JP2007055823A - 熱線吸収性合わせガラス及び合わせガラス用中間膜 - Google Patents

熱線吸収性合わせガラス及び合わせガラス用中間膜 Download PDF

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Abstract

【課題】 資源の枯渇の心配がない安価な材料を用いて、可視光の透過率が高く透明で、かつ赤外線吸収能力の高い熱線吸収性合わせガラス、及び、該合わせガラスに好適な合わせガラス用中間膜を提供する。
【解決手段】 少なくとも一対の板ガラスが中間膜を介して貼り合わされた合わせガラスであって、該合わせガラスを構成する板ガラス及び中間膜のうちの少なくとも1つが、2価の銅イオンを構成成分とする化合物を含有することを特徴とする熱線吸収性合わせガラス。CuOを0.1〜10重量%含有するガラス微粒子を含有することを特徴とする合わせガラス用中間膜。
【選択図】 なし

Description

本発明は、自動車、鉄道車両、航空機、船舶、建築物等に用いられる熱線吸収性に優れた合わせガラス及び合わせガラス用中間膜に関する。
少なくとも一対の板ガラスが中間膜を介して貼り合わされた合わせガラスは、外部衝撃を受けて破損してもガラスの破片が飛散することが少なく安全であるため、自動車、鉄道車両、航空機、船舶、建築物等の窓ガラスとして広く使用されている。このような合わせガラスとしては、少なくとも一対の板ガラスの間に、可塑化ポリビニルアセタール樹脂膜、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂膜、エチレン−アクリル共重合体樹脂膜、ポリウレタン樹脂膜等の合わせガラス用中間膜を介在させ、一体化させたもの等が挙げられる。
しかしながら、このような合わせガラスは、安全性に優れているものの、赤外線の透過率が高く、遮熱性に劣るという問題があった。光線の中でも可視光よりも長い780nm以上の波長を持つ赤外線は、紫外線と比較するとエネルギー量が約10%程度と小さいものの、熱的作用が大きく、一度物質に吸収されると熱として放出され温度上昇をもたらすことから、一般に熱線と呼ばれている。従って、合わせガラスを通して入射してくる光線のうち、熱的作用の大きな赤外線(熱線)を遮断できるようにすれば、遮熱性が高まり、合わせガラス内部の温度上昇を抑えることができる。
特に、自動車の窓ガラスとして用いられる場合、近年の傾向として、自動車のガラス開口部面積が増大しており、合わせガラスの遮熱性を高くし、ガラス開口部に熱線カット機能を付与する必要性が増大している。これは、車内が密閉された空間であるために、日光による温度上昇が激しいからである。したがって、熱線を遮断する効果の高い合わせガラスを使用すれば、エアコンの冷却効率が向上し、優れた快適性が実現される。
例えば、下記の特許文献1には、錫ドープ酸化インジウム(ITO)微粒子やアンチモンドープ酸化錫(ATO)微粒子やアルミニウムドープ酸化亜鉛(AZO)等の熱線遮蔽微粒子を、可塑化ポリビニルアセタール樹脂中に分散させてなる合わせガラス用中間膜およびこの合わせガラス用中間膜を用いた合わせガラスが開示されている。
このような合わせガラス用中間膜および合わせガラスは、熱線遮蔽性に優れ且つ透明性にも優れており、自動車や建築物などの窓ガラスとして有用である。しかし、最近は高度の熱線遮蔽性が要求されるようになり、高度の熱線遮蔽性を得るために熱線遮蔽微粒子の濃度を高くすると、可視光線も相当程度遮断され、また、青みや黄緑みに着色し、その結果室内が暗くなり快適性を損ねる等の問題がある。
また、上記熱線遮蔽微粒子のなかでは、錫ドープ酸化インジウム(ITO)微粒子が、赤外線の吸収性、特に近赤外線の吸収性能に最も優れているが、近年の液晶ディスプレイの透明導電膜用としての大量に使用されるようになって、原料であるインジウムの枯渇が懸念されている。
特開2001−206743号公報
本発明は、上記問題点に鑑み、資源の枯渇の心配がない安価な材料を用いて、可視光の透過率が高く透明で、かつ赤外線吸収能力の高い熱線吸収性合わせガラス、及び、該合わせガラスに好適な合わせガラス用中間膜を提供することを目的とする。
本発明者は、合わせガラスを構成する板ガラス及び中間膜のうちの少なくとも1つが、2価の銅イオンを構成成分とする化合物を含有することにより、赤外線吸収能力の高い合わせガラスが得られることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、請求項1記載の発明の熱線吸収性合わせガラスは、少なくとも一対の板ガラスが中間膜を介して貼り合わされた合わせガラスであって、該合わせガラスを構成する板ガラス及び中間膜のうちの少なくとも1つが、2価の銅イオンを構成成分とする化合物を含有することを特徴とする。
請求項2記載の発明の合わせガラス用中間膜は、CuOを0.1〜10重量%含有するガラス微粒子を含有することを特徴とする。
請求項3記載の発明の合わせガラス用中間膜は、請求項2記載の発明の合わせガラス用中間膜において、CuOを含有するガラス微粒子が、Pを30〜70重量%、CuOを0.1〜10重量%含有するリン酸塩ガラス微粒子であることを特徴とする。
請求項4記載の発明の熱線吸収性合わせガラスは、請求項1記載の発明の合わせガラスにおいて、中間膜が、請求項2又は3記載の合わせガラス用中間膜であることを特徴とする。
請求項5記載の発明の熱線吸収性合わせガラスは、請求項1記載の発明の合わせガラスにおいて、板ガラスの少なくとも1枚が、CuOを0.1〜10重量%含有することを特徴とする。
本発明の熱線吸収性合わせガラスは、少なくとも一対の板ガラスが中間膜を介して貼り合わされた合わせガラスであって、該合わせガラスを構成する板ガラス及び中間膜のうちの少なくとも1つが、2価の銅イオンを構成成分とする化合物を含有することを特徴とするものである。このように、本発明には、中間膜が2価の銅イオンを構成成分とする化合物を含有する熱線吸収性合わせガラス(以下、本発明1という)と、合わせガラスを構成する板ガラスが2価の銅イオンを構成成分とする化合物を含有する熱線吸収性合わせガラス(以下、本発明2という)が含まれる。
