JP2007056904A - 熱可塑性樹脂の融着方法 - Google Patents

熱可塑性樹脂の融着方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007056904A
JP2007056904A JP2005239980A JP2005239980A JP2007056904A JP 2007056904 A JP2007056904 A JP 2007056904A JP 2005239980 A JP2005239980 A JP 2005239980A JP 2005239980 A JP2005239980 A JP 2005239980A JP 2007056904 A JP2007056904 A JP 2007056904A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet member
coating film
steel pipe
joint part
surface side
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005239980A
Other languages
English (en)
Inventor
Yu Sugiura
結 杉浦
Shozo Hatanaka
省三 畠中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
JFE Engineering Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JFE Engineering Corp filed Critical JFE Engineering Corp
Priority to JP2005239980A priority Critical patent/JP2007056904A/ja
Publication of JP2007056904A publication Critical patent/JP2007056904A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)

Abstract

【課題】 外周に被覆膜が形成された鋼管の端部同士を溶接してなる継手部の防食方法であり、従来の方法より簡便で防食性能も高い方法を提供することを主たる課題とする。
【解決手段】 外周に被覆膜が形成された鋼管の端部同士を溶接してなる継手部の防食方法であって、前記継手部を、透明または半透明な熱可塑性樹脂からなる第1シート部材で覆い、前記第1シート部材をその表面側から空気で冷却しつつ、その表面側から光を照射し、その後シート部材の表面側から加圧をすることにより、前記シート部材を前記継手部に融着せしめる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、都市ガスや水道、あるいは石油配管、地域暖房等の蒸気配管などのパイプラインにおいて使用される、外周に防食用の被覆膜が形成された鋼管の現場溶接により生じる継手部の防食方法に関する。
通常、都市ガス、水道水、石油、蒸気等の輸送用配管として鋼管が使用されている。このような鋼管の鋼材は水や酸素の存在下で腐食しやすい欠点があるため、一般的には、鋼管表面にアスファルト,コールタールエナメルまたはポリエチレン(PE),エポキシ樹脂,ポリウレタン樹脂等を被覆して防食し、これにより、鋼管表面に防食被覆膜(この防食被覆膜は工場で被覆形成されるものであり、工場塗覆装ともいう)を設けるようにしている。
しかしながら、このような防食被覆膜が形成された防食被覆鋼管を用いると、その端部同士を溶接接続して配管工事を行う際に、溶接時の高温度で防食被覆膜が劣化するという問題がある。
上記防食被覆膜の劣化を防ぐため、両防食被覆鋼管の端部近傍の防食被覆膜を予め除去しておき、配管工事現場で端部同士を溶接接続したのち(この溶接部分およびその周辺が継手部となる。)、当該継手部の外周および防食被覆膜が除去され鋼管表面が露出した隣接部分の外周、さらに防食被覆膜の外周に、(1)ゴム材料に粘着材が施された粘着テープを巻きつけたり、(2)チューブ内層に粘着材が施された、加熱により収縮するシュリンクチューブを設置し、バーナーや加熱装置などにより当該チューブを収縮させたりする方法が行われてきた。(例えば、特許文献1参照)
