している。
[左右トルク配分制御作用]
規定範囲内走行ルート上において、連続旋回ポイントがある場合、図2のフローチャートにおいて、ステップS1→ステップS2→ステップS3→ステップS4→ステップS5→ステップS6へと進む流れとなる。
そして、ステップS3では、ステップS2での連続旋回ポイント有りとの判断に続き、自車ポイントから一番近い旋回ポイントから順に「第一コーナー」、「第二コーナー」と認識され、それぞれの旋回半径をR1,R2として情報確認され、旋回半径差ΔRが算出され、ステップS4では、車速センサ406からの検出値により、「現在車速」が把握される。
そして、ステップS5では、「現在車速(コーナー突入前車速)」をベースに、「第一コーナー旋回半径R1」を図5に示す「コーナー突入車速マップ」と照合して「第一コーナー走行時推定車速」が演算される。また、「第一コーナー走行時推定車速」をベースに、「第二コーナー旋回半径R2」を図5に示す「コーナー突入車速マップ」と照合して「第二コーナー走行時推定車速」が演算される。
そして、ステップS6では、ステップS3にて演算した「旋回半径差ΔR」と、ステップS5にて演算した「第一コーナー走行時推定車速」、「第二コーナー走行時推定車速」とを基に、S字コーナーの場合は、図3に示すトルク配分制御切替時間マップを参照してトルク配分制御切替時間が設定され、または、同一方向の連続コーナーの場合は、図4に示すトルク配分制御切替時間マップを参照してトルク配分制御切替時間が設定される。
S字コーナーにおける状況別左右トルク配分制御作用を、図6,図7,図8に示すコースイメージ及びタイムチャートに基づき説明する。
図6に示すコースイメージ及び第一コーナー期間R1と第二コーナー期間R2のタイムチャート特性に示すように、S字コーナーは、時刻(4)にて右回りの第一コーナー期間R1から左回りの第二コーナー期間R2へ移行する。
この場合、左右トルク配分制御としては、旋回回頭性を高めるべく、右回りの第一コーナー期間R1では、左後輪伝達トルクTLを高め右回りのヨーモーメントを出す制御を行い、左回りの第二コーナー期間R2では、右後輪伝達トルクTRを高め左回りのヨーモーメントを出す制御を行う。このとき、時刻(4)に先行する時刻(3)の時点から右後輪伝達トルクTRを徐々に高める制御を開始すると共に、左後輪伝達トルクTLを徐々に低くする制御を開始する。そして、時刻(4)から遅れた時刻(5)の時点にて、左右後輪伝達トルクTL,TRを第二コーナー期間R2にて最適な目標トルクとする。これは、第一コーナーの旋回半径R1と第二コーナーの旋回半径R2とが同じ径であるため、第一コーナーと第二コーナーの切替ポイントである時刻(4)と、左右トルク配分制御の切替ポイントとを一致させ、設定されたトルク配分制御切替時間を、第一コーナー側切替時間と第二コーナー切替時間とを等しい切替時間となるように振り分けている。
したがって、提案例ロール変化特性と従来例ロール変化特性(時刻(4)から短時間にて左右後輪伝達トルクTL,TRの変更制御を行う場合)との対比からも明らかなように、従来例では、各コーナーでの旋回性能を向上することを目的としていたため、第一コーナーから第二コーナーへと移行する際、旋回ロールが大きく発生してしまうが、提案例では、コーナー移行前から徐々にトルク配分を推移させているため、発生ロールを大幅に抑制することが可能となる。
なお、提案例にて時刻(6)以降、トルクアップ制御適用配分が変化しているのは、時刻(7)以降が直線(旋回R=∞)となるため、先行してトルク配分制御を行うためである。
図7に示すコースイメージ及び第一コーナー期間R1と第二コーナー期間R2のタイムチャート特性に示すように、S字コーナーは、時刻(4)にて右回りの第一コーナー期間R1から左回りの第二コーナー期間R2へ移行する。