以下、本発明の熱線吸収性合わせガラスを詳細に説明する。
まず、本発明1の、中間膜が2価の銅イオンを構成成分とする化合物を含有する熱線吸収性合わせガラスについて説明する。
本発明1で用いられる中間膜としては、請求項2に記載の発明の、CuOを0.1〜10重量%含有するガラス微粒子を含有する合わせガラス用中間膜が好ましい。ガラス微粒子が2価の銅イオンを含有することにより、可視光の透過率が高く、かつ赤外線の吸収能力が高いガラス微粒子が得られる。更に、ガラス微粒子の主成分を、Pとすると、2価の銅イオンを含有させた際の赤外線吸収能力が更に優れたものとなるので好ましい。Pを主成分とする場合、ガラス微粒子の全重量に対するPの含有量は、30〜70重量%であることが好ましい。Pの含有量が30重量%未満である場合には、ガラス状物質としての構造を維持できないことがある。また、70重量%を超える場合には、耐候性に劣ったものとなり時間の経過に伴って分光特性が変化することがあり、また、2価の銅イオンの含有量が少なくなりすぎてしまうために、赤外線の吸光度が低下してしまう。
また、ガラス微粒子の主成分を、SiOとした場合も、CuOを含有させた際の赤外線吸収能力が更に優れたものとなるので好ましい。SiOを主成分とする場合には、ガラス微粒子の全重量に対するSiOの含有量は、30〜70重量%であることが好ましい。SiOの含有量が30重量%未満である場合には、ガラス状物質としての構造を維持できないことがある。また、70重量%を超える場合には、2価の銅イオンの含有量が少なくなりすぎてしまうために、赤外線の吸光度が低下してしまう。
上記合わせガラス用中間膜においては、CuOを含有するガラス微粒子が、紫外線吸収性の金属酸化物を0.1〜10重量%含有することが更に好ましい。0.1重量%未満である場合には、十分な紫外線吸収能力が得られず、また、10重量%を超える場合には、微粒子の強度が不十分なものとなる。上記紫外線吸収性の金属酸化物としては、TiO、ZnO、CeOよりなる群より選ばれる少なくとも1種であることが好ましい。
これらガラス微粒子の中間膜内における粒子径は、10〜200nmであることが好ましい。10nm未満で含有させることは製造上困難であり、また、200nmを超える場合には、得られる合わせガラスの透明性が劣ったものとなることがある。
ガラス微粒子の製造は通常の方法を用いることができ、一旦銅イオンを含むガラス塊を作り微粉砕してもよく、あるいはガラスを溶融状態で微粒子化してもよい。また、四塩化ケイ素を、銅元素の存在下にて酸水素炎中で火炎加水分解させる燃焼法やアーク法といった乾式法や、ケイ酸ナトリウムと無機酸とを中和反応させる沈降法やゲル法といった湿式法も用いることができる。また、テトラメトキシシランやテトラエトキシシラン等のアルキルシリケートの加水分解反応を利用するゾルゲル法であっても良い。
ガラス微粒子の中間膜内における含有量は、中間膜100重量部に対して、0.1重量部から10重量部であることが好ましい。0.1重量部未満である場合には、十分な熱線吸収効果が得られないことがある。また、10重量部を超える場合には、得られる合わせガラスの透明性が劣ったものとなることがある。
本発明のガラス微粒子を中間膜内に分散させる方法としては、予めガラス微粒子と中間膜用可塑剤とからなる分散溶液を作製し、該溶液を中間膜樹脂と混練する方法を用いれば、ガラス微粒子の二次凝集を防ぐことができるため好ましい。
上記ガラス微粒子と中間膜用液状可塑剤とからなる分散溶液の作製方法としては、分散剤、あるいは予め分散剤を溶解させた溶剤を、中間膜用液状可塑剤に加え、湿式ビーズミル、ジェットミル、超音波式ジェットミル、超臨界式ジェットミル、高圧式ジェットミル、ペイントシェーカー、ロッキングミル、ボールミル、等の分散機を使用して、ガラス微粒子を分散させることで作製することができる。
上記分散剤としては、特に限定されるものではなく、従来公知の分散剤を使用することができるが、例えば、ポリグリセリンステアリン酸エステル、ポリグリセリンオレイン酸エステル、ポリグリセリンカプリル酸エステル、ポリグリセリンラウリン酸エステル、ポリグリセリンペヘニン酸エステル、ポリグリセリンエルカ酸エステル、ポリグリセリンリシノール酸エステル等のポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテルリン酸エステル等のリン酸エステル系界面活性剤、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル等のノニオン系界面活性剤、2-エチルヘキサン酸等のカルボン酸、アセチルアセトン等のβ−ジケトン錯体、アルコール、シランカップリング剤、等を使用することができる。
上述した分散剤を溶解させるための溶剤としては、中間膜用液状可塑剤と相溶性の高い溶剤である必要があり、メタノール、エタノール、1-プロパノール、2-プロパノール、1−ブタノール、2−ブタノール等のアルコールや、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール等のグリコール系溶剤や、アセトン、メチルエチルケトン等のケトンや、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル等のエステル系溶剤や、N,N-ジメチルホルムアミド、トルエン、ヘキサン、キシレン、シクロヘキサン、等を挙げることができる。
本発明1で用いられる合わせガラス用中間膜の樹脂としては、従来から用いられているもののいずれもが使用でき、例えば、可塑化ポリビニルアセタール樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、エチレン−アクリル共重合体樹脂、ポリウレタン樹脂、硫黄元素を含むポリウレタン樹脂、ポリビニルアルコール樹脂等を用いることができる。