特開平09−014573号公報
しかしながら、継手部の腐食を防止するために用いられる粘着テープやシュリンクチューブを接着するために用いられる粘着材と、鋼管表面に設けられている防食被覆膜との密着性が乏しい場合があり、そうすると、鋼管表面の防食被覆膜と、粘着テープやシュリンクチューブが重なり合う部分から剥離が生じ、この部分から水分が浸透してしまうことが懸念される。特に、鋼管表面の防食被覆膜の材質がポリエチレンの場合には、当該部分の接着性が低いため当該問題が深刻化する。
本発明はこのような状況に鑑みなされたものであり、外周に被覆膜が形成された鋼管の端部同士を溶接してなる継手部の防食方法であり、従来の方法より簡便で防食性能も高い方法を提供することを主たる課題とする。
上記課題を解決するための、本願発明は、外周に被覆膜が形成された鋼管の端部同士を溶接してなる継手部の防食方法であって、前記継手部を、透明または半透明な熱可塑性樹脂からなる第1シート部材で覆い、前記第1シート部材をその表面側から空気で冷却しつつ、その表面側から光を照射し、その後シート部材の表面側から加圧をすることにより、前記シート部材を前記継手部に融着せしめることを特徴とする。
また、前記発明においては、前記継手部とシート部材との間に、有色不透明な第2シート部材を介在せしめるようにしてもよい。
上記の発明によれば、透明または半透明な熱可塑性樹脂からなる第1シート部材を用い、当該第1シート部材を熱により溶融することで、鋼管の継手部外周、防食被覆膜が除去され鋼管表面が露出した隣接部分の外周、さらには防食被覆膜の外周のそれぞれを被覆処理するので、従来からの方法のように、粘着材を用いることがなく、その結果当該部分をより強固に密着せしめることができる。
また、前記第1シート部材を熱融着するに際し、当該シート部材の表面側から加圧処理を行うのでより密着性を向上せしめることができる。さらに、前記加圧処理は、前記第1シート部材をその表面側から空気で冷却しつつ行われるので、第1シート部材の表面部分が過剰に溶融することを防止することができ(つまり、第1シート部材における鋼管と接触する部分(裏面側)を選択的に溶融せしめることができ)、これにより、例えば前記加圧処理を行う際に用いられるローラの表面に第1シート部材が付着してしまうことを防止することができる。
また、上記の発明において、継手部とシート部材との間に、有色不透明な第2シート部材を介在せしめることにより、当該第2シート部材が光を効率よく吸収し、当該部分において効率よく熱を発生させることができるので、当該第2シート部材の上に存在する第1シート部材を効率よく溶融せしめることができる。
以下に、本発明の継手部の防食方法について、図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の方法で行われる各工程を説明するための説明図である。
先ず、図1を用いて本発明の方法を工程順に説明する。
図1(1)は、本発明の方法により防食処理を行う前の継手部の断面図である。
図示するように、防食被覆鋼管1,1は、その端部a,a近傍の被覆膜2,2が予め除去されており、端部a,a同士が溶接3により接続された状態となっている。本願においては、当該部分全体を指して継手部と呼ぶ。
このような防食被覆鋼管1の被覆膜2の材質としては、通常アスファルト、コールタールエナメルまたはポリエチレン(PE)、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂などが用いられるが、本発明の方法はこれを特に限定することはない。しかしながら、ポリエチレン製の被覆膜2が形成されている場合に特に効果的である。
図1(2)は、継手部を、透明又は半透明な熱可塑性樹脂からなる第1シート部材で覆った状態を示す断面図である。
図示するように、本発明の方法にあっては、被覆膜2が除去され表面が露出した鋼管1,1、被覆膜2,2、さらに溶接部分3の全てを覆うように、第1シート部材10を設置することが好ましい。この場合、従来の方法にあっては、被覆膜2,2と第1シート部材10との密着性(図中の符号Xの部分)に問題が生じる場合があったが、本発明の方法によれば粘着材を用いることがないので、当該部分も強固に融着することができる。