この場合、左右トルク配分制御としては、旋回回頭性を高めるべく、右回りの第一コーナー期間R1では、左後輪伝達トルクTLを高め右回りのヨーモーメントを出す制御を行い、左回りの第二コーナー期間R2では、右後輪伝達トルクTRを高め左回りのヨーモーメントを出す制御を行う。このとき、時刻(3)の時点より少し前の時点から右後輪伝達トルクTRを徐々に高める制御を開始すると共に、左後輪伝達トルクTLを徐々に低くする制御を開始する。そして、時刻(4)から遅れた時刻(5)より少し前の時点にて、左右後輪伝達トルクTL,TRを第二コーナー期間R2にて最適な目標トルクとする。これは、第一コーナーの旋回半径R1が第二コーナーの旋回半径R2より大きい径であるため、第一コーナーと第二コーナーの切替ポイントである時刻(4)に対し、左右トルク配分制御の切替ポイントを第一コーナー側にオフセットさせ、設定されたトルク配分制御切替時間を、旋回半径の大きい第一コーナー側切替時間が旋回半径の小さい第二コーナー切替時間より長い時間となるように振り分けている。
したがって、提案例ロール変化特性と従来例ロール変化特性(時刻(4)から短時間にて左右後輪伝達トルクTL,TRの変更制御を行う場合)との対比からも明らかなように、従来例では、各コーナーでの旋回性能を向上することを目的としていたため、第一コーナーから第二コーナーへと移行する際、旋回ロールが大きく発生してしまうが、提案例では、コーナー移行前である時刻(3)よりさらに前の時点から徐々にトルク配分を推移させているため、ロール抑制効果が図6の例よりもさらに大きくなる。
なお、提案例にて時刻(6)以降、トルクアップ制御適用配分が変化しているのは、時刻(7)以降が直線(旋回R=∞)となるため、先行してトルク配分制御を行うためである。
図8に示すコースイメージ及び第一コーナー期間R1と第二コーナー期間R2のタイムチャート特性に示すように、S字コーナーは、時刻(4)にて右回りの第一コーナー期間R1から左回りの第二コーナー期間R2へ移行する。
この場合、左右トルク配分制御としては、旋回回頭性を高めるべく、右回りの第一コーナー期間R1では、左後輪伝達トルクTLを高め右回りのヨーモーメントを出す制御を行い、左回りの第二コーナー期間R2では、右後輪伝達トルクTRを高め左回りのヨーモーメントを出す制御を行う。このとき、時刻(3)の時点より少し遅れた時点から右後輪伝達トルクTRを徐々に高める制御を開始すると共に、左後輪伝達トルクTLを徐々に低くする制御を開始する。そして、時刻(4)から遅れた時刻(5)より少し前の時点にて、左右後輪伝達トルクTL,TRを第二コーナー期間R2にて最適な目標トルクとする。これは、第二コーナーの旋回半径R2が第一コーナーの旋回半径R1より大きい径であるため、第一コーナーと第二コーナーの切替ポイントである時刻(4)に対し、左右トルク配分制御の切替ポイントを第二コーナー側にオフセットさせ、設定されたトルク配分制御切替時間を、旋回半径の大きい第二コーナー側切替時間が旋回半径の小さい第一コーナー切替時間より長い時間となるように振り分けている。
したがって、提案例ロール変化特性と従来例ロール変化特性(時刻(4)から短時間にて左右後輪伝達トルクTL,TRの変更制御を行う場合)との対比からも明らかなように、従来例では、各コーナーでの旋回性能を向上することを目的としていたため、第一コーナーから第二コーナーへと移行する際、旋回ロールが大きく発生してしまうが、提案例では、コーナー移行前から徐々にトルク配分を推移させているため、発生ロールを抑制することが可能となる。
なお、提案例にて時刻(6)以降、トルクアップ制御適用配分が変化しているのは、時刻(7)以降が直線(旋回R=∞)となるため、先行してトルク配分制御を行うためである。
同一方向の連続コーナにおける状況別左右トルク配分制御作用を、図9,図10に示すコースイメージ及びタイムチャートに基づき説明する。