上記ポリビニルアセタール樹脂としては特に限定されず、従来より合わせガラス用中間膜用樹脂として用いられているものを使用することができ、例えば、アセタール化度60〜75モル%、重合度800〜3000のもの等が好適に用いられる。重合度が800未満であると、樹脂膜の強度が弱くなりすぎて得られる合わせガラスの耐貫通性が低下することがあり、重合度が3000を超えると、樹脂膜の成形性が難しくなったり、樹脂膜の強度が強くなりすぎて得られる合わせガラスの衝撃吸収性が低下したりすることがある。なかでも、ガラスに対する適正な接着力、透明性、耐候性に優れるという点からポリビニルブチラール樹脂が好適である。
上記ポリビニルアセタール樹脂は、ポリビニルアルコールをアルデヒドによりアセタール化することにより得ることができる。上記ポリビニルアルコールは、通常ポリ酢酸ビニルを鹸化することにより得られ、鹸化度80〜99.8モル%のポリビニルアルコールが一般的に用いられる。上記ポリビニルアルコールの粘度平均重合度は200〜3000であることが好ましい。200未満であると、得られる合わせガラスの耐貫通性が低下することがあり、3000を超えると、樹脂膜の成形性が悪くなり、樹脂膜の剛性が大きくなり過ぎ、加工性が悪くなることがある。より好ましくは500〜2000である。なお、ポリビニルアルコールの粘度平均重合度及び鹸化度は、例えば、JIS K 6726「ポリビニルアルコール試験方法」に基づいて測定することができる。
上記アルデヒドとしては特に限定されず、一般に、炭素数が1〜10のアルデヒドが用いられ、例えば、n−ブチルアルデヒド、イソブチルアルデヒド、n−バレルアルデヒド、2−エチルブチルアルデヒド、n−ヘキシルアルデヒド、n−オクチルアルデヒド、n−ノニルアルデヒド、n−デシルアルデヒド、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、ベンズアルデヒド等が挙げられる。なかでも、n−ブチルアルデヒド、n−ヘキシルアルデヒド、n−バレルアルデヒドが好適に用いられる。特に好ましくは炭素数が4のブチルアルデヒドである。
ポリビニルアセタール樹脂用の可塑剤としては、通常ポリビニルアセタール樹脂に使用されるものであれば特に限定されず、中間膜用の可塑剤として一般的に用いられている公知の可塑剤を用いることができ、例えば、一塩基性有機酸エステル、多塩基性有機酸エステル等の有機系可塑剤;有機リン酸系、有機亜リン酸系等のリン酸系可塑剤等が挙げられる。これらの可塑剤は、単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよく、樹脂との相溶性等を考慮して、ポリビニルアセタール樹脂の種類に応じて使い分けられる。
上記一塩基性有機酸エステル系可塑剤としては特に限定されず、例えば、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール又はトリプロピレングリコール等のグリコールと、酪酸、イソ酪酸、カプロン酸、2−エチル酪酸、ヘプチル酸、n−オクチル酸、2−エチルヘキシル酸、ペラルゴン酸(n−ノニル酸)又はデシル酸等の一塩基性有機酸との反応によって得られるグリコール系エステルが挙げられる。なかでも、トリエチレングリコール−ジカプロン酸エステル、トリエチレングリコール−ジ−2−エチル酪酸エステル、トリエチレングリコール−ジ−n−オクチル酸エステル、トリエチレングリコール−ジ−2−エチルヘキシル酸エステル等のトリエチレングリコールの一塩基性有機酸エステルが好適に用いられる。
上記多塩基性有機酸エステル系可塑剤としては特に限定されず、例えば、アジピン酸、セバシン酸又はアゼライン酸等の多塩基性有機酸と、炭素数4〜8の直鎖状又は分枝状アルコールとのエステル等が挙げられる。なかでも、ジブチルセバシン酸エステル、ジオクチルアゼライン酸エステル、ジブチルカルビトールアジピン酸エステル等が好適に用いられる。
上記有機リン酸系可塑剤としては特に限定されず、例えば、トリブトキシエチルホスフェート、イソデシルフェニルホスフェート、トリイソプロピルホスフェート等が挙げられる。
またポリビニルアセタール樹脂との相溶性が良ければ、沸点、引火点の高い汎用の有機溶剤を使用することもできる。
上記可塑剤としては、なかでも、トリエチレングリコール−ジ−エチルブチラート、トリエチレングリコール−ジ−エチルヘキソエート、トリエチレングリコール−ジ−ブチルセバケート等が好適に用いられる。
上記可塑剤の配合量は、ポリビニルアセタール樹脂100重量部に対して20〜60重量部であることが好ましい。20重量部未満であると、得られる中間膜や合わせガラスの衝撃吸収性が不充分となることがあり、60重量部を超えると、可塑剤がブリードアウトして得られる中間膜や合わせガラスの光学歪みが大きくなったり、透明性やガラスと中間膜との接着性等が損なわれたりすることがある。より好ましくは30〜50重量部である。
上記エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂としては、非架橋型のエチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂であっても良いし、また、架橋型のエチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂であっても良い。また、エチレン−酢酸ビニル共重合体けん化物やエチレン−酢酸ビニルの加水分解物のようなエチレン−酢酸ビニル変性体樹脂も用いることができる。
上記エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂は、JIS K 6730「エチレン・酢酸ビニル樹脂試験方法」に準拠して測定される酢酸ビニル含量が20〜40質量%であるものが好ましい。酢酸ビニル含量が20質量%未満であると、得られる中間膜が硬くなりすぎて、ガラスとの接着性や合わせガラスの耐貫通性が低下することがある。また、酢酸ビニル含量が40質量%を超えると、得られる中間膜の破断強度が不十分となり、合わせガラスの耐衝撃性が劣ったものとなることがある。