本発明の方法で用いる第1シート部材10は、透明又は半透明な熱可塑性樹脂からなる。ここで、透明または半透明な熱可塑性樹脂とは、この後、ランプ等から照射される光が透過する程度の透明度を有する熱可塑性樹脂を意味し、具体的には曇度(ヘイズ)測定値が80%以下の熱可塑性樹脂が好ましい。また、熱可塑性樹脂の具体例としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリイソブチレン、アクリル樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアセタール、フッ素樹脂やそれぞれの変性樹脂などが挙げることができる。
図1(2)’は、継手部を、前記第1シート部材で覆った状態の別の態様を示す断面図である。
図示するように、本発明の方法にあっては、継手部と第1シート部材との間に、有色不透明な第2シート部材11を介在せしめてもよい。第2シート部材を介在せしめることにより、当該第2シート部材が光を効率よく吸収し、当該部分において効率よく熱を発生させることができるので、当該第2シート部材の上に存在する第1シート部材を効率よく溶融せしめることができる。
また、図1(2)’に示すように、溶接をするために防食被覆膜2が除去された部分に合わせて当該第2シート部材11を介在せしめることにより、防食被覆膜2と鋼管表面との段差を、当該第2シート部材11によって埋めることができ、これにより第1シート部材10の接着性をより向上せしめることができる。
本発明の方法で用いる第2シート部材11は、有色不透明なシートであれば特に限定されることはないが、その材料としては、前記第1シート部材10の材料と同一の樹脂材料を着色して用いることができる。第2シート部材11の着色方法についても特に限定されることはなく、例えば、上述の第1シート部材の材料と同一の熱可塑性樹脂内に顔料を混練する方法などを挙げることができる。また、樹脂を着色する場合の色についても特に限定されることはないが、ランプ等からの光の吸収効率を考慮すると、黒色に着色することが好ましい。また、当該第2シート部材11については、樹脂全体が一様に不透明である必要はなく、その表面部分のみ不透明であったり、部分的に不透明であってもよい。さらに、第2シート部材の材質は、必ずしも第1シート部材の材質と一致させることはなく、上述した樹脂から任意に選択して用いることができる。また、第2シート部材11は、必ずしも1種類の樹脂から構成されている必要はなく、複数の樹脂が積層されたシート部材を用いることもできる。この場合、例えば、第1シート部材と接する側の表面は、第1シート部材10と同一の材料からなり、鋼管と接する側の表面は粘着材が塗布されているような構成としてもよい。
図1(3)は、第1シート部材10をその表面側から空気で冷却しつつ、その表面側から光を照射した状態を示す断面図である。
図示するように、本発明の方法にあっては、継手部を前記第1シート部材10で覆った後、当該第1シート部材10の表面側から空気で冷却しつつ光を照射する工程を行う。当該工程を行うことにより、照射された光は、第1シート部材10を通過して防食被覆膜2との界面や露出した鋼管との界面で吸収されて熱に変換され、当該熱により第1シート部材10が溶融され、防食被覆膜2や露出した鋼管と密着する。また、この際に、本発明の方法は第1シート部材10の表面側から空気を吹き付けることにより第1シート部材10の表面を冷却しているので、第1シート部材10の裏面側(つまり、防食被覆膜2との界面や露出した鋼管との界面)を集中的に溶融することができる。
この工程において照射する光としては、熱量をもつ光であることが好ましく、具体的には、紫外線〜赤外線、特に近赤外線領域の光を用いることが好ましい。したがって、図示するようなランプ20を用いて光を照射する場合には、当該ランプ20は、このような光を照射可能なランプであることが必要である。また、樹脂を融着する場合にあっては、点または線でなくある程度の面積に対し均一に光を照射することが必要となるため、鋼管の軸方向に沿って棒状に照射することができるランプ20を用いることが好ましい。さらにまた、照射効率を上げるために、図示するような反射板21を用いて光を集光するようにしてもよい。なお、ランプ20と透明または第1シート部材10表面との距離については、用いるランプ20および反射板21における集光距離に応じて適宜調整すればよい。