図9に示すコースイメージ及び第一コーナー期間R1と第二コーナー期間R2のタイムチャート特性に示すように、同一方向の連続コーナーは、時刻(4)にて旋回半径が大きな右回りの第一コーナー期間R1から、旋回半径が小さい右回りの第二コーナー期間R2へ移行する。
この場合、左右トルク配分制御としては、旋回回頭性を高めるべく、右回り旋回にしたがって左後輪伝達トルクTL1,TL2を高める制御を行うが、第一コーナーの旋回半径R1より第二コーナーの旋回半径R2が小さいため、第一コーナー期間での左後輪伝達トルクTL1よりも第二コーナー期間での左後輪伝達トルクTL2を高くし、より右回りのヨーモーメントを出す制御を行う。このとき、時刻(3)の時点より少し前の時点から第一コーナー期間R1での左後輪伝達トルクTL1を徐々に低くする制御を開始すると共に、第二コーナー期間R2での左後輪伝達トルクTL2を徐々に高める制御を開始する。そして、時刻(4)から遅れた時刻(5)より少し前の時点にて、左後輪伝達トルクTL2を第二コーナー期間R2にて最適な目標トルクとする。これは、第一コーナーの旋回半径R1が第二コーナーの旋回半径R2より大きい径であるため、第一コーナーと第二コーナーの切替ポイントである時刻(4)に対し、左右トルク配分制御の切替ポイントを第一コーナー側にオフセットさせ、設定されたトルク配分制御切替時間を、旋回半径の大きい第一コーナー側切替時間が旋回半径の小さい第二コーナー切替時間より長い時間となるように振り分けている。
したがって、提案例ロール変化特性と従来例ロール変化特性(時刻(4)から短時間にて左後輪伝達トルクTLの変更制御を行う場合)との対比からも明らかなように、従来例では、第一コーナーから第二コーナーへと移行するポイント(4)にて急激にロールが変化してしまうが、提案例では、先行してトルク配分を制御するため、ロール急変を回避できる。
なお、提案例にて時刻(5)以降、トルクアップ制御適用配分が変化しているのは、時刻(6)以降が直線(旋回R=∞)となるため、先行してトルク配分制御を行うためである。
図10に示すコースイメージ及び第一コーナー期間R1と第二コーナー期間R2のタイムチャート特性に示すように、同一方向の連続コーナーは、時刻(4)にて旋回半径が小さな右回りの第一コーナー期間R1から、旋回半径が大きな右回りの第二コーナー期間R2へ移行する。
この場合、左右トルク配分制御としては、旋回回頭性を高めるべく、右回り旋回にしたがって左後輪伝達トルクTL1,TL2を高める制御を行うが、第一コーナーの旋回半径R1より第二コーナーの旋回半径R2が大きいため、第一コーナー期間での左後輪伝達トルクTL1よりも第二コーナー期間での左後輪伝達トルクTL2を低くし、第一コーナー期間でより右回りのヨーモーメントを出す制御を行う。このとき、時刻(3)の時点より少し遅れた時点から第一コーナー期間R1での左後輪伝達トルクTL1を徐々に低くする制御を開始すると共に、第二コーナー期間R2での左後輪伝達トルクTL2を徐々に高める制御を開始する。そして、時刻(4)から遅れた時刻(5)より少し前の時点にて、左後輪伝達トルクTL2を第二コーナー期間R2にて最適な目標トルクとする。これは、第一コーナーの旋回半径R1が第二コーナーの旋回半径R2より小さい径であるため、第一コーナーと第二コーナーの切替ポイントである時刻(4)に対し、左右トルク配分制御の切替ポイントを第二コーナー側にオフセットさせ、設定されたトルク配分制御切替時間を、旋回半径の大きい第二コーナー側切替時間が旋回半径の小さい第一コーナー切替時間より長い時間となるように振り分けている。