上記エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂からなる中間膜は、本発明の効果を阻害しない範囲で接着力調整剤が含有されていてもよい。接着力調整剤としては、シランカップリング剤が好適に用いられる。シランカップリング剤としては、特に限定されるものではないが、例えば、3−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、ビニルトリメトキシシランを用いることができる。これらシランカップリング剤は、単独で用いられても良いし、二種類以上が併用されても良い。
上記シランカップリング剤の添加量は、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂100重量部に対し、0.01〜4重量部であることが好ましい。シランカップリング剤の添加量が0.01重量部未満であると、十分な効果が得られないことがある。また、シランカップリング剤の添加量が4重量部を超えると、中間膜の強度が劣ったものとなる。
上記エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂からなる中間膜は、本発明の効果を阻害しない範囲で粘着性付与剤が含有されていてもよい。粘着性付与剤としては、特に限定されるものではないが、例えば、ウッドロジン、ガムロジン、トール油ロジン、水添ロジン、不均化ロジン、不均化水添ロジン、エステル化ロジン、金属塩化ロジン、重合ロジン、脂肪族石油樹脂、芳香族石油樹脂、脂環式石油樹脂、共重合系石油樹脂、水素化石油樹脂、純モノマー系石油樹脂が好適に用いられる。これら粘着性付与剤は、単独で用いられても良いし、二種類以上が併用されても良い。
上記粘着性付与剤の添加量は、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂100重量部に対し、1〜40重量部であることが好ましい。粘着性付与剤の添加量が1重量部未満であると、十分な効果が得られないことがある。また、粘着性付与剤の添加量が40重量部を超えると、中間膜の透明性が劣ったものとなり易い。
本発明1で用いられるエチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂からなる中間膜は、中間膜の透明性を高める目的で、結晶核剤が含有されていてもよい。結晶核剤としては、特に限定されるものではないが、例えば、ジベンジリデンソルビトール、ジベンジリデンキシリトール、ジベンジリデンズルシトール、ジベンジリデンマンニトール、カリックスアレーンが好適に用いられる。これら結晶核剤は、単独で用いられても良いし、二種類以上が併用されても良い。
上記結晶核剤の添加量は、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂100重量部に対し、0.01〜4重量部であることが好ましい。結晶核剤の添加量が0.01重量部未満であると、十分な効果が得られないことがある。また、結晶核剤の添加量が4重量部を超えると、中間膜内で結晶核剤が析出することがある。
上記エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂からなる中間膜の製造方法は、従来公知の方法を用いることができ、例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合体に対して、上述のような各種添加剤を所定量配合し、これを均一に混練りした後に、カレンダーロール法、押出シートキャスティング法、インフレーションチューブ法等により樹脂膜を形成することができる。
エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂からなる中間膜は、無機ガラス板との接着力を高める目的で、コロナ処理やプラズマ処理等により極性基が表面に導入されていてもよい。
上記エチレン−アクリル共重合体樹脂としては、エチレン−メチルアクリレート共重合体樹脂、エチレン−エチルアクリレート共重合体樹脂、エチレン−ブチルアクリレート共重合体樹脂等を用いることができる。
本発明1で用いられる中間膜には、CuOを含有するガラス微粒子の他に、熱線吸収能力を有する赤外線遮蔽性微粒子を用いても良い。赤外線遮蔽性微粒子としては、例えば、錫ドープ酸化インジウム(ITO)微粒子、アンチモンドープ酸化錫(ATO)微粒子、フッ素ドープ酸化錫(FTO)微粒子、不純物元素含有酸化亜鉛微粒子、無水アンチモン酸亜鉛微粒子、六ホウ化ランタン微粒子等が挙げられる。
これら赤外線遮蔽性微粒子の中間膜内における粒子径は、10〜200nmであることが好ましい。10nm未満で含有させることは製造上困難であり、また、200nmを超える場合には、得られる合わせガラスの透明性が劣ったものとなり易い。
赤外線遮蔽性微粒子の中間膜内における含有量は、中間膜100重量部に対し、0.005〜5重量部であることが好ましい。0.005重量部未満である場合には、十分な赤外線遮蔽効果が得られない。また、5重量部を超える場合には、得られる合わせガラスの透明性が劣ったものとなり易い。
本発明1で用いられる中間膜には、CuOを含有するガラス微粒子の他に、熱線吸収能力を有する有機系の赤外線遮蔽性化合物を用いても良い。赤外線遮蔽性の有機化合物としては、例えば、フタロシアニン化合物、ナフタロシアニン化合物、イモニウム化合物、ジイモニウム化合物、ポリメチン化合物、ジフェニルメタン化合物、トリフェニルメタン化合物、キノン化合物、アゾ化合物、ペンタジエン化合物、アゾメチン化合物、スクアリリウム化合物、有機銅錯体、有機金属錯体、シアニン化合物等からなる群より選ばれる少なくとも1種が挙げられる。
上記赤外線遮蔽性の有機化合物の中間膜内における含有量は、中間膜100重量部に対し、0.01〜3重量部であることが好ましい。0.01重量部未満である場合には、十分な熱線遮蔽効果が得られない。また3重量部を超える場合には、得られる合わせガラスの透明性が劣ったものとなり易い。
