JP2007055499A - 車両用シート荷重検出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 シートクッションに加わる上下方向の荷重の検出精度を向上することができる車両用シート荷重検出装置を提供する。
【解決手段】 荷重センサ47は、シートクッションの下方において、シート幅方向の中央に配置されている。リンク32,37及びリンク38,39は、シート幅方向の両側に配設され、シートクッションの骨格をなすロアアーム41,42を支持する。右側ブラケット15及び左側ブラケット16は、リンク32,37及びリンク38,39に加わる上下方向の荷重をそれぞれシート幅方向の荷重に変換する。右側リンク51及び左側リンク52は、右側ブラケット15及び左側ブラケット16により変換されたシート幅方向の荷重を荷重センサ47にそれぞれ伝達する。荷重センサ47は、右側リンク51及び左側リンク52からそれぞれ伝達されたシート幅方向の荷重による圧縮又は引張荷重を検出する。
【選択図】 図1
【解決手段】 荷重センサ47は、シートクッションの下方において、シート幅方向の中央に配置されている。リンク32,37及びリンク38,39は、シート幅方向の両側に配設され、シートクッションの骨格をなすロアアーム41,42を支持する。右側ブラケット15及び左側ブラケット16は、リンク32,37及びリンク38,39に加わる上下方向の荷重をそれぞれシート幅方向の荷重に変換する。右側リンク51及び左側リンク52は、右側ブラケット15及び左側ブラケット16により変換されたシート幅方向の荷重を荷重センサ47にそれぞれ伝達する。荷重センサ47は、右側リンク51及び左側リンク52からそれぞれ伝達されたシート幅方向の荷重による圧縮又は引張荷重を検出する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、シートクッションに加わる上下方向の荷重を検出する車両用シート荷重検出装置に関するものである。
従来、例えば自動車などの車両のシートの乗員を保護するためにエアバックが備えられている場合において、その対象シートの乗員の各種状態を判定するために、シートにはシートクッションに加わる上下方向の荷重を検出するための車両用シート荷重検出装置が設けられている。例えば、特許文献1、2では、シートへの車両用シート荷重検出装置の搭載に伴う、シートの高さ方向への嵩張りを抑制するために、シートクッションの下方となるシート幅方向の中央に荷重センサを設置したものが提案されている。つまり、通常のシートでは、当該位置にスペースが存在しており、このスペースを有効利用して荷重センサを設置することで、シートの高さ方向への嵩張りが抑制されている。
特開2001−158269号公報(第8−10頁、第11−12図)
特開2001−12998号公報(第5−7図)
ところで、特許文献1、2の車両用シート荷重検出装置では、シートクッションに加わる上下方向の荷重を荷重センサへと伝達する伝達部材は、シート幅方向で橋渡しするように延出しており、その曲げ変形によって当該荷重を伝達する構造である。そして、荷重センサは、この曲げ変形による伝達部材の上下方向の変位に基づいて上記荷重を検出する。つまり、シートクッションに加わる荷重によって、本来、シート幅方向両側(レール位置)に生じる上下方向の変位が、シート幅方向両側から離隔された伝達部材の上下方向の変位に変換されており、荷重センサは、この伝達部材の上下方向の変位に基づいて前記荷重を検出することになる。この場合、シート幅方向両側から荷重センサ位置までの距離に対応して伝達部材は非常に長くなることから、荷重センサ位置での伝達部材の上下方向の変位の誤差は大きくなる。これは、荷重センサ位置での伝達部材の上下方向の変位が、例えば伝達部材の自重による変形等によって影響を受けることによる。従って、この上下方向の変位に基づき検出されるシートクッションに加わる上下方向の荷重の検出精度(信頼度)も自ずと劣ることになる。