したがって、提案例ロール変化特性と従来例ロール変化特性(時刻(4)から短時間にて左後輪伝達トルクTLの変更制御を行う場合)との対比からも明らかなように、従来例では、第一コーナーから第二コーナーへと移行するポイント(4)にて急激にロールが変化してしまうが、提案例では、先行してトルク配分を制御するため、ロール急変を回避できる。
なお、提案例にて時刻(5)以降、トルクアップ制御適用配分が変化しているのは、時刻(6)以降が直線(旋回R=∞)となるため、先行してトルク配分制御を行うためである。
実施例1の車両の左右トルク配分制御装置にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
図11は実施例2の左右トルク配分制御装置が適用されたハイブリッド四輪駆動車を示す全体システム図である。
実施例2のハイブリッド四輪駆動車は、図11に示すように、CPU101と、補助バッテリ102と、強電バッテリ301と、FR用インバータ302と、第一モータ303と、発電機304と、エンジン305と、動力分割機構306と、RR用インバータ307と、第二モータ308と、第三モータ310と、アクセルセンサ401と、ブレーキセンサ402と、DC/DCコンバータ403と、舵角センサ404と、GPS405と、車輪速センサ406と、を備えている。なお、図1に示す実施例1の構成と同一機能を保有する構成については説明を省略する。
実施例2の車両の左右トルク配分制御装置にあっては、実施例1の(1)〜(9)の効果に加え、下記の効果を得ることができる。
図12は実施例3の左右トルク配分制御装置が適用されたエンジン四輪駆動車を示す全体システム図である。
実施例3のエンジン四輪駆動車は、図12に示すように、CPU101と、補助バッテリ102と、オルタネータ201と、エンジン305と、デフ機構309と、アクセルセンサ401と、ブレーキセンサ402と、舵角センサ404と、GPS405と、車輪速センサ406と、を備えている。なお、図1に示す実施例1の構成と同一機能を保有する構成については説明を省略する。
・オルタネータ201に対し、発電電圧値を指令する。
・アクセルセンサ401及び舵角センサ404、車輪速センサ406からの入力信号をモニタし、適切なトルク指令、回転数指令値などをエンジン305へと指示、制御する。
・舵角センサ404からの検出値をベースに、車両が旋回中か否かを判断している。
・GPS405を活用して地形情報を収集し、走行ルートの把握を行う。
・車輪速センサ406からの検出値を確認し、各車輪速度を把握する。
実施例3の車両の左右トルク配分制御装置にあっては、実施例1の(1)〜(9)の効果に加え、下記の効果を得ることができる。
102 補助バッテリ
301 強電バッテリ
302 FR用インバータ
303 第一モータ
304 発電機
305 エンジン
306 動力分割機構
307 RR用インバータ
308 第二モータ
309 デフ機構(差動機構)
400 第三モータ
401 アクセルセンサ
402 ブレーキセンサ
403 DC/DCコンバータ
404 舵角センサ
405 GPS
406 車輪速センサ
Claims (12)
- 旋回時、左右駆動輪へのトルク配分比を旋回状況に応じて最適に制御する左右トルク配分制御手段を備えた車両の左右トルク配分制御装置において、
走行ルート上の連続旋回ポイントを検出する連続旋回ポイント検出手段を設け、
前記左右トルク配分制御手段は、自車が連続旋回ポイントを走行する場合、第一コーナーから第二コーナーへと遷移する際の左右トルク配分の変化を滑らかに設定することを特徴とする車両の左右トルク配分制御装置。 - 請求項1に記載された車両の左右トルク配分制御装置において、
前記左右トルク配分制御手段は、連続旋回ポイントの場合に第一コーナーの終了域から第二コーナーの開始域にまたがる領域に左右トルク配分制御切替時間を設定することを特徴とする車両の左右トルク配分制御装置。 - 請求項2に記載された車両の左右トルク配分制御装置において、