本発明1で用いられる中間膜は、得られる合わせガラスが熱線吸収能力に加えて、紫外線遮蔽能力を併せ持つように、更に、紫外線吸収剤が含有されても良い。紫外線吸収剤としては、有機系の紫外線吸収剤や、酸化亜鉛微粒子、酸化チタン微粒子、酸化セリウム微粒子等の紫外線吸収性の無機微粒子を用いることができる。これら無機微粒子は光触媒活性によって、中間膜樹脂や有機系添加剤が劣化することがあるので、表面がシリカ等で被覆されていることが好ましい。
これら紫外線吸収性の無機微粒子の中間膜内における粒子径は、10〜200nmであることが好ましい。10nm未満で含有させることは製造上困難であり、また、200nmを超える場合には、得られる合わせガラスの透明性が劣ったものとなり易い。
紫外線吸収性の無機微粒子の中間膜内における含有量は、中間膜100重量部に対し、0.1〜3重量部であることが好ましい。0.1重量部未満である場合には、十分な紫外線吸収効果が得られない。また、3重量部を超える場合には、得られる合わせガラスの透明性が劣ったものとなり易い。
本発明1で用いられる合わせガラス用中間膜は、酸化防止剤、接着力調整剤、光安定剤、界面活性剤、難燃剤、帯電防止剤、耐湿性向上剤、粘着性付与剤、シランカップリング剤、結晶核剤などの添加剤を含有していてもよい。
本発明1の合わせガラスに使用するガラスとしては特に限定されず一般に使用されている透明板ガラスを使用することができ、例えば、フロート板ガラス、磨き板ガラス、型板ガラス、網入り板ガラス、線入り板ガラス等の各種無機ガラス、ポリカーボネート板、ポリメチルメタクリレート板等の有機ガラス等が挙げられる。これらのガラスは、単独で用いられてもよいし、2種類以上が併用されてもよい。
上記ガラス等の厚みとしては、用途によって適宜選択されればよく、特に限定されるものではない。
本発明1の合わせガラスは、請求項2又は請求項3記載の合わせガラス用中間膜を使用して、従来公知の方法により製造することができる。
次に、本発明2の熱線吸収性合わせガラスについて詳細に説明する。
本発明2の熱線吸収性合わせガラスは、少なくとも一対の板ガラスが中間膜により貼り合わされた構成となっており、板ガラスの少なくとも一枚がCuOを0.1〜10重量%含有する熱線吸収性の合わせガラスであることが好ましい。
本発明2において、二枚の板ガラスと中間膜とからなる合わせガラスである場合には、CuOを含有する板ガラスは、2枚の板ガラスの内の片方のみでもよいし、また両方であってもよい。
本発明2で用いられる板ガラスは、単層構造であってもよいし、種類の異なるガラスが2枚以上積層されたものであってもよい。また、CuOを含有する板ガラスに保護層が設けられていても良い。
CuOを含有する板ガラス以外の板ガラスを、1枚以上使用する場合には、通常の合わせガラスに用いられるフロート板ガラス、磨き板ガラス、型板ガラス、網入り板ガラス、線入り板ガラス、ポリカーボネート板、ポリメチルメタクリレート板等が挙げられる。また、これら板ガラスの厚みは、用途によって適宜選択されれば良く、特に限定されるものではない。これら板ガラスの形状は、用途によって適宜選択されれば良く、平面であっても良いし、湾曲した形状であっても良い。
CuOを含有するガラス板の厚みは、0.5〜5mmであることが好ましい。0.5mm未満である場合には、十分な赤外線吸収能力が得られないことがあり、5mmを超える場合には、得られる合わせガラスの透明性が劣ったものとなり易い。
CuOを含有する板ガラスの形状は、用途によって適宜選択されれば良く、平面であっても良いし、湾曲した形状であっても良い。
本発明2の合わせガラスに用いられる2価の銅イオンを構成成分とする化合物を含有する板ガラスは、PまたはSiOを主骨格とすることが好ましい。具体的には、Pを30〜70重量%含有するリン酸塩ガラスまたはSiOを30〜70重量%含有するケイ酸塩ガラスが好ましい。
本発明2の合わせガラスに用いられる板ガラスは、得られる合わせガラスが熱線吸収能力に加えて、紫外線吸収能力を併せ持つように、紫外線吸収性の金属酸化物を含有していても良い。紫外線吸収性の金属酸化物は、2価の銅イオンを構成成分とする化合物を含有する板ガラスに含有されていても良いし、また、対となる板ガラスに含有されていても良い。
上記紫外線吸収性の金属酸化物としては、TiO、ZnO、CeOが挙げられる。これら紫外線吸収性の金属酸化物は、0.1〜10重量%含有されていることが好ましい。0.1重量%未満である場合には、十分な紫外線吸収能力が得られず、また、10重量%を超える場合には、板ガラスの強度が不十分なものとなる。
本発明2で用いられる板ガラスは、中間膜と貼り合わせされる際に、中間膜との接着力を高めるために、シランカップリング剤がプライマーとして塗布されていても良い。
本発明2で用いられる中間膜の樹脂としては、可塑化ポリビニルアセタール樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、エチレン−アクリル共重合体樹脂、ポリウレタン樹脂、硫黄元素を含むポリウレタン樹脂、ポリビニルアルコール樹脂等を用いることができる。これらの樹脂の詳細は、本発明1で述べたことと同様である。
ポリビニルアセタール樹脂用の可塑剤及びその配合量も、本発明1で述べたことと同様である。
本発明2で用いられる、2価の銅イオンを構成成分とする化合物を含有する板ガラスは、厚みが薄くなる程、熱線吸収能力が低下する。板ガラスの厚みが薄く、熱線吸収能力が要求品質を満足しない場合には、中間膜樹脂に赤外線遮蔽性微粒子や、赤外線遮蔽性の有機化合物を含有させれば熱線吸収能力を補うことができる。
上記赤外線遮蔽性微粒子としては、例えば、錫ドープ酸化インジウム(ITO)微粒子、アンチモンドープ酸化錫(ATO)微粒子、フッ素ドープ酸化錫(FTO)微粒子、不純物元素含有酸化亜鉛微粒子、無水アンチモン酸亜鉛微粒子、六ホウ化ランタン微粒子等からなる群より選ばれる少なくとも1種が挙げられる。これら赤外線遮蔽性微粒子の中間膜内における粒子径は、10〜200nmであることが好ましい。10nm未満で含有させることは製造上困難であり、また、200nmを超える場合には、得られる合わせガラスの透明性が劣ったものとなり易い。