本発明の目的は、シートクッションに加わる上下方向の荷重の検出精度を向上することができる車両用シート荷重検出装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、シートクッションの下方において、シート幅方向の中央に配置された荷重センサと、シート幅方向の両側に配設され、前記シートクッションを支持する左側支持部材及び右側支持部材と、前記左側支持部材及び前記右側支持部材に加わる上下方向の荷重をそれぞれシート幅方向の荷重に変換する左側変換手段及び右側変換手段と、前記左側変換手段及び前記右側変換手段により変換されたシート幅方向の荷重を前記荷重センサにそれぞれ伝達する左側伝達手段及び右側伝達手段とを備え、前記荷重センサは、前記左側伝達手段及び前記右側伝達手段からそれぞれ伝達されたシート幅方向の荷重による圧縮又は引張荷重を検出してなることを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両用シート荷重検出装置において、前記左側変換手段は、シート幅方向一側に設けられた左側レール部材の長手方向に伸びる回転中心を有して該左側レール部材に回転可能に支持され、前記右側変換手段は、シート幅方向他側に設けられた右側レール部材の長手方向に伸びる回転中心を有して該右側レール部材に回転可能に支持されていることを要旨とする。
上記各構成によれば、前記左側支持部材及び前記右側支持部材にそれぞれ加わる上下方向の荷重が、前記左側変換手段及び前記右側変換手段によりシート幅方向の荷重にそれぞれ変換されて、前記左側伝達手段及び前記右側伝達手段によりそれぞれ前記荷重センサに伝達される。そして、前記荷重センサは、前記左側伝達手段及び前記右側伝達手段からそれぞれ伝達されたシート幅方向の荷重による圧縮又は引張荷重を検出する。この検出された圧縮又は引張荷重に基づき、前記左側支持部材及び前記右側支持部材(即ちシートクッション)に加わる上下方向の荷重が検出される。この場合、前記シートクッションに加わる上下方向の荷重を伝達部材の曲げ変形によるその上下方向の変位に基づいて検出する従来構造に比べて、荷重センサ位置でのシート幅方向の荷重(変位)に対する前記左側伝達手段及び前記右側伝達手段の長さの影響が緩和される。これは、前記左側伝達手段及び前記右側伝達手段が前記荷重センサに伝達するシート幅方向の荷重は、基本的に前記左側伝達手段及び前記右側伝達手段の長さに依存しないことによる。このため、上記シート幅方向の荷重に基づく荷重センサによる圧縮又は引張の荷重、即ちシートクッションに加わる上下方向の荷重の検出精度(信頼度)を向上することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の車両用シート荷重検出装置において、前記左側変換手段は、前記左側レール部材に対する回転中心から下方に延出して前記左側伝達手段に連結される第1左側腕部と、該回転中心からシート幅方向に延出して前記左側支持部材に連結される第2左側腕部とを有し、前記右側変換手段は、前記右側レール部材に対する回転中心から下方に延出して前記右側伝達手段に連結される第1右側腕部と、該回転中心からシート幅方向に延出して前記右側支持部材に連結される第2右側腕部とを有することを要旨とする。
同構成によれば、前記第1左側腕部及び前記第2左側腕部の各延出長、並びに、前記第1右側腕部及び前記第2右側腕部の各延出長を調整することで、前記荷重センサに伝達される荷重の大きさを容易に変更設定することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の車両用シート荷重検出装置において、前記左側支持部材及び前記第2左側腕部の連結部、並びに、前記右側支持部材及び前記第2右側腕部の連結部にそれぞれ弾力性を持たせる弾性部材を設けたことを要旨とする。
同構成によれば、例えば前記左側支持部材に加わる上下方向の荷重が、前記左側変換手段によりシート幅方向の荷重へと変換される際、前記左側変換手段がその回転中心周りに回動しても、このときの前記左側支持部材及び前記第2左側腕部の連結部におけるこれら左側支持部材及び第2左側腕部の間の変位は、前記弾性部材の弾力性によってがたつきを生じることなく許容される。このため、前記左側支持部材及び前記第2左側腕部の連結部に不要な歪みが生じたりすることを抑制できる。同様に、前記右側支持部材及び前記第2右側腕部の連結部に不要な歪みが生じたりすることを抑制できる。
請求項5に記載の発明は、請求項2〜4のいずれか一項に記載の車両用シート荷重検出装置において、前記左側変換手段の前記左側レール部材に対する回転中心周りの回動、及び、前記右側変換手段の前記右側レール部材に対する回転中心周りの回動をそれぞれ所定の範囲に規制する規制手段を設けたことを要旨とする。
同構成によれば、前記左側変換手段又は前記右側変換手段が、各対応する前記回転中心周りに過剰に回転し、前記左側伝達手段又は前記右側伝達手段を介して前記荷重センサに過大なシート幅方向の荷重(圧縮又は引張荷重)が加わることを防止できる。