また、空気で冷却する場合の具体的な方法については、特に限定されることはなく、図示するような空気噴出口30を設け、ここから適量の空気を噴出するようにしてもよい。この場合、噴出せしめる空気は特に冷却する必要はなく室温(20〜25℃)程度で良い。
図1(4)は、第1シート部材10の表面側から加圧した状態を示す断面図である。
本発明の方法における当該工程にあっては、例えば第1シート部材10の表面温度を170℃以下に保持出来るように空気で冷却することが好ましい。このような制御を行い、第1シート部材と鋼管表面との界面の温度を130〜170℃に保持することにより、好適に融着せしめることができる。
図示するように、本発明の方法にあっては、第1シート部材10を溶融・融着後、さらに第1シート部材10側から加圧する工程を行う。当該工程を行うことにより、第1シート部材10の密着性をより向上せしめることができる。
第1シート部材10を加圧する方法としては特に限定されることはなく、図示するようなローラー40を用いて加圧してもよい。ローラー40を用いる場合において、当該ローラー40の材質や形状を特に限定することはないが、その表面にあっては、第1シート部材11の表面に加圧痕や傷が生じることを防止するためにゴム等の弾性を有する材料で、同時に広い面積を加圧するようにすることが好ましい。
また、加圧する際の圧力についても適宜設定すればよく、特に限定することはないが、例えば0.1MPa〜1.0MPa程度が好ましい。また、加圧するためのローラー40は1つに限定されることはなく、2つ以上用いてもよい(図示せず)。この場合には、1つ目のローラーは第1シート部材10が浮き上がることなどを押さえることを主目的として用い、2つ目以降のローラーで圧着せしめることを主目的とすることが好ましく、その場合には、1つ目のローラーによる加圧に比べて、2つ目のそれによる加圧を大きくすることが好ましい。
次に本発明の方法を実現するための装置について図面を用いて説明する。
図2は、本発明の方法を実現するための装置を説明するための概略図である。なお、図2(1)は、鋼管の軸方向に対して平行な視点からの概略図であり、図2(2)は、鋼管の軸方向に対して垂直な視点からの概略図である。
図2(1)に示すように、当該装置100は、鋼管の外周に周方向に取り付けられるレール101と、当該レール上に設置され、ランプ103および空気噴出口104を支持するための治具102と、当該治具102に支持されたランプ103および空気噴出口104、とからなる。また、前記治具102は、モーターM1を具備しており、当該モーターM1を作動させることにより、当該装置全体が、鋼管に取り付けられたレール101上を周方向に移動するようになっている。
このような構成からなる装置によれば、装置100を鋼管の周方向に順次移動させながら、空気噴出口104により空気を噴出しつつ、ランプ103により光を照射することができ、継手部を覆うように設置された第1シート部材10を、その表面を適度に冷却しつつ、その内側を中心に溶融せしめることができる。なお、ランプ103および空気噴出口104は、治具102上を鋼管の軸方向に(図2(1)においては、左右に)移動可能としてもよく、その数や位置関係は任意に設定可能である。また、設置するランプ103は必ずしも1つである必要はなく、同一の治具102上に並列または直列に複数個のランプを設置してもよい(この場合、それぞれのランプの位置関係は適宜設定可能である)(図示せず)。
また、図2(2)に示すように、当該装置100は、図2(1)に示したレール101と同一レール上に、別の治具105を有しており、当該治具105には、第1シート部材10を加圧するためのローラー106が支持されており、モーターM2も具備している(つまり、図2(1)におけるランプ103をローラー106に置き換えた構造となる)。