上記赤外線遮蔽性微粒子の中間膜内における含有量は、中間膜100重量部に対し、0.005〜5重量部であることが好ましい。0.005重量部未満である場合には、十分な赤外線遮蔽効果が得られない。また、5重量部を超える場合には、得られる合わせガラスの透明性が劣ったものとなり易い。
上記赤外線遮蔽性の有機化合物としては、例えば、フタロシアニン化合物、ナフタロシアニン化合物、イモニウム化合物、ジイモニウム化合物、ポリメチン化合物、ジフェニルメタン化合物、トリフェニルメタン化合物、キノン化合物、アゾ化合物、ペンタジエン化合物、アゾメチン化合物、スクアリリウム化合物、有機金属錯体、シアニン化合物等からなる群より選ばれる少なくとも1種が挙げられる。
上記赤外線遮蔽性の有機化合物の中間膜内における含有量は、中間膜100重量部に対し、0.01〜3重量部であることが好ましい。0.01重量部未満である場合には、十分な熱線遮蔽効果が得られない。また3重量部を超える場合には、得られる合わせガラスの透明性が劣ったものとなり易い。
本発明2で用いられる中間膜には、得られる合わせガラスが熱線吸収能力に加えて、紫外線遮蔽能力を併せ持つように、紫外線吸収剤を含有させても良い。紫外線吸収剤としては、有機系の紫外線吸収剤や、酸化亜鉛微粒子、酸化チタン微粒子、酸化セリウム微粒子等の紫外線吸収性の無機微粒子を用いることができる。これら無機微粒子は光触媒活性によって、中間膜樹脂や有機系添加剤が劣化することがあるので、表面がシリカ等で被覆されていることが好ましい。これら紫外線吸収性の無機微粒子の中間膜内における粒子径は、10〜200nmであることが好ましい。10nm未満で含有させることは製造上困難であり、また、200nmを超える場合には、得られる合わせガラスの透明性が劣ったものとなり易い。
上記紫外線吸収性の無機微粒子の中間膜内における含有量は、中間膜100重量部に対し、0.1〜3重量部であることが好ましい。0.1重量部未満である場合には、十分な紫外線吸収効果が得られない。また、3重量部を超える場合には、得られる合わせガラスの透明性が劣ったものとなり易い。
本発明2で用いられる中間膜には、酸化防止剤、接着力調整剤、光安定剤、界面活性剤、難燃剤、帯電防止剤、耐湿性向上剤、粘着性付与剤、シランカップリング剤、結晶核剤などの添加剤を含有させてもよい。
請求項1、4、又は5記載の発明の熱線吸収性合わせガラスの構成は、上記の通りであり、本発明の熱線吸収性合わせガラスは、合わせガラスを通して入射してくる光線のうち、熱的作用の大きな赤外線(熱線)の吸収能力が高く、合わせガラス内部の温度上昇を抑えることができる。これにより、例えば、自動車の窓ガラスとして用いられると、エアコンの冷却効率が向上し、優れた快適性が実現される。また、外部衝撃を受けて破損してもガラスの破片が飛散することが少なく安全である。熱線吸収剤が酸化銅のため世界に遍在しており安価である。
請求項2記載の発明の合わせガラス用中間膜の構成は、上記の通りであり、この中間膜を介して少なくとも一対の板ガラスが貼り合わされた合わせガラスは、合わせガラスを通して入射してくる光線のうち、熱的作用の大きな赤外線(熱線)の吸収能力が高く、合わせガラス内部の温度上昇を抑えることができる。これにより、例えば、自動車の窓ガラスとして用いられると、エアコンの冷却効率が向上し、優れた快適性が実現される。また、外部衝撃を受けて破損してもガラスの破片が飛散することが少なく安全である。熱線吸収剤が酸化銅のため世界に遍在しており安価である。
請求項3記載の発明の合わせガラス用中間膜は、更に、Pを特定量含むので、この中間膜を介して少なくとも一対の板ガラスが貼り合わされた合わせガラスは、合わせガラスを通して入射してくる光線のうち、熱的作用の大きな赤外線(熱線)の吸収能力がさらに高くなる。熱線吸収剤が酸化銅のため世界に遍在しており安価である。
以下に、実施例を挙げて本発明を詳しく説明する。
(CuO含有ガラスの製造)
PO、Al(OH)、KNO、BaCO、CaCO、ZnO、As、CuOをよく混合した後、白金製坩堝を用いて1100℃で溶融し、所定時間保持した後、余熱しておいた金型に鋳込み、徐冷することで塊状のガラスを得た。得られたガラスの組成は、P:46重量%、Al:2.0重量%、KO:7.0重量%、CaO:3.0重量%、BaO:3.0重量%、ZnO:36.0重量%、As:1.0重量%、CuO:2.0重量%であった。
(1)可塑剤溶液の調製
得られたCuO含有ガラスを、粉砕機を用いて粉末状にした。続いて、酸化防止剤(吉富製薬社製、ヨシノックスBHT)及び紫外線吸収剤(共同薬品社製、バイオソーブ550)を溶解させたトリエチレングリコール−ジ−2−エチルヘキサノエートに加えた。得られた溶液を、ポリグリセリンエステル(坂本薬品工業社製、SYグリスターCR−ED)を分散剤とし、ビーズミルを用いてガラス粉末を微粒子径化し、さらに分散剤として2−エチルヘキサン酸(ナカライテスク社製)を加えてよく撹拌した。
(2)中間膜の製造
得られた可塑剤溶液と、ポリビニルブチラール樹脂粉末(積水化学社製)とを、接着力調整用としてマグネシウム濃度がポリビニルブチラール樹脂100重量部に対して0.006重量部となるように2−エチル酪酸マグネシウム水溶液を添加しながら、ミキシングロールで充分に溶融混練した後、プラスト成形機を用いて200℃で成形し、平均膜厚0.76mmの中間膜を得た。
得られた中間膜の組成(単位:重量部)を表1に示す。
(3)合わせガラスの製造
2枚の透明板ガラス(300×300×2.5mm)を、得られた中間膜を介して積層し、耐熱性のテープによりずれることがないように固定した。
続いて、得られた積層体を真空合わせ装置(ハイテックエンジニアリング社製)のゴムバッグ内に設置し、常温で70cmHgの真空度にて10分間ゴムバック内の排気を行った。次に、脱気状態を維持したまま真空バッグを100℃まで加熱し、温度が100℃まで到達後に20分間保持した。その後、自然冷却により真空バッグの温度が30℃まで下がったことを確認し、圧力を常圧まで解放し、積層体を予備圧着させた。