請求項1乃至5に記載の発明では、シートクッションに加わる上下方向の荷重の検出精度を向上することができる車両用シート荷重検出装置を提供することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1は、例えば自動車などの車両の助手席側に搭載されるシートの骨格部を示す斜視図である。同図に示されるように、このシートは、図示しない車両フロアに対して前後方向に伸びるように固定された右側ロアレール11及び左側ロアレール12を備えている。上記左側ロアレール12及び右側ロアレール11は、それぞれシート幅方向一側及び他側(シート前方に向かって左側及び右側)に配置されている。そして、これら右側ロアレール11及び左側ロアレール12には、それぞれの上方において右側レール部材としての右側アッパレール13及び左側レール部材としての左側アッパレール14が前後方向に摺動可能に装着されている。これら右側アッパレール13及び左側アッパレール14は、それぞれ下方が開口する断面U字状を呈して、互いに左右対称になるように形成されている。
図1は、例えば自動車などの車両の助手席側に搭載されるシートの骨格部を示す斜視図である。同図に示されるように、このシートは、図示しない車両フロアに対して前後方向に伸びるように固定された右側ロアレール11及び左側ロアレール12を備えている。上記左側ロアレール12及び右側ロアレール11は、それぞれシート幅方向一側及び他側(シート前方に向かって左側及び右側)に配置されている。そして、これら右側ロアレール11及び左側ロアレール12には、それぞれの上方において右側レール部材としての右側アッパレール13及び左側レール部材としての左側アッパレール14が前後方向に摺動可能に装着されている。これら右側アッパレール13及び左側アッパレール14は、それぞれ下方が開口する断面U字状を呈して、互いに左右対称になるように形成されている。
前記右側アッパレール13の上部には、前後一対の右側変換手段としての右側ブラケット15が回転可能に支持されている。詳述すると、図3に拡大して示したように、前記右側アッパレール13には、シート幅方向内側の側面13aに連続する態様で上方に矩形状に突出する保持壁部21が形成されている。この保持壁部21は、下方が開口する断面U字状を呈して右側アッパレール13の長手方向に伸びている。そして、上記右側アッパレール13には、前記保持壁部21を切り欠いた前後一対の切り欠き22が形成されている。一方、前記各右側ブラケット15は、前記切り欠き22の長さよりも小さい前後方向の幅を有しており、同切り欠き22においてシート幅方向内側に向かうに従い下方に向かうように傾斜する傾斜部23と、同傾斜部23の下端に連続して下方に延出する第1右側腕部24と、同傾斜部23の上端に連続してシート幅方向外側に延出する第2右側腕部25とを有している。そして、前記傾斜部23には、前記切り欠き22に対応して円筒状の軸受部23aが形成されている。上記各右側ブラケット15は、上記軸受部23aを前後方向に貫通するピン26の一端及び他端が、前記切り欠き22の前後において前記保持壁部21にそれぞれ保持されることで、前記右側アッパレール13に回転可能に支持されている。各右側ブラケット15は、右側アッパレール13の長手方向に伸びる回転中心を有することはいうまでもない。なお、図2に正面視での部分断面図を示したように、上記第1右側腕部24は、前記側面13aからシート幅方向内側に離隔されて右側アッパレール13に対する回転中心(傾斜部23)から下方に延出している。また、上記第2右側腕部25は、右側アッパレール13の上面13bから上方に離隔されて右側アッパレール13に対する回転中心(傾斜部23)からシート幅方向に延出している。これにより、前記右側アッパレール13に干渉することなく右側ブラケット15のピン26周りの回動が許容されている。
なお、上記第1右側腕部24には、シート幅方向内側に突設された前後一対の軸受部24a,24bが固着されている。また、上記第2右側腕部25の先端部には、上方に延出するように屈曲された支持壁部25aが形成されている。
図1に示したように、前記左側アッパレール14の上部には、前後一対の左側変換手段としての左側ブラケット16が回転可能に支持されている。詳述すると、前記左側アッパレール14には、シート幅方向内側の側面14aに連続する態様で上方に矩形状に突出する保持壁部27が形成されている。この保持壁部27は、下方が開口する断面U字状を呈して左側アッパレール14の長手方向に伸びている。そして、上記左側アッパレール14には、前記保持壁部27を切り欠いた前後一対の切り欠き28が形成されている。前記各左側ブラケット16は、前記右側ブラケット15と同様に、切り欠き28において左側アッパレール14に対し回転可能に支持されている。各左側ブラケット16は、左側アッパレール14の長手方向に伸びる回転中心を有することはいうまでもない。