このような構成からなる装置によれば、前記ランプが支持された治具102が通過することにより、継手部を覆うように設置された第1シート部材10を溶融せしめ、さらに、当該溶融した第1シート部材10を加圧して、密着性を向上せしめることができる。なお、設置するローラー106にあっても、同一の治具105に複数のローラーを設置することが可能である。特に第2シート部材を設けない場合には、防食被覆膜が除去されている部分の除去されていない部分との間に段差が生じているため、それぞれの部分に別個独立したローラーを設けることが好ましい(図示せず)。
さらに、当該装置100にあっては、図2(2)に示すように、ランプ103が支持された治具102と、ローラー106が支持された治具105のそれぞれを2つずつ設けてもよい。このような構成とすることにより、継手部と第1シート部材10との密着性をより向上せしめることができる。
なお、上述した各部材からなる装置はモーター1台に対して装置を一式としてもよく、各部材毎にモーターをそれぞれ取り付けてもよい。
次に、本発明の方法について実施例を用いて説明する。
(実施例1)
図2に示す装置を用い、本発明の方法により以下の条件で継手部の被覆をした。具体的には以下の通りである。
まず、600Aのポリエチレン樹脂製防食被覆膜が形成された鋼管を通常の方法で溶接し、図1に示すような継手部を形成した。
この継手部に、黒色のポリエチレン樹脂からなる第2シート部材を設置し、さらに当該第2シート部材の上に、厚さ1mm、ヘイズ値70%の半透明なポリエチレン樹脂からなる第1シート部材(幅150mm、長さ2000mm程度)を設置した。
その後、当該第1シート部材表面から100mmの距離に設置された、2000W、光幅150mm以上の近赤外線ランプ(図2(1)(2)に示す符号103のランプ)を用いて、近赤外線光を照射した。
また、当該ランプから近赤外線光を照射すると同時に、空気噴出口(図2(1)(2)に示す符号104の空気噴出口)から第1シート部材表面へ空気を噴出せしめ、当該第1シート部材表面の温度を150℃に保った。
その後、図2(2)に示すように、近赤外線光により溶融した第1シート部材をローラー(図2(2)に示す符号106のローラー)により加圧した。
その後、図2(2)に示すように、再度前記と同様の近赤外線ランプ(図2(2)に示す符号103’のランプ)により近赤外線光を照射した。
その後、図2(2)に示すように、再度第1シート部材をローラー(図2(2)に示す符号106’のローラー)により加圧した。この際、当該ローラーには0.5kgの加重をかけた(図2(2)に示す符号W参照)。
なお近赤外線ランプ(103,103’)およびローラー(106,106’)は、それぞれ50mm間隔で設置し、それぞれ150mm/minの速度で周方向に移動させた。
(実施例1の結果)
上記実施例1の結果、継手部は第1シート部材によりきれいに覆われており、当該継手部を固定し、第1シート部材を180°の方向に曲げて引っ張ることにより融着強度試験を行ったところ、100N/cm以上の強度で第1シート部材が破断した。当該試験結果から、両者の融着強度は非常に強いことがわかった。
(実施例2)
継手部において、防食被覆膜と鋼管表面との段差を埋めるべく鋼管表面に黒色のゴム粘着シートを設置した点、および第1シート部材の幅を600mmにした点、を除いて、全て前記実施例1と同様の条件で継手部の被覆処理を行った。
(実施例2の結果)
上記実施例2の結果、実施例1の結果と同様に、継手部は第1シート部材によりきれいに覆われており、当該継手部を固定し、第1シート部材を180°の方向に曲げて引っ張ることにより融着強度試験を行ったところ、100N/cm以上の強度で第1シート部材が破断した。当該試験結果から、両者の融着強度は非常に強いことがわかった。
本発明の方法で行われる各工程を説明するための説明図である。 本発明の方法を実現するための装置を説明するための概略図である。
符号の説明
1 … 鋼管
2 … 防食被覆膜
3 … 溶接部分
10 … 第1シート部材
11 … 第2シート部材
20、103、103’ … ランプ
21 … 反射板
30、104 … 空気噴出口
40、106、106’ … ローラー
101 … レール
102、105 … 治具