続いて、このようにして予備圧着された積層体をオートクレーブ中で135℃、圧力1.2MPaの条件で20分間圧着を行い、熱線吸収性合わせガラスを得た。
(比較例1)
(1)可塑剤溶液の調製
トリエチレングリコール−ジ−2−エチルヘキサノエートに、酸化防止剤(吉富製薬社製、ヨシノックスBHT)及び紫外線吸収剤(共同薬品社製、バイオソーブ550)を溶解させよく撹拌した。
(2)中間膜の製造
上記(1)で得られた可塑剤溶液を用いたことの他は、実施例1の(2)と同様にして、中間膜を得た。得られた中間膜の組成(単位:重量部)を表1に示す。
(3)合わせガラスの製造
上記(2)で得られた中間膜を用いたことの他は、実施例1の(3)と同様にして、合わせガラスを製造した。
(1)可塑剤溶液の調製
トリエチレングリコール−ジ−2−エチルヘキサノエートに、酸化防止剤(吉富製薬社製、ヨシノックスBHT)、紫外線吸収剤(共同薬品社製、バイオソーブ550)を溶解させ、十分に撹拌した。
(2)中間膜の製造
得られた可塑剤溶液と、ポリビニルブチラール樹脂粉末(積水化学社製)とを、接着力調整剤としてマグネシウム濃度がポリビニルブチラール樹脂100重量部に対して0.006重量部となるように2−エチル酪酸マグネシウム水溶液を添加しながら、ミキシングロールで充分に溶融混練した後、プラスト成形機を用いて200℃で成形し、平均膜厚0.76mmの中間膜を得た。得られた中間膜の組成(単位:重量部)を表2に示す。
(3)合わせガラスの製造
実施例1における「CuO含有ガラスの製造」において、「塊状のガラスを得た」ことの代わりに「塊状のガラスを更に通常用いられる方法にて板状に形成して板状のガラスを得た」ことの他は、実施例1における「CuO含有ガラスの製造」と同様の方法により、CuOを含む板状のガラスを得た。
得られたCuOを含む板状のガラス(300×300×3mm)と、透明板ガラス(300×300×2.5mm)とを、上記(2)で得られた中間膜を介して積層し、耐熱性のテープによりずれることがないように固定した。続いて、得られた積層体を真空合わせ装置(ハイテックエンジニアリング社製)のゴムバッグ内に設置し、常温で70cmHgの真空度にて10分間ゴムバック内の排気を行った。次に、脱気状態を維持したまま真空バッグを100℃まで加熱し、温度が100℃まで到達後に20分間保持した。その後、自然冷却により真空バッグの温度が30℃まで下がったことを確認し、圧力を常圧まで解放し、積層体を予備圧着させた。続いて、このようにして予備圧着された積層体をオートクレーブ中で135℃、圧力1.2MPaの条件で20分間圧着を行い、熱線吸収性合わせガラスを得た。
(1)可塑剤溶液の調製
トリエチレングリコール−ジ−2−エチルヘキサノエートに、酸化防止剤(吉富製薬社製、ヨシノックスBHT)、紫外線吸収剤(共同薬品社製、バイオソーブ550)を溶解させ、十分に撹拌した。続いて、赤外線遮蔽性微粒子である錫ドープ酸化インジウム微粒子(三井金属社製)を、ポリグリセリンエステル(坂本薬品工業社製、SYグリスター CR−ED)を分散剤とし、ビーズミルを用いて分散させ、さらに分散剤として2−エチルヘキサン酸(ナカライテスク社製)を加えてよく撹拌した。
(2)中間膜の製造
上記(1)で得られた可塑剤溶液を用いたことの他は、実施例2の(2)と同様にして、中間膜を得た。得られた中間膜の組成(単位:重量部)を表2に示す。
(3)合わせガラスの製造
上記(2)で得られた中間膜を用いたこと、及び、CuOを含有する赤外線吸収性板ガラス(300×300×3mm)の代わりに、CuOを含有する赤外線吸収性板ガラス(300×300×1mm)を用いたことの他は、実施例2の(3)と同様にして、合わせガラスを製造した。
(1)可塑剤溶液の調製
トリエチレングリコール−ジ−2−エチルヘキサノエートに、酸化防止剤(吉富製薬社製、ヨシノックスBHT)、紫外線吸収剤(共同薬品社製、バイオソーブ550)を溶解させ、十分に撹拌した。続いて、赤外線遮蔽性微粒子である六ホウ化ランタン微粒子(日本新金属社製)を、ポリグリセリンエステル(坂本薬品工業社製、SYグリスターCR−ED)を分散剤とし、ビーズミルを用いて分散させ、さらに分散剤として2−エチルヘキサン酸(ナカライテスク社製)を加えてよく撹拌した。
(2)中間膜の製造
上記(1)で得られた可塑剤溶液を用いたことの他は、実施例2の(2)と同様にして、中間膜を得た。得られた中間膜の組成(単位:重量部)を表2に示す。
(3)合わせガラスの製造
上記(2)で得られた中間膜を用いたこと、及び、CuOを含有する赤外線吸収性板ガラス(300×300×3mm)の代わりに、CuOを含有する赤外線吸収性板ガラス(300×300×1mm)を用いたことの他は、実施例2の(3)と同様にして、合わせガラスを製造した。
(1)可塑剤溶液の調製
N,N−ジメチルホルムアミドに、酸化防止剤(吉富製薬社製、ヨシノックスBHT)、紫外線吸収剤(共同薬品社製、バイオソーブ550)、赤外線遮蔽性の有機化合物(日本化薬株式会社製、ジイモニウム系化合物KAYASORB IRG−022)を溶解させ、十分に撹拌した。
(2)中間膜の製造
得られた可塑剤溶液と、ポリビニルブチラール樹脂粉末(積水化学社製)とを、接着力調整用のマグネシウム濃度がポリビニルブチラール樹脂100重量部に対して0.006重量部となるように2−エチル酪酸マグネシウム水溶液を添加しながら、ミキシングロールで充分に溶融混練した後、プラスト成形機を用いて130℃で成形し、平均膜厚0.76mmの中間膜を得た。得られた中間膜の組成(単位:重量部)を表2に示す。
(3)合わせガラスの製造
赤外線吸収性ガラス(300×300×1mm)と、透明板ガラス(300×300×2.5mm)とを、上記(2)で得られた中間膜を介して積層し、耐熱性のテープによりずれることがないように固定した。
続いて、得られた積層体を真空合わせ装置(ハイテックエンジニアリング社製)のゴムバッグ内に設置し、常温で70cmHgの真空度にて10分間ゴムバック内の排気を行った。次に、脱気状態を維持したまま真空バッグを90℃まで加熱し、温度が90℃まで到達後に20分間保持した。その後、自然冷却により真空バッグの温度が30℃まで下がったことを確認し、圧力を常圧まで解放し、積層体を予備圧着させた。