なお、上記左側ブラケット16は、前記右側ブラケット15と互いに左右対称になるように配置されることを除いて同右側ブラケット15と実質的に同一構造であり、前記傾斜部23(軸受部23a)、第1右側腕部24(軸受部24a,24b)、第2右側腕部25(支持壁部25a)に準じた傾斜部29(軸受部29a)、第1左側腕部30(軸受部30a,30b)、第2左側腕部31(支持壁部31a)を有している(図2参照)。上記第1左側腕部30は、前記側面14aからシート幅方向内側に離隔されて左側アッパレール14に対する回転中心(傾斜部29)から下方に延出していることはいうまでもない。また、上記第2左側腕部31は、左側アッパレール14の上面14bから上方に離隔されて左側アッパレール14に対する回転中心(傾斜部29)からシート幅方向に延出していることも同様である。
前記右側アッパレール13の前部に配置された一方の右側ブラケット15の支持壁部25a(第2右側腕部25)には、右側支持部材としてのフロントリフタリンク32の一端が回動可能に連結されている。詳述すると、図4(a)(b)に示したように、前記支持壁部25aには、シート幅方向に貫通する取付孔25bが形成されている。また、上記フロントリフタリンク32の一端にも、シート幅方向に貫通する取付孔32aが形成されている。この取付孔32aは、上記取付孔25bよりも大径に形成されている。そして、上記取付孔32aには、その内径と同等の外径を有するブッシュ33が装着されている。このブッシュ33は、軸方向両端部にそれぞれ形成された外向きフランジが取付孔32aの両開口端面を挟むことで抜け止めされている。
また、前記取付孔32aに装着されたブッシュ33には、段付ボルト34が挿通されている。この段付ボルト34は、ブッシュ33の内径よりも小さい外径を有してその頭部34aに突設されたワッシャ装着部34bと、ブッシュ33の内径よりも若干小さい外径及び同等の軸長を有する大径部34cと、大径部34cに突設されたボルト部34dとを備えている。そして、上記大径部34cの外周面は、ブッシュ33内での段付ボルト34の揺動を許容しうるように球面形状34eを有している。また、上記ボルト部34dは、前記取付孔25bの内径と同等の外径を有している。この段付ボルト34は、前記ワッシャ装着部34b周りに配置されるように弾性部材としてのウェーブワッシャ35が装着された状態で、前記取付孔32aに装着されたブッシュ33に対しシート幅方向内側から挿通される。このとき、ブッシュ33と大径部34cとの間に若干の遊びを有している。
そして、前記フロントリフタリンク32の一端は、ブッシュ33に挿通された段付ボルト34のボルト部34dがシート幅方向内側から前記取付孔25bに挿通され、同取付孔25bからシート幅方向外側に突出するボルト部34dが取付孔25bと同軸で支持壁部25aに溶着されたウェルドナット36に締め付けられることで、前記第2右側腕部25に連結されている。このとき、上記ウェーブワッシャ35は、前記頭部34aの周縁部及び前記取付孔32a(ブッシュ33)の周縁部で挟持されることで軸方向に位置決めされている。このウェーブワッシャ35は、前記第2右側腕部25及び前記フロントリフタリンク32の連結部に弾力性を持たせるものである。図5(a)(b)に示したように、この弾性力により、第2右側腕部25(右側ブラケット15)の前記ピン26周りの回動が、上記フロントリフタリンク32との間でがたつきや歪みを生じることなく許容されている。
また、前記右側アッパレール13の後部に配置された他方の右側ブラケット15の支持壁部25a(第2右側腕部25)には、右側支持部材としてのリヤリフタリンク37の一端が回動可能に連結されている。このリヤリフタリンク37の一端も、上記段付ボルト34等により上述の態様で前記第2右側腕部25に連結されている。
一方、前記左側アッパレール14の前部に配置された一方の左側ブラケット16の支持壁部31a(第2左側腕部31)には、左側支持部材としてのフロントリフタリンク38の一端が回動可能に連結されている。すなわち、図2に示したように、前記支持壁部31aには、前記取付孔25bと同様の取付孔31bが形成されており、上記フロントリフタリンク38の一端には、前記取付孔32aと同様の取付孔38aが形成されている。前記フロントリフタリンク38の一端は、これら取付孔31b,38aに挿通される前記段付ボルト34等により前述の態様で前記第2左側腕部31に連結されている。このとき、前記ウェーブワッシャ35により、前記第2左側腕部31及び前記フロントリフタリンク38の連結部に弾力性が持たされていることはいうまでもない。