Claims (2)

  1. 外周に被覆膜が形成された鋼管の端部同士を溶接してなる継手部の防食方法であって、
    前記継手部を、透明または半透明な熱可塑性樹脂からなる第1シート部材で覆い、
    前記第1シート部材をその表面側から空気で冷却しつつ、その表面側から光を照射し、
    その後シート部材の表面側から加圧をすることにより、
    前記シート部材を前記継手部に融着せしめることを特徴とする継手部の防食方法。
  2. 請求項1に記載の継手部の防食方法であって、
    前記継手部と第1シート部材との間に、有色不透明な第2シート部材を介在せしめることを特徴とする継手部の防食方法。
JP2005239980A 2005-08-22 2005-08-22 熱可塑性樹脂の融着方法 Pending JP2007056904A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005239980A JP2007056904A (ja) 2005-08-22 2005-08-22 熱可塑性樹脂の融着方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005239980A JP2007056904A (ja) 2005-08-22 2005-08-22 熱可塑性樹脂の融着方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007056904A true JP2007056904A (ja) 2007-03-08

Family

ID=37920569

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005239980A Pending JP2007056904A (ja) 2005-08-22 2005-08-22 熱可塑性樹脂の融着方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007056904A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016044788A (ja) * 2014-08-26 2016-04-04 佳寿 野村 埋設管の接続部の被覆方法、その方法に使用される充填材、および被覆装置
KR20160055459A (ko) * 2014-11-10 2016-05-18 와이지에프 주식회사 시트 라미네이팅 장치 및 방법

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07205297A (ja) * 1994-01-24 1995-08-08 Dai Ichi High Frequency Co Ltd 樹脂シートの接着方法及び装置
JPH08178174A (ja) * 1994-12-27 1996-07-12 Nkk Corp 自走式被覆加圧装置
JP2004114456A (ja) * 2002-09-25 2004-04-15 Fine Device:Kk 管材の接合方法及び接合装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07205297A (ja) * 1994-01-24 1995-08-08 Dai Ichi High Frequency Co Ltd 樹脂シートの接着方法及び装置
JPH08178174A (ja) * 1994-12-27 1996-07-12 Nkk Corp 自走式被覆加圧装置
JP2004114456A (ja) * 2002-09-25 2004-04-15 Fine Device:Kk 管材の接合方法及び接合装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016044788A (ja) * 2014-08-26 2016-04-04 佳寿 野村 埋設管の接続部の被覆方法、その方法に使用される充填材、および被覆装置
KR20160055459A (ko) * 2014-11-10 2016-05-18 와이지에프 주식회사 시트 라미네이팅 장치 및 방법
KR101647080B1 (ko) * 2014-11-10 2016-08-09 와이지에프 주식회사 시트 라미네이팅 장치 및 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3749621A (en) Securing and/or forming of coverings and the like of tetrafluorinated ethylene and fluorinated ethylene polymers
JP4766589B2 (ja) 樹脂被覆鋼管の接続部の被覆装置および被覆方法
JP6154983B2 (ja) シーラント物品及びそれに有用な組成物
RU2645946C2 (ru) Способ защиты от коррозии сваренной части облицованной пластмассой стальной трубы и фиксирующая лента с чувствительным к давлению клейким веществом для предотвращающего коррозию термоусадочного листа
US10562235B2 (en) Method for assembling tubular joining sleeve and a conduit lining tube by laser welding
JP2007056904A (ja) 熱可塑性樹脂の融着方法
JP2006194368A (ja) 現地溶接部の防食被覆構造
EP0743897B1 (en) Method of joining elongate hollow members
WO1984001988A1 (fr) Appareil de formage d'un tube a trois couches
RU2566786C2 (ru) Способ восстановления трубопроводного покрытия
US20170122483A1 (en) Tube liner with a fleece-laminated film web connected to form a film tube
JP2006007760A (ja) 樹脂被覆鋼管用補修部材及び樹脂被覆鋼管の補修方法
CN207449149U (zh) 至少两个聚烯烃管状部件端对端接合的系统
US20160031198A1 (en) Systems and methods for laminating substrates
CN204477601U (zh) 一种管道补口
JP2004130669A (ja) 複層被覆金属曲管の製造方法
JP2003011221A (ja) 熱収縮性被覆材の加熱溶着方法及び装置
JP2006125182A (ja) 改修用防水シートおよびそれを用いた改修構造
JP2000515949A (ja) 地下のパイプラインのライニング構成
JP6126563B2 (ja) レーザー光を用いた接合方法及びレーザー接合用中間部材
JP2005172088A (ja) 樹脂配管の接続構造及びその接続方法
JP4868502B2 (ja) 樹脂被覆鋼管の接続部の被覆装置
JP2006264058A (ja) 熱可塑性樹脂の融着方法
JPH02188227A (ja) 光硬化性管裏張り材および裏張りされた管の製造法
JP2000045476A (ja) 防水シートの接合に用いる赤外線式手動溶着機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070802

A977 Report on retrieval

Effective date: 20100208

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20100420

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100618

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20101019