続いて、このようにして予備圧着された積層体をオートクレーブ中で90℃、圧力1.2MPaの条件で20分間圧着を行い、熱線吸収性合わせガラスを得た。
(1)可塑剤溶液の調製
トリエチレングリコール−ジ−2−エチルヘキサノエートに、酸化防止剤(吉富製薬社製、ヨシノックスBHT)を溶解させ、十分に撹拌した。続いて、紫外線吸収性微粒子である酸化亜鉛微粒子(住友大阪セメント社製)を、ポリグリセリンエステル(坂本薬品工業社製、SYグリスターCR−ED)を分散剤とし、ビーズミルを用いて分散させ、さらに分散剤として2−エチルヘキサン酸(ナカライテスク社製)を加えてよく撹拌した。
(2)中間膜の製造
上記(1)で得られた可塑剤溶液を用いたことの他は、実施例2の(2)と同様にして、中間膜を得た。得られた中間膜の組成(単位:重量部)を表2に示す。
(3)合わせガラスの製造
上記(2)で得られた中間膜を用いたことの他は、実施例2の(3)と同様にして、合わせガラスを製造した。
(比較例2)
(1)可塑剤溶液の調製
トリエチレングリコール−ジ−2−エチルヘキサノエートに、酸化防止剤(吉富製薬社製、ヨシノックスBHT)、紫外線吸収剤(共同薬品社製、バイオソーブ550)溶解させ、十分に撹拌した。
(2)中間膜の製造
上記(1)で得られた可塑剤溶液と、ポリビニルブチラール樹脂粉末(積水化学社製)とを、接着力調整用のマグネシウム濃度がポリビニルブチラール樹脂100重量部に対して0.006重量部となるように2−エチル酪酸マグネシウム水溶液を添加しながら、ミキシングロールで充分に溶融混練した後、プラスト成形機を用いて130℃で成形し、平均膜厚0.76mmの中間膜を得た。得られた中間膜の組成(単位:重量部)を表2に示す。
(3)合わせガラスの製造
2枚の透明板ガラス(300×300×2.5mm)を、上記(2)で得られた中間膜を介して積層し、耐熱性のテープによりずれることがないように固定した。
続いて、得られた積層体を真空合わせ装置(ハイテックエンジニアリング社製)のゴムバッグ内に設置し、常温で70cmHgの真空度にて10分間ゴムバック内の排気を行った。次に、脱気状態を維持したまま真空バッグを90℃まで加熱し、温度が90℃まで到達後に20分間保持した。その後、自然冷却により真空バッグの温度が30℃まで下がったことを確認し、圧力を常圧まで解放し、積層体を予備圧着させた。
続いて、このようにして予備圧着された積層体をオートクレーブ中で90℃、圧力1.2MPaの条件で20分間圧着を行い、合わせガラスを得た。
(比較例3)
(1)可塑剤溶液の調製
トリエチレングリコール−ジ−2−エチルヘキサノエートに、酸化防止剤(吉富製薬社製、ヨシノックスBHT)を溶解させ、十分に撹拌した。
(2)中間膜の製造
上記(1)で得られた可塑剤溶液を用いたことの他は、比較例2の(2)と同様にして、中間膜を得た。得られた中間膜の組成(単位:重量部)を表2に示す。
(3)合わせガラスの製造
上記(2)で得られた中間膜を用いたことの他は、比較例2の(3)と同様にして合わせガラスを得た。
(比較例4)
(1)可塑剤溶液の調製
N,N-ジメチルホルムアミドに、酸化防止剤(吉富製薬社製、ヨシノックスBHT)、紫外線吸収剤(共同薬品社製、バイオソーブ550)を溶解させ、十分に撹拌した。
(2)中間膜の製造
上記(1)で得られた可塑剤溶液を用いたことの他は、比較例2の(2)と同様にして、中間膜を得た。得られた中間膜の組成(単位:重量部)を表2に示す。
(3)合わせガラスの製造
上記(2)で得られた中間膜を用いたことの他は、比較例2の(3)と同様にして合わせガラスを得た。
性能評価
実施例及び比較例で得られた合わせガラスの可視光透過率、日射透過率及び紫外線透過率を以下の方法で測定し、結果を表2に示す。
(可視光透過率、及び日射透過率の測定)
自記分光光度計(日立製作所社製、「U4000」)を使用して、得られた合わせガラスの300〜2500nmの透過率を測定し、JIS R 3106に従って、380〜780nmの可視光透過率及び300〜2500nmの日射透過率を求めた。
(紫外線透過率の測定)
自記分光光度計(日立製作所社製、「U4000」)を使用して、得られた合わせガラスの紫外線透過率をSAE J1796に準拠して測定し、結果を表2に示す。
Figure 2007055823
Figure 2007055823
本発明の熱線吸収性合わせガラスは、合わせガラスを通して入射してくる光線のうち、熱的作用の大きな赤外線(熱線)を遮断できるので、遮熱性が高まり、合わせガラス内部の温度上昇を抑えることができるとともに、外部衝撃を受けて破損してもガラスの破片が飛散することが少なく安全であるため、自動車、鉄道車両、航空機、船舶、建築物等の窓ガラスとして広く使用され得る。
本発明の合わせガラス用中間膜は、熱線吸収性合わせガラス製造のための中間膜として効果的に用いられ得る。

Claims (5)

  1. 少なくとも一対の板ガラスが中間膜を介して貼り合わされた合わせガラスであって、該合わせガラスを構成する板ガラス及び中間膜のうちの少なくとも1つが、2価の銅イオンを構成成分とする化合物を含有することを特徴とする熱線吸収性合わせガラス。
  2. CuOを0.1〜10重量%含有するガラス微粒子を含有することを特徴とする合わせガラス用中間膜。
  3. CuOを含有するガラス微粒子が、Pを30〜70重量%、CuOを0.1〜10重量%含有するリン酸塩ガラス微粒子であることを特徴とする請求項2記載の合わせガラス用中間膜。
  4. 中間膜が、請求項2又は3記載の合わせガラス用中間膜であることを特徴とする請求項1記載の熱線吸収性合わせガラス。
  5. 板ガラスの少なくとも1枚が、CuOを0.1〜10重量%含有することを特徴とする請求項1記載の熱線吸収性合わせガラス。
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