また、前記左側アッパレール14の後部に配置された他方の左側ブラケット16の支持壁部31a(第2左側腕部31)には、左側支持部材としてのリヤリフタリンク39の一端が回動可能に連結されている。このリヤリフタリンク39の一端も、上記段付ボルト34等により上述の態様で前記第2左側腕部31に連結されている。
前記フロントリフタリンク32,38の各他端には、シート幅方向で対をなすロアアーム41,42の各前端部が軸43,44により回動可能に連結されている。これらロアアーム41,42は、シートクッションの骨格をなすもので、それらの各後端部は、シート幅方向に軸線が伸びる円筒状の連結部材45を介して連結されている。そして、前記リヤリフタリンク37,39の各他端は、上記連結部材45が貫通することでロアアーム41,42の各後端部に回動可能に連結されている。従って、上記ロアアーム41,42により骨格が形成されるシートクッションは、これらフロントリフタリンク32,38及びリヤリフタリンク37,39により支持されている。そして、シートクッション(ロアアーム41,42)は、これらフロントリフタリンク32,38、リヤリフタリンク37,39が各対応する段付ボルト34周りに回動することで右側アッパレール13及び左側アッパレール14(右側ブラケット15及び左側ブラケット16)に対して昇降する。このような構成は、シートクッションを昇降させることで着座位置の高さ調整を行う、いわゆるシート上下位置調整機構として知られるものである。なお、図2に矢印にて示したように、乗員の着座等により、シートクッションに上下方向の荷重が加わると、前記右側ブラケット15及び左側ブラケット16がそれぞれピン26周りに回動する。
ここで、前記右側アッパレール13及び左側アッパレール14の上部には、シート幅方向に延出する前後一対の荷重センサ固定ブラケット46の一端及び他端がそれぞれ固定されている。これら荷重センサ固定ブラケット46は、前部及び後部の前記各右側ブラケット15及び左側ブラケット16の後方に隣接配置されている。
図2に示したように、前記各荷重センサ固定ブラケット46は、前記両保持壁部21,27との干渉を避けるように段付き形状を有して前記右側アッパレール13及び左側アッパレール14の上面13b,14bに固着される一対の固定部46aと、各固定部46aの基端に連続してシート幅方向内側に向かうに従い下方に向かうように傾斜する傾斜部46bと、両傾斜部46bの下端に連続してこれらをシート幅方向に橋渡しする台座部46cとを一体的に有している。
上記各台座部46cには、荷重センサ47が載置・固定されている。この荷重センサ47は、シートクッションの下方において、上記台座部46cのシート幅方向の中央に配置されている。上記荷重センサ47は、シート幅方向の圧縮又は引張荷重を検出するものである。そして、上記各荷重センサ47には、前記軸受部24a,24bに対向してシート幅方向に突設された前後一対のセンサ側軸受部48a,48bが固着されている。また、上記各荷重センサ47には、前記軸受部30a,30bに対向してシート幅方向に突設された前後一対のセンサ側軸受部49a,49bが固着されている。これらセンサ側軸受部48a,48b,49a,49bは、前記軸受部24a,24b,30a,30bと同等の高さに配置されている。
シート幅方向で対向する前記各軸受部24a,24b(第1右側腕部24)及びセンサ側軸受部48a,48bには、棒材からなる右側伝達手段としての右側リンク51の一端及び他端が挟み込まれて回動可能に連結されている。また、シート幅方向で対向する前記各軸受部30a,30b(第1左側腕部30)及びセンサ側軸受部49a,49bには、棒材からなる左側伝達手段としての左側リンク52の一端及び他端が挟み込まれて回動可能に連結されている。これら右側リンク51及び左側リンク52は、互いに左右対称になるように配置されることを除いて同一構造を有している。
従って、シートクッションに加わる上下方向の荷重により、前述の態様で前記右側ブラケット15及び左側ブラケット16がそれぞれピン26周りに回動すると、これに伴い、前記軸受部24a,24b及び軸受部30a,30bに一端の連結された前記右側リンク51及び左側リンク52がシート幅方向に押し引きされる。そして、これら右側リンク51及び左側リンク52のシート幅方向の変位に伴い、前記荷重センサ47にシート幅方向の圧縮又は引張荷重が加わる。