第一コーナーと第二コーナーとの旋回半径差を演算する旋回半径差演算手段を設け、
前記左右トルク配分制御手段は、第一コーナーと第二コーナーとの旋回半径差が大きいほど、第一コーナーから第二コーナーへと遷移する際の左右トルク配分制御切替時間を長く設定することを特徴とする車両の左右トルク配分制御装置。 - 請求項3に記載された車両の左右トルク配分制御装置において、
旋回車速を演算する旋回車速演算手段を設け、
前記左右トルク配分制御手段は、第一コーナーと第二コーナーとの旋回半径差により定めた左右トルク配分制御切替時間を、旋回車速が高車速であるほど長く設定することを特徴とする車両の左右トルク配分制御装置。 - 請求項3または4に記載された車両の左右トルク配分制御装置において、
前記旋回半径差演算手段は、第一コーナーと第二コーナーとの旋回半径差を、同一方向の連続コーナーにおいては、|(第一コーナー旋回半径)−(第二コーナー旋回半径)|によりあらわし、S字コーナーにおいては、|(第二コーナー旋回半径)−(第一コーナー旋回半径)|により演算することを特徴とする車両の左右トルク配分制御装置。 - 請求項3乃至5の何れか1項に記載された車両の左右トルク配分制御装置において、
前記旋回車速演算手段は、制御に適用される旋回車速を各コーナーへ突入する車速推定値とすることを特徴とする車両の左右トルク配分制御装置。 - 請求項6に記載された車両の左右トルク配分制御装置において、
前記旋回車速演算手段は、前記車速推定値を、コーナー突入前車速をコーナー旋回半径と照合することにより演算することを特徴とする車両の左右トルク配分制御装置。 - 請求項1乃至7の何れか1項に記載された車両の左右トルク配分制御装置において、
前記左右トルク配分制御手段は、第一コーナーの旋回半径と第二コーナーの旋回半径とが同じである場合、設定された左右トルク配分制御切替時間を、第一コーナー側切替時間と第二コーナー側切替時間とを等しい切替時間となるように振り分けることを特徴とする車両の左右トルク配分制御装置。 - 請求項1乃至7の何れか1項に記載された車両の左右トルク配分制御装置において、
前記左右トルク配分制御手段は、第一コーナーの旋回半径と第二コーナーの旋回半径とが異なる場合、設定された左右トルク配分制御切替時間を、第一コーナー側切替時間と第二コーナー側切替時間のうち、旋回半径の大きい方の切替時間が旋回半径の小さい方の切替時間より長い時間となるように振り分けることを特徴とする車両の左右トルク配分制御装置。 - 請求項1乃至9の何れか1項に記載された車両の左右トルク配分制御装置において、
前記車両は、前後輪のうち一方の主駆動輪を駆動するエンジンおよび第一モータと、前記前後輪のうち他方の副駆動輪を駆動する第二モータと、該第二モータの出力を左右輪に任意の分配比で配分可能な差動機構と、を搭載するハイブリッド四輪駆動車であることを特徴とする車両の左右トルク配分制御装置。 - 請求項1乃至9の何れか1項に記載された車両の左右トルク配分制御装置において、
前記車両は、前後輪のうち一方の主駆動輪を駆動するエンジンおよび第一モータと、前記前後輪のうち他方の副駆動輪の左右輪をそれぞれ独立に駆動する第二モータおよび第三モータと、を搭載するハイブリッド四輪駆動車であることを特徴とする車両の左右トルク配分制御装置。 - 請求項1乃至9の何れか1項に記載された車両の左右トルク配分制御装置において、
前記車両は、前後輪のうち一方の主駆動輪を駆動すると共に他方の副駆動輪を駆動するエンジンと、該エンジンから副駆動輪への出力を左右輪に任意の分配比で配分可能な差動機構と、を搭載するエンジン四輪駆動車であることを特徴とする車両の左右トルク配分制御装置。
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