つまり、前記フロントリフタリンク32,38(又はリヤリフタリンク37,39)に加わる上下方向の荷重は、上記右側ブラケット15及び左側ブラケット16がそれぞれピン26周りに回動することでシート幅方向の荷重に変換される。そして、これら変換されたシート幅方向の荷重は、前記右側リンク51及び左側リンク52によって前記荷重センサ47にそれぞれ伝達される。上記右側リンク51及び左側リンク52が前記荷重センサ47に伝達するシート幅方向の荷重は、基本的にこれら右側リンク51及び左側リンク52の長さに依存することはない。そして、上記荷重センサ47は、前記台座部46c上に安定保持されているため、同荷重センサ47には、シート幅方向に指向する圧縮又は引張荷重が加わることになる。この圧縮又は引張荷重が前記荷重センサ47により検出されることで、前記フロントリフタリンク32,38(又はリヤリフタリンク37,39)、即ちシートクッションに加わる上下方向の荷重が検出される。本実施形態では、前後一対の荷重センサ47により検出された圧縮又は引張荷重を合計した荷重に基づいてシートクッション全体に加わる上下方向の荷重が検出される。この演算処理は、上記両荷重センサ47と電気的に接続された図示しない制御装置によって行われる。この制御装置は、シートクッション全体に加わる上下方向の荷重に基づいて、例えばシートの乗員の各種状態を判定する。
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、シートクッションに加わる上下方向の荷重を伝達部材の曲げ変形によるその上下方向の変位に基づいて検出する従来構造に比べて、各荷重センサ47の位置でのシート幅方向の荷重(変位)に対する前記右側リンク51及び左側リンク52の長さの影響が緩和される。このため、上記シート幅方向の荷重に基づく荷重センサによる圧縮又は引張の荷重、即ちシートクッションに加わる上下方向の荷重の検出精度(信頼度)を向上することができる。
(1)本実施形態では、シートクッションに加わる上下方向の荷重を伝達部材の曲げ変形によるその上下方向の変位に基づいて検出する従来構造に比べて、各荷重センサ47の位置でのシート幅方向の荷重(変位)に対する前記右側リンク51及び左側リンク52の長さの影響が緩和される。このため、上記シート幅方向の荷重に基づく荷重センサによる圧縮又は引張の荷重、即ちシートクッションに加わる上下方向の荷重の検出精度(信頼度)を向上することができる。
(2)本実施形態では、前記第1右側腕部24及び前記第2右側腕部25の各延出長、並びに、前記第1左側腕部30及び前記第2左側腕部31の各延出長を調整することで、前記荷重センサ47に伝達される荷重の大きさを容易に変更設定することができる。
(3)本実施形態では、例えば前記フロントリフタリンク32(又はリヤリフタリンク37)に加わる上下方向の荷重が、前記右側ブラケット15によりシート幅方向の荷重へと変換される際、右側ブラケット15がその回転中心(ピン26)周りに回動しても、このときの前記フロントリフタリンク32(又はリヤリフタリンク37)及び前記第2右側腕部25の連結部におけるこれらの間の変位は、前記ウェーブワッシャ35の弾力性によってがたつきを生じることなく許容される。このため、前記フロントリフタリンク32(又はリヤリフタリンク37)及び前記第2右側腕部25の連結部に不要な歪みが生じたりすることを抑制できる。同様に、前記フロントリフタリンク38(又はリヤリフタリンク39)及び前記第2左側腕部31の連結部に不要な歪みが生じたりすることを抑制できる。
(4)本実施形態では、シートクッションの下方において、シート幅方向の中央に前記荷重センサ47を設置する構造を採用したことで、例えばレール位置(右側アッパレール13とロアアーム41との間、左側アッパレール14とロアアーム42との間)に荷重センサを設置する構造に比べて、レール位置の高さを低くでき、シートの高さ方向への嵩張りを抑制することができる。特に、レール位置での部材配置に制約が大きいシート上下位置調整機構を備えたシートであっても、荷重センサ47を容易に設置することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・前記実施形態において、右側ブラケットの右側アッパレールに対する回転中心周りの回動、及び、左側ブラケットの左側アッパレールに対する回転中心周りの回動をそれぞれ所定の範囲に規制するようにしてもよい。すなわち、図6に右側の構造を代表して示したように、右側アッパレール56は、下方が開口する断面U字状を呈しており、シート幅方向内側の側面56aの上端部に円筒状の保持壁部57を有している。この保持壁部57の軸線は、右側アッパレール56の長手方向に伸びている。また、上記右側アッパレール56は、その上面56bのシート幅方向外側において上方に台状に突出する規制手段としての規制壁部58を有している。
・前記実施形態において、右側ブラケットの右側アッパレールに対する回転中心周りの回動、及び、左側ブラケットの左側アッパレールに対する回転中心周りの回動をそれぞれ所定の範囲に規制するようにしてもよい。すなわち、図6に右側の構造を代表して示したように、右側アッパレール56は、下方が開口する断面U字状を呈しており、シート幅方向内側の側面56aの上端部に円筒状の保持壁部57を有している。この保持壁部57の軸線は、右側アッパレール56の長手方向に伸びている。また、上記右側アッパレール56は、その上面56bのシート幅方向外側において上方に台状に突出する規制手段としての規制壁部58を有している。
一方、右側ブラケット61は、前記保持壁部57に形成された切り欠き(図示略)の前後に亘るように同保持壁部57に挿通・保持されたピン60が、当該切り欠きにおいて挿通される軸受部62を有している。また、上記右側ブラケット61は、この軸受部62に連続して下方に延出する第1右側腕部63と、同軸受部62に連続してシート幅方向外側に延出する第2右側腕部64とを有している。そして、上記第1右側腕部63の先端部には、前記側面56aに対向する側に曲成された規制手段としての規制片65が形成されている。
この場合、例えば、図6(a)に示したように、前記フロントリフタリンク32(又はリヤリフタリンク37)に下方への過大な押し下げ荷重F1が加わったとする。このとき、前記右側ブラケット61は、ピン60周りに図示反時計回転方向に回動する。この回動は、前記規制壁部58に前記第2右側腕部64の対向面が当接することで所定の範囲に規制される。
一方、図6(b)に示したように、前記フロントリフタリンク32(又はリヤリフタリンク37)に上方への過大な引き上げ荷重F2が加わったとする。このとき、前記右側ブラケット61は、ピン60周りに図示時計回転方向に回動する。この回動は、前記規制片65が前記右側アッパレール56の側面56aに当接することで所定の範囲に規制される。
以上により、右側ブラケット61の右側アッパレール56に対する回転中心周りの回動が所定の範囲に規制される。左側の構造においても、同様に回動規制されることはいうまでもない。この場合、前記実施形態と同様の効果に加え、前記右側ブラケット61又は左側ブラケットが、各対応する回転中心(ピン60)周りに過剰に回転し、前記右側リンク51又は左側リンク52を介して前記荷重センサ47に過大なシート幅方向の荷重(圧縮又は引張荷重)が加わることを防止できる。
・前記実施形態において、前後一対の右側ブラケット15を回転可能に支持するピン26は、前記右側アッパレール13の全長に亘って伸びる1本のピンであってもよい。同様に、前後一対の左側ブラケット16を回転可能に支持するピン26は、前記左側アッパレール14の全長に亘って伸びる1本のピンであってもよい。
・前記実施形態において、ピン26は、右側アッパレール13の保持壁部21又は左側アッパレール14の保持壁部27に回転可能に支持されていてもよい。
・前記実施形態において、荷重センサ47及びこれを保持する周辺構造(荷重センサ固定ブラケット46等)は、1つのみであってもよく、シートの前後方向に並べて3個以上配設してもよい。
・前記実施形態において、荷重センサ47及びこれを保持する周辺構造(荷重センサ固定ブラケット46等)は、1つのみであってもよく、シートの前後方向に並べて3個以上配設してもよい。
・前記実施形態において、荷重センサ47は、シート幅方向の荷重による当該方向の歪み量又は圧力に基づいて、圧縮又は引張荷重を検出するものでよい。
・前記実施形態において、フロントリフタリンク32,38及びリヤリフタリンク37,39を割愛し、右側ブラケット15及び左側ブラケット16をロアアーム41,42に直に固定してもよい。つまり、シートクッションの昇降機構(シート上下位置調整機構)を割愛してもよい。この場合、前記ロアアーム41,42がそれぞれ右側支持部材及び左側支持部材を実質的に構成する。
・前記実施形態において、フロントリフタリンク32,38及びリヤリフタリンク37,39を割愛し、右側ブラケット15及び左側ブラケット16をロアアーム41,42に直に固定してもよい。つまり、シートクッションの昇降機構(シート上下位置調整機構)を割愛してもよい。この場合、前記ロアアーム41,42がそれぞれ右側支持部材及び左側支持部材を実質的に構成する。
・前記実施形態において、右側及び左側ロアレール11,12を割愛し、右側及び左側アッパレール13,14を車両フロアに固定してもよい。つまり、右側及び左側アッパレール13,14(シート)の前後方向への移動機構(シートスライド機構)を割愛してもよい。
13,56…右側レール部材としての右側アッパレール、14…左側レール部材としての左側アッパレール、15,61…右側変換手段としての右側ブラケット、16…左側変換手段としての左側ブラケット、24,63…第1右側腕部、25,64…第2右側腕部、26,60…ピン、30…第1左側腕部、31…第2左側腕部、32…右側支持部材としてのフロントリフタリンク、37…右側支持部材としてのリヤリフタリンク、38…左側支持部材としてのフロントリフタリンク、39…左側支持部材としてのリヤリフタリンク、47…荷重センサ、51…右側伝達手段としての右側リンク、52…左側伝達手段としての左側リンク、58…規制手段としての規制壁部、65…規制手段としての規制片。
Claims (5)
- シートクッションの下方において、シート幅方向の中央に配置された荷重センサと、
シート幅方向の両側に配設され、前記シートクッションを支持する左側支持部材及び右側支持部材と、
前記左側支持部材及び前記右側支持部材に加わる上下方向の荷重をそれぞれシート幅方向の荷重に変換する左側変換手段及び右側変換手段と、
前記左側変換手段及び前記右側変換手段により変換されたシート幅方向の荷重を前記荷重センサにそれぞれ伝達する左側伝達手段及び右側伝達手段とを備え、
前記荷重センサは、前記左側伝達手段及び前記右側伝達手段からそれぞれ伝達されたシート幅方向の荷重による圧縮又は引張荷重を検出してなることを特徴とする車両用シート荷重検出装置。 - 請求項1に記載の車両用シート荷重検出装置において、
前記左側変換手段は、シート幅方向一側に設けられた左側レール部材の長手方向に伸びる回転中心を有して該左側レール部材に回転可能に支持され、
前記右側変換手段は、シート幅方向他側に設けられた右側レール部材の長手方向に伸びる回転中心を有して該右側レール部材に回転可能に支持されていることを特徴とする車両用シート荷重検出装置。 - 請求項2に記載の車両用シート荷重検出装置において、
前記左側変換手段は、前記左側レール部材に対する回転中心から下方に延出して前記左側伝達手段に連結される第1左側腕部と、該回転中心からシート幅方向に延出して前記左側支持部材に連結される第2左側腕部とを有し、
前記右側変換手段は、前記右側レール部材に対する回転中心から下方に延出して前記右側伝達手段に連結される第1右側腕部と、該回転中心からシート幅方向に延出して前記右側支持部材に連結される第2右側腕部とを有することを特徴とする車両用シート荷重検出装置。 - 請求項3に記載の車両用シート荷重検出装置において、
前記左側支持部材及び前記第2左側腕部の連結部、並びに、前記右側支持部材及び前記第2右側腕部の連結部にそれぞれ弾力性を持たせる弾性部材を設けたことを特徴とする車両用シート荷重検出装置。 - 請求項2〜4のいずれか一項に記載の車両用シート荷重検出装置において、
前記左側変換手段の前記左側レール部材に対する回転中心周りの回動、及び、前記右側変換手段の前記右側レール部材に対する回転中心周りの回動をそれぞれ所定の範囲に規制する規制手段を設けたことを特徴とする車両用シート荷重検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005244711A JP2007055499A (ja) | 2005-08-25 | 2005-08-25 | 車両用シート荷重検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005244711A JP2007055499A (ja) | 2005-08-25 | 2005-08-25 | 車両用シート荷重検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007055499A true JP2007055499A (ja) | 2007-03-08 |
Family
ID=37919345
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005244711A Pending JP2007055499A (ja) | 2005-08-25 | 2005-08-25 | 車両用シート荷重検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007055499A (ja) |
-
2005
- 2005-08-25 JP JP2005244711A patent/JP2007055499A/ja active Pending
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